クラシック案内



[2010/05/24,18:30 更新]


バッハ「インベンションとシンフォニア」より2声のインベンション第1番ハ長調
フェルマの大定理のような簡素な美しさ。学生のときバイエル以外で最初に弾けるようになった曲(今はもう弾けません)

バッハ「インベンションとシンフォニア」より2声のインベンション第6番ホ長調
左手と右手が逆行する形で、掛け合いをする楽しい曲。バッハの曲で2番目に弾けるようになった曲。これも今はもう弾けません。

バッハ「インベンションとシンフォニアより「3声のインベンション第14番変ロ長調
こんな短くて簡素な曲にこれほどの大きな曲想を乗せることができるバッハはやはり天才です。この曲は弾けるようになりたいのですが・・・。

バッハ「平均律クラビア曲集第1巻より「第1番ハ長調のプレリュード
単純そうで結構複雑な流れをもつた曲。24曲の曲集を始めるの相応しい。なんとかこれも弾けるようになりましたが・・・。次のフーガの壁のなんと厚いことか。

バッハ「平均律クラビア曲集第1巻」より第1番ハ長調のフーガ
力強くも華麗な曲。4声のフーガです。

バッハ「平均律クラビア曲集第1巻」より「第7番変ホ長調」すばらしい曲です。
こちらをご覧ください

バッハ「チェンバロ協奏曲第4番イ長調BWV1055」より「1,3楽章

バッハ「ブランデンブルグ協奏曲第4番イ長調BWV1049」より「3楽章
このフーガも2本のフルート(元々は、リコーダー?)とヴァイオリンの競い合いにオーケストラが絡み、絢爛とした美しさ。何か元気が出ます。

バッハ「無伴奏チェロ組曲第3番アルマンド
人気の無伴奏チェロ組曲の中でも人気のある1番、3番、その3番の第2曲に当たります。中庸の早さの舞曲ですが、マイスキーの奏くチェロの響きは穏やかに語り掛けるようです。カザルスのはもうすこし強い感じの演奏ですが。
このギター用の編曲があり、かって、この楽譜を友人からもらって奏こうと試みましたが、やはりバッハは難しく、最初の数小節で挫折しました。

バッハ「コラール『主よ人の望みの歓びよ』
聴いたことがある人も多いと思いますが、二つのメロディーに同時に耳を傾けて見ましょう。もっと、感動的な曲になります。

バッハ「ブランデブルグ協奏曲第5番ニ長調」 より「第3楽章
フルート、ヴァイオリン、チェンバロの3重奏とオーケストラが協奏する。心踊るような曲です。

バッハ「フーガの技法」より未完の大フーガ
バッハの絶筆。心に強烈な余韻を残して、はたと音が止みます。

バッハ「2台のチェンバロのための協奏曲ハ長調BWV1061」より「第3楽章
バッハのフーガの中でも、特にすばらしい。心に力が湧いてきます。この曲は、特にに耳の良い人を除いて、 一度スコアをみながら聴かれることをお勧めします。各パート、特に、2台のチェンバロの息詰まるような競演がより鮮明に聞き取れます。

バッハ「チェンバロ協奏曲第2番ホ長調BWV1053」より「1,3楽章

バッハ「パストラーレヘ長調BWV」より「フーガ
フーガの主題が途中で上下反転した形で出てきます。「フーガの技法」にはもっと手の込んだフーガがありますが。

バッハ「トリオソナタハ長調BWV529」より「第1楽章
暖かい日差しを思わせる、喜びと幸福感を感じさせる曲です。

バッハ「アンナ・マグダレーナ・バッハのための音楽帖」より「メヌエットト長調
「ラバーズ・コンチェルト」というポピュラー曲に編曲されていて、耳になじんだ方も多いと思います。シンプルな曲ですが、これのギター版がありやや難しいですが、これも良い曲です。

