サーモスタット交換(2005/12/18)


 車のエンジンがオーバークールになる。アイドリングやノロノロ運転の場合には,水温計は正常な位置に安定する。これは,ウォータポンプとラジエータの電動ファンのサーモスタット(1:オーバーヒートを防ぐ)が正常に働いている証拠。しかし,道路が空いていて快調にとばし始めると水温計はどんどん下がりスケールの端より更に下になる。この原因は,ウォータポンプが循環させている冷却水を,水温が低いときはラジエータをバイパスするようにするサーモスタットという部品(2:オーバークールを防ぐ,紛らわしい名称だ)が劣化し,水温が低いのに水流がラジエータを流れるようになったため。こうなると,冷却水温が低い状態でも,車の速度でラジエータに冷風が当たって冷えた冷却水がエンジンに廻り,過度に冷やしてしまう。これは,燃費の悪化につながる。
 車屋に行って症状と推定される故障部分について伝えた。調べてもらったら予想通り「サーモスタット(2)」が劣化していた。

サーモスタット」と呼ばれるパーツ。ラジエータキャップと似ているが別もの。

 交換してもらい正常に動作するようになった。修理費8000円。結構高い。ほとんどが作業手間賃である。

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