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政治家

片山安孝

 元兵庫県副知事のこの人物の100条委員会での発言では、「今、私人なので発言を控える。」「知事がパワハラでないと言い、100%の証拠が無かったのでパワハラとは言えないと考え公益通報に当たらないと考えた。」などと言っている。早々と副知事を辞めたのはこのためだったようで、誠に狡猾。責任逃れが見えみえだし、「100%」の証拠がなかったので公益通報とみなさなかったというのは、公益通報者保護法に悖るのだが、この人物は公益通報の窓口の長をしていたので、そんなことも理解せずに担当していたとは考えられない。嘘と誤魔化しの見え透いた自己保身の言動だ。
(2024/09/06)

斎藤修辞法

 兵庫県の斎藤知事が公益通報者保護法違反、パワーハラスメント、信金融資のキックバックなどの疑いがかけられているが、斎藤は色々な質問に「仮定の話には回答できない。」を繰り返している。一方で、「(自分に非は無いが)不快な思いをさせていたのなら、申し訳ない。」などと、自分に都合の良い場合は仮定の話に捻じ曲げて誤魔化しの結論を主張している。
 こんな矛盾した主張をして大きな顔をして自分の非を認めない、本当にクズだ。これも、安倍晋三やその取り巻きがやってきた言動そのものだ。
 また、「私の認識では・・・。」という言い方を何度も繰り返しているが、その認識が他の大多数の人と異なっている事実は、この人物の事実認識が異常だということになるので、こんな認識の人物に行政を任せるのは非常に危険だ。早急に行政から排除するべきだ。
(2024/09/05)

廣津留すみれ

 普通科の県立高校からハーバード大学に進学し学士卒業、そしてジュリアード音楽院修士課程修了という、正に才媛と言うにふさわしい人物だ。ヴァイオリニストであり、かつ、米国で音楽コンサルティング会社を立ち上げ、また、日本国内でも様々な社会事業や大学の講師などを務めるなど正に八面六臂の活動をしている。ただ、ヴァイオリンに関しては筆者の印象ではあまり華々しい活動をしているようには感じていなかったのだが・・・。
 「題名のない音楽会」というTV番組の番組60周年記念の放映で「バッハ・コレギウム・ジャパン」という国際的に有名な古楽アンサンブルの演奏を視聴していたら、ご当人に非常に似たヴァイオリニストが第1Vnの中に居た。後で、オーケストラメンバーの字幕が流されたのを見たら、ご当人の名前があった。この楽団員として活動しているのならば、これは国際的に評価されているということだ。地味ではあるものの、やはり、ヴァイオリニストとしての実力もそうとう高いようだ。
 この人物については、その努力の方法が非常に合理的であり、効率的で、それが今の活躍につながっていると考えられるが、それを作り上げたのはこの人物の母親の教育方法が秀逸だったためのようだ。この母親は英語塾を経営しているらしいが、その教育方針、技術は普通の「教育ママ」と言われる人達とは一線を画すもので、「勉強を遊ぶ」と言っても良いような導きをし、むしろ逆に勉強時間を制限して、勉強したいという気持ちを生ませていたりする。天才的な教育者だ。
(2024/08/31)

燃料デブリ取出し失敗

 福島第一原子力発電所のメルトダウンした原子炉から燃料デブリを取出す試みが3度目の失敗をした。この作業は当初の予定から3年遅れている。原子力発電は一旦事故が起きた時の対処が火力や水力、地熱、風力、太陽光などより決定的に困難だ。
 事故後、10年以上も経過した今でも燃料デブリの本の一部も取出すことができていないのでは、廃炉作業は何時終わるのか分からない。こんなものを、世界でもトップクラスに地震が多いこの日本に、まだ増設しようとしている現政府。気違い沙汰だ
(2024/08/23)

検事の犯罪

 大阪高裁がある冤罪事件の検事の取り調べについて、特別公務員暴行陵辱罪に当たるとした。
 これについて、ある検事が「捜査の見立てと客観証拠が矛盾したら、取調べで追求するのはあるべきこと」と言ったとのこと。これはどういうことだろう。合理的に考えたら、「捜査の見立てと客観証拠が矛盾した」ら、捜査の見立てを見直すのが普通ではないのか。検察官は上記のような奇妙な思考で動いているのか。これでは、正しい判断は無理だろう。こうやって無罪の人を有罪にしてしまったのだろう。これまでの多くの冤罪がこのような思考のもとで生じたのだ
(2024/08/19)

パリオリンピック

 パリオリンピックが開催されていて、どのテレビ局も多くの時間を割いてオリンピック放送をしている。そのため、災害、政治、事故、事件の話題は隅に追いやられてしまっている。筆者はオリンピックに興味が無いし、むしろ異常に国家主義的な方向に向いていて選手たちも日本を代表して競技している気になっているのが気持ち悪い。「お前らに私の代表になって欲しいと思ったことは一度も無い!」と叫びたい気持ちだ。
 現在の状況を「スポーツウォッシング」と見る人もかなり居り、筆者もそう感じる。現政府にとっては正にスポーツウォッシングになっていて、政治から国民の目をそらす、形を変えた報道管制の状態だ。オリンピックは最早金儲けだけでなく、民主主義をなし崩しにする怪物になっている。
(2024/08/11)

広瀬めぐみ

 この人物は「エッフェル姉さん」として話題になった3人の中の一人で、「赤ベンツ不倫」でも有名になったのだが、自分自身弁護士という法律の専門家で最も遵法精神を高く持つべき職業であるにも関わらず、勤務実態の無いの公設秘書を雇ったことにして公金を詐欺・横領していた疑いで地検特捜部の家宅捜索を受けた。
 結局この人物も「権力者の我々には法の網も掛からない。」という思考のアベノウイルス重症感染者だった
(2024/07/31)

 広瀬めぐみが議員辞職した。当然だろう。一般人なら詐欺容疑で即逮捕の状況なのだが、未だに逮捕されないのが不思議だ。
(2024/08/18)

 広瀬めぐみが詐欺容疑で在宅起訴された。当然だろう。公金をたまし取ったのだから。
(2024/08/30)

敦賀第2原子力発電所再稼働不許可

 敦賀第2原子力発電所の再稼働が却下された。活断層が無いという根拠が十分でないというのが理由だ。これは当然のことだ。電力業界はこれまで、活断層については十分な根拠も無く「無い」として幾つも原子力発電所を作ってきたが、日本は活断層だらけで未知の活断層も多数あると言われている。地震が起きて初めて活断層が発見されることもある。更にプレート境界上にある以上、今までに無かったところに新たに断層ができる可能性は当然ある。従って、活断層が無いことを原発立地の判断の根拠とするのは原理的に無理があるそもそも、日本は原発に向かない国なのだ。
(2024/07/28)

24時間テレビにおける100kmマラソン

 24時間TVという番組があるが、その中で100kmもの距離を炎天下タレントに走らせるらしい。大丈夫なのか。政府はこの猛暑の中、室外での作業を控えるように警告している。放送局やスポンサーはこれで死亡事故などが起きたらどうするのだろう。そして、この無謀なマラソンを見て感動するという人々が結構いるらしい。死人が出たら「死ぬまで頑張った、素晴らしい!」と感動するのだろうか。何か、古代ローマの剣闘士でも見るような感覚なのか。頑張るのが嫌いで他人が頑張っているのを見ても疲れる筆者の理解の外だ
(2024/07/24)

政府備蓄コロナ治療薬

 政府が購入したコロナ治療薬の80%が使われないままになっているとのこと。しかし、世間ではコロナ感染の11波が来ているのだが、コロナが5類になって、ワクチンも薬も公費負担でなくなったので、治療薬は、15000円〜30000円にもなり、多くの人は治療薬を使えない状態だ。この状況で、政府は余っている治療薬を何らかの形で放出するべきだと考えるが、「既に市場で売られている薬なので、市場が混乱するのでできない。」などと寝言を言っている。業界から多額の献金をもらっているので業界の顔色が怖いらしい。
 ここは、なんとか工夫をして国民のために治療薬を安く使えるようにするのが政府の仕事と思うが、国民を守る気などまるで無い現政権には期待するのも無駄のようだ。
(2024/07/24)

安野貴博

 この人物については全く知らなかったが、今日の「羽鳥真一モーニングショー」で初めて知った。AIエンジニアでSF作家でもあるそうだが、今回の東京都知事選挙に立候補して全く無名だったにも関わらず、第5位の得票だった。
 モーニングショーでの発言を聴く限り、かなり有望な人物だ。少なくとも今後の政治家は理系でなければちゃんとした判断や未来像を描けないという意味では良い条件を備えている。特に、AIに詳しいというのはこれからAI時代になる(もうかなり)時に政治を担うには非常に強力な武器になる。少なくとも、今の情報からは期待大だ。
(2024/07/24)

堀井学

 堀井学衆議院議員が公職選挙法違反の疑いで東京地検に家宅捜索された。堀井は冬季オリンピックメダリストだが、自民党公認候補になって国会議員になり、第3次安倍政権では外務大臣政務次官など、安倍に重用された。
 堀井も他のスポーツ選手上がりの政治家と同様に、民主主義とは逆方向の指向性を持っていたのだろう。安倍と歩調を合わせて安倍のやり方に染まって平気で犯罪を犯すに至った。正に「安倍のやり方をんだ」のだ。
 本人は、自分のやっている秘書等による香典配りが公職選挙法に違反することをわかっていて秘書が香典配りを止めるように進言したにも関わらず、アベノウイルスに侵されていて、違法行為もまかり通ると思つていたようだ。
 ただ、この事案については、自民党内の争いも絡んでいて、背後に麻生太郎の安倍派潰しが関係しているという観測もある。同じような位置にある橋本聖子は北海道警察が捜査しているらしいが、東京地検は動いていない。これは、橋本の後ろには森喜朗が付いていて東京地検も手を出しにくいということらしい。
(2024/07/19)

現実世界と鏡の世界

 鏡の中では左右が逆になると言われたり、そのように感じたりするが、上下はそうならないのは何故か、という疑問は有名な疑問だ。これについて、吉永みち子の「覆面と仮面と匿名」というエッセイの中に「自分はどんな仮面をつけて、どんな違う自分になってみたいのだろうか。と友人に話したら『自分の顔も知らないのによく言うよ。』と笑われ思わずムッとした。」という下りを読んで「鏡の中の世界」に思い至った途端に、ハッと気が付いた。
 鏡の中の世界では左右は反転する感じであるのに上下は反転しない感じがするのは、人間がほぼ左右対象の形をしているからというのが大きな要因になっているのではないか。
 もう一つの要因の、人間が平面的な大地とそれに対して垂直な重力という束縛の中では上下軸の周りの回転は容易だが、それに垂直な軸周りの回転は困難なことも重要だ。
 しかし、人間がもし左右非対称な形をしていたら、垂直軸の周りに回転したら全く異なる形になるので、右が左になる(左が右になる)という感じには成りようが無い。左右対称に近いので、つい現実世界で垂直軸周りに180度回転した像と重ねて見たくなるのだ。
 そもそも、現実世界と鏡の中の世界は別の世界であって、垂直軸周りに180度回転して重ね合わせるなどと考えることがそもそも錯覚からの行為なのだ。鏡の中は右手は右に映り左手は左に映り頭は上側に映り足は下側に映っているだけなのだ。
(2024/07/17)

斎藤元彦

 この兵庫県知事はパワハラ疑惑を内部告発した県民局長を、ちゃんと調査もセずに「嘘八百、公務員として失格。」などと主張し、公益通報者保護法を無視して、勝手に処分した。結果としてこの県民局長は自殺してしまった。本来ならちゃんと第三者機関を設置して調査した結果で判断するべき事案だ。事実、「嘘八百」と主張した斎藤の嘘が次々に判明してきた。
 森友問題での赤木氏の事案や鹿児島県警の事案と同様、日本の、特に公的機関における内部通報者の保護について全くできていない人権後進国の極みだ
(2024/07/11)

 既に、四面楚歌の状況で副知事も辞職したが、本人は「仕事をまっとうするのが責任をとること。」のような発言をして知事の椅子にかじりついている。よほど権力と金の旨味を手放したく無いのだろう。
 この知事と一緒になって県民局長を糾弾し、不正にパソコンを押収して入手した個人情報で脅迫した知事周辺の幹部と維新議員団も大きな責任がある。これらはもはや法治国家の体をなしていない。これらの連中も100条委員会に掛けることが必要だ
 更に、県は100条委員会に出頭する県職員に対して、証言予定内容をすべて上司に報告して許可をえるように通達した明らかに証言妨害だ。
(2024/07/17)

 上記の「嘘八百」発言は「嘘を書いたことを本人も認めている。」と3回も記者会見で主張したのが映像に取られていて、記者に「嘘を書いたと本人が認めたという発言は根拠が有るのか。」と問われて「文書を作ったことは本人が認めている。」などと的外れの誤魔化しを繰り返すばかりだ。「権力を持てば何をしても良い。」というアベノウイルスの感染者がここにも居た
(2024/07/24)

 斎藤知事体制において、プロ野球の阪神・オリックスの優勝パレードを実施するために、公金を使って金融機関に補助金を交付してそれを還流させてパレード費用に当てるという違法行為を指示された総務課長が精神を患って自殺した。更に、この課長の遺児への奨学金提供の事業を止めるという非道をしていたばかりでなく、この課長の死亡を3ヶ月以上も隠してした。この犯罪に対して、警察・検察は何をしているのか
(2024/08/03)

 この知事は、100条委員会の調査結果が出る前に公益通報者と見られる局長を処分した。これは明らかに公益通報者保護法に違反する。これについては、部下から調査結果が出るまで待った方が良いとの進言があったにも関わらずそれを無視して処分を強行した。これは独裁者のやり口そのものだ。この人物は民主主義を標榜する国の行政からは排除されるべき人物だ。件の局長に対して「公務員失格だ。」などと言っていた知事自身は人間失格だ。
(2024/08/27)

 この知事は副知事に向かって付箋を投げたそうだが、その付箋は5cm角のもので、厚さ1cm未満ではあったが1枚では無かったとのこと。本人は1枚を折り曲げてと言っている。確かに1枚でも折り曲げて投げればある程度は飛ぶと考えられるが、証言者は100条委員会での証言で厚みがあると証言しているので、証言者の損得の観点から束のまま投げたという証言は信憑性が高い。
 そういった行為が日常的だったらしく、100条委員会のアンケートでも多数40%近くの証言が得られている。
 この男の感覚の異常性は多々見られるが、知事という地位を独裁国家の元首と思っているふしがある。例えば、喫茶店の閉店時刻になっても居座るので店主が退店を迫ると「私は県知事だ。」と名乗ったとのこと。知事であることと店の閉店時間は何の関係も無いのだが、そこで「私は知事だ。」と名乗ることは「知事は何をしても良い。」と思い込んでいることの査証だ。
(2024/08/31)

災害対策省

 世界中で気候変動の影響で災害が増えている印象がある。また、交通網の発達により、パンデミックも起きやすくなっている。日本もその例に洩れず、豪雨や台風の被害やパンデミックが多い。日本はそれだけでなく、世界有数の地震国だ。
 これだけ、災害が多い日本だが、その対策は誠にお粗末だ。例えば、避難所の設備や緊急医療施設など文明国とはおよそ考えられないほどだ。にも関わらず、政府は外国と戦争することしか頭に無く、防衛費ばかり増やしている。
 日本の場合、国民を守るのは「防衛省」よりも「災害対策省」の方が絶対的に有効だし必要だ。「防衛省」は以前の「防衛庁」に格下げして予算も減らし、「災害対策省」を設け予算をつぎ込むことが国民を守る最善の策だ。今の政府は戦争をしたがるバカ供の集まりだ。
(2024/07/09)

熊の出没

 市街地での熊の出没が増えている。それに比例して熊による人身の危害も増えている。
 人間に危害を与えるような状況は非常に拙いので、猟友会に依頼して駆除する自治体もあるが、そもそも猟友会員が減少している上に支払う謝礼も微々たるものなので、引き受ける猟友会員が居なくなっている。
 ここでも、政府の無策が目立つ。自衛隊は何をしているのか。自衛隊は国民を守るために居るのではないのか。自衛隊は銃器を扱うプロなのだから自衛隊の出動を要請すれば良い。そのように法律を変えることは簡単なはずだ。しかし、その動きは全く無い。完全に宝の持ち腐れ状態だ。もともと、今の政府は国民を守る気は無いのだから不思議ではないのだが。
(2024/06/25)

宗教の狂気

 イスラム教の聖地メッカへの巡礼で暑さのため死者が1000人を越えた。死んだ人たちは幸せを手に入れるためだったはずだが、全く逆の結果になった。こんな暑い時期に大挙して暑い所目指して大移動するのは正気の沙汰とは思えない。
 宗教は人の命を粗末にする傾向にある。歴史を見ても宗教のために命を粗末にした例は無数にある宗教は人を合理的な思考から遠ざけ、狂気に駆り立てる危険な思考様態だ。更に、中東のイスラム教、アメリカのキリスト教、ロシアのロシア正教、イスラエルのユダヤ教などにかぶれた愚かな権力者・主導者が支配する国では、地球規模の視点の政治ができず、自国のそれも自分が信じる宗教の信者だけのことしか考えないので、地球全体が温暖化や核兵器拡散などで危うい状態になっていることに思考が及ばず、人類滅亡の危機をもたらしている
(2024/06/22)

 リチャード・ドーキンスが「神は妄想である―宗教との決別」という著書を発表した。その中で「宗教はその教えを無批判に受け入れることを求めている」と述べているとのことだ。これは、全く同感であり、以前に同様のことを筆者も書いた
(2024/06/27)

 今、ガザ地区ではイスラエルのホロコーストに近い殺戮が行われているが、イスラエルはイラン国内でハマス幹部を殺害して、イランが参戦する可能性を高めている。ガザ地区はイスラム圏とキリスト圏の戦争の舞台になっていて、ここから更に多くの両圏の国の争いに発展しかねない状況だ。どちらの宗教もろくでもない教えであることに早く気が付かないと益々状況悪化になる。
(2024/08/05)

中川幹太

 上越市の中川幹太市長が「工場で働いているのは高校卒業レベルの人で、頭のいい人だけが来るわけではない」と発言して問題になっている。この市長はバカなのか。つい最近、静岡県知事の川勝平太が「野菜売ったり牛の世話やモノ作りと違ってみなさんは頭脳・知性の高い方」と発言して辞職したばかりなのだ。
 おまけに、言い訳の中で、「(高卒の人たちを)卑下する内容ではない。」などと言っていた。「卑下する」とは「おのれを低くし、卑しめること。」であって、他人を蔑む場合には使わない。この程度のことは高校で学習するはずなのだが、この男の知識レベルは高卒未満なのではないか。「天に向かってつばきする」とはこのことだ。
(2024/06/20)