バッハ「イタリア協奏曲」より第3楽章
一つの鍵盤楽器で協奏曲のような曲になっている。2段鍵盤のチェンバロにぴったりの華麗な曲です。

バッハ「ブランデブルグ協奏曲第3番ト長調より「第3楽章
ポリフォニーの楽しさいっぱい。

バッハ/グノー「アヴェ・マリア
祈りによる安らぎ。伴奏は平均律クラビア曲集第1巻1番のプレリュードをほんのわずか変えたものです。

バッハ「管弦楽組曲第3番BWV1068」から「(G線上の)アリア
安らぎの曲。

バッハ「『ゴールドベルグ変奏曲』」から主題、第1変奏
チェンバロの音が心の隅々まで染み透る。気持ちが落ち着きます。

ベートーヴェン「ピアノソナタ第8番ハ短調『悲愴』」から「第2楽章
深く深く、心が沈潜してゆく。

ベートーヴェン「ピアノソナタ第14番嬰ハ短調『月光』から「第1楽章
青白い月光に照らされ静まりかえった景色を、心を空にして見入る。

ベートーヴェン「交響曲第6番へ長調『田園』より「第1楽章
爽やかです。朝こんな気分で起きられたら一日が明るい。

ベートーヴェン「交響曲第6番へ長調『田園』より「第3楽章
スケルツォです。4分の3拍子の第1拍目に特に強いアクセントがあり、オーボェのやや粗暴な感じのするメロディーは弱拍から始まるので、メロディーが何となく間が抜けた感じになって諧謔味が増しています。

ベートーヴェン「交響曲第6番へ長調『田園』より「第5楽章
本当に目のさめるような晴れ晴れとした美しさの盛り上がり。変奏の後半が素晴らしい。

ベートーヴェン「交響曲第9番ニ短調『合唱付き』より「第1,2楽章
第1楽章はたった2音から成る動機が強烈。第5番(運命)は、たった3音の動機を持つテーマを短い時間に凝縮した形で展開しているが、この曲の場合は、十分な時間をとって展開している。聞きごたえのある曲。この楽章は、「怒り」の楽章である。人を苦しめる諸々の事物に対する怒りを叩き付ける。第2楽章のフーガ風のスケルツォは、ベートーヴェン以外には書けないもの。「スケルツォはベートーヴェン」です。この楽章は、「闘争」であり「逃走」である。逃れられない何者かに対する勝ち目の無い闘争、そして、それからの必死の逃走。闘って闘って、逃げて逃げて、つかの間の安息も、すぐ消え去る。
ワーグナーはこの楽章について「何かに追われて・・・」といった表現をしたそうである。誰も同じような印象をもつようである。

ベートーヴェン「交響曲第9番ニ短調『合唱付き』より「第3楽章
私が今まで聴いた緩徐楽章の中でも最も天国的な安らぎと美しさをもった曲。後半の変奏曲の部分はこの上ない美しさである。しかし、この安らぎに安穏として浸ってばかりもいられない。終わりの方に「めざめよ!立ち上がってやるべきことが有るはずだ!」とでも言うようなファンファーレが聞こえる。

ベートーヴェン「交響曲第9番ニ短調『合唱付き』より「第4楽章
どなたもご存知の「歓喜の歌」ですが、歓喜の主題がチェロとコントラバスで奏されたあと、ビオラとファゴットが入ってくる。このファゴットの何と効果的なことか。そして、全ての弦楽器の合奏に盛り上がる。この弦楽合奏のうねりに心が揺さぶられ、何度聴いてもぞくぞくします。そして、ついに、
  「おお友よ!この調べではない、もっと歓びに満ちた歌を!」
の呼びかけに至る。そして、合唱団としてこの曲を歌うともっと高揚します。

ベートーヴェン「交響曲第5番ハ短調『運命』」より「第2楽章
始め、ゆったりと始まった波が次第に激しい波に盛り上る。冬の海のようなモノクロームの感じなのに、何かぐっとくるものがあります。

ベートーヴェン「交響曲第5番ハ短調『運命』」より「第3楽章
これはスケルツォです。このスケルツォもベートーヴェンのスケルツォの中でも、出色のものです。ここでは、第9交響曲のスケルツォと同様にフーガ風の構成を取り入れており、それが非常に効果的です。

