スピーカユニット交換

2014/08/30

我が家のメインスピーカのユニットは Fostex の FE204だが、もう25年以上使ってきて、経年劣化によりコーンの腰がなくなってしまった。


音も大入力で歪みっぽく(特に中高音)なっている。もともと、Qが低くあまりバスレフ向きではなく、低音と高音のバランスもあまりよくない。そろそろ変え時なのだが適当な20cmのスピーカが見当たらなかったところ、現在、テレビ用に使っているもらい物の12センチバスレフ(下の写真の左の黒いスピーカ)がなかなか良い音がする。このユニットはFE127だと思い込んでいたがセンターキャップが金属なのでFF125K(F120?)らしい。ならば、そのシリーズの20cm版のFF225の発展型のFF225WKが良さそうであることに気付いた。調べてみると、バッフルの穴の直径も取付けネジ穴の間隔も同じである。特に、FF225WKはバスレフ用に設計されているようなので、これに取り替えてみた。結果は上々。低音が豊かになり、低音と高音のバランスがよくなった。新しい分、高音の荒れもなくなった。さらに、スーパーウーファとのクロスオーバを低く設定でき、それに伴いスーパーウーファのレベルを上げることもできた。ただし、高音が少し引っ込むのでトゥイータのネットワークのカットオフを7500Hzに上げかつレベルを上げることにし、今までのより少しインダクタンスの少ないコイルを入手し置換え、コンデンサの容量を増やした。
 その後バスレフダクトのチューニングを低くしたところ、帯域がより低い方に延びて、通常はスーパウーファを使う必要が無くなった。
0.18mH,1.0μFまたは1.5μFに切替られるようにした。
現在は1.5μFにしてある。

これで、音が生き々々とした。つい、色々、CDを架け替えて聴いてしまった。
スピーカグリルは100円ショップで売っていた餅焼き網を
ネオジウムマグネットでスピーカのフレームに吸着させている。ピッタリの寸法だった。

「作る・維持する・修理する・改造する・壊す」に戻る