鹿児島県警の犯罪

 鹿児島県警野川明輝本部長が警察職員の犯罪を隠蔽した。部下の警視正が捜査を進めようとしたのだが、野川は着手しなかった。更に、悪質なのは、この本部長は警察に都合の悪い捜査資料の廃棄を促す文書を配布していた。そして、内部告発(公益通報)をした元警視正を逮捕させた。
 これについて、露木警察庁長官は「模範となるべき者の逮捕は極めて遺憾。」などとし、「内部告発」を「情報漏洩」として扱う姿勢だ。露木は自民党の木原元幹事長の妻の事件でも、木原による再捜査妨害について「捜査に問題は無かった。事件性は無い。」との趣旨の発言をして木原と岸田首相を養護し、真犯人の追求を妨害した今の警察の上層部はトップから腐りきっている。これらの輩はアベノウイルスを撒き散らすので、政治テロリストに等しい
(2024/06/17)

 野川は「『最後のチャンスをやろう。泳がせよう。』などとは言ってはいない。」と言っているが、状況証拠的には野川の発言は全く信用できない。おそらく、これまでの安倍、岸田、佐川、自民党そして露木などの権力者の嘘や犯罪行為が何のお咎めも無くまかり通ることを見て、自分も「知らぬ、存ぜぬ。」で通ると考えているのだろう。クズの一人だ。
(2024/06/18)

 元警視正の告発状は北海道のジャーナリスト経由でHunter(ここは、鹿児島県警の不祥事について追求する記事を多数載せている)というメディアに渡っていたのだが、鹿児島県警はHunterを不当に強制捜査して、通報者を探り出し、資料を押収どころかデータ消去までやっている。こんな公益通報者保護法に悖る違法行為を鹿児島県検察や鹿児簡易裁判所はなぜ許したのか。鹿児島の警察・検察・裁判所は異常だ極めて悪質な犯罪行為を三位一体となって行ったこの構図は他の冤罪事件の多くの場合に存在する。再審により無罪が確定した、あるいは袴田事件のように再審が確定した事件、更には再審請求がされている日野町事件などに典型的に現れている警察・検察・裁判所のこの暗黒の一体化は、普通の市民が何時なんどきいわれの無い罪に問われ処刑されるか判らない危険性を孕んでおり、恐ろしい
(2024/06/18)

大阪万博小中高生招待アンケート

 2025年大阪・関西万博に小中高生を学校単位で無料招待する大阪府の事業に関して、府は学校にアンケートを取ったのだが、回答の選択肢は「希望する」と「検討中」の2択になっていて、「不参加」や「希望しない」が選べないようになっていたこんなアンケートはどこぞの独裁国家のやるアンケートだ
(2024/06/09)

台湾有事の避難計画

 政府は台湾有事に対する石垣、沖縄などの島嶼地域の避難計画を作っている。12万人を島外に避難させる計画らしいが、内容は絵空事・机上の空論そのものだ。戦時においておよそ実現不可能な計画だ。
そもそも、台湾有事に巻き込まれないようにする以外に無いのだが、愚かな政府はむしろ有事に加担する方向に走っている現政権は国民を死地に追いやる
(2024/06/06)

アルコール12%の菓子

 アルコール12%も含む菓子(ゼリー)が酒税法の適用外として売られている。一応、「20歳以上飲用想定。」とは書いてあるらしいが、「禁止」にはなっていない。税法上はアルコールがあっても「飲料」でないと酒税法が摘要できないようだ。科学的に見れば、馬鹿げた状況だが、単に「飲料」を「食品」に変えるだけなので、こんなことこそ現政権お得意の「閣議決定」でもして法律を変えればよいのだが・・・。
(2024/06/03)

高齢運転者

 筆者は既に後期高齢者だが、どちらかと言うとよく車を運転する。15000km/年くらいだ。特に、事情があって月1回のペースで片道550kmのドライブをする。所要時間は休憩も含めて9時間くらいだ。車を運転する時の姿勢はほぼ下の図の通りだ。
「新潟県警察公式チャンネル」より

 ハンドルを握る位置もほぼこれに近い。ただし、右手の親指をハンドルのスポークの上に掛けて、左手はスポークの下の位置を握ることも多い。また、高速道路を長時間走るときは、両手をハンドルの下の方(左手は8時の位置、右手は4時の位置)にすることが多い。こうすると肩から肘まではほぼシートの両側の出っ張りに接触した垂直に近い形になり肩や腕の負担がほとんど無くなるので、長時間の運転にも肩が凝ったりすることも無い。
 運転していて周りの運転者を見ていると、シートバックが寝過ぎている人をちょいちょい見かける。シートバックを寝かせて手を伸ばしてハンドルの上端を握っている。更には、体をシートとドアの隅に持たれかけていたりする。大型の高級車に乗っている人にそういった運転姿勢の人が多いように感じるのだが・・・。これは安全上良くないとされているが、長距離運転にも向かない姿勢だ。上記のような姿勢では1時間も運転したら、腕、肩、腰、首が疲れて運転が辛くなるのではないか。プロのドライバー、例えばタクシーや運送会社のドライバーの運転姿勢を見るとシートバックは立てている。タクシードライバーなどはシートバックを立てた上にシートをかなり前にしている。これは乗客のスペース確保という目的もあると思うが運転操作性が良くかつ長時間運転しても疲れないシート位置という目的もあると考えられる。
 筆者が走るのはほとんど中国高速道路(E2A)で車の通りが非常に少なく前後に車が見えない状態が続くことも多い。そういった状況なので車線変更する必要もほとんど無く、道路に沿って走る限り上記の状態で手首を少し動かすだけで対応可能な場合がほとんどだ。
 運転速度は以前は100km/hを超える速度で走ったりしていたが、今は年齢を考えて90km/hを越えない速度を維持している。特に、中国道はカーブが多く半径250mなどという急カーブが数カ所あって、そのような所では法定速度の80km/hを維持していればちょうど遠心力と道路のバンク(カント)が釣り合っている感じで自然に走れる。実は、この速度だと筆者の使っている車(Mobilio)のような形状の空気抵抗が大きい車では燃費向上にも寄与する。純粋の1.5Lの自然吸気ガソリンエンジン車なのだが、走行速度を下げてからは18.5km/Lという値が出ることもある。
 問題は長時間流れる路面を見ていると、車線区分の白破線の残像により白線の切れ目が黒く見えてくることだ。この徴候が生じると視覚野が疲れてきたものと考えて、直線道で前後の車が無いことを確認したら時々周りの景色を脇見して疲労した視覚野を休めるようにしている。これは眠気覚ましにもなる。更に、PAに入って10分ほど眼をつぶって視覚野を休める。
 こうした運転をしていると、550km走っても疲れはするがクタクタという感じはしないし、腰も肩も腕も首もほとんど疲れない。目的地についてすぐにPCを開いてディスプレイを見るのも苦にならない。
 最近よく聞く、「ブレーキとアクセルの踏み間違いで事故」という事例だが、ブレーキと思って踏んだペダルがアクセルペダルだったあるいはギアシフトがRの積りだったのがDだったなどで慌ててペダル操作ミスをするということらしい。しかし、間違いに気が付かずに慌てるということは、そもそも、自車の動きを確認せずにペダルを強く踏むという運転の仕方をしているからではないのか。発進や停止近くにあるとき、自車の動きに注意しながらペダル操作は緩やかに行うまた、緩やかに行える速度を保つ、ということを心がけていれば、「慌てる」ということも少なくなると思う。慌てる状況を作らないことだ。そうすれば、「踏み間違い」ということも少なくなるのではないか。右足は踵をフロアに付けて足首の角度によりブレーキとアクセルの踏み変えをするのが良い。踵が浮いていると足の位置の基準が無くなるので踏み間違いを生じやすい。ブレーキサーボが無かった昔はブレーキを強く踏むために踵を浮かせて踏み変える必要があったが今はブレーキサーボが付いているのでその必要が無い。また、アクセルからブレーキに反射的に素早く踏み変える練習をしておくと共に、アクセルやブレーキの操作は常にその操作を意識して行う習慣を身に付けて置くということも重要だと思う。「今、自分が何をしているか」を常に意識できるかということだ。車の運転は漫然と緊張感無くやるものではない。
 最近、高齢運転者の事故を頻繁に聞く。あるいは、道路の逆走も多いようだ。それで、高齢者、例えば70歳以上の人に免許返納を奨めることが推奨されている。確かに、70歳を超えると高齢になるほど事故が多いのは事実だ。しかし、34歳以下も高齢者に負けず劣らず事故が多いのも事実だ。
警視庁「令和5年中の交通事故の発生状況」より

 筆者としてはことさら高齢運転者をあげつらうのもどうかと思うし、交通網がほとんど無い田舎の高齢運転者から免許を取り上げるのは生活基盤を取り上げるのに等しい。
 そもそも、運転的確者であるかは年齢だけでは不明で、実際に運転させて見なければ判らないのではないか。筆者も上記のような頻繁な運転状況で、幸いにもゴールド免許証を維持できているが、自分がちゃんと運転できているかは常に気になっているので、免許更新時にある「高齢者講習」で運転を見てもらえるのはありがたい。ただ、現状の講習では非常に基本的かつ数少ない点についてしか見ておらず、これで「運転適格者」かどうか判断するのは難しいであろうし、この結果が直接免許更新の可否に結びつかないので、不十分である。しかも、高齢者講習は結構高額の受講費を取られる。これも、講習は普段本人が運転している車を持参してそれによって受けるようにした方が費用的にも少なくなる。それと、車種限定の免許証があっても良いのではないか。少なくとも、操作系のタイプにより限定する形にしてはどうか。そうすれば運転操作ミスも減るのではないかと考えられる。今の高齢者講習は運転教習所業界との何らかの癒着や利益共用の匂いがしてならない。筆者としては、公的な予算を組んで、高齢運転者の運転適格性試験を6ヶ月に1回程度受けられる仕組みが作られればありがたい。高齢運転者と言っても、個人差は大きいのでそれが合理的なやり方だろう。政府から、そんな財源は無いという声が聞こえて来そうだが、自動車メーカーから多額の献金を受け取って、政策活動費なる名目で50億もの使途がほとんど判らないお金を政治家個人が受け取っていたり、オリンピックで3兆円も無駄な金を使ったり、IRを作るために千億円以上も投入して、インターネットが普及した現在においては開催効果も全く無い万博を開こうとするような政府に言われたくない話だ。
(2024/05/31)

電気料金値上げ

 電力大手10社の電気料金が40%も値上げされる。政府の補助金が無くなるからだそうだが、実態は大きな黒字なのだ。黒字なのに値上げできるのは「総括原価方式」という奇妙な制度があるからだ。この制度によれば
  総原価=営業費+事業報酬-控除収益=電気料金収入
ということになる。これで問題なのは「営業費」の算定が電力会社の算定を鵜呑みにする形になっているからだ。電力会社は企業努力もせずに、「電気料金収入」が+になるように自由に電気料金を設定できるようになっているのだ。「営業費」には膨大な「原発宣伝費」が含まれている。政府は電力会社からの膨大な献金が欲しいのと原発を維持したいために、いろいろな理由を付けて電力会社を不当に優遇している。もちろん、電力は非常に重要なインフラなので保護する必要はあるが、保護する以上営業内容に厳しい審査が必要だ自民党政権は全くそれができていないどころか電力会社からの「甘い汁」を吸い続けるために電力会社の勝手なやり方にお墨付きを与えている
(2024/05/28)

おかしな日本の裁判制度

 日本の裁判制度はおかしい。客観的、公平な裁判ができるとは思えない前近代的制度だ。なぜなら、警察・検察が持っている証拠を自由に弁護側が検証できないからだ。真実に科学的に迫ろうとするなら、多面的に証拠品を見る必要がある。警察・検察側だけにしか自由な検証ができないようではそれが不可能になる。
 そもそも、証拠資料は税金で収集したものだ。つまり、国民だれでもが自由に見ることができて当然のものだ。しかし、訴訟関係人以外の第三者については正当な理由を明らかにしなければ閲覧を拒まれることがほとんどらしい。しかも、コピーを取るのに一枚何十円も掛かるのもおかしい。自由に見てコピーを取ることができで当然のものだ。これと似たものに、公文書を開示するときに重要な所を真っ黒く塗りつぶしたものを開示するいわゆる「海苔弁」だ。これも、公文書は国民のものであるということが守られていない。
 日本は民主主義国家と言っているが、まだまだ、多数の前近代的な制度が残っている。
(2024/05/26)

マスクの使用率

 新型コロナウイルス感染症が5類に変更されて以来、政府の姿勢も「もう、コロナは心配しなくて良い。マスクもしなくて良い。」というような方向になった。しかし、コロナ感染症が無くなったわけではなく、筆者の周りでも感染の話を時々聞く。
 この問題で気になっているのが、マスクの使用率の地域差だ。テレビなどで報道される通勤風景などでは東京や大阪などの大都会ではほとんどマスクをしている人を見かけない。一方、筆者の住んでいる地方都市ではDIYショップやスーパーなどでは若い人も含めてほとんどの人がマスクをしている。都会などの人口密度が高い地域でこそマスクをする必要があると思うのだが不思議だ。
 どうも、「まだ、マスクをしているなんてダサい。遅れている。」と考えているような感じだ。それと、政府の、コロナ感染症を軽視するように国民を誘導して経済を活性化したいという意図の政策の影響もあるように思う。コロナ禍により政府は大きな政策的汚点を残したので、早く忘れさせたいのだ。
(2024/05/23)

つばさの党

 「つばさの党」という政党のやっている事はめちゃくちゃだ。こんな政党は日本にとって有害だ。この党が政治活動をネット配信記事の参照回数を稼いで金を儲けるためにやっていることはこの党がアップロードしている動画を見ればほぼ明らかだ。
 この党の党首などは選挙活動で他の党の候補者の演説に対して拡声器を使って騒音により妨害したり、選挙カーを追尾して演説妨害をしてその有様をネットにあげたりしている。このため、党首らは警察に逮捕された。これが最も大きな害だ。こんな事があったため、選挙活動に関する法律を変えて、選挙演説に対して妨害に当たらない批判さえ取り締まるような形にしようとする勢力が出てきている。これが最も危険な方向だ。以前に北海道で安倍晋三の演説にプラカードを持って行っただけで警察が拘束した(結局裁判でこれは警察が敗訴したが)ようなことに法律のお墨付きを与えることになる恐れが非常に強い。恐ろしいことだ。
(2024/05/21)

セキューリティークリアランス法

 経済安全保障上、重要な情報にアクセスできる人を、国が信頼性を確認した人に限定する「セキュリティークリアランス」制度の創設に向けた法案が、27日の閣議で決定され、5月10日参議院本会議で成立した。これは、「重要経済安保情報」にアクセスできる人の適正評価をする法律とのことだ。
 「経済安全保証」と聞こえは良いが、実際は国民を監視する運用になりかねないものだ。これまでにも、大分の参院選で野党統一候補の支援団体の敷地に警察がビデオカメラを設置して隠し撮りをしたり安倍晋三の選挙演説にプラカードを持って行った一般市民が拘束されたりして、違法あるいは法律的根拠無しに、政権に異議を唱える市民を監視したり拘束したりしてきた。この法律により権力に都合の悪い市民の個人情報が権力により不当に収集され利用される懸念が強い。
 今回の法律も「重要経済安保情報」なるものの明確な基準について議論することもなく、「閣議決定」という衆議院での議論も無しの独裁的方法で法案提出して参議院通過したのだ。明確な基準無しの法律ほど危険なものは無い。特に、国民を縛るような内容の法律が明確な基準を持たないと権力はどのようにも権力の都合の良い解釈をして、国民を縛る方向に走るのは歴史上の事例から目に見えている。
 安倍政権以降岸田政権まで細かい検討無しに法律を作り「閣議決定」という独裁的手法で成立させるというやり方が常套化して、議会無視という民主主義破壊を進めている。暗黒時代の再来を思わせる状況だ。日本を中国のような国にしたいのか
(2024/05/21)

カシオA158Wという腕時計


 筆者が5,6年前から使っている液晶表示の腕時計だが、水晶がアタリだったのか、ものすごく精度が良い。風呂に入るとき以外は腕に着けているが、温度環境が良いのか1年で1秒程度しか狂わない。確か、1200円くらいだったと思う。長男が3個くらい買って一つをくれたものだ。世の中には数百万円もする時計を持っている人がいるが、少なくとも「時計」という機能に関してはこれで十分だ。
 現在は腕時計も標準電波によって自動補正するものが出回っているがこの時計は通常の生活用途では補正の必要が無い。驚くべき性能でコストパフォーマンスは最高だと思う。この程度の価格のものなら電池が無くなったら買い換えるというのが普通のようだが、ごれは捨てるのはもったいない。以前にもカシオの腕時計の電池を入れ替えたことがあったが、多分、この時計も同じように入れ替えができるはずだ。
(2024/05/07)

武井俊輔

 この衆議院議員(自民党)なのだが、一般道で90km/hを超える速度で走る自分が乗車する車のスピードメータが写っている写真をネットに掲載した結果、道路交通法違反(法定速度超過)に関わっていることを指摘されて謝罪するという馬鹿げた事態となっている。
 しかし、口では謝罪の形をとっているが、「スピードが出ている感覚はあったが、30km/h超過とは思わなかった。」などと筋の通らない言い訳している。どうも、この議員の乗る車では道交法違反どころか、他にも当て逃げ事件も起こしていてその車の所有者が武井議員であるにも関わらず無車検・無保険の状態だった。更にドライブレコーダーには事故後も「行け行け!」という国民の代表としてありえない武井の言動が記録されていて武井も書類送検されたそれでも、なぜか不起訴になっている。検察も当時(2021)まだ自民党の支配下にあったのかもしれない。この議員もアベノウイルスの感染者だ。
(2024/05/05)

吉村洋文

 この人物は弁護士なのだが、大阪府知事をやっている。最初は若くて弁護士なので、論理的に筋の通った事をやるのではないかと思ったが、全くそうでなかった。やること言うことが支離滅裂だ。更に、安倍晋三と手を組んでIR(Integrated Resort: 統合型リゾート)を誘致し更にそのインフラ整備に税金を使うために無意味で来場者が期待できない大阪万博を誘致して金を紙くずのように捨てている。
 この知事の所属政党の「大阪維新の会」の元党主の橋下徹も弁護士だが支離滅裂な言動が多い。吉村ももう弁護士とは言えないめちゃくちゃな言動が目立つ。
 大阪万博は問題だらけでもう死に体の状態なのだが、未だに吉村一派は中止の気配も無く無駄金を使い続けている
(2024/05/05)

長谷川岳

 北海道出身の自民党参議院議員の長谷川岳への対応で道庁職員の異常な出張回数や謝礼が問題になっている。これはHG(Hasegawa Gaku)案件と言われて、道庁内でも有名になっていたとのこと。
 この議員は道庁職員に対して高圧的な態度や脅しに近い振る舞いを続けていたとのこと。権力を傘にきて弱い立場の人々を虐げ支配する連中の典型だ。これも自民党を構成するクズ議員の例にもれない・・・思っていたら、この男は安倍派なのだそうな、さもありなんと感じるのは筆者だけかここにもアベノウイルスの感染者が居た。
(2024/04/09)

