|
(1/2=0.5)次関数f(x)=√(x)=x^(1/2)など、非整数次数の関数に拡張するのと同様である。
や
(3/2=1.5)次関数f(x)=x√(x))=x^(3/2)
ただし、x^u はxのu乗を表す。
(*)
鋸 波:Sw(t)=(2Vo/π)[sin(t)-(1/2)sin(2t)+(1/3)sin(3t)-(1/4)sin(4t)+・・・
矩形波:Sq(t)=(4Vo/π)[sin(t)+(1/3)sin(3t)+(1/5)sin(5t)+(1/7)sin(7t)+・・・
三角波:Tr(t)=(8Vo/π^2)[sin(t)-(1/9)sin(3t)+(1/25)sin(5t)-(1/49)sin(7t)+・・・
「その当時、総理だった安倍晋三さんからですね、『国会を代表してオリンピック招致には必ず勝ち取れ』と。ここから、今からしゃべること、メモを取らないようにして下さいね。『馳、金はいくらでも出す。官房機密費もあるから』。それでね、IOC委員のアルバムを作ったんですよ。IOC委員が選手の時に、各競技団体の役員の時に、各大会での活躍の場面を撮った写真が。105名のIOC委員の全員のアルバムを作って、お土産はそれだけ。だけども、そのお土産の額、今から言いますよ。外で言っちゃダメですよ、官房機密費(※)使ってるから。1冊20万円するんですよ」
磁気抵抗値=厚さ/(断面積×透磁率)つまり、アルニコの方が磁気抵抗が高いことになる。
アルニコ
透磁率比μ:5倍(bulletin_10.pdfから)
厚み比L: 1.3倍(*)
断面積比S:1/6倍(**)
磁気抵抗比=L/(S×μ)=1.3/((1/6)×5)=1.56
磁気抵抗比=1/((1/6)×5)=1.2やはりアルニコの方が磁気抵抗が高い。
アルニコの抵抗率5×10-4 Ωcmであり、確かに、フェライトはアルニコより遥かに抵抗率は大きいが、
フェライトの抵抗率>102 Ωcm
純鉄の抵抗率1.00×10-7 Ωm=1.00×10-9 Ωcmつまり、純鉄の抵抗率はアルニコの50万分の1なのだ。
d ──ex=ex dx
7月6日に私が発見した際には、ある入れ物に入っていたわけですが、大麻であるというふうに鑑定をされた小さなビニール袋、いわゆるパケと言われているものですが、その中に入っていたのは非常に微量で、言い方は悪いけど“カス”のような感じに見えました。ですからこれ自体が明らかに大麻だとは分かりませんでしたが、大麻のカスなのかもしれないと思いました。
第3条 放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない。
「最も重要な人との絆を大事にする事。」は
- 「最も重要な人との絆を、大事にする事。」
- 「最も重要な、人との絆を大事にする事。」
信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。
など、挙げればきりか無い。「安倍の蓋」が取れて色々な不祥事が一斉に明かに成りつつあるがこれを見ると安倍が如何に権力によって民主的活動を弾圧し日本を歪め、日本にとって害毒であったかが判る。総じて言えば政治権力を自分自身及び自分の仲間の私利私欲のために使い、政治・権力の私物化と民主勢力の弾圧と民主主義の破壊を進めた。 口では「美しい日本を取り戻す。」などと言っていたが、汚い日本を持続・促進した。
黒川検事問題の判決
この件に関しては、神戸学院大学の上脇博之教授が経緯を検証できる文書の開示を国に求めた裁判で、2024年6月27日、大阪地方裁判所は「法解釈の変更は、元検事長の定年延長を目的としたものと考えるほかない」などと指摘し教授が求めた文書のうち、元検事長の定年延長について法務省内で協議や検討した文書の開示を命じた。これについて政府は控訴せず判決が確定した。
信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。
いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
氏名 | 主な経歴 | イベント参加、祝電等の実績 |
---|---|---|
安倍晋三 | 首相 | 祝電、会合出席,リモート参加,世界思想表紙肖像写真5回 統一教会の捜査を止める。選挙で統一教会票の振り分け。 統一教会応援のビデオメッセージ |
菅義偉 | 首相 | 北米大陸会長一行を官邸に招待 |
岸田文雄 | 首相 | 広島の教団幹部と岸田首相のツーショット写真 統一教会友好団体トップと自民党本部で面会 |
麻生太郎 | 首相 | ワシントン・タイムズ全面意見公告 (「ワシントン・タイムズ」は統一教会が作った新聞 ワシントン・ポストとニューヨーク・タイムズを足して2で割ったような名称で紛らわしい。) |
加藤勝信 | 官房長官 | 厚労大臣在任中に秘書がイベント代理出席, 関連団体に複数回会費支払い |
細田博之 | 官房長官 | UPF(宇宙平和連合)主催イベントで講演 (UPFは統一教会教祖夫婦が作った同協会のダミー団体) |
高市早苗 | 総務大臣 | UPFイベントに祝電 |
田畑裕明 | 総務副大臣 | 統一教会が組織邸に応援 |
武田良太 | 総務大臣 | イベント参加、「日韓トンネル」結成大会参加 |
寺田稔 | 総務大臣 | 関連団体の会合に会費2万円を支払 |
杉田水脈 | 総務政務官 | 「統一教会の信者にご支援、ご協力いただくのは何の問題もない」 |
山下貴司 | 法務大臣 | イベントに祝電 |
葉梨康弘 | 法務大臣 | 統一教会系雑誌のインタビューを受け記事が掲載された。 |
林芳正 | 外務大臣 | 「世界日報」の取材を2012年に受けていた |
下村博文 | 文科大臣 | イベントに出席、世界日報社から献金、 2016に政党支部が世界日報社から6万円の寄付受領 安倍晋三と統一教会の意を体して「統一教会(世界基督教統一神霊協会)」 から「世界平和統一家庭連合」への変更承認 |
中川正春 | 文科大臣 | イベントに祝電 |
末松信介 | 文科大臣 | 統一教会によるパーティー券購入 |
井出庸生 | 文科副大臣 | 選挙支援,会合出席等 |
萩生田光一 | 経産大臣 | イベントで来賓祝辞,1014年統一教会時代に同会施設で講演 2022年の参院選中に同会施設訪問 統一教会主催のバーベキュー大会に何度も参加 |
岸信夫 | 防衛大臣 | イベントに祝電 |
山本朋広 | 防衛副大臣 | イベントで「マザー・ムーン(韓鶴子)に先ほどカーネーションの 花束をプレゼントさせていただきました」 |
稲田朋美 | 防衛大臣 | イベントで講演、賓挨拶 |
中谷元 | 防衛大臣 | 関連団体にインタビュー掲載 |
豊田俊郎 | 国交副大臣 | 会合出席等 |
石井浩郎 | 国交・ 閣府・復興副大臣 | 会合出席等 |
山田美樹 | 環境副大臣 | 会合出席等 |
野上浩太郎 | 農水大臣 | イベントに祝電 |
野中厚 | 農水副大臣 | 選挙支援,会合出席等 |
細野豪志 (民主党時代) | 環境大臣 | 機関誌にインタビュー掲載、献金、 2013年に資金管理団体が世界日報社元社長から3万円の寄付受領 |
山口壮 | 環境大臣 | イベントに祝電 |
小林茂樹 | 環境・内閣府副大臣 | イベントに祝電 |
田中和徳 | 復興大臣 | 街頭で統一教会の機関紙「世界日報」を配布 |
山際大志郎 | 経済再生大臣 | イベント来賓、祝電 |
中谷真一 | 経産・内閣府副大臣 | 会合出席等 |
北村誠吾 | 地創大臣 | イベントに出席 |
岡田直樹 | 地創大臣 | メッセージ,秘書イベントに出席 |
井上信治 | 万博大臣 | 関連団体に会費支払い |
平井卓也 | デジタル大臣 | 関連イベント実行委員長 |
大串正樹 | デジタル・内閣府副大臣 | 政治資金やり取り,祝電等 |
星野剛士 | 内閣府副大臣 | 選挙支援,会合出席,祝電等 |
和田義明 | 内閣府副大臣 | 選挙支援,祝電等 |
山田賢司 | 外務副大臣 | 政治資金やり取り,会合出席等 |
江崎鉄麻 | 沖縄北方大臣 | イベントに祝電 |
衛藤晟一 | 沖縄北方大臣 | 系列総研で講演、議員会館会議室使用の便宜 |
猪口邦子 | 少子化大臣 | イベント出席、会報誌に対談記事掲載 |
野田聖子 | 少子化大臣 | 関連団体に祝電,秘書出席 |
山谷えり子 | 国家公安委員長 | 機関紙にインタビュー掲載、安倍晋三と統一教会の意を 体して「子供庁」を「子供家庭庁」に変更強いる。 |
二之湯智 | 国家公安委員長 | 関連団体開催のイベントで実行委員長 記者会見で「会員でもなく教義もよく知らない」と言った。 統一教会の教義も知らないとは国家公安委員長失格だ、 こんなボンクラを国家公安委員長にした岸田首相の責任は重い。 |
船田元 | 経企庁長官 | UPFイベントに参加 |
衛藤征士郎 | 防衛庁長官 | 日韓海底トンネル推進議連代表 |
木原稔 | 首相補佐官 | 関連イベント実行委員 |
茂木敏充 | 党幹事長 | 関連イベント実行委員 |
石破茂 | 党幹事長 | イベントで講演、祝電、機関紙社長から献金 |
北村経夫 | 党副幹事長 | イベント参加,後援会員に統一教会及関連団体名あり 統一協会で講演,統一教会による支援,(ビデオ証拠) |
小林鷹之 | 経安大臣 | イベントに祝電 |
高木毅 | 国対委員長 | イベントに祝電 |
逢沢一郎 | 国対委員長 | イベント出席、来賓挨拶,祝電 |
牧原秀樹 | 石破内閣法務大臣 | イベント出席多数 |
その他 | その他の政務官12名 |
氏名 | 主な経歴 | イベント参加、祝電等の実績 |
---|---|---|
御法川信英 | ワシントン・タイムズのイベントに議員会館を提供し主催した。 | |
井上義行 | 安倍晋三秘書官 | イベント参加,統一教会信者。 |
磯崎仁彦 | 関連イベントに参加 | |
高木宏寿 | 15年に政党支部が教団関連団体から25万円分のパーティー券収入 | |
生稲晃子 | 選挙運動中に協会施設で演説 | |
山本朋弘 | ネパールのUPFのイベントに参加,統一教会教祖夫婦に花束 |
氏名 | 主な経歴 | イベント参加、祝電等の実績 |
---|---|---|
足立康史 | 維新 | 関連団体で講演 |
前原誠司 | 外相 国民民主党 | ワシントン・タイムズ全面意見広告 |
玉木雄一郎 | 国民民主党 | 2016年が世界日報社から計3万円の寄付受領 |
立憲民主党 | 計8名 | |
日本維新の会 | 計13名 |
新型コロナウイルス感染症に対する臨床対応の考え方
―医療現場の混乱を回避し、重症例を救命するために―
‥‥PCR検査の原則適応は、「入院治療の必要な肺炎患者で、ウイルス性肺炎を強く疑う症例」とする。軽症例には基本的にPCR検査を推奨しない。‥‥
2020年4月2日
一般社団法人日本感染症学会
理事長 館田一博
一般社団法人日本環境感染学会
理事長 吉田正樹
上記の見解は感染症専門家としての科学的な見地からではなく、政府あるいは行政の特定の集団の権益に添ったものだったのではないか。そもそも、「ウイルス性肺炎を強く疑う」状況では抗原検査でもほぼ間違いなく新型コロナであることを確認でき、PCR検査の意義は低下する。無症状や軽症のときにこそPCR検査が力を発揮する。専門家としてその程度のことは解っているはずだ。
オミクロン株について「季節性インフルエンザと同様の扱いにすべきではないか。」という意見が結構あるが、この例から、それが間違いであることがはっきりした。季節性インフルエンザと同等の扱いにできるのは、
という状況になってからだ。
- 正確で手軽な感染検査キットがある。
- 効果的な治療薬がある。
- 後遺症に有効な治療方法が存在する。
(2022/03/16)
館田一博氏のことを少し調べて見て驚いた。無症状者や軽症者に対するPCR検査に否定的であっただけでなく、ワクチンについては大々的な推進をしていて、「感染・発病・重症化防止に非常に効果があり、若い人も友人や親や祖父母などに感染させないためにも、(社会的責任として)是非接種した方が良い。」といった趣旨の発言をしていたらしい。上記で「アレルギー体質だったのなら未接種はしかたない。」との趣旨のことを書いたが、自分が接種していないのであれば、少なくとも「自分はこれこれの(社会的な責任から逃れる)合理的な理由で接種していない。」ということが説明できるのか。「自分は(リスクがあるから)接種しないけれど、皆さんは(社会的責任として)接種してください。」とは、デタラメにも程がある。こんな人は即刻国民に影響力のある立場から追放するべきだ。(2022/03/17)
ロシアのウクライナ侵攻
- ロシアがウクライナに侵攻した。ロシア系人民を殺戮から守るため、というでっち上げの理由を主張しているが、本音はロシア帝国を復活したいらしい。独裁者の考えることは、自分の地位を守るために武力に任せて他国を奪取するということに尽きる。危険極まりない。
案の定、この状況を見て「日本も核武装しなければ。」と言う輩が出てきた。安倍晋三などがその代表だ。バカも休み々々言え、と言いたい。核武装して日本国民を守れると思うのはそれこそ安倍に同調する連中が良く言う「平和ボケ」した単細胞の考えだ。ロシアや中国のような核兵器を持つ強大な国と核戦争になったら、日本は確実に消失する。ロシアや中国は仮に日本からのミサイルが落ちても、広大な国土の多くは無傷で有り得るが、狭い日本では5発も落ちれば国土は壊滅的な被害を受ける。その意味で、核武装は抑止力にもならない。核武装が抑止力になるのは広大な国土を持つ国か、小国なら北朝鮮のような独裁国家で国民がどうなっても良い国だけで、小さな民主主義国家、特に、国民の逃げ場が無い日本のような島国では核武装は攻撃の抑止力にもならない。
地球規模で見ればこれは不公平な話だが、日本のような小さな島国は弱い国なのだ。この厳然たる事実を認めたがらない保守系の政治家や右翼は勇ましいことを言って核武装を進めたがるが、結局、事実に向き合えない、嘘でも「自分は強い!」と信じ込まなければ生きることができない、合理的な思考ができない愚かな連中だ。
「弱い日本」を認めたうえで、たとえ「ずる賢い。卑怯。」と言われようとも巧く立ち回って自国を国際的に有利に導くのが小民主主義島国国家に残された道なのだ。それしか日本の政治の進むべき道は無い。(2022/03/02)
安倍晋三は敵基地攻撃能力を持つことが必要だとし、「(対象を)基地に限定する必要はない。向こうの中枢を攻撃することも含むべきだ。」と主張した。実態を見ない空論だ。合理的な思考ができない単細胞の発想だ。中国やロシアのような広大な国や北朝鮮のような狂国を相手にしてそのような能力が無効だということが理解できないのだろう。安倍晋三の政治的無能さはこれまでの場当たり的、思いつき的施策や幼児的発言で証明されている。(2022/04/22)
岸田文雄
- 岸田文雄首相になってから何か変わったか。当初は「聴く耳を持つ内閣」などと言っていたが‥‥。少なくともコロナ対策に関しては無為無策どころか後退の印象が強い。
ワクチン政策では早くから3回目接種時期を早めるように医学界から要望が出ていたにも係わらず、2回目から8ヵ月という意味不明な規制に固執して感染増加をもたらした。更に、オミクロン株という感染力が格段に高いウイルスに対しては、多数の検査をして早く感染者を見つけて隔離する、ということが根本的に重要なのだが検査妨害をして感染者を放置し蔓延を助長する方策を取っている。感染が増加しても野戦病院のような隔離施設を準備するでもなく、医療逼迫を招き、挙句、百害あって一利も無い自宅療養を進めて、結果として入院できずに死亡する人が増加し、死亡者数は第5波の数倍に達している。
岸田首相の「聴く耳」は、「右の耳から入って左の耳から抜ける」耳らしい。(2022/02/22)
岸田首相が電力逼迫を理由に原発再稼働、使用期間延長、果ては、原発新造まで言い出した。狭い地震国日本にこれ以上危険な原発を造るなどトンデモナイ話だ。(2022/08/25)
岸田首相がコロナ隔離期間を終えて会見したが、ほとんど質問に答えていない。「慎重に考える。批判には真摯に対応する。」のような回答のみ。全く話にならない。更に、「閉会中審査で説明する。」などと言っている。そもそも、野党が憲法に基づいて提出した臨時国会開催の要請は無視しており、これは憲法違反なのだが、この憲法無視は菅義偉内閣の時も行われた。安倍内閣以来、憲法違反・議会無視が常態になっている。本来ならば早急に臨時国会を開催するのが憲法に沿った方向だ。これはもう独裁政治と殆ど違いが無い。岸田は無能なばかりでなく、危険な独裁者になってきた。(2022/08/31)
岸田首相は防衛費倍増するのでその財源の一部は税金で賄うと言い出した。それも「復興特別税」を回すという。岸田首相にとっては震災の復興が遅れる事などどうでも良い。らしい。そしてその金を何に使うかというとアメリカが売る武器をアメリカの言い値で買うために使うことになっている。国民を苦しめて「敵基地攻撃能力」などというものを目指している。大馬鹿ものだ。日本が戦争に向かない国であることを解っていない。しかも、そういったことを国会に掛けずに休会中の閣議決定という手段で決めてしまう。安倍晋三の亡霊だ。
2023年から5年間、防衛費を43兆円増やすことにした。今、日本はそんな無駄なことをやっている余裕は無い。日本を滅ぼす愚行だ。
中国や北朝鮮と戦争になって国民を守れると考えているおめでたいボンボンが国を司っていてはまたぞろ戦前の愚行に走りそうで危険極まりない。あるいは岸田首相は国民を守ることなど念頭に無いのではないか。(2022/12/12)
第2次岸田内閣で閣僚の不祥事による辞任が続いている。木原誠官房副長官を始め山田太郎文部科学政務官(不倫と買春疑惑)、柿沢未途法務副大臣(公職選挙法違反)、神田憲次財務副大臣(常習的税金滞納、差し押さえ)などあきれるばかり。岸田は「適材適所」などと言ったがこれほど「不適材不適所」な内閣は無いのではないか。(2023/11/20)
この男の政治を見ていると結局安倍路線を踏襲するばかりか、更に推し進めて議会では何も答えずに独裁的に進める危険なやり方で、ついに、戦闘機の輸出までやりだした。
この男は安倍に劣らない毒物だ。(2024/03/31)
フィギアスケートにおけるドーピング問題
- 北京オリンピックのフィギアスケートでドーピング問題が生じている。15歳のロシア選手(ロシアオリンピック委員会)の選手から違法薬物が検出されたが、CAS(スポーツ仲裁裁判所)は未成年で保護の対象なので責任は問えないとの立場から出場を認めた。確かに、ドーピングに関しては、15歳の選手自身が自分の意志でドーピングをしたというより周りのコーチなどの大人がそうした、あるいはそうするように仕向けた可能性が非常に高い。
なぜ、このようなことが起きるか。根本はオリンピックを国威発揚の場と考えている国の圧力と、結果によって国家から莫大な金銭的な利益や名誉を得る可能性があるからであるが、もう一つにフィギアという競技が歪な形に変化してきているからでもある。スケートというものは本来氷上を滑るものなのだが、近年のフィギアはジャンプを競う競技になってしまっている。ジャンプで優秀な成績を収めるには当然身軽な方が有利だ。そこで、身軽な低年齢の選手が登用されることになる。IOCは出場年齢を上げる方針らしいが、やるべきは歪んでしまったフィギアをスケート本来の「滑る」という形に戻すことだ。それだと競技にならないと言うならフィギアという競技をやめるがよい。(2022/02/21)
NHKの虚偽報道
- 昨年12月にNHKのBS1で放送された番組で虚偽報道があった。この報道の中で、インタビューされた匿名の男性について、「五輪反対デモに参加している」「お金をもらって動員されていると打ち明けた」とテロップで紹介した。ところが、実際には、男性が五輪反対デモに参加した事実は確認できていなかったという。捏造だ。
どうも最近のNHKは「御用放送」化しているように見える。オリンピックを推進している政府筋辺りから何等かの力が働いて、あるいはその意図を忖度して、オリンピック反対を叫ぶ人々が金目当ての集団だという印象を与えたかったようだ。とても危険な兆候だ。(2022/02/18)
冷蔵庫のドアポケットに牛乳
- テレビの「ワイドなショー」で「冷蔵庫のドアポケットに牛乳や卵を入れるのは間違い。」というような話題が出ていた。ネットで「牛乳・冷蔵庫・ドアポケット」のキーワードで検索すると「温度が15℃くらいになるからダメ。」という結果が大量に出てくる。しかし、これは大いに疑問だ。
そもそも、卵については売り場でも冷蔵保存していないし、冷蔵庫の卵入れに入れていれば、1ヵ月くらい経っても問題無い。牛乳についても、成分が殆ど水なので比熱はほぼ1という高い値であり熱しにくく冷めにくい。そんなものが数秒〜数十秒で温度上昇するとは合理的にみて考えにくい。確かにドアを開けると庫内の空気は温度上昇するだろうが、短時間であれば温度上昇は空気のみで水分が多い庫内のものの温度上昇は少ないと考えられる。だれがこんな不合理なことを広めたのだろう。(2022/02/13)
高梨沙羅選手失格
- スキージャンプの高梨沙羅選手がスーツ規程違反で失格した。この失格には多いに疑問がある。審査のやり方がボクシングその他の審査と異なっているし、そもそもスーツと人体のような伸び縮みしやすい対象に関する規程に厳密な判定は難しい。言い換えれば、恣意的な判定が混入しやすい。今回の失格は女子ばかり5名とのことで、何か異常な力が働いたとの印象を禁じ得ない。
そもそも、競技に用いる用具類については、公平を期するなら競技主催者側が一律支給してそれを使わせなければおかしい。そうでなければ金のある(金のあるスポンサーが付いた)選手が有利になるのは目に見えている。そんなこともやらないで「勝った!負けた!」などと騒いでいるスポーツ関係者もファンも愚かと言うほか無い。
それともう一つ非常に違和感があるのが、高梨選手が世間に対して謝罪していることだ。この件に関しては高梨選手に何の責任も無いことは明かだ。にも関わらず高梨選手は謝罪する。オリンピック選手にありがちな行動だが、この精神構造は人間として異常だ。世間も単に高梨選手に同情や激励をするだけで、この異常さに気づいていないように見える。合理的にみて全く責任のないことについて謝罪するこの異常さ。オリンピック選手のこの異常な行動は選手が自分の頭で考えて合理的な判断をする力を失っており、理不尽を無批判に受け入れる精神構造に陥っていることを表しており、世間の、そのような態度を「潔い」とする風潮もそれに加担していることになる。理不尽に鈍感なこのような風潮は筆者にはとても危険な傾向に見える。(2022/02/10)
中国でのオリンピック
- 北京で冬季オリンピックが開催されているが、夏の東京でのオリンピック同様、開催も参加もするべきではなかった。夏の東京でのオリンピックに関しては誘致の段階からウソだらけで始まり、新型コロナ蔓延に関する問題とデタラメな金の使い方と膨れ上がった開催費用、そして、バカバカしい人権問題を生じた組織委員会など問題だらけ。
今回の北京オリンピックでは、明かな不当判定や報道規制・人権侵害などがあり、運営に独裁国家の影響が濃く表れている。更に、国家ぐるみのドーピング問題も絡んできて、もう、独裁者と守銭奴のためのオリンピックの様相を呈していて公平・公正を謳うスポーツの祭典とはとても言い難い。嘗てヒトラーがやったオリンピックを想起させる。こんなオリンピック憲章に悖るオリンピックは開催も参加もするべきでなかった。こんなオリンピックに加担することは、独裁国家と金の亡者の後押しをしていることになる。今からでもよい、日本選手団は競技をボイコットして帰国するべきだ。(2022/02/09)
Jazzで眠る
- 眠るときに音楽を聴く人は多いと思うがどんな音楽で眠る人が多いのだろうか。巷から聴こえてくるのは「クラシックは退屈なので眠くなる。」というのが多いが‥‥。筆者の場合、小編成の静かなJazzが良い。ネットで「Night Jazz」等と銘打っているサイトのジャズだ。
筆者がこの種のジャズが好きという訳ではない。筆者にとってこの種のジャズは単に楽器(特にベースのビッチカート)が一定のテンポやリズムで刻み音の強弱もほぼ無いのでとても単調に聴こえる。それでいて、思考が色々と発展することを防止してくれるので脳の活動が活発化せず眠り易い。
クラシックはどうかというと、筆者はクラシックが好きであり、クラシックはテンポや音量の起伏が激しいのに加えて筆者自身クラシックの楽器(クラシックギター、チェロ、フルートなど)を触ったりオペラの合唱・重唱・独唱を歌ったりするのでつい集中して聴いてしまい、段々興奮してきて眠るどころでは無くなってしまう。(2022/02/07)
政府による検査妨害
- 2021年12月31日からコロナ検査の診療報酬が引き下げられた。PCR検査は1350点(委託外)および1800点(委託)だったのが700点に、抗原検査は500点だったものが300点(定性)と500点(定量)になった。
政府はこれまでも検査体制の強化に消極的(というより否定的)だったが、この期に及んでついに「妨害」に踏み出した。オミクロン株により医療のみならず社会が立ち行かなくなりそうな現状では検査によって陽性/陰性を振り分けて陰性になった人に動いてもらうことが社会の維持に非常に重要になっているにも関わらずのこの施策は愚策どころか凶策だ。
何か利権がからむのか、検査が増えるのがよほど困る事情があるらしい。(2022/02/01)
政府による検査妨害は診療報酬引下げだけでない。報道されていないが、診療報酬引下げのような迂遠な方法ではなく、なんとより直接的な検査数抑制の通達が出されていた。「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金における『検査促進枠』のとりあつかいについて」というのがそれである。その中には「PCR検査件数を1月第二週(1月10日を含む週)における1日当たり平均検査実績の2倍以内とする」とある。
その理由として検査キットの数が足らないことを挙げているが、「地方創生臨時交付金『検査促進枠』」では3200億円も予算が計上されているので世界中から買い集めれば足らないということは無い。
検査数を減らした結果、陽性率90%を越える地方も生じて検査の意味が失われている。これで、「毎日の新規感染者数が減った。」と言われても信じる気にならない。このような検査数で「新規感染者数」を発表するのは国民を騙すに等しい‥というより、意図的に国民を騙すために検査数を減らしているのではないかとの疑いが濃い。正に戦時中の「大本営発表」の体。実際の死者数は第5波の数倍になっている。岸田首相はおとなしそうな顔をして民を平気で死地に追いやるタイプか。(2022/02/18)
老化
- 筆者は2022年1月現在76歳、つまり後期高齢者だ。まだまだやりたい事も多く気持ち的には60代と余り変らないが、最近は以下のようなことで老化を感じることがある。
- 炬燵などに座った状態から立ち上がる時に何となく不安定になり何かに掴まりたくなる。
- エスカレータに乗って上がる時に手摺を持たないと不安になる(なぜか下りは問題無い)。
- 一旦行動を起こしたときに状況変化に対してその修正が難しい。
- 複数の事の並行動作が難しい。
- 急に上り坂を上がると酸欠のようになり立ち眩む(これは元々貧血傾向なので老化と少し違うかもしれない)。
特に、3.と4.は車の運転時に問題になる。現在のところ年に2万kmくらい運転し、月1回片道550kmの高速道路主体のドライブをするがゴールド免許を維持しており安全運転には可成り留意しているが、運転していて時々「自分はまともな運転をしているのか?正常に走っていると思っているのは錯覚なのではないか?」といった不安が頭の中をよぎることがある。個人的な事情でまだまだ免許返納は難しいが、危険を察知する能力が落ちたり察知したときにそれを避ける行動を起こす反射神経が衰えたことをどうやって自己認識するか、無料でシミュレータなどのテストが受けられれば有難いのだが。(2022/01/31)
裁判官の合理的思考能力の無さ
- 東名あおり運転夫婦死亡事故の差戻審が開かれたが、被告側は無罪を主張したとのこと。そもそも、この裁判は1審の裁判手続きの誤りにより差し戻されたものだ。一審では審理が始まる前の公判前整理手続きで、横浜地裁の裁判官は、「危険運転致死傷罪の成立は認められない」との見解を文書で提出していて、このことが裁判手続き上の違法行為になっていた。
筆者としては、そもそもの一審裁判官の「危険運転致死罪が成立しない。」という見解に大いに疑問を持つ。危険運転致死罪は 危険運転致死罪第二条には4.妨害運転致死傷罪とあって、裁判官はこの適用が出来ないと判断している。この判断の根拠は事故当時車は動いていなかったので、「重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為」に当たらないということらしい。ちょっとマテ!と言いたい。「速度」というのは動いているときだけに定義されるものではないし、高速道路の追越車線で停止させるということが「『重大な交通の危険を生じさせ』ない」という認識が馬鹿げている。高速道路の追越車線で速度0にするということは重大な交通の危険を生じさせる速度だ。正に、裁判官の状況認識・理解能力の欠如を表している。そもそも、高速道路で停止すること、いわんや、追越車線で停止することは道路交通法で禁じられている。なぜ禁じているかは、「重大な交通の危険を生じるから」に他ならない。こんなことも理解できないのは裁判官に成るための教育が法律文の解釈などのみに終始して法律の制定目的・趣旨を理解せず、条文をひねくり回す技術のみ学習して、現象の合理的な認識・理解・判断をするための教育が無い、つまり、HowTo(技術)ばかりでWhy(科学)を教える教育がなされていないことによると考えられる。その弊害が現れたということであろう。裁判官(のみならず、警察、検察などの法律に関わる者)はもっと現象・現状の認識・理解能力・論理的思考能力、言い換えれば科学的・合理的思考・判断の訓練を受け、その習慣をつけるべきだ。
人または車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人または車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為
実は、科学を理解する必要があるのは法律に係わる人のみではなく科学技術で成り立っている現代に生きる全ての人についても言えることなのだが。(2022/01/28)
バイクアクセルの不合理
- AT車のシフトパタンの不合理性については以前に書いたが、バイクのアクセルの構造も不合理だ。アクセルは右ハンドルの先端側から見て左に回すと加速になる。これは、ライダーから見ると手を手前に引く方向なのだが、これは危険だ。何かの拍子に加速したら慣性により体が後ろに引かれて加速方向にアクセルグリップを回す結果になる。つまり、正帰還になるので益々加速して事故に至る可能性がある。特に初心者でこの事故を起こす場合が多いように思う。実際、初めてバイクに触った人でこの状況に陥った例を見たことがある。逆に回す構造になっていれば、負帰還機能により減速になり事故に至らない可能性が高い。
ネットを見ると
などとして、危険性をいう主張に「バイクについて無知だ。」とする意見があるが、1.は手首をひねるくらいの動作で重心が移動する可能性は低いし、もしそうならば現行の仕組みで手前に捻った時にも重心の移動が生じて拙いのではないか、との疑問が生じる。2.は普通にバイクに乗る場合とは違う話だ。3.に関しては一応の合理性があるが、ブレーキをかけるとアクセルが戻るような仕掛けを付ければ良い話だ。4.の意見もバイク乗りから出ているようなので、今まで慣れてきた仕組みを肯定したいというバイアスが掛っているように見える。
- 前に回したら重心が前にいくので不安定になる。
- スポーツバイクで高速ライディングだと伏せて乗るので、前には回しにくい。
- ブレーキングの際には、アクセルを戻してブレーキレバーを握るという操作が自然でやり易い。
- 上記のような理由を示して「今の仕組みでないと事故が増える。」と主張する。
なぜ、こんな不合理な構造になったかは、ATのシフトパタンと同様の理由なのではないかと推測している。(2022/01/26)
キャスター輪に対する加重
- YouTubeのページで、キャスター輪に掛けられる加重について「4個付けているので1個の4倍」というような説明をしていた。これは間違いだ。4個で4倍になるのは、キャスター輪の取付が完全平面でかつ床も平面の場合‥常に4点が床に接地している場合のみだ。そうでない場合は3点支持になったり、場合によっては2点支持になる場合もある。
上記のような場合を考えれば、4個取付ても2倍として計算した方が安全だ。更に、床を転がす場合には、段差等による衝撃力が加重の数倍になることも考えられ、安全係数を4〜5に採るならば、4個付けた場合も1個分の耐加重程度で考えた方が良いこともある。
結局、使用状況(加重の性質、床の性質、運用の仕方など)を考慮しなければキャスターの耐荷重は簡単には決められない。(2022/01/22)
国交省統計データ偽造
- 国土交通省が建設工事受注動態統計のデータを偽造していた。提出が遅れたデータについて推計値を使った上に遅れて提出されたデータを加えていたのだ。あきれた話だ。これは公文書偽造にならないのか。政府はあまり追及する気がなさそうだが、野党は徹底的に追及して検察を動かさなければ。
政府が嘘を発表しだしたらこれは徹底的に咎めなければ、また、戦前の大本営発表のような嘘で国民を誤った方向に導きかねない。いや、既に政府は可成りの程度、嘘によって国民を間違った方向に仕向けつつあるように見える。(2021/12/17)
国交省のデータ改ざんについて、会計監査員も認識していながら見逃したとのこと。国家の嘘も根深いものがあるようだ。(2021/12/20)
オミクロン株水際対策
- 政府がオミクロン株に対する水際対策として、日本に入国した人の検疫所の施設待機日数を出発国によって10日、6日、3日と区別し、その後は自宅待機という意味不明な規準を設定しているが、案の定「すり抜け」が起きた。
アメリカテキサス州から帰国した女性がオミクロン株に感染していて、3日の施設隔離の後の自宅待機中に男性と2日に亘って接触し、その男性はその後37.5℃以上の発熱があったにも関わらず、解熱剤をのんでサッカー観戦に行き80名の濃厚接触者を生じた。
「外国からの入国者は全員14日間の隔離」という対策をしていれば、こんなことには成らなかったはず。政府のバカ対策が招いた事だ。クズ・グズ政府がまだ続いている。(2021/12/17)
沖縄の米軍基地で大規模なクラスターが発生した。米軍は治外法権なので、日本の水際対策が及ばない。更に、米軍関係者が基地外に出入りするのも「日米地位協定」という不平等協定により簡単に差し止めることができない。日頃から「国を守る気概」「軍隊必要」と国粋主義的な姿勢の自民党政府が、自国が米国の属国であるような協定については何とも思わないようだ。結局、口先だけの愛国心、自国民を守る気も無い、クズ集団でしかない査証だ。(2021/12/20)
米軍関係者は日本に入国する際、無検査だったとのこと。米軍は無検査で日本に入って来て自由に市中を出歩く状況だ。日本政府にはそのことは知らされておらず、日本側が問い合わせて初めて判明したらしい。このような国辱的な扱いにも政府は「強い遺憾の意を伝えた」だけ無為・無策に等しい。地位協定の早急な廃止が必要だが、全くその気配もない。(2021/12/23)
ブースター接種
- 厚労省はオミクロン株の発生に対してワクチンのブースター接種を進めるらしいが、接種時期は対応が最も遅い自治体に合わせる方針らしい。また、特別に早く接種するのはクラスターが発生した場合とのこと。全くナンセンスな方針だ。既に準備が整った自治体からさっさと始めればよいし、予防接種はクラスターなどの発生前でこそ効果が大きいことは第5波で経験済のはずだが、厚労省は学習能力が無いのか、何等かの利権に左右されているのか‥どうも後者の匂いがプンプンする。
(2021/12/01)
札幌オリンピック
- JOCと札幌市は2030年の冬季オリンピックを札幌に招致するとのこと。900億円経費を削ったなどと言っているが、東京オリンピックが当初7000億円でやると言っておきながら、結局4兆円まで膨れ上がった上、会計報告もあるのか分らない状況である事に眼をつぶって、あたかも無かったことのように札幌招致を言い出す面の皮の厚さはまともではない。どんな利権がこの方向に誘導しているのか良く観察して置く必要がある。
(2021/12/01)
橋本聖子オリンピック担当大臣がついに「札幌オリンピックの開催は難しい。」と言い出した。今頃なにを間の抜けたことを言い出すか。以前から開催反対が多数だったのを無視して進めてきたのが、東京オリンピック疑獄で進められなくなったのだ。
そもそも、一部の企業の金儲けと政権の宣伝にしかならない商業イベントに国民の税金を投入する愚行はとっくの昔に止めるべきだった。(2022/12/04)
田中英寿
- 田中英寿日大理事長が逮捕された。脱税容疑とのこと。この人物については以前から胡散臭い印象が強かった。以前にも申告漏れで追徴になったり、アメフト問題では知らぬふりを決め込んで責任を取らなかった。学内では「ドン」と呼ばれ、逆らう者、従わないもの、上納金?を収めないものは、人事で報復するという独裁者振りは周知の事実だったらしい。同氏は日大相撲部のOBで日大紛争時に体育会系の連中と共に大学中枢職員を守ったとのことで、それをきっかけに日大組織に食い込んでいったらしい。こういった場合、体育会系の部員は権力の用心棒になるケースがあるようだ。
これでも、裁判で有罪になっても執行猶予になる可能性が高いという。大学に田中一派が残っている限り、独裁体制は変らないのではないか。教育現場で体育会系の勢力が力を持つのは、国家で実力組織である軍隊が力を持つのに似て、暴力的で独裁的になる場合が多いように思う。(2021/11/30)
外国人入国禁止
- 新型コロナウイルスのオミクロン株が蔓延する傾向が見えたのに対応して、岸田首相は外国からの入国を1ヵ月間禁止する方針を打ち出した。安倍・菅路線を継承する岸田首相ではあるが、これに関しては前の経験を生かして「正体がまだはっきりしない内は最悪のケースを想定して当たる。」という姿勢を打ち出したという点で評価に値する。
しかし問題もある。日本人帰国者に対して、出発国により10日、6日、3日の施設留置期間を設定していることだ。意味不明、合理性無しだ。出発国によってウイルスが変るとでも言うのだろうか。何故、こんなバカなやり方をするのか。岸田首相も結局、合理性無視の安倍・菅路線の[正統な]継承者だということか。(2021/11/30)
文書通信交通滞在費
- 「文書通信交通滞在費」についてやっと修正がされることになったが、結局、日割り計算で支給するという形で誤魔化すようだ。歳費として支給されたものならばどのように使ったか領収書等の証拠を添付して会計報告するのが当たり前なのだが、会計報告も無しで税金も掛からない、給与よりも緩い条件での支給という状態は残したままだ。そもそも、インターネットが普及した現在、このような目的の歳費は必要なくなっているはずだ。
政治家のこのような特権は即刻廃止するべきだが、それを決めるのが政治家なのでは改善されるはずがない。このようなことが続けば、支配者が自分に都合の良いように法律を決める独裁国家と変らない国になってしまう。政治家に関する規則は政治家でない第三者機関で決めるようにしなければダメだ。(2021/11/21)
案の定、文通費の日割り支給でさえお流れになるようだ。議員の歳費等に関することは全会一致でないと決められないそうで、他の案件では反対があっても政府独裁的に決めてきたのだが、呆れた慣習だ。(2021/12/08)
弓の持ち方
- テレビで長嶋一茂がチェロを弾いていた。武道館で披露するとのことでちゃんと習っているらしいが、弓の持ち方がまるでダメだ。ちゃんとした弓の持ち方にすれば、ずっと上達すると思われるのだが。チェロの先生は持ち方の指導をしていないようだ。想像するに、弓の持ち方がちゃんとしたものになると上達し過ぎてテレビ映像的に面白くなくなるので、テレビ局の方針でわざとそのままにしているのではないか。
チェロ弓の持ち方をネットで調べてみると、内容的には似たようなものがほとんどだが、力学的な観点からの説明が不足しているように思える。特に、親指の位置について、なぜ中指と薬指の間辺りに来るように持つかの合理的な説明が充分でない。
弓を適切な圧力で弦に当てるには力学的な支点が手の中にある方がコントロールし易い。その時の支点が親指になるので、力点(人差し指)が支点(親指)より弓先側に無いと圧力を加えられない。上記の持ち方にしていないと支点は手首や肘の関節になってしまい微妙なコントロールが困難になる。それと、上記の持ち方にすることにより、弓を大きく引いた時に自然に手の甲が左に捩れる形になるので自動的に弓先に圧力が掛り弓の弦に対する圧力の減少が防げる。
上記のような力学的なことを踏まえて弓の持ち方を指導すれば、恐らく、初心者も要領が掴み易いのではないか。筆者は始めから上記のような力学的な観察をしていたので弓の持ち方は独学の時から問題無かったようで、後に習い始めても弓の持ち方で注意や指導を受けたことは無い。(2021/11/19)
国家の枠組みでのグローバル化の矛盾
- このところ、新型コロナウイルス症の蔓延で世界中で様々な物資の生産や流通に不都合が生じている。特に、食料・石油の流通は流通機構の停滞と共に産出国自体の生産減少も加わって、生産国の物資囲い込みも生じ輸入国も困難に陥っている。
この状況になってみると、食料やエネルギーの国内生産を捨てて、「食料やエネルギーは安価に生産できる国から輸入すれば良い。」として、グローバル化を推し進めて、食料・エネルギーの自給を阻害して来た政府・商社・業会の責任は大きい。
そもそも、国家という枠組みがある限り、何かあれば自国の利益を優先して、あるいは戦略的に、敵国や他国への産物・資源の輸出を止めることは必ず起きる。国家という枠組みがある限り、生命線である食料・エネルギーを自給できる体制は必ず確保して置かなければ国を守れない。それを怠って目先の利益でグローバル化という他国依存化を推し進めながら「国防々々」などとと叫ぶ政府は矛盾の極み、愚の骨頂だ。(2021/11/14)
「しゃべらなきゃならないけど、のどすっきりしたい」
- 何度聞いても気持ち悪い。「けど(けれど,けれども)」は逆接の接続詞なので、これに続く文は否定形または否定的な内容の文のはずだが、そうなっていない。
多分、「喋らなきゃならないけれども喉がすっきりしないので、喉をすっきりさせたい。」と言いたいのだろうが、中間部分が欠けているので、文の論理的な構造として前半と後半が不整合になっている。気持ち悪い。(2021/10/20)
水道管崩落
- 和歌山市の水道管橋が崩落した。耐用年数の3,4年前の突然の崩落は驚きだ。なぜ、崩落したかはまだはっきりしないが、崩落の動画を見ると、始まりはアーチ構造の中央部の加重が突然消失した
ことのように見える。中央部の加重が消失することにより、周辺部の垂直加重に対する抗力が消失して周辺部分から崩れ落ちている。アーチ構造は加重を全体に均等に掛けることにより、垂直加重をアーチ端のアーチの円周方向の圧力に逃がす力学的構造になっているので、一部でも加重バランスが壊れると全体の破壊を生じる。(2021/10/06)
「合理化」と「リストラ」
- 最近のコロナ禍で多くの非正規雇用の人が解雇される事態が生じた。これが「自由化」の一つの結果だ。少し前、「合理化」と言う言葉が流行ったが、実質的には単なる「首切り」のことだった。「合理化」とは本来、企業活動の中で合理的でない部分を改善して効率を上げることのはずだったが、「とにかく何も考えずに人員削減をすること」になってしまった。本来の意味の合理化には賛成だが、「合理化」に反対、という人は多いだろう。
同様の意味で最近は「リストラ」という言葉が使われる。これも本来の意味は「構造改革をして効率を上げる」のはずだったが、雇用者側が単に「首切り」をし易くするための誤魔化しのために使われて、「構造改革をせずに単に人員削減する」の意味になってしまった。
「合理化」も「リストラ」も企業上層部の都合の良いように使われて、そして、企業献金を大量にもらう政治の後押しによって、意味が捻じ曲げられた言葉だ。(2021/10/02)
「とうもろこし」
- 野菜のコーンは日本語では「とうもろこし」というが、以前からこの呼称はおかしな呼称と思っていた。「とう」は中国のこと(昔、古文で習った)だし、「もろこし」も中国のことと思っていた(これも古文で習った)。なので「中国中国」と言っているのと同じだ(と思っていた)。
ところが、「チコチャンに叱られる」というテレビ番組で「とうもろこし」のひげが話題になったときに調べて見ると、現代語において「もろこし」はイネ科の一年草のコーリャンのことだと判明した。つまり、「中国のモロコシ」という呼び名のことなので同じことを二重に言っているわけではないということだ。これで長年の違和感が払拭された。(2021/10/02)
危険な高市早苗
- 次期自民党総裁候補として安倍一派が高市早苗を大々的に押している。これはとんでもないことだ。高市は日本のネオナチ党の「国家社会主義日本労働者党」の党首と得意げにツーショット写真を撮っていて、ナチを称賛する本に推薦文を書いている。主張も独裁的な極右だ。因みに、ナチス・ドイツの正式名称は「国家社会主義ドイツ労働者党」だ。自民党総裁は首相になるので、もし高市のようなナチス礼讃者が首相になったら、国際社会では世界中の民主主義国家から日本は爪弾きされるのではないか。
(2021/09/07)
大使館員逃亡
- アフガニスタンがタリバンに制圧された。少しづつ人権(特に女性の)が取り戻される方向にあったが、これでまた逆戻りなる。宗教思想が国を牛耳る状況は非常に拙いと思うが、そういった国はまだまだ多い。
これにより、各国のアフガニスタン在住の人々は国外に退去している。その状況で日本も退去の方向だが、日本の大使館員は在住日本人や日本に強力していたアフガニスタンの人々を置いてさっさと国外に逃げた。まるで、太平洋戦争末期に日本軍が民間人を見捨ててさっさと逃げたのと同じだ。他国の大使館はアフガン空港に残って自国民等を最大限に助けたのと真逆だ。大使館員は一種の特権階級らしいが、酷い話だ。菅政権がコロナ感染者を見捨てたのと機を一にするものだ。(2021/08/31)
自宅療養
- 厚労省が新型コロナ蔓延に対して重症者以外は自宅療養をさせる方針にした。そして、自宅療養に関しての指針をネットに掲載している。
https://www.mhlw.go.jp/content/000657892.pdf
そもそも、家族がある人が自宅療養したら、デルタ株が蔓延してきた今、ほぼ確実に家族に感染させる。一人住まいの人が自宅療養して容態が急変したら、保険所に連絡しようにもする体力・気力が無い可能性が高い。要は「放置」状態になる。既に、自宅療養中の容態急変により死亡した例がちらほら出てきた。
更に、現状で既に保健所がほぼパンク状態になっていて上記のpdfに書いてあるような対応が困難になってきていて、上記のpdfの内容は机上の空論化している。何の対策にもならないことをしていて「自宅療養」、は最悪の選択だ。既に、病院に入れないで必然的に自宅療養に追い込まれている感染者が何万人も出ている状況で「自宅療養」などと言い出すのは、無策を誤魔化すための単なる現状追認に過ぎない。
早く、体育館などを使った軽症者収容施設を用意して、感染者を医療の眼の届く所に置くのが最低限の政策だろう。「自宅療養」は最悪の棄民政策だ。(2021/08/17)
「自宅療養」の方針が出てから、当然予想されたことだが自宅死が幾つかの県で出ている。特に、東京近県で目立つ。菅義弘政権は日本に地獄をもたらした。(2021/09/04)
アストラゼネカワクチン
- 政府は、ファイザーやモデルナのワクチン供給が不足している現状で、これまで、日本人への接種を控えていたアストラゼネカ製のワクチンを使用する方針を決めた。それはこの状況ではやむを得ない選択かもしれない。しかし、非常に奇妙なことにアストラゼネカ製のワクチンは40才未満には使用せず、40才以上に使用するとのことだ。海外の調査結果では、アストラゼネカのワクチンの副反応の血小板減少症候群で死亡した数は40才台が最多、50才台が2番目、60才台が3番目でその後に30以下の死亡数が来る。このデータからすると政府の方針とは逆に40才以上は避けるべき年齢だ。政府のやることには全く合理性が無い。バカのやることは理解不可能だ。
(2021/08/06)
オリンピックでの食品大量廃棄
- オリンピックスタジアムで大量の食品が廃棄されている。これは、政府やオリンピック組織委員会が開会直前になって無観客を決めたことが原因だ。無観客か有観客か更には延期か中止かの議論は既に1年前から出ていた。それを考えれば、もし、コロナその他が原因で中止、延期、無観客等になったら不要になる食品が出ることは眼に見えていたはずだ。そうであれば、不要になる食品を廃棄せずにコロナで苦しむ母子家庭(最初に解雇の対象になるパート従業員が多い)に配る計画などが建てられていたはずだ。
更に酷いことに、食品の発注はスタジアム満席の場合の量がされていて実際に納入されるかどうかに関わらず満額支払う契約とのこと。開会式で160億円というのも呆れた話だが、食品の大量廃棄は更に腹立たしい。
ぎりぎりまで、決定を伸ばした政府や組織委員会の責任は重大だ。今からでも遅くないので、不要になった食品を困っている人々に配布する組織を構築するのは政府の責任だと思う。それもやれないとしたら、政府は日本に寄生するただの寄生虫でしかない。(2021/07/27)
オリンピックに関連して、食料が廃棄されたのに続いて、今度は医療品が大量に廃棄されていたことが、組織委員会の発表で明かになった。組織委員会がこれを発表したのは、週刊文春の暴露記事が出そうになったので慌てて自ら発表したということらしい。週刊文春の記事の件が無ければ恐らくこの事実もほっかむりしていただろう。ということは、文春が掴んでいない他の廃棄事例がまだまだ膨大にあると見て間違いないだろう。オリンピック組織委員会が腐りきった組織だということの査証だ。(2021/09/04)
不快なオリンピック
- オリンピックが始まった。放送は全てオリンピックで埋め尽くされて、通常の放送が無くなった。オリンピックに関心が無い筆者などは多いに迷惑だ。まあ、全ての主要放送局がスポンサーになっているので仕方のないことだが。そもそも、放送局などは国が関わる事のスポンサーになるべきでない。そうでないと御用放送になる危険性が高い。しかも、国の威信を掛けた(本来、オリンピックは選手個人のもののはず)争いを見て、勝てば大賛辞で負ければ罵倒‥‥見ていて誠に不愉快。そもそも、どうしてあれ程争いが楽しいのだろう。争いが嫌いな筆者には最大の謎だ。
(2021/07/25)
オリンピック開会式
- 「一月万冊」というYouTubeのサイトで作家で記者の今一生と言う人がオリンピック開会式でやるべきこととして以下のような鋭い指摘をしていた。
「黙祷。これだけの感染拡大の状況下で五輪を開催しようとしている訳だから、今まで亡くなった国民‥15000人以上います、感染で亡くなった国民が‥その人の名前を一人ずつ読み上げるんだよ、スタジアムで。その犠牲の上に五輪をやってスポーツの力って言いたいんでしょう?だったらメダルを取ってもそれは血塗られたメダルなんだよ‥‥。」
この見解について、「病気で死んだのはオリンピック選手とは関係無い。」という人がいるかもしれない。しかし、オリンピックは同好の志が金を出し合ってやっている催しではなく、都や国や県の税金を使ってやっているのだから、オリンピックに興味の無い筆者のような者の金も使っているのだ。もし、オリンピックにかけた金(3兆円にも上る)や労力を医療やコロナ対策にかけていたら、救えた命も多数あるはずだ。その金を使って敢えてやっているのだから、選手を始めとしてオリンピックを進めている人全員がそのことを肝に銘じなければならない。その意味で、死者に対して黙祷するべきとの主張は妥当だと思う。
それにしても、開会式だけで160億円とは「コンパクトオリンピック」が聞いてあきれる。(2021/07/24)
オリンピック開会式で、天皇が立って開会宣言をしているときに、菅義偉や小池百合子は始めは座ったままでいて、途中で慌てて起立したとのこと。世間では「昔なら不敬罪だ。」と揶揄されているとのこと。これについて右翼からは何もコメントが無いらしい。
右翼というのも所詮、権力にすり寄る犬なのか。(2021/07/24)
