古い扇風機の修理

2014/07/07

義母の所の扇風機、土間に出して使用していてかなり汚れている。
「スイッチを入れてもゆっくりしか回らない。」ということであずかった。
羽を回してみるとスムーズに回るので軸受けの油の固着等ではなさそう。
進相コンデンサの容量抜けと予想をつけて台座を開けるとスイッチのみ。
モータの支柱の中にもコンデンサは無く、モータのカバーの中らしい。
念のため、各コイルをテスタで当たってみたがどれも断線していない。


モータのカバーを外すために、首振りボタンのネジを
はずそうとしたが、全く緩む気配がない。


コンデンサが裏から見えているのだが‥‥‥と思ったら、
ネジが逆ネジになっていた右に回すと簡単に外れた。我が家のもっと古い扇風機
正ネジだったのだが。


コンデンサ。底がなんだか膨れているような。


コンデンサは2μF、230WVとなっている。


ちょうど手持ちの2.2μF、250Vのフィルムコンデンサがあったので、交換した。


元気に回るようになった。しばらく回してモータのアルミフレームに
触ってみたが、ほんのり暖かくなっているだけ。回復したようだ。
配線の絶縁処理をして修理完了。古い扇風機を「危険だから」と
捨てるのは「エコ」に反すると筆者は思う。ちゃんと修理すれば
まだまだ使える


続き



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