ベートーヴェン「ピアノ協奏曲第5番変ホ長調作品73『皇帝』」より第3楽章
豪華絢爛かつ華麗な円舞曲。こんな華々しい曲は余り無い。

ベートーヴェン「チェロソナタ第3番イ長調より「第1楽章
冒頭、いきなりチェロが語り掛けるように主題を奏き始める。たった2つの楽器、チェロとピアノの醸し出すこの雄大なスケールの曲想。ベートーヴェンはすごい。

ベートーヴェン「チェロソナタ第3番イ長調より「第2楽章
奇妙な哀愁と諧謔味を帯びたスケルツォ。これもベートーヴェンならでは。

ベートーヴェン「ピアノ3重奏曲第7番『太公』」より「第1楽章
なんの気負いも無く始められる主題のスケールの大きさ。これも、大きさと心の広さを感じさせる。

ベートーヴェン「交響曲第7番」より第4楽章
超真面目人間が切れたような、狂乱と哄笑の正に「狂奏曲」。曲の感じとは逆に何かベートーヴェンの苦悩の強さが感じられるような。

ベートーヴェン「ピアノソナタ第32番」
ベートーヴェンの心は既にこの世には無い。遥か天空、あるいは自らの心の中の宇宙を漂っているような。ある種の諦念に満ちたような曲。この感じは、シューベルトの「美しい水車小屋の娘」、「冬の旅」、「白鳥の歌」などにも通じるものがある。

ヘンデル「歌劇クセルクセス」からラルゴ
何か懐かしい。

ヘンデル「調子のよい鍛治屋
明るく開放的な美しさ。変奏曲ですが、主題はとってものどか。

ヘンデル「メサイア」より
ハレルヤコーラスこれはもう、合唱団員になって歌うしかない。とても楽しい曲。キリスト教を信じる信じないに関わらず、手放しで楽しみましょう。メサイアの他の合唱曲も歌って面白い曲です。

ヘンデル「メサイア」より
終曲(アーメン)フーガです。歌詞は単に「アーメン」の繰返しですが、これが、複雑に絡み合い壮大なフーガを作っています。終わりの方にになると合唱と合奏が何重にも重なり合い、もう圧倒的です。

ヘンデル「水上の音楽第1番へ長調」より第3曲アレグロ
何の屈託もない。青空の下の川面にホルンの音がこだまする。

ヘンデル「水上の音楽第2番ニ長調」より第2曲アラ・ホーンパイプ
勇壮で絢爛。

パッヘルベル「カノン
遠い日への思いが次第に高まるような。実は、この曲は「遠い日の歌」という合唱曲の一部に取り入れられています。

モーツアルト「交響曲第39番変ホ長調」から第1楽章
この交響曲を「明るい」と表する人が居るが、曲の印象は、何か冷えびえした死の予感あるいは寂寥感を伴なった透明さが感じられる。一聴したところでは、後に述べるディヴェルティメントk.136に似ているが、何か厳しさのようなものを感じる。

モーツアルト「交響曲第39番変ホ長調」から第3楽章(メヌエット)
モーツアルトのメヌエットはどうしてこんなにすばらしいのでしょう。メヌエットはモーツアルトだと思ってしまいます。

モーツアルト「デイヴェルティメントk.136a」より、「1,3楽章
若さ溢れる颯爽とした曲。天才モーツァルト。瑞々しいという言葉がぴったり。

モーツアルト「ピアノソナタ第11番イ長調『トルコ行進曲付き』」より、第1楽章
柔らかい日差しを感じる主題。

モーツアルト「交響曲第40番ト短調より「第1,3楽章
特に、第3楽章はすごい。メヌエットは元来、典雅な舞曲なのだが、こんな強烈な凄みのあるメヌエットはモーツアルトにしか書けない。

シューベルト「交響曲第8番ロ短調『未完成』より「第2楽章
苦悩と諦念にあって理想を夢見るような曲。

シューベルト「魔王
これは、胸にづーんとくる。(少し、ドイツ語を勉強してください)