小林賢太郎解任
- オリンピック開閉会式演出の小林賢太郎が解任された。過去にナチスのユダヤ人大虐殺を茶化したコントをやっていたらしい。どうもこの組織委員会はそもそものオリンピック憲章を軽視して来たのではないか。人選の時に憲章に添った人物かどうかのチェックがされていなかったのは、その表れだろう。
更に、組織委員会は、解任の理由として「国際的な問題になるから。」とのこと。これもおかしい。そもそも人選は「オリンピック憲章に照らし合わせて相応しいか。」が第一義的に必要条件とならなければならない。非難をしているのは、アメリカのユダヤ系の人権団体だが、外国の団体から何か言われたのが解雇の理由とは本末転倒だ。
これまでも、森喜朗、佐々木宏、小山田圭吾など憲章にそぐわないとされて辞めた人が続出してきたが、遂に、国際的な問題になる状況になってしまった。このオリンピックがオリンピック憲章とは「違う地平」で進められてきた証だ。(2021/07/20)
首都圏道路の渋滞
- 首都高速道路がガラガラで、一般道路が渋滞しているそうだ。原因は、首都高速道路がオリンピック期間中は1000円も値上げになると共に、一部のICでオリンピック関係者の車以外の進入を禁止しているからだ。その上、一般道にも「オリンピック関係車両専用レーン」などというものを設定して市民の交通を妨げている。オリンピック選手や大会関係者らのスムーズな移動のためだそうだ。
これから、コロナだけでなく熱中症などで救急搬送が増加することが予想されるが、道路が込み合って搬送が遅れるという最悪の事態も考えられる。これほど市民を虐げるオリンピックはこれまで無かったのではないか。
これはもう、戦時中に軍隊を優先して民間には「欲しがりません勝つまでは。」と我慢を強いたのと同じだ。完全に戦時独裁状態だ。(2021/07/20)
天皇のオリンピック開会式への出席
- 天皇がオリンピック開会式に出席することになった。菅義偉政権が引っ張りだしたのだろう。天皇はまだ1回目のワクチンを接種しただけなのでちゃんとした免疫がついていない。この状態の天皇を強引に引っ張り出して良いのか。戦前ならとんでも無い罪になるのではないか。筆者は天皇は一人の人だと思っているので、不敬罪などとは言わないが、上皇や天皇はちゃんとした考えを持った人格者と思っているので特殊な立場にいる人として尊敬はしている。しかし、菅義偉はそれさえも無い、天皇をただの道具としてしか考えていないのではないか。
さらに、こんな、天皇を蔑ろにする状況でも世の右翼連中からほとんど何も聞こえてこない。所詮、右翼も天皇を利用して時の権力にすり寄る犬のような輩なのだろう。(2021/07/19)
オリンピック開会式にトヨタ自動車の社長が欠席することになった。そのとたん、多数の主要なスポンサー企業や経済団体の長の欠席が表明された。その上、安倍晋三もさっさと欠席を表明した。嘘デタラメによってオリンピックを招致した張本人の安倍晋三だが都合が悪くなるとさっさと逃げるこの男の腐った本性が見えた。日頃から皇国史観で天皇崇拝のような言動をしているが、その実、「天皇は利用価値のある権威」としか考えていないのがわかる。自分が欠席するのなら天皇の出席も止めようとするのが筋だろう。(2021/07/23)
トーマス・バッハ
- IOC会長のこの人物の言動を見ていると、日本人をナメているとしか思えない。まあ、IOCに、いや、自分に金さえ入れば開催国の国民や選手がどうなっても良いということなのだろうが。穴だらけどころかはじけてばかりの「バブル方式」の状況で、曰く「日本人にリスクは与えない」「状況が好転すれば有観客で」「オリンピック選手の夢をかなえるため、すべての対策が講じられている」等々‥‥。どれを取っても現状を無視して、都合の良い事を言いつのっているだけだ。更に、それにへらへらおべっかを使って従っている菅義偉政権、JOC、オリンピック組織委員会も国民をナメているクズ組織だ。
(2021/07/18)
学童のオリンピック観戦
- 今回のオリンピックでは学童にオリンピックを観戦させるとのこと。これはコロナ感染や熱中症の可能性があり危険だ。しかも、学校から行く形なので、同調圧力が強く、観戦参加を拒むと差別や非難の対照に成る可能性がある。
学童の観戦について「一生に一度の感動の経験ができる。」などと言って観戦させることを主張しているようだが、バカも休み々々言ってほしい。予測では各地で35℃を越える。こんな所に児童をさらせば恐らく熱中症で子供がバタバタ倒れる。その対応はコロナとの区別ができないので、非常に大変だ。それに、猛暑の中、遥か彼方のゴマ粒のような選手を見るのでは感動の前に「暑くて暑くて、疲れた〜。」という印象しか残らないだろう。涼しい自宅でテレビ観戦した方が、細かい選手の表情も読み取れて遥かに感動が大きいことはまず間違いない。(2021/07/16)
デタラメオリンピック組織委員会
- オリンピック組織委員会は、選手村でコロナ感染者が出た場合、入る病室が足らなくなったら、他の選手も入っている選手村の空き部屋に入ってもらうそうだ。滅茶苦茶だ。せめてフロアでも別にしなければダメだろう。こんなことをやれば、ダイヤモンドプリンセスのように棟全体がクラスタになる。更に、選手村の滞在人数その他の情報を全く公表しない。何を隠そうとしているのか。組織委員会がいかに暗黒の組織なのかを如実に表している。
(2021/07/13)
南アフリカ共和国の選手団からコロナウイルス感染者が発覚した。最初、オリンピック組織委員会は国等の情報を隠していた。発覚は南アメリカの組織委員会の発表によるものだった。この日本の組織委員会の隠蔽体質はやはりオリンピック組織委員会が暗黒の組織であることの再証明となった。(2021/07/19)
オリンピック音楽担当の小山田圭吾氏が過去のいじめ問題の発覚により、辞任した。これが発覚した当初、組織委員会は「過去のことで本人も反省しているので、辞めなくてもよいのでは。」との見解だったが、いじめの実態の酷さとそのことを大人になっても雑誌のインタビューに自慢げに話していることが世間に広まり批判が高まると慌てて辞任をさせる方向に走ったらしい。
組織委員会の粗雑さ・見識の低さがまた露呈した。(2021/07/20)
オリンピック開会前日にトンデモナイ事態が発生した。開閉会式の演出責任者の小林賢太郎氏が過去に行ったコントでナチスのユダヤ人大量虐殺を茶化していたことが発覚した。組織委員会は直ちに同氏を解任したが、橋本組織委員長は自分に責任があるとして単に陳謝したのみで、実際には何も責任を取ろうとしない。クズ組織の長の面目躍如というところか。(2021/07/23)
原子力発電の経済性の嘘
- ついに、経済産業省が原子力発電より太陽光発電の方が経済的だと言い出した。もちろん、太陽光発電技術の発展もあるだろうが、以前に「原子力発電は経済的」と言いつのっていたのは、廃棄物処理や安全対策、事故が起きた時の対応、そして政府から落ちる莫大な補助金のことを<無視、いや隠しての嘘の計算に基づくものだったのだ。
福島の事故以来、上記によって生じる不経済が露呈して、結局「原子発電は不経済」ということを認めざるをえなくなったのだ。それでも今の政府は原子力利権にかじりついて「原子力は重要なベースロード電源」などという誤魔化しのキャッチフレーズで原子力を推し進めようとしている。どこまで薄汚い集団なのか。(2021/07/13)
西村康稔
- 西村康稔経済再生担当大臣が、緊急事態宣言下で酒類提供を止めない飲食店に「応じてもらえない店舗の情報共有、関係省庁とも共有し、金融機関とも共有し、金融機関からも応じてもらえるよう働き掛けをしてもらうという取り組みを進めたいと考えています」と言った。とんでもない発言だ。金融機関という支配的な組織を使って特定の経済活動に圧力を掛ける。これはもう、独裁政治そのものだ。日本はいつの間に中国や北朝鮮になってしまったのか。さすがに自民党内からも批判が出て撤回するようだが、その撤回も「趣旨を充分に伝えられず反省」とのこと。またまた誤魔化しに走っている。趣旨は充分伝わっている。自分が趣旨を理解していないだけだ。頭の程度が判る。
(2021/07/12)
この件に関して菅義偉は「聞いていない。」と言っていたが、証拠となる文書が明るみになった。嘘を付いていたのだ。安倍・菅内閣は嘘ばかり付いてきた。嘘に塗れた内閣。思いつきでちゃんとした検討もせずに出すゴミのような政策の数々。(2021/07/13)
西村が「西村やすとし茶話会」と銘打って架空政治資金パーティーを開いていた事が明らかになった。
パーティー券を買った人は誰も出席せずに、パーティー券を買っていない10人足らずの経産省の役人がサクラとして出席させられていたとのこと。これはもう詐欺だ。それでも当人は平然としている。
こんな犯罪者は即刻逮捕・投獄しなければ日本が害毒に侵されてしまう。(2021/12/14)
春日良一
- 元JOC参事の春日良一が「オリンピックは特別だ。特別だから有事も乗り越えようよっていう方向にいかないかなと思う。」と言った。まあ、確かに、金と政治に塗れた腐ったイベントという意味では特別と言えるかもしれない(他のスポーツイベントは利権は絡むが政治は絡まない)が、こんな泥まみれの腐ったイベントについて「世界の平和を作るっていう理念で行われるもの」などと、もう噴飯ものの絵空事で正当化するのは、まともな思考ができなくなっているか、よほど利権に塗れているかのどちらかだろう。JOCはこんな輩の集まりなのだろう。
(2021/07/08)
安倍晋三の発言
- 安倍晋三が雑誌で「同じ感動をしたり、同じ体験をしていることは、自分達たちがアイデンティティに向き合ったり、日本人としての誇りを形成していくうえでも欠かすことのできない大変重要な要素です。」とか、今回のオリンピックに反対する人達に対して「極めて政治的な意図を感じざるをえませんね。」「一部で反日的ではないかと批判されているひとたちが、今回の開催に強く反対しています。」などと言っている。
反吐が出る。筆者はオリンピックなどまるで興味が無い。「同じ感動をする」ことは「アイデンティティに向き合う」ことと関係が無いし、「同じ感動をする」ことは「仲間意識」の形成にはなるかもしれないが、「日本人としての誇り」とは関係ない話だ。こういった情緒的なレトリックは低レベルの国粋主義者のものだ。更に、あたかも、オリンピックを反対する行為を「反日」と捉えるとは、もう滅茶苦茶だ。これはもう思考力を失ったネトウヨのレベルだ。こんなのが権力を握ったのだから日本が変になるのも当然か。(2021/07/05)
内閣官房の返答
- オリンピック・パラリンピックに出場する選手が、新型コロナウイルスの濃厚接触者に認定された場合の対応について、内閣官房は、14日間の隔離期間中でも、大会に出場できる方向で調整している、との回答をした。もう、呆れてものが言えない。内閣官房はまともな判断力を失っているのか。独裁者菅義偉の奴隷に成り下がってしまったか。
(2021/07/02)
オリンピック選手への批判等
- 山下JOC会長が「一部の選手には、私のときと同様に、心ないメッセージが届いている。この場を借りてお願いしたいが、選手たちにそういう働きかけをするのはやめていただきたい。叩くんだったらJOCとその会長の私を、あるいは組織委員会を叩いてほしい。」と言ったそうだ。この話題はワイドショーでも触れられて、全ての意見が「選手へのそういったことははあってはならない。」というものだった。
何をたわけたことを言っているのか。国費を使って公に活動している以上、何かを言われるのは当然のことでその覚悟が無いのならば、選手を辞退すれば良い。ワクチン接種などは選手の意志で受ける/受けないを決められるのだから責任は選手本人にあり、そういったことを国民から批判されたりしたからといって、それにJOCが責任を負う必要は無い。スポーツ選手はそんなにお子ちゃまか。(2021/06/29)
IOCはオリンピック選手に対して「コロナなどの感染症や猛暑などの健康被害にさらされる可能性による大会への参加やパフォーマンスへの影響、重篤な身体的傷害、さらには死を含め、自分自身のリスクと責任で大会に参加することに同意します」という内容の誓約書を出させている。まるで、戦時中の「天皇のために命を捧げる」と同じ人身御供だ。そして、このような要求に選手達は唯々諾々と従っている。やはり選手達はバカなお子ちゃまなのか。
このような理不尽を許すのは、独裁者や宗教指導者のために自爆をすることを許すのと同じで、非常に危険な傾向だ。(2021/07/12)
オリンピックで日本選手の活躍が華々しい。テレビでは手放しの喜びよう。選手も万歳々々で「支えて下さった皆さん、応援してくださった皆さんありがとう!」ばかり。
しかし、自分が国家予算を使って、応援していない人の金も使わせてもらったという認識がある選手がいるのだろうか、大いに疑問だ。オリンピックに使われた3兆円にも上ると言われる費用で医療施設・設備・人員を整えていたら救えたはずの命の犠牲の上でやっているオリンピック。「犠牲になった人々も含めて、全国民からのお金でオリンピックができメダルを取ることができました。」と言う選手はいない。(2021/07/28)
ウガンダ選手団の感染判明
- ウガンダの選手団9名の中から1名の新型コロナウイルス感染者が出た。空港検疫での判明だが、陽性の1人を除き残りの8名はそのまま大阪まで移動した。8名については濃厚接触の可能性があるので感染の可能性があり、2週間の隔離をするのが正しいやり方だと考える。ところが、濃厚接触であるかの判断も無しに移動を許してしまった。濃厚接触の判断については、内閣官房は「検疫が判断する。」と言ったが、検疫は「検疫の後の濃厚接触かどうかの判断は検疫ではない。」と冗談のようなやり取りがあり、結局、行った先の地方の保険所が判断するとのこと。オリンピック組織委が主張する「バブル方式」は底抜けだった。これから上記のようなすり抜けが多発するのではないか。
更に恐ろしいことに、同じ機に乗っていた80名の一般客については全くの野放し状態らしい。もう、話にならない状況だ。(2021/06/22)
泉佐野に移動したウガンダ選手団の中から新に感染者が判明した。橋本組織委員会会長は、未だに「バブル方式なので安全」などと馬鹿げたことを言っていたが、心配した通りのことが起きた。オリンピック推進を叫ぶ輩の非合理性があからさまになった。(2021/06/23)
ウガンダ選手の一人が選手村から失踪した。まだ、行方不明とのこと。これが「バブル方式」とやらの実態だ。(2021/07/19)
感染予測
- 国立感染症研究所のコロナアドバイザリーボードが発表している感染予測
を見ると恐ろしい。上記はデルタ株(インド変異株)の影響が少ないとしてのものだが、それでも8月には新規感染者数が2000名を越えるという。悪いケースの予測
を見ると、もう、ゾッとする値だ。これでも、オリンピックを有観客で実施する政府の方針はもう気違い沙汰だ。(2021/06/17)
立花孝志
- 「コロナはただの風邪」と公言して憚らなかった立花孝志がコロナに感染発病して入院した。コロナ感染発覚後も入院もせずに、講演会などにマスク無しで参加してウイルスをまき散らしていた。あきれる。まあ、「ただの風邪」と言っていた手前、簡単には入院する気にはならなかったのだろうが、迷惑な話だ。更に、症状が酷くなって、苦しくなったらさっさと有名病院に入院とは‥‥。世界中でパンデミックを起こして死者380万人、日本でも、入院できずに自宅待機中に死んだりする人が出てきて死者が14000人に達しようとしている状況を無視して間違った認識をまき散らして来た政治家としての責任をどうとるのか。「『ただの風邪』なら家で寝てろ!」と言いたくなる。
(2021/06/09)
兵庫県知事選挙におけるこの人物の行動は異常だ。公職選挙法違反に問われないのだろうか。立候補しながら自分に投票せずに斎藤元彦に投票するように主張し、斎藤元彦の演説に続いての応援演説を繰り返していた。しかも、事実に反するデタラメを流布した。更に、100条委員会の委員長宅前に行って脅迫的な演説をしたりしている。
この人物の常軌を逸した言動や行動は民主主義を破壊するものだ。この人物を断罪できないようでは日本の警察・検察は無能あるいは腰抜けと言わざるを得ない。(2024/11/26)
JOC経理部長自殺
- JOCの経理部長の森谷靖氏が鉄道飛込自殺をしたとのこと。非常にショッキングなニュースだが、奇妙なことに、第一報の後、マスコミの続報が全く無い。さる放送ではそれに関する放送途中に原稿が突然差し替えられ、野生のゾウの話になってしまった。
もう、中国並みの報道規制でも掛かったような有様だ。こうなると不都合な真実が暴露されるのを止めるために、政府筋から報道機関に相当強い圧力が掛かったと勘繰らざるを得ない。
恐ろしい暗黒政治だ。(2021/06/09)
なぜ、政府筋からこの件に関して報道規制が掛かったかということについて、どうも、今回のオリンピック誘致についてフランス警察がJOCからアフリカへ賄賂が送られたことを捜査していて、その賄賂に菅義偉が深く関わっていたことが疑われているのが原因らしい。つまり、JOC経理部長の件をほじくられると菅義偉の悪事がばれる恐れがあり、これが報道規制の理由らしい。もう、オリンピックは暗黒の祭典だ。(2021/06/12)
病床使用率計算式の変更
- 厚生労働省が「病床使用率」の算出式を変更した。これまでは、分子に、やむを得ず一般病棟に居る新型コロナ患者や自宅待機になっている感染者の数も含めていたが、これを変更してこれらを含めないことにした。これにより、病床使用率は確実に下がる。今、この算出式を変えるのは混乱を生じるのではないか。自宅待機になっている人などを無視するのは、事態を過小評価して実態を見誤らせることになる。何か、事態を過小評価して誤魔化して、緊急事態宣言解除の口実に使おうという匂いがふんぷんとする。
(2021/06/08)
読売新聞のアンケートについて
- 読売新聞がオリンピック開催の是非についてアンケートを取ったところ「オリンピック中止」が48%、「無観客で開催」が26%、「観客数を制限して開催」が24%になったとのこと。オリンピックムードが高まったかに見えるが問題はアンケートの項目だ。「延期」の選択項目が無い。これが無いと「延期」の意見が無視されたり、延期を考えていた人が「無観客で開催」に回る可能性もある。これは世論を捻じ曲げる意図を持ったアンケートに見える。「延期」を選択項目に入れた場合はまだ80%程度は7月開催に反対だと思う。
(2021/06/07)
ワクチン義務化について
- 新型コロナワクチンの接種体制が広まってきて、希望が湧いてきた。しかし、日本ではワクチン接種は個人の意志に任されている。明石家さんまなどは(筆者には意味不明な理由で)「ワクチン接種はしない。」と宣言している。
筆者としては、ワクチン接種は社会の一構成員として社会を動かして行くための義務ではないかと考える。もちろん、アナフィラキシーなどの危険性が高いような特別の事情がある人を除外するのは当然だが‥‥。個人の自由を重視するアメリカでも「義務」となっているワクチンが幾つかあるのに、日本では「努力義務」でしかない。自分が感染して他人に感染させたり、自分が重症化して家族を含め周りに迷惑を掛ける可能性に考えが及ばないのだろうか。
(2021/06/03)
ワクチンパスポートについて、「ワクチン差別が起きるかも知れないので好ましくない。」という意見がある。確かに、ワクチンをしていない人に不利益が生じる可能性はあるが、ワクチンをしていない以上できないことが生じるのは自分自身の安全のためにも致し方の無いことだと思う。問題は医学的な事情でワクチン接種ができない人に対する非難や不当な差別だ。
医学的な事情があってワクチンができない人を非難するのはやってはいけないことだ。それを避けるためにも、ワクチン接種を義務化して医学的な事情で接種していない人以外は全員接種する形になれば、接種していない人は医学的な事情がある人だけなので、非難に当たらないということになり、問題は無くなる。
医学的に問題がないのにワクチン接種を拒む人が「思想信条の自由の侵害。」を言うのは法定伝染病に罹患して隔離を拒むのと同じで、見当はずれの論拠による我がままでしかない。(2021/06/18)
新型コロナワクチンの筋肉注射部位
- 新型コロナワクチンの2回目の接種をした。ワクチンは筋肉注射であり、1回目は全く問題無かった。しかし、今回は疑問が生じた。前回は針が刺さる時にちょっとチクッとしただけで、ワクチンを注入するときは全く判らなかった。しかし、今回は注入時に「!?」と感じる痛みがあった。後で見てみると、注射位置が非常に肩先近くになっていた。
○が前回、←が今回。
日本医師会の
https://www.kyoto.med.or.jp/covid19/pdf/20210226vaccine05.pdf
によると、「注射部位は三角筋の肩峰より3横指下中央の位置です。」とある。今回の筆者の場合、ほぼ「肩峰」の位置だ。
上記のページの図
で言えば、[の上の端つまり「肩峰」辺りだ。注入時の違和感はそれが原因なのではないだろうか。これで「筋肉注射」になっているのか。むしろ、「関節注射」のように見える。医師が「肩峰」を確認した後、「3指位置をずらす」のを忘れたウッカリミスなのではないか。
(2021/05/31)
接種した接種会場に行って(11:59〜12:05)上記の件を問うてみた。回答は、一応位置が高いことを認めつつも「この部分にも筋肉があるので筋肉注射にはなっている。今の症状も副反応の一つと考えられる。」とのことであった。(2021/06/01)
体温は最高37.7℃までなったが、夜には36.4℃の平熱になった。腕の痛みも夕方にはほぼ無くなって来た。多分、ワクチンは有効に効いているのではないか。(2021/06/02)
もう少し、調べてみると、
https://www.mhlw.go.jp/content/000764700.pdf
に
注射部位は三角筋中央部で、穿刺部位は肩峰から真下に3横指程度下の位置が目安になる。上方過ぎるとワクチン関連肩関節障害を、下方過ぎると橈骨神経障害を起こすリスクがある。
ともあった。今のところ、特別な症状は出ていないがどうなのだろう。(2021/06/03)
ディック・パウンド発言
- IOCの古参委員のディック・パウンドが「前例のないアルマゲドンに見舞われない限り、東京五輪は計画通りに進むだろう」と言ったそうだ。日本人がどうなってもオリンピックをやるつもりらしい。もう、ヒトラー並みだ。更に、「菅首相がやらないと言ったとしても、それは一個人の発言に過ぎないので影響はない。」とも言ったそうだ。菅首相も舐められたものだ。まあ、舐められても仕方のない程度の人物とはいえ、仮にも日本の首相なのだが‥‥。
(2021/05/27)
ATのシフトパタン
- 筆者はMT車で免許をとって、45万kmあまりMTに乗り、その後、ATに乗り出して既に20万km以上走った。ずっと疑問に思うのは、ATのシフトパタンだ。前の方から、P−R−N−D−Lとなっている。
- まず、シフトが一直線になっていることだ。中にはクランクのつなぎ合わせになっているものもあるが、大多数は一直線だなので、RやP,Lに入れるときは付属のボタンを押しながらでなければならない。ところがN→RとR→Pは同じボタンを押しての同じ操作になる。また、L→DとD→Nはなにもしないでレバーを前に押すのみなので、L→Dのシフトが勢い余ってNまで行ってしまうことがある。MTのようなシフトパタンになっていればそういった事故は起こらないし、手の感覚だけで、どのシフト位置にあるか判る。ATの場合は、前方から視線を移してシフトレバーあるいはメーターパネルの表示を目視する必要があり、安全上問題が生じる。なぜこのような不合理な仕組みになっているのか。
- 前に押すとRやPになり、後ろに引くとDやLになっている。人間の自然な感覚なら、前に押すと前進し、後ろに引くと後進になる、というのが合理的と思うが。なぜ、こうなってしまったのか。
- 最近知ったのだが、プリウスなどのハイブリッド車はシフトレバーがシフト位置に関わらず、センター位置に戻ってしまうらしい。益々、不合理な仕組みに劣化している。なぜ、こんな方向に進んだのか、そもそも、なぜレバーをセンター位置に戻す必要があるのか意味不明だ。「シフトがどの位置にあるかは見やすい位置にディスプレイがあるのでそれを見れば判る。」と言う意見もあるが、人間の視覚の焦点深度は深くないので、ディスプレイを見るときと運転のために前を見るときは眼の焦点調節をしなければならず、眼に負担がかかる。特に、眼の機能が衰えている高齢者には負担が大きい。ユーザーインターフェースとしては最悪の部類に入るのではないか。自動車メーカの技術者は人間と機械のインターフェイスに関するセンスが無い人ばかりなのか。
これと似た改悪に、カーエアコンの強度調整がレバー式になっているものがある。
- 動かすときに支点が無いので、細かい調整がし難い。
- レバー位置が目視しないと判らない。
これは、現在乗っている車はダイヤル式なのであまり問題は無いのだが、以前のものはレバー式だった。
同様な改悪は、台所のガステーブルにもある。点火がボタン一つになっていて危険だったり、火力調整がレバー式になっていて支点が無く細かい調整がし難く、更に何かが引っ掛かって位置がずれる可能性がダイヤル式より高いものがある。
不合理な仕組み
ATのシフトパタンが直線的で手前に引くと前進になるようになっているのは、恐らく、最初にATを作ったときに油圧や電気回路によるメカニズムが無く、ワイヤー式の伝達機構だったからではないか。ワイヤー式だと張力しか伝えられないので、手前に引く形にした方がワイヤーを支点の下側に張ることができ、メカ的に作りやすかったのではないか。(2021/05/26)
米国CDCの勧告
- 米国CDCが米国から日本への渡航中止を勧告した。これに対して、IOC、JOC、日本政府は「オリンピック開催に影響ない。」と言っている。日本政府は「不必要な渡航を禁止しているだけなので関係無い。」との姿勢だ。オリンピックのどこが「必要な渡航」なのか。
(2021/05/25)
IOC
- IOCのコーツ調整委員長が「東京が緊急事態でもオリンピックは開催する。」と断言した。JOCも政府も東京都もこれに同調して開催に突き進んでいる。IOCは日本人がどうなろうと関係なく、自分達の金儲けだけが頭にあるというのは間違いないが、JOCや日本側の連中がそれに同調しているのは、自分達の保身のために平気で国民の命を投げ捨てた戦時中の上層部と同じメンタリティーが透けて見える気がする。
(2021/05/23)
予告どおり、緊急事態宣言下でのオリンピックが行われているが、IOCのマーク・アダムズ広報担当者は「選手村は最も厳しいロックダウンの制限が敷かれている。(選手村にいる)彼らは異なる目的や意欲を抱きながらパラレルワールドに住んでいて、もし問題が起これば我々が対応する」などと言っている。
バブルが穴だらけどころか、ザル状態にも関わらずこんなことを言えるのは、日本人や選手が死のうがどうしょうが、開催して放映権料がもらえれば良い、という考えが丸見えだ。こんなのに忖度か何か知らないが、汲々として従っている政府・都・組織委員会・JOCは亡国の民だ。(2021/07/30)
オリンピック選手へのワクチン優先接種
- 丸川五輪担当大臣や橋本五輪組織委員長が4月の時点で「選手へのワクチン優先接種はやらないし、やる予定も検討もしていない。」と名言していたが、オリンピック選手関係者2500人に6月1日からワクチン接種をる実施すると言い出した。丸川大臣は「ワクチンが無くても安全・安心なオリンピックが開ける。」と言っていたのではないか。平気で嘘を付く下衆だ。まだ、高齢者も医療関係者さえもワクチンが打てていない状態であるのに‥‥無料でワクチンが手に入るならば、それを医療従事者や介護施設関係者に回すのが筋だろう。オリンピック選手は特権階級なのか。
(2021/05/21)
明石家さんまのワクチン拒否
- 明石家さんまが新型コロナワクチンを打たないと宣言した。理由は「今まで菌にかかったことないから。1回もないんですよ。ここでワクチン打つと、体が変わってしまうんで」だそうだ。もちろん、ワクチンを打つかどうかは個人の自由だが、「体が変ってしまう」というのが理由というのは意味不明だ。ワクチンを打とうが打つまいが、外から入ってくるウイルスなどによって体は日々変っているのにワクチンだけ「からだが変る」というのは合理性が無いトンデモな理由だ。何か、「ホメオパシー」に類するトンデモ情報に毒されているのか。
(2021/05/21)
俳優の千葉真一が新型コロナに感染して死亡した。あまり合理的的でない理由でワクチン接種を拒否していたらしい。ワクチンを拒否していたさんまも、周囲の状況に押されて7月末にはワクチンを打つ方に方向転換をしたらしい。影響力の大きい人物なのでそうした方が良いし、本人にとってもその方が良いと思う。(2021/05/24)
新型コロナワクチンの接種順位
- 新型コロナウイルスワクチンの接種を、色々な自治体の長などが勝手な理由を付けて優先的に行っている。特に、医療関係者枠での接種については「医療関係者の辞退者が有って、余りが出来て、自分はワクチン接種の陣頭指揮をとるので医療関係者に入るので問題ない。」などと言っている者がいる。しかし、余りが出たらどういった順位で接種するという規準も公表にせずにやってるのは頂けない。もし、それが正しいやり方だと思うのなら、堂々と議会で宣言してからやれば良い。コソ泥のようにバレるまで口を噤んでいて発覚すると言い訳がましく正当化する。なんとも貧相な行為だ。
国の規準では「直接会場で予診や接種等を行う者」が医療関係者であり、「送迎や会場設営等を行う者等は含まない」といことなので、町長などが該当するか疑問が多い。
そもそも、医療関係者でどの程度の当日での辞退が出るかは予想して計画を立てていて、大量の余りが出るのは変だ。どうも、予想より大幅にワクチンを割当てておいて、故意に余りを出した疑いさえある。(2021/05/14)
暗黒政治
- 安倍晋三が民主党政権時代を「暗黒の時代」などと言っていたが、今の安倍・菅政権の方がよほど暗黒政治だ。代表的な問題は
- 場当たり的な政策で無駄な金を使う(アベノマスク・オリンピック)
- 仲間に利益誘導をする(森・加計・桜)
- 公務員の人事権を使って公務員支配をして不正を隠す(文書改竄・廃棄)
- 司法の人事に介入して司法の独立性を失わせようとする(黒川検事長問題)
- 国防を戦争をすることだと勘違いしていて、災害や感染症に対する備えを疎かにする(東日本大震災・原発・コロナ対策)
- 国会答弁や記者会見で質問にまともに答えず誤魔化しばかりしている(事例多数)
- 平気で嘘をついたり誤魔化しをして、その結果生じた事態に関して責任をとろうとしない(森友問題・東北新社問題)
まだ色々あるが。(2021/05/14)
安倍政治が如何に暗黒政治であったか、安倍晋三が銃撃によって殺されたとたん、統一教会問題やオリンピック疑獄など出るわ出るわ、安倍政権が関わった不祥事が次々に明るみに出ている。アベノフタによって抑え込まれていた検察や警察が一気に動き出した。(2022/11/28)
高橋洋一
- 菅義偉内閣の内閣官房参与の高橋洋一がツイッターでアメリカなど、感染爆発を起こした国の100万人当たりの感染者と日本の感染者数を比較して
日本はこの程度の「さざ波」。これで五輪中止とかいうと笑笑などと発言した。なるほど、こういった人が内閣官房にいるのでは菅義偉内閣のコロナに対する姿勢が現在のようになるのも無理はないと頷ける。確かに感染爆発をした国と比較すれば日本の感染者は少ないかもしれない。しかし、ニュージーランド、オーストラリア、台湾などと比べれば、人口あたりの死者数は日本のほうが遥かに多い。日本が感染爆発に陥っても良いと考えているのか。また、最近の日本の感染者数はイギリスを上回っている。上記の発言は、自分より酷い悪事を働く者を引き合いに出して、自分の犯罪を正当化するようなものだ。
菅義偉内閣はこの手の輩の集まりなので、国民の命を守る姿勢が無く利権優先で遮二無二オリンピック開催に突っ走っているのだろう。(2021/05/11)
調べて見ると、この人物は過去に窃盗をして起訴猶予になったとのこと。過去にどうあったかでなく現在どうあるかが重要とは言え、少年時代の過ちではなく、大学の教授時代に窃盗を働いている。これは矯正できていない可能性が高い。こんな人物を内閣官房参与に採用するとは、菅義偉内閣が下劣な集団であることがまた浮彫になった。(2021/05/12)
池江璃花子への要求
- オリンピック代表選手の池江璃花子へSNS上で「代表辞退」「五輪中止表明」を求める声が届いたという。これに対して、日刊スポーツの記事は「開催に賛成するのも反対するのも個人の自由だ。だが匿名で自分に都合がいい意見を、20歳の現役選手に無理強いすることが許されるはずがない。」というものだ。しかし、この見解は妥当なものだろうか。文面を見る限り「無理強い」はしていない。そもそも、SNSで無理強いはできない。匿名であることは確かに無責任な発言ではある。しかし、誹謗中傷や脅迫に類することでなければ、意見を言うことは自由なはずだ。更に、もし、名前を名乗っての要望であったならば、これは、非難されるいわれは全く無い。
少なくともオリンピック代表選手になったということは公的な費用で活動することになる。この場合は、純粋な個人ではなく、ある面、公人となったのだから、一般の人から色々なことを言われるのは覚悟しなければならないし、一般の人が池江選手に対してネットを通じて意見を言うのを封じるようなことは決してやってはならないと考える。(2021/05/09)
上記の件について、『SNS上で「代表辞退」「五輪中止表明」を求める声が届いた。』というのはでっち上げではないかという疑いが濃い。池江選手のツイッターにはそのような意見は見られない。それではなぜ上記のような記事が出たのか。オリンピックの利権がらみで、どうしてもやりたい勢力がなんらかの画策をして、でっちあげて、オリンピックに反対する人達の意見を封じようとしたのではないか。最も同情を買いやすく純粋な池江選手は、上記の勢力に体よく利用された可能性が高い。どうも、この件はオリンピック利権勢力の自作自演の匂いがしてならない。(2021/05/09)
丸川オリンピック担当大臣は、この状況に乗じて「(オリンピック開催は)コロナ禍で分断された人々の間に絆を取り戻す大きな意義がある」などと言いだした。美辞麗句を並べてこの災厄、いや政府による人災を平然とごまかそうとする。オリンピックはこんな輩が進めているイベントなのだ。(2021/05/12)
オリンピック選手の声
- オリンピック強化合宿で新型コロナウイルス感染者が出て、合宿が中止になった。もう、今の状況でオリンピック開催は殆どの人が無理と考えている。
筆者が疑問に思うのは、オリンピック選手あるいは選手に成りうる人からの声が殆ど「私達はとにかくオリンピックに向けて練習に専念するだけだ。」に類するものばかりということだ。「この状況での開催は無理なのではないか。」という人はいないのか。選手も一国民である以上、その立場から中止の声が上がっても不思議は無いのだが。あるいは、そういう声を圧殺するスポーツ界上層部からの圧力でもあるのだろうか。更には、選手達が上層部の意向を忖度して声を上げないのか。スポーツ界に蔓延る「上からの指示には無条件に従う。上の意向を忖度して動く。」性癖の現れなのか。(2021/05/04)
やっと、スポーツ選手が、オリンピック開催に関して声を上げ始めた。しかし、まだまだスポーツ界からの意見表明は少ない。逆に、スポーツ選手が意見を述べることに反対する声もある。不思議な事だ。(2021/05/12)
錦織圭選手などがオリンピック開催に疑問を呈して議論を呼び起こしている。良い傾向ではある。オリンピック選手は積極的に意見を言うべきだと思う。ところが、世間の論調は「純粋なオリンピック選手に意見を要求するのはお門違い。」のようなものが殆どだ。しかし、これは的外れの見解だ。オリンピック選手は正に当事者なのだから。
もし、オリンピック選手がスポーツのことしか頭に無い、あるいは開催に関して責任を感じない、自分の立場について口を噤んでいるとしたらそれは単なるスポーツバカ(あるいはもしかしたら自分の利益しか考えていない利己主義者)でしかない。まあ、スポーツ選手だからと言って、その人が人格的に優れている、とは全く思わないが‥‥。むしろ、スポーツ界という特殊な社会の空気に毒されていて、民主主義社会の常識がなかったり、合理的な思考ができない人が多いように感じるのはあながち筆者の偏見ではないのではないかと感じる。(2021/05/16)
丸川珠代
- 丸川珠代オリンピック担当大臣が、東京オリンピック・パラリンピックの期間中に大会組織委員会が500人の看護師の派遣を要請したことについて意見を求められたら「医療現場に負荷を掛けないことが前提だ。」と言ったとのこと。ならば、即、オリンピックを止めれば良い。この看護師不足の状況で上のようなことが言えるのは、無責任、無知、いや、思考がねじ曲がっているか。無能クズ内閣の証拠がまた一つ追加された。
(2021/04/27)
丸川オリンピック担当大臣は、11日、閣議後の定例会見で五輪開催の意義を問われ、「(オリンピック開催は)コロナ禍で分断された人々の間に絆を取り戻す大きな意義がある」などと言いだした。美辞麗句を並べてこの災厄、いや政府による人災を平然とごまかそうとする。現政権はこのような国民をなめた輩の集まりのようだ。(2021/05/12)
ウガンダの選手団で空港の検査で新型コロナウイルス感染者が判明した。ところが、同行してきた他の選手やスタッフはそのまま大阪の泉佐野市に移動した。この場合、同行した他の選手やスタッフは空港またはその近くに隔離するべきだった。いや、同じ飛行機に乗って来た一般客も隔離対象にするべきだった。この件に関して「自治体に受け入れ場所を作っていただいているのは、まさにバブルを作るため。ウガンダの方も、他の方と接触しない形で移動している。受け入れ待機場所、つまり彼らが過ごす場所で管理され、接触される方にも毎日検査している」などととぼけたことを言っていたが、結局、泉佐野の合宿所で1名の感染者が判明した。ということで、泉佐野市の関係者も隔離されることになった。しかも同乗して来た一般客は全くの野放し状態で市中に拡散してしまった。どこが「バブル方式」か。競技会場での酒類提供の話といい、今回の発言といい、色々な発言をみるとこの人物は、現状をちゃんと認識して合理的な選択をする能力に欠けるのではないか。東大を出たらしいが、答えのある問題を解くHowToばかりに長けただけの机上の空論を平気で振り回すしか能が無い人物らしい。(2021/06/25)
オリンピック関係者へのワクチン接種について、もう間に合わないのではないか、との記者の質問に対して丸川は「そもそもワクチン接種を前提としないで大会準備を進めている。より安心な大会のための接種体制」などと言い出した。IOCの「選手の8割がワクチンを接種している。」という現実と完全に矛盾している。本当にワクチン無しでなんとかなると思っているのか。この丸川という人物は本当に絵空事の机上の空論しか出て来ないらしい。(2021/06/29)
ボランティアに対するワクチン接種が間に合わないのではないかとの質問に対して丸川は「1回目の接種で一次的な免疫をつけていただくということ」などと言ったそうだが、「一次的な免疫」とは何か‥‥意味不明だ。東大出ということだが、何を勉強してきたのだろう。(2021/07/01)
カラオケでの感染
- 今日の大分県の新型コロナウイルス感染者数は30名と発表された。このところの新規感染者が数名だったのだが、突然の増加だ。内訳を調べてみると、特に目立つのは60才代〜70才代の10名がカラオケでの感染とのこと。若者の無防備な行為がよく問題にされているが、上記の件については70才前後の高齢者だ。筆者も既に後期高齢者なので極力人混みの中には行かないようにしていて、カラオケなどはトンデモナイと思っているのだが。高齢者の上記のような状況を聞くと情けないと思う。自制心が働かないのか、大分の感染者が比較的少なかったので油断しているのか。そういえば、政界で頻繁に起きている「多人数の会食問題」も、殆どが高齢政治家だ。やはり、自制心が働かなくなっているのか。
(2021/04/21)
4月21日にカラオケでのクラスターが発生して、3日後の今日、感染判明者は一挙に76名に膨れ上がった。その内、カラオケ関係者は、29名に及ぶ。その他は、会食・飲食によると考えられるものが15名、家族からが10名とのこと。カラオケクラスターは殆どが60才以上の高齢者だ。暗澹たる状況だ。変異株が広まり出した状況で、なぜ、最も危険なカラオケなんぞに行ったのか。つくづく、浅慮にあきれる。会食・飲食によるものは主に20〜30代の若者だ。これも腹立たしい。(2021/04/24)
ディジタル化推進法案
- 表記法案が衆議院を既に通過しているのだが、その法案には「行政機関等が保有する個人情報の目的外での利用又は第三者への提供は、『相当の理由』『特別な理由』があれば可能」との条項がある。「相当な理由」にも「特別な理由」にも具体的な条件が付いていない。恐ろしいことだ。個人情報保護に関してこんな大穴を設けている法案がやすやすと通過する。これでは時の政権によってどんな悪用がされるか分らない。非常に危険だ。実際、ある事案で裁判を起こしたグループの情報が現在は匿名だが権力組織に伝わっていたりする。今後は氏名明記で伝わるのだろう。日本が中国化する兆しだ。
(2021/04/21)
香川政夫強化委員長辞任
- オリンピック空手の香川政夫強化委員長がパワハラ問題で辞任することになった。練習中に剣道の竹刀を振り回して、選手の目に当たって、負傷したとのこと。これは傷害事件だ。少なくとも過失傷害で逮捕されて良い案件だ。
そもそも、スポーツの練習になぜ竹刀が必要なのか。どうも日本のスポーツ界にはパワハラ暴力体質が染みついているのではないか。こういった体質を払拭できないで、自由・平等を謳うオリンピックへの参加など噴飯ものだ。(2021/04/07)
厚労省役人の宴会
- 厚生労働省の職員23人が深夜に及ぶ宴会をしていた。これについて、加藤勝信官房長官は「「一体、何をやってんだ」と怒りを露わにした。そして、宴会の首謀者の課長を官房付に更迭した。現在の状況では、コロナ対策の根幹を担う部署の責任者としては当然の処分とは思うが、一方、同様のことをやった自民党の政治家に対する処分の曖昧さ・軽さが目立つ。政治家や閣僚の同様の行為については曖昧・緩い処分だが、役人に対しては妙に威勢が良く処分をしているのは非常に不愉快だ。
(2021/04/05)
停止時N−レンジは有害か
- 筆者の車はホンダMobilioWTという車種で、駆動系は[CVT+湿式多板クラッチ]になっている。この車の運転では信号停止などの停止時にギアをニュートラルに入れている。これは筆者としては、D−レンジでの停止時の半クラッチ状態を避けることにより、クラッチの寿命を伸ばそうとの意図がある。ところが、ネットでは「AT車の停止時ニュートラルシフトはトランスミッションの故障につながるのでやってはいけない。」と書いてあるものが多い。ただし、良く読んで見ると、これは液体トルコン車についてのものであり、[CVT+湿式多板クラッチ]車には当てはまらないのではないかと考えていた。これは正しいのか。
ネットで調べて見ると
ホンダのCVTはスタートクラッチシステムという電磁ソレノイドバルブに依る湿式多板クラッチを使用しているので、(停止時−Nレンジの)悪影響は有りません。
という記事があった。少なくとも、メカ的に悪影響はなさそうである。しかし、
「ニュートラルアイドル制御」の導入が近年進んでいる。「ニュートラルアイドル制御」などは手動によるN→D操作より負荷の変動をさせることなくスムーズに発進できる制御もなされているからだ。
という理由で、停止時ニュートラルは必要無いと書いてある。確かに、モビリオでD−レンジに入れたまま停止していると、最初はエンジンの振動が大きいがしばらくするとエンジンの振動が低くなる。これはクラッチの接触圧が下がってエンジンに対する負荷が減ったことによると推測される。ただ、これでも半クラッチ状態は続いているには違いは無い。筆者のように停止前にN−レンジに入れると直ぐにエンジンはアイドリング状態になり、エンジンの振動はほとんど感じなくなる。D−レンジのまま停止していても、N−レンジで停止していても、エンジン回転数は750rpmに保たれたままなので、D−レンジで停止しているときは摩擦に打ち勝って750rpmを保とうとしてガソリンを多く供給しているはずであり、多少なりとも燃費の悪化を招いていると考えられる。筆者の場合、発進は[(N−レンジから)D−レンジシフト<同時>ブレーキ解除→車の動き出しを確認→アクセルを踏む]という手順で発進操作をしていて、発進時は極めて円滑である。
ATにおけるN−レンジ使用に否定的な意見として
Nにしておくと、発進の際、ついDに戻すのを忘れてアクセルを踏む→発進しないので焦ってさらに踏み込む→エンジン回転が上がった状態でNレンジのままであることに気付き、慌ててDに入れる→急発進して追突
ということがあるので危険という意見もあるが、そんな事故は本当に多いのだろうか。そもそも、筆者のように、[(N−レンジから)D−レンジシフト<同時>ブレーキ解除→車の動き出しを確認→アクセルを踏む]という手順で発進操作をやっている限り上記のようなことはまず発生しないと考えられるし、からぶかしのままDに入れるなどというのはトランスミッションなどに悪影響があるのでやらない。何かの拍子で空ぶかしをしてもアクセルを戻してからシフトする習慣だ。こういった発進操作で発進のタイミングが遅くなり後続車に迷惑が掛かるという意見もあるが、上記の発進の仕方で並走する車に発進で遅れを取ったことは無い。ただし、筆者は急加速はしないので、発進で遅れをとらなくても次第に遅れるということは良くあるが。
そもそも、発進時に動き出しの方向も確認せずにいきなりアクセルを踏むというような運転は危険だ。(2021/03/22)
武田良太
- 16日の衆院予算委の質疑。東北新社側から外資規制違反の報告をしたと名指しされた鈴木部長が、武田総務大臣の前を通って答弁席に行く際、筆者には「記憶がないじゃろ」と聞こえる声があがった。その後、鈴木氏は「私自身はそのような報告を受けた事実に関する記憶はございません」と力強く答えた。
どうやらこの「記憶がないじゃろ」という声は武田総務大臣の声らしい。鈴木部長に「記憶が無い」という答弁をさせようとしたようだ。国会では何でも「記憶が無い」で押し通そうとし、明確な証拠が上がると証拠が上がったところだけ認めるというパタンが常套的になっている。武田氏は自身のNTTへの利益供与職疑惑で「国民の疑惑を招くような会食や会合に応じたことはない」と繰り返していたが、証拠が出てくると会食したことだけは認めた。この人物も国民をなめ切った嘘つき内閣の一員だ。(2021/03/19)
安倍派がパーティー券問題で追求されていて、岸田首相がパーティー自粛を指示している正にその時に政治資金パーティーを開いて「パーティーは重用な政治活動だ。」と言っている。この男のパーティー券収入は非常に多い。
盗人猛々しい。(2021/12/14)
赤木ファイル
- 森友学園問題で「赤木ファイル」という記録の存在が問題になっていて、政府はその存在さえも口を噤んで明かにしようとしない。ところが、近畿財務局の元上司と赤木さんの妻の会話とされる音声データが3月10日、野党ヒアリングで公開された。内容は「パラッとだけ見たんです。『うわ〜、めっちゃきれいにて整理しあるわ』と。全部書いてあるやんと。どこがどうで、何がどういう本省の指示かっていうこと」などの発言が明かになった。この期に及んでもまだ麻生財務大臣は「裁判の論点になっている。裁判に不当な影響を及ぼす恐れがある」など根拠にならない言い訳をして回答を拒んでいる。腐りきっいる。
(2021/03/11)
政府が「赤木ファイル」の存在をやっと認めた。これまで、理由にならない理由をあげて存在さえも認めて来なかったが、裁判所の請求により、ようやく存在だけは認めた。ただ、内容の公開については「裁判と関係ない個人情報など、一部を黒塗りする処理をしたうえで開示する。」としているので、真っ黒に塗りつぶしたな文書が出てくる可能性がある。どんな状態の文書がでてくるか監視が必要だ。(2021/05/09)
平成30年エネルギー基本計画について
- 2018年エネルギー基本計画が環境省のホームページに掲載されている。これは、カーボンニュートラルを目指して策定されたらしいが、原子力発電については、未だに、嘘を平気で書いてある。(青字)
この計画を見ると、カーボンニュートラルは口実で、原子力発電をとにかく推し進めたいという魂胆が見えみえだ。
「2030年度には再生可能エネルギーの導入促進や、原子力規制委員会により世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた原子力発電所の再稼働を通じて、‥‥」原子力規制委員会の「実用発電用原子炉に係る新規制基準の考え方について」の最初のところで、「原子力規制委員会の独立性・中立性」を謳っているが、これまでの規制委員会の姿勢は、如何にして原子力発電所の再稼働をするかに向っているように見える。
原子力規制委員会の委員の選出には、原子力についてどのような見解を持っているかを明確にして、推進側に偏らない人選が必要だ。
「運転コストが低廉で変動も少なく、運転時には温室効果ガスの排出もないことから、安全性の確保を大前提に、長期的なエネルギー需給構造の安定性に寄与する重要なベースロード電源である。」まだ、こんな嘘八百を並べ立てている。日本のような狭い国土で原子力発電所を設置するために必要となる費用は、当該自治体に対する莫大な補助金や、安全対策、放射性廃棄物処理そして、福島のような事故が起きたときに必要になる気が遠くなるような費用と時間を考慮すれば、「低廉」どころか「非常に高価」な発電方式だ。更に、「長期的なエネルギー需給構造の安定性」も、原子力発電のような集中的巨大電力供給施設は、一旦、発電所あるいはその周辺施設で事故が起きて送電が急停止すると、電力網への影響が非常に大きく、ドミノ倒しのような連鎖的な発電所の停止を招くことは、北海道の例からも証されている。また、「変動も少なく」は実際は「急な負荷の変化に着いて行けない。」と言う事であり、それを「重要なベースロード電源」などと言う耳当たりの良さそうな言を弄して誤魔化そうとする姿勢は詐欺に近い。むしろ、小規模な分散型の電力供給網の方が安定的な電力供給に向く。
「日本の場合、豊富な海岸線を利用しての風力発電や波力発電、潮力発電に太陽光や地熱発電を組み合わせるのが最良と考えられる。この方向性は良いが、「中長期的な観点から着実に進めていく」という表現からは、いかにも及び腰で本気で、国防上の緊急事項として進めるという姿勢が感じられない。この分野こそ、中国などに先を越されないように今の内に喫緊の課題として全力で開発を進めるべき分野だ。
我が国の排他的経済水域に豊富に眠ると見られているメタン89ハイドレートや金属鉱物を商業ベースで開発が進められるようにするための技術開発を中長期的な観点から着実に進めていく。」
(2021/03/07)
日本原子力発電と関西電力が2018〜2021年度に福井県敦賀市に15億円もの提供元が載らない形の寄付をしていたそうだ。日本原子力発電には政府からの税金の投入が東京電力を経由して注ぎ込まれている。関西電力にも国の税金から電源立地地域対策交付金などさまざまな交付金が投じられている。結局、国民の税金を不明朗な形で原子力発電に回していることになる。こういった金を含めると「原発の運転コストは低廉」が嘘八百であることは明白だ。(2021/03/08)
村上陽一郎
- 以前にネット上でツェノンのパラドクス紛いについてある人と議論した際に松野浩一郎氏が現代的な微分の概念を理解していないのではないかとの疑いを持ったが、松野氏の主張の元になっているのが村上陽一郎という東大教授の科学哲学者の主張だと言っていた。思い立って、村上氏の主張を調べて見て仰天した!。村上氏の主張は以下の通りだ。
瞬間速度という概念が、微分という便宜的な算法を使わずには成り立たない、あるいは概念上の困難がある、ということを前回に述べた。日常的な考えに従えば、速さという概念は、あくまで一定の時間が定義されたとき、その時間内に移動する距離との比によって与えられるものだからであり、「瞬間」である限り、そこには一定の値を持つ「時間」が定義できないからである。
それを微分を使って切り抜けて、見事に成功をおさめたのが、近代力学であった。しかし、そこに争い難い問題が残ることも確かである。
それは結局時間幅をゼロに近付ければ移動距離もゼロに近付くはずなのに、移動距離のほうだけはゼロにならない、という微分の言い抜けである。