台湾の地震

 台湾でM7.7の大地震が起きた。台湾も日本と同じく複雑なプレート境界の上にできた島国であり、地震が日本以上に多い国らしい。この事は今回の地震の報道で初めて知った。
 報道を見ると、被害は能登地震と非常によく似た、ビルの倒壊などの場面が映し出されていて、能登を思い出した。しかし、非常に目立ったのは、避難所の様子だ。台湾の避難所では大きな体育館のような中に個々の家族のためにテントがあり、プライバシーが保たれているばかりでなく、配られる食料もかなりちゃんとしたものであることだ。能登の避難所の様子とは雲泥の差だ。日本の政府は国民には「国を守る気概を持て。」などと言いながら、国民を守る気概はまるで見られない。むしろ、戦争に加担して国民を戦場に放り込む方向だ
 珠洲市などは3ヶ月経った今でも瓦礫の山がそのままだ国や県は珠洲市を復興する気が無いのではないか。そのまま消滅するのを待っているかのように見える
 更に、日本のマスコミも珠洲市などの現況をほとんど報道しなくなった。実態は、まだまだ瓦礫の山のままなのだが、小学校が運動会をしたとか、いかにも復興が進んでいるような、印象操作に近い報道しかしない。国や県の姿勢に阿りマスコミの役割を忘れた報道姿勢が目立つ
(2024/04/02)

大阪万博工事で爆発

 大阪万博工事でガス爆発事故が起きた。地下の埋め立てゴミから発生した可燃性ガスに工事の火花から引火したとのこと。
 この現場は地下から発生するガスを抜くための廃気パイプが多数地上に突き出ているところで、常にガスを地上に放出しているとのこと。こんなところに世界からやってくる人を集めて博覧会などするというのは正気の沙汰ではない。計画した大阪府、大阪市、国は何を考えているのか。
 更に、大阪万博を批判した玉川徹に対して吉村知事が「玉川徹は万博に入れない。」などと言っているそうだ。税金を使って開催するイベントなのだから批判があったらちゃんと説明あるいは反論するのが主催者の義務であり、「批判する者は万博に入れない。」などと言うのは独裁者の言動だ。選挙演説を批判した者を排除した安倍晋三と同類だ。
(2024/04/02)

 この爆発事故について、万博協会は事故後4時間半も経ってから消防に通報したことが判明した。更に、マスコミに発表した写真は事故現場の本の一部であって、実際は広い範囲で床や天井が破壊されていた。しかも、マスコミも万博協会の発表を鵜呑みにしてそのまま報道している。腰抜けマスコミだ。
 万博協会の姿勢はオリンピック実行委員会の姿勢と同じ利権・隠蔽体質だ。協会の重要な役職に就いている人たちは常識はずれ多額の報酬を受け取っているのだが、責任を感じないのか何のコメントもしていない。
(2024/06/14)

標本化定理

 アナログ録音とディジタル録音の論争でアナログマニアが良く口にする話は、帯域制限をされていない波形を標本化してめちゃくちゃな標本値になってしまったのを見て「デジタル信号がめちゃくちゃだ」というものだ。信号に帯域制限をしなければそうなるのは当然だが、そのことを理解していない。
 もう一つは同じ波形でもサンプリングパルスの位相が異なると異なるサンプリング値が得られることを問題視する向きもあるが、サンプリング定理は「帯域制限をされた波形ならばどのサンプリング位相であってもナイキスト間隔よりも細かい間隔でサンプリングすればそのサンプリング値から元の波形を完全に再現できる。つまり、

で、赤と青のサンプリング位相のどちらでも同じ元の波形を再現できるということを言っているので、異なるサンプリング値が得られても問題は無く、上記のような疑問はサンプリング定理を理解していないことによる。
 また、標本化関数(サンプリング関数)が、そのサンプリング点では1で、それ以外のサンプリング周期の点では0になる

という標本化関数の標本化関数たるキーポイントを、結構技術も高くディジタル録音を縦横に使いこなしていても理解していない人もいるようだ。
(2024/04/02)

紅麹中毒

 「紅麹」というものが原因らしい健康被害が生じて、死者が2名、入院者が100人を越えている。これは、紅麹が「機能性標示食品」という範疇に当たり、健康増進などに効果があることを標示できるものであったために、これを好んで摂取する人が多数いたことによる。
 「機能性表示食品」という範疇は「事業者の責任において、科学的根拠に基づき特定の保険の目的が期待できる旨を標示することができる。」というものであり、安全性に関する審査は無い。これは大きな問題だが、なぜ、このような片手落ち制度ができたのだろう。食品に関して「機能性標示食品」などという範疇を設けることは政府が何等かの「お墨付き」を与えているに等しいので、安全性に関する審査は必須なのだが。
 実は、この制度は安倍晋三が首相のときにできたものだ。どうも胡散臭い制度だと思ったが「やはり」という印象を免れないその手の業界から大きな献金でももらった安倍が動いたのではないか
(2024/03/27)

 上記のようなことを書いたが、「一月万冊」で佐藤章氏が同様のことを言っている。この制度はアベノミクスの一環としてできたものだそうだ。やはり、安倍は毒物だった
(2024/03/27)

第九交響曲

 「題名の無い音楽会」という番組で、指揮者の山田和樹がオーケストラの配置をバラバラにして演奏しているのが放映された。筆者は第九をプロオケと30回ほど、セミプロおよびアマオケとのものとを含めると40回は歌ってきたが、その中で特に印象に残っているのは2009年の山田和樹指揮のものだ。この年は同氏がブザンソンの指揮者コンクールで優勝して間もないころで、色々なことを試みていたのかもしれないが、合唱団の配置をパート毎でなく個人々々バラバラに配置するように指定された。
 筆者としては第九も20回近く歌ってきていて、変わったこと、例えばソロ4人、合唱8人の「12人の第九」をやって見たいなどと考えていた頃だったのだが、普段絶対に隣に来ない(筆者はバス)ソプラノが隣に居たりして、重唱をやっているようなスリリングで面白い経験になった。これが、2016年から地元の大学で始まった「オペラ講座」でオペラの重唱を演技付きで歌うということに発展する萌芽だったような気がする。まあ、オペラ講座以前に、オペラに「その他大勢」で出演して、ソロで一声出すとか代表で少しの演技をするというような経験はあったのだが。
(2024/03/23)

下村博文

 この男は安倍政権時代、文部科学大臣をやっていて、統一教会の名称変更を許可した責任者として有名だが、自民党の裏金にも深く関わっていて事情を良く知っている人物でもある。しかし、先日開かれ政治倫理審査会においては終始・知らぬ存ぜぬで誤魔化した。
 この男は森喜朗と仲が悪いので森の責任について言及するかと期待されたが、全く期待はずれに終わった。どうも、森から下村に対して何等かの危ない脅しがあって、下村はそれに怯えて何も語らなかったというきなくさい話も聞こえてくる。
(2024/03/15)

世耕弘成

 この男は政治資金パーティーの裏金の使途については「知らない」を繰り返している一方で、地元有権者に配った高級クッキー代の財源については「還付金からは出していない。」と断言する。完全に矛盾した話だが、この種の明らかなウソを平気で言い募って大きな顔をしているクズが自民党の中枢を構成しているのは、国会で100回以上もウソの答弁をした安倍晋三以来の同党の伝統のようだ。
 それにしても世耕の傲慢で厚顔無恥な態度は人間としてクズの極みだ。こんな男を国会に送り出した有権者にも責任があるアベノウイルスを撒き散らす輩の一人。
(2024/03/15)

ローマ教皇の発言

 ローマ教皇が、ウクライナに対して、ロシアとの戦争の終結に向けて「最も強い者は、状況を見て、国民のことを考え、白旗を揚げる勇気をもって、交渉する者だ」「敗北し、物事がうまくいっていないと分かったら、交渉する勇気をもたなければならない」とコメントして批判を浴びている。
 これは、批判されて当然だろう。言っていることに一理はある。しかし、これを言うなら、まずプーチンに戦争をやめるように強く働きかけるべきなのだが、安全な所に居て絶大な権力を持っていながらそうした行動は見られない。ポーランドのラデク・シコルスキ外相は「教皇はバランスを取るため、プーチン大統領に対してもウクライナから軍を撤退させる勇気をもつよう促すのか。」と問いかけたとのことだが、もっともな問いかけだ。
 色々な発言から見ると、どうもこのローマ教皇はやや偏った思考の持ち主のようだ。宗教は科学と違い、常にその考えの客観的正しさを検証し修正する姿勢が無く、その宗教の中だけでの規範に無批判に従うことしか考えない。結果的に宗教や宗教家家は世界平和に役に立たないし、世界にとって有害な存在になることが多い
(2024/03/12)

自民党和歌山支部パーティー

 自民党和歌山支部の議員その他が集会の懇親会で下着姿(マスコミは下着のような衣装のと言っているが実際はほぼ下着)のダンサーが来て、口移しでチップを渡したり、下着にお札を挟んだりしていたことが発覚した。
 記者のインタビューに答えた藤原崇衆議院議員は「体に触ったか?」と問われて「それは無い。」と答えたが、「もし、触ったとしたら議員辞職するのか?」と問われると「今の時点では言えない。今の認識では触ってない。」と言い出した。触っていることを白状したようなものだ本当に触っていないならば「その場合は辞職する。」ときっぱり言えるはずだ。
 このことが外部に公開されたのは自民党内の権力争いが絡んでいるらしい。
 自民党はゲスの集まりである証拠がまた追加された
(2024/03/11)

 上で「触っていることを白状したようなものだ。」と書いたが、正にその写真が週刊誌に掲載された。ヤッパリ
(2024/03/19)

駒大苫小牧高校野球部員による窃盗

 高校野球では名門と言われているこの高校の野球部員11人が窃盗に関与したとして、3人が捜査の対象となっていた。
 二人がコンピニのレジのアルバイトをして、他の9人がそのコンビニで複数の買い物をしてレジでは1つ分しか入力していなかった。つまりこれは、11人が共謀して計画的にやった悪質な犯罪行為だ
 学校側は部員に対して謹慎処分などをしたとしているが、事が判明したのは昨年の12月であったにも関わらず、この事実を公表したのは部員が卒業した3月になってからだ。学校ぐるみの犯罪隠蔽だが、運動部名門と言われる学校の運動部員の犯罪行為に関して、学校ぐるみの隠蔽などの犯罪的対応はめずらしいケースではない。
 運動部名門校では、部員は勝つことだけ考えて、自分で物事の正否を考えることを放棄した人格になっている可能性が高い。名門運動部のこうした事例の多さは、名門運動部がこのような人間を育成?する温床になっていることを表しているのではないか
(2024/03/06)

指原莉乃、アン・ミカ、村重杏奈

 表記の3人の女性芸能人がバッシングに合っているらしい。これらの3人が松本人志事件についてコメントしたことがバッシングの対象になっている。3人のコメントは以下のようだが、どのコメントも非常にまっとうなコメントで、バッシングの理由になるようなことは言っていない。特に、指原莉乃とアン・ミカのコメントは冷静で人権感覚に優れたものであり、昨今の人権感覚に欠けるグス政治家に爪の垢でも飲ませたいくらいだ。この3人には、バッシングに臆すること無く堂々と胸を張っていて欲しい。逆に、バッシングする連中の、現代の世界の流れに対する無知と人権感覚欠如の愚かさが目立つ

指原莉乃
「本人たち以外が、やった、やっていないという話をしたり、女性がついていくのが悪いんじゃないかという話をネットがしているじゃないですか。それがそもそもセカンドレイプじゃないかと思うので、それが早くなくなればいいと思う」
「裁判するかもしれないというので、やったやっていないはそこで明らかになればいい。“8年前のこと”っていうニュアンスも、私はすごくよくない風に感じます。時間が経っても同じように扱うべきだと思うので、被害者とされる方に常に寄り添ってもらえるような雰囲気になったらいいのになと思います」

アン・ミカ
「この問題の根底って、『昔は許された』とか『10年も前の話やのに』と言う方がとても多いんですけど」「10年ずっと耐えて、いろいろ自分が削られて、やっと言葉に出した時に、『10年も経って言うの?』って言われたら、この人が全部否定されたことになる。それってなかなか言ってはいけないこと」「女性たちが、どちらが事実か分からないにしろ、置き去りにならない形で、みんなの意見を交わし合う裁判であってほしいなという気はします。私も芸能人である前に女性でもあるので、そこはすごく気になるところですね」

村重杏奈
「後輩芸人の方が『性的なことは一切ない』みたいなことを言ってたじゃないですか。『絶対にない』って言ってたのに、結局いま、松本さんが言ってるのは『強要したわけではない』みたいな。じゃあ、そもそも嘘ついてんじゃんって。もう周りも」「そこで『(女性が)怖い思いをした』って言ってるんだったら、『性的なことを目的とした飲み会ではなかった』とは言ってるけど、シンプルに謝ればいいんじゃないかなと思います」

(2024/02/27)

自由脱税党

 自民党の裏金問題が話題になっているが、当の裏金議員達は、「収支報告はちゃんと修正した。」と主張して大きな顔をしている。笑わせるな!と言いたい。修正したら罪に問われないと思っているようだが、一旦、出した収支報告は虚偽記載だった訳で、泥棒が「盗んだ金は返したから罪にならないだろ?」と言っているのと同じで、本来なら脱税で検挙される犯罪だ。
 更に、修正した収支報告の内容たるや「使途不明」のオンパレードだ。これほど国民をバカにした話は無い自由民主党というより自由に脱税する党=自由脱税党だ。
(2024/02/22)

ベースロード電源という誤魔化し

 自公政権は、原子力発電を「ベースロード電源」と呼んで、さも、「基本的に必要な電源」のようなイメージを植え付けようとしているが、たちの悪い誤魔化しだ。
 そもそも、原子力発電は小規模分散型にできず、発電量の素早い調整が難しい。それで、大量の電力の発電を続けなければならないという欠点がある。電力需要の季節変動にも対応が難しいのだ。実際、季節変動により電力が余った際も、原発の発電を下げることができず、火力などの融通が効く発電を下げることによって対応しているが、更に、再生可能エネルギーによる発電を抑制する方向に走っている。原発のような巨大で融通の効かない発電方法はこれ以上増やすと日本のような季節変動の大きい国では多大の無駄が生じる。また、規模が大きいので、もし、それが事故で発電停止になったら、広範囲に停電が生じるばかりでなく他の発電所にも影響が波及し共倒れを引き起こす。以前に北海道で起きた大停規模電はその典型だ。
 更に、融通の効かない原発を増やすことにより、再生可能エネルギーの普及を阻害している。政府と電力会社は原発を守り増やしたいがために供給電力過剰を口実に再生可能エネルギーを妨害する姿勢だ。
 また、原発は防衛上も弱点になる。日本のような狭い国土で原発が居住地域に近い場合、通常弾頭のミサイルでさえ、原発に命中すれば核弾頭ミサイルのような被害が生じる
 更に、更に、原発によって生じる放射性廃棄物の処理は全く目処が立っていない。世界の多くで行われている地中廃棄は、日本のような地震国には全く向かない。放射性廃棄物は2024年現在で日本が持つ放射性廃棄物の保存可能容量の80%に達している。にも関わらず、政府は原発の再稼働と増設を企んでいる。気違い沙汰だ。そこまで腐った脳の連中の集まりでは、日本の将来は真っ暗だ。
 国家の安全のためには、汚く巨大な原発を廃止して、自然エネルギーやガス発電による分散型のエネルギーシステムにすることが必須なの
たが。利権と間違った防衛思想のために国のエネルギー政策を誤らせている
(2024/02/12)

 日本は広い沿岸海域を持つていて、その沿岸に洋上風力発電設備を設置すれば、日本の電力需要の1.5倍の電力供給ができるとの試算を経産省がしている。更に、地熱の潜在発電能力は原発24基分あるとのことだ。地熱発電については「業務スーパー」という会社が小規模統一規格の発電設備を発電所の規模に合わせて複数設置する方式で建設コストを下げ、発電会社との分担出資する方式で経済的に設置する方式を考案している。日本は地熱発電の潜在エネルギー保有量は世界3位であるのにその利用は世界10位にとどまっているのは、歴代政府が原発にこだわって、地熱の開発をないがしろにというよりむしろ妨害してきたからだ。歴代政府特に自民党政府の責任は重い。
 地熱については石原良純は、設備を山奥に作ることが多いので送電ロスが多くなるなどの否定的な意見を言っていたが、それなら東京などの大都市の電力を遠い地方の原発から送っている方がよほど無駄だ。地熱発電は基本的に地産地消なので送電コストは低いし、小規模分散なので、災害や外敵からの攻撃に対しても有利だ。
 洋上風力発電は正に日本に向いた発電方式であり、安定的な電力供給が可能なうえ、出力調整も羽のピッチが可変なので非常に容易にできる。
 恐らく、各家庭の蓄電式の太陽光発電の普及と地熱および洋上風力発電で日本の電力需要のほとんどを賄えるに違いない日本の防衛のエネルギー的側面に関してはこの選択しか無いと思う。
(2024/02/26)

二階俊博の書籍代

 二階俊博に5年間で政策活動費として50億円も支払われていたらしい。更に、収支報告書の訂正がされたがその中には35000万円も書籍代として計上されていた。使い途の記載項目に困ってこんなデタラメを書いたのだろう。公開できない用途に使ったのはほとんど疑う余地が無い。
 国税当局はこれでも何の動きもしないようだ。一般国民からは厳しい税の取り立てをする国税庁なのだが、この組織もも内閣に牛耳られているのが見え々々だ。まあ、森友学園事件で公文書改竄を指示した佐川宣寿が長官に座るような組織なので、宜なるかなではある。
(2024/02/11)

 佐藤章氏の調べによると、書籍代は二階のヨイショ本数千冊に使ったとのこと。購入した本は有権者に違法に配布した疑いが非常に濃い。そうでなければ初めから堂々と書籍代として収支報告書に書けたはずだ。有権者、特に、選挙区内の有権者に配ったので明らかな公職選挙法違反で捕まるのを恐れて記載しなかったのだアベノウイルスを撒き散らす輩の一人。
(2024/02/15)

福島原発の汚染水漏れ

 福島第一原発で汚染水が5.5トン(220億ベクレル)漏れていたとの報告があった。セシウム137の摂取に換算すると、約30シーベルトになる。これは人が数日で死亡する量だ。もちろん、体積が大きいので濃度的には低く影響は低いと考えられるが、危険なことは変わりない。
 ところが、もっと重要な問題が発覚した。当初、東京電力は自動のバルブがなんらかの原因で開いたと説明していたが、バルブは手動であり、16箇所の内10箇所が開いていたと修正した。
 驚きの杜撰さだ。装置が自動か手動か程度の情報さえ共有されていないとは。あるいは、これまでの東電の行状から、意図的な誤魔化しをしようとしたとも思えるいずれにしろ、こんな組織に原発を運営する資格は無い
(2024/02/08)

 上記で5.5トンと書いたが、後の東電の報告では19.8トンもの汚染水が漏れていたことが判った。過小申告だ。東電のこの種の姿勢、事故を過小評価して発表して後にそれがばれるというのは今に始まったことではない。東電の上層部は早急に入れ替えなければ、今に日本は原発事故で大変なことになる。
(2024/02/10)

