大分交響楽団でファランドール(一部)を指揮
2005年6月12日、大分交響楽団ファミリーコンサートで「あなたも指揮者コーナー」というのがあった。事前に地元紙に「アルルの女第2組曲の一部を会場の聴衆の希望者から抽選で選ばれた人に指揮してもらう。」とあったので、ミニスコアを買って、
- 素人もよく知っている曲。
- しかし、弱拍から始まったり、途中でテンポが変わったりして、ちょっと落とし穴がある。
という条件で調べたら、「ファランドール」がまさに、その条件にぴったり。一週間、CDを聴きながらスコアを見て、キーポイントを覚えた。当日、応募したら運良く当たった。筆者の他に小学1年生くらいの男の子と中学生の女の子。男の子と中学生の女の子の場合は、無理もないことだが「指揮棒はオーケストラの音に合わせて振る。」と思っていたらしく、なかなか振り始めないので、音楽が始まらなかったし、段々遅くなった。
さて、指揮をしてみての感想だが、棒を振るとオーケストラから音が出るというのはものすごく面白く、筆者が調子に乗って予定を超えて振り続けるので、本職の指揮者が慌てていた。めったにできない経験ができた。記念に指揮棒と色紙をもらった。
ファランドールの始めの方のポイントは、9小節目だろうと思います。9小節目の後半からオーボェ、クラリネット、バイオリンが改めてテーマを演奏し始めますが、半小節遅れて、(つまり、10小節目)ファゴット、ホルン、ビオラ、チェロが同じテーマを演奏し始めます。つまり、ここは、フーガでいうストレッタ(追迫)になっているので、これを際だたせるのがよさそうです。それをどんな形でやるか。例えば、どちらもffで始まるのですが、後の声部が始まるときには、先の声部はfくらいに落すとか。
次のポイントは、多分、2拍子に変わるところと思います。4拍子が終るところはrit.しているのですが、これをどの程度にするかと、2拍子(Allegro)をどれくらいの早さにするか。バランスを重視するか、対比を強調するか。
「ファランドール」始めのところ
「ファランドール」2拍子になるところ
指揮棒(ケース入り)と色紙
指揮棒(34cm)
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