(村上陽一郎、科学哲学の窓:時間を巡って、『図書』1999年3月号、58-59頁より)
この人は1次関数計算もできない人なのか!あるいは頭がおかしくなってしまったのか。これでよく東大教授、それも科学哲学の教授になれたものだ。例えば、距離f(t)が、f(t)=ktという場合を考えてみれば簡単に解ることだ。高校数学での微分は
{f(t+Δt)−f(t)}/Δt
で、Δtを0に近づけた時にどうなるかと言う計算になる。f(t)=ktの場合上式は
kΔt/Δt
となり、分母(時間幅)が1/100になれば、分子(移動距離)も1/100になり、分母が1/1010 になれば、分子も1/1010 になって、決して「時間幅をゼロに近付ければ移動距離もゼロに近付くはずなのに、移動距離のほうだけはゼロにならない。」などと言う事にはならないことは中学生でも解る。どこでこんな高校生でも間違いを指摘できるトンデモナイ誤解をしたのだろう。この人は数学を道具として使う技術は習得したが、数学を理解はしていなかったのだろう。
現代の微分は、0/0などという破綻の無いε−δ論法を使った定義になっている。ε−δ論法は大学の理系の数学で習ったはずなのだが、高校レベルの微分も理解できない村上氏には大学レベルのε−δ論法を使った微分の概念が理解できなかったらしい。同氏が「哲学」に走ったのも、大学レベルの数学や物理学を理解することが出来なかったからではないか。
村上氏は教育行政に深く関わっているらしい。そして、科学知識を過度に相対化※する傾向にあるようだ。こんな人が教育行政に関わっていて、まともな科学教育を推進できるのか。
※ 相対主義者は、真理が各社会やそれぞれの方法論的アプローチにとって、また各個人によってすら、異なっているかもしれないし、また事実しばしばそうであるとする。
真理の相対化の問題点は科学的真理が常に実験その他による検証によって観測との整合性を確認されていることを無視していることである。例えば、病気を怨霊が原因とするか細菌が原因とするか、それぞれが「真」であるとして、病気に対する効果的な治療法はどちらの立場が得られやすいかを考えれば明らかである。「細菌を殺すあるいは細菌の活動を止めることにより治療できた。」という事実を受け入れるならば真理の相対化が間違っていて科学的真理の方が常識的な意味の真理に近いということになる。(2021/03/04)
イベルメクチンについて
- イベルメクチンの新型コロナウイルス感染症に対する治療効果が世界中から寄せられているが、日本の厚労省はそれをほとんど無視した状況にある。どうも、現在の「有事」にも、厚労省は責任を取る覚悟が無く、「平時」の対応でやろうとしている。保身のなせる業らしい。アビガンにしてもイベルメクチンにしてもDBTのような平時に行う厳密な検査に基づく科学者の意見に委ねて、思い切った政策を取ることなく、責任を科学者に転嫁したい下心が見え透いて仕方が無い。
折角、日本人が開発した非常に高い有効性が予想されるものを、日本政府が生かすどころか潰して来た例は薬だけではない。(2021/02/28)
福島第一原発3号機地震計故障放置
- 福島第一原発3号機の地震計2台が故障したまま放置されていて、2月13日の震度6強の地震のデータを取れていなしことが判明した。昨年には故障していたが放置されていたとのこと。原発建屋の劣化の程度を調べる重要なデータが取れなかったのだ。東京電力の無責任さがまた露呈した。こんな会社に原発は任せられない。
(2021/02/23)
あるビーガンの意見
- さるビーガン推進のキャンペーンの勧誘に下のようなことが書いてあった。
動物にも、人間と同じように恐れや不安を感じる気持ちがあるのです。動物の命を蔑ろにすることが許される程、人間ってそんなに偉いのでしょうか。
この人は大きな勘違い/間違いをしている。人間が肉を食べるのは人間が偉い(キリスト教では人間は「偉い」存在らしいが)からではない。人間が雑食性だっただけの話だ。肉食動物が他の動物の肉を食べるのも「偉いから」ではないのと同様だ。この人は「偉い者」は「偉くない者」を殺して良いと考えているふしがあり気持ち悪い。考え方のベースに「人間は特別だ」と考えるキリスト教の影響下にあるように感じる。
世界的な食糧危機に備えて哺乳類食や鳥類食よりも効率の良い昆虫食(筆者にはかなり努力が必要だが)や植物食を進めるのは意味があるとは思うが、上記のような考え方はおかしいと思う。(2021/02/23)
竹下亘
- 自民党の竹下亘が18日、島根県の丸山達也知事が県内の東京五輪聖火リレーを中止する意向を示したことに対して、「知事の発言は不用意だ。注意しようと思っています」などと言った。地方自治に対して政治圧力紛いのことを言う方がよほど不用意だ。いや、不用意というより、大きな考え違い、民主主義を理解していないクズ発言だ。こんな感覚で国政をやられていては堪らない。この手の議員は早く一掃したい。またまた、クズ議員の「エビデンス」が追加された。
(2021/02/19)
白須賀貴樹
- 自民党の白須賀貴樹衆院議員が緊急事態宣言中の今月10日夜に、女性と東京都内の高級ラウンジを訪れて午後10時までいたとのこと。週刊文春よると女性同伴の写真も撮られている。知人の店が困っているので助ける心算だったなどと言い訳にならない言い訳をしているが、自民党を離党しただけ。これで責任を取った心算らしい。国民をなめ切った話だ。自民党議員のクズ振りの「エビデンス」がまた追加された。
(2021/02/18)
島根県知事の聖火リレー取止め検討
- 丸山達也島根県知事が、県の聖火リレーについて臨時実行委員会で中止の可能性を表明した。勇気ある判断だと思う。聖火リレーは県にとって7000万円もの支出になるらしい。過疎県にとっては大きな支出だろう。リレー中止を検討するのも妥当な話だ。多分、政府その他のオリンピック推進派からは強い反発があるだろうが、PCR検査と陽性者の隔離を徹底して、県の感染者0(2月18日現在)を達成している知事の県民の命を守る姿勢は称賛に値する。せっかく達成した素晴らしい状況を「聖火リレー」というお祭り騒ぎで台無しにする可能性もある。それも丸山知事にとっては耐え難いことだろう。世界中で感染が蔓延しているこの状況でオリンピックなどと浮かれている場合ではない。
(2021/02/17)
島根県の隣の鳥取県知事は、「聖火リレーについては準備作業を止めている。」とのコメントを発表した。コロナ下で実施するには財政的に負担が大きいことが理由とのこと。妥当な判断だろう。(2021/02/17)
丸山県知事の「聖火リレー中止検討」発言に対して、オリンピック組織委員会が「協定は秘密保持が原則のはず」などといちゃもんを付けたそうだ。これに対し知事は「契約違反と言いたいのだろうが脅しだと思っている。こういう協定を結ばせるなら、ろくでもない組織だ。公益財団の認定を取り消してもらいたいくらい。」と厳しく反論している。その通りだと思う。何でも隠して不透明なまま事を進めようとする組織委員会や今の政府の方が公共的な組織として外道だ。(2021/02/23)
菅義偉の息子の接待疑惑
- 衛星放送を手がける「東北新社」の菅正剛氏が総務省の谷脇康彦総務審議官と会食し、同社は数万円する食事代を支払い、タクシーチケットを渡すなどしたという。「週刊文春」は接待の様子を取材、違法とされる金券授受の瞬間などを撮影しているそうだ。
菅義偉は「息子は別人格だ。」と言っているが、菅義偉が総務大臣時代に、政治と無縁のミュージシャンであった正剛氏を総務大臣秘書官に登用して霞が関の中で顔を売らさせた過去を見ると、計画的な筋書が見え隠れしていて、「別人格」なのは事実だがそんな事は話をはぐらかしているに過ぎず、政治的な強い繋がりがあることは疑う余地か無い。明かに、菅義偉の威光を利用して政治的に動いている。正剛氏が東北新社の部長職に就いたのもそうした経歴と菅義偉の息子ということが関係していることはほぼ間違いが無い。。
総務省は、電波法に基づき放送の許認可を行う。その事務次官候補が、衛星放送を手がける会社から接待を受けたことはほぼ確実であり、明らかな国家公務員倫理規程違反にあたる。それでも政府は事実解明に後ろ向きだ。
(2021/02/16)
この件に関して週刊文春が会食時の会話音声を発表した。多分、政府は「本人の声というエビデンスが無い。」などと誤魔化すのだろうが‥‥。(2021/02/17)
週刊文春が出した音声の主が自分達であることを白状した。結局汚職事件ということがはっきりしたが、菅義偉はまだグズグズして、認めようとしない。いつから日本の政治はこんな情けないことになったか。以前からその傾向はあったが、以前と段違いに汚くあからさまになったのは安倍晋三からではないか。森加家桜問題あたりからデタラメな政治の私物化が顕著になってきた。安倍政権が垂れ流した害毒が日本を蝕んでいる。(2021/02/20)
接待疑惑で総務省の役人11人が懲戒処分になった。政府はこれで幕引きにする心算らしいが、とんでもないことだ。贈賄側も徹底追及して何があったかを明かにせずして、公正・公平な行政が行われているか分らない。これを拒むということは不公正な行政が行われたと考えるしかない。(2021/02/24)
東電社員の原発制御室不正入室
- 東京電力の社員が無断で他人のIDカードを使って原子力発電所の中央制御室に入ったとのこと。そして、その報告を受けた原子力規制庁は四半期ごとの報告事案としていた。
原子力発電所の中央制御室に簡単に侵入できるとは恐ろしいことだ。他人のIDカードが簡単に手にはいってしまうとは、東電の安全管理体制の杜撰さが浮き出ている。こんな会社が原子力などを扱ってよいのか。危険極まりない。
更に、原子力規制庁がこの事案を重大視していない。これも、国防上非常に拙い。国防を何と考えているのか。原子力規制庁も東電と同じ穴の貉、杜撰な組織だ。(2021/02/10)
東電の柏崎刈羽原発のテロ対策が原子力規制委員会で最悪の評価に。なった当然だろう。原子力規制委員会が上記のような杜撰な体制を放置するとしたら、原子力規制委員会は存在意義を失う。(2021/03/18)
軍事政権
- ミャンマーで軍事クーデターが起きて、軍が国を支配するようになった。民主勢力が選挙で圧勝して、軍と富裕層が自らの支配力が危うくなるのを嫌ってのことらしい。
軍が政治の中で大きな力を持つ国は軍の独裁国家になりやすく、国民は虐げられ何時命を奪われるか判らない酷い状態に置かれる。昔の日本はその典型だが現在でも北朝鮮他多数ある。世界の民主国が協力してそのような国の虐げられている国民に支援をするべきだろう。ミャンマーの場合は独裁国中国がそれに反対していて国連が機能しないので厄介だ。
今の日本も軍隊が好きで独裁的な内閣が続いていて、若い人たちも独裁を好む人が増えているようで、ちょっとでも油断すると戦前のような軍事国家に戻る可能性があり心配だ。(2021/02/07)
COVID-19ワクチン
- COVID-19ワクチンがかなり有効であることが判ってきて、各国で輸入されている。既に、輸入の争奪戦の体をなしている。ファイザー社のワクチンの製造工場があるベルギーを含むEUはワクチンをEU外に出すことを制限する方向にあるようだ。こうなると菅義偉の言うような日本での迅速なワクチン接種が可能かどうか怪しくなってくる。
日本は食料やエネルギーなど国民の生命線となるものを輸入に頼っていて、ワクチンも自国生産に力を入れず、輸入に頼ろうとする姿勢は相変わらずだ。
日本のワクチン開発に掛けた/掛ける予算は2020年度で実質1000億円、2021年度は「ワクチン・治療薬の開発・安全性の確保等」に1606億円つまり実質開発費はおそらく1000億に満たないのではないか。2021年度の防衛費5兆3000億円余りに対してあきれるほど少ない。今、現実にあるコロナ危機に対して予算を投入せずに今すぐ必要ではない防衛費に莫大な予算を投入し、これで国民を守るなどと見当外れをやっている愚かさ。今は、防衛費を削って国産ワクチン開発に力を注ぐことが実質的な防衛になる。そもそも「防衛」を「戦争する」ことと勘違いしている輩が政治をやっているからこんなことになる。
食料にしろエネルギーにしろワクチンにしろ、他国に頼らないで供給できる体制を作らないで「国民の生活と命を守る」などというのは噴飯ものだ。(2021/02/05)
ワクチンの接種スケジュールは当初の計画よりかなり遅れる見通しだ。既に、ワクチンの取り合いと供給側の調整が始まっている。この状況下で7月までにワクチン接種者が数千万人になるとは考えられない。オリンピックは無理だろう。(2021/02/19)
中国が中国産の不活化ワクチンを武器に各国に進出している。正に、ワクチン戦争の体をなしてきている。これに対して日本はどう対処するのか。日本政府は「国防」という意味で非常に無力だ。
もし、日本が十分な予算を投じてワクチンを開発製造できていれば、各国に提供することにより、世界での有利な地位を獲得できていたはずだ。これこそ「国防」だ。「国防」を武力と勘違いしている愚か者が支配している今の日本政府では絶望的だ。(2021/02/24)
コロナワクチンの接種が微々たるものではあるが始まった。ところが、既に5件の廃棄があったとのこと。東京八王子では予約者が接種に来ずに2件の廃棄があったとのこと。予約者が状況の変化で来れなくなることは当然考えられることなのだが、なぜ、「補欠候補者」のようなものを指名しておかなかったのだろう。こんなことは誰でも判ることだと思うが。八王子市は「公平性に問題が生じる。」のような言い訳をしているが、補欠候補者を指名することがどのような「公平性の問題を生じる。」というのだろう。不可解な話だ。報道によると八王子市では医療関係者のワクチン接種率(一度でもワクチンを接種した人)が16%とのことで、その状態で高齢者に接種を始めたらしい。結局、政府がワクチン輸入の失敗を糊塗したい余りに、一般人の高齢者への接種を強引に始めさせたというのが実情らしい。どこまで腐った政府なのか。(2021/04/13)
河井杏里
- 公職選挙法違反で有罪判決を受けた参院議員の河井杏里被告(47)が議員を辞職することになった。これは当然の結果と思うが、その原因を作ったと考えられる安倍晋三になにも咎めが無いのはおかしい。同じ自民党の対立候補の10倍の1億5000万円もの選挙資金を与えて選挙違反を誘発して強引に当選させた責任は見過しにしてはならない。
(2021/02/04)
森喜朗
- JOC会長の森喜朗が「女性理事を4割というのは、女性がたくさん入っている理事会、理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言います。ラグビー協会は倍の時間がかかる。女性がいま5人か。女性は競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分もやらなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局、女性はそういう、あまり私が言うと、これはまた悪口を言ったと書かれるが、必ずしも数で増やす場合は、時間も規制しないとなかなか終わらないと困る。そんなこともあります。」と発言したそうだ。
この人物の下劣さは色いろな発言でおよそ見当は付いていたが、まあ、あきれてしまう。「女性は競争心が強い」などというのは何を根拠にしての主張なのか。謝罪会見をしたが相変わらず「誤解を招いた」などと言っている。誰が「誤解」をしたというのか。国民を舐めた態度は全く改まっていない。
国旗損壊より、こういった発言の方がよほど日本を貶める重罪だ。こう言った発言が、国際的に注目される人物から出てくるようでは、日本は世界からの信用を失う。即刻、JOC会長や他の重職から追放するべきだ。
(2021/02/04)
森喜朗を擁護する意見の中に、「上記の部分だけを切り取っているから主張は間違っている。終りの方でオリンピック組織委員会の女性は違うと言っているではないか。」というものがあるが、擁護したいあまり、論理的に破綻した贔屓の引き倒しであることが判らなくなっいるのではないか。前の文は女性全体に対して言っていて、後の取り繕いのような話は組織委員会の中の女性を持ち上げているだけで、特殊な例について言っているので、女性全体に対しての差別的な言動を打ち消していることにはならない。また、「全文を読めば森喜朗の言いたかったことは差別ではない。」というのもあるが、本人が言いたくなくても本音が出てしまっただけの話なので、差別発言をした事実は消えない。
「切取り」は誤りを生じる可能性があるので注意は必要だが、誤りを生じない切取りもあるので、切取り全てを「切取りだからダメ」というのも、粗雑すぎる見方だ。
留任を主張する意見の中心は「余人をもって代えがたい」というものだが、森喜朗が居なければできないようなオリンピックなら止めた方が良い。(2021/02/10)
森喜朗が組織委員会会長を辞めることになった。当然の結果だと思うが、後任が組織委員会の評議員の川淵三郎氏(84)とのこと。同氏も「オリンピックは絶対にやる。」と言っている。この期に及んでは潔く「中止になった場合の施策」についても言及するべきだが、菅義偉が安倍晋三の意を受け継いだのと同様に、森喜朗を相談役にすると言っている川淵三郎も、森喜朗の意を受け継いで行く気配だ。これでは組織委員会の後進性が改善される可能性は非常に低くなるのではないか。(2021/02/12
JOC会長が橋本聖子氏になった。同氏は森喜朗一門の生徒らしいが、発言を聞くと、やはり「オリンピック開催」しか考えていないようだ。コロナワクチンが7月までに行き渡る可能性が低くなった今、まだ開催にしがみついていて、中止の場合の話が出てこないのは無責任だ。(2021/02/19
オリンピック疑獄で高橋治之容疑者他に続いてついに森喜朗が検察に事情聴取された。スポンサーとして出版業界を入れるという話のときに、講談社と角川が呼ばれたが、森喜朗が講談社を非常に嫌っていて、高橋は講談社と森喜朗との間を取り持つ意図があったらしいが、森喜朗は「講談社を入れるなら自分は組織委員長を止める。」とまで言って断固として講談社を退けたとのこと。この森喜朗の講談社嫌いは森喜朗が若いときに買春で逮捕された(起訴猶予にはなったが)ことを講談社が「フライデー」で取りあげたことで恨んでいたのだそうだ。自分が犯罪を犯していながら逆恨みもいい所だ。(2022/09/10
自民党の、パーティー券による裏金問題が大問題になっているが、多額のパーティー券代金が裏金にされるという構造は森が総理になった時かららしい。この男は自民党の裏金問題の元凶のようだ。この男も早く日本から追放されるべき毒物だ。(2022/12/14
自民党の裏金疑惑で、安倍の死後、裏金の継続を決めたのが森だったらしい。そもそも、政治新規パーティーのキックバックを始めたのが森だったことが状況証拠的にほぼ明らかなので、裏金継続を決めたのが森ということもほぼ確実な話だ。しかし、事情を良く知っているはずの下村博文が政治倫理審査会でも森については口をつぐんだままに終わった。
森喜朗については、森がトップを務める嘉納治五郎財団の5億円オリンピック買収疑惑で内情に詳しいJOC経理部長が鉄道自殺(したことになっている)事件での関与が疑われている。森は右翼と親しい関係にあり、暴力団とも繋がりがあると推察される。その筋を使って殺したという疑いがある。また、石井紘基衆議院議員の刺殺事件にも何等かの関与が疑われている。
(2024/04/08
政権議員の銀座クラブ夜遊び
- 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言下で、自民党の松本純、大塚高司、田野瀬太道と公明党の遠山清彦議員が銀座のクラブなどを女性2人を伴ってハシゴしていたことが発覚した。しかも最初、松本議員は「自分一人で陳情を受けていた。」などと言い訳していたが、結局、それが嘘であったことが判明して、自民党の松本、大塚、野田、は離党、公明党の遠山は議員辞職になった。そもそも、陳情を銀座のクラブで受けるなどというバカバカしい言い訳をよくもまあ言えたものだ。本当にバカとしか言いようが無い。自民党の3名は離党で責任を取ったつもりらしいがとんでもない、議員辞職以外に無い。この輩は自分を律する力が皆無なのか、あるいは自分達は選ばれた(には違いないが)特権階級だと思っているのか。どうも、その両方ではないかと推測される。低レベルの話だ。それでよしとしている党幹部も同レベル同罪だ。
今の政権は自律もできないクズの集まりらしい。(2021/02/02)
愛知県知事リコール運動の不正
- 愛知県知事のリコール運動で選挙管理委員会に提出された署名43万5千の内36万余りが不正な署名の疑いが濃いとの報道がなされた。
民主主義が嫌いらしいトランプ支持者が選挙結果を「不正」だと主張して暴力などの民主主義に悖る行為で覆そうとしたのと、民主主義が嫌いな輩が不正までしてリコールを通そうとしたことは何か共通する匂いを感じる。
これに関して、16万程度集まった段階で既に不正の疑いが報道されていたが、このリコールの中心的人物である高須クリニックの高須克弥は「陰謀」とか「印象操作」などと言っており、43万の署名が集まり36万余りが不正な署名であったことが選挙管理委員会から発表された今でも「陰謀」だと主張している。同氏は、今の政権を批判する人に「あなたは日本人ですか?選挙で選ばれた政権を批判するのは日本人を批判するのと同じですよ。」などとめちゃくちゃな論理で批判している。政権批判を封じようとするのは民主主義の根幹をなす言論の自由を損なう危険な傾向だ。同氏は民主主義の破壊を目論む輩の一人だ。安倍晋三も「印象操作」を何度も口にしていたが、最近、民主主義が嫌いな輩が反論できなくなると用いる誤魔化しの典型に見える。折しも、ミャンマーで選挙に負けた軍勢力がクーデターを起こした。「選挙で不正があったから。」と主張しているようだ。この手の、民主主義が嫌いな連中は、不利な状況になると「陰謀」とか「印象操作」、「不正があった」とか言い出して誤魔化そうとするだけでなく、不正な手段を用いてでも状況を覆そうとする。
(2021/02/01)
愛知県知事リコール不正に関して、アルバイトを雇うのに800万円もの金が使われたとのこと。これは民衆が主導してやったことと言うより、誰か個人が金を出した可能性が高い。金持ちや権力者が民主主義の破壊行為をするという事例はよくあることだ。(2021/02/23)
二階派公設秘書コロナ罹患
- 緊急事態宣言が1都3県を対象に発令された1月8日。その当夜、二階派の鶴保庸介元沖縄北方相(53)の公設秘書2人と、門博文衆院議員(55)の公設秘書が、和歌山市内のカラオケバーで飲酒を伴う会食を行い、新型コロナウイルスに感染していたことが判明した。しかも、この輩が和歌山でのクラスターの元になった可能性が高い。この件に関して、鶴保議員も門議員も全く反省の色も無く、言い訳と居直りを通り越して批判に対して和歌山県の条例を引き合いに出して威嚇するようなコメントを出している。派閥のトップがトップだから当然か。クズの集まりということを再確認した形だ。
- 和歌山県令和3年1月21日新型コロナウイルス感染症発生状況説明概要
- 360の7番は、40代男性、和歌山市、自営業で、360の1番の知人です。1月19日から症状があり、1月20日に医療機関を受診して陽性が判明し、本日、医療機関に入院しています。
360番関係ですが、365番関係から始まっています。感染経路としては、1月8日に東京からの陽性者を含めた365番関係者が来店され、そこで飲食やカラオケをしてうつり、その後、従業員にうつり、お客さんにうつっていった可能性が高い。こうしたことから、365番、365の1番、360番、360の1番、360の3番、360の4番、360の6番、360の7番の8名で、クラスターに認定いたします。- 和歌山県新型コロナウイルス感染症に係る誹謗中傷等対策に関する条例
- 和歌山県においても、新型コロナウイルスが蔓延し、このことに対する不安やおそれから、新型コロナウイルス感染症の感染者やその家族、医療従事者等に対する誹謗中傷や風評被害、SNS等による感染者等の特定といった被害が発生しています。
このような状況を踏まえ、誹謗中傷等が行われない社会の実現を目的とする「和歌山県新型コロナウイルス感染症に係る誹謗中傷等対策に関する条例(令和2年和歌山県条例第64号)」を令和2年12月24日に施行しました。
本条例では、新型コロナウイルス感染症に係る誹謗中傷等を禁止し、誹謗中傷等を行った者に対して、誹謗中傷等を行わないことやインターネット上に投稿された情報を削除することを促すことなどを規定しています。
県では、誹謗中傷等が行われない社会の実現に向け、教育及び啓発の実施や相談体制の充実、誹謗中傷等を行った者への取組などを行ってまいります。
県民及び事業者の皆様におかれましても、不確かな情報や根拠のない噂に惑わされることなく、県や市町村などの正しい情報に基づき、誹謗中傷等を行わないよう、人権に配慮した行動をお願いします。(2021/01/29)
国旗損壊罪
- 日本国を侮辱する目的で国旗を損壊し、除去し、又は汚損した者は2年以下の懲役又は20万円以下の罰金に処するとする「国旗損壊罪」を新設するための刑法改正案を国会に提出した。
こんな法律は必要ないし、むしろ有害だ。今頃こんな法案を持ち出す意図は何だろう。日本国は好きだが国旗は嫌い、という人の存在を許さない狭量な国にしたいのか。「日本国を侮辱する目的で」とあるが、これが恣意的に拡大解釈されかねないという危険性がある。どうやって「目的」と判断するのか、人の心の中が判るのか。更に「日本国を侮辱する」ことは犯罪になるのか。「日本国」という組織を侮辱したところで、誰か個人に害があるとは考えられない。
外国旗に対しての同様の法律があるから法律的なバランス・一貫性を欠くということを理由にしているが、外国旗の場合は外交関係を悪化させ日本の不利益を生ずる可能性があるからであり、日本人が日本国旗を損壊したところで日本国に対して特に不利益は生じない。まあ、一部の人は不快に思うかもしれないが、表現の自由の範囲内の行為だと思う。
国旗損壊は本来「器物損壊罪」や「窃盗罪」等で対応するべき事案だと思う。これが、「不敬罪」の提出に発展しそうな気配がして気持ち悪い。(2021/01/28)
アメリカ国民
- アメリカの大統領にジョー・バイデン氏が就任した。とりあえずトランプのようなアブナイ人物が去ったことは良いことには違いない。しかし、未だにトランプ支持者が40%近く居ることには驚かされる。人々が、トランプのように困難な問題を簡単化して歯切れよく言い切る人物を望んでいるようだ。この傾向は世界的な傾向かもしれないが、宗教の影響も大きい気がする。トランプ支持者にはキリスト教福音派が多いのが一つの証拠だ。
世に起きる困難な問題のほとんどは複雑で色いろな要素が絡み合っている。これを解決するにはその色いろな要素を解きほぐして、それぞれについて対応することが必要で、解きほぐせない部分が残ることもある。思考が簡単化した人々はそれに耐えられない。それで、困難なものごとを簡単化して歯切れよく断ずる発言をする人物に惹かれるのだ。典型的なのが新興宗教の教祖だ。未解明の事項が残ることに耐えられない人々は教祖の単純で歯切れよいご託宣にとびつく。
キリスト教やイスラム教もこうした傾向は明確に存在する。アメリカに未だに創造論を信奉している人が多数いるのは一つの証拠であろう。「神様の御心」と言えば話は簡単だ。そのキリスト教が国を支配していることは大統領の就任に聖書に手を置いて宣誓することなどから伺える。アメリカ国民の大多数がキリスト教を信じているのだ。
簡単に答えを得たがる傾向は子供の時から宗教などの、簡単な答えで心の安寧を得る思考形態に慣らされて育った人に多いように思う。宗教の害毒はここにある。簡単に答えが見つからない状態に耐えられず「神様の仕業」という簡単な答えで解決をつけてしまう。これにより、答えが見つからないない問題に苦しむことを防ぐ効果はあるが、一方で、思考停止に導く。何でも「神様」に帰着してしまえば、簡単に答えが得られて精神的には楽ではあるが、本質的な解決の道を閉ざしてしまうし不合理を見逃してしまう。また、複雑な問題を単純化して粗雑な結論に満足してしまう。実は、この傾向は支配者にとっても好都合なのだ。アメリカ国民が、宗教から脱却して、苦しくても、諦めずに人間の力で解決・解明の努力を続ける「答えが見つからない状態に耐える力」を養うことが重要だ。(2021/01/22)
二階俊博
- 1月19日夜に放送されたNHK番組で「政府の対策は十分なのか、さらに手を打つことがあるとすれば、何が必要でしょうか。」という質問に対して「それじゃ、他の政党が何ができますか。他の政治家が、何ができますか。今、全力を尽くしてやっているんじゃないですか。いちいちそんな、ケチをつけるものじゃないですよ。」と言い放った。何という傲慢な言い草か。独裁の象徴のような発言だ。質問をケチと言い放つメンタリティーは、政治家であってはならないメンタリティーだ。この人物は民主主義国家の政界に居てはいけない。早く、国政から駆逐するべきだ。
(2021/01/22)
4月4日「GoToトラベル」について「経済効果がある」「恐れとったら何もできない」と述べた。全国旅行業協会の会長をやっていて、旅行業協会の利益が第一らしい。コロナの第4波が始まっているのに、日本人の命を預かる政治家としては論外だ。もう、この人物は政治の中心にいてはいけない。(2021/04/05)
統一教会問題で自民党の支持率が低下していることについて、「電報を打ってくれって言われりゃ、打つんですよ。『応援してやろう』と言ってくれたら、『よろしくお願いします』っていうのは、もうこれは合言葉ですよ。モノ買いに来てくれたら、『毎度ありがとうございます』って商売人が言うのと、同じなんですよね」「国葬は当たり前だ。やらなかったらばかだ」などと発言した。商売と政治を同一視するデタラメさ。相変わらずの傲慢ぶり。この国民との乖離の酷さは独裁者のものだ。こんな放射性廃棄物のような老害物は政界から廃棄するべきだ。(2022/08/25)
「政策活動費」という名目で二階俊博には50億円もの金が渡っていた。そして、その使途は何に使っても報告義務が無いので全く不明だ。法律がザルというより底抜けだ。(2024/01/30)
橋本聖子
- 橋本聖子五輪相は15日の記者会見で、今夏の東京五輪開催に世論調査の8割が反対意見を示していることについて問われて「様々なご意見があると承知している。‥‥。」などと答えているが、どこに「様々な意見」があるというのだろう。ほとんどが反対で賛成は16%しか無い。これを「様々な意見」と言って誤魔化す。安倍・菅路線に乗ると、人間ここまで腐るのか、あるいは初めから腐っていたから安倍菅路線に乗ったのか。
(2021/01/16)
橋本聖子氏がJOC組織委員長になった。森喜朗の子分のような人らしいが「何がなんでもオリンピック開催」の姿勢は改まるのか。コロナワクチンの先行きが怪しいのだが。(2021/01/19)
新型コロナウイルス新規感染判明者が879名となり前週の635名に比較して244名増になっている。もう、大阪に続いて東京も医療崩壊の兆しが見えてきた。これでも橋本オリンピック組織委員長はまだ「無観客でもやる。」と言っている。もう、敗戦間近の軍部の「竹槍作戦」の様相だ。異常と言う他ない。(2021/05/02)
石破茂
- 自民党国会議員に会食自粛を求める通達を出した1月8日、石破茂は9名のアルコール付きの会食をしていた。「石破茂、お前もか!」と言いたい。石破茂は自民党の中でもまともな議員と思っていたが、残念だ。そもそも、酒と食事がなければ政治ができない政界というのがまともでない。そんな政界ではちゃんとした政治ができるわけがない。
(2021/01/15)
ノーベル賞学者の提言
- 山中伸弥氏、本庶佑氏ら4名のノーベル賞学者が新型コロナ対策について提言をした。
- 医療機関と医療従事者への支援を拡充し医療崩壊を防ぐ。
- PCR検査能力の大幅な拡充と無症候感染者の隔離を強化する。
- ワクチンや治療薬の審査及び承認は独立性と透明性を担保しつつ迅速に行う。
- 今後の新たな感染症発生の可能性を考え、ワクチンや治療薬などの開発原理を生み出す生命科学およびその社会実装に不可欠な産学連携の支援を強化する。
2.について羽鳥慎一モーニングショウで、本庶氏は「補助金をばらまくより、検査にお金を使うほうがコスト的にも社会的にも有効。」と発言されていた。誠にもって正しい意見だと思う。感染症学者の岡田晴恵氏もずっとPCR検査の拡充を言っていた。それによって成功している台湾などの事例があるのに、なぜか政府は検査体制の拡充に後ろ向きだ。このことは、既に、昨年の3月ころからずっと言われていたことだ(もっとも、「検査を拡充すると医療が逼迫するので間違い」などという見当はずれの意見をネットに公開していた人もいたが)。また、コロナ専用病院と通常医療の病院を分ける。コロナ専用病院を作って感染者を隔離するとともに、効率的な治療体制にすることも重要だしこれも以前から言われていたことだ。それにはオリンピック村を使えば良い。森喜朗他政府も未だにオリンピック開催に固執しているが、既にオリンピックが開催できる状況にないことは明らかだ。厚生労働省の上層部には科学的・合理的判断をする能力がある人物が居ないらしい。まさか、文系の科学的思考ができない輩ばかりではないと思うのだか‥‥。(2021/01/14)
川勝平太
- 静岡県の川勝平太知事が年末年始、自宅のある長野・軽井沢に滞在していた。「少人数とはいえ会食などのお誘いがあり、それを避けるため。軽井沢の自宅には高齢者はおらず、家内と2人だけで静かに過ごしていた」などと言っているが、静岡県では昨年12月以降、「不要不急の帰省は我慢して控えてください。」と強く要請していたのだから「お誘い」など「自粛中なので‥‥。」と断ればよいだけの話だ。
このところ、政治家の、自分が市民に要請したことを破る行為が目立つ。一般市民はダメだが自分達は許されると考えている特権意識を持った政治家が多いのか。(2021/01/08)
森山裕
- 自民党の森山裕国対委員長が、国会議員の会食のあり方におけるガイドラインについて、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都4県においては、会食の参加人数は4人までとするなどと言っている。この期に及んでまだこんなことを言っている。医師会では「国会議員から率先して会食を止めて欲しい。」と言っている。そもそも、会食しなければ成り立たない会合がなぜ必要か。ネットを使えばいくらでも会議ができる。これもクズ政権の"エビデンス"だ。
(2021/01/08)
吉川貴盛
- 自民党の吉川貴盛元農林水産大臣は、みずからの健康状態を理由に、衆議院議員を辞職することを表明した。同議員については、大手鶏卵生産会社の前代表から現金を受け取ったとされる疑惑(事実だろう)があり、追及を逃れるために病院に逃げ込む何時も通りの筋書だ。これも自民党議員だ。自民党議員の不祥事は日常茶飯事になってきた。
(2020/12/22)
愛知県西尾市議員
- 愛知県西尾市の自民系最大会派「市民クラブ」に所属する市議会議員14人が、今月18日飲酒を伴う懇親会を開いていた。それも、コンパニオン3名を呼んでいたとのこと。事態が発覚しての言い訳が笑える。曰く「議会の反省会」だと。「反省会」にコンパニオンを呼ぶ必要がどこにある。更に、コンパニオンを呼んだのは議員が酒を注ぎ回ることによる感染を防止するためだそうな。この会には、中村健市長や自民党の青山周平衆院議員(比例東海)も顔を出したとのこと。この二人も同罪だ。本来、この二人はこの会を止めるように言う立場にある。やはりクズの集まりだ。
昨今の自民党員の調子に乗っての愚行は眼に余る。 トップが範?を垂れているのでむべなるかなだが‥‥。(2020/12/22)
竹本直一
- 自民党の竹本直一前IT・科学技術担当相が、飲酒を伴う政治資金パーティーを開催し、約80人が参加した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は感染リスクが高い「5人以上」の会食自粛を国民に呼びかけている中、ホテルに迷惑が掛かるからと実施に踏み切ったとのこと。IT担当大臣として無能なだけでなく、状況認識能力も無いらしい。恐らく政界の中を泳ぎ回るHowtoに習熟しただけの人なのだろう。安倍内閣も菅義偉内閣もこんな役にも立たず有害なだけの金食い虫の閣僚の集まりのようだ。
(2020/12/21)
麻生太郎
- 菅義偉首相の会食問題について、「5人以上で会食駄目なら、6人家族は家で飯食えないだろ?」と言った。以前からこの人物の言動には国民をなめ切ったものが多かったが、今回の屁理屈には呆れかえる。こんなのが日本を牛耳っていたのでは、日本の未来は絶望的だ。
家族が家で一緒に食事をするのを誰も止めていない。家族のような場合を除いて、家族以外の他人と多数集まっての必然的でない食事を控えることを言っている。菅義偉首相の会食のような場合はリモートでもできるし政治的な必然性も無い忘年会と聞く。そんなものと家族とを一緒にした屁理屈を平然と言放つ傲慢さは、人間として最低だ。
この手の、政治的支配層の中で育った民主主義を理解していない輩(安倍晋三も二階俊博もそう)、政界の中を巧く泳ぎ回る技術だけを習得した輩は、早く居なくなって欲しい。(2020/12/21)
麻生太郎が3月19日に「マスクいつまでやるんだね。真面目に聞いてるんだよ。あんたら新聞記者だからそれくらい知ってるんだろ」などと言った。呆れかえった話だ。この人物の下劣さも呆れるが問われた記者はどうして「それはあんたが答える話だろ!」と反論しなかったのか。政治記者は骨なしなのか。ともかく、麻生のような放射性廃棄物的政治家は日本にとって老害物だ。早く廃棄しなければ。(2021/03/22)
原子力発電は日本に向かない
- そもそも、原子力発電は経済的でなく、事故が起きた時の対応が非常に難しいのに加え、
- プレート境界上にあって、何時、巨大地震が起きてもおかしくない地震国であること。(世界全体に占める日本の地震発生割合は,国土面積は世界の0.25%に対しマグニチュード6以上の地震回数で20.89%)
- 活断層が多く、どこに隠れた断層があるか分らないので原子炉直下で地震が起きる可能性も高い。
- 国土が狭いので、立地が難しい上、廃炉になったときに活用できない土地になってしまい、狭い国土を更に狭くしてしまう。因みに福島の壊れた発電所が使える土地になるまでには最短でも100年掛かる(日本原子力学会)ことが試算されている。
- 放射性廃棄物の廃棄場所が無い。海洋投棄は漁業に壊滅的な風評被害を与える。
- プルトニウムの蓄積はテロの恰好の対象になる上、原発はミサイルの恰好の攻撃目標になる。核弾頭を積んていないミサイルが、核弾頭と同様の効果をもたらすことになり非常に危険だ。
原子力発電は止めるべきだ。一部の政治家は、日本が核兵器を所有するべきと考えていて、そのためのプルトニウム保持を正当化するために原子力発電を推進しているのではないかと疑わせる言動が見られる。しかし、プルトニウムを保持していても他国の核攻撃には直ぐには対応できない。もし、他国からの核攻撃に核兵器で対抗するのであれば、現に核ミサイル等を製造・配備して置かなければ役に立たない。それは非常に危険な施策だ。(2020/12/20)
このごろ印象に残る女優
- このごろ印象に残る女優に多部未華子と佐々木希がある。多部未華子は10年くらい前に初めて見たような気がするが、当時はアニメのキャラクターをリアル化したような印象で、CG的な整った可愛さの印象だった。印象が変ったのはNHKの「ツバキ文具店鎌倉代書屋物語」「これは経費で落ちません!」と民放の「私の家政夫ナギサさん」で、この辺りから「役にうまくはまっている」ということだけでなく、「可愛い女優」から「魅力的な女優」になった。
佐々木希はツレアイが問題を起こす前は普通の美人女優という印象だったが、問題後、バラエティー番組で頻繁に顔を見るようになって、バラエティー向きなのではないかとの印象になってきた。指原莉乃が問題報道後、殻を打ち破って芸風を広げたように佐々木希も問題が殻を打ち破るきっかけになったように感じる。
元々、眼が笑っている感じがあり、バラエティーでは明るく朗らかな印象が強い。「美人で朗らか、取りすました感じが無い」というキャラクターは筆者としては好印象だ。(2020/12/20)
日本原電のデータ改竄(2)
- ことし2月に日本原電が提出した原発の真下を通る断層のボーリング調査結果などをまとめた資料の中で、過去に示したデータの一部を削除し、最新の結果のみを記載していたとのこと。首長の文書改竄癖がお仲間に伝染したようだ。
日本原電は「より信頼性の高い内容に書き直そうとした結果で、改竄の意図はない。」と主張しているが、とても信用する気になれない。むしろ、他の原発でも原発推進に都合が良いように、同様の改竄があるのではないかと疑いたくなる。(2020/12/15)
国を売る人達
- 北海道で土地その他の不動産が外国資本によって大量に買い取られている。これは恐ろしい状況だ。政府はこれに何等かの規制をする気は無いのだろうか。今の政府は北方領土のことは声高に言うが、このような事態にはほとんど何も対応しないどころか、推奨しているのではないかと疑われる。
このような状況を放置して置くと日本の国土がどんどん外国のものになってしまうのではないか。政府は国を売る心算なのか。これを放置しておいて、返ってくる可能性が低い北方領土ばかりに国民の眼を向けさせようとするのは売国的行為に見える。(2020/12/08)
大飯原発3,4号機運転差止め判決
- 大飯原発3,4号機運転差止め訴訟の地裁判決が出た。原子力規制委員会はこれまで、起こりうる地震の強さに関して、平均値に基づいて判断して運転許可を出していたらしい。もしそうなら明かに科学的におかしい。原子力規制委員会のメンバーには科学者が多数いるはずだが、こんな非科学的な判断をしてきたのだろうか。これほどまでに曇った眼になってしまった原因は何だったのか。「規制委員会」とは名ばかりで「原子力ムラ」の住民の手先らしい。
(2020/12/05)
原子力規制委員会は、2011震災の後に民主党政権時代に出来たものらしい。この委員会は政権から独立性の高い「3条(国家行政組織法第3条)委員会」という法律的な地位にある。当時、政権だった民主党がそれより緩い「原子力規制庁」というものを提示したところ、野党だった自民・公明党が「独立性が十分でない」と主張して3条委員会としての「原子力規制委員会」ができた。もし、自民・公明が野党でなかったら、元々、原子力を推進してきた自民・公明が3条委員会にするはずが無かったが、とにかく民主党政権の影響力を減らしたかった自民・公明が現在の形にしてしまった。ところが、今の自民・公明政権にとってはこの委員会が3条委員会であることが非常に不都合になってきている。一時の感情で墓穴を掘ったというか自縄自縛になっているというか、愉快な状況になっている。
このように、自民・公明政権にとって扱いにくい委員会ではあるが、この委員会は、基本的に「原子力発電を進めるための委員会」という性格の委員会であって、「原子力発電を廃止するための委員会」でないことは肝に銘じて注意深く監視して行く必要がある。(2021/01/17)
COVID-19 と菅義偉政権
- COVID−19の感染が第3波の様相を呈してきた。菅政権は経済振興を理由にGoToキャンペーンを続けるそうだが、相変わらず本末転倒の施策が止まらない。
経済を動かすには検査をして非感染者と感染者を分離して、非感染者に動いてもらう方向が根本的だが、未だにPCR検査を「誰でも、何時でも、何回でも」の体制を作ろうとしない。
これから寒くなってくるので、このままでは感染者の急増が心配されるが、対策がまるでなっていない。菅内閣も合理的な施策で国民を守る姿勢が希薄だ。何をグズグズしているのか。
(2020/11/11)
ついに、菅内閣も「GoTo」を一部停止することにした。遅きに失したし、昨日まで「GoToは止めない」と言っていたのに突然のことだ。感染状況がこうなったらこうするといったことを前もって提示することもなく場当たり的に愚策を突然出してくる。旅行業関係者も大迷惑だろう。「GoTo」によって多くの人の気が緩んだ。この連休でも感染拡大にもかかわらず出歩く人が多数見られる。この期に及んで未だに政府は注意喚起しかせず、個人に責任を押しつけ続けている。そもそも、「GoTo」については「感染拡大が収まったら実施」のはずだったし、実施することばかり考えて、停止する場合の政策が無いのは、重大な欠陥政策、いやむしろ政府による人災と言わざるを得ない。
本質的な何時でも、誰でも、何回でもPCR検査を受けられる体制を作ろうとしない口先だけの実質的に何もしないような状況だ。記者会見でも菅首相は記者の質問に何も答えずに去った。この内閣も前内閣と同様、いや、輪をかけて本当に無能でクズで更に民主主義を破壊する傾向が強く、危険だ。国会でも質問にまるで答えようとしないし、答えても支離滅裂・しどろもどろ。同じ「管」でも「管直人(※)」だったらもう少し合理的な施策と答弁・説明をしたのではないか。実際、菅義偉首相は国民に注意をお願いするだけで、国のトップとしてはっきりした政策・方針を示すでもなく、国会でボソボソと言い訳と誤魔化しをしているだけ。
(※)菅直人が失敗したのは官僚を掌握できなかったことによると考えられる。しかし、菅義偉は人事という恐怖により官僚を掌握できる状況にあり、これまでもこの武器を使ってきた。それにも関わらず有効な施策が出来ないでいる。菅義偉が政治家としていかに無能かという査証だ。(2020/11/23)
政府は「GoToトラベル」期間を延長するそうだ。ここは、一旦休止して感染が収まってから再開するべきだ。遮二無二やることしか考えていない。病院のひっ迫が言われているこの時期、大流行の危険性があるのにこの愚策にあきれる。国民の命などどうでも良いらしい。(2020/12/03)
大阪府が「医療緊急事態宣言」を出した。もう、医療崩壊が始まっている。これは日本中に当てはまる事態だ。医療崩壊の原因は病床の不足以上に看護師等のスタッフの不足が問題になっている。コロナ病棟勤務の医師そして特に看護師の離職が目立つようになってきている。勤務が厳しくなって疲弊が進んでいるのに加えて報酬が低下しているのが原因だ。政府はGoToの前にこういったところに金を使うべきだ。看護師の他に介護関係者なども勤務の過酷さ・危険さに値する報酬が支払われていないので、有資格者が介護関係以外の職に就く例が多いという。看護師・介護師など直接人に接触する職業の給与体系の抜本的な改善が必要だし、こういうところこそ政治主導が意味を持つのだが、今の政権は自分達の利益のためにしか政治主導を使ってない。(2020/12/04)
臨時国会が閉会する。「コロナ対策」や「桜を見る会」など、政府が説明しなければならない事案や、議論するべき重要事案があるにも関わらず、政府与党が菅義偉首相の無能さ加減を隠したい、安倍晋三に対する追及から逃れたい、がために閉会に持ち込んだ。彼らには保身しかない。無責任極まりない輩だ。(2020/12/05)
新型コロナ感染症により各地で医療崩壊が始まっている。この期に及んで政府はほとんど無策だ、というより感染を助長する方策を取っている。無能なだけでなく有害・危険な殺人内閣だ。(2020/12/10)
ついに、厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの委員からも「若い人の不要不急の外出」も控えるようにとのコメントが出された。新型コロナウイルス対策分科会の尾身会長も最近ではかなり強い言葉で「GoTo」の停止を言い出した。それでも政府は「GoTo」を止める気配は無い。こんな狂った内閣は国民のためにならない、即刻辞めて欲しい。(2020/12/11)
菅義偉首相がニコニコ動画の冒頭で「コンニチワ、ガースーです。」とへらへら笑いながら出てきた。「勝負の三週間」などと勇ましげなことを言っていたが、勝負らしいことをしていた気配すら見えない。この深刻な事態にこの危機意識の低さ‥呆れかえる。そもそも、国会では質問に全くと言って良いほど答えずに、こんなところにはホイホイ出て来て勝手なことを言う。絶望的だ。(2020/12/14)
菅義偉首相が突然「GoTo全国一斉停止」を言い出した。散々「GoTo停止は考えていない。」と言っていたのに、安倍晋三の「学校一斉休校」と同じ、場当たり的無計画さ。遅きに失したし、突然なので関係業者も利用者も大混乱だ。どうも聞くところによると、支持率低下がGoTo停止の理由らしい。結局、国民のことなんぞどうでもよく、保身で動く下劣さ。本来ならGoToの実施条件・停止条件をちゃんと設定してそれを公示して実施に踏み切るべきだが、無能独裁内閣にそれを期待しても無駄か‥‥。無能で独裁的な内閣は国民にとって最も迷惑な存在だ。(2020/12/15)
菅義偉首相らが8人集まって忘年会をしたとのこと。その前にも15人の経営者と会合をしていたらしい。会食は少人数で、と言われているこの時期に呆れた行動だ。国民に言っていることと自分がやっていることがまるで反対だ。権力の座について舞い上がっているようだ。頑張って伸し上がったのが嬉しいのか。こんなのが一国の政治のトップではこの国の行く末は真っ暗だ。
この件について西村康稔経済再生相は「一律で5人以上の会食を否定しているわけではなく、‥‥」などと擁護しているが、西村氏は5人以上の会食や忘年会の自粛を再三要請してきたはずだ。もう、無茶苦茶だ。この内閣はクズというより、クソ内閣だ。。(2020/12/16)
菅義偉首相はこの件について「国民の誤解を招くという意味において、真摯に反省している」と言っているが「バカにするな!」と言いたい。誰も誤解なんぞしていない。無能無策愚行を人のせいにするな。(2020/12/17)
菅義偉首相が再度緊急事態宣言を出すにあたっての記者会見をした。「今回の世界規模の感染の波は、私たちが想像していたものを超え」などと言っているが、バカも休み休み言って欲しい。こうなることはずっと前から分かっていたことだ。感染蔓延を助長する{GoToキャンペーン」などという愚策を感染が収まっていない状況で強引に打って危機的状況を招いておきながら、まるで責任を感じていない、犯罪者だ。
「私はこの状況は必ず克服できると思っています」などと大言壮語しているが、こんな無策・無能・有害な政府では全く期待できない。この政権は日本国民にとって役に立たないどころか有害だ。(2021/01/07)
この政権は、政界を巧く泳ぎ回る技術を身に着けただけの政治的に無能な輩が集まっただけの、愚者集団のように見える。(2021/01/12)
もう、一部の都市で医療崩壊が起きている。事実上のトリアージ(ちゃんとした基準無しの)が起きている。入院できなくて自宅療養を強いられている人が多数出ていて、「座して死を待つ」ような状況だ。この期に及んで、まだアビガンのような手軽な治療薬が、厳密なDBT(Double Blind Test)治験ができていない、という理由で一般に利用できる状況にない。入院患者にはアビガンが使用されて効果を上げているというのに、入院できていない人は見殺し状態だ。これでも厚労省は緊急承認などの措置を講じる気配が無い。DBTに拘り続けることが事態を悪化させている。何をしているのか、未だに生ぬるい施策と国民に対するお願いしかやっていない。この内閣はクズ内閣を超えて犯罪内閣だ。(2021/01/15)
菅義偉首相は「2月7日の時点でステージ3のレベルに収まっていなければどうするのか。」と問われて「仮定のことについて、答えは控える」と答えた。もう、開いた口が塞がらない。可能性のある仮定はその可能性の程度を評価して、対策をするか、放置するかを決めておくのが政治というものだろう。こんな人物が政治家でいること、まして首相でいることは日本にとって害以外のなにものでもない。(2021/01/18)
新型コロナウイルス対策特別措置法と感染症法の改正が話題になっていて、政府も法案を作ったが、疑問もあり非常にキナ臭い。
- 「まん延防止等重点措置」では緊急事態宣言の前段階で、飲食店への休業・営業時間短縮などを要請、命令でき、違反者には30万円以下の過料にする、ということだが、なぜ、緊急事態でもないのにそのような強力な措置をするのか多いに疑問だ。そのような強い措置を実施するのは緊急事態だけにするべきだ。
- 感染症法でも、入院拒否や入院先から逃亡した場合に、懲役1年以下または100万円以下の罰金を科せるようにする、ということだが、そのような事例が多発しているのか根拠が薄い。また、「みだりに外出する」といった適用条件がいくらでも恣意的に解釈できるのも危険だ。
- 閣議決定で泥縄式に策定している。そんなに急ぐ必要があるのであれば、国会を休会にせずに国会で議論するべきだった。正に独裁政治の状況だ。
- 「まん延防止等重点措置」は国会に報告する義務がないため、恣意的に運用されてもそれをチェックできない。
