LP−2020A+,2024A+改造
2015/06/21,22
3台所有のPWMアンプLepai LP−2020A+と1台所有のLP−2024A+の入力カップリングコンデンサを大きい容量のものに増量した。この二種のアンプのボリュームは不思議な構造をしているそうだ。音量の制御をNF(負帰還)の量を変えることでやっているので、音量を上げるとNF量が減り、周波数特性が平坦でなくなり、かまぼこ型になる。特に、低音は入力カップリングコンデンサの容量が少ないと、音量を上げると相対的にゲインが下がり低音不足になる。これを防ぐために、入力カップリングコンデンサを容量の大きいものに変えた方がよいとのことなので2.2μFから33μFに変える。
LP−2020A+やLP−2024A+の上記の特性からこれらのアンプが「かまぼこ型の特性でダメだ。」との評価をする人がいるが、この改造をすればその欠点は解消できる。
(LP−2024A+は入力RCAジャックが左右逆になっているが、これはそのままにしておいた。)
LP−2020A+の入力コンデンサは表面実装なので元々付いている2.2μFに33μFをパラに取付ける。
その内1台は電源コンデンサも2200μFから3300μFに増量した。ケースにぎりぎり入るサイズ。
LP−2024A+の入力コンデンサは無極性のリード型2.2μFが付いていた(〇)ので、まずこれを外す。無鉛ハンダなのでハンダ除去に苦労したが取れた。〇は電源コンデンサ。
無極性33μFに置換えた。
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