D−2010外部入力端子

2015/04/08

 以前に修理したD−2010に外部入力端子を付けた。
 当初、ワウがひどくて使い物にならないカセットテープ出力を、外部入力で置換えることを考えだが、ファンクションスイッチ周りへのアクセスが困難なので方針変更してボリュームの入り口に付けることにした。外部入力との切替をファンクションスイッチでなく、ミニプラグを差すことで行うのでちょっとスマートでないが、ファンクションスイッチの接触不良の影響が出ないので返って良いかもしれない。
上の写真のコネクタ(ボリューム基板の入力側)のソケットとプラグの間にステレオミニジャックによる外部入力回路を挿入する。そのために、コネクタが一組必要になったが、これはジャンク基板(下の写真)から取外したものを使用する。
 取外したコネクタの片割れ。

 ミニジャックを背面スチールボードに取付ける作業をするため、上蓋のカセットテープ・AM/FMチューナ・CDプレーヤ部とパワーアンプ・スピーカ・電源部のあるボディーとを接続するケーブルコネクタを全部外す。

ここで一つ失敗をした。下の写真のコネクタのようなものを外そうとしたが、手で引っ張っても全く取れる気配がない。しかたがないので、
ドライバーでこじたりした結果、
のようになってしまった。これはコネクタのように見えたが、実際は基板にハンダ付けされているようで、引き抜くことができないようだった。よく見れば、プラグのみでソケットが見えない。そのことに途中で気が付かなかったのは注意力不足だった。おまけに、後で考えてみるとこの部分は外す必要が無かった。電気的にはこのままで問題ないのだが、よけいな労力で無駄な破壊行為をしてしまった。反省。それにしても、これが付いているボリューム基板の入力側は最初の写真のようにちゃんとしたプラグとソケットになっているのに、出力側はなぜ形状だけプラグのようになっているのか謎である。

背面のミニジャックの配線

完成した配線(撚り線の部分)

ミニプラグをつないだ状況。手持ちのiPodnanoをつないで鳴らしてみたが、良い音で鳴っている。

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