盛山正仁

 文部科学大臣の盛山正仁が2021年の衆議院選挙の際、旧統一教会の関連団体から推薦状を受け取り、選挙の支援を受けていて、「推薦確認書」に署名していたことが写真付きで報じられた。
 この男は以前に自民党内で統一教会との関係を調査されたときにこのことを隠していた。今になって発覚するということは自民党の調査がいかにいい加減なものだったかの証明になる。
 また、発覚後のこの男の言い分は「写真があるならそうだったのだろう。あまり確認もせずに署名したのは軽率だった。」などと言っている。何をたわけたことを言っているのか。
 この男もクズだ。政治家でいる資格は無い。当然、責任を取って文科大臣をやめるべきだし、岸田もこの男をクビにするべきだが、岸田は何もする気が無いどころか擁護する姿勢だ。
 文科省は統一教会の解散命令を出そうとしているがこんな男が大臣でいて解散命令など出せるのか。アベノウイルスを撒き散らす輩の一人。
(2024/02/07)

石原良純の主張

 「羽鳥真一モーニングショー」で石原良純が「志賀原発では東日本大震災の原発事故の経験を活かした結果、トランスだけの被害に抑えられたことは評価するべきだ。」のような趣旨の発言をしていたが、奇妙というか詭弁に聴こえる。本当に福島第一原発の事故の経験を活かしているなら地震によって冷却用電源にトラブルが生じないようになっていなければならない。
 能登半島のような断層だらけの地域ではどこでも震源になり得る。もし、原発直下で地震が発生したら原子炉は破壊が免れても、周辺設備が破壊され、汚染物質が炉外に放出されたり、外部電源の喪失により冷却装置が停止してメルトダウンなどが起きる可能性が高い。その結果生じる被害は計り知れない単なる火力発電所なら局地的な火災や一過性の爆発で済む事態が、原発では広域に長期間に渡るまるで違った様相の事態に陥る。そのことは、福島原発で如実に証明されている。そのことを考慮しない議論は的外れの議論と言う他ない。
(2024/02/05)

 「一月万冊」で今井一氏が能登の現状を報告していた。3ヶ月経った今でも、珠洲市内は瓦礫の山のままだ。また、通水率は8%程度だ。これでは憲法に謳う「健康で文化的な生活」どころか人間としての生存も困難な状況だ。また、幹線道路も多くの地点で片側通行になっていて、上りと下りで一方を大きく遠回りになる経路を使っている状態なので、支援も非常に能率の悪い状態とのことだ。
 この復旧には多くの重機や労働力が必要なので、大阪万博の工事を強引に進めるより、能登にその資材・人材を投入するべきだと言っていた。正にその通りで、政府もほとんど経済効果も期待できない万博などに金を使うなどという愚行を止めて、能登の復旧に金を使うべきだ。
 しかし、大阪維新の会が思いつきで始めた「IR計画」のためのインフラ整備を、万博に名を借りて行うという詐欺的手法を安倍晋三が後押ししたため、岸田は能登を放置してそのまま続けている。本当に有害な政府だ。
(2024/03/26)

「だいじょうぶ?」という問いかけ

 能登の震災の若い被災者が「友達からよく『だいじょうぶ?』という電話が掛かってくるが、答えに困る。」と言っていた。確かに答えに困るだろう。そもそも、もし「だいじょうぶじゃない。」と答えられたらどうするのだろう。なにか、相手の助けになるようなことをする積りや覚悟があるのか。それが無いのであれば単なる社交辞令ということになる。それが無いのであれば、安易に「だいじょうぶ?」という問を発するべきではないと思う。
(2024/02/02)

自民党「政治刷新委員会」

 政治資金パーティーの裏金問題を受けて自民党の「政治刷新本部」なるものができたが、そのメンバーにパーティー収入の一部を裏金にしていた疑いが濃い議員が9人も入っていた。泥棒に警察を任せるようなものだ。犯罪集団自民党に刷新などできる訳がない
 上のように書いたが、2024年6月に自民党が出してきた政治資金規制法の改正案(改悪案)は正にザル法というよりもっとたちの悪い抜け穴を仕込んだ法律案だ。やはり、と言う他ない。
(2024/06/20)

政治資金規制法

 政治資金規制法がザル法であることはずっと言われて来た。企業団体献金を規制していないことと完全な収支報告義務が無いことが一番問題だ。最低、完全な収支報告義務は一般社会では組織として当然のことだが、政治団体についてはその義務が無い。これはどう見てもおかしい。現政権にこれをちゃんとやる気があるようには見えず、意味のない派閥解消ばかり声高に叫んでいるだけだ。
 そもそも、政治資金パーティーなどは必要ないはずだ。政党には政党助成金という税金からの大金が支給されている。その範囲で政治活動をすればよい。情報技術が発達して現在では自党の政策の発表などは容易にできる。よけいな金がいるというのは不明朗な使途があるからだろう
(2024/01/24)

 上で政治資金規制法がザル方であることを書いたが、その法律を運用する検察や国税庁も腐っている。検察は明らかな政治資金規制法違反を放置しているし、国税庁は明らかな所得税法違反を放置している。このように政府に甘い姿勢は安倍一強時代に人事を武器に検察庁や国政庁を政府が支配する流れを作ったことが最も大きな原因だ
 日本は立法だけでなく司法も行政も腐ってしまっている。このままでは日本の民主主義は崩壊して暗黒の未来しか無い
(2024/04/24)

 自公維は政治資金規制法の自民党改正案を承認した。内容を見ると全くの骨抜き案だ。こんなのを出してくる自民党はクズの極みだ。それに賛同した公明党や維新の会も同類だ
(2024/06/10)

能登被災者に対する貸付

 岸田首相は能登の被災者に対して条件付きで20万円の貸付をするという。大バカの施策だ。この状況で「貸付」とは!!。この状況でたった20万を貸付る給付にするのが当然バカもいい加減にして欲しいが、岸田という男は政治家でいてはいけない頭の人間だまして首相でいるなどとんでもない
(2024/01/14)

羽田空港での事故

 羽田空港で日航機(A-350-900)と海上保安庁の輸送機(DHC8)が衝突した。日航機が着陸しようとしていた滑走路に海上保安庁の機が侵入したためとのことだが、今朝の「羽鳥真一モーニングショー」で航空の専門家が空港の管制は管制官の言語によるコミュニケーションだけのようなことを言っていた。これには驚いた。
 自動車では既に完全自動運転が目前(一部では実働)なのだ。AIその他の技術を使えば、同一滑走路に着陸しようとする飛行機と侵入しようとする飛行機があること程度は容易に自動認識して警告を発することができるはずだ。なぜ、そういうシステムが使われていないのだろうか。
(2024/01/04)

 上にAI技術などを使えばと書いたが、羽田のC−5というC滑走路への侵入路にはストップバーライトという道路の停止信号にあたるものが設置してあるとのこと。ただし、この設備は滑走路の視界が悪いときだけ利用していたとのことで事故発生時には使用していなかった!!とのこと。驚き呆れる。せっかくの安全装置をOFFにしていたとは!!管制官の言うには、この設備を使わなくても管制官と機長・副機長の3名が確認するので通常は必要ないというのが管制官の常識とのこと。もし、事故の時にこの装置をONにしていたら恐らくこの事故は防げたのではないか
 少なくとも、この設備がある空港は常時これをONにするべきだ
(2024/01/05)

 1月10日の報道によると、C滑走路の入口のC5には直前の停止線にはストップバーライトが設置されておらず、15m手前の停止線には設置されていたが使用されていなかった。いずれにしろ、現に存在する安全装備は活用するべきだった。
(2024/01/14)

能登半島地震

 能登半島でM7.6の地震が発生し、最大震度7が観測された。この地域は、昨年から地震が頻発していた。震源は珠洲町だが、震度7は志賀町ですぐ近くに志賀原発がある。幸い、この原発は2011年の東日本大地震以来停止していたので重大な事態にならなかった。それでも、使用済燃料プールの水が溢れたり、外部電源のトランスから冷却オイルが7立方メートルも漏れ別系統の電源に切り替えたりした。特に、外部電源装置が破損すると緊急時の原子炉の冷却ができなくなり、福島第一原発で起きたメルトダウンなどの致命的な事態を引き起こす。
 能登半島には珠洲市にも原発を作る計画があった。これは住民の反対運動により2003年12月に凍結されたのだが、「凍結」であって、「取下げ」ではない。原発推進派は今の状況を見てもまだ「凍結」のままのようだ。この場所は今回の地震で海岸線は2メートル隆起したここに原発を作っていたらとんでもない大惨事になっていただろう
 この地方は活断層が多数あり、志賀原発の数kmのところにも活断層があり本震を起こした断層と同時に動いた。その断層は陸上のものしか確認されていなかったとのことで、今回の地震で海までつながっていたことが判明したそうだがあきれた言い分だ。断層が陸上だけでとどまるなどありえない。当然、その延長上の海にも繋がっているばずだ。活断層を陸上でしか考慮しない原発政策は完全に間違っている。また、活断層は現在時点で確認された状態がそのまま継続するわけではない。地下のストレスの状況により延長してその際直下型地震つながる可能性があり、近くに原発を設置するのは非常に危険だ。この地震では海岸で4mもの隆起が生じた。もし、原発の下でこのようなことが起きたら、どんなに丈夫な格納容器に原子炉を入れていても、周辺装置の破壊により原子炉の冷却等ができなくなり、メルトダウンなどの致命的事態に発展することは目に見えている。更に、地震により道路が寸断されて避難が不可能になっているこの現実を見ていながら原発を動かしたり作ったりするのは、正気の沙汰ではない。政府や北陸電力は都合の良い理屈を並べ立て地方の自治体を補助金という麻薬漬けにして強引に建設したのだろうが、原発利権と核兵器保有欲に眼がくらんでいて国民の生命などどうでも良かったのだろう
 何度も書くが原発は日本に向かない。

 東日本大震災があってたった12年でまたこのような大震災が起きる日本なのだが、自公政権は災害に対する備えに微々たる予算(平成18年度で2兆7000億)しか投入していない。利権まみれのオリンピックと同程度だ。東日本大震災に対しては「復興特別税」などとして税金を徴収しているが、政権は自分たちの利権のため役にも立たない防衛費にばかり使っている。剰え、クズ首相の安倍晋三がトランプの歓心をかうためにした使い物にならない武器を市場の倍の価格で購入するという約束をそのまま実行するため45兆円もの金を「防衛増税」として徴収するなどという愚挙・暴挙に出た。増税するなら「災害復興税」や「防災税」であるべきなのだが。国民の命を何と思っているのか
(2024/01/02)

 志賀原発の変圧器からの油漏れについて、北陸電力は当初3.5立方メートルと発表していたが、実際は19.8立方メートルつまり、実際は発表の5.7倍もあったとのことだ。以前にも東電などであったが、電力会社は原発事故に関して往々にしてちゃんと計測せずに小さく見積もって発表する傾向にある。政府や北陸電力は、このような事態も「想定外」のこととして済ますようだ。
 世界一の地震国日本では想定外の事態が起きる可能性が高い。つまり、想定外の事故が起きても致命的な事態にならないようにする(フェイルセイフ)ことが必要なのだが、その観点からすると原発のような施設はフェイルセイフにすることが非常に困難という意味で日本には不適合だろう。
 それにも関わらず、原子力規制委の山中伸介委員長は記者会見で、変圧器の故障原因の究明は必要としたが「安全上の影響が及ぶとは考えていない」と従来の考え方を見直そうとはしていない。そもそも規制委は原発の存続を前提にしたもので、原発推進側に偏っていて、原発の存在そのものを問題としない組織だ。
(2024/01/06)

 この地震で避難者が1月15日現在でも2万人もいる。その中には道路が寸断されたため孤立している村落が多数ある。そこへの支援は自衛隊が担っているのだが、土砂崩れを徒歩で越えていた。この自衛隊員のご苦労は察するが、なぜ徒歩なのか。自衛隊にあるヘリコプターをもっと投入すれば遥かに迅速に支援物資を届けることができるはずだ。自衛隊の保有するヘリコプターは300機を超えるのだ自衛隊には莫大な税金を使っているし、万博など使わなくてよいはずの出費をしようとしているのだから、国民の命に関わる場合に出費を躊躇する理由は無いはずだ。現政権はよほど国民の命を救うのが嫌らしい。まあ、もともと「国民の幸福」などというものは彼らにとっては全く眼中に無く、自分達の利権のみで政治家なったのだろうから当然のことだが。
(2024/01/16)

 能登半島地震が起きてからもう5ヶ月半経った。現地の復興はどうなっているか。一月万冊というサイトでジャーナリストの今井一氏の取材による動画では珠洲町の倒壊した家屋の撤去はほとんど進んでいない。公費解体の申請は10000棟以上あるが、約100しか手が着いていないとのこと。
 これには色々な原因があるが、一つには個人の家を解体するにはその持ち主の許可がいるが、持ち主が不明であったり、判明しても持ち主死亡していた場合にはその相続人すべての了解が必要であったり、更に、相続したはずの人が手続きをしていなかったりする上に複数にわたって許可を取ることが必要になったりして簡単に解体することができないことも多いという。
 更に、解体のための重機が現場に無く、遠方の地方から運んでくる必要があり、数が集まらないこともある。
 こんな状況を政府は放置している。政府は地方のこのような地域は自然消滅するのを待っているとしか思えない。
(2024/05/16)

 能登半島の珠洲市でまた震度5を上回る地震が起きた。こんなところに原発を作ろうとしていたのだ。幸い、原発は住民の反対でつくられなかったが。東北電力や国の検査が如何にいい加減な、というより、原発利権にまみれた原発を作らんがためのただの合理性の欠片も無いパフォーマンスだったかということがはっきりした
(2024/06/03)

 能登の珠洲市の復旧・復興は2024年7月の時点でどうなのか。ジャーナリストの今井一氏の現地取材によると今になってやっと倒壊家屋の公費解体があちこちで見られるようになったらしい。しかし、能登半島で倒壊して解体が必要な家屋は30000軒あり、解体終了した軒数は1500軒とのこと。これまで、絶対的に解体作業労働者の数が不足していた。現在も、解体作業労働者の宿泊施設が無く、作業労働者の派遣ができない状況が続いている。ある解体業者は会社が自前で作業労働者用の宿泊施設を作ろうとしている。県が本気で復旧・復興を考えているのであれば、県がそのような施設を作って業者に提供するくらいの事をするべきだ。県が無理なら国がそれをするのが筋だ。県も国も何をしているのか。
 この解体作業が何時終わるかというと2026年10月とのこと。これでは、もう、珠洲などの住民は元の地域に戻る機会を失ってしまう。特に高齢者はもう戻る気力を失うだろう。これは、東日本大震災の福島の地方自治体と同じ構図だ。行政は珠洲などの復旧は考えていないのではないか。もう、珠洲市など無くなれば良いと考えているという疑いが濃い。
(2024/07/23)

 8月3日の新聞記事に政府の地震調査研究推進本部が公表した海底活断層の図を見ると、能登半島に沿って半島の北と北東には25もの海底活断層があることが示されている。これらの断層はM8級の地震の発生源になるとされている。北陸電力や政府はこんな所にろくに調査もせずに「原発に影響する活断層なは無い。」として志賀原発を作り、そして珠洲にも原発を作ろうとしたのだ。正に国民無視の原発利権政治だ。
(2024/08/03)

パトリツィア・ヤネチコヴァ

 ソプラノ歌手のパトリツィア・ヤネチコヴァが2023年10月1日に死去した。Youtubeで知って動画をいくつかダウンロードして、今後の活躍を期待していたが、25歳の若さで亡くなってしまった。残念だ。
(2024/01/01)

LPとCDの情報量と歪

 最近、一部の若い人の間でLPレコードを聴く人が増えてきた。それを一部のオーディオマニアが「LPレコードの方がCDより情報量が多いので当然の事だ。」のように言っている。しかし、これは間違いだ。

情報理論的にはアナログの情報量(通信路容量)Caは、帯域幅Wとして、
  W*log2(1+S/N)
であり、アナログディスクのS/Nは平均で60dB程度らしいので、帯域幅を20kHz(有名な音楽録音用マイク NEUMANN/U87 Ai では 18kHz)としても、

  60=20log10(S/N)
  S/N=1000≒210
  Ca=20*103*log2(1+210)=20*104(b/s)(概算値)

となる。一方、CDはサンプリングレート44kHz、量子化ビット数16bitなので情報量Cdは

  Cd=44*103*16≒70*104(b/s)(概算値)

となり、情報理論的な情報量としては、CDの方が3倍以上多いことになる。
 LPの1000Hzの純音のカートリッジ出力のスペクトルを見ると、出てはいけない2000Hzや3000Hzの高調波がはっきり出ている。一方、CDの出力には高調波歪は全く出ていない。そして、この種の高調波歪は調和的なのであまり違和感が無く、むしろ音に良い色付けを感じさせる可能性があり、それを「LPの方が音に厚みがある。」などと勘違いしていると考えられる主張も多い。
 カートリッジの針とレコードの溝の接触圧力は針圧1.5gの場合でも120kg/cm2という恐ろしい値になる。1平方cm当たり120kg(大人2分近い)。これで結構綺麗な音が再生できていることが不思議なくらいだ。針は塩化ビニールをギューギュー変形させながらトレースしていて高調波歪は恐らくその辺りから生じていると考えられる。「LPを再生すると20kHz以上の音が再生されるが、CDではサンプリング周波数による制限で20kHzで切られているのでLPの方が情報量が多い。」と、したり顔で主張する人が多いが、特殊な場合を除いて、LPの20kHz以上の再生信号はカートリッジが発生する高調波歪の成分であることはほぼ間違いない。そもそも、上に書いたように録音用のマイクの性能が18kHz程度なのだ。
 また、「CDの音はギザギザしている。」などどいうAD変換のイメージからと思われる冗談のような主張もあるが、論外だ。また、ディジタルオーディオの基本原理であるサンプリング定理を理解していない人がほとんどで、アナログオーディオマニアの主張はオカルティックというか誤解に基づくものが多い。
 「LPの方がCDより情報量が多い。」などと言っている人は上記の高調波歪を聴いてそう感じて居る可能性があるまた、「LPでは超低域のホールノイズなどが聴こえるがCDでは聴こえないのでLPの方が情報量が多い。」と言う人もいるが、これも、LPの反りや偏心などの不整による超低域ノイズをホールノイズと勘違いしている可能性がある。
(2023/12/30)

羽鳥真一モーニングショー

 このところ、テレビ朝日の羽鳥真一モーニングショーでは野球の大谷移籍関連の話題を毎日延々と1時間を越えて扱っている。
 このモーニングショーについては玉川徹や阿部敏樹など鋭いコメントをする論客がいて面白いと思っていたが、大谷の話ばかりのくだらない番組になっていて見る気がしない。
 自民党のパーティー券問題その他、もっと大きく取り上げるべき重用な話題がいくつもあるのだが、最近のテレ朝の番組編成はおかしい。上層部が腐ってきているのか
(2023/12/13)

