茶がらに黴が生え、勢力を競っています。

私は、日本茶が好きなので勤務先でも日本茶を入れて飲みます。お茶がらには、これまで黒い黴が生えてそれが茶がら全体を席巻していたのですが、今日(6/25)見ると昨日棄てた茶がらの部分だけオレジ色の黴が覆っていました。新入りの勢力は、新しい茶のところだけで盛んです。顕微鏡写真は、私のおもちゃのような顕微鏡の接眼レンズにディジタルカメラを当てて撮ったものです。

日付逆順です

1999/7/14
昨日できた、白っぽい菌糸の部分は、今日は既にオレンジ色になっている。

オレンジ色に変わった昨日の白い菌糸(接写1999/7/14)

このことからすると、やはりオレンジの部分には胞子があるはずなのだが、なかなか見つからない。また、7月6日に顕微鏡で見た子実体はオレンジ色の黴のものではなさそうである。一方、7月5日に見た螺旋状の部分はオレンジ色の黴の子実体あるいは胞子と関係がありそうである。

1999/7/13
オレンジ軍団はますます繁栄して、茶がら表面をほとんど席巻している。新しく棄てた茶殻にまず、下の写真のような白っぽい菌糸ができる。

白っぽい菌糸が表面を覆っている(接写19997/13)

1999/7/6
オレンジ色の黴の部分では胞子らしきものが見つからなかったのですが、白く粉を吹いたようなところにちょっと触ると、煙のような胞子が舞い上がります。その部分をちょっと採取して顕微鏡で覗くとご覧のように胞子が見えます。丸い球のような部分が胞子で覆われた子実体の部分。
白い部分に見られる子実体(胞子の集まりの部分)
どの黴のものかは不明(×500)

1999/7/5
オレンジの色の黴は、つまようじで少し採取しようとするとかなりベトベトしています。

ちょっと顕微鏡でオレンジ色の黴を覗いてみました。
菌糸でいっぱいです。これは、菌糸の少ないところ。(×500)
少し不思議なのですが、胞子らしきものが見つからない

菌糸の中に不思議な螺旋構造を見つけました。バネのよう。(×500)

1999/7/2
今日見たら、やはり新しい茶がらのところは、
オレンジの黴が席巻しています。
オレンジ軍団の台頭(1999/7/2)
1999/6/25
オレンジ色の黴の接写です。


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