車内用スポットライトのLED化


 筆者の車のカーステレオの表示は、スイッチボタンそのものは光らないので、夜間は不便である。以前にシガーライタソケットに差し込むスポットライトを買って、他の目的用にばらしていたのを再組み立てして使用しようと思ったが、この際、ランプをLED化することにした。LEDは、OSWT511Aという白色超高輝度LEDで、秋月電子通商というところの通販で購入した。10個(電流制限抵抗セット付き)で1000円+代引き送料・手数料1000円=2000円であった。
 LEDの電気特性等は 5mmφ, If=20mA, Vf=3.6V(typ.), 7000〜10000mcd, 半値角 15deg。エンジンが回っているときの車の電圧は14.4Vなので、LEDを3個直列で使用するとして、14.4V-3.6V×3=3.6V で 20mA 流れるようにすると制限抵抗値は、3.6V/20mA=180Ωとなるが、あまり明るい必要もないので、LEDと一緒についてきた240Ωにする。これだと、15mA になる。エンジン停止時だと、12V-3.6V×3=1.2V なので 1.2V/240Ω=5mA となり、一応光るはず。

 まず、LEDを3個入れるためにアクリル部分を削る。(写っているミニバイスは、100円ショップで買ったもの。こんなものが100円で買えるなんて不思議なような気がするが。中型のバイスもあるが、細々した作業にはこちらが便利。)

次に、ボディーの邪魔な出っ張りも切り落とす。

次に、LEDを3個直列につなぐ。

次に、スイッチ基盤に半田付けし、制限用の抵抗(240Ω:写真の小さい方の抵抗、大きい方はもともとついていた明るさ切り替え用の抵抗39Ω)を基盤に取り付ける。この基盤も電流制限用抵抗を回路中に入れるため、一部、パタンを切り取った(写真の赤い楕円の中の白いところはパタンを切り取った痕)。

組み立てて、車に付けて点灯してみた。エンジン停止時であるが、充分な明るさ。

いらなくなった反射板とランプ。このランプだと、かなり熱くなっていたが、今度は、LEDで微小電流で動作させているので発熱無し。エンジン停止時 12V×5mA=0.06W、エンジン動作時 14.4V×15mA=0.216W なので、消費電力は、多分、元のランプの 1/10 程度になっている。


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