岸田文雄と統一教会(世界基督教統一神霊協会)

 これまで、統一教会との関係を否定してきた岸田だが、12月5日の朝日新聞一面に梶栗正義(統一教会UPF議長)、ニュート・ギングリッチ、岸田文雄、マイケル・ジェンキンス(米統一教会元会長UPFインターナショナル会長)が並んで写っている写真が掲載された。これが、自民党本部で撮影されたものとのこと。関係無いどころか非常に濃厚な関係があった。これも、安倍晋三が会談を岸田に依頼したものとのこと。こんな写真が出てきても岸田は「ギングリッチに会ったことは覚えているが、その他の人は知らない。」などと言い張っているが、自民党本部でそんな正体不明の人物と同席するなどありえない話だ。こうした明らかな嘘を平気でつくのは国会で118回も嘘をついた安倍晋三以来自民党トップの常態になった。やっぱり岸田も売国奴安倍の一味だった
 それにしても、安倍の死亡の後、報道各社が自民党の腐った中身を次々に報道し始めた。如何に安倍一派が報道機関を抑圧してきたかという事実を物語っている。
(2023/12/05)

自民党安倍派の裏金疑惑

 自民党安倍派は23億円ものパーティー券収入がありその内からパーティー券を売った議員にキックバックをしてそれで裏金を1億円も作っていた事が明らかになった。安倍の毒素は安倍派から外に漏れ出すほど充満していたようだ。
 東京地検特捜部に頑張って欲しいところだが、どうなるか。
(2023/12/01)

 安倍派だけでなく二階派も同様に裏金があることが発覚した。まあ、当然予想していたことだが・・・自民党全体が腐っている。
(2023/12/04)

 検察が本気になって安倍派に手を入れる模様だ。安倍が生きている間は人事での報復を恐れて何があっても沈黙していた検察だが、安倍が死んだらにわかに安倍一派を追い落としに掛かったという構図だ。
 安倍が如何に日本にとって害毒であったか、この状況が如実に物語っている
(2023/12/11)

 安倍派幹部7名の立件が見送られた。結局、「大山鳴動してネズミ1匹」で終わるのか。そもそも、派閥本部から議員に金を渡す場合、政策活動費として渡したのであれば収支報告書に記載いなければ政治資金規制法違反だし、そうでなければその議員は雑所得として課税の対象になるので隠していれば脱税になる。
 検察の中に自分の出世のために政治権力におもねる勢力(多分上層部)が多いのだろう。
(2024/01/24)

自民党派閥の収入4000万円不記載

 自民党5派閥全部が合計4000万円の収入不記載で告発され特捜部に事情聴取されている。明らかな政治資金規制法違反だ。腐った汚物の集団=自民党
(2023/11/22)

東京オリンピック招致

 東京オリンピック招致本部長だった石川県知事の馳浩が東京都内の講演で喋ったのが

「その当時、総理だった安倍晋三さんからですね、『国会を代表してオリンピック招致には必ず勝ち取れ』と。ここから、今からしゃべること、メモを取らないようにして下さいね。『馳、金はいくらでも出す。官房機密費もあるから』。それでね、IOC委員のアルバムを作ったんですよ。IOC委員が選手の時に、各競技団体の役員の時に、各大会での活躍の場面を撮った写真が。105名のIOC委員の全員のアルバムを作って、お土産はそれだけ。だけども、そのお土産の額、今から言いますよ。外で言っちゃダメですよ、官房機密費(※)使ってるから。1冊20万円するんですよ」

・・・こんなことを報道陣も居る場で自らベラベラと白状するとは!?
 メモを取るなと言っても録音は禁止しなかったので録音されていたという漫画のような話だが、当人は問題になって慌てて「全て撤回する。」などと言い出した。この男のバカさ加減に笑ってしまう。極め付きのバカ
 こんな間抜けなお調子者が県知事をしている石川県民は絶望しか無いだろう。それにしても、安倍晋三が如何に下劣なクズ人間だったか、東京オリンピックが如何に汚物まみれのイベントだったかの証拠がまた出てきたことになる
 更に、「官房機密費」という得体の知れない金が如何に怪しげな使われ方をされて来たかの一端が垣間見えた。正に安倍晋三が民主党に対して言っていた「暗黒時代」は逆に当の安倍政治のことだったのだ。更に言えば、馳浩は国家機密を暴露した訳で、機密漏洩罪に問われるべきなのではないか
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(※)正式には「内閣官房報償費」: 領収書も何年経っても公表しない暗黒の金。内閣官房長官が勝ってに使える。
(2023/11/20)

宝塚という異常な組織

 宝塚の団員の自殺を巡って、宝塚の内情が明らかになり、異常な組織ということが判明した。メディアや世間ではこの異常な上下関係を「パワハラ」と呼んでいるが、常識的な意味ではハラスメント(嫌がらせ)というより、暴力だ。これはよくある暴力運動部の構造そのものだ。宝塚は暴力団と同類の組織だということが明らかになってきた。歌劇団の上層部は全くそれについて認めようとしないし、犯罪的な行為を擁護する姿勢だ。そして、これは戦時中の軍隊と同じ構造だ。こんな組織は解体しか無い。
(2023/11/19)

差別は文化の仮面を被ってやってくる

 差別は「文化」という名の下に行われることが非常に多い。「文化」は歴史的にできるものなので、必然的に昔の差別をそのまま引きずっている。例えば名作と言われるモーツアルトの「魔笛」や「コジ・ファン・トゥッテ」なども女性差別的な内容になっている。筆者はこれらのオペラに出演したりしているが、音楽的には素晴らしいものである一方、差別的な内容には疑問が尽きない。日本では女人禁制の山や土俵、祭りなど多数ある。これらも、人権意識が低い時代の名残のままだ。
 差別的な文化を継承する場合には、かなり慎重な考慮が必要だと思うが、ほとんどの場合、そうしたことに考慮した継承がなされておらず、無批判に「文化だから」というだけで差別を容認してきているのが現状だ。ただ、最近では伝統技術などの継承でも女性の進出が増えているのは「技術」という基本的に性による違いがほとんど現れない分野ならではとは言え好ましい傾向だ
(2023/11/15)

野生動物との共存

 今、各地で野獣(熊,猪,鹿など)が人の居住域に出現して問題になっている。特に、熊や猪のような猛獣は作物などの被害以上に人への危害が生じて大きな問題になっている。これに対しては狩猟や罠による捕獲などで駆除しているが、動物保護の観点から反対する人もいる。中には上記のような駆除に対してグリーンピースの一部の人達のような見当ハズレの反対行動に出るものもいる。
 動物保護の主な目的は長い時間を掛けてできた、地球や地域の生態系のバランスを壊さないということだが、それは合理的なことなのだろうか。
 生態系のバランスは人間にとってどんな意味を持っているのか。一つは農業や畜産業、漁業などの生物を対象とする産業の安定的な運営に関わることだろう。確かに、生態系のバランスが壊れると農作物の害虫や疫病が増えたり、これまで獲れていた魚がとれなくなったりして人間の生存に影響する場合もある。ただ、このバランスも人為的な原因で壊れるとは限らない。地球の各地で起こっている有害昆虫の大量発生などは人為的なものとは言えないものも多い。
 合理性と言っても結局行き着く所はそのバランスが人間にとってどうなのかということだ。地球は人間だけのためにあるものではないけれど、人間という立場に立てば結局「人間にとってどうなのか。」なのだ。
 上記のような、熊などの動物の捕獲については、人に直接的な害を及ぼす動物についてのものであり、生態系のバランスという観点で言えば「人間も含めた生態系」がどうなのかということになる。例えば闇雲に捕鯨禁止をしたためにクジラが増えすぎてクジラによる魚類の捕食により漁獲量が減るなどの弊害が生じているらしい。人間が人間に害を及ぼすものを排除するのは自然なことだ。ただ、その排除が結果的に人間に害になる可能性はあるが、恐らく、どんな害が生じるかは推測がかなり難しいだろう。特に、人間が関わる場合、失われたバランスを人工的に修復したり別の代替手段で補うなどの可能性があり、システムとしてはとてつもなく複雑になるので、バランスを壊すことが一概に拙いことであるとは言えない
 日本のような狭い国土で山と平野が近い場合には、野獣と人間の共存は難しい。人的被害を考えれば今は人間の住む領域に現れたものを駆除するしかなさそうだ。特に熊や猪、鹿の場合、食性が人間と競合するので、駆除による人間への弊害は短期的には利益より少なそうであり、捕獲した野獣は食料にするのが良い長期的に見てその結果どうなるのかは判らないが。
(2023/11/11)

神田憲次

 週刊文春の報道によると、自民党衆議院議員で財務副大臣の神田憲次は、自社ビルの差押え4回、地方税の常習滞納者なのだそうだ。税務を司る省の副大臣がこのようなていたらく・・・。岸田政権はこんなのばかり。クズの集まり。母体の自民党もしかりだ。
(2023/11/08)

 神田財務副大臣が辞任に追い込まれた。この男は税金の滞納だけでなく、虚偽答弁や資産公開法違反の疑いもあり、こんなのが政治家をやっているのが既におかしい。岸田はこんなのを何のチェックもせずに財務副大臣にした任命責任を「重く受け止める。」の一言で済ましてしまった。岸田も本来、首相などになるべきでなかった。アベノウイルスを撒き散らす輩の一人。
(2023/11/13)

安田種雄事件

 安田種雄氏が不審死した事件を警察庁長官の露木康浩は「事件性は無い。」などと発言していたが、警視庁大塚署が刑事告訴を受理した。これについて、若狭勝弁護士は上記の警察庁長官の発言は犯人隠避の罪に問われる可能性があると言っている。事件の捜査資料によると、自殺と断定していないどころか自殺でない可能性がある書き方になっているようで、上記の露木長官の発言は刑法的根拠が無く明らかに政治的なバイアスが掛かっている
 警察上層部は腐っている。
(2023/11/05)

 そもそも、事件当時の大塚警察署の動きもおかしい。検死の医師が結論を出す前に大塚署の刑事が「不審死」という結論を出していたことが判明している。これは容疑者が公安警察官であることが関係していることはほとんど疑いない。
(2023/11/30)

柿沢未途

 柿沢未途法務副大臣が辞任した。江東区長選挙で候補者に有料ネット広告を出すように勧めて公職選挙法違反に問われている。法律を司る閣僚としてありえないことだ。法務福大臣なら当然その行為が公選法違反であることを知っているはずなのだが、「知らなかった。」と言っているようだ。これは初めからこの人物が法務副大臣に不適任な人物であったことの証明だ。この男も世襲議員とのことで、世襲議員の多くが無能て特権意識ばかりが強いが、この男もその例に漏れないようだ。こんな人物を法務副大臣に任命した岸田首相(これも世襲議員)の責任は重いが、岸田は何の反省の言葉も無い。岸田政権はやはり空っぽクズ政権だアベノウイルスを撒き散らす輩の一人。
(2023/11/01)

漢字の筆順

 「チコちゃんに叱られる」という番組で漢字の筆順がどうしてできたかについて取り上げていた。漢字の筆順は昭和33年に当時の教育現場からの声を考慮して決めたとのことで、先生が教えやすく子どもが書きやすい指針としてのものであり、守らなければならない規則ではないところが、この指針を、守るべき規則と勘違いしたのか、学校では漢字の筆順のテストなどが行われるという馬鹿げた事態を生じた
 そもそも漢字の筆順などというものは中国から日本に伝わった時点で不明というよりどうでも良かったし、現在では印刷やディスプレイに表示される漢字には筆順など無い。最も重用な事は漢字が「形」を保っていることであり、それによって情報が正しく伝わることだ。その意味で筆順などはどうでも良いことだ。
 筆順は筆記の速度をあげても形が崩れにくい技術としてのものであり、もう一つはこれと関連するが芸術としての「書」における形の美しさを保つためのものであろう。教育においては、筆順に正しい/誤りは無い、ということを明確に伝えるべきだ。まして、筆順のテストをするなどということは大間違いなのだ。
(2023/10/31)

スポーツ界の異常性

 スポーツ界の感覚は異常だ。女子マラソンでゴール前200mで選手が脱水と思われる症状で倒れたが、選手も退会関係者もレースを続行した。場合によっては死に至る状況であるのに、選手も退会関係者もレースを止めない。勝つためという下劣な目的でそこまでしてレースを続けることに価値があると考えるスポーツ界のメンタリティーは異常という他ない。あまつさえ、この行動を称賛する輩もいるようだ。
 こうしたメンタリティーは「お国のために」というスローガンに乗せられて簡単に人を死地に追いやり、自ら死地に赴くメンタリティーと共通のものだ。見ていて反吐が出る。
(2023/10/30)

信頼の原則

 交差点の「右直事故」で起訴された人が裁判で無罪となった。この裁判は交差点で青信号で右折しようとした乗用車が、信号無視をして信号停止中の車の間から侵入してきたバイクと衝突したもので、検察は当初、黄信号だったというバイク運転手の主張を元に起訴していたが、警察と検察の後の検証でバイクが赤信号で進行したことが判明した。ところがそれでも検察は「対向車線の車両は完全に停止しておらず、見通しが困難だったから、停止しきれず交差点を通過する車両を予見すべきだった」などと主張して起訴を取り下げなかった。明らかに検察は間違っている。法律には信頼の原則というのがあって、相手が法律違反をして行動することまでをも考慮してこちらが行動する義務は無いとなっている。
 被告は「起訴される前から警察にバイクの信号無視を説明したが信じてもらえなかった。」と言っている。日本の今の警察・検察は、事実はどうでも良く、とにかく被告を有罪にすることに最大の価値を置く、まともでない体質が目立つ。このような体質が袴田事件などの冤罪を多数生んできたもういい加減に裁判官や検察官・警察官の無びゅう性などという絵空事にしがみつくのはやめるべきだ
(2023/10/29)

山田太郎

 山田太郎文部科学政務官が不倫の事実と買春の疑いを報じられて辞任に追い込まれた。文部科学政務官として当然の結果だろう。
 ただ、ここで大きな疑問が生じるのは、山田太郎の振る舞いの何十倍も酷い木原元官房副長官の扱いだ。岸田首相は山田については「任命責任を重く受け止める。」などと言っているが、木原については何の責任も感じていないどころか、未だに木原を重要なポストにつけて重用しているダブルスタンダード、二枚舌も極まれりだ
(2023/10/27)

Dappi敗訴

 Dappiの名誉毀損裁判でDappiが敗訴した。このDappiというアカウントは赤木俊夫氏の自殺の原因が立憲民主党の2人の議員が同人を吊し上げたのが原因であるかのようなデマを流し名誉毀損に問われていた。
 上記のデマは明らかに不可能な事を主張していたもので、敗訴は当然なのだが、問題はこのDappiアカウントの所属会社が自民党と関係が深く、自民党の金と意向でその会社の社長がDappiを名乗ってデマ投稿をしていた疑いが非常に濃い、というより状況証拠的にはほぼ確定でそうだということだ。
 特定の政党が金と人脈を使って他者を誹謗中傷するデマを流すということは決して許してはならない事だ。自民党の汚さと危険さが如実に表れている
(2023/10/23)

ハマスとイスラエルの紛争

 ハマスとイスラエルの紛争が拡大の一途を辿っている。どちらにも言い分はあるようだが、筆者にはイスラエルのやり方の方に多くの疑問を感じる。ガザ地区の住民を酷く虐げている。
 ただ、どちらも「宗教」という病に侵されていて、この病から抜け出さない限り状況の好転は望めないのではないか。宗教による対立はどちらも絶対正義の神を旗印にすることが多く、客観的に共通の立ち位置を見つけることが難しい。
 宗教を捨てて客観的、合理的観点に立てば、どちらの国にとっても戦争による損失の方が利益より遥かに大きいことが解るはずだが、宗教により目が曇ってしまった国民、特に支配層にはそのことが理解できない
 人間は思考力や想像力を持ってしまったことにより宗教という病に感受性を持ってしまった。人間の持つ、現状認識に基づく合理的思考の能力も同根であるだけに宗教という病から脱却するのは難しいが、もうそろそろ全世界が宗教という病から脱却する方向に向かなければ、人類が滅びるという事態になりかねない
(2023/10/22)

 明らかにイスラエルはガザ地区の人々を虐殺している。ユダヤ人は自分たちがナチスによって受けた苦しみを忘れてガザ地区の住民を虐殺している。これでは、ナチスと同じではないか。
(2023/10/30)

子供に教えるために学ぶ親

 NHKの「所さん事件ですよ」という番組で、子供の教育の話題を取り上げていた。その中で、子供にキャンプや料理を教えられるようになるために自分がキャンプや料理を習いに行くという話が出ていた。これは教育的観点から見ると根本的に間違った方向と筆者には思える。
 自分ができないことを子供に学んで欲しかったら、子供と一緒に試行錯誤したり調べたりして一緒に学ぶ方がずっと良い教育になるはずだ。その場合、子供の方が早く学んでしまう場合も生じるだろう。それこそチャンスだ。子供から教わればよい。それは、子供に自信をつけさせ、努力の動機づけになる。さらに、親に頼るのでなく、自分が進んでやることの重要性を自然と体得することになる。親が、自分が学んでからそれを子供に教えるのでは、子供自身の創意工夫の姿勢が育たず、何でも人に答えを聞くしかできない人間になってしまう
 重要なことは、失敗しながらも、あれこれ試行錯誤することを楽しめる人間に育てることだと思う。
(2023/10/20)

日大内紛

 日大上層部で内紛が起きている。林理事長と沢田副学長だ。理事長は副学長が大麻らしきものを発見しても12日間もそれを隠蔽したことを問題にしている。この点は明らかに副学長に問題がある。この副学長は体育会を統括しているとのことだが、どうも前理事長グループの残党らしい。
 現理事長も以前は副学長を擁護する発言をしていたが、その時点でもっと厳格な態度で臨むべきだった。司直の手が副学長に及びそうな状況が伝わってきた今になって辞任要求をするのでは遅すぎる。まあ、未だに旧理事長一派の影響力が強くて思うように事を進められないのかもしれないが。
 これを機会に、旧理事長勢力の一掃をしなければ日大の復活は難しいのではないか。
(2023/10/20)

 日大アメリカンフットボール部を廃部にするかどうかで揉めている。一部の学生が薬物事件を起こしただけなのでそうでない学生まで連帯責任のように扱うのは不当だ、という意見や、アメフト部員からは「生きがいが無くなる。」などとの意見があるが、そもそも、「競技スポーツ部」という部所があって、大学の金を大量にアメフト部やその他の運動部につぎ込んでいるということ自体がおかしいので、競技スポーツ部と運動部を全部一度解体する必要がある
 上記の部員の意見も、そもそも、大学に何をしに行っているのか。大学は勉強するところなのだ。アメフトに専念したいのなら大学外のクラブに所属すれば良い。何を感違いをしているのか。こんな学生が出てくるのも「競技スポーツ部」という教育とは無縁のむしろ逆向きの組織があるからだ。
 この際、競技スポーツ部という組織を解体し、運動部も解体して1から出直すということをしなければ、改善は望めないのではないか
(2023/12/05)