罰則を設けることは有効かもしれないが、その適用条件があいまいでは、時の政府にとって都合の良い解釈が横行しかねない。特に今の政府ではその懸念が強い。上のような法案を作るならば、その前に、
- 検査施設・体制に十分な予算を投入して、誰でもいつでも何回で検査を受けられるようにする。
- 感染者の隔離・治療専門の施設を、オリンピック村などの不要・不急の施設を活用して全国に作る。
- 生活困窮者個人に対しての補償の制度を拡充する。
など、やるべきことは多い。(2021/01/24)
菅義偉首相は、ファイザー社やモデルナ社からワクチン供給の約束を取り付けたとして、鬼の首でも取ったように言っているが、これだけ世界にウイルスの変異種が出てくると、ワクチンが効かない可能性が出てきた。変異種が出るとそれに対応するワクチンの開発が必要になり、治験などに時間かかかる。治療薬についても同様だ。この危機を回避するには、以前から言われている「検査を拡充して感染者と非感染者を分ける。」以外の有効な方法は無い。政府は未だにこれまでのような愚策を続けるのか。(2021/01/25)
新型コロナウイルス対策特別措置法は、野党の修正案を入れて懲役・罰金から過料に変更され、額も少し減らされた。これほど簡単に修正を受け入れるのなら、初めから懲役・罰金などという不適当な案を出さなければよい。内閣は本当に信念を持って法案を提出したのか不安になってくる。(2021/01/28)
政府は延長した2度目の緊急事態宣言を再び延長した。今頃になって、PCR検査を含む積極的疫学調査をすると言い出した。遅きに遅きに遅きに失した。それができる体制が整っているのか甚だ疑問だ。
早くから予算を投じてPCR検査体制を強化・拡充していたら状況はかなり違っていただろう。ほとんど役に立たなかった、アベノマスクの446億がもったいない。(2021/03/05)
政府はついに緊急事態宣言を解除するらしい。結局、今のような無策状態では緊急事態宣言を継続しても効果が無いと判断したらしい。無策を白状したようなものだ。(2021/03/18)
東京の新型コロナ新規感染者が前日より200人増えて、700人を超えた。大阪は既に1000人を超えている。変異ウイルスが主流になってきている。この期に及んでもまだ政府や東京都はオリンピックをする心算らしい。緊急事態宣言を出すのにも躊躇しているが、メンツや財界からの反対が嫌で躊躇しているようだ。今は、緊急事態宣言どころかロックダウン宣言を出すべき状況だ。政府は国民のことなど2の次3の次いや、10の次くらいらしい。(2021/04/15)
菅義偉首相がバイデン大統領と会談をしたが、オリンピックについてバイデンが「安全・安心なオリンピック・パラリンピック競技大会を開催するための菅総理の努力を支持する。」と言ったのを「バイデンが「オリンピック開催を支持すると言った。」などと捻じ曲げて宣伝している。この人物は話を都合良いように捻じ曲げて嘘をつくのが得意なようだ。(2021/04/21)
東京、大阪、その他の都府県から「緊急事態宣言」を出すように要請が出ているが、未だに政府は「検討中」だ。何故そうなったか。結局、政局・オリンピックをやりたいがために、グズグズしていて更に、緊急事態宣言期間もバッハIOC会長が来るまでに、たった2週間で解除する心算らしい。今から緊急事態宣言を発して、2週間でどうにかなるはずがない。もう、クズもクズ、最低の政権だ。(2021/04/22)
もう、感染力が高い変異株が従来株を駆逐する状況になり、毎日の感染者数も高止まりの状態だが、未だに政府はオリンピックを中止しない考えだ。10日の国会で「感染状態がステージ4になってもオリンピックをやるつもりか。」と「イエス/ノー」で答えるべき問いに、菅義偉は「選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じ、安心して参加できるようにするとともに、国民の命と健康を守ることが開催にあたっての私の基本的な考え方だ」などとはぐらかしの抽象的な答えを繰り返した。下衆の中でも下衆のやり方だ。
蓮舫議員に「指定病院に日本の患者と(外国の)選手が来たら、どちらを優先するのか。」と質問をされて「選手と一般国民が交わらないように」「それぞれの場所での動線分離を徹底」「厳格な行動管理実施」するなどと、またまたはぐらかしの答弁をした。ここは、平等を標ぼうするオリンピックなら、「国籍によっては判断しない。そのときの病状によりどちらを受け入れるか判断する。」というべきだが、それも出てこない。むしろ、「国籍によって差別するのはオリンピック憲章に違反する。」と反論するべきところだが、はぐらかすしか脳がないらしい。(2021/05/11)
6月23日、遂に東京の新規感染者数が619人になった。第4波はもう始まっている。にもかかわらず、相変わらず政府やJOC、オリンピック組織委員会などはオリンピック開催を叫んでいる。もう、気が狂っているとしか言い様が無い。今の状態は、危機管理の観点からは、既に緊急事態宣言の状況だ。金と権力に眼が眩んだバカ共が政権を握ると国民はとんでもない被害を被る。(2021/06/24)
東京のコロナ新規感染者が1300人を越えた。それでも政府・組織委員会・JOC・東京都・IOCはこの状況を無視してオリンピック開催に突っ走る様相だ。更に、開会式にはまだワクチン接種が完了していない天皇までも引っ張り出そうとしている。これに右翼が怒らないのも奇妙だ(右翼とはその程度のバカの集まりなのだろう)が。
外国からの選手団も続々入国しているが、オリンピック関係者からコロナ感染者が次々に出ているし、「バブル方式」とやらも穴だらけどころか、次から次にはじけてしまっている。もう、オリンピック開催は害ばかり目立つ、3兆円にも及びそうな公費を掛けてやる意味はない。(2021/07/16)
7月29日の東京のコロナ新規感染者数が3865人になった。この状況になっても菅義偉は「オリンピックは止めない。」と言っている。「ワクチンによって高齢者の重症者数が非常に減っていることを見て欲しい。」などと都合の良い事を言って楽観ムードを作ろうとしているが、危険極まりない。重症化率が減っても絶対数が急増していることに眼を向けず、国民の眼からそらそうとさえしている。「インパール作戦」に例える話もあちこちで出ているが、正にその様相を呈している。日本を滅亡させたいのか。(2021/07/30)
コロナ第5波は遂に東京の1日当たり新規感染者数が4000人を超えた。オリンピックなどをやって浮かれている場合ではないのに、菅義偉は「オリンピックは止めない。人流は減っている。」などと嘯いて、まともな対策は何も無い。デルタ株は感染力が強力で、今のワクチンも効果が半減する状況だ。
菅義偉が死神に見えてきた。(2021/08/01)
上で「菅義偉が死神に見えてきた」と書いたが、ついに、本当に死神になった。「医療を守るため重症でない人は入院せずに自宅療養をせよ。」とのこと。要は、見殺しにする心算らしい。
オリンピックなどやる金があったら、公共施設などの広い部屋をコロナ軽・中等症患者の療養施設にするなどの、患者を医療の眼の届く範囲に置くというような措置を早急に整えるなどの措置を講じるべきだ。菅義偉は、「罹った人はそのまま死んでもらう。」方針らしい。(2021/08/04)
再生可能エネルギー
- 温室効果ガス低減のために世界中で再生可能エネルギーが注目されている。これまでの政権は温室効果ガス低減を口実に強引に原子力発電を進めてきた。そして、太陽光、風力、水力、潮力、地熱などの発展をむしろ妨害してきた。その結果、日本の再生可能エネルギー普及率は世界の主要国から大きく遅れを取ってしまった。
特に、太陽光パネルについては、かつては世界の55%のシェアを誇っていたが、今はわずか0.7%に落ち込んでしまった。これは政府の後ろ向きの姿勢と妨害があった結果だ。太陽光パネル生産をちゃんと育てる政策を打っていれば、今頃は大きな経済効果を生んでいたはずだ。原爆を作る能力を温存したかった(恐らく)ために原子力発電を推し進めてきた政権の責任は重い。
今の政権もその姿勢を引き継いでいて原発の稼働率が非常に落ちているにも関わらず原発維持を主張している。愚劣だ。(2020/11/10)
菅義偉首相が所信表明で「2050年カーボンニュートラル」目標を掲げた。カーボンを減らすのは良い方向だが、それを原発推進のために利用している、むしろ、原発推進の口実を作るためにカーボンニュートラルを打ち出したのではないかと疑われる。原発は不経済な上、汚いものだ。福島原発事故の処理もまだ五里霧中の状況を放置して、電力固定価格買取制度の効果を蔑ろにし、原発再稼働する方向でカーボンだけ減らせば良いと考えている。未だに、大手電力会社の手先だ。(2021/01/24)
公用車センチュリー>
- 知事や議長の車をトヨタのセンチュリーにしたことが物議を醸している。センチュリーにした理由として
などとしているが、これらを満たす車ならプリウスが一番に挙げられると思う。プリウスなら山道もスムーズに走れるし、第一、小さいので狭くてカーブの多い山道でも取り回しがしやすい。センチュリーのような長大な車が山道に相応しいと言うのは噴飯ものだ。安全装備もセンチュリーと基本的に変わらない。信頼性については非常に多く売れているプリウスの方が開発時に見えなかった問題点も解消されているはずであり、滅多に売れないセンチュリーよりも確実に信頼性は高いはずだ。環境性能については、排気量が小さく重量も軽いプリウスの方が良いのは明らかだ。
- 山道をスムーズに走れる。
- 安全性が高い。
- 信頼性が高い。
- ハイブリッドなので環境性能も高い。
知事や議長あるいはその取り巻きの言い訳のバカバカしさが目立つ。(2020/10/14)
池袋暴走事故
- この事故の経過は
- 運転者は事故現場付近の左カーブに50km/hを越える速度で進入した。[Wikipedia]
- 運転者の妻「危ないよ。どうしたの?」
- 運転者「あー、どうしたんだろう」
- 縁石に接触
- 加速(これは事実と考えられるが運転者はアクセルは踏んでいないと主張)
- 最終的に120km/h程度
- 3.のところの運転者の発言が最も気になるところで、正常な運転操作をしているのに車が異常な動きをしたので発した言葉という可能性も無いとは言えない。
- 2.の、運転者でない妻の言葉は、不安を感じたことが推測される。
- 高速でカーブに進入した結果、運転は不安定になったと考えられる。この進入直前に運転者は「ええっ!」とか「オオッ!」とか危険を感じた声を発していないようなのが気になる点。
- 後続車の運転手の、事故直前に事故車が車線変更を繰り返しながら加速し、ブレーキランプは点灯しなかったのを目撃したとの証言があるようだが、これは縁石に接触した後のことのようである。
- 高速でカーブに侵入した原因が何かが問題になる。
- アクセル系統の故障とすると、縁石接触前カーブ進入前から起きていた可能性がある。しかし、アクセル系統の異常に運転者が気づいている気配が無いように見える。
- 運転者は「ブレーキを踏んでも止まらないので足元を見たら、アクセルが床に張り付いていた。」と証言しているが、後続車の運転者のブレーキランプが点いていなかったという証言と矛盾している。
- メーカーの主張としてはアクセルを踏んだ記録はあるがブレーキを踏んだ記録が無い(多分EDRの記録)、ということだが、それが縁石接触前か後かは問題になる。後なら、車の異常な動きでパニックに陥った結果の可能性があり、最初の原因は何かが問題になる。カーブ前に異常があったかどうかはEDRでは記録されない可能性があり、EDRの記録だけで、車に異常が無かったという証明にはならないのではないか。
以上の事項を総合してみると、高速でカーブに侵入した直前に運転者の反応が無さそうなところから、車の異常とは考えにくい。車の異常ならその時点でなんらかの反応があるのが自然なように思える。このことからすると、やはり運転者の過失の可能性が高い。普段、スピードメーターで自車の速度を頻繁にチェックする運転をしていたのかどうか。縁石接触後の加速については、パニックに陥ってブレーキの心算でアクセルを踏んだままになったのではないか。
そもそもの問題として、歩くのがやっとのような脚で、とっさのブレーキを力強く踏めるのか。仮に、「アクセルが床に張り付いていた。」としても、充分な踏力でブレーキを踏めば車は減速する。フルブレーキを踏めないような状態では車の運転をするべきではないと思う。(2020/10/14)
新型コロナウイルス検査センター(株)
- ソフトバンクグループ株式会社が新型コロナウイルス検査のための会社「新型コロナウイルス検査センター株式会社」を設立した。政府がやらないので結局、民間がやることになった。これが菅氏の言う「自助・共助」なのか。無責任な政権だ。この種の機関が増えれば国民としては安心材料になるが、検査費用が払えない人は見捨てられる。早くニューヨークのように誰でも何回でも無料で検査できる体制に政府がするべきだが。
(2020/10/05)
『SmartAmp Station“駅前検査”』という新型コロナウイルスのPCR検査をする会社ができた。1980円という格安の費用で、かなり気軽に検査ができるようになってきた。ただし、問題もある。PCR検査は北海道大学の2020/9/29の発表によると
- 感染後2,3日では陽性検出率は6〜7割。
- 感染後1週間では陽性検出率は99%。
- 陰性を陰性と判定する確率は99%。
なので、1回の検査で安心するのはやや危険がある。数日置いて2回検査をすれば非常に確度が上がる。即ち何時でも何度でも無料で検査を受けられる体制を作ることが感染を防ぐ最良の方法だと考えられる。政府は早くこの体制を整えるべきだ。(2020/10/11)
菅内閣の独裁性
- 菅内閣が学術会議の6人の任命を拒否した。この6人は安倍政権の政策に反対した人達だ。ついに、政権から独立であるべき学術会議まで支配する心算のようだ。学術会議を御用学者や物言わぬ学者で埋め尽くそうとしている。この件について菅内閣は何の説明もしようとしていない。この独裁的な傾向は、安倍政権の官僚支配、司法支配等を引き継いで三権分立をなし崩しにするものであり。非常に危険な兆候だ。
(2020/10/03)
10月20日に発売された首相著の新書「政治家の覚悟」(文芸春秋)では、2012年版で書かれていた、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」や、東日本大震災の対応で議事録が残されなかったことを批判した「議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」などとした記述を削除していた。都合の悪いことは無かったことにして平然としている。公文書改竄と同じ姿勢だ。これが、菅義偉。政権の姿勢が如実に現れている。(2020/10/25)
学術会議会員任命問題で、6名を排除したのは杉田和博官房副長官とのことだ。この人物はどうやら戦前の公安警察のような感覚を持っているようで、政権批判をする人達を押しつぶす傾向が見える。菅内閣は民主主義破壊内閣ではないか。(2020/11/08)
菅義偉首相の演説
- 菅義偉首相の演説の言葉「私が目指す社会像、それは、自助・共助・公助、そして絆であります。」‥絆!?なんだか、非常に内面的なプライベートな領域に政治から首を突っ込まれているようで気持ち悪い。そして、自助‥現在のコロナ禍の状況で、国のトップが口にすると非常に気持ち悪い。「あんたが苦境にあるのは自己責任だよ。」と言いたいのか、共助‥「自分達で勝手にどうにかすれば」‥‥と言われているように聞こえる。
(2020/09/29)
腐った政権中枢
- 安倍首相退陣の後の新首相の自民党総裁選挙は党員投票をせずに、議員のみの選挙でやるそうだ。この政権中枢はどこまで腐りきっているのだろう。一般党員では支持が多い石破茂氏が選ばれるのを嫌って「政権の空白を避ける」というでっちあげの理由で党員の意見を切り捨てる心算らしい。この政権中枢部は益々独裁的になってきた。党員の意見さえ都合の悪いものは切り捨てる。民主主義破壊内閣。
(2020/09/01)
自民党新総裁が菅氏に決まった。この選挙で益々政権中枢の独裁的傾向が露わになったように思える。そのため、自民党政治家は選挙後のしっぺ返しが恐ろしいらしく「寄らば大樹の陰」とばかりに、菅陣営に走り、反菅的な石破氏をつぶすために、菅票を岸田氏に回したともいわれている。独裁国家によくある独裁政治の茶番劇に見える。安倍暗黒政治はまだまだ尾を引くようだ。(2020/09/15)
安倍首相の辞任
- 安倍晋三が病気を理由に辞任するそうだ。物事が巧く行かない状況が重なって、結局、放り出した。やはり首相になるべきではなかった。元々首相の器ではなかったのだ。この人物の悪行・愚政で日本の民主主義は大きな傷を負った。政治への国民の信頼は大きく揺らいだ。この負の状況を解消するには政治にかなり大ナタを振るわなければダメだろう。小沢一郎の「安倍政権の最大の問題は、何よりこの国の倫理観・道徳心を破壊したことである。」という批判は、正に的を射た批判だと思う。
安倍晋三が残した害毒は、ちゃんとした国会審議をせずに閣議決定で憲法を歪める法律を強引に通すやり方の前例を作ったこと、森・加計問題で自分の朋友・仲間への利益供与をやっても罪に問われない前例を作ったこと、国会で質問にまともに答えようとせずに、はぐらかし、詭弁をもって答える風潮を常態化したこと、官僚に対する人事権を自分の都合の良いように行使し、その結果官僚に首相の意向を忖度して情報隠蔽・改竄に走らせ民主的な行政を破壊したこと、自分の罪を隠蔽するために検事総長の人事にまで手を出し政治の独裁化を進めたこと、特定の候補者に異常な額の選挙資金を提供して選挙違反を助長し公平な選挙を阻害したこと、根拠なく「福島は制御されている」などと言って招致するべきでないオリンピックを招致し、結局、莫大な負債を国民に負わせたこと、新感染症の蔓延に対して見当外れで場当たり的政策を打って、税金の無駄遣いをしたこと、‥‥もう、挙げれば限が無い。美しかった日本に有害な汚物を残して消えた。(2020/08/28)
首相の病気
- 安倍首相が表に出なくなった。一応、持病の「潰瘍性大腸炎」の悪化ということになっているが、むしろ別の問題があるように見えて仕方が無い。
前に首相の座を放り出したときも「潰瘍性大腸炎」ということになっているが、そのときも、それは表向きの理由で、実際は政権が巧く行かなくなって放り出したということらしい。今回も、要は、オリンピックも出来ない、憲法改正(改悪)もできない、コロナ対策も批判が多い、ということで、「放り出した感」が強い。二世政治家はメンタル面では脆い感じがする。調子が良いときはやたら威勢が良い(これにダマされる人が多いのが困りものだ)が、苦境に立たされるとたちまちフニャフニャとなって逃げ出す。(2020/08/25)
天才の特徴
- 藤井聡太7段が木村一基王位を破って、棋聖と王位の2冠となった。この若者は天才だと思う。天才の特徴と筆者が考えるのは、これまでの常識に囚われない思考や視点を持つができることも一つだが、もう一つ重要なのが、普通の人がとんでもない苦行と感じることを、平気でむしろ楽しんでやれることもあると思う。師匠の杉本昌隆八段によると、重要な対戦の前でも、面白そうに詰将棋を解いたりしているそうだ。普通の棋士はタイトル戦などの前は頭を休めるために、詰将棋を解こうとしたりはしないそうだ。また、タイトル戦の翌日のインタビューで「自宅に帰ってやりたいことは?」と聞かれ(多分質問者は「ゆっくり休養して‥‥。」のような回答を期待)て「昨日の将棋をじっくり振り返られればと思います。」と答えて、全く飽くことが無い。苦行を楽しめる、とんでもない努力を努力と思わない、それと、「常識に囚われない」ということと関連があると思うが、最も自分に合った努力のやり方(努力の効率が高い)ができるというのは天才の特徴ではないか。
(2020/08/21)
メジャーリーグでは大谷翔平の活躍が著しい。この青年も天才だろう。他の選手にとっては苦行のような練習その他の努力をほとんど楽しんでいるようにやってしまう。天才だ。(2023/04/11)
島根クラスター
- 松江市にある私立高校のサッカー部の部員など91人が新型コロナウイルスに感染していたことが、9日確認された。このサッカー部は香川の4高校のサッカー部と試合や練習をしたとのこと。その結果、香川の参加者にも感染している模様。
最初に感染が確認された部員は今月5日に38度台の発熱が確認されている。この段階で、遠征を中止するなどの対応をなぜやらなかったのか。これを無視して遠征などをやった運動部の体質が問題だ。
この時期、サッカーのような濃厚接触が起こりやすい団体競技を他県まで行って行う神経に呆れる。運動部はこういう事を平気でやるようだ。感染に対してはかなり注意をしていたと言っているが、他県まで行って試合をするなど、根本的に間違っている。更に、監督達は食事会をやっていたらしい。愚かというしかない。(2020/08/11)
日大ラグビー部の不祥事
- 日本大学ラグビー部のヘッドコーチ(HC)だった40代男性が2019年、未成年の部員に対する飲酒の強要や、頭につまようじを刺す暴行などを繰り返していたことがわかった。こうした問題行為は部内調査で認定されたが、処分や明確な謝罪がないまま「父親の体調悪化」を理由に今年3月中旬にHCを辞任したとのこと。
相変わらず、体育会系の不祥事と隠蔽。それも、アメリカンフットボール部の不祥事があり、体育会の体質を変えると言っていた日大だ。結局、体育会というものが上記のようなハラスメントの温床になっていて、本質的な体質が変わらないということのようだ。体育会系のクラブ自体が上の者は下の者に絶対の力が与えられていて、根本的に民主主義とは相容れない部分があるように見える。
(2020/08/07)
ゼータ関数と素数
- リーマンのゼータ関数というのがある。オイラーの等式の所でも書いたが、数学には不思議で驚くような等式がある。ゼータ関数のオイラー表示もその一つだ。
自然数の逆数のべき乗の和と素数とがこんな形で結びつくとは‥‥見れば見るほど不思議だ。こんなことに気が付くオイラーも、もう、天才というより不思議の域にある。(2020/08/01)
交通事故における信頼の原則
- 「信頼の原則」というのがある。これは「自分の行動は、他人が法律を守って行動することを前提にして法律の範囲内で行動すれば良い。」ということである。この原則は特に交通事故において問題になる。交通事故が起きたときに、自動車同士だと過失割合が問題になるが、そのとき、保険業界の慣習では、一方だけが道路交通法違反をしていても、両方の車が動いていたら保険の過失割合は10:0にはならない。しかし、道路交通法上は信頼の原則により、一方が道路交通法違反をしておらず、他方が違反をしている場合にには、違反していない側は相手が違反をする可能性まで考慮して運転する義務は無く10:0になる可能性がある。ただし、以下の場合には10:0にならない。
- 相手方の交通規則に違反した行動を容易に予見できる場合。例えば歩行者が酔っ払っていることが十分認識されていたようなとき。
- 道路その他の状況から交通事故の発生のおそれが高い場合。例えば雪道で滑りやすい路面であったとき。
- 相手方が幼児、老人、身体障害者等の場合。これは常識的ではない行動を取ることが前もってわかるため。
実は筆者も歩行者信号のある広い道路(片側2車線)と信号の無い狭い側道(停止線あり)の交差点で当方が広い道路で信号が青の(当然歩行者は赤)ところを進行していて、細い道路から出てきた車に当方の車の左後部に衝突された経験がある。このとき非常に偶然にも当方の車の右直後を事故処理車が走ってきており、更に交番の前でもあったという状況だった。事故後、間髪を入れずに事故処理担当官が走ってきたのには驚いたが、事故の状況を見ていたらしく、こちらには何のお咎めも無く、ゴールド免許を維持できた。相手側の車は、停止線で一旦停止していたが、筆者の前のワンボックスカーが側道に左折したので、そちらだけに気を取られて右方向を確認せずに進行したらしい。当方も相手の車が停止線で停止しており、前車が左折したので減速して安心して通過していたのだが、相手の車が当方の車の前部横に来たときに突然動き出したので驚いてハンドルを右に切ったのだが間に合わず左後部に当てられた。その状況は当方のドライブレコーダにも記録されていた。この場合、相手の車が停止していたので、それが突然動き出すことを予測する義務は当方には無かった(信頼の原則)。
道路交通法的にはこちらに何もお咎めが無かったが、保険屋の慣習ではこちらも動いていたということで保険的な過失割合は1:9になった。保険屋に言わせると、押釦式歩行者信号のみの道路は歩行者信号の自動車側が青の場合、自動車に関しては無信号交差点と同じ扱いになり、広い道路側も側道から来る車に注意する義務があるとのことだったが停止している車に対して何を注意するのか、当方としては納得できなかったが、裁判を起こす気力もなくそれを受け入れたのだが。(2020/07/24)
2021オリンピック
- 2020年7月23日は、東京オリンピックが開催されるはずであった。2021年に延期になったので、何か、関連の行事があったことが報道されていた。2021オリンピックは、筆者としては中止が妥当だと考えるし、ほぼ開催は無理であろう。2021年はまだ世界の衛生状態が良くない国々で新型コロナウイルスが蔓延している可能性が非常に高いし、日本が外国からの選手や観客を受け入れられる医療体制が整えられている可能性も、今の政府ではほぼ期待できない。これで開催するとしたら暴挙も甚だしい。
スポーツ界では「中止になったら人々の希望が無くなる。」などと言う人も居るが、筆者としたら「中止になったら、外国から大量に感染者が入る可能性が減り、希望が出てくる。」である。
オリンピック中止による損害の全部とは言わないまでも一部は「Fukushima is under control」など嘘までついて誘致した安倍晋三や、会場等の費用を予定の3倍にも膨らませたオリンピック委員会のメンバー、そしてオリンピック誘致に浮かれていたスポーツ界やオリンピックファンの寄付で賄うべきだ。それにより、税金からの支出を少しでも減らして貰わないと、オリンピックに関心が無く誘致に反対だった筆者他多くの人は浮かばれない。(2020/07/24)
2021年1月29日現在、政府もJOCもIOCもオリンピック開催を言い張っている。現在の新型コロナウイルスの感染状況を見れば、開催不可能なことは明らかだ。これでもし開催に踏み切るとしたらもうきちがい沙汰だ。外国から入ってくる人をどうやって検疫するのか。政府は、科学者が再三にわたってPCR検査体制の拡充を要請してきたにも関わらずそうしてこなかった。そのまま外国人を入れるとしたら、国民に対する重大な犯罪だ。
無観客で開催するという話もあるが、今の状況では、特定の国しか参加できず「世界大会」の意味をなさない。それでも開催にこだわるのは、まともな人間の考えることではない。オリンピック開催にこだわる組織委員会や政治は利権に染まり切った金の亡者の集まりだ。(2021/01/29)
未だにオリンピック関係者や政府はオリンピックを開催するつもりらしい。オリンピック推進派は「中止になったら経済的損失は4兆円になる。」などと言っているが、今、検査体制も医療体制も不十分な状況(今の政府の姿勢ではこれらが完備する可能性はほぼ0だ)で強硬開催して日本中に感染が蔓延したら、経済損失は4兆では収まらないのではないか。人命の損失も計り知れない。
「オリンピックを中止したらオリンピックのために頑張ってきた選手が可哀想」という意見もあるが、選手のことしか考えていない片手落ちの思考というしかない。オリンピック選手以外の例えば芸能界で頑張ってきた人達、飲食業界で頑張ってきた人達、はコロナで既に窮地に陥っている。コロナで苦しんでいるのはオリンピック選手だけではない。オリンピック選手には「甘えるんじゃない!」と言いたい。(2021/02/21)
もう、聖火リレーが始まってしまったが、コロナウイルス感染の第4波に入っているのに、政府もJOCも止めようとしない。しかし、今回のオリンピックは
など、問題が多すぎるので止めるべきだ。
- コロナ対策が出来ていない。医療体制もワクチンも先進国中では、最低に近いので、外国から多数の人が来るのに対応できない。
- 相次ぐオリンピック関係者のパワハラや暴力・差別発言などオリンピック精神とはかけ離れた不祥事が相次いでいる。
- もう、初期予算の7000億円から3兆円にも膨れ上がろうとしている。コロナ問題等で得られる利益は赤字が予想されるし、利益があるのは一部の企業や地方に限られる。
- オリンピック開催が政治利用されている。
(2021/04/07)
全国の大都市で新型コロナウイルスが蔓延していて、変異株が主流になりつつある。この結果、大阪では一日の感染者数が1200人を超えた。吉村知事は聖火リレーの中止を宣言した。この期に及んでもIOC、JOC、政府、都はオリンピック開催を主張し続けている。正気の沙汰とは思えない。金と権力の亡者達の集まりだ。(2021/04/16)
2021年4月23日、新型コロナ感染症蔓延のため緊急事態宣言が発出された。色々なことが制限されている。罰則もある。この緊急事態宣言も5月11日には解除する心算らしい。今の状況で、医療関係者にすらワクチンが20%にも満たない接種率なのに、11日までに蔓延が収まるとは到底考えられない。ところが、この状況でもまだオリンピックをやる心算らしい。政府やオリンピック委員会は、もう、何が何でもオリンピックをする!!という気違い集団だ。(2021/04/26)
東京オリンピック組織委員会が医師200人の募集を始めた。ボランティアとのこと。国民をナメているのか。この医療が大変な時期に医師を200人タダで使おうとする特権意識がガマンならない。逆に、法外な報酬を餌に医師を集めるとなると、これもとんでもない話だ。要は、オリンピックを止めれば良いだけの話。(2021/05/04)
UV−Cの威力
- UV−C紫外線は強力な殺菌作用があるが、それ以外にも色々な物質に対して作用を及ぼす。人間の眼や皮膚には非常に有害だ。その他、プラスチックなども照射によって劣化する。先日、自作のUV−C殺菌ボックスに、配達された新聞を入れて取り出すのを忘れて1時間余り置いておいたら、新聞紙が薄黄色に変色してしまった。10W2灯の紫外線ランプのUV−Cを至近距離(10cm以下)から照射されたらこうなる。恐ろしい威力だ。
(2020/07/16)
河井議員夫妻起訴
- 今までの経過を見ると当然と考えられるが、安倍政権からの変な横やりが入らないか心配だ。まあ、検察も起訴したからにはいい加減なことでは済まさないと期待だけはしているが‥‥。
(2020/07/08)
河井克行議員がついに買収を認めて議員辞職した。後援会の面々が買収だったことを白状したので、どうにもならなくなったのだろう。当然とは思うが、その元凶を作った自民党、特に、安倍晋三一派にお咎めが無いのが非常に不公正の印象が免れない。二階俊博は「‥‥他山の石としなければ‥‥。」などと他人事のようなコメントをしているが、自分達が元凶であることが解らないほど頭が老化してしまっているのか。(2021/03/24)
一倍とは
- NHKの「チコちゃんに叱られる」という番組で、「『人一倍』はなぜ『人二倍』ではないの?」ということが話題になっていた。江戸時代は「一倍」は×2を表していたらしい。
子どもの頃、多分小学校低学年の頃、「『倍』が×2なら『1倍』は×2のことじゃないのか。」と言い張って姉から「屁理屈言うんじゃない。」と怒られたことがあるが、筆者の主張もあながち単なる屁理屈ではなかったようだ。ただし、江戸時代は「一倍」は×2、「二倍」は×3、「三倍」は×4のことだったらしい。
因みにネットで「倍」を調べてみると、
- ばい
- [倍]
多くする。加える。それに同数・同量を足し加える。また、同じ数を何回か加える。
とあり、「倍」が「×」の意味ではなく、「+」の意味であることが書かれている。なので、「一倍」は「同じものをもう一つ付け加える」ので「×2」となる。つまり「『倍』を『×2』と考えることは誤り」だったということになる。ただし、現代の日本語の用法では「倍」は「×」の意味で使用されることが慣用になっているので「2倍」を「×2」の意味で使用するのが普通である。(2020/06/06)
アビガンについて
- アビガンが新型コロナウイルスに効きそうだということで試験が行われているが、なかなか承認されない。これは、信頼のおける試験方法である「二重盲検法(DBT:Dowble Blind Test)」による試験が進まないことによるらしい。その原因は、現在のような感染状況とPCR検査の実施状況では、検体が不足して有意な結果を得られるようなDBTの実施が困難なことによると考えられる。現在のところ、「効く」という結論が得られなかったが、同時に、「効かない」という結論も得られていないのではないか。
DBTは確かに信頼性のある試験方法ではあるが、状況によってはそれに固執することが合理的かどうか考えるべきだ。海外では治療薬として承認されているところもある。
可成り症状が出ている患者がアビガンを投与した後どの様な時間経過で症状が緩和されたかの症例と、投与しなかった場合の症例を集めて、時間経過を比較すれば、可成りの程度効果を推測できると思われるのだが、現在はそういった観点からの評価はされていないようだ。このような比較でも効果が確認された場合には「仮承認」のような形で使用できるようにするべきではないか。
偶々、NHKのBS放送で脚気の予防法で、疫学的観点から麦飯を採用して脚気患者が激減した海軍の提言を、当時陸軍の軍医監だった森鴎外らが細菌感染症という考えに固執して病原を科学的に特定することができず、ガンとして海軍の提言を採用しなかった。そして、白米の支給を続けた結果、陸軍では大量の脚気による死者が発生し、それが森鴎外が死ぬまで続いてしまったという話が放映されていた。(フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿「ビタミン×戦争×森鴎外」)
厚生労働省としてはイレッサやサリドマイドの失敗のトラウマがあるのかもしれないが、脚気の轍を踏まないことを期待したい。
因みにロシアはアビガンのジェネリック(アビファビル)を暫定承認したとのことだ。(2020/06/03)
アビガンは2021年1月現在、まだ承認されていない。アビガンについて富士製薬が試験結果を厚労省に提出したが、DBTでないという理由で却下された。富士製薬の試験が単盲検法(SBT:Single Blind Test)だったのが却下の理由らしい。確かに、DBTは現在のところ最も信頼性の高い試験方法だが、海外で承認され、ある程度の効果を上げている事実があっても特例承認しないというのは合理性を欠くと思う。一方、ワクチンの方は海外の承認に基づき承認するらしいので、一貫性も欠く。
現在、東京都では感染が判明しているのに入院ができずに自宅待機を強いられている人が1万人に届きそうな状況にある。この人達は実質的に「見殺し」に近い、「座して死を待つ」ような状況だ。アビガンが承認されれば、このような、入院待ちで自宅待機をしている感染者にも投与可能になり、治療されずに死んで行く者を減らす可能性が高い。
厚労省が合理的な判断をしない理由として、なんだか政治的なキナ臭い匂いがする。新型コロナに関しては、どうも政治の非合理的な動きが目立つ。政治が合理的判断をしないことが原因で死者が増えているとしたら、これはもう殺人だ。(2020/01/21)
黒川検事長辞任
- 黒川検事長が辞任するらしい。外出自粛が要請されているさなかの今月1日と13日の夜、新聞記者の都内の自宅マンションを訪れ、賭けマージャンをしていたとのこと。麻雀は三密の典型的な状況なので、それだけで問題になるが、掛け麻雀となると立場上、辞任せざるを得ないだろう。黒川検事の掛け麻雀は結構よく知られた話らしい。こうなると、このような人物を強引に定年延長した安倍政権の責任は重大だ。これまでも問題を抱えた閣僚が何人も辞任に追い込まれて来たが、閣僚以外にもまた安倍政権の息の掛かった人物が辞任に追い込まれた。安倍政権は何か辞任ウイルスみたいなものをまき散らしているのではないか(^_^)。
(2020/05/21)
政府は黒川検事長に対して「訓告」処分とした。賭博行為は常習的だった可能性が高い。しかも、国民に法律を守らせるトップの立場の者が外出自粛・三密自粛のさ中にやった行為だ。こんな軽い処分で良いのか。政権は何とか軽い処分で事を収めて、自分達に影響が及ぶのを防ぎたいらしい。「余人をもって代えがたい。」として強引に定年を引き延ばした政権の責任はどうなるのか。またしても逃げ得か。(2020/05/22)
総務省のページ
- 総務省の「特別給付金」の「よくある質問」のページ(https://kyufukin.soumu.go.jp/ja-JP/faq/)に以下の記述がある。
申請方法に関するよくある質問
Q 申請書以外に準備すべき書類はありますか。
A それぞれの申請方式により以下の書類が必要となります。
【郵送申請方式】【オンライン申請方式】
- 本人確認書類
マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証等の写し
- 振込先口座の確認書類
金融機関名、口座番号、口座名義人が分かる通帳やキャッシュカード、インターネットバンキングの画面の写し(水道料引落等に使用している受給権者名義の口座である場合には不要)
‥‥‥‥‥
「本人確認書類」や「振込先口座の確認書類」の項の書き方は曖昧だ。上記の書き方だと挙げてある書類の全てなのかどれか一つなのかはっきりしない。「以下の書類が必要となります」と上に書いてあるので、むしろ、「全て」と解釈する可能性が高い。もちろん、他の情報を総合すれば「どれか一つ」で良いことは想像できるがQAの回答文としては0点だ。この種の文はできるだけその文だけで意味が通じるように論理的に明確に書かなければダメだ。総務省にはこんな書き方しかできない出来の悪い人材しかいないのか。
ここは、面倒でも例えば「マイナンバーカードまたは運転免許証または健康保険証等の写し」のような書き方にするべきだろう。
(2020/05/11)
豊田真由子
- 今日のフジテレビのバラエティー番組「ヴァイキング」において、CiRAの山中教授の「CiRAにも30台のPCR検査装置があり、全国の大学等の検査装置を動員すれば1日当たり10万件の検査が可能」とのコメントに対し、さも「学者の空論」と言いたげに、ニヤニヤしながら「装置がいくらあっても、それをちゃんと使える人が居ないと精度が出ない。」といった趣旨のコメントをしたり顔でしていた。当人としては政権を擁護したい気持ちが先走って、山中教授の発言をちゃんと理解できなかったのだと思うが、見当外れだ。山中教授は現に設置されているPCR検査装置のことを言っているので、当然それを正しく使える人員は十分居るはずだ。そのことが解らないのは、政府を擁護したい余りに、客観的思考ができなくなっているのだろう。番組出席者にはそのことを突っ込む人が居なかった。
(2020/05/07)
感染症数理モデル
- 感染症の数理モデルについて「感染症流行の予測:感染症数理モデルにおける定量的課題」という論文がある。その中で例示されている予測式(ケルマックマッケンドリック型モデル)
S(t):感染可能者割合,I(t):感染者割合,R(t):免疫保持者割合とし、βを感染者が未感染者に感染させる割合、γを感染者の回復割合として
dS(t)/dt=−βS(t)I(t) ‥‥(1)
dI(t)/dt=βS(t)I(t)−γR(t) ‥‥(2)
dR(t)/dt=γI(t) ‥‥(3)
で、自然に放置した場合に、免疫保持率がどう変わるかについての予測式が、この論文の(2.1)第3式
dR(t)/dt=γI(t) ‥‥(3)
である。ただし、t時点での免疫保持者割合をR(t)とし、感染者割合をI(t)とする。これは、以下のようにして導かれる。
t時点での免疫保持者割合をR(t)とすると、Δt後の免疫保持者割合R(t+Δt)は、δを死亡率として、Δt後、感染者割合I(t)の内生き残った量(1−δ)I(t)Δtが免疫保持者割合の増分なので、
R(t+Δt)=R(t)+(1−δ)I(t)Δt
すなわち、
R(t+Δt)−R(t)=(1−δ)I(t)Δt
両辺をΔtで割って、
(R(t+Δt)−R(t))/Δt=(1−δ)I(t)
ここで、
Δt→0で
(R(t+Δt)−R(t))/Δt→dR(t)/dt
なので、
dR(t)/dt=(1−δ)I(t)
となり、γ=(1−δ)と置けば、
dR(t)/dt=γI(t) ‥‥(3)
R(t)はロジスティック曲線に似た曲線になる。
(2.1)第1式については
現在の感染可能者割合をS(t)とするとΔt後の感染可能者割合S(t+Δt)は、Δt時間の感染可能者割合増加は現在の感染可能者割合S(t)と現在の感染者割合I(t)に比例すると考えられるので、比例係数をβ(感染力を表す)として感染可能者割合の増分は(感染すると「感染可能者」でなくなるので)
−βS(t)I(t)Δt
つまり
S(t+Δt)=S(t)−βS(t)I(t)Δt
よって
S(t+Δt)−S(t)=−βS(t)I(t)Δt
すなわち
(S(t+Δt)−S(t))/Δt=−βS(t)I(t)
Δt→0で
dS(t)/dt=−βS(t)I(t) ‥‥(1)
S(t)はR(t)をひっくり返した形になる。
(2.1)第2式については
Δtでの感染者割合の増分は、Δtで新に感染する量βS(t)I(t)Δtから回復して免疫保持者になる量γR(t)Δtを差し引いた量なので、
I(t+Δt)=I(t)+(βS(t)I(t)−γR(t))Δt
I(t+Δt)−I(t)=(βS(t)I(t)−γR(t))Δt
(I(t+Δt)−I(t))/Δt=βS(t)I(t)−γR(t)
Δt→0で
dI(t)/dt=βS(t)I(t)−γR(t) ‥‥(2)
I(t)は一旦増加してピークに達した後減少する。ピークがどんな値になるかは、βによる。(2020/05/02)
増幅
- PCRの説明で「増幅(amplification)」という用語が出てくる。工学特に電気・電子工学ではこの用語は交流信号の振幅などをトランジスタやオペアンプ(ここで既に「アンプ(amp)」という用語が出ているが)などで大きくすることなどを言う。しかし、PCRでは同じ用語を「コピーして」数を増やすことに使う。微妙に意味が異なるので違和感がある。
(2020/04/17)
高井崇志議員
- 立憲民主党の高井崇志衆議院議員が、高井崇志衆議院議員は、東京都などに「緊急事態宣言」が出されている今月9日の夜間に、新宿歌舞伎町にある「セクシーキャバクラ」と呼ばれる店を利用し、性的サービスを受けたとのこと。何を考えているのか。結局、党からは除籍されたが当然だろう。不祥事があっても「議員自身の判断に任せる」という党もあるが‥‥。
(2020/04/16)
半クラッチの不思議
- 自動車のMT(マニュアルトランスミッション)における半クラッチとはどういう状態なのか。
MT車に乗っていたとき、半クラッチでアクセルを踏むと加速度が増加していたように思う。しかし、動摩擦係数は、高校程度の物理では摩擦速度に関係無いということになっている。より厳密なことを言えば、摩擦速度が上がると摩擦係数が下がるらしい。
速度が低い場合、岩同士の摩擦の場合、V*を規準になる速度、μ*を速度V*における摩擦係数として、速度Vでの摩擦係数μ(V)は
μ(V)=μ*+αlog(V/V*)
となるらしい。ただし、α<0。
これだと、アクセルを踏むとクラッチ板の速度差が増加して、摩擦が減るので加速度は下がりそうに見える。
MTのときに自然に加速できていたのは、加速時には無意識にアクセル開度に合わせてクラッチ圧を上げていたのかも知れない。
静止摩擦と動摩擦の関係も複雑で静止摩擦から動摩擦に移り変わる瞬間はなかなか複雑な現象が起きているらしい。(2020/04/09)
河井案里議員秘書起訴
- 河井案里議員の秘書が公職選挙法違反の疑いで起訴された。同議員とその夫が連座制を適用されるかが重要なポイントだが、当人達は「捜査中なのでコメントできない。」という常套句で説明しようとしない。まあ、正直に言えば確実に逮捕ということになるのでしゃべりたくはないだろうが。これには、河井議員には安倍政権から1億5000万円もの選挙資金の提供があったらしいので、安倍晋三も事が明らかになるのを恐れているだろう。安倍政権から検察へ妨害があるかも知れない。
(2020/03/27)
4月3日現在、両河井議員は「体調不良」を理由に雲隠れ。その間も議員の給料は出ている。税金泥棒。安芸太田町長が、河井議員の選挙のとき、河井議員から20万円を受け取ったことを明らかにした。もう、真っ黒だが、まだ逃げ回るのか、安倍チルドレンらしい。(2020/04/03)
河井議員夫妻が公職選挙法違反で逮捕されるらしい。当人たちはまだ、買収を否定しているようだが、多くの証拠(PCにあった配金のリストなど)や証言(金をもらった人々)があってはもう逃げられないだろう。こうなると、同じ自民党のもう一人の候補者の10倍の1億5000万円もの選挙資金を河井議員に投じた、安倍首相の責任も追及されてしかるべきだろう。(2020/06/18)
オーバーシュート
- 19日の新型コロナウイルス専門家会議の提言の中で「爆発的な感染拡大」のことを「オーバーシュート」と言っていたが、正しい使い方なのだろうか。少なくとも工学畑だとオーバーシュートはある定常値があって、低い値からそれに達する直前に一時的にその定常値を行きすぎる現象をオーバーシュートと呼んでいる。「オーバー」にはその意味が含まれていると思うのだが。急激に増加するだけではオーバーシュートとは言わない。
オペアンプなどの場合に出力電圧の立上がり(増加)速度のことを「スルーレート(slew rate)」と呼ぶ。(2020/03/20)
近畿財務局職員赤木俊夫氏遺書
- 森友学園問題に関連して、故近畿財務局職員赤木俊夫氏の遺書が公開された。そこには、改ざんは佐川局長の指示を受けた理財局幹部が修正箇所を決め、修正した文書を近畿財務局で差し替えたと書かれていた。それでも、政府は「済んだこと。」として再調査などする気がない。元凶の安倍晋三は「改竄は二度とあってはならない。」などと他人事。主犯安倍首相を始めとして、共同正犯の麻生財務大臣、二階幹事長、菅官房長官も下手人佐川元理財局長も何もしない。自分達の保身のため、籠池泰典だけに罪を押し付けて、死人が出ても何の痛痒も感じていない人間のクズども。自分達に都合が悪い人間は、手を回して死に追いやっているのではないかという疑いが杞憂と思えないのが恐ろしい。
(2020/03/19)
再生エネルギー財源の原発事故処理への流用
- 政府は、再生可能エネルギー関連の財源を原発事故処理に回す方針のようだ。益々、原発の不経済性が目立ってきた。そもそも、国から莫大な金を交付されている東電が主にまかなうべき費用を更に国が負担しているのも妙だし、金が無ければ原発推進に回している金を回せばよい。これは、再生可能エネルギー普及を邪魔する有害な政策と言わざるをえない。何が何でも再生可能エネルギー普及を遅らせて、原発を促進したい政府には好都合なのかも知れないが、日本の将来を危うくする愚劣な政策だ。
(2020/03/18)
国防とは
- 国防に関して、安倍政権などは「武器と兵隊」と考えているようだが、現在の国防は、医療体制の整備、食料時給率の向上、工業生産の自立、エネルギーの自給、災害防御体制の確立がキーであろう。今の状態では、日本を滅ぼすのは武器による攻撃は必要ない。食料とエネルギーの輸入ができないようにすれば、簡単に日本は滅びるだろう。「グローバル化」の推進が叫ばれて久しいが、グローバル化の弊害についても考えなければならない。医療に関しては、現在の交通網の世界的な発達は疾病の伝播速度もそれに比例して速くなっているし、気候変動による自然災害は年毎に熾烈になっている。工業生産も現在のように経済性だけで他国に全面的に頼るようなやり方は、危険だ。特に、食料はもっと自給率を上げなければ非常に危険であり、国防上の大きな弱点になっている。また、エネルギーも大きな弱点であり、日本の場合、国内に豊富な自然エネルギー主体のエネルギー政策に早急に切り替えるのが国防の観点から必要と考える。
これまでの自民党政治の政策は全てこれらと逆行していて、国を危険な方向に向わせて来た。このままの国防政策では日本は滅びる。(2020/03/16)
現在、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっている。これに対する国の政策には疑問が多すぎる。感染症から、国民の命を守るのは「国防」だと思うが、今の政府は国民の命を守る気概がまるで見えない。(2020/04/24)
豊後水道で地震
- 3月9日4時28分豊後水道で地震があった。地震の規模はM4.7で、我が家附近での震度は2とのこと。驚いて眼が覚めたが、震央は豊後水道地下60kmとのことなので、プレート地震と推測される。近くには伊方原発がある。震央が深いので原発への直接的な影響は無いが心配である。伊方原発の下には中央構造線関連の活断層がある可能性が高いのでそれへの影響を無視することはできないはずだが、四国電力や政府は危険性を無視している。無責任だ。
(2020/03/09)
諸田洋之議員のオークション出品
- 諸田洋之静岡県議が在庫マスクを大量にオークションに出品して、大儲けをしたらしい。今の時期、議員がこのような形で金儲けをしようとするのは、卑劣な行為と取られても仕方が無い。少なくとも、公職にある人として非難されるべき行為だ。元は維新の会の公認候補だったそうだが、維新の会としてはどう考えるのだろう。既に党員ではなくなっているのではあるが。
(2020/03/09)
オカルティックだけどアルミテープチューン
- 筆者は車そのものに工学的な興味はかなりあるが、チューニングなどには殆ど興味が無かった。ところが、さるサイトで「アルミテープチューン」なるものを知った。折しも、前のMobilioが200000km近くになって、不具合も幾つか出てきたので、別の中古のMobilioに変えたところ、前のより1km/Lくらい燃費が悪くなっていてどうにかしたいと考えていたので、半信半疑でやってみた。
アルミテープチューンというのは、車のプラスチック(不導体)部分にアルミテープを貼ることにより、プラスチックと空気の摩擦で生じる静電気を放電して、境界層の剥がれを防いで乱流を減少させ、気流をスムーズにすることにより、燃費向上などが図れる、というものだ。
やってみると、晴天時16km/L台だったが、アルミテープチューン後は17km/L台になった。他の色々なサイトも見てみると燃費向上の報告は多い。どうも、効果があるのは本当のようだ。(2020/03/03)
日本原子力発電のデータ改竄
- 日本原子力発電が、敦賀原発2号機の新規制基準に基づく審査で、調査資料の記述を改竄していた。改竄は、原子炉直下の断層が活断層かどうかの判断のためのボーリング結果だ。これを原電に有利になるように改竄していた。重要文書の隠蔽・廃棄・改竄を平気でやる安倍政権と同じ穴の貉というところか。
(2020/02/15)
安倍クズ内閣
- 北村地方創生大臣の国会答弁が問題になっている。質問に全く答えられず、右往左往する姿はもう政治家の資質0だ。以前にも質問に答えられない無知な大臣や、バカな大臣を何人も輩出した。嘘をつく・ごまかす・情報を隠す・消す、などは安倍内閣が率先してやっている。 こんな大臣を任命した安倍政権は官房長官が「適材適所」と繰り返している。クズの集まりだ。
(2020/02/12)
安倍政権が検事の定年の従来の解釈(定年延長はしない)を変えて、黒川検事長の定年延長をした。黒川検事長は安倍政権寄りの人物らしく、又々安倍内閣の「お友達政治・政治の私物化」だ。これに関して、人事院は最初「定年延長は無い。」と答えたのだが、急に「言い間違えた。」として回答を変更した。安倍内閣の意向を汲んだのか、安倍内閣の脅迫に屈したのか、「言い間違え」とは呆れた言い訳けだ。そもそも、法解釈を行政が勝手に変える権限は無い。解釈変更は国会で議論するものだ。更にきちんとした決済も無く口頭での決済などというでたらめをやっている。安倍内閣の害毒は検察人事にも及んでいる。(2020/02/20)
安倍内閣は今回のコロナウイルス禍に、「熱がある人は(重症化するまで)家で待機してください。」だそうだ。国民を見殺しにする方針だ。韓国や香港のような本当に国民を守る政策や支出を安倍政権は実行する気が無い。傲慢な上に無能だ。(2020/02/26)
これまでの政治の進め方・政策を総合して、今後、この内閣を安倍クズ内閣
と呼ぼう。なにが、「日本人の命と暮らしを守る。」だ。(2020/02/27)