シューベルト「美しき水車小屋の娘
美しくも悲しい曲。(少し、ドイツ語を勉強してください)大分県立芸術文化短期大学の宮本修先生の演奏会ですごく感動しました。

シューベルト「冬の旅
これも美しく悲しい曲。(少し、ドイツ語を勉強してください)フィッシャー・ディスカウのこの曲のCDを持っているのですが、暗くて重くて、気が滅入ってしまいそうで途中で放り出していました。しかし、大分県立芸術文化短期大学の宮本修先生の演奏会で心を根底から揺さぶる歌曲集だということを実感しました。

ワーグナー「楽劇『ニュルンベルグのマイスタージンガー』」より第1幕への前奏曲
気宇壮大自信満々。自分が大きくなったように感じる。

ブラームス「交響曲第1番」から第4楽章
ベートーヴェン交響曲第10番と言われるように、主題とその導入が、「第9」と非常に良く似ている。しかし、それはこの曲のオリジナリティーを少しも損なっていない。1,2,3楽章が、どうしても逃れられない緊張感を持っていることが、この楽章の主題の開放感を非常に強く際立たせている。この楽章に至って、それまでの緊張感が、この楽章のためにあったのだということを知らされる。

メンデルスゾーン「動物の謝肉祭」から白鳥
湖面をゆっくり通り過ぎてゆく白鳥。

メンデルスゾーン「真夏の夜の夢」から結婚行進曲
最初のファンファーレのような部分が効果的。どなたもご存知。

メンデルスゾーン「無言歌集」から作品109
チェロとピアノの小品。長調で始まる曲だがメロディーは何となく哀愁を帯びた印象で、途中、短調になる部分では哀愁が悲嘆になる。それも最初の哀愁に戻り消えて行く。迫った死期を予感させる気がする。

ビゼー「組曲アルルの女」よりメヌエット
穏やかな落ち着きをもった美しいメロディーの曲。フルートで演奏されるこの曲は誰しも耳にしたことがあると思います。

ビゼー「オペラ『カルメン』
2005年11月27日に演奏会形式(といってもかなり本格的)のカルメンが大分のグランシアタホールで演奏されましたが、その合唱団員として出演しました。そのため、出て来る曲のほとんどが思い出深い曲になりました。名曲も沢山入っています。カルメンがカスタネットを鳴らしながら歌う「ジプシーの踊り」やカルメン、フラスキータ、メルセデスの3重唱「カードの歌」、カルメン、ダンカイロ、フラスキータ、レメンダード、メルセデスの密輸人の5重唱など、聴き堪えのある曲です。もちろん、合唱も良い曲が沢山。

ドビュッシー「ベルガマスク組曲」から月の光
深々とした静寂の中に何もかも神秘的な光に照らし出される。

スメタナ「交響詩『モルダウ』
合唱曲としてもとても美しい。流れを表わす伴奏主題が良い。

武満徹「ノヴェンバーステップス
なんといったらよいか。尺八と琵琶の真剣勝負のような。尺八の魂を絞り出すような演奏と琵琶の叩き付けるような響きや弦を捩るような奏法とに圧倒される。演奏が終わったときには茫然自失、息も止まりそう。

堀田善衛作詞、團郁磨作曲混声合唱組曲『筑後川』」より河口
多くの自然の恵みを流域に与え、有明海へと去り行く筑後川の賛歌です。「筑後川、筑後川、そのフィナーレ、ああ」若い頃に戻ってこの歌に浸る。と言っても、私が若いころはまだこの歌は作曲されていなかったと思いますが。

大木惇夫作詞、佐藤眞作曲混声合唱とおオーケストラのためのカンタータ『土の歌』」から大地讃頌
中間部の間奏のところが効果的です。息子の行った中学校の卒業式で歌う歌です。また、私がよくお世話になる(ときどきメンバーに加えていただきます)合唱団のテーマ曲のような曲でもあります。

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