藤井聡太8冠

 藤井聡太7冠が最後のタイトル「王座」を奪取して8冠になった。更に、現在他の4つの将棋戦で優勝して、この偉業は前人未到の驚異の到達点だ。
 今活躍している日本人の若者としてはスポーツ界では大谷が目立つが、大谷は既存の野球の延長上にある感じがする一方、藤井聡太8冠は既存の将棋空間の外の空間に居て将棋を見ている印象が強い。数学で言えば、望月新一の「宇宙際タイヒミュラー理論」のようなものか。
 とにかく、藤井8冠の勝ち方がプロもAIも考えつかない手で勝ったことがほとんどなのだ。更に、タイトル戦を含めて全て勝率8割を維持している。また、今回の王座戦でも、既に人間を越えたと言われているAIが、99対1で藤井の負けの判定をしていた状態を一瞬にして覆してしまったこの人の頭の中は既存の知識にとらわれない広大な思考の空間があるに違いない。やはり天才
(2023/10/12)

埼玉県児童虐待禁止条例

 埼玉県自民党議員団は「児童虐待禁止条例」なるものを議会に提出するようだ。「児童虐待禁止」という名称は良いが、内容は馬鹿げたものだ。公園で子供たちが子供たちだけで遊んでいることや、学校の登下校を子供たちだけですることを禁じていて、それを見たら通報義務を設けている。更に、3年生以下の子供をほんの一瞬(ゴミ捨てなど)一人で家に置いて置くのさえ禁止事項に入れている。
 上記のような光景は日本では日常茶飯事でほとんど問題を生じていない。確かに、全く事故がないとは言えないが、米国のような危険は無い。それを米国と同じようにしようとするのは、全く環境が異なる国の決まりをそのまま持ってくる愚挙にしか見えない。
 特に、今の日本では共働き家庭が増えていて、ちょっとの間子供を家に置いて置くということや、下校後帰宅した子供に留守番をさせることはよくあることだ。確かに、長時間子供に留守番をさせるのは危険だし虐待に当たる場合もある。しかし、今の家庭の状況でこれを全て「虐待」とするのは、友働き家庭を窮地に陥れ、ひいては働き手の一人(多くの場合女性)を家庭に閉じ込めることになる
 このような条例の発案は旧統一教会の息のかかった議員が多く女性を家庭に縛り付けたい自民(=統一教会)党の意識が強く関わっている疑いが濃い
(2023/10/10)

 「自動虐待禁止条例」が取り下げられた。ゴミ捨てに出る間さえも家に子供を置いて出られないなど、明らかに常軌を逸している。朝令暮改も極まれりだが、提出する前に、この条例がまともでないということに自民党議員団が気づかなかったということで、自民党議員団はバカの集団であるか、議会や県民をナメて掛かっていたクズであるかのどちらか、あるいは、その両方である、ということが明らかになった。
(2023/10/10)

ノーベル平和賞

 2003年のノーベル平和賞受賞者がイラン人の女性活動家に決まった。この女性はイランの女性の権利が著しく制限されていることの解消を訴え続けて10回も逮捕され現在も拘留されている。
 イランやイスラム教の国の多くは宗教国家でイスラム教そのものが男中心の教義なので、必然的に女性差別が正当化される傾向にある。
 そもそも、男中心の社会構造は昔の「腕力が生存競争に有利。」な時代の名残・残渣であり、現代のような腕力よりも知力が生存競争で重要になった時代にはそぐわない構造だ。宗教国家の主導的立場の男達はそれが判っていないのだ。人口の半分を占める女性を活かしてその力をもっと活用しなければ国家は競争に負けることになる。日本も例外ではないが、未だに女性が十分活躍できる社会になることを拒む勢力が国を牛耳っているこれでは日本の将来は真っ暗だ
(2023/10/08)

ジャニーズ会見で質問者規制

 ジャニーズの2回目の記者会見で、質問NG記者リスト(顔写真付)が作られていたことが発覚して問題になっている。
 このリストは会見を設定した会社が作って、ジャニーズ幹部との打ち合わせで提示されたとのこと。ジャニーズ側は一応反対意見を言ったらしいが、質問時間を2時間に区切ることとリストの記者は後半に指名する、という条件で了承したとのこと。
 ジャニーズ側は「リストはジャニーズが作ったものではなく、会見を設定した会社が作ったもの。ジャニーズに責任は無い。」という趣旨の弁解をしているが、これは通らない。そのようなリストがあることを知った時点でそれを止めることもできたはずだし、「2時間の後半に回す。」といった設定が、時間切れによる実質的な質問排除になることは当然予想できたはずだ。つまり、ジャニーズ側もそれを期待していたとの疑いが強い
 そもそも、会見ににおいて質問を「一人一回限り、質問時間2時間、再質問なし」というルールを勝手に作って運営することがおかしい。井ノ原快彦は、その状況に異論を唱えて発言する記者に対して「ルールを守りましょうよ。」などの発言をしているが勝手に作ったルールを守れというようなやり方は独裁者のやり方で、およそ民主主義の世界にはそぐわない。このようなやり方は民主主義破壊内閣の第2次安倍政権が首相や閣僚の会見で質問を制限した悪弊に倣ったようだ。妙な悪弊が広まったものだ。
 こんな事になると、記者会見をもう一度行って、そこでは時間無制限・質問者無制限にするしか、多くの人の納得は得られないだろう。
(2023/10/05)

 ジャニーズの崩壊が進んでいる。ジャニー喜多川の犯罪の影響は、被害者の自殺まで生じたが、まだまだ問題は出て来そうだ。以前、山口達也が未成年に対する性犯罪で芸能界を追放されたが、これなど、山口もジャニー喜多川の被害者だったのではないかと疑われる。その結果、性的規範意識が破壊された結果なのではないか。
(2023/11/30)

強豪サッカー部でいじめ

 またまた、強豪運動部で人権に関わる不祥事が発覚した。熊本県のサッカー強豪校の大津高校のサッカー部で先輩にあだ名を付けたという理由でその生徒に全裸で土下座をするように強要したとのこと。しかも、学校側は被害者側の訴えに対して教育委員会にも報告せず2か月も放置したあげく、事態が発覚すると「詳細な調査をするには時間がかかる。」などの趣旨の言い訳をしている。
 どうも、「強豪運動部」というのは人権意識の低い組織が多いようだし強豪運動部を擁する学校も人権意識が低い学校が多いようだ。
(2023/10/05)

利権宗教政権

 安倍、菅、岸田政権は利権と宗教にまみれ、民主主義を破壊する亡国奴の集まりだ。
(2023/09/27)

赤木ファイル不開示

 森友問題で赤木俊夫氏に関わる行政文書を不開示とした国の決定の取消しを求めた裁判で、大阪地方裁判所は請求を棄却した。ここにも政治権力の犬に成り下がった裁判所の姿がありありと見える。係争中の事項に関する行政文書でもない文書を不開示にすることを是とするのは全く正当性が無い。そもそも、基本的に行政文書は国民のものであり、国民が自由に閲覧できてしかるべきものだ。因みにこの裁判の裁判官は徳地淳という裁判官だ。
 我が国では上記のような国民に開示するべき文書が不開示になったり、いわゆる「海苔弁」状態での開示になったりすることが多い。未だに「民は依らしむべし、知らしむべからず。」がまかり通る国だ。これでは民主主義国とは言えない。
(2023/09/17)

サポーター

 プロ野球の阪神タイガースが優勝したそうだ。筆者は野球に興味が無い、というよりむしろ嫌いなのだが、朝のニュースショーで知った。それを喜んでか、阪神ファンが警察の監視をすり抜けて道頓堀に飛び込む様子が放映されていた。
 筆者にはこのような、他人の優勝や活躍に狂喜乱舞するサポーター言われる人達の気持ちが解らない。もちろん、優勝したのはすごいことかも知れないので称賛するなら解るが、自分が優勝したわけでも無いのに自分ごとのように喜ぶ、まして狂喜乱舞するのは何なのか。
 小さなことでも、自分が何かやって達成して狂喜乱舞するなら解る。他人がやった事にに自分ごとのように狂喜乱舞する人達は「自分がやる。」ということをせず、他人の達成で自分が達成したような気になっているのか、他力本願なのか。筆者には貧しいメンタリティーに見える。
(2023/09/15)

国会召集先送り訴訟

 安倍内閣が2017年、野党が求めた臨時国会の召集に約3か月応じず、召集と同時に国会解散をしたのは憲法53条に違反するとして、野党議員が損害賠償を求めた訴訟で最高裁は上告棄却を言い渡した。最高裁のこのようなデタラメな判決は安倍内閣になって特に顕著になった。結局、最高裁裁判官の人事を内閣が握ったことにより、最高裁裁判官は政府の犬に成り下がった
 最近の最高裁は憲法判断から逃げ続けている。3権分立はどこへ行ったのか
(2023/09/14)

アルニコかフェライトか

 オーディオの世界は非科学的な話が蔓延している。これは、人間の認知機能が関わっているので、科学的に明確な議論がしにくいことによる。しかし、物理学的に見ておかしなことも多々ある。例えば、スピーカの磁石に関して、アルニコの方がフェライトより良いと言ういわゆる「アルニコ神話」があるが、その理由として、

  1. アルニコの方が透磁率が高いので良い。
  2. アルニコの方が電気伝導度が高いので逆起電力がフェライトより大きいので良い。

などが典型的なものである。1.は磁気回路の磁気抵抗に直接関係するが、実際のアルニコスピーカの磁気回路とフェライトスピーカの磁気回路を試算してみるとむしろ磁気抵抗はフェライトスピーカの方が低いという結果になる。

フェライトとアルニコの磁気抵抗を試算してみると以下のようになる。
(値はいずれもフェライトに対する比)
磁気抵抗値=厚さ/(断面積×透磁率)

アルニコ
透磁率比μ:5倍(bulletin_10.pdfから)
厚み比L: 1.3倍(*)
断面積比S:1/6倍(**)

磁気抵抗比=L/(S×μ)=1.3/((1/6)×5)=1.56
つまり、アルニコの方が磁気抵抗が高いことになる。

厚みが同じだとして
磁気抵抗比=1/((1/6)×5)=1.2
やはりアルニコの方が磁気抵抗が高い。

(*)厚み比は、アルニコ(三菱P610その他)とフェライト(FostexFEシリーズなど)の観察から。
(**)残留磁束密度比から同じ総磁束を得るのに必要な断面積を推定。

残留磁束密度比:アルニコ/フェライト=6/1
(http://www.tp-mag.com/jishaku.html)


また、2.については、

https://www.neomag.jp/mag_navi/mames/mame_physics.html
によると、
アルニコの抵抗率5×10-4 Ωcm
フェライトの抵抗率>102 Ωcm
であり、確かに、フェライトはアルニコより遥かに抵抗率は大きいが、

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%BB%E6%B0%97%E6%8A%B5%E6%8A%97%E7%8E%87%E3%81%AE%E6%AF%94%E8%BC%83
によると、
純鉄の抵抗率1.00×10-7 Ωm=1.00×10-9 Ωcm
つまり、純鉄の抵抗率はアルニコの50万分の1なのだ。
そして、下のサイトのスピーカの磁気回路の構造を
https://blog.goo.ne.jp/parc-audio/e/5bfd93d7eabb7cf6f6af99e2433889ec
見ると、ボイスコイルの近くはポールピースにしろ、ヨークにしろ、ほぼ純鉄なので、ボイスコイル付近の抵抗はほぼ抵抗率の低い鉄に支配されていると考えられる。なので、アルニコであろうとフェライトであろうと、逆起電力に違いが出る可能性はほとんど無い。

 アルニコとフェライトで音に違いが出るとすれば、むしろ、磁気回路の構造の違いによると考える方が合理的だ。言い換えれば、磁気回路の構造を工夫して、ボイスコイル付近の磁束分布をアルニコと同じにできれば、同じ音になると考えられる。実際、JBLではアルニコからフェライトに変えたときに磁気回路の構造を工夫してアルニコに劣らない特性を得ている。
(2023/09/12)

ALPS処理放射能水放出に対する中国の反応

 福島原発のALPS処理放射能水放出に対して、中国では日本製品の不買運動や日本への嫌がらせ電話などが頻発している。
中国の今回の反応は科学的に見れば全く合理性はなく、中国が放出している核廃棄量を考えれば問題にするのがおかしいのだが。
 この反応は一つには中国国民が自国の放射性物質の放出について知らされていないことが大きい。それと中国政府が自国政府に対する不満のガス抜きに利用しているという面もある。今頃になって強すぎる国民の反応に、貿易悪化による中国経済の悪化を懸念してか、中国政府は反日運動の沈静化に傾いているようだが。
 このような中国の反応については、日本の政府ははじめから予想していたらしい、というより、中国側は以前から「海洋放出したら日本の海産物を輸入禁止にする。」と通告していた。しかし、政府は何の予防策も講じて来なかったばかりか、政府要人は中国を敵視する言動で上記のような反応を煽っいる。やっていることは、実質的に何の効果もない遺憾表明だけ。
 「科学的な安全」と「人民の安心」には大きな隔たりがあるのは当然で、「科学的な安全」は科学者の役割だが、「人民の安心」は正に政府の外交の役割だ。これも岸田内閣の無能振りが目立つ事態だ。
(2023/08/30)

 「ALPS処理放射能水」を単に「処理水」と呼ぶのは誤解を招くというか、日本だけの奇妙な呼び方だ。これには、政府や東電などの、事実をなるべく覆い隠したいあるいはごまかしたい意図が見えみえだ。単に「処理水」と呼ばせることは、多くの人から「放射能をALPSで処理しただけの水」という事実を覆い隠してしまい「安全な水」との間違ったイメージを広める可能性がある。ALPS処理水は原子力燃料に直接接触した水を処理したもので、燃料に直接接触していない通常の原子炉から出る二次冷却水とは異なるのだ。
(2023/09/02)

πの級数展開

 数学上には不思議な式がたくさんある。以前に書いたオイラーの等式」やゼータ関数と素数などは代表例だが、πの級数展開なども不思議だ。
  π/4=1−(1/3)+(1/5)−(1/7)+(1/9)+・・・
奇数の逆数を足したり引いたりすると円周と関係するπが現れる。これは arctan(x)のマクローリン展開から得られるのでそれから考えるとそれほど不思議ではないけれども、上の式だけを見るとはやり不思議な感じがする。
 まあ、級数展開を持ち出せばeの級数展開
  e=(1/0!)+(1/1!)+(1/2!)+(1/3!)+(1/4!)+(1/5!)+・・・
なども非常にシンプルな級数でこれもマクローリン展開から得られるのだが、πもeも超越数(※)なのだ。  もう一つ不思議なのがバーゼル問題の解の式
  π2/6=1/12+1/22+1/32+1/42+1/52+・・・
だ。こちらはx2/4のフーリェ級数展開を使って得られる。
 上記のような性質はいずれも関数の級数展開から得られるものだ。関数の級数展開という考え方が数学を新しい世界に展開させたことは間違いない。
(※)数の集合は
  自然数⊂整数⊂有理数⊂実数⊂複素数
なのだが、実数は有理数と無理数に分けられ、更に、無理数は代数的無理数と超越数に分けられる。自然数は物の個数を数えるときに出てくる。整数は自然数を負の数に拡張した。有理数は整数の分数で表される。代数的無理数は有利係数の代数方程式の解として現れる。超越数はそういった拡張では現れない。超越数とはそれぞれ特異な性質を持っていて一般的な性質で規定するのが難しい数なのだ。複素数は2つの実数a,bと虚数単位により、a+ibと表される数である。因みにπはおなじみの円周率という幾何学由来の数であり、eは自然対数の底だが、
      d
      ──ex=ex
       dx
    
という顕著な性質がある。
(2023/08/21)

最近の大手メディア

 最近のテレビ、新聞などの大手メディアは、戦前のようになって来ている。政府の問題点を追求する姿勢が無く、翼賛的な内容ばかりになっている。政府に不都合な事実については政府発表のみを扱い、まともに事実を伝えようとしない。
 典型的な例は木原官房副長官の不祥事だ。扱っているメディアはインターネット上のメディアと週刊文春その他の少数の雑誌のみだ。木原に関してはほぼ確実に違法行為や捜査への介入があったにも関わらず大手メディアは全く触れない。例えば、朝日系の新聞、テレビなどは特に最近、戦前の朝日新聞のようになってきた。羽鳥慎一モーニングショーなどもスポーツの話ばかりやって時事ネタの時間が極端に減った。玉川徹も局上層部からの圧力なのか取り上げるべき話題を取り上げない。再び戦前の轍を踏むのか。
 タモリの言う「新しい戦前」は着実に顕在化している
(2023/08/20)

日大薬物事件

 日大アメフト部の寮から違法薬物が発見された。日大はアメフト部の悪質タックル事件を発端に、中枢部の脱税事件で理事長などが逮捕された過去があり、組織の大改革をしたはずだ。しかし、上記の件に関して副学長は以下のように言っている。
7月6日に私が発見した際には、ある入れ物に入っていたわけですが、大麻であるというふうに鑑定をされた小さなビニール袋、いわゆるパケと言われているものですが、その中に入っていたのは非常に微量で、言い方は悪いけど“カス”のような感じに見えました。ですからこれ自体が明らかに大麻だとは分かりませんでしたが、大麻のカスなのかもしれないと思いました。

明らかに怪しい物の発見を12日も警察にとどけずに放置していた。自分で「大麻のカスなのかもしれない」と考えたものを警察に届けなかったのだから、明らかに大麻取締法違反の刑事事件なのだが、この人物は東京地方検察庁総務部の副部長や宇都宮地方検察庁の次席検事だったそうで、そんな人物が上のようなマヌケな言い訳けをするとは驚きだ。それで言い訳けになると考えているのだろうか。日大の悪い組織に金で取り込まれて検事としての挟持も思考も失ったのか、あるいは元々そちら側の人物だったので日大に歓迎されたのか。
(2023/08/08)

 どうも、日大には田中理事長時代の残党の体育系の職員が残っていてそこが悪の根源になっているらしい。悪質タックルや田中理事長の脱税事件のときに、第一に体育系の残党を一掃するべきだったのだが、林新理事長に代わってもそれができていなかったようだ。
(2023/08/11)

 日大アメフト部の薬物事件は結局20名もの学生が大麻を吸っていたことが判明した。アメフト部は廃部しかないが、他の運動部も調べた方が良い。
(2023/10/17)

 元アメフト部員の裁判が始まったが、その男は、自分の部屋から大麻が見つかったときに監督が「副学長(元検事)に見つかって良かった。」と言っていたと証言した。つまり、この副学長が事件をもみ消してくれると考えたということだ。1学生がそれと同じ考えをしているということは、この副学長が常態的に不祥事のもみ消しに関わっていたということになる。
 どうやらこの副学長(日大OBの元検事)はそういったことのために雇われた疑いが非常に濃い
(2023/12/04)