安倍首相が、大勢集まるイベントの中止、学校の休校を要請した。命令ではない。つまり、最終的判断を現場に委ねたのだ。自分が責任を取る気が無い。しかも、その結果生じる負担に対する緊急対応策がたった153億。シンガポールは5000億、アメリカは2700億、台湾2200億、香港は市民一人当たり14万円支給だそうだ。日本の経済力や人口を考えれば、1兆円でもおかしくない。安倍クズ内閣。(2020/02/28)
安倍首相が、大勢が集まるイベントの中止、学校の休校を要請する中、秋葉賢也総理大臣補佐官が26日夜、地元・仙台市で政治資金パーティーを開催していた。「東北地方では感染者が出ていないからやった。」などと戯言を言い訳にしているが、PCR検査をほとんどやっていないで「感染者が出ていない。」などとよく言えたものだ。安倍晋三の「Fukushima nuclear disaster is under control」と同じだ。安倍クズ内閣の面目躍如。(2020/02/28)
秋葉補佐官が「東北地方で感染者が出ていない。」などと嘯いていた東北地方(仙台)で感染者が確認された。更に、新潟でも。当然予想された事だが。どう説明するのか。この人物もクズ内閣一員だ。
クズはこれだけではなかった。25日に杉田水脈議員も政治資金パーティーを開いていて、それには下村博文・選対委員長、稲田朋美・幹事長代行、西村康稔経済再生相、北村誠吾地方創生相、竹本直一科学技術相らが参加していたことが判明した。クズ内閣のクラスター。(2020/02/29)
安倍首相は28日の衆議院総務委員会で「『新型インフルエンザ等対策特別措置法』を参考に早急に新たな特措法を検討する、そうだ。『新型インフルエンザ等対策特別措置法』で対応可能なのに時間を掛けてわざわざ新しい法律を作る。今まで、散々、法律の拡大解釈や解釈変更をしてきた内閣なのだから、上記の法律を拡大適用することくらい簡単なはずだが。あるいはこれに乗じて、対応を遅らせることにより高齢者の死亡を促進して、高齢化に歯止めを掛けようとしているのか。安倍内閣はクズな上にグズか。
なぜ、適用できる法律を適用しようとしないか、その理由が民主党時代に作られた法律だから、という話がある。要は、自分達が法律を作ったことにして、手柄を自分のものにしたいらしい。もし、本当なら、誠に下劣な思考・行動パタン。クズも極まれり。(2020/03/3)
河井案里議員の秘書が公職選挙法違反の疑いで逮捕された。河井議員は相変わらず「捜査中なのでコメントできない。」と逃げ回っている。安倍晋三は河井議員の選挙資金として異例の1億5000万円も提供していた。にも拘わらずまるで他人事のように「議員としてそうした疑いを抱かれることのないよう身を処していく必要がある」などと言っている。自分がどれだけ「疑いを抱かれる」ことをして来たか。クズ内閣の証の貯蓄が増える。(2020/03/4)
羽鳥慎一モーニングショーの中で出演者が「まずは医療機関に配らなきゃ駄目です。皆さん、マスクが欲しいのはごもっともなんですけれど、医療を守らなければ治療ができないから、医療機関、特に呼吸器関係をやっている人に重点的に配っていく必要がある」などの発言をしたのをとりあげて、「厚生労働省では、感染症指定医療機関への医療用マスクの優先供給を行なったほか、都道府県の備蓄用マスクの活用や日本医師会や日本歯科医師会のルートを活用した優先配布の仕組みをお知らせしています」などとツイートしたが、実際に問い合わせてみると担当者は「『「優先供給を行った』」については言い過ぎた表現。『行っている』『開始した』が正しい」とコメントしたという。さらに、「医師会のルート」など無いことも判明し、「訂正したい。そんなことは国会でも言っていない」と述べたという。厚生労働省が嘘・デマを流して番組つぶしをする。
クズが厚労省にも蔓延している。(2020/03/6)
安倍首相は五日、突然、新型コロナウイルス感染症対策本部会合で、感染のさらなる拡大を阻止するため、中国、韓国からの入国者に指定場所で二週間待機し、国内の公共交通機関を使わないことを要請するなどと言い出した。またまた、思いつき場当たり的やり方。選挙目当ての受け狙いか。2週間留め置くホテルなどの手当など全くなし。急激にコロナウイルス感染が広がっているイタリアやイランはどうするのだ。小学生並みの低レベル愚策だ。(2020/03/06)
またまた、クズが発覚した。森法務大臣は、9日の参議院予算委員会で、東京高等検察庁の検事長の定年延長をめぐる質疑のなかで、「東日本大震災の時、福島県いわき市から市民が避難していないなかで、検察官は最初に逃げた。身柄拘束をしている十数人を理由なく釈放した」などと答弁した。野党が11日、この発言内容は事実かと問いただすと、森大臣は、発言内容は事実と主張した。しかし、午後になり、森大臣は「検察の活動について、個人的見解を述べたことは不適切だった」と述べ、9日の答弁を撤回した。
午前中まで「事実」と言っていたことを午後には撤回する。結局、根拠も無いことを国会で堂々と主張した。検事長定年延長問題が起きたときからそうではないかと思っていたがやはり、法務大臣もクズ内閣の一員だった。
そもそも、検事長定年延長と上記の事柄は合理的な関係が見いだせない。クズな上にバカだ。バカ内閣のすることは計り知れない。
(2020/03/12)
森法務大臣は黒川元検事長の処分について、最初、内閣が決定したと言っていたが、5月26日になって、法務省と検事総長が決めたと言い出した。もう、支離滅裂。安倍内閣から何等かの指示があったか、内閣を忖度したか‥‥。クズ内閣の申し子か。(2020/05/29)
コロナウイルスが感染爆発を起こし始めているこの期に及んで、政府は何をしているのか。早く、軽症者、中症者を隔離施設を用意して、入院病棟から移し、アビガン等の既に認可されている利用可能な薬を使えるようにしないのか。何を忖度してグズグズしているのか。(2020/04/02)
政府は200億円以上掛けて全世帯に2枚ずつ布マスクを配布するそうだ。国民の不安払拭のためらしい。もう、あきれ果てて言葉が無い。情けなさに泣けてくる。200億円以上も掛けるなら首都圏などの、病院がひっ迫している地域に発熱外来等を仮設するとか、軽症者隔離施設の確保の方に使うべきだ。結局、466億円もかかるらしい。既に国民の殆どがマスクをしている状況でマスク2枚とは。クズ内閣から出てくるクズ政策。(2020/04/03)
新型コロナウイルス対策として「緊急事態宣言」が出されたが、東京都が予定していた休業要請対象から政府の強い意向により、美容・理容店が外された。当初パチンコ店も外そうとしたらしい。美容・理容は濃厚接触の典型だし、パチンコ店に行くのは「不要不急」の外出に当たる。どうも、東京都が特措法25条に基づいてやろうとしていることに安倍内閣は特措法45条を持ち出して妨害したらしい。滅茶苦茶。バカもほどほどにして欲しいが、クズ内閣に期待しても始まらないようだ。(2020/04/10)
安倍晋三の「自宅待機」のYoutube動画が話題になっている。自宅待機を強いられて大変な状況に追い込まれている人々を尻目に、自宅で優雅に寛ぐ姿は、この人物の政治感覚の欠如・無自覚を如実に物語っている。(2020/04/13)
内閣ではないが‥‥週刊文春によると、世界中がコロナ騒ぎで外出制限をしている中で、3月15日、安倍昭恵夫人は宇佐神宮への団体旅行に途中から加わっていたらしい。神宮では、マスクもせずに団体の先頭を歩いていたとのこと。「コロナで予定が全部なくなっちゃったので、どこかへ行こうと思っていたんです」と言ったそうだ。開いた口が塞がらない。いくら法的には私人と言っても‥‥。やはり、この二人は日本のトップに立つべきではなかった。(2020/04/15)
466億円も掛けて配布する布マスクだが、サイズが小さすぎて、使い物にならない場合が多いらしい。テレビに映る巷の人は、もうマスクをしていない人はほとんどいない。皆、なんとか工夫をしてマスクをしている状況で今更サイズの合わないマスクを配る。更に、配布されたマスクに不良品が混じっていて、回収しているとのこと。466億円がもったいない。もう笑うしかない。(2020/04/17)
安倍内閣は「外出を8割へらすようにお願いする。」などと言っているが、お願いではダメだ。「補償は政府がするから〇〇以外の用での外出を禁止する。」でないと実現不可能だ。そんなこともわからない、危機感が見えない‥‥。(2020/04/20)
安倍晋三首相が7日の緊急事態宣言を発令した会見で「人と人との接触機会を最低7割、極力8割削減することができれば、2週間後には感染者の増加をピークアウトさせることが出来る」と言っていたが、厚労省クラスター対策班で北海道大の西浦博教授が19日のツイッターで「この7割は政治側が勝手に言っていることで、私は一切言及したことがありません」とツイートしたそうだ。またまた安倍クズ内閣の嘘・誤魔化しが発覚した。(2020/04/25)
コロナ対策のため政府が出した補正予算だが、医療機関へのマスクなどの優先配布、アビガンの増産支援、国内のワクチン開発支援に当てられた額が1192億円に対して新型コロナウイルス収束後の観光、飲食キャンペーンに1兆6794億円も当てている。これは逆ではないか。まず、コロナを収束させることに予算をつぎ込むべきだろう。政策がクズだ。(2020/04/26)
政府はコロナウイルスで国中が混乱に陥っているこの時に国家公務員法案の改正を強引に推し進めようとしている。狙いは黒川検事長の定年延長の正当化と共に政府による検事の人事権掌握にあることがほぼ明白だ。憲法に謳われている「三権分立」を破壊する改悪法案だ。クズ内閣どころか犯罪的内閣だ。(2020/05/12)
コロナ対策特別給付金のオンライン申請で市町村に混乱が生じているらしい。住民基本台帳との情報統合・連携ができていないので、照合を人手でやらなければならないそうだ。そのため、郵送申請よりオンライン申請の方が支給が遅くなる可能性があるという。内閣府は「市区町村に負担はかけるが、利用者の利便性を考えた。」と言っているらしい。またまた、末端に責任転嫁をするクズ政策だ。(2020/05/14)
黒川検事長が辞任した。賭博行為それも外出自粛・三密自粛のさ中4回も掛麻雀をしていたらしい。安倍政権は「余人をもって代えがたい。」として強引に当人の定年を延長した。その責任を取る気は全くないようだ。この常習的賭博に対して「訓告」処分という軽い処分で事をうやむやにしたいらしい。クズらしいやり方だ。(2020/05/22)
新型コロナウイルス対策専門家会議の議事録が作られていないことが判明した。安倍首相は「適切に、検証可能なように文書を作成、保存していると認識している。今後さらなる徹底を指示する」などと言っていたが、森・加計問題や防衛省問題で都合の悪い記録が出てきて懲りたのか、今度は始めから記録を作らないことにしたらしい。クズ内閣らしいデタラメな話だ。(2020/06/01)
新型コロナウイルス流行に関して、中小企業向けに最大200万円を支払う経済産業省の「持続化給付金」の事業費769億円が一旦「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」という実体が怪しい会社に一旦委託され、それが749億円で業務の大部分が電通に再委託された。更に、それは電通から別の複数の会社に再々委託されている。20億円の内訳について、政府は明かにしていない。またまた、安倍内閣がらみで、きな臭い話が出てきた。(2020/06/01)
「持続化給付金」の手続き業務で、申請の相談に応じる会場が、有料で多数借りられている。約500カ所の運営費は全体で約405億円とされているが、借りる費用や人件費などの内訳を、国や電通などは非公表と。している。何故、隠す必要があるのか。税金の使途は公表が原則であろう。安倍内閣のこれまでの行状から何か後ろ暗い所があるとの疑いを抱かざるを得ない。(2020/06/08)
コロナ対策に関して、政府は専門家会議の見解から「無症状の人も感染させている」といった文言を「パニックが起きかねない」という理由で削除したとのことが、専門家会議のメンバーからの取材で判明した。こういった、情報の隠蔽は安倍内閣においては今回に限ったことではないが、こんな重要な情報を国民から隠して国民を間違った行動に導いた安倍内閣は犯罪的だ‥‥安倍晋三は北朝鮮や中国、ロシアのような独裁国家が羨ましいのではなかろうか。(2020/06/24)
安倍内閣がなぜ河井元法務大臣・河井参議院議員に1億5000万もの選挙資金を与えたかについて、広島では、安倍首相に批判的な溝手顯正氏を落としたかったのだという噂が広がっているらしい。これが事実ならば、いや、これまでの安倍内閣の行状から事実なのではないかと見えるところが、安倍内閣のクズ振りを物語っている。(2020/06/28)
「GoTo キャンペーン」について小池知事が「他県への不要不急の移動は控えて」との呼びかけをしたら、西村経済再生担当大臣は「国の方針はこれまで通り、都道府県をまたぐ移動は自由に行えるが、熱や何らかの違和感がある人には、外出や移動を控えてもらうということだ」と言っている。何をバカなことを言うのか。無症状の感染者が人に感染させる力が強いことが既に判明しているのにまるでナンセンスなことを言う。そもそも、「GoTo キャンペーン」は「コロナが収まってから」では無かったのか。やはりクズ内閣だ。(2020/07/08)
政府は「GoTo キャンペーン」について東京を外すとか、高齢者の団体は外すとか、若者の団体は外すとか、言い出した。更に、東京を外した場合のキャンセル料の補償はしないと言っていたが、補償をすると言い出した。もう、キャンペーン目前なのに迷走ぶりは眼を覆うばかりだ。コロナが収まっていないのに「GoTo キャンペーン」を前倒ししたことがそもそも間違いだったのだ。安倍内閣はクズを通り越して日本のガンだ。(2020/07/21)
政府は「アベノマスク」を8000万枚発注したそうだ。既に、マスクは市中に出回っている上に、既に配布された寸足らずの「アベノマスク」は使わずに放置されているものが多いという現実が見えないのか。そんな金があるのなら、逼迫している医療機関や自動PCR検査装置購入に金を出せばよい。もう、正気の沙汰とは思えない。(2020/07/28)
政府は「アベノマスク」の配布を希望者のみにすると言い出した。残りは備蓄だそうだ。備蓄して使い道があるのだろうか。とにかく、巷の評判を気にしてコロコロと政策を変える。そもそも、ちゃんと考えて政策を打っていなかった証拠だ。6月の発注前に利用状況を見て発注を止めるべきだったのではないか。(2020/07/30)
この新型コロナウイルスの感染の広がりの中で、政府はコロナ対策を検討する国会を開こうとしない。憲法53条は、衆参いずれかの総議員の4分の1以上が要求すれば、内閣は臨時国会の召集を決定しなければならないと規定してあり、野党が招集の要求を出しているにも拘わらず、国会を開こうとしない。政府は国会での追及を恐れて雲隠れだ。国民を守ろうという気がまるで無い。クズ内閣。(2020/08/02)
菅義偉官房長官は3日の記者会見で、沖縄県が新型コロナウイルス感染者用のホテルを十分確保できていないことについて、「政府から沖縄県に何回となく確保すべきであると促している、と報告を受けている」と言ったそうだ。GoToキャンペーンや米軍基地が原因のコロナ蔓延に何も手を打って来なかった政府が言うに事欠いて何を言うのか。無責任の極み。クズども。
嘘をつく、誤魔化す、はぐらかす、無責任、無能、重要文書を勝手に廃棄する・改竄する、重要会議の議事録を作らない、重要会議を議事録を作らない会議に改組する、お仲間に利益誘導をする、自分の罪を隠すために検察人事に手を加える、重要検討事項があるのに国会を開こうとしない、‥‥戦後最悪の暗黒政治内閣。(2020/08/04)
安倍晋三が首相を辞任するそうだ。結局、巧く行かなくなったら放り出すのは第一次安倍内閣のときと同じ。クズのままで逃げ出した。(2020/08/28)
羽田への新進入路
- 国土交通省は羽田空港への進入新ルートとして、都心上空を通過するルート設定し、騒音を避けるためとして進入角度を通常の3度ではなく、他にほとんど例のない3.5度に設定するとした。オリンピックに向けての増便を考えてのことと思うが、非常に危険だ。
急角度で進入するということは降下率が高いということで、滑走路近くになって降下率を低くする(そうしなければ滑走路に激突することになる)タイミングやフラップやスポイラーのコントロールが難しくなる。下手をすると、失速ということにもなりかねない。それを都心上空でさせるということなのだ。もし、都心で事故が起きたらとんでもないことになる。
なぜ、こんなことをしようとするかというと、東京周辺の大部分が米軍の管制空域になっていて民間機が使えないからだ。米軍の管制空域になっているのは、日米安保条約の屈辱的な「日米地位協定」によるものなのだ。同じ敗戦国で米軍基地があるドイツやイタリアでは、こんなアメリカの属国のような取り決めは無い。日本は独立国のはずなのだが、日本政府はそんな状態を改善しようという気は全くなく、アメリカのために日本国民の安全を犠牲して上記のような危険な運用を推し進めようとしている。国民の安全を何と思っているのだろうか。(2020/02/06)
逆転写PCR法
- テレビでコロナウイルスの感染の検査で使われる逆転写(RT: Reverse Transcription)PCR(PCR:Polymerase Chain Reaction)法についてコメンテーターに専門家が説明していたが、どうも要領を得ない。「逆転写」とは何か、「なぜ逆転写をするのか」などの説明が出来ていないので、コメンテーターは納得した表情をしていなかった。筆者の理解は以下である。
- コロナウイルスの遺伝子はRNAという物質でできている。
- ウイルスを調べるにはある程度の量の遺伝子が無ければ難しい。
- 転写とは歯形を採るのと似ている。転写結果は、遺伝子配列そのものではないが、遺伝子配列を復元できる情報を保持している。
- 通常はDNAからRNAに転写するが、RNAからDNAに転写するので、「逆転写」となる。
- 逆転写をするのは、RNAよりDNAの方が安定に増やすことができるからだ。
- DNAに転写した遺伝子を増やしてその遺伝子を染色するなどして元のRNA遺伝子を同定する。
以上のような要点を説明しなければ、理解してもらえないのではないか。(2020/02/05)
新型コロナウイルス
- 新型コロナウィルスによる肺炎が猛威を振るっている。これに対する政府の対応は、国民を守ろうという気が希薄な、なまぬるくて遅い対応だ。
- 他国では中国からの観光客の受け入れを停止した、あるいは停止する方向にある。それに対して、日本政府は未だにその方向にない。これは国家の緊急事態だ。トランプ政権に阿って役に立たない武器は買うが、こういった危機に対する国民を守る姿勢が全くダメである。
- 武漢からの日本人帰国者達は帰国後の自分の隔離を望んでいるにも関わらず、政府は自宅に戻すなどという愚挙を進めている。帰国後の滞在施設(ホテルなど)を国の権限で手配するべきだ。「桜を見る会」では政府の意向を汲んで格安で色々と請け負ったホテルがあるということなので、今こそ、そんなホテルを使えばよい。
- 日本人バス運転手が感染したことが明らかになったが、そのバスの運行経路を公表していない。公表による混乱を心配しているのかもしれないが、そんな考慮ができるのは感染拡大を防ぐ対策がある場合の話で、今回のような発病していない感染者まで他人に対して感染力があるような、感染拡大の防御が難しい場合は状況が異なる。早急に情報公開して関係地域の住民自身が行動を起こせるようにするべきだ。
(2020/01/29)
政府は、武漢からの帰国者を隔離収容するホテルを用意したということだが、200人帰国したにも関わらず140室しか用意がなく、相部屋になった人が居たそうだ。厚生労働省、延いては政府のやることは誠にいい加減だ。隔離収容するのに相部屋とは!?結果的に相部屋になった人が感染者であったことが判明した。こんな、小学生でも判るような間抜けを何故厚労省のエリートがやってしまうか。更に、チャーター便の搭乗料金を一人当たり8万円取る方針だったとのこと。くだらないことに大金を出すのに、国の方針で帰国する国民から金を搾り取る。まるで時代劇の悪代官のやり口だ。安倍政権の害毒のなせる業だろう。(2020/01/30)
日本に寄港する大型クルーズ船で感染者が発生した。政府は初め症状が無い人を下船させるなどと言っていた。船のような閉鎖空間では濃厚接触者は多数居るはずで、今、症状が無くても感染者は多数いるはずだ。それを下船させるなどと言うのはもはや国民を見殺しにするに等しい。2月5日現在で、症状がある人31人を検査したら10人が感染者だったとのこと。この数は、船内に感染者が多数いることを如実に表している。無症状の人だからといって下船させることがいかに馬鹿げた事かがはっきりした。安倍政権の低レベルさがここでも露見した。自衛隊を中東に派遣するなどというトランプへのお追従をする金があるなら、感染症防御や災害対策に回すべきだ。呆れるほど、国民を守ろうという意識が希薄な政権だ。(2020/02/05)
新型コロナウイルスは既に中国全土に蔓延している。この状況なのに、政府は未だにPCR検査をする条件を
37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状があり、
- 発症前14日以内に湖北省に渡航または居住していた人、
- 発症前14日以内に湖北省に渡航または居住していた人と濃厚接触歴がある人
などと言っている。2番目の条件など、どうやって確認できるのだろう。京都や大阪では厚労省の規準を満たしていない患者に対しても疑わしければ検査する方針とのこと。政府の対応の遅れ、愚劣さが目立つ。(2020/02/11)
ダイヤモンドプリンセスの新型コロナウイルス感染者が2月12日で174人になった。益々、感染の拡大が進んでいる。日本国内でも潜在的な感染者は既に大量にいる可能性が高い。それでも政府はぐずぐずして、PCR検査を大々的に実施する気配が無い。何をしているのだろう。(2020/02/12)
政府が、PCR検査について上記のような縛りを掛けた結果ついに、日本人にコロナウイルスによる死者が出た。更に、この人の義理の息子が感染者になっている。早めにPCR検査をやれていれば、対応も変わってきたはずだ。PCR検査ができる装置や技術を持っている民間の施設は国内に多数あるにも関わらず、政府の愚策で「座して死を待つ」ような状況になっている。こんな状況になっても、厚生労働大臣は「国内で流行している状況にない。」などと口を濁している。何を護ろうとしているだろうのか。(2020/02/14)
厚生労働大臣が「国内で流行している状況にない。」などと無責任な気休めを言っている間に、もう、パンデミック寸前の状況になってきた。感染経路が不明な感染例が幾つも出て来て「水際作戦」はもう意味が無い状況であり、重症者対応の施策が必要な状況になっている。にも関わらず政府は具体的な策ができていない。全て、後手々々、いや、間違った策で時間を無駄にしている。(2020/02/17)
厚生労働省は「帰国者・接触者相談センターに相談する目安」としてを提示した。これをクリアして相談した結果によって、「帰国者・接触者外来」への受診できるかが決まる。これは、有効なのだろうか?こんなことで感染の拡大を防げるのだろうか。そもそも、「帰国者・接触者相談センター」だけの対応で間に合うのか。もっと、多くの医療機関で対応できるようにしなければ、感染経路が不明な感染者が出てきている現状からして、感染拡大を防げないと推測される。上記のような条件を付けて、対応機関を限定する策は愚策に見える。
- かぜの症状や37度5分以上の発熱が4日以上続いている人や、解熱剤を飲み続けなければならない人。
- 強いだるさや息苦しさがある人。
(2020/02/19)
新型コロナウイルス感染症がパンデミックの様相を呈して来た。この時期、できるだけ多くの人がPCR検査を受けられるようにするべきだが、厚生労働省は民間医療機関が民間検査機関にPCR検査を依頼することを妨害する施策をしている。何を考えているのか。(2020/02/20)
なぜ、PCR検査をもっと早く多数の対象に対してやらなかったのか。政府はPCR検査をできる機関の数が少なくて物理的に出来なかったとの説明をしているが、実際には民間機関を使えば遥かに多数の検査が素早くできたと聞く。要は、政府が国民を守るためのお金を出し惜しみしたということのようだ。桜を見る会のようなくだらないことには金を使うが、国民の命を守ることには出し惜しみをする。更に、クルーズ船関係の事務処理をしていた厚労省の役人2名の感染が確認された。ところが、一緒に仕事をしていたもう一人の役人は「濃厚接触者に当たらないのでPCR検査対象にならない。」として、まだ業務につかされているとのこと。呆れかえって言葉も無い。現場役人に新型コロナウイルスをまき散らさせているのも同然だ。70歳も半ばの筆者としては政府の施策によって命を落とすかもしれず、恐ろしくて仕方が無い。政府は、「重症化しやすいのは高齢者なので高齢者が死ぬのは日本の高齢化の歯止めになりむしろ好都合」と考えているのではないか、などと邪推までしてしまいそうになる。国民見殺し内閣だ。(2020/02/21)
総社市長は、この状況の中で「そうじゃ吉備路マラソン」を開催するという。大丈夫か。「人が多く集まる行事が全てNGという風潮はいかがなものか」だそうだ。昭和天皇崩御の際、色々なことが自粛ムードで取止めになったが、これこそ「いかがなものか」であった。昭和天皇は立派な人だとは思うが、もっと立派な人は沢山いると思う。その人が死んだからといって色々なことが自粛になることは無い。しかし、今回のような、国民の生命に関わることで自粛するのが何が「いかがなもの」なのだろう。(2020/02/21)
総社市長は「そうじゃ吉備路マラソン」の開催を取止めた。現状を見れば当然のことだ。最初の判断は何だったのだろう。(2020/02/22)
上記の、同僚2名が感染していた厚労省のもう一人の役人の感染が明らかになった。倦怠感を訴えたので検査をしたら、陽性だったとのこと。ほぼ100%予想できたことだ。それでも厚労省は、この役人を「濃厚接触者ではない」としてPCR検査をしなかったのは適切だった、と言っている。もう、滅茶苦茶だ。厚労省はこんなクズの集まりだったのか。嘘も不合理も平気で押し通す安倍内閣の害毒がここにも及んでいるようだ。(2020/02/24)
新型コロナウイルス感染症に関して、韓国の対応は文大統領が旗を振って、金銭的な配慮も凄い。文大統領は他の面ではあまり評判は良くないが、国民の生命を守ろうという姿勢は称賛に値する。
政府は公式見解で「国内の複数地域で感染経路が明らかではない患者が散発的に発生し、一部地域には小規模な集団感染が把握されている状態だ」などと呑気なことを言って「熱があるときは自宅待機してください。」とのこと。つまり、重症になるまで放っておく方針だ。重症になってからではもう遅いのだが。安倍晋三は厚労省任せで陣頭に立とうとする姿勢が全く見えない。本当にクズだ。(2020/02/26)
安倍晋三は突然「全国の小中学高校を休校にする。」と言い出した。それも、専門家会議等の検討も経ずに、独断での決定だ。なので、その結果による様々な影響など全く考慮されていない。ただ、「何もしていない。」という批判ら逃れたい一心のようだ。場当たり的思いつきの典型だ。(2020/03/02)
政府は、政府が備蓄しているマスク743万枚の供給を検討していると言う。是非、早急に医療機関や介護関連機関に対して供給を実行するべきだ。また、新しい法律制定で無駄な時間を浪費するより、そのまま適用できる「新型インフルエンザ等特別措置法」をただちに適用するべきだ。誰が妨害しているのか。日本政府の対応は、台湾などの対応に比べてグズでクズだ。(2020/03/05)
「林修の今でしょ!講座」で感染症の堀という専門家が「健康な人はマスクをする必要が無い。」と言っていた。確かに「健康な人」に関してはそうかも知れないが、今、潜伏期間も長く、発症していなくても人に移す可能性がある感染症に関して、こんなことを言って良いのだろうか。自分が感染していないとどうして判るのか。現在のところ、感染していないことが確認できない以上、健康そうでもマスクをした方が良いのではないか。この人は論理的思考が苦手なのか。(2020/03/10)
新型コロナウイルス感染症の感染拡大に関して、これまでの政府の対応を見ていると、如何にも手ぬるい。見ていてイライラを通り越して、腹立たしくて仕方がない。自分達が責任を取って、国民の命を守ろうという気概がまるで感じられない。言い訳・その場しのぎばかりが目立つ。専門家会議の発表も何か奥歯にものが挟まった感じなのは、どうやら、政府の圧力があったのではないかと疑われる。専門家会議内部では、もっと緊張感のある文言での結論があったらしい。(2020/03/26)
ついに、専門家会議や医師会が、早急に強力な手を打たないと感染爆発になる危機的状態、との警告を出した。このままでは「医療崩壊」→「感染爆発」という事態になることは目に見えている。それでも政府は「事態を見守る」ような態度を取っている。馬鹿者共。早く、隔離施設を用意して、重症者対応ができるベッド数を確保しなければ既に医療崩壊が始まっている。
政府はCiRAの山中伸也教授の提言を早急に実行に移すべきだ。
- 今すぐ強力な対策を開始する
- 感染者の症状に応じた受け入れ体制の整備
- 徹底的な検査
- 国民への協力要請
- 適切な補償
(2020/04/02)
やっと、政府は「緊急事態宣言」を出した。これにより、地方自治体も動きやすくなった、と思ったが、東京都が強い自粛要請を出そうとしたら、政府が反対して出来なかったとのこと。東京の現状を見たら、相当強い措置を取らないと、オーバーシュートを起こす。まだ、「経済が‥‥。」と国民の命が脅かされているのに、金の事を言って、対応を遅らせる。自粛要請の業種から理髪店・美容店を外せと言っているそうだ。これらは「濃厚接触」の典型だ。東京だけ理髪店・美容店が閉まると、人が他県に行ってウイルスが拡散する可能性があるというのが理由らしいが、レストランとどう違うのか。また、衛生に気を配っている理髪店でクラスターが発生した例が無いというが、衛生に気を配っている病院で幾つもクラスターが発生していることを無視するのだろうか。安倍政権は頭がおかしいのではないか。(2020/04/07)
愛知県や京都府が緊急事態宣言の地域から外れている。名古屋も京都も大都会で、感染判明者が急増している。愛知県を外す理由は「トヨタ自動車」という巨大企業のことを忖度しているのではないか、という噂もある。命より経済が重要なのか。経済が行き詰まると自殺者が出るという向きもあるが、それは金の補償で済むことだ。
人との接触を8割り減らすことを要請しているが、補償無しに「要請」するようでは達成は困難だろう。補償は個人にする必要があるが、「世帯主」だけとのこと、考え方がクズだ。(2020/04/08)
東京都の感染判明者数が181名となった。それでも、政府はなぜかグズグズしている。
このところ、専門家会議の副座長の顔をテレビで見ることが多くなった。どうも、政府による間接的な発表では自分達の真意が捻じ曲げられていると感じてきたのではないか。(2020/04/09)
やっと政府と都の自粛要請についての折り合いがついた。政府が強く主張して、理容・美容店は休業要請から外すことになったらしいが、理由の合理性が無い。3密を避けるという観点から当然休業するものと思っていたが、理解不能だ。パチンコ店も外そうとした。パチンコ店は「不要不急」でないのか。
国がそんなバカをやっている間についに福岡で美容室によるクラスター感染が判明した。恐れていたことが現実になった。(2020/04/10)
PCR検査件数が増加しない原因は厚労省の付けた条件が間違っていたかららしい。軽症舎や無症状者を入院させなければならないこと、PCR検査の許可権限を保険所だけに限っていること、判断を帰国者・接触者外来のみに委ねていることなどがネックになっているらしい。
医師の団体が、屋外での発熱外来・ドライブスルー検査、閉校になった学校利用の隔離施設設置等の提案・要望をした。安倍首相もやっとドライブスルー検査を口にしだした。もう、巷ではずっと前から言われていたことだが‥‥とにかく、早く、検査と治療を分離して、効率を上げて崩壊の始まっている医療を立て直さなければ、大変なことになる。(2020/04/13)
新型コロナウイルスの猛威に対しては、政府は以下のことに大量の資金をつぎ込むべきと考える。
- 医療機関、介護施設のためのマスク、防護服の確保
- 人工呼吸器の増設・関連人材の確保
- 検査体制の整備
- ドライブスルー検査体制の整備
- 発熱外来の増設
- PCR検査機器・人材の準備
- 簡易検査キットの開発
- アビガン等の生産・増産(罹患者全員に投薬可能な程度)
- ワクチンの開発促進
- 個人への補償
特に、ワクチンがすぐにはできない今の状況では、この極度に感染力が強いウイルスに対しては(素人の個人的な考えだが)、PCR等の検査を増やして、感染確認者全員へのアビガン等の早期投与により、回復者(免疫保持者)を増やして行く方法が最も妥当な方法と考えられる。
(2020/04/14)
東京都医師会が協力してでPCR検査センターを作るようだ。以前から何度も何度も言われている「PCR検査数を増やせ」ということを政府はなぜかやろうとしないので、医師会が医療崩壊を防ぐために始めたとのこと。既に、東京は感染経路不明が80%に達して、感染経路調査をやれる状況に無いのに政府はまだ感染経路に拘って、保険所はもうパンク状態らしい。
政府はアビガンの使用について新型インフルエンザの時にやった様に、特例でただちに許可するべきだし、アベノマスクの466億は、医療機関を護るために使うべきだった。
政府はようやく、一人当り10万円の給付の方向で検討を始めたらしい。遅きに失した。もっと早く表明していれば、生活困窮者も無理をして働く人が減ったはず。(2020/04/15)
政府は、やっと、「緊急事態宣言」を全国に出すらしい。一部の地域だけに出しても県を超えての交流を停止しない限り効果が薄いのは始めから判っていたことだ。とにかくやることがグズい。(2020/04/16)
女優の岡江久美子が新型コロナウイルスに感染して死亡した。発熱したが高熱でなかったため自宅療養にさせられたそうだ。ただし、彼女は乳癌の手術後で抗癌剤を使用していたとのこと。このことからすると、基礎疾患がある患者なので、できるだけ早くPCR検査して陽性ならアビガン等の薬を投与するべきだったのではないか。そうずれば、死に至ることも無かったのではないか。初期対応に多いに疑問が残る。残念だ。
このケースは政府の無策あるいは愚策によって殺されたと言っても過言ではない。(2020/04/23)
沖縄の米軍関係者で新型コロナウイルスの集団感染が起きている。米軍が米国から運んで来たらしい。沖縄に来る米兵について、全員のPCR検査をしていない。これは、民間航空を使っての米国からの入国と違い、基地への入国は日米地位協定により、日本は手を出せないらしい。韓国での米軍については全員PCR検査を行っているとのこと。こんな情けない状況にも、日本政府は何もしていない。国民を守る姿勢が見られない。(2020/07/14)
日本でのPCR検査数がニューヨークなどに比べて圧倒的に少ない。ニューヨークでは市民全員にPCR検査をする方針で、検査費用は無料とのこと。これにより、死者0の日もあり一桁台が続いている。ニューヨークでは検査と同時に濃厚接触者の追跡も十分に行っている。
日本でなぜ同様のことができないのか。「PCR検査を増やせ」という主張に対して、「PCR検査は30%の偽陰性と1%の擬陽性(最近は0.01%と言われている(8月20日現在)が出るので、陽性者を見逃し擬陽性者で病院がパンクするのでやるべきでない。」という意見がある。しかし、これは1回の検査だけで済ませた場合の問題で、複数回検査すれば精度は格段に上がる。自由に検査ができれば、定期的に検査できて感染拡大が飛躍的に少なくなることはニューヨークその他の都市で証明されている。PCR検査拡充に反対する理由として1回の検査を前提にした上記のような誤った説に惑わされてはいけない。
政府は本質的でないキャンペーンなどに金を掛けるのではなく、無料でPCR検査や抗原検査を受けられるようにして、誰でも何時でも検査を受けられるような体制作りと医療関係および隔離施設への補助に金を掛けるべきだ。むしろ、そうすることにより、医療の逼迫の危険性が下がり、人々の安心感も得られて、結果として経済も巧く回ることになる。
日本でPCR検査/抗原検査が広まらないのは、何かそれを妨害する力が働いているのだろうか。(2020/07/21)
コロナウイルス感染の第2波がやってきているように見えるが、政府は「第2波とは認識していない」と言っている。「認識していない」などという曖昧な言葉で後で突っ込まれたときに逃げ道を作っている心算らしい。専門家委員会の後継組織である「諮問委員会」は、議事録も取らない会議で、非常に怪しい組織になっている。会議でどの立場の人がどんな意見を持ち、政府がそれをどう判断して政策を打っているのかがさっぱり分からない。更に、諮問委員会の会長が尾身茂であるのも変だ。感染症学の学者の立場でものを言えなくなった。結果として、尾身会長の発言はなんだか意味不明な感じになってきた。ちゃんとした学術的な発言をして欲しいのだが。(2020/07/23)
全国的に感染者数が増加していて、自宅待機者も増加している。自宅待機は最も愚劣なやり方だ。家族が居れば家族に感染させる危険性があるし、一人暮らしなら病状の急変に対応できない。
なぜ、体育館などの管理がし易い施設を使って隔離をしないのか。特に、東京はオリンピックのために巨大な施設を多数作って何の役にも立っていない。これらの施設をコロナ感染者隔離のために利用しないのは税金の無駄使い以外の何物でもない。(2020/08/14)
ディジタルアンプ
- 現在、我が家には6台のディジタルアンプ(D級PWMアンプ)が動いている。3台はLP−2020A+、1台はLP−2024A+、もう1台はYAMAHAのYDA−138を使ったキットを組立てたもの。更に1台はYDA−138を用いた完成基板で製作したもの。効率が良くて、音が良い(一部のマニアはあまり良く言わないが、ブラインドテストで良さは証明されている)ので、我が家で増殖を続け、置き換えられたアナログアンプが5台も転がっている。特に、LP−2020A+の音は低域から高域まで、「エ!これが3000円のアンプか?」と驚くほどクリアで力強い。
少し、問題があるとすれば、中華製品の信頼性の低さと、電源が12Vなので、パワーが10W×2チャンネルしか出ないことだが、我が家のメインスピーカーは比較的高能率(93db/w(m))なので、16畳の洋間でとりあえず十分な音量で再生できている。
信頼性に関しては、やはり、残念ながら低い。4台のLepaiアンプの内LP−2020A+1台と1台あるLP−2024A+が不具合を生じている(使用中に「ブツッ、ブツッ」と言い出した)。とりあえず、ケミコンの劣化の可能性を考えて、交換用のケミコンを購入したがこれで治るかは判らない。
寝室で使っているのはTDA7297というMOS−FETのアナログICアンプ基板を使ったアンプである。これには、10cm口径のユニット(88db/W(m))で作ったバックロードホーンスピーカーをつないでいるので、10cmとしては比較的能率が高く、寝室には十分というより過大な音量が出せる。昔はアンプに大金を掛けたものだが、良い音が本当に廉く手に入る時代になった。(2020/01/28)
ブツブツノイズが出だしたディジタルアンプだが、電源のケミコンを交換したら正常動作するようになった。(2020/03/30)
床の色と抜け毛
- 家を改装するときに居間の床をこんな■■■■色にした。壁も天井も白っぽい色にした。おかげで、部屋が明るくなり、明るい部屋が好きな筆者としては満足なのだが‥‥驚いたのは床のゴミの目立つこと目立つこと!。特に、毛髪や体毛は物凄く目立つ。
よく、刑事もののドラマで「体毛が発見され証拠になった。」といった話が出てくる。以前は、「そんなに都合よく体毛が発見されるものか。」と思っていたが、いやいや、人間(人間だけじゃない)という生き物は何と頻繁に体毛(毛髪も含めて)を落とすものか。確かに、以前、猫を飼っていたときはもう部屋中毛だらけで、空中にも猫の毛が舞っているらしく、湯飲みなどには蓋が必須であった。お蔭で、充電式のハンディークリーナーを2台購入することになった。気が付く都度、吸い込んでいるが、それでもちょっと油断するともう体毛を発見する。これは、部屋の明るさを満喫する代償として受け入れざるを得ないことのようだ。(2020/01/28)
国のトップの責任
- 「国のトップの責任」と言うと、その国民に対しての責任と考えるのは当然ではあるが、国(特に大国)のトップは地球全体にも責任があることを忘れている。
最近、気候変動による洪水や大火災などが頻発している。ドナルド・トランプや習近平、などの自国の経済的繁栄(延いては自分の政権維持)ばかりに汲々とする「自国第一主義」者達は、地球温暖化などの気候変動に無関心あるいは眼をつぶっており、彼らの地球に対する無責任ぶりが目立つ。安倍政権はトランプの腰巾着に成り下がって、トランプのやることにお追従を述べるしか能が無い。
現代のように、人間の活動が地球全体に大きな影響を及ぼす時代には、大国の首脳は地球全体にも責任があることを自覚するべきだ。自国のあり方が地球全体に影響を及ぼすことにもっと意識を向けなければ、地球が滅びることになりかねない。(2020/01/19)
長距離走用靴
- 世界陸連は長距離走用のナイキの靴を禁止する方向にあるとのこと。公平性のためだそうだが、陸連はバカだ。公平性を望むなら、一つのメーカーの靴を禁止するのではなく、出場者全てに同じ靴を支給するか、靴の統一規格を決めればよい。こう言うと「選手の特性に合った靴の種類を選ぶ自由が無くなる」などとお間抜けを言う人が出てくると思うが、与えられた同じ環境で力を競うということでは、高地の選手も低地の選手も同じ酸素量の開催地で競うことに文句を言った人がいるだろうか。
そもそも、今のスポーツ界の状況は、道具の進歩で記録が伸びたのか選手の能力向上で記録が伸びたのか判らない。合理的に考えれば、一つ決めた道具をずっと変えないで記録を測るのでなければ本当に能力が伸びたことを証明できない。記録を伸ばせる道具を開発できたことを開発者が喜ぶのは解るが、進歩した道具で記録が伸びたことを選手やスポーツ関係者が喜ぶのは馬鹿げた話だ。(2020/01/16)
統合型リゾート疑惑
- IR(統合型リゾート施設)誘致に関して元内閣府副大臣の秋元司が逮捕された。IR担当副大臣だった秋元は中国企業の「500ドットコム」から300万円の賄賂をもらって、同社に対して便宜を図った疑いとのこと。更に、中国の同社の本社訪問に際し秋元容疑者の政治団体から同社顧問が関係する会社に旅費名目で256万円が支出されたとのことなのだが、政治団体の政治資金収支報告書の記載額と、香港の会社が発行した領収書の金額が異なり、支払いの一部が確認できない状態になっていて、一部は同社側が負担した疑いがあるとのこと。
更に、秋元司容疑者が、2018年2月に北海道留寿都村を訪れた際、旅費の一部を札幌市の観光会社が負担していたらしい。汚職は明らかだ。安倍内閣の内部から逮捕者が出たのだが、安倍内閣は責任を取る気がなさそうだ。
またまた、安倍内閣がらみの汚職疑惑だ。どこまで腐りきった内閣なのだろう。(2019/12/28)
この件については益々広がりを見せているようで、自民党4人、日本維新の会1人。北海道を含むIR誘致を検討していた自治体出身の議員や超党派でつくる「国際観光産業振興議員連盟(IR議連)」の幹部らで、閣僚経験者や現職の政務官も含まれるとのこと。やはり安倍内閣がらみのようだ。腐臭に群がる糞蝿か‥‥。(2020/01/02)
安倍晋三の暗躍の疑い
- またまた、安倍晋三の「お友達」への利益供与の疑いが発覚した。
ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBSワシントン支局長でジャーナリストの山口敬之氏から性的暴行を受けたとされる問題で、裁判所が逮捕状を発行したにも関わらず、警察上層部の命令で、突然、その執行が停止された。当時の警視庁刑事部長・中村格氏は菅義偉官房長官の秘書官をつとめ、官邸人脈との太いパイプを持っているとのこと。また、山口氏は安倍晋三と親しい間柄とのこと。森・加計問題、桜を見る会の問題における安倍晋三の行状からして、安倍晋三が何等かの関与をして、警察幹部がそれに忖度した疑いが非常に濃い。これは警察組織の私物化だ。もう完全に独裁者の行動だ。徹底的に調査し事実を明らかにするべきだが、できるかどうか。(2019/12/19)
覆面パトによる事故
- 兵庫県警の覆面パトカーが注意義務を怠り進路変更をした結果、バスが事故を起こした。パトカーは何もせずに走り去り、事故の原因を作った車が兵庫県警の覆面パトカーであったことがバス側に知らされたのは5時間後だった。
- 事故から5時間、警察は何をしていたのか。そもそも、件のパトカーから兵庫県警に事態の報告が入ったのは15分後だそうだ。警察は「高速道路上で止めることができなかった。」などと言い分けしているが、パトカーは二人乗車しているはずで、助手席の警官が即時に連絡できるはずだ。そして、その後5時間も何をしていたのか。なんとかごまかす手を相談していたと疑われて当然だ。
- 事故を起こしたら救護義務があるが、無視して走り去ったことについて警察は「けが人も無かったので救護義務は無い」などどふざけたことを言っている。走り去っていて「けが人が無い」などとどうして判断できるのか。
- 警察はこの事故を自損事故扱いにするようだ。合理的に見て覆面パトによる幅寄せ事故であり自損事故ではない。警察は身内の犯罪を隠すためには平気で冤罪を作る(高知白バイ事故など)。
(2019/11/19)
桜を見る会
- またまた、安倍首相の国政私物化が発覚した。国家予算を使って首相が毎年4月に開く「桜を見る会」に首相の地元後援会関係者も含め政治家の支援者らや家族が多数出席した。本来の趣旨は「各界の功労者」を招くことになっているので、全国から万遍なく招待があるはずなのだが‥‥。こんな国家の私物化をして安倍首相は全く罪悪感も無いようだ。これに関して、安倍首相は「自分は関与していない」とシラを切っていたが、次々と安倍晋三事務所の関与の証拠が出てきた。安倍政権は突然来年の「桜を見る会」を中止として事態をうやむやの内にもみ消そうとして、説明も何もない。このメンタリティーはもはや独裁者のそれと同じだ。日本は北朝鮮のようになるのか。安倍首相は知らぬ存ぜぬで押し通しているが、森友・加計問題以来、自分の仲間や支援者に対する利益供与が度重なって、これほど嘘・ごまかし・はぐらかしばかりの汚辱にまみれた首相・内閣は戦後無いのではないか。しかも、憲法無視を何度も繰り返し説明もしない。質問ははぐらかして答えようとしない。司法も政府に諂ってこの件については「触らぬ神に祟り無し」の体でちゃんと調べようともしない。三権分立はどこに行ったのか、日本の民主主義も崩壊状態だ。
(2019/11/14)
桜を見る会の招待者に昭恵夫人の推薦よるものがあったことが判明した。明かに「私人」が内閣の決定に関わったことになる。しかも招待者には自民党関係者が6000人も入っていたことが明らかになった。更に、出席者名簿の提出を要求されたら、その1時間後にに名簿をシュレッダーに掛けたという。もう、滅茶苦茶遣り放題だ。正に独裁者だ。司法は何をしているのか。(2019/11/21)
桜を見る会に反社会的勢力の人物や詐欺商法の会社の人物が招待されていたことが判明した。「桜を見る会」の本来の趣旨の真逆をやっている。恐らくお金でも貰っているのだろう。慌てて招待者名簿を廃棄したのも頷ける。それでも安倍一派は調べる権限が無いとか調べられないとか言って国会会期が終わるまで時間稼ぎをしている。こんな人物が国を牛耳っているのだ。しかも 司法が行政に遠慮して何もしない。政治を私物化して平然としている安倍一派は独裁者となって国を私物化してしまっている。暗黒政治はもう始まっている。(2019/11/30)
「桜を見る会」の招待者名簿のバックアップがあったのに資料請求に応じなかった理由を菅官房長官は「バックアップは公文書ではないので資料要求に応じる必要がない」と言った。屁理屈にもならない理屈が通ってしまう。国民をなめきった姿勢は正に独裁政治だ。今の政権中枢部の連中は人間としても外道の輩だ。北朝鮮や中国のように、こんなことを書いていただけで投獄されて抹殺される国になるのもそう遠くなさそうで恐ろしい。(2019/12/05)
安倍政権が「反社会的勢力を定義するのは困難」との閣議決定をした。政府が2007年にまとめた指針では、反社会的勢力を「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人」と定めていたのだが、自分達が定めたことを臆面もなくひっくり返す。自分達の犯罪を隠すためには何でもあり‥‥どこまで下衆の集団なのか。
これにより、様々な契約書などで使われている「反社会的勢力」が意味不明な用語になってしまった。滅茶苦茶な話だ。独裁政権のやりそうなことではある。(2019/12/11)
安倍首相は、記者から「桜を見る会」前日に開かれた夕食会をめぐる国会答弁とホテルの説明が食い違っていることについて質問され「すでに国会で答弁した通りだ」との答えを繰り返した。その答弁が「ホテル側に確認した結果、その回答はあくまで一般論で、個別の案件は『営業の秘密に関わるため』当てはまらない。」ということだったが、改めてホテルに問い合わせたところ、ホテル側は「営業の秘密に関わる」との説明はしていなかったことが判明した。つまり、安倍首相は嘘の答弁をしたことになる。それでも、本人は平然と上記のような発言をしている。これほど、公衆の面前で嘘がばれても平然としている、言説の矛盾が露呈しても平然としている首相はこれまで居なかったのではないか。矛盾を指摘されても、ヘラヘラ笑っている、正しいか正しくないかなど全く念頭に無い態度だ。人間としてクズなのか虚言症なのか。(2020/2/19)
安倍晋三前首相の政治団体が主催した「桜を見る会前夜祭」を巡り、東京地検特捜部が、安倍氏の公設第一秘書らを任意で事情聴取していたとのこと。徹底的に事実を明らかにして欲しい。森加家問題では検察は不発だったが、これらについても改めて捜査して欲しいものだ。利益誘導や不法な行為があったことは状況証拠的にはほぼ間違いないのだから。(2020/11/24)
算数の問題と答え
- 小学校の算数の問題で小学生の答えが話題になっている。
問題文は
ゆきこさんの 家から えきまで 30分 かかります。
8時50分に えきに つくには、 家を 何時何分に
出ると よいでしょう? りゆうも かんかえましょう。
である。小学生の答えは
家を[8時15分]に 出ると よい。 8時20だとぎりぎりであせるとあぶないから。
算数としては×とするのもやむを得ないかもしれないが、上記のような問い方なら正解としても良い答えだ。先生も「この答えは普通の算数の答えとしては×になるけれどもこの問い方の答えとしては正しい。」ということを他の生徒の前ではっきり評価して説明するべきであろう。ただ、「なぜ正しいか」をちゃんと説明できる先生がどれくらいいるか‥‥。
上記の問題文の問題点。
- 問い方が「何時何分にでるとよいでしょう?」となっている。
これは「良い/悪い」という価値評価を算数の中に持ちこんでしまっている。そのため、件の小学生は「良い/悪い」の評価を含んだ上記のような答えにしてしまったのであろう。このように、価値評価を含んだ問いにしてしまったため、上記のような生徒の答えも正解になってしまう。算数や科学に価値評価を持ち込むのは根本的に間違っているのだ。これは「何時に出ればぴったり8時50分につくでしょう。」のような問い方にするべきだ。上記の問題文の問い方だと、「5分くらい遅れても大丈夫と思うから8時25分でよい。」という答えが出てくる可能性さえある。
- 更に、「りゆうも かんがえましょう。」は多いに余計だ。問題としては単に引き算の問題なので「理由」も何も無い。にも関わらず上記のような問いかけをされると、「良い/悪い」という価値評価を含む問いなので大人でも上記の小学生のような価値評価を含んだ理由を付けた答えをする可能性がある。
こう言った、出題意図が歪んで伝わってしまう問題文が作られることを防ぐためにも「国語教育の改革」が必要だろう。(2019/11/06)
恩赦
- 政府は新天皇即位を理由に「恩赦」を実施するそうだ。
時の政権の宣伝にしか利用されないこんなバカげた制度は即刻廃止するべきだ!!
