チェロのペグ回し(ペグハンドル)
2014/04/11
チェロの弦を巻き取るペグのとっては平べったい形をしているが、その角度位置によってはとても回し難いことがある。それと手の平全体で握ることができないので力が加え難い。そこでペグを回す器具を作った。内径43mmφ、外径50mmφ、長さ50mmの塩ビのカップのようなパーツに穴を開けただけだが、丸いのでしっかり握ることができ、角度による掴みやすさの違いが無く、ペグが楽に回るようになった。市販のペグ回しはクランク状のハンドルがついていてペグにトルク以外の力(軸と直角の方向の力など)が加わる可能性があったり、軸方向の力を加え難かったり、横長すぎて角度によっては隣のペグに当たってしまいそうな構造だったりするし、他の製品も取っ手が平べったくて握り難かったり、4角形で回し難そうだったりして納得のゆく構造の物が見当たらない上、価格も数千円したりする。
このペグ回しなら構造上必然的にハンドルをペグの軸方向に押しながら回すことになるので、ペグにはペグの軸方向の力とトルクだけが掛かり理想的である。このペグ回しのおかげで、ペグをほんの少し回すなどの細かいの操作ができるようになり調弦はほぼペグのみで済むようになった。
作る‥壊すに戻る。