パリ研修

 自民党女性議員が「研修」と称してパリに団体旅行をして、エッフェル塔の前で調子に乗って写真を撮ったものをインスタグラムに載せた結果、物議をかもしている。
 そもそも、38人も行く必要があるのか。物見遊山の観光旅行なのは明らかだ。公費を使っていないなどと主張しているが、結局党費から出ていてそれは政党交付金つまり税金だ。
 ここにも、自民党議員の特権意識と政治の私物化が如実に表れている。
(2023/08/03)

 研修の計画書が判明した。実質的な研修は3泊4日の内4時間しか無く後は自由時間とのこと。明らかに観光が主だ。それでも、「非常に有意義な研修だつた。」などと言っている議員もいる。バカにするなと言いたい。
 国会議員の中には自分の子供を「自民党員」に紛れ込ませてファーストクラスで連れて行ったものがいる。自民党員になれるのは16歳以上なのだから、これは明らかに犯罪だ。詐欺罪容疑で検挙するべきだ
(2023/08/08)

大阪万国博覧会

 大阪万博の開催が危ぶまれている。外国のパビリオンの建設申請が全く出ていないそうだ。そもそも、2021東京オリンピックと同様、今、大阪で万博を開催する意味・意義がほとんど無い。Expo70の時代とは時代の状況が異なる。そこで昔と同様のことをやってもほとんど意味がない。
大阪万博は中止しか無い。
(2023/07/18)

 万博会場の建設費が当初予定の810億円から3倍近い2300億円になるらしい。吉村知事は費用の増加はこれが最後だと言っているが、怪しい話だ。前回増額になったときも「最後」と言っていた。不足分は結局国民の税金が使われる。しかも、パビリオンなどの建造物は全て博覧会が終わったら壊してしまうのだ。壮大なゴミを作るのに2300億円も掛ける・・・府や国は何を考えているのか。
 大阪府も政府も、こんな事に税金をつぎ込むとしたら亡国の組織だ
(2023/10/04)

 大阪万博に関して会場建設費に加えて800億円余り費用が掛かることが明らかになった。このことは10年も前から政府の中ではわかっていたことだそうだが、政府は非常にわかりにくい形では公表していたが、国民にはちゃんと知らせずに口をつぐんでいた。政府は意図的ではないなどと言い訳をしているが全く信じられない
(2023/11/29)

 大阪万博には多くの重大な問題がある。

 そもそも、情報環境が50年前とは全く異なりGoogleマップなどを使えば世界の多くの地域に瞬時に行って見ることが可能になっていたり、新しい技術などもネットを検索すれば・・・いや、検索しなくてもAIが解説してくれるようになった今、50年前の考えで万博をやってもほとんど意味が無い
 それでも万博をやろうとするのは、IR建設のためにインフラを税金で賄おうとする詐欺的発想の賜物でしか無い。大阪維新の会や安倍政治の犯罪による負の遺産になるだけ
(2024/05/06)

安倍銃撃事件1年NHKスペシャル番組

 安倍銃撃事件から1年経って、NHKがスペシャル番組を放映した。その中で気になったことがあった。
 番組の中で何度も強調していたのが、「いかなる場合も暴力で社会を変えようとするのは間違いだ。」ということだ。確かに暴力は民主主義とは相容れないものであり、社会を変えるのは言論による話し合いでなければならない。しかし、このことを言えるのは国家が言論を受け付ける状況にある場合に限る。今の国会の状況を見るととても言論の府とは言い難い。政府は国会での質問には全く答えず、平然と嘘をつき、単に多数決で押し通すのみ。更には、国会にさえも掛けない閣議決定という暴挙で重要なことを次々に決めてしまっている。このような状況で上記のようなことを強調するのはほとんど無意味どころか、民主主義を破壊し続ける政府に加担していることになる。
 また、「社会を変えようとする。」というが、これは安倍銃撃事件の本質を捻じ曲げる見当はずれの議論だ。山上被告はこの番組の中でも示されているように「統一教会に対する恨みが犯行動機だ。」と言っている。一言も「社会を変える。」などとは言っていない。安倍銃撃事件は恨みによる殺人事件以外の何物でもない上記のような方向に議論を導くのは、社会を変えようとする人と暴力を結びつけようとする歪んだ意図が垣間見える気がする。
 もう一つ欠けているのは、旧統一教会の問題を扱ったこの番組で鈴木エイト氏や前川喜平氏を登場させていないことだ。このこともこの番組の何か生ぬるい食い足りないそして政府におもねった印象の要因になっている。
(2023/07/13)

木原誠二

 木原誠二官房副長官の不倫疑惑がとんでもない事になって来た。木原誠二の妻に殺人の疑いが出てきたのだ。日刊ゲンダイによると、2006年に起きた木原の今の妻の前夫が殺された件は、不審死とされて処理されていたが、2018年の追捜査で妻は何度か事情聴取された。ところが、木原が何らかの権力を用いて阻止したらしく、突然捜査が幕を閉じた。この次期、木原は安倍晋三内閣の外務政務官を務めるなどしていたので、安倍が裏で何らかの動きをした疑いが強いアベノウイルスを撒き散らす輩の一人。
(2023/07/09)

 「何らかの権力」と書いたが、2018年10月に木原は「自民党情報調査局長」に就任していて、警察権力に絶大な支配力を持っていたらしい。捜査が急に沙汰止みになったのも宜なるかなだ。
(2023/07/14)

 警視庁捜査1課の国府田剛課長は7月28日、「証拠上事件性は認められず、死因は自殺と考えて矛盾はない」などと言っている。また、露木康浩警察庁長官も「捜査が公正でなかったという指摘には当たらない」などと言っている。明らかに、現政府の意向を受けての発言で、全く、合理性が無い。警察官僚の腐敗ぶりと岸田政権の独裁性は非常に危険だ。当時の捜査一課の担当刑事の佐藤誠氏の証言などから明らかに殺人事件だ。官邸による支配があらゆる所に浸透している。日本は独裁国家になってしまつた
(2023/08/14)

 木原が2021年に違法デリヘルに通っていたことが明らかになった。政治家が違法行為をしたのだ。それでも政府は「プライベートな個々の案件についてはコメントを差し控える。」などと言っている。岸田政権では政治家は違法行為をしても良いらしい
(2023/08/18)

 木原の今の妻の前夫に関する事件について、「自殺はありえない。」と表明した佐藤誠元刑事に対して、捜査ニ課が公務員法違反の疑いで内偵をしているらしい。警察組織は、犯罪の疑いの濃い当の木原に対しては何の動きもせずに何をしているのか。検察は何をしているのか、政府に忖度して見て見ぬ振りを決め込むのか。そもそも、2006年の捜査の結果、自殺と断定したことも、捜査線上に上がつて来た容疑者が公安警察の警察官だったことで自殺ということにして隠蔽した疑いが濃い。警察組織が組織防衛のために嘘もでっち上げもすることは実際いくつかの例がある。腐っている。
(2023/08/31)

松尾潔氏の解雇

 スマイルカンパニーというところの松尾潔というプロデューサーが、ジャニーズ問題について非常にまともなコメントをしたところ、突然解雇された。スマイルカンパニーとジャニーズは浅からぬ関係があるらしく、社長から「ジャニーズとは義理と人情の関係がある。」と言われたという。折しも、ジャニー喜多川のジャニーズ設立以前からの少年に対する性的犯罪が明るみに出ている状況で、同氏についてコメントさえすることができないようでは、言論の自由も地に落ちた感が強い。
(2023/07/08)

大河原化工機事件

 大河原化工機事件の裁判が初公判の直前に起訴が取り下げせられた。この事件は検察・警察の捏造であったらしい。当時の捜査官の証言でそのことが明らかになった。
 この事件は安倍晋三の経済安保思想に後押しをされた、検察幹部の手柄のためにでっち上げられた冤罪事件だった。酷い話だ。更に、勾留されていた重役が癌を発病して様態が悪くなっても、裁判所は保釈を認めなかった。その結果当人は手遅れになって死亡した。つまり、警察・検察・裁判所が一体となって冤罪事件を作り上げはては無作為あるいは未必の故意による殺人を犯すに至った。
 この種の権力者による犯罪は本来厳しく断罪するべきものだが、安倍晋三以来の政治権力による行政・司法の支配により、権力に非常に甘い対応になってしまっている
 このままでは日本は本当の暗黒政治国家になる、いや既にかなりの程度暗黒政治国家になってしまっている
(2023/07/04)

愚かなグローバル化

 「グローバル化」というのは自民党政府の以前からの方針だが、現在、結果として非常に拙い状況になっている。
 日本は食料もエネルギーも外国依存になっていて、国の安全が外国の手に委ねられた状態だ。これは、歴代自民党内閣、特に安倍内閣以降の政策で回復できないような状況に陥ってしまった。
 そもそも、グローバル化は外国で安くできるものは外国から買えばよい、その代わり日本でできるものを高く売ればよい、という思想だ。これは、「国」という枠組みが現存する世界では愚かな選択だ。グローバル化が皆にとって有益なのは、国という枠組みが無く、地球が本当に個人単位で成り立っている場合だけだ。国という枠組みがある世界で日本のような小国がグローバル化をむやみに進めるのは自国を弱点だらけの国にする愚策だ。一旦、事あれば世界中で資源豊富な国は自国の利益を第一に優先し、食料、エネルギーなどの資源の囲い込みをする。
 今の日本で他国からの食料、エネルギーの供給が断たれたら、瞬く内に産業は疲弊し国民は飢える。
 日本が生き延びるためには、自国で賄える再生可能エネルギーを最大限に活用し、休耕地に農作物を植えて少し高値になっても自国で食料を賄える体制を造ること、そして日本では国家的な危険物である原子炉を廃炉にすること、更に、長期的に重要なことは教育の充実、特に、理系の教育と理系出身者、研究者を大事にすることだ。
(2023/07/04)

「差」対「比」と音楽

 音楽ではドとドは1度の関係という。同じものは普通の感覚では差は0なので、0度が自然にも思えるが・・。
筆者の考えは、以下の通りだ。
 楽音の世界は比で成り立っている。ドとド♯の間の音程関係は周波数では、1:1×2(1/12)のように比の関係になっている。どの音でもその音と♯の音はそうなっている。つまり、同じ音は周波数が1倍なのだ。音程は周波数の差で考えるのではなく周波数の比で考える。それが1度の由来なのではないか。いつか、音程の「度」の由来をご存知の方に聞いてみよう。
(2023/06/22)

 調べて見ると、ドイツ語では、

1度:Prime、2度:Sekunde、3度:Terz

のように1、2、3になっている。日本語表記の1度、2度、3度は、こういった外国の表記に由来するようだが、それではそもそも上記の外国語表記はなぜそうなったかという疑問が生じる。このような表記が出来た時代はまだ、音の物理パラメータの「振動数」という概念は無かった(振動の概念はあったと思うが)と思われる。まして、振動数比という考え方も無かったはずで、なぜ、同じ音を振動数基準の表し方である「1」度と言い出したのか不思議だ。
(2023/08/11)

緊急用ハンマー

 緊急脱出用として車内に工具のハンマーをのせていたところ、警察から凶器の疑いがあるとして3時間ほど事情を聞かれていたそうだ。警察の言い分は「ハンマーが専用の製品ではなかったため、本当に脱出用なのか確認する必要があった」とのこと。

 馬鹿げた言い分だ。専用のハンマーだと犯罪に使われないとでも警察は思っているのか。そうだとしたら合理的な思考がまるでできないバカとしか言いようがない。窓ガラスを割る用のハンマーは他人の家のガラスでも他人の車の窓ガラスでも人の頭でも割れる。当たり前のことだ。専用ハンマーだから犯罪に使われないという保証は全くない。だから「専用」かそうでないかなどということを判断の基準にするのは大間違いだ。こんなバカなことを言っているようでは、犯罪者を見逃すことになる。むしろ、「専用ハンマーならば取り締まられないから専用ハンマーに変えよう。」という犯罪者も出てくる可能性も生じる。警察も緊急脱出用にハンマーを積むことを推奨しているので、筆者も写真と同じ形のハンマーを助手席から手の届くところに積んであるし、運転席から手の届くところには後ろが尖った金槌を積んでいるのだ。
 ここにも形式や条文ばかり見て合理的な思考ができていない典型が見える。形式的、マニュアル的に物事を見ていては間違った判断をする可能性が高い。重要なことはその持ち主がどんな状況・状態にあるかを観察し判断する能力と技術を養うことだ。これは、難しいことには違いないが、「脱出用ハンマーを携帯するべきだが専用ハンマーでないとダメ。」というような形ばかりで実質的な内容が矛盾した(ハンマー業界との利権絡みを勘ぐりたくなる)取締に陥る危険性を減らすには必須のことだ。上記のような警察の言い分が通るのは「自分の車の窓ガラスだけ割れて他の窓ガラスは割れない。」というような夢のような専用ハンマーができた場合だけだ。
(2023/06/08)

岸田翔太郎

 岸田首相の長男の岸田翔太郎が首相公邸で私的なパーティーを開いて問題になっている。世襲議員の息子らしい振る舞いだ。
 首相公邸は首相が生活する空間なので首相の執務室である官邸よりは私的な空間ではあるが、一族郎党の遊び場ではない。長男は首相秘書官という地位にあるので単なる首相の家族ではなく公人だ。それが、上記のような振る舞いをするのは非難されて当然だが、首相は「厳重注意」でお茶を濁す構えだ。
 どうも、世襲首相は国会議事堂を自分の城、官邸や公邸は私物の別宅のように思っているのではないか。そもそも、麻生、安倍、岸田などの世襲の首相の振る舞いを見ていると、首相という権力を国民のために使うものという意識が全く見えない。「首相になる=好き勝手ができる地位を得る」という認識だ。首相という権力は自分が好き勝手をするためのもの、国会は好き勝手をするための法律を造る道具、司法は好き勝手を正当化する道具・・・と思っているに違いない。
(2023/05/26)

 上で「一族郎党」と書いたが、どうも事実は「単なる友達」だったようだ。友達を集めて公邸で酒盛りをしたようだ。更に、そのことを岸田首相は知っていたそうだ。もう、親子揃って、麻生、安倍、菅に勝るとも劣らず、国の私物化をするクズ共だ。
(2023/05/31)

 岸田翔太郎が世論に押されて解任となった。まあ、こんな能力も見識も自覚も無い人物に総理大臣秘書であってもらっては困るが、解任の日付が6月1日とはあきれた。何の仕事もしない6月分の給料と夏のボーナスが税金から支払われるのだ。国民を舐め切ったやりようだが、これも、政治権力を私物としか考えていない輩らしいやりようだ。
(2023/06/01)

学習型AIの問題

 「ChatGPT」が話題になっている。これは学習型AIに自然言語生成AIを組み合わせたものだ。これについて、便利さの一方、間違った回答をする場合があるということが問題視されている。
 「間違った回答」をすることを大問題と捉えて「AIはだめだ。」と言う人もいるが、これは間違った捉え方だ。この種のAIが間違った回答をすることがあるのは当然のことで、それをもって「AIはだめ。」と結論付けることは妥当性を欠く。
 そもそも、「学習型」である以上、「何を学習したか。」によって、回答が変わってくるのは当然のことだ。例えば、独裁国家の政府が造る学習型のAIはその独裁者に都合の良い学習をしていて独裁者に都合の良い回答をすることは当然考えられる。「学習型AI」は「人」と同様のものなのだ。間違った学習をした人が間違ったことを言うのは当然で、要は「学習型AIの回答を鵜呑みにしない。」ということを徹底して周知することだ。
 「人の言うことを鵜呑みにしない。」ということは常識であるはずなのだが、学習型AIに対しても同様の姿勢で臨むべきであることを理解していない人が多いのが問題
なのだ。
 また、「AIは所詮機械だし、人間とは根本的に違う。」と考えている人も間違っている。人間も機械と同じ物理的存在であり、脳の活動も物理的なものだ。「機械には人間にある『感情』が無いので違う。」という人もあるが、「感情」も物理的存在の情報処理装置である脳の活動であることを忘れた主張だ。認知科学的に見れば「感情」も人間の生存に寄与するある面で合理的な情報処理活動の一つ、であることを理解していないだけだ。
 今後、AIは益々人間と近くなり、人間のやることの多くを代替するようになることは眼に見えている。そういった世界が眼の前にあるのに人間同士で争っている場合ではない。このことを世界の政治家や支配者はもっと深刻に受け止めなければならないと思うが、どうもその気配も見られないのは情けない。
(2023/05/24)

梅村みずほ

 またとんでもない議員が居た。この議員はウィシュマさんの件に関して「資料と映像を総合的に見ると、よかれと思った支援者の一言が、ウィシュマさんに『病気になれば仮釈放してもらえる』という淡い期待を抱かせ、医師から詐病の可能性を指摘される状況へつながったおそれも否定できない」などと言っている。何を言っているのか。総合的に見ればウィシュマさんが病死したことは明らかな事実だ。その事実を見ているのにウィシュマさんが自分から死に至るような病気になったかのような発言だが、どんな思考をしたらそんなことが言えるのか。更に、「上記のような事実はあるのか?」と質問されて「そういう事実は無い、しかし、可能性はある。」などと言っている。可能性の話ができるのは、事実が不明な場合であり、現実にウィシュマさんの病死という事実があるにも関わらず他の可能性を根拠に自分の発言を正当化するのは詭弁以上の犯罪だ、虚偽答弁に等しい。
この議員は日本にとって杉田水脈同様、居てはならない政治家だ。
(2023/05/17)

入国管理法改悪

 入国管理法が改悪された。自国で迫害されて日本に逃げてきた人々をを簡単に出身国に追い返せるようにした。追い返された人々は自国で命の危険にさらされる可能性がある。外務省の人権感覚は最悪だ。ウィシュマさんの件に関しても、病院への搬送を懇願するウィシュマさんのビデオの公開を「勝手に切り取って公開した。」などと言っている。外務省に都合の悪い事実が公開されるのが嫌なのだろうが、「切り取り」により情報の本質的な趣旨が変わらない場合、「切り取り」も妥当と言える外務省の言い分は身勝手な言いがかり以外の何物でもない
(2023/05/15)

 日本の難民受け入れ率の異常な低さを正当化する法律が入国管理法だ。難民審査官は「我々は難民を探しているが見つからない。」などと言っているが、1人の審査官が年間1000人を審査していることになっていて、審査のデタラメさも明らかになっている。日本は人権最後進国だ。
(2023/06/25)

危険な岸田政権

 以前に「有害な岸田政権」と書いたが、これまでの岸田政権の動きを見ると「有害」というより「危険」だ。どうも岸田首相は深い思考ができす上っ面の思考による場当たり的な政策を与党の絶対多数を武器にほとんど議論もせずに閣議決定という議会無視手法を使って、ちゃんとした説明もせずに、どんどん進めている。このままでは日本は議会制民主主義国家から、人権無視の独裁国家に変わる可能性が高い。岸田のやっていることを見ているとこの男の頭の中はカラッポなのではないかと思えてくる。岸田カラッポ内閣いやそれどころか、岸田毒ガス内閣だ。至るところから毒ガスが漏れてくる。
(2024/04/17)