民主主義や法治国家が嫌いな安倍政権らしい政策だが。(2019/10/20)
国語教育
- 高校の国語が論理国語と文学国語になるらしい。このやり方が妥当かどうかは別として、筆者は、これまでの「国語」が文学作品の鑑賞に偏っていたことには不満を持っていた。
小学校のころから国語に関して(というより言語に関して)「いぬ」はどうして「いぬ」なんだろう。「意味」って何だろう。「(日本語の)単語の意味を(日本語で)書けたら本当に意味が解っていることになるのか?」。「文法とは?」など、言語そのものに関する興味があったが、国語の授業では文学小説の感想などばかりが重視されて面白くなかった。その意味で「国語教育の改革」は必要と感じている。
高校の国語なら言語学や意味論、論理学などの分野の話題ももっと取り上げるべきだし、その方が遥かに好奇心を刺激するし、将来的にも役に立ちそうに思える。文学小説などから何を受け取るかは文学理論の「受容理論」でも指摘されているように、読者の自由に委ねられるものなので、学校の授業になじみ難いのではないか。それに対し、上記のような言語学的観点は普遍性のある議論が可能であり授業にも適している。(2019/10/18)
askomaという国語教員の方のサイトで
「僕たちは論理だけでは説得されない」ということだ。実際、人を説得する文脈でよく用いられるのは、論理の組み立てというよりも、印象的なレトリックや物語(エピソード)の力なのだ。
と書かれていた。
これは事実であろう‥‥が、むしろレトリックなどに惑わされずに、その文章が述べている論理を正確に読み取る能力を養うことが重要なのではないか。ネットで比喩(レトリックの一つ)ばかりを持ち出して議論する人と論争したことがあるが、比喩は論証とは似て非なるものであり、比喩で説得されるととんでもない結論に誘導される可能性があり、とても危険なことなのだ。人の説得にレトリックや物語(エピソード)を使用するのは後のトラブルを考えるとかなり慎重でなければならない。レトリックや物語(エピソード)による納得は本当に主張の正しさを理解した上での納得ではないことに注意しなければならない。
同ページに「論理的文章は『論理的』ではない?」という見出しで、同ページの筆者が考えるらしい「論理的文章」が論理的でないと書いてあるが、その記事での「論理的文章」がレトリックや物語(エピソード)で出来ているとしたら、その様な文章を「論理的」と考えることが、学会の論文の査読や若い人の論文のチェックをしてきた筆者には驚きである。
「説得力のある文章」よりも「論理的に筋の通った文章」を書ける教育が重要なのではないか。政治家?や詐欺師には説得力のある文章作成能力が必要かもしれないが、正確なコミュニケーションには論理的にきちんとした文章を書ける能力の方が重要であろう。
国語教育が「論理の組み立てというよりも、印象的なレトリックや物語(エピソード)」の文章作成能力の育成に偏ったものであるとしたら、正確なコミュニケーション能力の学習を阻害することにならないか。
「論理国語」が筆者の期待する効果を発揮するかは判らないが、現状の国語教育が上記のような内容だとしたら改革は必要であろう。(2019/10/19)
引き算のやり方
- 普通、小学校で例えば(33−7)をするやり方として「1の位では引き算ができないので、10の位から10借りて来て、(10−7)=3,3+23=26」のような計算をするように指導される。
筆者は小学校時代から「借りて来て‥‥」というのがなんだか気持ち悪くて、「3から7を引くと4引き足らないので30から4引いて26」のような考え方で計算して来た。「4引き足らない」というのは(−4)という負の数を実質的に使ってきたことになる。もし、子供がそんな計算の考え方を披露したら小学校の先生はどう評価するのだろう。
ネットで見ると(33−7)のような計算は「10の位から10借りてきて(10+3)=13にして(13−7)=6。そして6+20=26」というような説明をしている。しかし、このやり方だと「1の位で引き算ができない」という状況は回避できていないので、合理的な説明とは思えない。この場合は「(10〜19まで引く一桁)の九九」のようなものを覚えておく必要があるように思える。(2019/10/08)
繰り下がりのある引き算についてネットで調べてみたら、筆者のやり方はほぼ「減減法」というやり方らしいことが判明した。33−7=30+(3−7)=30−(7−3)と式変形して計算しているのと同等であり2回引き算をする形になるのでこの名称が付いたらしい。「減減法」でやっている人は全体の1割くらいらしい。ただし、減減法では上記の計算で「(7−3)をしてその結果の4を30から引く」となるが、筆者の場合(7−3)をやっている感覚は無く、あくまで「(3−7)で4引き足りない」と考えていた。実質的に同じことなのだろうが、感覚的には違う感じがする。標準的な減減法においては(3−7)をするのに引く数7と引かれる数3をひっくり返して(7−3)をするので、これを「筆算で躓く誤りのパタン」として減減法の欠点としているものがある。確かに(3−7)を(7−3)にしてしまうと混乱を招く可能性があるかもしれない。しかし、筆者は(7−3)ははやっておらず、感覚的には(3−7=−4)をやっていた。なので、「減減法は筆算で躓く」というのは「4引き足りないから」という考え方には当てはまらないのではないか。実際、筆者は筆算で困ったことはない。(3−7)を(7−3)にするような教え方をするから拙いのではないか。「4引き足りないから」という考え方を子供がしていたらそれはそのまま生かしてやる方が良いと思う。また、上記のような理由から「4引き足りないから」という考え方は標準的な減減法とは根本的に異なる考え方なのではないかと考える。(2019/11/16)
関西電力幹部の原発汚職
- ほとほと呆れてしまう。この人達の行為は高浜町の住民だけでなく、国民全体に対する重大な犯罪だ。原発マネーは国民の税金や電気料金から出ている。
このような不正は許しがたいが、そもそも、このような不正が生じる原因を作ったのは政府の「補助金漬け政策」による自治体支配であろう。このような手段で強引に原発を推進してきた政府の責任の追及が無いとしたら片手落ちである。(2019/10/04)
東京電力元幹部に対する東京地裁の判決
- 福島験発事故の東電元役員3人の責任に関する東京地方裁判所の判決を見て呆れた。
判決文結論
自然現象に起因する重大事故の可能性が一応の科学的根拠をもって示された以上、安全性確保を最優先し、事故発生の可能性がゼロないし限りなくゼロに近くなるように、必要な結果回避措置を直ちに講じるということも社会の選択肢として考えられないわけではない。しかし、本件事故発生前までの時点で当時の法令上の規制や国の指針、審査基準は絶対的安全性の確保までを前提にしていなかった。3人は東電の取締役という責任を伴う立場だったが、規制の枠組みを超えて刑事責任を負うことにはならない。
当時国が設置した地震調査研究推進本部は「福島県沖を含む三陸沖北部から房総沖の間でマグニチュード8前後の地震がどこでも発生する恐れがあるとし確率を『今後30年以内に20%程度』」と予測している。これは無視しえない科学的根拠であり、「一応の科学的根拠」などと言えるものではない。また、「事故の可能性がゼロないし限りなくゼロに近くなるよう」などと、20%の問題を0%にすり替えるというごまかしをしている。10mを超える津波が20%の確率で襲えば10m想定の対策では当然事故が起きる。つまり、20%の確率で事故になるということだ。それを「0%‥‥」などとして無視する。よくこんな恥ずかしいごまかしをするものだ。20%は事の重大性を鑑みれば非常に高い確率と考えるのが合理的であり、それを無視した結果10mを超える津波が原発を襲った。
判決文を見ると、どうも、「無罪ありき」の屁理屈に見えてしかたがない。裁判官の合理性・客観性に対する感覚の低さと謙虚さの欠如、そして自己保身が如実に現れている。裁判官としての正義はどこに捨てたのか、恥ずかしいと思わないのか。(2019/09/21)
放射能汚染水の海洋投棄
- 原田環境大臣が福島第一原発から出た汚染水について「海洋投棄するしかない」と言ったようだ。とんでもない無責任な発言だ。そもそも、一応処理済とは言え、トリチウムは除去できていないし、それ以外の放射性物質も基準値を大幅に超える量が残っていることが判明している。それを海洋投棄したら実質的な海洋汚染以外にも「風評被害」が生じることはほぼ100%確実だ。「国があらゆる努力をすることも極めて大切だ」などと呑気なことを言っているが、国が努力しても風評被害を止めることは不可能なことは全数検査して放射能が基準値以下であることが証明されている福島の海産物が輸入禁止になったりしている国が数々あることからも明かだ。「バカも休み休み言え。」と言いたい。
(2019/09/11)
政府は原発処理水の海洋放出を正式決定した。漁業者の反対に耳を貸すことなし。「地元の理解なしにはいかなる海洋放出もしない。」との約束を平気で破っての決定だ。兎に角、権力をもって強引に推し進めるようだ。海洋投棄によって生じる風評被害に対して全く具体的な対策も無しだ。更に、最近、これまで知られていなかった放射性廃棄物のコンテナが4000個も出てきて、この処分についても全く考慮されていない。こんなことで安全性が保てるのか多いに疑問だ。(2021/04/13)
海洋投棄しようとしている汚染処理水の70%はトリチウム以外の核子を取り除けていないとのこと。トリチウムだけになった処理水はともかく、残りの70%はどうするのか。そもそも、タンクを設置するスペースが無いというが、実際は福島第二発電所などに土地はある。要は、遮二無二海洋放出という一番安易な方向に進んで、今後も原発を続ける体制を作りたいのだ。(2021/04/18)
押釦式歩行者信号と優先道路
- 優先道路とそうでない道路の交差点において、優先道路に設置した押しボタン式歩行者信号は、優先道路側は通常青信号になっていて歩行者が押しボタンを押した時のみ「黄信号→赤信号」となる。
このような信号は、自動車にとっては法律的には信号の無い交差点と同等のものとして扱われるが、これは以下の理由から合理性を欠くと考える。
- 青信号で走行中の優先道路側が、非優先側に車両を見た場合、減速などの、無信号交差点と同等の運転行動を採ることは優先側の円滑な交通を妨げる危険性がある。
- 青信号が点灯している道路を走行中の自動車にとって「信号無し交差点」(と同等な交差点)であるか、単なる横断歩道用の信号であるかを徐行せずに識別することは実用上難しい。
- 通常、特に夜間は地上の視認性低下により、運転者は青信号を視野の端に認識しながら地上の周囲の交通状況に主要な注意を向けるので、目前の信号が「押しボタン信号」であることを認識しようとして信号を注視すると、他の車両等に対する注意がおろそかになり返って交通事故を誘発する危険性がある。
- そもそも、「無信号交差点と同じ扱い」とするなら、歩行者が押釦を押していないときは「信号消灯=無信号」とするのが論理的に一貫性がある。歩行者が押釦を押していないときに青信号にするのでは論理的に一貫性が無い。
上記のことを考慮すると、優先道路と非優先道路の交差点において無信号交差点と同等の注意義務を優先道路側に要求するのであれば、「押しボタン信号」の優先道路側の点灯制御は「通常消灯⇔赤点灯」にするか、「通常黄点滅⇔赤点灯」にするべきではないか。(2019/08/26)
表現の不自由
- 「表現の不自由」展が脅迫等を理由に中止させられた。正に「表現の不自由」を象徴する事態だ。表現の自由を侵害するような行為があったらそれから表現を護るのが行政や司法の仕事だと思うのだが、河村市長は攻撃の急先鋒だし、大村知事は脅迫を理由に中止させたし、菅官房長官は「税金を使わせない」というような口ぶりだし、表現の自由を侵害する姿勢が目立つ。戦前の暗黒時代が戻って来ている。
(2019/08/05)
この展覧会に関して、文化庁が理由にならない理由で一旦決めた補助金の交付の審査結果を覆して不交付とした。益々、表現の自由に対する妨害が目立ってきている。(2019/10/04)
3D映像の問題点
- 最近、3D映像が普及してきた。テレビ、映画などやVRなどで、3D映像が与えるインパクトは絶大だ。しかし、現在一般に普及している3D映像には問題がある。
現在普及している3D映像は、人間の両眼視の「視差距離」を再現する方式だが、人間が距離感を得るには他に「焦点距離」、「輻輳距離」がある。
「視差距離」は二つの眼から1点を見た時に対象の見える面の差異に基づく距離知覚であり、「焦点距離」は眼のレンズ(水晶体)の厚みを変えて網膜に焦点を結ばせる眼の筋肉の感覚に基づく距離知覚である。「輻輳距離」は二つの眼が対照の1点を見るときにできる2つの視線の角度を、眼球を動かす筋肉の感覚として知覚する距離知覚である。
現在の3D映像が視差距離しか再現できていないということは、焦点距離と輻輳距離は固定されたまま視差距離だけが変化するということになり、焦点距離・輻輳距離との矛盾が生じる。現実世界では人間の視覚は3種の距離感覚を総合してそれらの感覚に矛盾を生じない形で距離知覚を行っているので、総合が巧く行かないのである。そのため、3D映像を見ると眩暈のような症状が出たり、眼の疲労を生じたりする。(2019/06/27)
色空間と一般相対性理論
- 色空間には「RGB」、「HSV」、「L*a*b*」その他幾つかあるが、人間の感覚に近いのは「L*a*b*」と言われている。「人間の感覚に近い」とは「人間が感じる色の差がその空間における距離と大体一致する」という意味である。その意味では例えばRGB空間は人間から見ると「歪んだ空間」ということになる。RGB空間において人間の感覚と同じような距離を考えるには歪んだ空間の幾何学である「リーマン幾何学」が必要になる。
非常に直観的な表現をすれば、リーマン幾何学とは空間の各点に空間の密度のような値(これを「リーマン計量」と言う)が与えられていて、これに基づいて距離を計算するということになる。密度の高いところでは速度が低下し実質的な距離が長くなる。
実は、リーマン幾何学はアインシュタインの一般相対性理論を記述するのに使われる数学である。一般相対性理論では空間は質量の存在によって歪む。これを記述するためにリーマン幾何学が必要になった。
色空間のことを調べていて色空間の変換を考えるときにリーマン幾何学が出てきて、匂いを嗅ぐ程度にリーマン幾何学(とっても難しい)を勉強したら、一般相対性理論の言っていることが何となく(非常に浅くだが)解った。RGB空間におけるリーマン計量は実験的に「マカダムの楕円」という形で有限の点について得られているので、これを適当な方法で補間して空間の任意の点に与えることにより、RGB空間での測地線が決定されその長さ、つまり、知覚的色距離を定義することができる。(2019/06/26)
「執行猶予」という用語
- 法律用語で「執行猶予」という言葉がある。これは奇妙だ。「猶予」という用語を辞書で索いて見ると、
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実行の日時を延ばすこと。(goo辞書)
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となっていて、「実行をやめる」とはどこにも書いていない。ところが、「執行猶予」は猶予期間が過ぎると執行が消失することを言う。こんな誤用がまかり通るのが法律なのが不思議である。(2019/06/25)
イージスアショア
- イージスアショアが山口県萩市と秋田県秋田市に設置されようとしている。ところが、この設置場所は、日本のためではなく、ハワイとグァムのためらしい。呆れた話だ。アメリカのために、日本が費用と場所を提供するということだ。
この設置により、萩市と秋田市が北朝鮮やその他の敵対する国/組織からの攻撃目標になることは明らかだ。その上、自衛隊幹部の多くは、イージスアショアよりもイージス艦の方が有効であると言っている。防衛省の説明もGoogleアースを誤用した出鱈目な説明でごまかそうとしている。国の重要な事項を検討するのに国土地理院の資料を使わないのが根本的におかしいし、地形資料の見方も分からないのも、防衛省や政府がいかにいい加減な説明で、とにかく説明したというアリバイ的なやり方で話を進めようとしているかが判る。
安倍政権は税金を無駄遣いした上、米国のために国民を犠牲にすることに何の痛痒も感じていないようだ。(2019/06/13)
また新たな事実が判明した。防衛省が説明に示した資料では上記候補地の秋田市の津波の項目が白紙になっていた。他の不適合と判断された地域では津波による冠水の危険があるとされていたが、秋田市の候補地は津波危険地域の指定があるのに防衛大臣はそれを隠蔽して「かさ上げにより問題が無いと判断した。」などと後付けの理由でごまかそうとしている。米国のために日本国民を犠牲にして「秋田市と萩市ありき」で強引に進めるつもりらしい。(2019/06/17)
政府はイージスアショアの設置を見送るらしい。結局、アメリカに阿ってデタラメな計画で無駄金を使おうとしていたが、色々とアラが目立って止めざるを得ない状況になったのだろう。(2019/06/20)
丸山穂高
- 丸山穂高衆議院議員が北方四島のビザなし交流の場で、北方領土問題について「戦争をしないとどうしようもなくないか」「(戦争をしないと)取り返せない」などと発言した。とんでもない浅慮だ。「戦争する」などということは政治家として軽々しく言うべき言葉では断じて無い。戦争になったらどんなことが起きるか、特に、ロシアのような国と戦争を始めたら日本がどんなことになるかを想像できないようでは、政治家をやる資格は無い。そもそも、日本は憲法で紛争解決のための戦争を放棄している。憲法無視であり、即刻政治家を辞めるべきだが、本人は事の重大さを理解する能力も無いようで、維新の会から除名処分になってもまだ議員を続けるつもりらしい。更に「言論の自由の侵害だ。」などと言っているようだが、呆れた話だ。政治家のしかも衆議院の代表として出席している公の場での発言には重大な責任が伴う。「言論の自由」を言いたいのであれば、政治家を辞めてからにすればよい。
本当に最近の政治家は質が落ちたが、そんな政治家を選んだ人々にも責任があるし、選挙制度にも問題がある。(2019/05/14)
その後の調査によって次のようなことが明らかになった。
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[朝日新聞]
▼宿舎に戻った後、外出を強く希望し、職員が強い力で制止した▼コップで机をたたき、大声を張り上げた▼北方領土は「戦争で取り返せばいい」と発言した▼「おっぱいもみに行きたい」などと発言した
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こんなことが明るみに出る前は、「国会で弁明する機会をくれれば徹底的に反論する」などと息巻いていたが、今は、病院に逃げ込んでだんまりを決め込んでいる。下劣だ。(2019/06/02)
丸山議員から弁明書が出されたようだが、見ると弁明というより、国会に対する不満をぶちまけたような内容だ。間違いを認め(認めざるをえない状況なので)ながら反省らしきことを書いてはあるが、全体を見ると国会議員として、そして、衆議院の代表としてとんでもない間違いを犯していながら、全く反省の色も無い。(2019/06/04)
外国人の介護への登用
- 政府は介護等の分野で人手不足なので外国人を入れてそれを補おうとしている。これは根本的に間違っている。そもそも、介護分野で人手不足なのは、給与水準が低すぎるからで、介護士の資格を持っていながら介護では生活できないのでやむを得ず他の職業についている人が多数いる、という現状を改善しようとせず、これを外国人を今の給与水準あるいはそれ以下の給与で雇って補おうとするのが今のやり方だ。本末転倒以外の何物でもない。
(2019/04/13)
塚田国土交通副大臣
- 塚田国土交通副大臣が「下関北九州道路」が本年度から事業化に向け国直轄調査に移行する決定をしたことについて「総理とか副総理が言えないので、私が忖度した」と発言して、問題になっている。本人は慌てて「事実でないことを言ってしまった」として言い逃れようとしているが、これまでの安倍・麻生体制のやり方や幾つかの資料からして、ほぼ「事実」と考えられる。安倍一派の行政の私物化はどこまで国を蝕んでいるのだろう。それでも平然として白を切る。安倍一派の面目躍如という所か。
(2019/04/04)
令和
- 新元号が「令和」になった。筆者としては元号そのものには興味が無い、というより迷惑なだけだが、世間の騒ぎ様を見ると世の多くの人にはとても関心があることのようだ。
迷惑は特に公官庁が元号の使用を強制してくることだ。面倒なことだ。こればかりは、外国由来であろうと西暦が便利である。ある事象があって何年経ったかを考えるのに元号ではさっぱり判らない。なんでこんな不便なものを使わせようとするのか。
今回の「令和」も安倍晋三はなんだかんだと理屈を付けて良い意味だと説明しているが、筆者には独裁政権の「命令には和して従え」という内心が透けて見える気がしてならない。政権に異を唱える者を悪者にしたいのではないか。戦前の暗黒が見えて気持ち悪い。(2019/04/03)
平成から令和に変わるここ数日はどのメディアもその事一色になっていて、しかも令和に変わってからは全国民が令和を祝っているような論調になっている。誠に気持ち悪い。また、多くの浮かれ騒ぐ人々の報道を見ると、何をそんなに浮かれ騒いでいるのか、と思う。
世の中には元号や皇室に関心が無い、あるいは天皇制に批判的な人もかなり居ると考えられるが、そういった人の話が少なくともテレビで放映されるのを見たことがないこれは不自然な状態だ。またまた戦時中の御用放送や翼賛政治が復活しているように見える。特に、NHKという不偏不党であるべき公共放送がそのような姿勢なのは非常に気持ち悪い。(2019/05/02)
桜田義孝五輪相
- 桜田義孝五輪相の無能ぶりはもう、笑うしかない。こんな人を大臣に据えていて良いのか。自分の職務に対する責任感も無し。職務内容についての勉強も無し。国会答弁では支離滅裂。低能ぶりをさらけ出して平然としている。こんな人が大臣でいることも不思議だが、さらに法律を作る国会議員であることも不思議。まあ、安倍総理を始めとして最近そんな例は多いが。
(2019/02/15)
無能ぶりと失言で恥をさらしてきた桜田大臣がついに辞任した。「復興以上に大事なのは、高橋さん(高橋比奈子議員)です。」などと発言した。もう、バカとしか言いようがない。こんなのを大臣に起用し、かばい続けてきた安倍総理一派も日本の癌だ。(2019/04/11)
虐待殺人
- 今回はちょっと感情的な文になってしまった。
小学生が父親の虐待によって死んだ。筆者にはこのようなことをする父親の心理は理解不能だ。どんなメンタリティーなのだろう。この父親は妻に対しても暴力を奮っていたらしい。DVにより妻を支配し、子供を死に追いやる‥‥。この父親は子供が保護施設に保護されて子供から引き離されることに非常に強い不満を持って、教育委員会や学校、児童相談所などに圧力を掛けていた。それも、かなり巧妙なやり方で。
子供が嫌いで放置したりするのとはかなり違っている。子供に愛情とは別の非常に強い執着心があったようだ。妻に対しても愛情ではない強い執着があったらしい。
暴力によって支配する対象が欲しかったのであろうか。こうした性癖の人間は結構いるような気はするが、それを家庭内で子供や妻に対して発散する‥‥外道の下だ。支配されるのも支配するのも暴力も大嫌いな筆者としては、冷静になれない「即刻、死刑にしていまえ!」と叫びたくなる。
教育委員会の言い分も腹立たしい。「父親の恫喝に精神的に追い詰められて、アンケートの写しを父親に渡した」‥‥何をたわけたことを言っているか。裁判にする、とか言われて自分の保身に走って違法行為(守秘義務違反)をしたことは明白だ。自分達の行為を恥じて・責任を取って即刻辞職するべきだ。それまでに貰った給料も返上しろと言いたい。辞めるときにも退職金など貰うのはもっての外。児童相談所の言うこともめちゃくちゃだ。父親に無理やり書かされた文と認識しながら、父親の「告訴する」の恫喝に負けて保身に走って子供を家に帰してしまった。業務放棄だ。ちゃんと働くべき大人達が保身や自己防衛に走ってやるべきことをやらなかった結果、一人の子供の命が失われてしまった。(2019/02/05)
母親の供述を聞くにつけ、父親の行為に吐き気を催す。これは、死刑に値する(法的にはそうでないかも知れないが)。これで求刑が傷害致死なのは納得できない。未必の故意による殺人だ。(2019/05/16)
上記の事件の後、2件の幼児虐待死事件があった。どちらの場合も、児相や警察がちゃんとした行動をしていないように見える。11月7日に報道された事件では親が子供をエアガンの標的にしたらしい。何を考えているのだろう。乳幼児に対する親の虐待についてはもっと重い罪に問うべきと思われる。(2019/11/07)
うどん、おにぎり
- 世間では、「うどんはコシ」「おにぎりはホロリ」というのが主流?のようだが、筆者は違うと考えている。
うどんは麺類なのだ。ツルツルッとすすりこめなければ麺類の醍醐味が無い。コシがあり過ぎてガシガシ噛まなければ呑み込めないようなものはダメであり、「コシ命」のようなうどんは邪道と思う。ちょっと柔らかめで、しかし、ブツブツ切れてしまわないでツルツルッとすすりこめるうどんが良い。
おにぎりは「食べたときにホロリとお米が崩れるのが良い」とされているが、それではおにぎりにする意味がない。単に茶碗についだご飯に具と海苔を添えているのを手で持ちやすくしただけになってしまう。おにぎりはギュっとにぎって、お米がやや潰れかげんになっているから、「おにぎり」であり、それがおにぎりの醍醐味である、と筆者は考えている。なので、最近流行りのすぐに崩れてしまうおにぎりはおにぎりを食べた気がせず、つまらない。(2019/01/06)
猫と犬
- 世の中には猫派と犬派がいると言われている。筆者は犬も猫も飼ったことがあるが、どちらかというと猫派だと思う。最近の猫ブームでも分るが、飼って面白いのは圧倒的に猫である。
猫と犬の最大の違いは、猫が単独生活動物なのに対し犬は集団生活動物であり、集団の中での上位/下位の関係が明確であるということである。そのため犬は仲間か仲間でないか、上位者であるか下位者であるかで態度がまるで異なる。「飼う」ということになると、犬は常に上位者である飼い主の存在を意識し、飼い主の意に沿うことが第一なので、飼い主との駆け引きということはほとんど生じない。それが、犬の面白みを減じている原因であろう。
猫にとっては飼い主は仲間ではないけれど敵でもない、何等かの利益を与えてくれる存在とは感じているようであるが。それが、一緒に生活している。そこに、飼い主と猫との「駆け引き」という事態が生じる。これが、飼い主にとってはスリリングで面白い。猫の面白みは、飼い主の存在を意識しない行動を見せてくれる点と猫との駆け引きで生じる愉快なできごととにあると思われる。
筆者が猫の方が好きなのにはもう一つ、筆者が人に支配されるのも人を支配するのも嫌いなことも理由としてある。組織・集団不適合的な性格で、趣味の音楽においてはいわゆる合唱団というようなものには属さないでやってきた。犬を飼うとなると支配/被支配関係になる、それが嫌なのだ。猫はその点気分が良い関係で居られる。犬派の人は、支配/被支配の関係が気持ち悪くないのだろうか。(2018/12/17)
カルロス・ゴーン
- 日産自動車・ルノー・三菱自動車の社長のカルロス・ゴーン氏が逮捕された。名目の10億の他に10億の報酬があったのを隠したという疑いがあるとのこと。
同氏は、ほぼ倒産状態の日産自動車をV字回復させた立役者として有名であり、本人はその業績があるので20億の報酬があっても妥当だと考えているらしい。
貧乏年金生活者の筆者には20億の年収というのは想像を絶するものだ。いったい、10億ももらっていて更に10億も欲しがる心理が理解できない。筆者なら5億でも法外な報酬に感じる。いや、1億あれば夢の領域であり、1000万あれば十分と感じる。10億あれば、半分はは自分のものにしても、残りは世界中の貧困に苦しむ人に配るくらいのことをしても良さそうに思う。
ゴーン氏が日産を立て直した手腕を高く評価する向きもあるが筆者にはそれほど高い手腕とは見えない。要は、日本人経営者が逃れることのできなかったしがらみが無かったので容赦なく社員の解雇や子会社・下請けの切り捨てができただけのように見える。もし、ゴーン氏が社員解雇や子会社・下請けの切り捨てをせずに日産を立て直したとしたら、それは高い評価に値すると思うが。(2018/12/04)
保釈中のゴーン氏が国外逃亡をした。荷物検査が無い自家用機に楽器ボックスに隠れて乗り込んでの逃亡とのこと。
- 金があれば法律の網もすり抜けられるという悪い事例。そもそも、金を払えば保釈されるというのが変。
- オリンピックもあるというのに、こんな抜け穴があって日本の安全は大丈夫なのか。
(2020/01/18)
水道の民営化
- 安倍政権は本当に国民の命を守る気があるのだろうか、国を守ろうという気があるのだろうか。とてもそうは思えない。エネルギー政策では、断層だらけの地震国かつ国土が狭い日本には全く適さず不経済な原発を「ベースロード電源」などというキャッチコピーで国民の眼を眩ませて続けようとしているし、イージスアショアなどというほとんど役に立たないものを米国から高い金をかけて購入する一方で、次々に起きる自然災害の根本的な対策には手を付ける気はなく、その場しのぎしかしていない。
そして、こんどは「水道民営化」である。どさくさに紛れて、何の議論も無いままこの法案を強引に通してしまった。水道のような国民の生命に直接かかわるものこそ、利益を度外視して国がやらなければならない。税収はそのために投入するべきでであって、武器や原発などの無駄なものにつかうのは最低の政策でである。
水道民営化により外国資本が日本の水道を支配する事態になったら、もう日本人の命を握られたも同然であることに眼をつぶっている安倍政権は亡国の政権である。民営化によりそうなる可能性はかなり高い。事実、既に、日本の水源などが外国資本によって買い取られるという事態がどんどん進行している。また、民営化により利益の少ない地方や地域の水道に瞬く内に廃止や質の低下をきたすことは色々な民営化の事例で目に見えている。水道の民営化法は国民を見殺しにする悪法と思う。水道民営化を推進することは売国的な行為だ。(2018/12/03)
タモリ
- タモリは不思議な人気のタレントであるが、筆者と学年が同じである。そのためか、考え方も似ていて共感する部分が多い。
タモリが幼稚園を見学に行って歌に合わせて遊戯をするのを見て「あんな恥ずかしくバカバカしいことはしたくない」と、幼稚園に行くのを拒絶したそうだが、筆者は小学校でのいわゆる「お遊戯」がいかにも幼稚に感じて嫌でたまらなかった。また、「小学生時代は、学校から帰ると暇でテレビゲームもなければ、習いごともなく、人を見ているか、坂道を見たり、船を見たり、(祖母の料理支度の見学は)暇つぶしにはもってこいだった」と言っているようだが、筆者もあまり友達もおらず、近くの川の橋の建設工事を学校の帰りに1時間以上も眺めていたり、小学校に入る前から家でハーモニカを延々と吹いたりしていた。「組織には属さない」というのも、筆者自身は組織とは言えいわゆる会社ではない比較的自由な組織に属して来たし、趣味の音楽でも特定の合唱団には属さず、合唱団のエキストラやオペラなどで合唱団の募集があるとそれに参加する、といったやり方で来た。さらに、「他人に期待などしなければ、つまらないことで感情的にならずにすむ。そうすれば人間関係に波風も立たなくなり、円満にだれとでも付き合える」とも言っているようだが、同感である。(2018/12/01)
2022年12月28日の「徹子の部屋」で黒柳徹子に「来年はどんな年になりますかね?」と聞かれると、「誰も予測できないですよね。でも、なんていうかな、新しい戦前になるんじゃないですかね。」とつぶやいた。筆者もタモリとほとんど同年代なのでこのタモリの発言に多いに共感する。今の岸田内閣の軍拡路線を見ていると正にその方向に進んでいるように感じる。(2023/01/03)
オイラーの等式
- 数学には不思議なそして驚くべき事実が潜んでいる。表記の「オイラーの等式(Euler's identity)」などはその代表例であろう。この式は数学に興味がある人ならまず知らない人はいない式ではあるが、見れば見るほど不思議の念にかられる。
数の体系は自然数(1,2,3,‥‥)から始まり、整数(‥‥,−2,−1,0,1,2,‥‥)、有理数(整数の分数で表される数)、実数(有理数と無理数(有理数に根号が掛かった数および超越数)を含めた数)そして複素数(実数と虚数単位×実数の和の形の数)のように拡張されてきた。
無理数は有理係数の代数方程式の解として出てくる「代数的数」と「超越数」に分かれる。代数的数は√(2)=1.41421‥‥などで、いくらでも思いつくことができるが、超越数は我々がよく目にするπ=3.14159‥‥以外では、e=2.71828‥‥くらいしか思いつかない。この2つの数は、片や円周率という名で良く知られているし、もう一つは自然対数の底として数学や自然科学、工学で非常に重要な数である。そして、虚数単位iは√(−1)であらゆる虚数の元になる数である。この3つの数は不思議なことに次のような驚くほど単純な関係が成り立つ。
eiπ=−1
これが、オイラーの等式である。e、π、iはそれぞれ別の数学分野から出てきた数であり、かつ、eもπも超越数である。超越数のの超越純虚数乗が整数−1になる!?これらの数がこんな形で結び付くことは不思議かつ驚きである。このようなことになるのは、人間の物事の認識・理解のやり方が深く関わっているように思える。
この等式はオイラーの公式
eiθ=cos(θ)+isin(θ)
において、θ=πとすると
eiπ=cos(π)+isin(π)=−1+0=−1
として求められる。(2018/11/29)
単語の意味
- 小学生のころ、国語の時間は好きでなかった。国語のテストでは漢字テスト(これが一番嫌だった)と共に単語の意味を書かせる問題も良くあったが、当時の筆者は、「単語の意味として辞書に書かれていることが書けても意味が解ったことにはならない。単語の意味が解るとは、その単語を適切な場面で適切に使えることだ。」と考えて、出題に反発を感じていた。
また、先生がやたらと文学小説をありがたがって、感想などを要求するのが面白くなかった。筆者はむしろ、「いぬ」ってどうして「いぬ」という名詞になったんだろう、といった語源や単語の意味の意味などに興味があったので、それを扱ってくれない授業はつまらなかった。この疑問に初めて触れてくれたのは、大学に入って英語の講義の一つで「The tyranny of words」という意味論に関するテキストを扱ったものだった。正に、子供の時からの自分の疑問に関わる内容だったので、面白くて夏休みの間にテキストを全て訳した。おかげで、その講義の成績は優であった。(2018/11/28)
小学生の哲学?
