音楽履歴

小学校入学前(1950台初頭)
 兄のハーモニカで、メロディーを覚えている歌は大抵吹けるようになった(臨時記号で困ったけれど)。音感はこのときについたと思われる。
小学校
 よく寝転がって延々とハーモニカを吹いていた。小学校1年の学芸会で合奏をしたが、ハーモニカが筆者一人だった。ただし、私が吹く度に先生が首を傾げる。実は、私が持っていたのはト長調の楽器だったが、合奏曲はハ長調だった。
中学校
 音楽の時間で「ボレロ」を聴いてクラシックに目覚める。
高校
 もっぱらレコード鑑賞。「第九」を初めて聴いて驚愕する。「こんなすごい曲があったのか!!」以後、「歌ってみたい。」
大学
 4年のときクラシックギターに触りはじめた。お定まりの「愛のロマンス」から始まって、「鉄道員」、「ジェルソミーナ」、「メヌエットト長調(J.S.Bach)」、「ブーレ(リュート組曲:J.S.Bach)」「月光(F.Sol)」、「ラ・クンパルシータ」、「ラリアーナ祭」、「雨滴」、「夜の訪問者」、その他いろいろ弾いていた。
 演奏スタイルはカルカッシ教則本にかなり忠実に従った、オーソドックスな形になっていたと思う。これが後のチェロに役立つとは考えていなかった。
大学院
 進学祝に姉がムラマツのフルートを買ってくれた。ピアノに触る。バイエルの80番くらいまで。2声のインベンションの1番、6番など。
30才台
 バッハの鍵盤作品に魅せられて自分のためにピアノを買う。
40才台
 第九に出演(48才,以降毎年)。実は第九に出るようになったきっかけは息子に対する大人げない対抗心もあってのことだった。
 長男が中学のとき日曜参観があった。行ってみると音楽の時間で「ハレルヤコーラス」をやっていた。「?!私より音感が悪いはずの息子がハレルヤを歌っている!それなら私も第九が歌えるのでは‥‥。」そして、ちょうどそのころ福岡である研究会があって、帰りに駅のホールで弦楽四重奏が演奏されていたのを立ち止まって聴いていると、研究会に出席していたS先生が「クラシックがお好きなようですが、『第九』を歌ってみませんか?」と言われ、第九をやるようになった。
メサイア(49才,以降10年)などに出演
50才台
 研究室の学生のヴァイオリンに触らせてもらったが、「ギギ・・、ヒー」音にならず「こりゃ無理だ。」。妻の友人がチェロを習い始めた。
 展示会でチェロに触った。わりとまともに音が出る。「できるかも・・・。」
カルメンに合唱団で出演。オペラの面白さに目覚めた。コシ・ファン・トゥッテの練習に参加したが仕事の都合で本番出演ならず。プログラムに筆者の名前が載っているのに客席にいたので知人が驚いていた。同じ団体の「魔笛」に出演しようと思ったが、団のプロデューサーと称する男と筆者のホームページの記事に関してトラブルになり出演断念。
61才春
 知人が「新しいチェロを買ったので古いのを安く譲るがどうか。」定価15万円くらいの中国製。「これなら、途中でやめても被害は少ない。」と購入。インターネットのチェロサイトなどを参考に触り始める。ギターと弦長がほぼ同じせいか、左手の感覚(間隔)は比較的容易に取れる。音程も悪くない(と思う)。合唱やピアノのおかげでヘ音記号も少し慣れている。チェロにのめりこむ。知っているいろいろなメロディーをハ長調で奏いてみる。ト長調もほとんど変わり無く奏ける。ニ長調も。(ギターはそうは行かない)
 インターネットで知ったブレバールのソナタ(ほとんど1ポジ)を練習してみる。楽譜はフリーのサイトからダウンロードしたロシア語の楽譜。果ては無伴奏3番のブーレに手を出したり。楽譜はフリーのサイトから。拡張や何ポジか判らないけれど途中のポジションが出てくるが自己流で。
62才夏
 小倉出張のおり、シャコンヌに行って楽器を試奏させてもらった。独習だと言ったら店主に「全く違和感はありません。」と言われちょっと気を良くした。
 メンデルスゾーンの無言歌Op.109のデュプレの演奏を視聴して、気に入ったので、フリーの楽譜を探したが見つからず。耳コピーで楽譜を作成中。(PrintMusic、現在はフリーのMusescore)短調になる前までできた。ハイポジは難しいのでト長調に下げて奏いてみる。
 地元の唯一の弦楽器屋さんにチェロの調整を依頼に行ったら、中古のチェロがあって試奏したら気に入って、1週間考えて退職金を前倒しで購入。音も出やすい。低音の響きが良い。同時に、そろそろ「変なクセがついてるかも?」という不安が頭をもたげ習い始める。チェロの先輩から(お世辞とは思うが)「音程が良い、弓の動きが綺麗。」ホッとした。いよいよチェロにのめりこむ。
 別のチェロの先輩におだてられて、新興のオケに見習い入団。が、ビバルディーの「春」の速いところのスピードについてゆけず、練習時間も無いので挫折。以後、サポータとしておつきあい。
これ以降は
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