4cmφミニ天体望遠鏡

オルビィスという会社が出している、コルキットという小さな屈折望遠鏡のキットがある。この対物レンズ(D=40mm,f=420mm,アクロマート)を試みに購入(1500円)して望遠鏡を作って(購入はかなり前、暇を見つけては作って、架台も含めて一応完成,2002/9/1)みた。試しに、夕方f=4mmオルソスコピックの接眼レンズ(4000円なので対物レンズより高い)を付けて(D=40mm,f=420mmの対物にf=4mmの接眼だと105倍になるが、明らかに過剰倍率なので、像はぼやけるはずだが)宵の明星(金星)を見てみたら、意外に半月よりちょっと三日月に近い金星がちゃんと見えた。惑星や月を見るのには案外使えそうである。ただし、100倍にもなると、対象を視野に入れるのに一苦労する。ファインダが必要だ。18mmOrや9mmMH接眼の場合、充分実用になる。

奥から、鏡筒(ボイド管に塗装)、ドローチューブ(塩ビパイプの部品を
接着剤でつないだ)、アイピースアダプタ(市販)、対物レンズ(レンズ枠に入れている)


対物レンズ(塩ビパイプの部品をレンズ枠に利用)


鏡筒部を組み立てたところ(内部は遮光用の黒いシートをいれてある。また、遮光リングを一つ入れてある。)


対物レンズ部分(このときは内部が白いけれど、今は黒いシートをいれて少し遮光してある。)


接眼部


鏡筒マウント部分
鏡筒押さえを引き出してある


鏡筒マウント部に取り付けたところ


経緯台フォーク
実は、このフォークだと鏡筒を天頂に向けられないが、
もともとこの望遠鏡で天頂を見るには体勢的に無理
(天頂プリズムが無いので)があるので良しとする。


三脚(たたんだところ。倒立)


三脚(開いたところ)
脚の途中から部材が異なっているのは、
あり合わせの材料を使用したため、
長さが足りず継ぎ足したため。


マウント部


全体像、左の太い円筒は
30cmドブソニアン鏡筒
(D=312mm,f=1500mm,F=4.8)

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