- 人は自分がこの世から消えてなくなりたいと思ったとき、どのように考えて、それから逃れるのだろう。
筆者は、小学生低学年のころ色々なことで自信が無く、孤独であった。学校や家庭などで逃げ出したいことが結構あったが、次のような内容の考えをして諦めていた。
自分が居なくなったとしても、必ず、自分と同じ顔をした子供がどこかに現れて、その子が今の自分と同じ境遇になっていて、自分と同じように考える、それは実は自分なのだ。これも幼い考えではあるが、一種の哲学?かもしれない。(2018/11/28)
個人の存在意義
- 世の中では「人は誰でも天から与えられた存在意義を持つ」というようなことが言われる。障害を持った人達に対してこのようなことを言うことが多いように感じられる。これは「障碍者は社会の邪魔者」というような考えに対する反論として出てくるようだ。しかしこれはおかしいと思う。まず「意義」という概念は価値評価に関する概念なので、価値評価主体が居なければ存在しないし、その評価主体によって価値は変わるので「意義」も変ってしまい、上記のような場合に想定している「生まれながら」の「意義」は存在しない。個人の存在意義は個人の行動により自分に付与する、あるいは付与されるものである。つまり、「『個人の存在意義』は、生まれた後にその個人が造り出すもの」なのだ。「個人が作り出す」ものなので、どのような人も自分にとってあるいは他人にとっての何等かの「価値」を造り出すことができるという意味で、障害者であろうと健常者であろうと「存在意義」を持ち得るということになる。
民主主義では個々人の価値評価を認め、それに基づく意義を互いに尊重(人に直接的害を与えない限り)しよう、という姿勢なので、どのような人にも「存在意義」が認められることになる。そうでない社会は民主主義社会ではない。(2018/11/02)
目の構造
- 「進化」という用語は奇妙なものだ。「進化」というと何か良い方向に変化したような語感だが、必ずしもそうではない。例えば、人間の眼とタコの眼を比べてみると、タコの眼の方が合理的に思える。
人間の眼の網膜は不思議なことに、視細胞の前に神経線維がある。そのため、神経線維を脳につなげるために、網膜の一部に穴を開けて眼球の後ろに引き出す構造になっている。その引き出した穴の部分は視野の欠損となる。これが「盲点」である。ところが、タコの眼球は神経線維が視細胞の後ろにあるので、網膜に穴を開けずに脳につなぐことができている。
視細胞の前に神経線維があるのは視細胞の受光のじゃまにならないのであろうか。少なくとも、じゃまにならないような神経線維になる必要があったはずで、なぜ、そのような面倒な形に進化したのか不思議である。
どうして人間の眼は上記のような構造で固まってしまったのだろう。盲点があることが、あまり生存に不利にならなかったのだろうが、進化といっても結構そんな不合理に見える特性を残している場合がある。(2018/10/11)
鳥肌が立つ
- 最近、「鳥肌もの」とか「感動して鳥肌が立った。」といった言い回しがよく使われる。つまり、「鳥肌が立つ」を良い意味で使っている。ところが、これを「『鳥肌が立つ』は、悪い意味で使うものなので誤用だ。」と主張する人がいる。確かに辞書を牽くと
鳥肌が立つ(Weblio辞書)強い寒さや悪寒、あるいはそれに似た感情を覚えることにより、腕などの肌の毛穴が収縮した様子を指す表現。さながら羽を毟った鳥のようになる。などとある。しかし、これはおかしい。感動で鳥肌が立つことは事実としてあるので、誤用もなにも単に事実を述べているだけである。表現の問題ではない。むしろ、「鳥肌が立つ」の意味として上記のような意味しか載せていない辞書の方が間違っているのであって、それを基に「誤用」などと言うのは無知でしかない。辞書の記述はその単語あるいは言葉の最大公約数的な意味を(辞書編纂者が)要約して書いてあるに過ぎないし、それまでの代表的な慣習をとりあげて書いたものにすぎない。例えば、「風邪」は昔、「悪霊が取り付いて起きる病」と考えていたが、今はそのような意味と考える人はいない。無知がもたらした誤った認識に基づく「意味」は改めるべきものであってそれに固執するのは愚かである。
筆者は、毎年「第九」をプロオケとやっているが、第3楽章の変奏が始まるところや、第4楽章の「歓喜」のテーマが弦楽合奏になるところで毎回余りの美しさに鳥肌が立つ。
これは以前に触れた「収納スペース」や「収納庫」の意味で「収納」という用語を用いるのとは別の問題(*)だ。辞書編纂者の無知がもたらした弊害だ。
このことに関しては最近は
ディジタル大辞泉(小学館)寒さや恐怖などによって、皮膚に鳥肌があらわれる。鳥肌立?(だ)?つ。「怪談に―・つ」のように記述があるものもあるが、これも少しおかしい。「感動表現としても用いられる」のではなく、単に事実を記述しているのであり、「表現云々」という問題ではない。事実を述べることを妨げるような規範や慣習は改めるべきである。
[補説]近年、「名演奏に―・つ」のように、深い感動の表現としても用いられることがある。
オックスフォード大学で感情が湧き上がった結果、肉体的変化(鳥肌)があった被験者は、「聴覚野と感情を処理する領域をつなぐ神経線維の密度が、普通より高い」ことが判明した。という研究結果が掲載された。
https://academic.oup.com/scan/article/11/6/884/2223400
この論文を見て解ったのだが、世の中のかなりの人が、感動で鳥肌が立たない脳の構造をしているということである。とすると、そのタイプの脳の人にとっては「感動で鳥肌が立った。」は比喩的表現でしかなく、「『鳥肌が立つ』という表現の使い方の間違い」といった話になるのも頷ける。一方、感動で鳥肌が立つタイプの脳の人にとっては「感動で鳥肌が立った。」は事実をそのまま記述しただけで、表現の問題とは関係の無い話なので、なぜ「誤用」などと言われるのか理解できない。
筆者も、ある程度以上の感動があると誰でも鳥肌が立つものと思っていたので、誤用だという人が理解できなかったが、脳の構造が原因で誤用と感じる人が一定数以上いる以上「感動で鳥肌が立った。」と書くのは少し慎重になった方が良いのかも知れない。
(*)「収納庫」「収納スペース」と「収納」の問題は「物」を表す名詞と「事」を表す名詞の混乱の問題であり、「鳥肌」は名詞そのものの意味記述の不備の問題。(2018/09/22)
収納?
- 最近、住宅の設備の説明で「収納」という言葉を頻繁に聞く。筆者にはこれが気持ち悪くてしかたがない。住宅設備の説明等で使われる「収納」はほとんど「収納庫」あるいは「収納(戸)棚」、「収納スペース」のことである。しかし、「収納」は本来、
などの意味で使われ、「収納庫」のような意味は無い。つまり、「収納」は「事」を表す語であって「物」を表す語ではなかった。更に、「物」の意味では「収納庫」「収納家具」などの用語が既にあるのにどうして上記のような用法が広まってしまったのだろう。
- 中に入れて、しまっておくこと。「たんすに衣類を収納する」「収納家具」
- 現金や品物などを受け取っておさめること。国または地方公共団体の会計では、現金を受領することをいう。「国庫に収納する」
- 農作物などを取り入れること。
(2018/09/13)
ε−δ論法
- 極限の概念の定義に「ε−δ論法」というものがある。この考え方を初めて知ったのは高校の時に読んだ「数学序説」(吉田洋一・赤攝也著、培風館)であったが、大学に入って明確な形で教わった。その時は「なるほどそういう風に考えることもできるな。」程度の印象だったが、後に哲学好きと議論する機会があったことや認知科学に関わったりしたことで、この定義の巧妙さに気づかされた。著名な科学哲学者にもこの論理が理解できていない人がいるようだ。
ガリレイ−ニュートン流の関数f(t)のtによる微分は、
{f(t+Δt)−f(t)}/Δtで、Δtが0になったときの値
としていたが、このニュートン流の定義は0/0というような数学的な不都合を生じるので、既に1800年代前半にコーシによって棄てられ、現在では「Δtが0になったとき」即ち「長さ0の時間で割る」というような不都合を生じないようになっている。その考え方が「ε−δ論法」というものである。
ε−δ論法による微分の定義は下のようになる。
あるg(to) があって、どんな(に小さな)ε>0に対しても適当なδ>0を採れば、この定義の巧妙な点は、δを0にしてしまう必要はないということと、関数の変化量ε(即ち速度の話の場合について言えば移動距離(=位置の差))を先に提示する形になっていることである。つまりこれを認知的な見方を絡めて言えば、「どんなに小さな位置の差でも『その差εが知覚できる限り』、それに対してδを定めることができて、{f(to+δ)−f(to)}/δとg(to) の差をε以下にできる」ときに「g(to) をf(t)のto における微分という」ということでである。つまり、δが0でないときの「状況」しか使っていないので「長さ0の時間間隔で割る」などという不都合を避けられ、人間が直感的に知覚する微分と非常によくマッチする。
|{f(to+δ)−f(to)}/δ−g(to)|<ε
とできるときg(to) をf(t)のto における微分という。
(2018/08/11)
運動部の害悪
- 日大のアメフト部員の試合中の反則行為について話題になっている。どうも監督やコーチによる反則行為の教唆があったようだ。大学の部活は教育の一環と考えられて(いや、そういう建前になって)いるようだが、現状はどうもそうではないようだ。運動部での活躍が選手の将来に大きく影響するようである。大卒の学生を求人する企業の側も運動部出身者を好むようである。運動部出身者は上の言うことを素直に聴き集団行動によくなじむということが好まれるようである。これは、運動部の構造に由来するようだ。
大学の運動部には監督という絶対者がいてその下にコーチそして上級生というピラミッド構造の支配構造がある。下の者は上の者に絶対服従で、上の者の言うことは無条件に自己の善悪の判断を挟まずに実行する。これは企業という組織の中では便利な性質の場合がある。送り出す大学側もそれに迎合してそのような学生をつくる部活を称揚するので、監督などは益々増長して横暴に振舞うようになる。そして、部員はそれを学習する。
監督の絶対支配という構造は民主主義とは全く相容れない構造である。上の言うことはどんな非道なことも無批判にやってしまい、それに従わない者を排斥する。自分で考え自分で判断する、ということができない、そんな若者を育てる構造は教育の名に値しない。そういった意味で今の運動部のほとんどは民主主義を蔑ろにする害悪である。
大学だけでなく高校の運動部などがこのような有害なものになってしまった大きな原因は「監督」という大人の絶対支配者がいることであろう。運動部から「監督」を廃止したらどうだろう。運動部は基本的に学生のみにより運営し問題が発生したときのみ調整役として大人が関わるようにする。「そんなことをしたら強い部にならない」と言う人が多いと思うが、そもそも、「勝たなければ意味が無い」などという活動が「教育の一環」ではありえない。勝ちたければ皆で協議して最善と考えられる方法を模索する方がよほど良い教育になると思う。
日大アメリカンフットボール部やレスリング協会に続いて今度は、日本ボクシング協会の不祥事が話題になっている。これも、会長が独裁者になってその下の支配構造が元凶のようだ。そもそも、会長が「終身会長」になった時点でもう民主的な組織としての体をなさない。どうも、格闘技あるいはそれに近いスポーツ団体は本質的に強権支配構造を生みやすい体質があるような印象がある。相撲界の不祥事もその例に見える。そこには、森・加計問題で話題になった「忖度」の精神構造が大きな要因としてあるようだ。いわゆる「奈良判定」にしても、ホテルで特別に用意された果物やお菓子についても、ボクシング協会の会長は、自分はそんなことをするように要求したことは無い、と言っている。確かに直接そのような要求をしたことは無いかもしれない。しかし、それをしなかった場合に生じる様々な不利益や不当な扱いを恐れて、次第に変な忖度が常態化したのではないか。それは、一人の人間が独裁的な権力を持ったときに必然的に起きる事態である。
またまた、スポーツ界の不祥事が発覚した。体操選手に対するコーチの暴力的指導が問題になりコーチが追放されたようだが、それに関して選手側が暴力を認めるような発言をし、体操協会の上層部は、「(選手側がそのような主張をするなら)お金を使ってでも勝つまで争う。」「選手の言っていることは全部嘘。」などと発言している。
暴力を認める選手もおかしいし、上記のょうな発言をする上層部も人間として低レベルに感じる。「スポーツは人間形成に役立つ。」と主張する人は多いが、筆者にはこれらの人々がスポーツによって人間形成されたとは見えない。むしろ、おかしな人間に育っているように見える。
どうも、日本のアマチュアスポーツ界には、独裁国家的体質があるように見える。独裁者的支配者がいて、それを頂点とする支配構造があり、支配に逆らうと自分の身が危ない。
(2018/05/22,08/03,08/31,09/13追加)
尼崎高校バレーボール部でまたコーチの暴力事件が起きた。コーチ、監督、学校、教育委員会一丸となってこの件を隠蔽する方向で行動したが、結局事実が暴露されて問題になっている。この体育系の団体の体質はなかなかなくならない。やはり、学校スポーツから「監督」や「コーチ」などの大人の支配を失くすべきだと思う。大人は生徒間のいざこざが起きたときのみに関与して、生徒にちゃんとした理非曲直に基づいて解決したり、公平な裁定を下す手助けをする、という形にするのが良い。これができない原因はスポーツを競技スポーツにしてしまっていることであろう。勝つことばかりにこだわって大人がしゃしゃり出できた結果スポーツがおかしなものになってしまっている。(2019/05/21)
患者の経験に対する医師の姿勢
- 昨年末辺りから右腕を持ち上げて弓先を使ってチェロ奏くことが三角筋・上腕三頭筋・肩甲骨辺りが痛くてできなくなっていた。それと並行して、背中の脊髄右側にある粉瘤が大きくなってきていた。筆者はこれが原因ではないかと推測したので、整形外科に行ってそのことを伝えたが、それはあり得ないという反応だった。実は以前に同じ所の粉瘤が化膿して右腕が上がらなくなったとき粉瘤の治療をしたら良くなった経験があった。そのことを整形外科医に伝えたが無視された。別の日に皮膚科で診てもらったが同じ反応だった。
今回、以前に粉瘤の治療をしてもらった皮膚科に行って粉瘤除去を依頼して、以前の経験から、肩・腕・肩甲骨付近の痛みが粉瘤から来るのではないかとの推測を伝えたがあまり肯定的な感じではなかった。
とりあえず、粉瘤の摘出手術をしてもらって、化膿止めの処方をしてもらったが、薬局で薬をもらうために待っているときに試みに腕を上げてみたら、まだ、痛みはあるものの激痛は無くなっていた。やはり粉瘤が肩・上腕・肩甲骨の痛みの原因だったようだ。その後も肩・上腕の痛みはどんどん軽くなってきている。
筆者のような症例は少ないのかもしれないが、整形外科医や皮膚科医も自分のそれまでの教科書や経験だけを信じて、新しい症例が出てきたときに、それを謙虚に見る眼にやや欠けているように見える。もう少し、患者の訴えに謙虚になっても良いのではなかろうか。(2018/03/24)
数学のすごさと不思議
- 微分という演算がある。関数の傾きなどを計算する方法なのだが、たとえば、関数f(x)のxにおける微分f'(x)は、
だが、Δx→0とすると、結局0/0という状況になる。これでは微分は計算できないことになる。ところが、例えば、f(x)=x2の場合
={(x+Δx)2−x2}/Δx
=(x2+2xΔx+Δx2−x2)/Δx
=(2xΔx+Δx2)/Δx
分子を因数分解
=Δx(2x+Δx)/Δx
=2x+Δx
となり、Δx→0としても、ちゃんと値2xが得られる。
ここで使われた「因数分解」は、中学のときに習って、その意義がよく解らないままでいたが、それがこんな所で力を発揮し、計算できなさそうな計算ができてしまう。直感的にも、滑らかな曲線には接線が存在すると考えられるが、その直感通り極限値が計算できて接線が求められ、微分という方法の有効性が確認される。
因数分解が数学上で発明(発見?)された時代は微分が発明された時代より遥かに昔だったので、それが微分に使われて極限値が求まるなどということは予想だにしなかったに違いない。それが、予定調和のように巧く使われる‥‥高校のときはこの事実にあまり驚かなかったが年を経るにつれ段々驚きと不思議の念に駆られるようになった。数学にはそんな事柄が沢山あり、数学の異なる分野の定理などが予想外のところで繋がりがあったり精密に絡み合っていたりして、数学を揺るぎないシステムにしている。
(2018/02/14)
科学に基づかない哲学
- 科学知識なしに哲学をやることは危険である。例えば、以前に書いたネット上の議論の相手のI氏のように数学知識なしに考えてしまうと「アキレスと亀」のような詭弁に簡単に騙されてしまったりする例がある。
科学哲学をやっている有名人でもちゃんと科学を理解せずにやっている人がいるし、以前に以下のような例に出くわした。
LCCワークショップのまとめ(〜2002/11/31)
「共約不可能性」について少し調べて書いているが、以前個人的な興味からI.ラカトシュ&A.マスグレイブ著森博他共訳「批判と知識の成長(原題:Criticism and the Growth of Knowledge)」を原書と対照しながら読んだのが役に立っている。これはいわゆる「科学哲学」書である。日本語訳を読みながら妙なところを原書で確認すると、どうもこの訳者達は物理学の知識に欠けるところがあるようだった。例えば「ふくれあがる惑星」という訳があって、そんな妙な惑星は聞いたことがないと思って原書を見ると「赤道が膨らんだ(bulging)の惑星(典型的な例は木星や土星、地球もそうであるが)」のことだったり、「諸々の惑星は本質的には、ほぼ球形をしていて重力に引かれて動くスピニング・トップである。」という訳があり、「spinning top」がカタカナのままにしてあったりする。これは、訳者が「spinning top」の意味が解らなかったからだろうと思われる。原文は「the planets are essentially gravitating spinning-tops of roughly spherical shape」である。文脈からして、「重力に引かれている回転する独楽」と訳すのが正しい。哲学者が科学について論じるときに科学を理解せずに論じている例が、特にポストモダンという思想に毒された人々において、かなりあるようだ。そんな例は、「知」の欺瞞という本に沢山引用されている。
「bulging planet」についてWebで検索していたら、ニュートンが「地球は赤道半径の方が極半径より大きいはずだ。」と推測した経緯の説明があった。
ニュートンの主張「遠心力で赤道が膨れた。」というのではなくて「液体(海水)が作る面は等ポテンシャル面だ。」ということから根拠づけているところが偉い。地球のような複雑な個体が遠心力で均等に膨らむのは結構複雑な過程になると考えられるが、海水という比較的力学的に純粋なものに着目し、矛盾を提示することで論証したところがすごい。...if our earth were not a little higher around the equator than at the poles, the seas would subside at the poles and, by ascending in the region of the equator, would flood everything there. もし仮に我々の地球の極半径より赤道半径が少し大きくないとすると、 海は、極のところでへこみ、赤道のところで上昇するはずで、赤道で はすべてが洪水に飲み込まれるはずだ。 [解説] The implication is that the Earth's surface must be (very nearly) an equi-potential surface, because otherwise the waters would slide sideways in the direction of the lower potential. この意味は、地球の表面は(ほぼ)等ポテンシャル面になっていなければ ならない、なぜなら、そうでなければ水は低いポテンシャルの方向に滑 っていってしまうことになる、という意味である。
(藤田注:赤道付近では遠心力によって等ポテンシャル面が少し高くなる。)(2017/09/25)
日本鋸
- 日本の鋸は引いて切るように刃がついている。一方、洋鋸は、押して切るように刃がついている。筆者には、日本の方式の方が合理的に思える。
鋸は薄い鋼板でてきている。なので、押した場合「座屈」という現象が起きやすい。洋鋸はそれを防ぐためにぶ厚い鋼板で出来ているが、そうすると、鋸跡の幅が大きくなり、おが屑も多くなる。また、高精度の工作もしにくくなる。何故、不合理な鋸が西洋では使い続けられているのか不思議である。(2017/08/10)
ネットを検索すると押切の方が切るときに体重を掛けやすいし切る対象が台に押し付けられて動きにくいという主張がある。確かに鋸を対象の上の向こう側から切り始める場合には押し付けられる形にはなるが、多くの場合その程度の下方分力では対象の台との摩擦は小さく対象は動いてしまう。そもそも、体重は体重以上の力は発生できないので、結局筋力がものを言うことになるが、斜め上から押して切る場合は筋力が体重を上回ってしまうことになり体が浮いて力が掛けられなくなる。この場合は押すよりも引く方が脚で抑えて支点にできるので強い力が得られる。また、通常はクランプやバイスなどで対象を固定する場合も多く、その場合、切断は引く方が力の方向が安定する。これは、棒を使って物を動かす場合に、力点が対象の手前にある場合、押すよりも(引っ掛けることができれば)引く方が安定して動かせることからも明らかだ。
金切鋸の場合、数センチ径の鉄棒を切る際に体重を掛けられる方が切削が速いという主張もあるが、本当にそうなのか疑問だ。鋸の刃をフレームに付けて切る限り、圧力をどの程度書けられるかは押す場合も引く場合も大きく変わらないと考えられる。
金属の場合、通常は対象を手で固定して切ることはまず無く、ほとんどの場合バイスやクランプで固定して切るので、鋸のフレームと柄の両方を持って使うことが多く、押す引くで対象の安定性も変わらない。また、金鋸はフレームに取り付けて使うのが基本だが、筆者の場合、フレームが邪魔になる場合があり、刃に包丁のような簡単な柄を付けて使うことも多い。このときは引く方向に持つ方が遥かに切りやすい。
金切鋸も慣習や伝統を鵜呑みにせず、合理的に考えて状況に合った使い方を選ぶ方が良い。(2024/03/23)
松岡茉優
- 「やすらぎの郷」というテレビドラマがある。このドラマはfactとfictionが混然としたドラマで、物語も、先に役者を決めてそのキャラクターに沿って物語を作ったような構成になっている。なので、主役の石坂浩二、主要な脇役の加賀まりこ、浅丘ルリ子、野際陽子、八千草薫、ミッキーカーチス、山本圭、草刈民代など、どの役者を取っても妙にはまっている。
このドラマの中で最も若い「ハッピー」役の松岡茉優は、若手ながら、なかなかの役者だと思う。バーテンダーの役なので、動きが少ない分、表現が難しいと思うが、とても巧く表現している。特に89話で菊村から特攻隊志願の話を聞いた時の演技は素晴らしい。殆ど動きが無い演技(菊村の方をじっと見て、大きく目を見開き、ほんの少し唇を動かし、マヤの方をちらっと見る、その後、視線を落としてゆっくりお辞儀をして奥に引っ込む)なのだが、話にショックを受けた心情をよく表現していると思う。(2017/08/03)
「やすらぎの郷」に出演していた野際陽子と八千草薫が亡くなった。どちらも素晴らしい女優だった。事実とフィクションが混然一体となって、奇妙な感覚に襲われる。(2020/02/15)
野球はトラウマ
- 筆者は野球が嫌いである。何故嫌いになったか。筆者は小学生のころ野球を知らなかった。見たこともないし、もちろんルールも知らない。バットでボールを打つ、程度のことしか知らなかった。ある日、体育の時間に野球をすることになった。授業なので筆者も加わらざるを得なかったが、守備ではただエラーばかり、打席では三振、で皆から邪魔者扱いされた。
学校の体育の時間で野球を教えてくれたことは無かった。学校で教えないことをやらせるというのはおかしいのではないか。しかも、野球は団体競技なので、できないことができない本人だけの問題でなくなる。習ってもいないことができないことで、皆から非難され蔑まれる、まことに理不尽なことである。算数や国語で悪い点を取ってもそれはその本人だけの問題だが、団体競技はそうではないのだ。
その結果、野球は筆者にとってトラウマになった。そして、団体競技も嫌いになった。(2017/08/02)
稲田朋美その他
- 防衛大臣の稲田朋美の失言が止まらない。都議選で「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としても、お願いしたいと思っているところだ」などと言ったそうだ。自衛隊法さえも理解していない防衛大臣‥‥。この人物の度重なる失言は、防衛大臣としての資質はおろか、政治家としても失格である。まあ、色々な発言や答弁からして人間としても低劣な人物との印象もあるが、司法試験に通ったが弁護士としての思考力や判断力が無くて、政治家になったのではないか。墓穴を掘るようなことを度々やるこの人物の言動を見ていると、もう、「この人はバカなのではないか」と思ってしまう。即刻、政治家を辞めるべきだ。日本の為にならない。
そもそも、この人物は日本のネオナチ団体「国家社会主義日本労働者党」の代表と嬉々として一緒に写真を撮ったりしている危険人物なのだ。
自分たちが作ろうとしている法律も理解していない法務大臣がいたり、日本の政治はもうボロボロだ。一党独裁状態がもたらした弊害だろう。
またまた稲田大臣の大失態。熊本、大分の豪雨で自衛隊5000人が救助活動をしているときに防衛省を離れ、支持者との会合に出席してお食事会。公務放棄である。もう空いた口がふさがらない。
これでも、安倍政権は稲田氏を擁護するようだ。全く国民をなめきった話だ。お友達政権も極まれりだ。
どうも、安倍内閣の閣僚は安倍氏を含めて低劣な人物が多いようだ。稲田朋美防衛相だけでなく、金田勝年法務大臣の支離滅裂答弁・無能ぶり、山本幸三地方創生相の利益供与隠しの疑惑、今村復興相の暴言、務台俊介内閣府政務官の行動と失言、中川俊直経済産業政務官の重婚疑惑・ストーカーなど枚挙に暇がない。(2017/06/28)
朴槿恵と安倍晋三
- 朴槿恵と安倍晋三は似ている。
- どちらも権力の中枢で育ってきた。
- チェ・スンシルやその他の大企業と朴槿恵政権、森友学園や加計学園、原子力業界と安倍晋三など「お友達政治」をしている。
- 「権力を握れば公正・平等などどうでもよい。」と考えている節がある。
安倍晋三にとって国民は主権者ではなく、支配対象に見えているのではないか。国会での答弁など、国民をなめてかかっている最悪の首相だ。いずれ国民を平気で戦場に送り出すように思えて仕方が無い。独裁的な姿勢や共謀罪法案を見ていると、戦前の日本や、金正恩の国、ヒトラーの国のような、物が言えない国にならないか心配だ。(こんなことを書いていると投獄される世の中になるのではないかと心配になる)。
加計学園獣医学部園問題で、安倍晋三は「全国に2つでも3つでも獣医学部を作る」などと言い出した。「特区として一つ獣医学部を作ってうまくゆけば他にも作る」というのが「特区」なのだが「お友達政治」の批判から逃れるために、「特区」の結果も出ていないのにめちゃくちゃなことを言い出したものだ。これまで、散々みえすいだ言い訳をしてきたが、もう、支離滅裂である。こんな人物に日本を引っ掻き回されてはたまらない。
(2017/06/27)
森友問題で公文書改竄が明らかになった。安倍昭恵夫人の関与を示す部分他が削られていた。「私や妻が関与していれば議員を辞職する」と豪語していたが、多分、詭弁を弄して辞めないだろう。公文書改竄は法律違反であるが「権力を握れば法律などどうでもなる」と考えている安倍氏にとっては「どおってことない」のだろう。(2018/03/12)
加計学園問題、森友学園問題で未だに安倍晋三が関係している可能性が非常に高いことを表す証拠書類が出続けているが、当人は、文科省に責任を押し付けて平然としている。国家を私物化してそれに何の罪悪感も無いが、その当人が道徳教育を説く‥‥噴飯ものだ。色々な矛盾を突き付けられてもそれにまともに答えようとしない。人間としての誠実さなど微塵も持ち合わせていない。(2018/04/10)
安倍晋三が首相になってから、日本の政治は戦後最悪の出鱈目政治になっている。森・加計問題やPKO報告問題でのウソに加えて、今度は、毎月勤労統計の不正問題が発覚した。どうも、安倍内閣の意向を忖度して不正なデータを出すために現場が動いた可能性が高い。そして、問題を早く終息させるために第三者による調査委員会と名打って厚労省の幹部を参加させた調査で「第三者委員会で調査した」ことにした。今回も安倍晋三は知らぬ存ぜぬだ。出鱈目も極まれりだ。
安倍晋三が民主党時代を「暗黒の時代」と言っているようだが、今の安倍政治の方が民主主義にとってはよほど暗黒の時代だ。党内の多様な意見を封じ込めて、お友達政治をやり、憲法を無視し、国民から事実を隠し平気で嘘をつき責任を取ろうとしない。よく、ここまで出鱈目ができるものだ。日本の民主主義の破壊者だ。(2019/02/13)
安倍晋三が立憲民主党の党首の枝野氏のことを「民主党の枝野氏」と何度も言ったようだ。本人は「党名が何度も変わるので言い間違った」と言っているようだが、状況からみてわざと言っているとみて間違いない。こんな下劣なことをやってヘラヘラしている人間が一国の首相とは‥‥。(2019/07/16)
安倍改造内閣で既に2名(菅原一秀前経済産業相と河井克行前法相)が不祥事により辞任した。安倍首相は「任命責任は私にある」と言っただけで何の責任も取ろうとしない。言うだけならいくらでも言える。国民をなめきっている。(2019/11/08)
安倍晋三の暗黒振りがまた発覚した。公職選挙法違反に問われている河井案里議員の選挙に際し、同氏に1億5000万もの選挙資金を投じたのに対し、対立候補の溝手顕正議員には1500万円しか出していなかった。
要は自分の側の人間のエコひいきだ。これまでの森・加計問題その他でも、自分に都合の良い者に対しては利益誘導や利益供与、公的資金提供をやり、都合の悪い者には不利益を与える、正に暗黒政治そのもの、やりたい放題だ。そして、国会では質問にまともに答えようともせず、嘘、誤魔化し、はぐらかし、隠蔽しかやらない。こんな下劣な人間が国を牛耳っているのだ。(2020/01/27)
-->総長を安倍寄りの人物にしようとしている。これで、安倍晋三を罪に問う可能性がますます低くなってくる。今の与党の中にこれを止めようとする政治家が出てくる気配が無い。日本の今後は暗い。(2020/02/05)
安倍晋三が辻本議員の質問に「意味の無い質問だよ。」とやじをとばした。最近の安倍晋三は益々増長が目立ってきた。これまで、意味のある質問に無意味な返答を繰り返してきたことを棚に上げて、平気でこんなことが言える。下劣な人間が権力を握ったときの行く先の典型だ。(2020/02/13)
指原莉乃−壮大な戦略?
- 最近、テレビで大人気の指原莉乃。スキャンダル後、益々、その活躍の場を広げている。歌はともかく、バラエティータレントとしての才能は素晴らしい。人気を構成している要素を見ると、
など。そして、スキャンダルがむしろ芸風の幅を広げている。スキャンダルのお蔭で下ネタ的な突っ込みに柔軟に対応してもイメージダウンにつながらない。
- 特に美人ではないが、愛嬌がある。
- 気取らない。スター的なオーラ?を感じさせない分親しみやすい。
- 状況認識能力が高く、状況に柔軟に対応できる。
- 頭の回転が速い。色々な場面で上手でかつ用心深い突っ込みやコメントができる。
- 上昇志向が目立たない。
- 強い性格に見えない。優しそうでなんとなく「フワッ」とした印象。
- ややネガティブ志向の印象があり、自虐ネタが巧くはまる。
- 自信なさそうに見えて、一本芯がある(ように見える)。
今の人気を見ると、当人の才能を見抜いたバックアップ陣が、むしろスキャンダルも含めた壮大な売り出し戦略展開をしたのではないかとさえ感じられる。政治家に向いているのではないか?(2017/04/29)
オリンピックは有害
オリンピックはもう止めたらどうか。
- 無駄な金が掛かる。多くの施設等、建設して後利用されない可能性が高く、維持費も含めて負の遺産になる。税金の無駄遣い。
- 商業主義と国家が関わることでスポーツ精神が歪められて、勝ことのみに汲々としてしまう。その結果、ドーピングなどということにもなる。しかも、国がそれを後押ししたりする。
- 「技の難易度」などという評価で、益々危険な技を取り入れて、怪我や事故が増え、選手の体は故障だらけ。
- 国や金の重圧のあまり、過酷な練習で選手の体はボロボロ。
こんな、問題が多い行事なのに、スポーツ界は「やれ新しい施設を!」「我々は国の代表なのだ!」「施設が遠すぎるのはダメ!」などと言っている。新しい施設が欲しければ、寄付でも募って作ればよい。スポーツ選手に国を代表して欲しいとは思わない人も沢山いるに違いない。遠くても施設があるだけありがたいと思うべきだ。住むところを奪われて困っている人々が多数あるというのに。スポーツ界はオリンピックということで驕り高ぶっているように見える。一時のお祭り騒ぎに騙されてはいけない。(2016/11/30)
東京オリンピックのスケジュールが発表された。これを見ると、主催者や政府の言う「復興五輪」はウソだと思える。被災地での開催はお為ごかしのアリバイ造りのような開催だ。被災地をナメている。「復興五輪」はオリンピック誘致のための「ダシ」だったようだ。(2019/04/17)
国際オリンピック委員会のバッハ会長が東京オリンピックのマラソンと競歩を北海道でやるとの方針を発表した。選手の健康を考えれば当然のことだが、なぜ、この期に及んで突然の変更になったか。初めから暑さの問題は明らかだったのだが‥‥。
そもそも、東京オリンピック誘致のときに「東京はこの時期温暖で最適」とか「福島原発はUnder control」などと大嘘をついていた、森喜朗や安倍晋三、猪瀬元東京都知事の責任はどうなのだろう。当人達は平然と「IOCに従う」などと言っているが‥‥無責任な話だ。
最近、立て続けに起きている自然災害を見ると「史上最もイノベーティブで、世界にポジティブな改革をもたらす大会」(大会ビジョン)などと浮かれている場合ではないと思うが。(2019/10/18)
猪瀬元知事は10月30日朝の「大下容子『ワイドスクランブル』」において、招致プレゼンテーションで「東京はこの時期温暖で最適」と事実と違う事(はっきり言って嘘)を言ったことについて問われて、プレゼンテーションでは普通の事という趣旨の反論をした挙句話をそらして国立競技場の問題にすり替えようとした。人間として恥ずかしくないのか。(2019/10/30)
アテネで聖火の採火式があり、ランナーとして参加した野口みずき氏が「皆さんが期待しているオリンピックを‥‥。」と言っていたが、皆さんと言って欲しくない。筆者は期待していない。オリンピックに期待していない人々は多数いると思う。福島もその他の自然災害の復旧も不十分な中、更に、新型コロナウイルスが蔓延している今、オリンピックをするのは政府の悪行の目くらまし作戦に乗せられているだけだろう。(2020/03/13)
2020年3月23日現在、新型コロナウイルス症はパンデミックを起こしている。にもかかわらず、IOC会長、安倍晋三らは、まだオリンピックをやると言っている。もはや、選手達からもオリンピック開催に反対の声が上がってきており、開催しようにもできない状況になってきている。これでもやめようとしないのは、彼らが利権がらみの欲望に塗れているからであろう。改めてオリンピックは有害だ。(2020/03/23)
延期された東京オリンピックの開催予定時期が来年の7月になったそうだ。せっかく、延期になったのだから、もっと季節的に良い時期にすればよいのだが、「アスリートファースト」を謳っているオリンピックはどこに行ったのか。結局「マネーファースト」なのだろう。こんなものは止めてしまえばよい。(2020/04/03)
COVID-19の感染がで国内で急増して、GoToキャンペーンも実施が困難になってきた中で、政府やオリンピック委員会は未だに開催すると言っている。頭がおかしいのではないか。
現状を見ると、検査体制、ワクチン、治療薬、医療体制のどの面から見ても不十分であり、ちゃんとした見通しも無い。中止しかないのではないか。上記の点についての見通しも無しに開催を主張するのは暴挙と言わざるをえない。(2020/11/29)
死ねば天国/極楽/神/仏
- 「死んだら天国/極楽に行ける、あるいは神様/仏様になる。」といった類の教えの宗教は有害だ。その宗教思想に沿った行為で死ぬことを推奨する結果になる。今、各所で起きている自爆テロは正にその典型だろう。戦時中に兵隊を死地に赴かせるときに使われた考えもこれに通じる。「死んだら何もなくなる。」とか「死んだら地獄におちる。」と説かれたら、少なくともその宗教思想のために命を粗末にすることは少なくなるだろう。
また、「神」は多くの場合、殺人を正当化する。ISにしても、旧日本軍にしても、かつての十字軍にしてもそうである。「神」などという概念は早急に棄てるべきだ。「神」は人間に都合の良いように創り上げられた「概念」に過ぎない。(2016/07/05,0217/01/31追記)
嫌な言葉
- 「実るほど頭を垂れる稲穂かな」「情けは人の為ならず」
前者は、さる辞書によると「学問や徳が深まるにつれ謙虚になり、小人物ほど尊大に振る舞うものだということ。」とのことだが、その謙虚さの裏に優越感が垣間見える感じがする。そもそも、「学問や徳」が深まったからといって態度を変えるということがなんだか気持ち悪い。「学問や徳」が深まっても、そのことに関わらず一貫した態度でありたい。
後者は「情けは他人の為ではなく、巡り巡って自分のところに返ってくる(から親切にした方がいい)」ということらしいが、見返りがあるから他人に親切にしなさい、というのではいかにもさもしい。 親切をして感謝されるとは限らない。場合によっては逆恨みされることもあるかもしれない。結果的に不幸が巡ってくるかも知れない。それでも、親切にするべきときには親切にする。他人への親切は「捨てる」ものだ。「情けは人の為である」に変えたい。(2016/07/05)
耐震補強
- 熊本、大分で地震が続いている。震度7が2回あると多くの家は倒壊するようだ。我が家は、2012年に改装増築した際、耐震補強もした。その効果は確かにあったと思われる。以前に震度4程度の揺れがあった時は、家全体からギシギシ音が出た。今回は、かなり揺れたが音があまりしなかったので不思議な感じだった。
二階の揺れもあまり大きくなかったようで、押入れの物が少し落ちたのと、立てかけていた板が倒れたのと、積んでいたレコードなどが少し落ちた程度であった。二階の箪笥、一階の食器棚などは固定してあったので、全く問題なかった。耐震補強は有効だ。(2016/05/02)
小選挙区制
- 小選挙区制をやめるべきだ。原理的に民主主義に反する。国民の51%しか支持しない党が100%の議席を得ることが可能な制度は民意を反映しないという意味で根本的に民主主義に悖る。いろいろの屁理屈を付けて小選挙区制を押す人は結構いるが、原理的におかしい制度が民主主義を達成するはずがない。現実に、国民の支持が30%に満たない政党が議席の2/3以上を占めているのが現状である。そのため、独裁政治に近い状態がもたらされ、憲法違反の法律が易々と国会を通過する。
日本の民主主義を歪めた最も大きな要因が小選挙区制の採用だ。 かつては、コミュニケーション手段が貧弱で、選挙運動などは候補者自ら、あるいは運動員が各地を回って演説等するしかなかったが、現在はインターネットなどコミュニケーション手段が発達して、個人が簡単に世界に向けて考えを発信できるようになってきていて、選挙区を小さくする意味は無くなった。むしろ、全国一区も可能になっているし、全国一区の方が国全体を考える政治家が出やすい。にもかかわらず、相変わらず小選挙区制にかじりついている。大政党の党利党略・民意無視以外の何物でもない。(2016/04/11)
小選挙区制の害悪は選挙が民意を反映しないということだけでなく、世襲政治家ばかりになることだ。多くの世襲政治家は収入のために政治家なっていることがほとんどだ。最も重要な「国民のため」という動機が全く見えない。自分の収入を増やすための政治しかやらない。それが政治を劣化させる大きな要因だ。(2024/01/31)
取調べ可視化
- 2016年4月8日、栃木女児殺害事件の判決が下りた。この判決に、取調べの映像が大きな影響を与えたらしい。しかし、この判決には大きな疑問がある。
- 映像は約80時間あるらしいが、裁判員が見ることができたのはその1/10に満たない7時間分しか無かった。これでは、公平、客観的な判断は無理である。結局、検察側に都合の良い部分を上手く編集して判決の誘導があったとの疑いを拭えない。
- 80時間の映像も、取調べの全てではないとのこと。取調べの可視化制度において、少なくとも、事実を明らかにしようとするなら、取調べの全過程を可視化することが必須であることは明らかであるにもかかわらず、現在のような形にしてしまった。これではむしろ有害な制度だ。
- 裁判官が、これで、自分が正しい判断をしたと考えているとしたら、その裁判官はもはや人を裁く資格は無い。非常に危険である。
こういうやり方を見ていると、我々、一般人は何時なんどき無実の罪で、死刑や無期懲役にされるかわからない。恐ろしいことである。
そもそも、裁判における判決を下す過程は大きく分けて3段階になると考える。
- 事実を明らかにする。
- 明らかにされた事実を法律に照らして有罪/無罪を決定する。
- 有罪の場合、量刑を行う。
第1段階は本質的には科学的領域である。この領域においいては観測事実を正確・厳密に見ることが不可欠である。現在の可視化制度はこの観点からは全くもって不十分どころかむしろ有害な構造になっている。ついでに言うならば、第3段階は法律知識を十分に持つ法律の専門家が行うべきで、裁判員にも行わせる現在の裁判員制度は問題である。
今回の判決においては立命館大学人間科学研究所インクルーシブ研究7「取調べと可視化―新しい時代の取調べ技法・記録化と人間科学―Transparency of Interrogation: Innovative Data Recording and Analysis by the Human Science 報告2:日本における取調べ可視化の現状と課題」において渕野貴生教授が述べられていた懸念結局、録画をしていない取り調べのところで被疑者に圧力をかけて、被疑者を完全に屈服させて、自白させたあとにそれから録画をスタートさせて、再演させるということになります。そこでスラスラと供述をするというところだけを録画するというのでは、かえって違法な取り調べを隠蔽する効果をもたらさないか懸念されています。がそのまま現実となっているのではないか。(2016/04/10)
香川県警が女子大生を誤認逮捕した。その際の取り調べのやり方は「取り調べ完全可視化」がいかに重要かを示している。この女子大生に対する取り調べは恫喝・脅迫以外の何物でもない。薄弱な根拠しかないのに、初めから女子大生を犯人と決めつけて女子大生の言い分を何も聞こうとしない。そこにいるどの刑事もである。恐ろしい話である。この女子大生はよくそれに耐えた。もし、精神的耐えられなくなって嘘の自白でもしていたらそのまま裁判で有罪になる可能性は非常に高かった。このような取り調べをした刑事たちの情報は公開されない。公務としてやったことはどんな酷いことをしても護られる一方女子大生のプライバシーは保護されていない。誠に片手落ちというか、警察に都合の良いことになっている。むしろ公務としてやったことなら、公開してしかるべきだ。もちろん、個人としての責任は問えないにしても公人としての責任はある。警察・検察が「取り調べ完全可視化」に反対するのはこのような取り調べを続けたいからではないか。
それにしても、警察官、検察官、裁判官のどれを取っても科学的・合理的思考力の欠如が目立つ。捜査、起訴、裁判のどれを取っても科学的に合理的な観察とそれに基づく推論と判断がまずあって、その上で法律的な判断ができるはずのものだが、基礎になる事実認識の能力や技能の欠如の問題が多すぎる。これらの人々に対しての科学教育(科学的な観察力、科学的な推論力、科学的な評価力を付ける教育)は法律の勉強以前の基礎として絶対に欠かせないものと思うのだが。(2019/08/23)
NHKの番組の「逆転人生」で警察によるでっちあげ冤罪事件のドキュメンタリーを見た。検察・裁判官が警察官の言い分だけを聞いて目撃者の証言などの客観的事実を無視した結果、冤罪を作ってしまった。この場合も上記の三者の科学的・合理的思考力の欠如が目立つがそれに加え公務中の事件にも拘わらず「警察官のプライバシー」を主張して証言記録を不開示とし続けた検察の保身が見え隠れして不快だ。(2019/11/13)
人間ピラミッド
- 学校の体育で大きな人間ピラミッドを作ろうとして失敗しけが人が出ることが年に8000件もあるらしい。ニュースでも昨年失敗してけが人が出ているにもかかわらず今年もやってけが人を出した学校の校長が出ていたが、「安全に対する配慮が足りなかった」などと間の抜けたことを言っていた。こういうことをする教師には力学的思考力が無いに等しい者が多いように思う。
一番下の段について考えると、2段の場合、2人で1人を支える、つまり1人当たり1/2人を支える。3段の場合、3人で3人を支える、つまり、1人当たり1人を支える。4段の場合、4人で6人を支える、つまり1人当たり3/2人を支える、というように段を増やすと一人当たりに掛かる重量が増加する。これを下の段が2次元的な広がりを持つような形にしても、1人当たりの加重が、段を重ねるにつれて大きくなることに変りはない。しかも、人間は剛体ではないので、実際には下の者は、自分の上段数分の人数に近い力を受けることになる。さらに、中段の者は不安定な人間の上で自分を支えることになり、段を重ねるということが力学的に非常に不安定な状況を作り出す。このことが解っていないのではないか。
人間ピラミッドをやりたがる教師は「みんなで一致協力することの大切さを学ぶ機会になる。」「うまくできたときの達成感と感動を経験することは教育的な意義がある。」などと言っているが、そもそも「一致協力」は単に目的達成のために効果的な手段でしかないということを忘れている、いや、解っていない。多くの体育教師は競技スポーツで無批判に「一致協力」をしてきたのでそのことの意味を知らないのであろう。
「一致協力」はそれに相応しい「目的」があって初めて意義を持つ。早い話が、「一致協力して泥棒」をしたり、「一致協力して殺人」をしたりするのを是とする人は少ないであろう。先の大戦で闇雲に「一致協力をする/させられる」ことの危険性を身にしみて経験しているはずなのだが‥‥。「一致協力」そのものを「良いこと」と勘違いしている人が多いように思う。
学校で無批判に「一致協力」を教え込むことは止めた方が良い。無批判に「一致協力」を是とする教育は、集団の中で大勢の方向に同調しない者を「悪者」とみなす生徒を作り出す。もっと、「一致協力」の危険性も教えるべきだし、「何が一致協力するに相応しいことなのか。」を考える力を養う教育をするべきである。
また、「達成感」や「感動」は「危険」を伴うことでなくても様々な事柄で経験できる。
結局、「大きな人間ピラミッド」は教師の見栄、競争心と愚かな親の満足感のためにやっているとしか見えない。(2015/10/10)
「関係」と「関係性」
- このところ、「関係性」という用語を色々なところで聞く。筆者の印象では、「関係」で良い場合でも「関係性」と言っている場合が多いようである。では、「関係性」と「関係」は同じなのか?筆者は異なると考えている。
「関係」は数学的には部分集合を規定する概念である。関係には2項関係、3項関係、‥‥、n項関係などがあるが、ここでは2項関係を考える。
一般にxとyにRという関係があるときxRyのように表す。例えば、数xと数yに大小関係「<」があるときx<yのように表される。そして、このような関係にある(x,y)の対の集合は{(x,y)|x<y}であるがこれは図的に表せば、(x,y)平面上の点の集合の内、直線y=xを境界としてその左上の半平面の中の点の集合すなわち(x,y)平面の点の部分集合と対応する。つまり「関係は部分集合を規定する。」ということになる。他の例としてはx2+y2≦1などは、点(x,y)が半径1の円周または円内にあるという関係であるし、x2+y2=1は、点(x,y)が半径1の円周上にあるという関係である。関係はこの他にも無数にある。つまり、「関係」とは「関係がある要素の集まり」と「関係が無い要素の集まり」を分ける機能がある。
話を「関係性」にもどすと、上記のような議論の中で「関係性」という用語を使用して違和感が無い場合があるであろうか?例えば「数xと数yの関係性は‥‥。」といったような場合、何を思い浮かべるか。筆者は、「数xと数yに何か関係があるのか、あるとすればどのような関係か。」といった議論を思い浮かべる。具体的には「xとyは『xはyより大きい』という関係なのか『xはyより小さい』という関係なのかどちらなのだろう。」というような場合だ。「関係性」という用語は明確な関係がある場合に用いるのではなく、「関係があるかもしれない。」という状況で、「あるとしたらどんな関係か。」といったことについて考えるとき、あるいは「複数の事象における『関係』という側面」を表すときに用いるのではないかと考える。
最近では、明確で具体的な関係について言う場合にも「関係性」という言葉を使っているように感じる。例えば、
日本語/英語の単語をノードに見立てて,それぞれの言語の各単語の関係性を平面グラフに描いたとしたとき
http://www.hcn.zaq.ne.jp/___/WEB/一般に感情や情動といった概念は、西欧形而上学の歴史のなかで、魂の自己感受といった意味あいで、世界へのわたしたちの受動的な関係性を規定するものであった。
http://heideggerforum.main.jp/ej8data/kobayashi.pdf本論では「けれども」や「が」の前で述べられている文を「前件」、後で述べられている文を「後件」とし、前件と後件の関係性の観点から両用法を分析する。
http://www.pu-kumamoto.ac.jp/‾h-hando/kumade/shouron.htm地域によって、また相手との関係性によって、さまざまな表現を用いることがあります。などは、単に「関係」だと思うがどうだろう。
http://whitebear0930.net/archives/3660(2015/10)
