D−2010修理

2014/09/18

 知人から「CDが音跳びする、右側のスピーカから音が出てないようだ。」とのことで、預かった。カセットテープ部分は使わないので修理しなくてよいとのこと。実際、カセットテープを掛けて見ると、音は出るがワウがひどい。

まず、上蓋を開けるために、後上部の3個のネジをはずす。


上蓋を外すには、スピーカネットも外す必要があるので、前の底の3個のネジ()も外す。これにより、スピーカネットを下方に引っ張ると、スピーカネットが外れる。
スピーカネットが外れるとネジ3個をはずせ、それで上蓋がはずれる。この機械は主要な回路は上蓋の方の基盤に付いていて、本体の中はオーディオアンプと電源およびスピーカボックスのみのようだ。


右から音が出ないのは、オーディオアンプ周りの接触不良と見て、オーディオ回路関係のコネクタを外して、接点復活剤を吹きかけてやる。(4箇所くらい)
試みに、FUNCTIONスイッチ
をTAPE,AM,FM,CDに切り替えてみると、TAPEだけ、両方から出る。このような症状は、このスイッチより入力側の故障では出にくい。AM,FM,CDともに故障するというのは確率的に少ない。また、スイッチ後の故障なら、TAPEも右から出ないはず。結局、このスイッチが接触不良のようだ。

FUNCTIONスイッチのツマミの裏側
の軸が上のツマミの軸で、で囲んだスライドスイッチを動かすようになっている。スライドスイッチの隙間から接点復活剤を吹きかけてやったところ、右のスピーカから音が出るようになった。

 残るは、CDの音跳びだが、レンズクリーナでレンズをクリーニングしても治らない。やはり、レーザの出力調整とトラッキングの調整が必要なようだ。(つづく)
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