合宿練習(陣屋の村童夢館)
Summer training camp at "Jinya no mura"


1998/8/25

 1998年度合宿練習は、上記施設で、8月22日(土),23日(日)に掛けて行われました。参加者は例年に無く多数で200名を越えていました。合宿では、「第9」の他に、国民文化祭の新ホールのこけら落としで演奏する「翼」の練習もありました。


童夢館玄関には「大分第九練習会場」の掲示も張り出され


受け付け準備万端整いました。
待ち受ける事務局スタッフ。


いよいよ受け付け開始です。
ロビーには次々とメンバーがやってきます。


とっても可愛い参加者も。
将来、第9のソリストに・・・。


合唱団員もほぼ集まり、練習開始前のやや緊張した面持ち


練習にさきだって、宮本先生から今回の合宿で
指導をして頂く指揮者の山田啓明氏のご紹介がありました。
山田啓明氏は、1999年に予定されているウィーン公演での指揮者です。
山田啓明氏の開口一番
私は皆さんを本場ウィーンでプロの合唱団として
歌って頂けるように指導したいと思います。
厳しい練習になるかも知れませんが、
よろしくお願い致します。

の言葉に、団員に一瞬緊張が走ります。


(逆光になってしまいましたが)
山田啓明氏の若々しく熱のこもった、そして、厳しい
中にも的確でユーモアにあふれた指導は、
団員に強い感銘を与えました。
今回の指導で、「歌詞は、単なる単語の羅列ではなく
意味のある文になっているのだから、文としての
流れを表現しなければいけない
」とのご指摘があり、
一同、「目からうろこが落ちた気持ちでした。


ホッと一息の休憩時間です。


1日目の練習を終えて、楽しい夕食。
山田啓明氏の音頭の乾杯で食事が始まりました。


山田啓明氏を囲んで、大分第九事務局の面々。


そして、食後は二次会へ。


まず、会長の野崎先生から
「NOZAKI」と「MOZART」に
まつわるお話。


続いて山田啓明氏から、ウィーンの文化などについて
日本文化と比較しながらのお話。
合唱指導のときの指揮者の顔と打って変わって
少年のような、初々しい表情が印象的でした。


夜も更けて、恒例のしりとり歌合戦や
余興も飛び出して参りました。
明日の練習に差し支えないように、
そろそろお開きに。
(実はその後、有志メンバーによる3次会が 
開かれ、楽しい話は尽きませんでしたが、
2日目の練習に多少 (^_^;) 差し支えた
人もいたとか・・・)         

 2日目は、午前中みっちり第9の練習をした後、午後、第9の練習をして、その後「翼」の練習をしました。第9と比べて、「翼」は何と楽なんでしょう。特に易しいという訳でもないのでしょうが、疲労感がまるで違います。「」は「人間が人間のまま歌う」のですが、第9」は「人間が歌詞を表現する楽器となって演奏する」のです。


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