原子力発電
- 2011年3月11日の大地震により、福島の原子力発電所が破壊された。その結果、これまで、「安全」「経済的」等と宣伝してきたことが全くの嘘であることが露呈した。
そもそも、日本には原子力発電は向かないと思う。狭い国土は断層だらけで地震が多い。地球上で起きる地震の1割がこの狭い日本で起きているという。日本のような狭い国土に原子力発電所を作って、数十年で廃炉にして使えない跡地を増やして、国土を狭くするというのはいただけない。原子力を推進してきた自民党の人々は、北方4島や尖閣諸島のことを声高に言うが、自分から国土を捨てようとしているのに等しい行為をして、矛盾も極まれりだ。更に、将来の日本を放射性廃棄物だらけにして、住むところを減らす結果になるのも問題である。
「原子力は経済的」という論も全くの虚構であった。税金を使っての膨大な補助金や廃炉処理、各種補償費、事故処理費、宣伝費、その他を含めると「原子力だから必要となる経費」は膨大なものになる。このような施設を、貧乏な自治体の頬を札束ではたくようなやり方で、補助金という麻薬づけにしてやってきたのが「原子力発電」である。しかも、原子力を推進してきた輩は何の責任もとっていないし、取ろうともしない。あまつさえ、「再稼動、再稼動、そうでなければ電気が足りない」と、2011年以降、ほとんど原子力に頼らずに電力供給できた事実を無視して叫び続ける。恥ずかしくないのか。(2011)
経済的に成り立たないことが証明された原子力発電だが、安倍政権は2019年4月現在も原子力発電を推し進めようとしている。どうしても原子力発電を続けたいようだ。どうも電力業界からの献金が欲しいだけではなく、プルトニウムを持ち続けたいからではないかと思われる。つまり、本心は、将来、核兵器を作りたいからではないか。プルトニウムの保持はテロ組織から狙われる可能性があり、とても危険な馬鹿げた行為だ。(2019/04/27)
不合理な体操競技
- 体操競技は変である。体操競技の着地はひざや体全体のばねを駆使してできるだけ衝撃が少なくなるような着地とは正反対に、衝撃がまともに体に伝わるようなものを高評価とする。そのため、体操選手は鼠径ヘルニア(脱腸)になるのだそうだ。こんな体をダメにするような演技を高評価にするのでは、体操は病気の原因となる「不健康なスポーツ」ということになる。
ついでに言えば、フィギアスケートも変である。スケートは滑る道具なのに、やたら「ジャンプ」を評価する。そのため、事故や怪我が多い。まあ、そんなことを言い出したら、競技スポーツは皆不健康なものになる。勝ち負けに拘るあまり、無理な練習をして選手の多くは怪我・故障だらけである。一番の問題はスポーツを「競技」にしてしまったことかもしれない。原子炉の構造
- 東北電力や東京電力で過去に臨界事故が発生し、それを隠蔽していたことが発覚し、問題になっている。もちろん、事故の隠蔽は非常に問題ではある。しかし、解せないのは、「制御棒が抜け落ちて臨界に達した」という点である。原子炉の制御棒は、当然、抜け落ちたら燃料の中に落ちて、反応が止まるようになっているものと思っていた。原子炉のような危険な装置は、フェイルセイフ、すなわち、故障は安全側に起きるようになっているものと思っていた。PWRは、そのようになっていたようだが、BWRは、制御棒が抜け落ちると、制御棒は炉心の外になるらしい。なぜ、こんなバカげた構造にしてしまったのであろうか。理解に苦しむ。
日本人PMC人質
- イラクで日本人PMCが人質になって、政府は救出に苦慮しているようだ。
しかし、現在、イラクにいる軍人の中で、民間軍事会社の人がアメリカ軍の次に多いというのは驚きである。しかも、アメリカ軍さえこれらの民間軍事会社に護られているという。戦争の商業化、下請け化が進んでいるようだ。
ところで、前回の人質事件のとき、「自己責任」と声高に叫んだ人、特に政治家から今回については全くその声は聞こえてこない。彼らの基準からすると、好んで武器をもって戦争をしに行った今回のケースは「自己責任」を問うにふさわしいのではないかと思うが、不思議である。(2005/05/15)
人質解放
- イラクで人質になっていた日本人が解放された。この3人に対して、小泉首相やその周りの人たちは「迷惑云々」と言っているが、これはとんでもない思い上がりである。
今、自衛隊が比較的安全にイラクに駐留できるのは、ボランティアを含めた日本の民間人が作ってきた、日本人に対する好印象があるからで、それがなかったら自衛隊はアメリカの手先の軍隊と見られて、まともに攻撃対象になる可能性が高い。小泉首相はむしろ彼等に感謝すべきである。
実状は、自衛隊が民間人(の過去・現在の貢献)によって守られているようなものである。377億円もの税金を使って行った自衛隊にできたことは微々たるもので、しかもイラクの日本に対する印象を悪化させるという重大な副作用があっただけ。これこそ、大きな迷惑だ。税金返せと言いたい。
どうも、小泉首相やその周りの人達は、人道的ボランティアが邪魔なのではなかろうか。自衛隊を派遣するときには、ボランティア達が作った日本人への好印象を利用したが、行ってしまえば、今度は、ボランティアの活躍が自衛隊の(微々たる)活躍?を霞ませる。これが気に入らないのではないか。更に、現地の正確な状況を国民に知られるのがいやなのか、マスコミに対してさえ「行くなら何があってもしらん。」と脅している。(2004/04/21)
重量級回転ドア
- 東京の有名ビルで回転ドアに子供が挟まれて死亡する事故が発生した。この種の事故は、最近あちこちの大きなビルで起きているらしい。これについて、マスコミその他では、相変わらず「安全基準ができていない。」「センサの設定が間違っていた。」等の見解を言いたてている。しかし、私には、もっと別の根本問題があるように思える。
そもそも、人がしょっちゅう出入りし開け閉めするドアが1.5tもある、そのこと自体の不合理性を問題にしないことがおかしいと思われる。このドアの設計者の力学的センスが問題である。巨大な城門などは何トンもあるものもあるであろう。しかし、この種の門は、人が通る度に開け閉めするものではない。普段は閉まっていて、いったん開けたらしばらくは開けておく。更に、通常、人が通るのは「通用門」という小さな門である。
軽いドアならば、人が挟まれそうになったりした場合、人力で簡単に止めることができる。しかし、1.5tもあるドアは、動かすのにもなんらかの動力が必要であるし、何かあったときに人手で瞬時に止めることは不可能である。そのことの異常さを感じない技術者は、技術者として失格であろう。(2004/04/08)
「らしさ」とは
- 「男らしさ」「女らしさ」「学生らしさ」といった「らしさ」を言う人が結構いる。しかし、この「らしさ」という概念はかなり胡散臭い。そもそも、「〜らしさ」という言葉で表そうとしている事柄は何か不明である。もし、「男らしさ」などというものが「男」に本来的に備わっているのであれば、改めて言う必要はないものであろう。また、「男」が平均的に持っている性質であるとすると、「男らしさを持て。」と「男」に言うことは、「平均的になれ。」と言っていることになり、そんなことは個人の問題であり、他人からとやかく言われるような問題ではないはずだ。もちろん「平均的でなければ生き難い。」という問題があるかもしれないが、それは個人がそれを受忍するかどうかの問題である。さらに、「男らしさ」を「男が守るべき規範」と考えるならば、それは「らしさ」などという曖昧な言葉で言うべきことではないであろう。しかも、「守るべき規範」というならば、それは「人間として」であり、「男が守るべき規範」と「女が守るべき規範」に大きな違いがあるとも思えない。とすると、「男らしさ」と「女らしさ」という言い方は無意味になる。結局、「らしさ」というものはそれを説く人にとっての都合による非常に恣意的なものでしかない。
どうも、「らしさ」を説く人は、自分のもっている(多くの場合古い)イメージに人を押し込み、ものごとを単純化したいのではないか、としか思えない。この「単純化」の傾向は、最近の若い人に特に強いが、社会全体にも蔓延する傾向にあるようだ。 しかし、現代は、「らしさ」などという、単純な枠で人を支配することが(個々の人の人権や個人の自由という観点から)合理的でないから止めよう、という基盤に立っている社会なのだ。(2003/12/20)
人間の頭髪の不思議
- 朝通勤途中で信号待ちをしていると、筆者の前をストレートヘアが腰近くまである女性が自転車に乗ってゆっくりと横切って行った。それで、ふと考えたのであるが、人間というのは妙な動物である。頭以外にはほとんど毛が無いのに、頭の毛だけはやたらと長い。この長さは、ものに引っかるなど生存には多分有害なのではなかろうか。頭髪もある程度の長さまでは、頭部を外傷から守るという機能があるであろうが、腰まである必要はなさそうである。とすると、なぜこんなものが遺伝的に残ってしまったのか。
筆者は次のように考えるのだが、妄想をたくましくしすぎであろうか。人以外の動物の場合、生存に不利な形質を持つ個体は淘汰されて次第に消滅するであろう。しかし、人間は巨大な脳のおかげでこの無用の長物をうまく処理(例えば短く切る、適当に折り畳んでまとめるなど)して、不利を克服する方法を考案することができた結果、長い頭髪が生存にほとんど影響しなくなったのではないか、と。あと、人間が樹上生活から平原へ生活の場を移したことも関係ありそうである。樹上では長い頭髪は木の枝等に引っかかって危険であるが、平原ならばそんなに問題にならない。(2003/08/29)
正々堂々と暴力的喧嘩をする/させるバカ
- よく、ドラマなどで男同士が殴りあいの喧嘩をして、それが終わったらなんだか納得したような顔をして、肩を組んで去ってゆくシーンがある。これは、筆者には全く理解できない。
学校の先生などが、喧嘩をしている生徒同士を殴り合わせて、それで決着がついたものとしてしまい、それを素直に受け入れる生徒を潔しとし、納得しない生徒を叱る。さらに、「卑怯な手を使うな、正々堂々とやれ」などと言う。筆者の偏見かもしれないが、特に体育系の熱血教師にそんなバカ者が多いように思う。
そもそも、暴力の行使でものごとの決着がつくはずがない。争いが起きた原因をよく調べてそれぞれの正当/不当な点をちゃんと認識させて、お互いに納得させることが無ければ、必ず遺恨を残すことになる。もし、暴力による決着をよしとするならば、生徒に「争いは暴力で勝ったものが正しい」という、ものごとの理非曲直を無視した暴力主義を教えることになる。また、暴力による喧嘩において「卑怯」とか「正々堂々」とか言うのも噴飯ものだ。暴力による喧嘩に卑怯もへったくれもない。喧嘩はスポーツではないのだから。暴力をふるい始めた時点で、物事の理非曲直を棄ててしまっているのだから。
このての教育を喜ぶ親も結構いるようだが、そんな親は、暴力によって服従させることが教育だと思っているふしがある。そして、上記のような決着を「男らしい、潔い」ともてはやす。こんな下らない「男らしさ、潔さ」などドブに棄てるべきだ。こんな教育をやっている親がいる限り、物事の理非曲直でなく暴力で勝ったものが正しいと思う子供は無くならないだろう。(2003/08/24)
進化問答
- 進化についてのある人との議論。
(2003/07/21)
短絡思考/指向
- 中学生が幼児を殺害したとして補導された。これを聞いた鴻池祥肇青少年育成推進本部副本部長が「犯罪者の親を市中引き回しの上、打ち首にすればいい。」などと発言した。
このごろの少年の凶悪犯罪は、自分の行為の結果がどんな事態を引き起こすか、ということに思い及ばず、短絡的に行動に走ってしまっているように見える。いろいろな状況を考えて行動することができず、一つの側面だけの判断で行動する。この傾向は子供だけではないようだ。上記の鴻池氏など、最も多面的な思考が必要な立場にあるのに、単純に上記のような短絡的な発言をするのでは、凶悪犯罪を犯す少年と大して違わない。同氏のような人間が青少年育成推進本部副本部長などという役についているのでは、現在の複雑な状況を多面的に考慮して行動できるような、まともな青少年の育成ができるとは考えられない。
どうも、最近の傾向として、複雑な状況を強引にぶった切って単純化してしまおうとすることが多いように見える。一見、歯切れが良くて気持ちが良いが、これでは、昔、無知ゆえに物事を大雑把にぶった切って判断してきた愚を反省し、より正確な状況認識の下に木目細かい対応をしようという現在の社会の方向とは逆行することになる。
このことについては、最近の朝日新聞で推理作家の高村薫氏も「粗雑な言葉、粗雑な思考は、中間の複雑な条件を全部取っ払いますから結論しか残らない。それが、極端な考えを生む大きな原因だ。みんな別に戦争は好きじゃないけれども、途中の複雑な条件を勘案することができないから、ぱっと結論のところへ行く。朝鮮半島情勢が緊迫しているから北朝鮮はけしからんという単純な結論になる」「要するに、言葉に行きつく。複雑なことを考える思考能力が危機に瀕している。だから感情論にしかならない。鴻池さんだって12歳の少年が事件を起こして、感情でけしからん、と思ったのでしょう。これを言ったらどうなるかということが考えられない。これを言うことが大変に教育的配慮を欠いたひどく極端な意見であるといった自制が働かない」と述べている。
筆者もかってインターネットのとある掲示板で、ある若い(と推察される)人と論争したことがあるが、「水も氷もどちらもH2Oだから同じだ。」という主張をするので、「それは分子組成として同じだけれども、物理的性質はまるで違う。1kgの氷で殴るのはたやすいけれど、1kgの水で殴るのは難しい。ものごとを一面だけでみるのは拙い。」と言ったら、反論に窮したのか、おふざけで誤魔化し始めてしまった。複雑なものもある面では単純であるけれども、その面だけで単純にぶった切ってしまい、複雑な面を受け入れる力が無くなっているのか。(2003/07/12)
宗教についての議論
- 筆者の宗教についての視点。
筆者としては宗教は「嘘も方便」もっと言えば「麻薬」と同類のものと思っている。(2003/07/05)
玉ちゃん騒動と一部の動物愛護?団体
- アメリカが今にもイラクを武力攻撃しそうな状況で、やや些細に過ぎる話題とは思うが、東京の川に紛れ込んだアゴヒゲアザラシを捕獲して海に放そうとする一部の(動物愛護?/自然保護?)団体と地元の争いが報道されていた。筆者には、どうも上記の団体の独りよがり、あるいは「正義面」が気持ち悪い。今、アメリカがやっていることと似ている。「自分は絶対正しい。」「正しいことのためには何をやってもよい。」というような考えがにじみ出ているように感じられる。たかがアザラシ一匹に大騒ぎをして住民登録までするのもばかげているが、希少種(*)にも入っていないアゴヒゲアザラシ一匹が偶々紛れ込んだ川で仮に飢えて死んだとしてもそれこそ「自然の摂理」であって、川を汚して(ホタテ貝を放り込んでいた)まで人為的に手を加える必要もないであろう。それに、実際、テレビなどで見る限り当のアザラシはそんなに弱っているという印象は無いし。この動物愛護?団体のやっていることは、ばかげているのを通り越して不愉快である。
(*)「種」に関しては、「絶滅種」「絶滅危惧種」「危急種」「希少種」そして「(普通の)種」の段階がある。
(2003/03/17)
ツェノンの詭弁
- ツェノンが昔提出した「アキレスと亀」の詭弁を未だに「パラドクス」と思い込んでいる人が結構有名な哲学者や、科学者にもいるようである。下のページは「アキレスと亀」について、あるMLで論争した記録である。
アキレスと亀というパラドクシカルな命題について(2002/11/9)
日本代表
- スポーツする人達はどうして勝手に人の代表になりたがるのだろう。ワールドカップから少中学校のスポーツ部まで、何かというとその所属集団の代表を名乗る。しかし、私は、例えば、ワールドカップ日本代表と名乗る人たちに私の代表になってくれと頼んだ覚えは無い。ワールドカップ日本代表選手団が代表しているのは、高々彼等を応援している人達であろう。もし厳密に考るならば、彼等選手が代表するのは彼等を輩出したプロサッカーチームの構成員の集団でしかない。ましてや、私のような、サッカーに興味の無い人間の代表であるはずがない。むしろ、「勝手に代表してくれるな」と言いたい。にも関わらず、彼等とその取り巻きの人々は、彼等が「日本国民全体の代表」であるかのように振舞っていた。
中学のとき、野球やその他のスポーツクラブの選手が、母校を代表しているのだから他の在校生が自分たちを応援するのは当然という顔をし、周りの人たちも応援しない連中を敵を見るような目で見ていた。
国籍や所属には依らず、スポーツ選手の人間技とは思えないプレイや精神力には感動し応援もするが、勝手に私の代表になって欲しくない。(2002/7/6)
地球規模の視点からの宗教
- 最近、いろいろな地域での宗教が絡んだ争いを見るにつけ、宗教は人類の幸福に役立っているのか?という疑問がわく。昔、情報の伝わり方も人の移動も非常に緩慢で量的にも少なかった時代にできた宗教という思考・信念の形態は、そのような時代において、他の集団との接触が少ない状態では、その集団に属する個々人の幸福には役立ったかもしれない。しかし現代のような何もかもが地球規模で瞬時に動く時代には、宗教はむしろ害の方が多いようにも思える。
宗教の特性の一つはものごとの「善悪」あるいは「正邪」を言うことである。これが問題である。(科学でも「正しい/正しくない」という言い方はするが、科学での「正しい」とは宗教上で言うそれとは異なり単に「現象と合い、論理的に他と整合性がある。」という意味であるので、「科学も正しいかどうかを言うではないか」との反論は的外れである。)。 「善悪」は、価値観に基づく。価値観は価値評価主体の存在が前提であり、評価主体により「善悪」は全く逆になったりする。そんなものが世界共通の規準になりようがないのは明らかだ。もう一つの特性は、多くの宗教が、不可知なものを出発点としていることである。「不可知」であるということは、「検証」を受け付けないということであり、これがそれぞれの宗教間の歩み寄りや理解を阻害し、「自分の信じる宗教だけが正しく他は間違いである。」という思い込みからの脱却を困難にしている。特に、「唯一全能絶対の神」を持つ宗教は教義に現実にそぐわない点があっても、教義自体を疑うことを拒否するので害が多い。
上記、二つの特性が組み合わさることにより、現代において宗教同士が他を否定するという構図を作り上げ、宗教的な争いの原因を作っている。少なくとも大部分の宗教についてはその「使い方の問題」というよりも、地球規模で見た場合に根本的に不都合な部分があると思われる。「宗教」は「人間」が生きやすくなるためるに「人間」が造り出した「考え方」の一つに過ぎない。
地球規模の総体的な幸福を考えるとき、そろそろ、宗教に頼るのは止めた方が良いのではないか。(2002/4/9)
科学は人を苦しめる?
- 昨日、女房が見ているテレビの中で、武田鉄也が科学好きの生徒に「科学も良いが、人間に非常に役に立ったのも科学だが、人間を最も苦しめたものも科学だということを認識しないといけない。」というようなことを言っていた。こういう見当はずれの認識をさも正しいかのように放送するのは困ったものだ。科学は人間が得た力の一つに過ぎない。科学が人間を苦しめたのではない。人間を苦しめたのは人間である。特に、自己の利益あるいは自分の属する狭い集団だけのために動くような一部の政治家や軍の支配者あるいは宗教家、企業家達ではないか。そのような輩が科学という力を振りかざすとき人々にはかり知れない苦しみを与えてきたのではないのか。
一部の政治家が政治権力という力を悪用して数え切れない人々を苦しめてきたからといって、政治権力自体を非難しても始まらない。科学が強力であることを非難するなら、政治権力が人を殺す法律をも作れることを非難することにもなる。力があることとそれをどう行使するかの問題を混同してはいけない。
それともう一つ、非常に重要なことであるにも拘わらずあまり認識されてないことは、科学を何か不自然なもののように考えている人が多いようだが、科学は人間の脳の構造に根ざした、人間にとって極めて自然な、言うならば「非常に(こういう言い方は好きではないが)人間的な」ものなのだ。(2002/3/29)
力学的感覚
- 先日、本学で「ものづくりシンポジウム」というものが開催された。そこで講師の先生がある装置をわざと故障状態にして学生にその故障を見つけさせるということを実際にやらせていた。
こういった場面で問題になるのは、最近の若者の力学的・物理学的感覚である。ものの動きや装置の力学的性質について抽象的には理解していても感覚的に理解していない。こんなことがあった。自動車好きの学生に「車のドライブシャフトはものすごく丈夫だね、よくねじ切れないもんだ。」と言ったら「ねじ切れないように設計してあるんでしょう。」と答えた。そんなことは分かりきったことである。普通の乗用車のドライブシャフトは高々直径4cm程度のものである。これで、直径60cmくらいのタイヤ回すわけで、ギヤをロウに入れてグッとアクセルを踏むと普通の乗用車でもタイヤをスリップさせることができる。このときにどんなすごいねじり応力(せん断力)がドライブシャフトにかかるか思い浮かばなくてはだめである。60cmの円盤に4cmの軸を付けて、子供に円盤を持たせて、自分が軸をねじってみる場合を想像してみればそんな細い軸で円盤を回すのがいかに大変か。まして、タイヤには200kgw以上の荷重が掛かっていて、ゴムと地面の摩擦は相当なものであろう。こういったことが実感として感じられないような技術者は心配である。(2002/3/25)
代理母(代理出産)
- 代理母(ここでは、厳密に言うと「代理出産(妻の卵子と夫の精子の受精卵を別の女性の子宮内に着床させて育ててもらうこと)」を指す)の事実を担当医師が発表して問題になっている。多くの論調は、代理母について批判的である。曰く「女性を道具にしている。」、曰く「生まれてきた子供にどう説明する?」など。さらにはクローンに対する反応と同様の「生命を弄んでいる。」。
代理母が「女性を道具にしている」のは事実である。しかし、それを批判するならば、次のような場合はどうであろうか。仮にある夫婦がいて、夫は子供が欲しいと考えており、妻は欲しくないと考えていたとする。夫が妻に「子供を産んでくれ。」と要求するとしたらこれは「妻を子供を産む道具として考えている」ことにならないのか。「妻」ならばそれが妥当だとすることに疑問は無いのだろうか?子供が欲しいならば「養子」という手もあるはずである。自分の遺伝子を残したいのであれば、クローンと言う手も近い将来可能になるであろう。夫と妻だけの話ではなく、いわゆる「跡取りを生んでくれ。」と言った類の話はゴマンとある。これらは、今回の代理母ほどの非難はされていない。これは片手落ちではないだろうか。
むしろ、「代理母まで頼んで自分の遺伝子を残す」ことに固執する精神構造あるいは社会にこそ、問題があると思う。
現在のところ、「子供を生む。」ということは女性にしかできないことなので、代理母であろうと普通の母であろうと、必然的に「女性は子供を生む道具」という一面をもたざるをえない。これは、いかに美辞麗句を並べても覆い隠すことができない事実なのだ。だから、「女性を道具にしている。」という批判は筋が通っていない。「女性を道具にしている。」と批判する人達は人工子宮ができて女性に頼らずに子供を作れるようになったら、よしとするのだろうか、そうは思えない。
もちろん、人類という種を存続するために、生まれつき「子供を生む」という役目を担わされた性をいかに支援するかという問題は重要であるが。
「生まれた子供にどう説明するか。」と言う問題は、高々、「養子に自分の出生をどう説明するか。」と言う問題と本質的に変らないと思う。これもクローンの場合と同様で、むしろ、「代理母から生まれた人は異常だ。」という偏見やそれに起因する差別の方が問題であろう。「どのような生まれ方であろうと、人間の遺伝子をもって、人間としてのコミュニケーションができる者は人間だ。」ということは平等を謳う社会の基本であろう。
「生命を弄んでいる。」という批判は、全くの見当はずれだと思う。上記の医師はごく真面目に子供が欲しい夫婦のことを考えているので、「弄ぶ」などという概念とは無関係である。
最後に残る問題は、「生みの母」と「遺伝子の母」との関係および心の問題であろう。しかし、この問題は通常の養子の場合よりも深刻ではない。なぜならば、代理母と子の間には遺伝子的なつながりはないという認識が双方にあり、養子の場合のような「生みの母との血のつながり」ほどの関係の強さはないと当事者は感じると予想されるからである。したがって、もし問題が起きたとしても「代理母」を依頼した/引受けた者同士、当初の合意・約束に従うのが当然であろう。ただし、代理母になる/依頼することによる結果がどのような事態を生む可能性があるかについては充分なコンセンサスが必要である。逆に言えば、代理母よりもむしろ、養子をもらう場合や子供を持っている者が再婚する場合などに起こってくる事態に対して、現在、充分なコンセンサスを確立する手順を踏んでいるのか・・・、よく聞く、再婚相手の連れ子の虐待などを考えると疑問が多い。
(もちろん、「代理母」に金が絡んでくると、いろいろな弊害が出てくる可能性はある。しかし、金が絡んで弊害が出るのは「代理母」に限ったことではない。また、医学的な危険性については現段階ではあるかもしれないが、いずれ克服されるであろう。)(2001/5/30)
原子力潜水艦と練習船の衝突(追)
- 13日に「民間人に一部操船をやらせたのではないかとの疑いもある。」と書いたが、疑いが的中したようだ。また、「訓練」ではなかったことも明らかになった。それでも、米軍関係者は「事故原因ではない。」と言いはっているようである。
おまけに、国際問題になるような重大事故の知らせを聞いてもレストハウスで待機するという最低限のこともせずゴルフプレーを続けた上、「何が問題なの?私は職務を全うしましたよ。」と豪語したご人のゴルフ会員券は、他人に費用を払わせて自分名義にしていたものだそうだ。こんな人間が日本の代表なのか・・・。(2001/2/16)
原子力潜水艦と練習船の衝突
- ハワイで起こった原子力潜水艦と練習船の事故の報道が盛んにされている。その中で気になるのは、報道の中心が潜水艦の乗組員が救助活動をしなかったことと、それに対する潜水艦の専門家のコメントと、「注意が足りなかった。」という視点ばかりが多いことだ。
確かにそのことも重要であるが、もっと問題は、なぜ、民間の船舶が多数航行しているあの海域で緊急浮上という危険なことをやったかである。潜水艦長によれば、「緊急浮上訓練」をしたとのことであるが、これは嘘だと思う。聞くところによると、民間人が乗っていたという。通常、民間人を乗せた状況で、「訓練」ということをやるだろうか?多くの軍事評論家も、「デモンストレーションではないか?」といっている。もっと疑えば、民間人に一部操船をやらせたのではないかとの疑いもある。このことは、つい数日前に大分県での米軍の演習で、米軍が、見学にきた日本の民間人に榴弾砲の引き金を引かせて問題になっていることからもあながち根拠の無い疑いとは言えないと思う。
さらに意地悪な見方をすれば、現在、大々的に海面の捜査活動が行われているが、これとて、「最大限の努力をして救助活動をやっているのだ。」というジェスチャーに見える。練習船の船長によれば、船は数分の内に沈没したとのことであり、行方不明者が船内に閉じ込められている可能性は非常に高いはずだ。したがってあれだけ海面を捜査しても漂流者が見つからない以上、かなりの困難が伴うとしても早急に沈没した船を引き上げることに全力を尽くすのが合理的な判断だと思う。そのことを、総理や外務大臣も強く米国に要求するべきだと思うが、知らせを受けても安穏と友人とのゴルフを楽しみ「私がばたばたしてもしょうがないから官邸に駆けつけなかった。」と言い分けをするような総理では期待薄である。(こんな首相が、一方で、国民に愛国心を説くのだから、国民をそうとうナメた話である。)(2001/2/13)
読書
- テレビのある番組で、読書について取り上げていた。その中で、飯島愛が「私は図鑑や辞典が好きで、読み始めると1日中読んでいることがある。」と言ったところ、渡辺正行が図鑑や辞書を読むのは読書とは言えないというような態度をとった。なるほどそうか!と思った。私も子供のころ、理科の図鑑が好きで図鑑を読みふけっていたが、国語の時間に「図鑑や辞書を読むのは読書ではない。」と言われ先生に反感をもったのを思い出した。そう言った種類の読書を読書として認めない風潮も私を国語嫌いにした一因である。
小学校にしても中学校にしても読書というのは、「読んで感動の涙を流すようなもの」という固定観念が先生にあったように思う。しかし、私が図鑑を見ているとき、「ヘーッ、この機械はこんな仕組みになっているのか!」とか「体の中はこんなになっているのか!」といった、「分かること、知ることの感動」を体験していたと思う。国語教育が、その種の読書を読書として認めないものであるらば、国語教育は偏狭な固定観念に毒されているといわざるをえない。(2000/11/26)
人の命は重い?
- NHK教育テレビで「10代に聞く・少年犯罪をどう思いますか?」という番組が放送されていたが、その中で、「なぜ、殺人・自殺はいけないか。」という話題があった。そして、識者達が、「人の命はなによりも重いものだから・・・。」というような理由を根拠に文学的とも言える意見を述べていたが、どうも的外れに思えてしかたがない。「人の命の重さ」などということは一つの価値判断であり、ものごとの価値判断ほど、あやふやで立場によってどうにでもなるものは無い。そんなものを根拠に「殺人・自殺」を否定してみても、ほとんど説得力は無いと思う。
そもそも、「殺人・自殺」をしてはならないのは、それが「死」という生命について決定的に不可逆的な事態を引き起こすからである。この厳然たる事実に根拠を置かなければ、説得力のある説明はできないであろう。
もし、「死」が可逆的な現象ならば、「死」の重大さは無くなるし、縁者の悲しみも無くなるであろう。「死」が重大なのは正にこの「不可逆」という一点にある。それが、殺人・自殺の重大さの根本にある。生きることに何らかの文学的理由付けをしたがる人達から「そんな単純なことか?」とバカにされそうだが、人が生きることそのものに「理由」は無いのだ。では、「なぜ生きるのか?」といえば、「生きるようにできてしまったのが生物だ。」としか言い様が無い。もちろん、ある個人が死ぬことによって、悲しむ人々や困る人々が居るかもしれない。しかし、それも「死が不可逆である」ことの裏返しでしかない。
「殺人・自殺」をしてはならないということの説得・教育は徹底してこの「死の不可逆性」を教え込むことから始めなければ効果が無いと思う。人が、生きているとき、喜び、悲しみ、笑い、そしていろいろなことに興味を持ち、いろいろな行為をし、いろいろな人間との関係をつくり、いろいろなものを創造し、・・・といった生きているときに行なう/行なうであろう、あらゆることが、「殺人・自殺」によって不可逆的に断たれることになる。そのことの認識なくしては説得力のある議論は成り立たない。(2000/11/25)
叙勲
- 秋の叙勲のシーズンがやってきた。今年も、政治家や公務員の男性が主な叙勲の対象になっている。いいかげんにこんなものはやめたらどうかと思う。自民党の亀井議員(あまり好きな人物ではないが)でさえも、「人の人生に順位をつけるようなことは好ましくない。」と言っている。ところが、どこかの電力会社か何かの社長だった人が「安易に止めるのはどうかと思う。順位をつけるのは徒競走などで順位を付けるのと同じで問題ない。」というような発言をしていた。あきれた話しである。この人はスポーツ競技と個人が社会に対して行った貢献とを同じと考えているらしい。ばかげた話である。スポーツ競技は初めからある一つの尺度で順位を付けることを前提にしたものであり、社会に対する貢献は順位を付けるためにやっているのではない。そんなことも分からないのだろうか。
(2000/11/8)
スポーツは不健康かつ不健全
- オリンピックを見ていて感じるのだが、スポーツは健康的かつ健全なように言われているのが不思議である。少なくとも「競技スポーツ」は肉体的にも不健康(怪我や故障だらけ、果ては、薬物使用など)そして精神的にも不健全(勝負に拘るあまり、姑息な手段や不自然なルール変更など)に見える。もちろん、選手の人間技とは思えない技術などに驚きはするが、ハイテクを駆使した水着やランニングシューズなど、そんなもので記録が上がったとして、(科学的な意味を除いては)少なくとも「記録」という意味では、意味が無いように思う。
おまけに、「国を代表し国を背負った選手」は重圧に歪んだ顔をしていて健康や健全とは程遠い。応援する方も変である。選手の美技や超絶した技巧に驚き賞賛するという楽しみだけでは満足しない。勝つことに拘りすぎ、負けると悪いことをしたかのように責める。スポーツをもっと選手個人の手に返すべきだ。この意味では、高校野球も「監督」という大人がしゃしゃり出てきて、選手をロボットのごとく支配する。「高校野球」を生徒だけの工夫と協調によってのみやるようにしたら良いと思うが、「そんなことをしたら勝てない」と言う。ここにも「勝つことにしか価値を見出せない」不健全な精神が見え隠れする。こんなことをやっているから、稚拙でも良いから、自分達なりの創意・工夫で少しでもチームの力を向上できたという喜びを感知する能力を圧殺しまい、「偉い人の言うことを聞いていれば良い。」という精神構造を作ってしまうのではなかろうか。(2000/10/1)
「マニュアル」と受験勉強
- 雪印乳業のいろいろな問題点が話題になっている。昨日も、同社のある工場で停電があり、その間放置された牛乳に黄色ブドウ球菌が発生したものをそのまま製品にしてしまい、毒素が残ってしまった件について報道していた。
ある新聞には、そうした(停電などが起きた)ときのマニュアルが無かったことを非常に大きい問題として取り上げていた。しかし、これは違うのではないか。確かに、いろいろな事態に対処するマニュアルは必要である。しかし、事故というものは往々にしてマニュアルが無いところで起きる。あらゆる場合を想定したマニュアルなど作れない。重要なことは不測の事態に陥ったときに、起きている状況を正しく把握して原理原則に基づき最悪の事態を予測できることである。上記の例でも、牛乳を3時間も細菌の繁殖し易い温度で放置すればどんなことが起き、どうしなければならないかは、ちょっと考えれば解ったはずである。マニュアルに頼りすぎると、こういったマニュアルにない状況に陥った場合に思考停止してしまう。これは、以前にあった核燃料会社の事故の場合にもあてはまる。まず、「核燃料混合装置がどうしてあんな形になっているか」といった原理的なことを理解していれば、ばかげた「裏マニュアル」などできることはなかったであろうし、また、「裏マニュアル」に盲目的に従って事故に至ることもなかったはずである。
これらは、どうも受験勉強が原因のように思われる。小学校の、いや、幼稚園のころから、「問題の解き方=マニュアル」と「それに盲目的に従って解く」ことばかりを教え、根本原理に立ち戻って「なぜか」を考える姿勢を失わせている。これでは、「マニュアルが無ければなにもできない/マニュアルがあれは何でもしてしまう」人間を作ってしまう。(2000/8/25)
「厚い視線」?!
- かなり以前から気になっているが、最近の若い人は「熱い」と「厚い」のイントネーションが同じになっているようだ。つまり、両方とも「あ/つ ̄い」(「あ」と「つ」の間は音程上昇「つ」と「い」の間は音程一定)と発音する。このイントネーションは「厚い」の方であって「熱い」の方は「あ/つ\い」のはずであり、NHKのアクセント辞典にもそのように書いてある。とろこが、当のNHKアナウンサーでさえ、「熱い視線」を「厚い視線」のイントネーションでしゃべるので、聞いていて気持ち悪い。つい「何センチの視線や?」と突っ込みを入れたくなる。
(2000/3/13)
太田大阪府知事の土俵立ち入り
- 太田房江大阪府知事が大相撲の土俵に上がることを相撲協会が「伝統文化」という理由で拒否した。府知事も「今回は」との条件付きではあるがそれを受け入れたようだが、愚かなことだ。これまでに、「文化」の名の下にいかに多くの差別がまかり通ってきたか。このことを考えれば、多少無理をしてでも土俵に上がることを実行して欲しかった。今回の譲歩により、「文化」という理由での差別を少しでも減らすよい機会を逃し、逆に「『文化』なら差別も通る」前例をまた作ってしまった。往々にして差別は文化として我々の前に現れるのだから、「文化だから」などとという言い訳で差別の温床を許してはいけない。
(2000/3/1)
再び臨界超過事故について
- 東海村の核燃料工場での事故については、10月2日以降のニュースを聞くにつけ、あきれかえってしまう。安全性を無視した「ウラマニュアル」などというものがどうして存在し得たのか。また、科学技術庁等の関係者の発言で「原子力発電所以外のところで臨界量に達する可能性については想定していなかった。」などと言っているがどこからそんな結論が出てくるのだろう。核燃料工場においても当然人間はミスをするし、もし、悪意を持った者が、核燃料を勝手に操作したらどんな事になるか等を考えなかったのだろうか。核燃料を重油と同じように考えているのだろうか。既に書いたように、核燃料工場などでは、臨界量を超えさせようとしてもできない仕組みになっていなければならない。そうでない施設を認可した科学技術庁の責任は重い。さらには、しゃにむに原子力発電を押し進めるため、原子力発電所の安全性だけに金を掛け安全性を宣伝してきた政府の責任も重大だ。そのため、付帯する施設の安全性が無視され、こんな事態を招いた。
(1999/10/4)
臨界量超過
- 茨城県東海村の核燃料工場で全く信じられないような事故が起きた。核燃料が臨界量に達して制御不能の連鎖反応が起きたのだ。幸い、液体だったのでネガティブフィードバックが掛かって大爆発には至らなかったが、ぞっとする話だ。核燃料を原子炉以外のところで臨界量以上に集積してはならないということは、核燃料を扱う上で基本中の基本、鉄則の中の鉄則のはずだ。だから、そういった工場では、仮に人間がミスを犯しても、あるいは故意に臨界量以上を集積しようとしても、そうならないようにしてあるべきだし、そうなっているものと思っていた。ところが全くそのような仕組みはなかったようである。恐ろしい話だ。核燃料を瞬間的に臨界量以上に集積して連鎖反応を起こし巨大なエネルギーを発生させるのが原子爆弾なのだから。
それと、この事態を報道するマスコミなどが「放射能漏れ事故」と呼んでいるが、止めてもらいたい。事態を矮小化することになってしまう。事態は「放射能漏れ」といったなまやさしい言葉でよばれるようなことではなく、ミニ核爆発事故とも言えるような、もっと、根本的に深刻な事態なのだ。
科学技術庁長官の「(事故を起こした当事者は)技術者としてのモラルに問題があった」とのコメントはいただけない。むしろ、当事者の根本的な認識の間違いとシステムの設計ミスの問題だろう。認識やシステムの設計ミスの問題をモラルの問題にすりかえてはならない。上に述べたように、「臨界量超過は起こそうとしても起きないシステム」になっていなければならない。(1999/10/1)
クローン
- ドリーというクローン羊以来、クローンについて、いろいろと問題になっている。特に、農水省が、クローン技術による肉類をそれと明示せずに売ることを許している。これは、なぜだろう。なぜ、個々の消費者の選択の自由を奪うのだろう。何を好むかは個人の自由だと思うのだが。情報公開が叫ばれている昨今、なぜこんなことがまかり通るのであろうか?ちゃんと公開して消費者の選択の自由に任せればよいと思うのだが。
上記のようなことを書くと、クローン反対のような印象を持つ人もいるかもしれないが、私自身は、なぜクローン技術がこんなにも忌み嫌われるのかも分からない。妙に怖がる人もいるが、これまで、動物や植物で無数の掛け合わせが行われて、新種の動植物が作られてきた。これには何の疑問も抱かずに、クローンを恐がるのでは、支離滅裂といわざるをえない。掛け合わせの場合、できてくるものはもとになった二つの親とは異なる遺伝子を持つ訳で、これこそどんな危険な生き物ができるか分からない。クローンの場合、既に存在する親の遺伝子をそのまま持った生き物であるから、むしろ得体が知れている訳であり、それをどうして怖がるのであろうか?確かに、まだ、技術的に未熟な面があるが、これはクローンそのものの問題ではない。
人間のクローンにしても、もし技術が確立すればそれほど問題があるとも思えない。避妊をしたり人工受精をしたりするのとどこがそんなに違うというのだろう。ただの、年の違う双子にすぎないのに。もちろん、同じ遺伝子を持った人ばかりになるといろいろと問題が出てくるが、そうでなければなにがそんなに問題なのであろうか?
クローン人間を嫌がる人は「クローン人間は正常な人間でない」と考えているふしがある。ここが根本的に間違っているのではなかろうか。どういった手段で生まれてこようとも人間の遺伝子をもち人間とコミュニケーションができれば人間だ、とは思わないのだろうか?これは、人種差別と同根の問題を含んでいるように思える。そして、農水省のお役人も「クローンは正常でない」と思っていて、「国民には隠しておかなければ」と考えているのだろうか。
(1999/9/22)
「こうかーっ!?」と「でしょ?でしょ?」
- またまたコマーシャルの話題だが、「ごんぶと」のコマーシャルで、最後に岩下志麻が「こうかーっ!?」と叫んでうどんをすするシーンは岩下志麻の爬虫類的な表情がとにかく可笑しい。見るたびに吹き出してしまう。これが可笑しいのは一つには、通常、麺類をすするときにはうつむいてすするのだが、このコマーシャルでは真正面を向いている。これが普段みることができない状態なので非常に奇妙に見える。
話は変わるが、化粧品のコマーシャルで「でしょ?でしょ?」と言っている「近づいても奇麗!」なお嬢さんが最後に目を開けるときに一瞬右の瞼が開くのが遅れる。気になりだすとそればかりに意識が行ってしまう。(1999/9/20)
奇跡は人間の都合
- 先日、増水で川の中州でキャンプをしていた人が流された。そのとき、ある赤ちゃんを川の近くの住人が命懸けで助けることができたことが報道された。この報道で、記者かアナウンサーかがしきりに「奇跡がおこり」を連発していた。例えば宗教的な話で「奇跡」がよく出てくる。非常に都合よく希なことが起こったらさも神秘的なことが起きたように「奇跡」と言い立てる。しかし、これは単に「自分に都合がよい」と言っているに過ぎない。事象に対する非常に身勝手な人間の解釈でしかない。不都合なことが起こったら神秘的とは思わないのか、「奇跡」とは言わない・・・それが「奇跡」と呼ばれる事象と同程度に希と考えられることであっても。
実は世の中に起きるどんな事象も同程度に希で奇跡的なものだということに気が付いていないのではないか。(1999/8/18)
野球放送
- 高校野球のシーズンやプロ野球のシーズンは野球に興味の無い人間にとって不愉快な季節である。大分のような地方都市では、例えばAM放送はNHK1,2+民放1の3波しかない。これでNHK1と民放の両方が野球放送をしている。NHKはそんなに野球ファンに媚びる必要があるのだろうか?それだけならまだしも試合が長引いたからといって勝手に放送時間を延長する。TV放送でも、野球放送が勝手に延長されてVTRの設定時刻が合わなくなって尻切れとんぼの録画ができてしまう。これは、視聴者の権利侵害ではなかろうか。民放でも、妥当性を欠くやり方と思うし、NHKには「受信料を返せ」と言いたくなる。
(1999/8/18)
原子力発電のCM
- これもTVCMの話だが、「原子力発電の全電力に占める割合が40%あるから、(そのおかげで電力が安定供給されて文化的な生活を享受しているのだから)原子力発電に反対するのは不合理だ。絶対安全と言えないから、原子力発電に係わっている人々は真剣にその安全に取り組んでいる。(彼らも、我々と同じ血のかよった人間なのだ)」(丸括弧内は藤田の、勘繰りかもしれない)といった内容のものがある。これはちょっとおかしいのではないか。現在そうだからそれを認めろというならば物事の改善ということはありえない。そもそも、原子力発電がこれだけ増加したのは政府の方針があったからで、国民の大部分がそれを望んだかどうか怪しい。(政府が原子力発電を推進した目的は、資源の少ない日本に合うというより、原子爆弾を製造する技術と施設を温存したいということがあったのではないか)そして、その方針が、むしろ、他の様々なクリーンエネルギーの開発を遅らせる原因になったのではないか。
「原子力発電に係わっている人々(特に現場の人々)が真剣にその安全に取り組んでいる」ことは事実であろう。しかし、それだから安全、とは言えないことは、先日の1次冷却水漏水事故やそれ以前に起きた事故からも明らかである。
上記のCMは、原子力発電所の安全性の証明の問題を、そこで働く人々の人間性の問題ですりかえようとしているように見え、詭弁臭い感じがしてしかたがない。(1999/7/18)
CM
- 最近のテレビCMについて、天野祐吉氏はトライという家庭教師派遣会社のCMを巧いCMとしてあげていた。私も、このCMは印象に残っている。しかし、これが、家庭教師派遣会社のCMとして適切かどうかについてはよく分からない。むしろ、超ショートドラマとしてのできの良さに印象がある。特に母親と娘の配役が良いのと、母親に「(ガールフレンドは)いないと思う」と答えてその理由を聞かれたときの少女の「だって子供だもん!」という返事の演技は、母親に対して見せるちょっと生意気な少女の態度の感じが出て出色ものだし、その後の、うわさの家庭教師の到着に対する子供じみたはしゃぎ方のギャップも面白い。
最近のCMで面白いのは、トヨタの「可愛いフリしてあのこ・・・」の市原悦子出演のものと、もう一つ、新車でガールフレンドとドライブの青年が、ガールフレンドが「恋しちゃうカモー」と言ったとたんに「ガーリ・ガーリ」とこすって「ママに買ってもらったのにー」とマザコンの馬脚を現して、「やっぱ、だめカモー!」と言われてしまうもの。前者は市原悦子ともう一人(若い女性)の表情が面白いし、後者は、ちょっと皮肉が利いていてこっけいである。この「やっぱ、だめカモー」は、ちょっとした我が家の流行語になってしまい、先日、上の息子が帰省して久しぶりに家族麻雀をした折り、「(いい牌が)入るカモー」とか「やっぱ、だめカモー」などと言い合いながらやってしまった。(1999/3/23)
ホッとするとは
- 出張のついでに息子の受験の合格発表を見に行った。大学の合格発表を見に行くのは、私自身の入試以来である。長男の時は郵送を待った。私自身の時を思い出すと、都会に出たことのない私には発表会場に行くまでの道がなかなか分かり難く(入試は発表会場と別の場所だった)、「やれやれやっと着いた」という気持ちが強くて、かなり平静な気持ちで見ることができたように思うが、自分の受験番号を探している時は息を止めていたような気がする。今回は、自分自身の時よりストレスが強かった。客観的データからは合格の可能性の方がずっと高かったのであるが、それだけに、「これでもし落ちたら息子はどんなに落胆するだろう、立ち直らせるのは非常に難しいのでは・・・」ということでかなりのストレスになった。そして、やはり番号を探す時は息を止めていたように思う。幸い、息子の番号と氏名を見つけることができてホッとしたのだが・・・。人間、緊張して何かをするときには息を止めることが多いので、その緊張が解けると自然と「ホッ」と息をする。「ホッとする」とはこのことなのだと悟った。もう、あんな気持ちは経験したくないものだ。
(1999/3/15)
理由の呪縛
- 宮部みゆきの「理由」という推理小説が直木賞を取ったが、まだ、読んでいない。「理由」という言葉で思うのは、人は何と「理由」を知りたがる生き物であるか!ということである。何か(特に不都合なことが)起きるととにかく「理由」を知って納得したがる。もちろん、この性癖が、人間をこれほどまでに発展させた要因ではあるのだが。あるがままの事態をとりあえず受け入れるということができず、とにかく「なぜ?」を問う。しかも、性急に答えを要求する。「なぜ?」と考えることは、人間の発展にとって非常に有用であることは確かであるが、その答えを性急に得ようとするのは問題が多い。これが高じると、理由が解らないときに強引にそれをでっち上げる。全能/万能の神様を持つ宗教などはこの例だろう。その時点で理由が解らないことが起きると神様のせいにして納得する。この意味で、この種の宗教の役割は、「簡単に理由が分からないことの理由を探し続けて苦しむのを円満に終了させ、より生産的な方向に向かわせる」ということにある。しかし、今解からないことに安易な解決を付けず将来解決するべき問題として保持しつづけるということが無ければ進歩・発展は望めない。
(1999/2/26)
眼から鱗(ローレンンツ力の仕事)
- やや自慢めいた話であるが、数日前、高校生の息子が、「ローレンツ力の磁界は仕事をせんよなあ?」と言い出した。ローレンツ力とは磁界中を運動する荷電粒子が受ける力のことである。例えば磁界中を電子が走ると軌道が曲がることは、テレビのブラウン管の偏向コイルなどで利用されている。私は、そんなことを頭に浮かべ、電子の軌道が曲がるということは電子に何らかの仕事をしてるので、磁界は仕事をしていると答えたが、息子は「磁界が荷電粒子に及ぼす力は、荷電粒子の運動方向に直角だから、仕事をしていないはず」と反論する。考えてみれば確かにそうなのである。たいていの場合、物体が力を受けながら動くと仕事をされたことになるが、その先入観で判断してしまっていた。(実は、息子の学校の物理の先生もそのようである)
これは実に虚を衝かれた感じである。というのは、私自身は30年以上も昔ではあるが、工学部の電気工学科出身で、学生時代マクセルの電磁界の微分方程式を何度も解き、ローレンツの法則も知っていたはずで、電磁気学については高校生などより遥かに良く解っている積もりであった。ところが、ローレンツ力についてエネルギー的に考えた記憶が無いのである。上記の事実は考えてみれば全く当たり前のことで(下の解説参照)あるが、「眼から鱗が落ちたような」を実感した。つまり、ローレンツ力とは、摩擦の無い束縛なのである。
[解説] ローレンツ力をF、粒子の電荷をq、速度をv、磁界の磁束密度をBとし、ベクトルの内積を「・」、外積を「×」で表すと、
F=(qv×B)/ζ
の形になる。つまり、力は速度にも磁界にも直交する。仕事は速度と力の内積
v・F
=v・(qv×B)/ζ
=0(この場合直交するので0になる)
を時間で積分したものであるので、積分結果も0となる訳である。
[荒唐無稽な想像] もし2次元の世界があったらローレンツ力はどうなるのだろう?速度にも磁界にも直交する第3の方向は存在しないのだから。点電荷による電界は、(1/r)に比例することになるのだろうか?すると、点電荷から有限の距離のポテンシャルエネルギーは無限大になりそうである。
(1999/2/17)
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