時計店強盗団

 白昼、繁華街の銀座の時計店が強盗団に襲われた。容疑者4人がすぐに逮捕されたが、その犯行の粗暴さ、粗雑さ、稚拙さに呆れる。容疑者達は互いを知らないらしい。
 容疑者達は16歳〜19歳とのことだが、彼らに犯罪をさせた指示役がいて、その指示役は逃走してしまっているらしい。実行犯の4人は、指示どおりに何も考えずに強盗を実行したようだ。この手の犯罪に手を染めるのは支持されなければ何もできない、指示されれば何でもやってしまう連中の典型のように見える。こういった輩は人の指示に従うことが快感なのではないか。この種の自分で考えて自分で判断することが嫌いで指示・命令されることに快感を覚える輩が増えるということは独裁政治が育つ土壌になり、非常に危険な兆候だ
(2023/05/10)

ポリフォニー

 さる音楽番組でグレン・グールドの弾くモーツァルトのピアノソナタの一部を聴いた。グレン・グールドが弾くバッハはあまり好きではないが、上記のモーツァルトは「おっ、良い!」と感じた。実は、このグールドのモーツァルトのソナタはグールドが勝手に左手を和声でなくポリフォニーに書き換えて演奏しているものだった。筆者はモーツァルトの曲に「美しいが何か物足らない。」という印象を持っていたが、上記の演奏は気に入った。
 筆者がモーツァルトの和声的音楽に対して感じていた物足らなさは、ポリフォニーで味わえる一種のスリル感が無いからだと気がついた。和声的音楽はメロディーと和音が協調的過ぎる。ポリフォニーはぶつかり合う音が頻繁に出てくるが、各声部が自己の意思を持つて動き回り互いに自己主張をするスリルがある。ポリフォニーはそのスリル感や緊張感がたまらない。
(2023/04/29)

 今のところ、筆者が最も好きなポリフォニーの曲はバッハの平均律曲集1巻7番の前奏曲だ。ご存じの方も多いと思うが、この曲集はすべての調について「前奏曲+フーガ」の形でできている。そして、この曲は後のフーガよりもこの前奏曲の方が長大で込み入った構造になっていて、「前奏曲」と銘打ってはいるもののむしろ前奏曲が主体になっている。
 この前奏曲は2つのフーガ主題単独で結構長く提示されたのち、悠然と二重フーガとして展開される。この部分は本当にゾクゾクするほど素晴らしい。圧倒的なスケール感を持っている。これはもう「前奏曲」ではない
(2024/06/14)

シミュレーション動画の影響

 コロナウィルス感染症の最盛期に人が咳をしたり喋ったときに放出する飛沫のスーパーコンピュータによるシミュレーションが発表された。これは世間に多大な影響を与えたのではないか。この結果を見てマスクの重要性を認識した人は多かったのではないか。筆者も、「人はしゃべるだけで飛沫を周囲にこんなに撒き散らしているのか!」と驚くと同時に向かい合っての食事中にしゃべるのが恐ろしくなった。結果的にコロナがかなり収まってきた現在でもマスクを外す気になれない人が多いのではないだろうか。

「動画で見る、スパコン「富岳」による飛沫のシミュレーション(MiraikanChannel)」より




(2023/04/26)

行政の大バカ

 福井県の道路の待避スペースとの間の側溝の蓋がとぎれとぎれになっていて、車が落ちて事故になった。

(テレ朝NEWS)


福井県は法律に則っているので、県として落ち度は無い、「道路の構造上は“安全”だと思いますけど。より安全を徹底するため、注意喚起を徹底していきたい」と言う。
なんという馬鹿げた思考か!
 この構造はワナか落とし穴だ。こんな構造にしたら何かの状況で待避が必要になったときに待避できるスペースがあるのに待避できないし、特に夜など側溝が見えにくいので事故になる可能性が極めて高い。これのどこが「道路構造上は安全」なのか。福井県はこの程度の思考もできないバカの集まりなのか。しかも、この事故以前にも何度も側溝に落ちる事故があったらしい。それでも「道路構造上は安全」という考えを改めず、侵入禁止のポールを立てるなどの措置もしなかった。バカで無責任だ。
 県の言い分は自分で考えることを止めたマニュアル人間の典型だ。
マニュアル(法律)がなければ人が死ぬ危険があって何もしない、マニュアル(法律)があれば人が死ぬ危険があっても何でもやってしまう
(2023/04/25)

 この問題に関して、県警の交通課はどうしていたのか。パトロール中に上記の状況に気が付かなかったとしたら過失責任を問われても仕方がない。
(2023/04/26)

トランプが逮捕された

 元アメリカ大統領のトランプが逮捕された。34件の罪に問われている。しかし、トランプ支持派は「絶対無罪だ。神が証明する。」というような言っている。
 神を持つ宗教を信じる人は、事実を見て自分で考えることを好まない傾向にあると考えられる。トランプのような独裁者の方が居心地が良いと感じているように見える。こういった人たちには民主主義は合わないのだろう。
 トランプは自国の自分を取り巻く連中が儲かれば何をしても良い、という考えのようだが、アメリカのような大国のトップがトランプのような人間だと地球全体が不幸になる。
(2023/04/05)

あべのマスク情報公開

 「あべのマスク」について単価や数量の開示を求める裁判で政府が敗訴して裁判所は政府に不開示の取り消しを命じた。当然のことだ。そもそも、税金を使っての事業に関する情報は基本的に開示するべきものだが、最初政府は単価や数量を黒塗りにした資料のみを開示していた。国防などの特定の機密を要する事項以外で情報を黒塗りにするのは民主主義国家ではありえないことだが、日本では未だにそれがまかり通っている。そもそも、「開示請求」をしなければ見ることができない制度がおかしい
(2023/03/27)

最近の車のデザイン

 最近の乗用車のデザインは筆者には「かっこ悪い」と見える。燃費が気になるのか、空力特性を良くしょうとして、やたらとフロントウインドウが寝ていてかつ側面から見た窓の面積が小さくなっている。特に後席は窓がほとんど申し訳程度になっている。少なくともスポーツカーでない乗用車は家族で乗車する機会も多く後席でも視界は広い方が開放感があって良いと思うのだが。窓が大きい車はかっこ悪いと考えるセンスは筆者には「ダサい」と感じる。
 上記のようなデザインが「かっこ良い」と考える人が多いようだが、筆者が「かっこ良い」と考えるのは二代目プレリュードや、二代目ソアラ、シルビアなどウエストラインは低いがサイドウインドウは比較的高さがあるものだ。このセンスはもう時代遅れなのか。
 実際に運転する場合もあまりにフロントウインドウが寝ている車は窓が遠くにあることになるので実質的な前方視界は狭くなる。ダッシュボード上部も長すぎて視界の邪魔になる。
 実用的な乗用車の理想はウエストラインが低すぎずかつあまり高くもなく、座席は公園のベンチのような自然な高さで、前席・後席とも前後左右の視界が広く、十分なヘッドクリアランスがあり、フロントウインドウがあまり寝ていないものだ。これに近いデザインはもう古いものになってしまうがホンダのMobilioだ。「窓が大きすぎてかっこ悪い」という人が多いようだが、筆者には実用車としては理想的に思える。
(2023/03/24)

袴田事件再審決定

 袴田事件の再審が決定された。この事件の裁判における警察・検察・裁判所のデタラメ振りにはあきれる。始めから事件の物語を作って、それに合いそうな証拠ばかりを集め、はては証拠の捏造さえもした。有罪とする証拠に明らかな疑義があるのに、死刑判決を下した裁判所も万死に値する。こんな裁判が行われる日本の裁判制度には恐怖を感じる
 そもそも、警察・検察・裁判所が科学的・合理的思考ができていない上に、警察・検察の持っている全証拠を開示しないのがおかしい。全ての証拠を開示して客観的・公平な眼で見て裁判ををするのでなければ正しい判決は得られない。正しい結論に至るには取り調べの完全可視化と証拠の全面開示が不可欠なのだが、未だにそれが実現されないのは日本の裁判制度がいかに前近代的であるかを表している。
 未だに警察・検察は捜査の正当性を主張しているが、まるで合理性が無い。そもそも、司法が無謬性を前提にすることが科学的に大間違いなのだ。もちろん、司法が無謬であることは理想だが現実では無謬ではない。科学は誤ることがあることを前提に機能する。司法に携わる人への科学的論証の訓練をする教育がなされないのは大きな問題だ判決に合理的な疑義が生じたら謙虚にそれに基づいて再審を開始するべきだ。
(2023/03/16)

 検察はまたまた特別抗告を検討しているらしい。「証拠捏造などありえない。」と言っている人もいるらしいが、過去に証拠捏造の事例がゴロゴロあることを知らないのだろうか。「判決に仮に疑義があっても司法の信頼性を守るために再審はしない方が良い。」と考えているのであれば本末転倒も極まれリだ
(2023/03/19)

 検察は特別抗告を諦めた。「承服しがたい点があるものの、特別抗告の申し立て理由があるとの判断に至らなかった」などと言っている。何を言っているのだろう。なにか、何が何でも再審を止めるために理由を探している印象だ。「理由がない」のであればつべこべ言わずに再審を受け入れればよい。まだメンツに拘っているのか。これまでの判決について提示された多くの疑義について合理的な反論ができていない現実をどう考えるのか、検察はメンツに拘るあまり根性が腐っているとしか見えない
(2023/03/21)

 検察が今頃になって「有罪を立証する」などと言い出した。多くの検証から証拠の衣類についてほ高等裁判所が「捏造した可能性が極めて高い。」と断定したにも関わらず、権威維持のために合理的な判断を捨てる検察という組織はまともな組織とは言えない
(2023/07/13)

乳牛の頭数削減

 牛乳が余ってきていて、岸田政権は乳牛の頭数削減に補助金をだすと言い出した。これまで政府は乳牛の頭数増加に補助金を出してきた。こんどは頭数削減とは無策も極まれり最悪だ。これでは酪農家は廃業が続出するのではないか。もう支離滅裂だ。感染症対策やオリンピックなど愚策を繰り返してきた政府だが、こんな愚劣な政府では確実に日本は滅びる。
 農産物は一朝一夕に生産量を変えることはできない。もっと長期的見地で、余った場合にチーズなどの保存製品にできるようにしておくとか、政府が買い上げて困っている人に渡すとかして酪農業を維持できるようにする等の施策をするべきだ。これらは食料安全保障上必要なことだが、クズ政府には国民を守る気が全く無い
(2023/03/06)

安倍政権によるマスコミ支配

 安倍政権時代に安倍政権が日本のマスコミに対して政権批判を含む番組をさせないように圧力をかけていた証拠になる総務省の文書が明らかになった。A4で約80枚にも及ぶ文書で当時の安倍政権と総務省のやりとりが克明に記録されているが、中に、サンデーモーニング(MC:関口宏)や報道ステーション(MC:古舘伊知郎)などが名指しで問題にされ、報道ステーションのコメンテーターの古賀重明氏の降板やNHKの「クローズアップ現代」のキャスターの国谷裕子氏が番組を降板させらるという事態をもたらした。これにより、日本のマスコミは政府批判を極力避けるようになった。この文書について当時の総務大臣だった高市早苗は国会で「悪意を持って捏造されたものだ」などとして無視する姿勢だし、記者の質問には答えずに逃げた。
 この問題については、安倍晋三が民法の番組に出たときに安倍の意に沿わない内容だったことに安倍が幼児的な立腹をしたことから、内閣や放送関係の担当の総務大臣も蚊帳の外にして、放送に関して何の権限も無い磯崎陽輔総理補佐官と安倍だけで画策した案件だった。磯崎は人事まで持ち出して総務省の役人を恫喝して従わせようとするヤクザもビックリのやり方だった。そもそも、社会の現状をそのまま放映することが政権にとって不都合だったとしても、それを「公平でない」と言って騒ぎ立てるのは独裁者のやることだ。社会の現状を過不足なく報道するのが報道の使命なのだが、安倍にとってそれが我慢ならなかったらしい。
 そもそも、放送法には次のようにある。

第3条 放送番組は、法律に定める権限に基づく場合でなければ、何人からも干渉され、又は規律されることがない。

放送が時の政府によって支配されることを禁止する条項だ。放送局はこれを盾に政府からの干渉を拒絶できるはずなのだが、政府が電波帯域を握っていてそれを使って脅迫する。電波帯域の管理などは第三者機関に任せるべきなのだが、権力者、特に今の政府ような独裁的政府はそれを嫌う。普通の民主国家ならば電波関連の事項は政府とは独立した機関が担うのが正常な形だ。
 今回の件でまたまた安倍晋三が日本の民主主義にとっていかに毒物であったか明らかになった山上容疑者が安倍晋三を殺したことは「殺人」という犯罪ではあるが、はからずも安倍晋三という国家的害毒を取り除きその罪状を世間に晒すという結果になったのも事実だ。安倍の死によって世の中の風通しがずいぶん良くなった
(2023/03/03)

 上記文書が総務省の公文書であることを総務大臣が認めた。高市早苗は「もし本物だったら議員辞職する。」と国会で明言していた。高市議員はやめざるをえないだろう。安倍晋三の残渣が少しでも減るのは良いことだ。
(2023/03/07)

 上記の「捏造」呼ばわりをした高市早苗だが、本物であることが確認された今日になって「内容が不正確だから辞職しない。」などと理屈にもならない理屈を言って辞職を否定した。そもそも、内容が正確かどうかにかかわらず「本物だったら辞職する。」と言った以上、やめるのは当然だが、この人物のクズぶりには恐れ入る。人間としての誠実さも政治家としての倫理感覚も何もない。平気で嘘をついてシャーシャーとしている。安倍一派はこんなのばかりだ。
(2023/03/07)

有害なイスラム教

 イスラム教は現代文明においては有害だ。教義に「女性は男性より劣位にあり、保護されるべき存在である。」とある。確かに女性は平均的に男性よりも筋肉量が少なく暴力的な場面に置いては劣勢だ。争いが暴力的な強さによって解決されていた時代ならばそれは意味のあることであったかもしれない。しかし、現代文明は暴力的な能力よりも思考・判断の能力の方が有効になっている。暴力的場面でも筋力で劣る女性も武器を使えば男性に対抗できる。
 「イスラム教は女性を大事にしている。」とする反論もあるが、現実は女性を様々な場面で虐げていることが明らかだ。
 イスラム教の有害な点は上記の教義により女性の権利を甚だしく抑圧していることだ。特に、教育を受ける権利に対する妨害は最悪だ。学校で学ぼうとしている女子学生に毒を盛って集団中毒を起こさせた例も報告されている。
 いわゆる「統一教会」の教義も女性差別的だ。キリスト教も本質的には女性を蔑む体質がある。カナダで2022年に行われた調査では、福音派プロテスタントのキリスト教とイスラム教の2つが「社会にとって有益というよりも有害である」と考えるカナダ人が多いことが判明している。
 多くの宗教は女性や特権階級以外の人々が教育を受けて賢くなることを嫌う。人々が賢くなると宗教に易々諾々と従うことを止め、自ら考えるようになるので困るのだ。独裁的地位を失うことが怖いのだ。
 もう、上記のような宗教は捨てるべきだ。そのためにはちゃんとした科学教育で、宗教というものの不合理性と現代社会では人類の幸せへの寄与より有害性の方が多いとを教えるべきなのだが、人を支配するには宗教は非常に効果的な道具になるので、ほとんどの国(特に独裁国家)で未だに宗教が無条件で尊重されている。神が支配する国は民主国家にはなりえないが、民主主義国でさえ「信教の自由」と言う形で宗教は尊重されるのみで、その有害性をちゃんと教えるということがされていない。危険だ
(2023/03/03)

 「エホバの証人」という宗教団体では日常的に子供の虐待が行われてきたことが、同教の三世の証言で明らかになった。この宗教も「ハルマゲドンが起きて信者でない人はみな死ぬ。」などと恐怖を煽る教義で人を引き込み信者を支配している。有害な宗教だ。
(2023/03/06)

東海第二原発非常用電源停止

 東海第二原発の非常用電源が突然停止し、原因不明とのこと。この事故については、Fridayが最初に報じ、後にNHKが報じた。Friday報道が21日の18時前だったが、事故の時刻は10時30分頃だったにもかかわらずFridayの報道時点で東海第二原発の広報には掲載されていなかった。Fridayの報道がなかったら口をつぐんで「ほっかむり」を決め込むつもりだったのではないか。政府は老朽化した原発を「休止期間は耐用年数に入れない。」などとデタラメを言って運用可能年数を60を超えても可能とする決定をしたが、運用開始45年でこういった原因不明の事故が起きるのだから、60年を超えて運用するというのは無謀という他ない
 この原発では2週間前に火災も起きていたらしい。そもそも、この会社の安全意識はどうなっているのか。
(2023/02/22)

外国人への国土の売渡し

 沖縄の屋那覇島が中国人に売られたとのこと。外国人が日本の国土を買うことを許していてよいのか。政府は何をしているのか。これまで政府は「国を守る気概を持て。」とか「北方領土奪還。」とか声高に叫んで来たが、本当に国を守る気があるのか。こんな時こそ、伝家の宝刀の「閣議決定」でも使ってこのようなことが無いようにする法律を早急に作るべきなのではないかと考えるのだが、政府は全くその気も見せない。米国の大部分の州では外国人による土地の購入はできるとのことだが、米国のような広大な国土を持つ国と日本のような狭小な国土の国では事情が全く異なる。日本のような国の場合、国土を外国人に売ることを禁止するのは正当なことだ。
 もっとも、北方領土奪還などと言っていた安倍晋三が、愛国者どころか先頭に立って外国の宗教団体に国を売っていたのだから、その後継の今の政府に期待するのは無駄なのかもしれない
(2023/02/14)

 このことに関して、外国人が土地を高値で買い取るので地元の地価高騰で困っているという状況が頻発している。政府の無策も腹立たしいが、日本の右翼は何をしいてるのか。やたらと軍国主義のような宣伝はするが、上記のような事態に対して何もしていないのではないか。「国を守る」ということを言うのであれば、上記のようなことを無視しているようでは、「右翼は戦争ばかりしたがるバカの集まり。」と言わざるを得ない。
(2023/05/28)

自民党のLGBT法案に対する姿勢

 LGBTQなど性的少数者や同性婚のあり方を巡り、荒井勝喜首相秘書官が3日夜、首相官邸で記者団に「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」「同性婚を認めたら国を捨てる人が出てくる。」などと発言した。「国を捨てる」とは意味不明だ。今の日本では生きづらいのでLGBTの人が国を出てゆくというのなら解るが。結局、荒井は更迭された。岸田首相にしては素早い対応だったが、荒井一人に責任を取らせて済む問題とは考えられない。秘書官全員が同様の考えをしていたと名言されているからだ。更に、上記の発言は岸田首相が同性婚の法制化などに対して「社会が変わっていく問題だ。」と発言したことの補足あるいは説明の意図があったと見られ、そもそも、岸田及び自民党の強い勢力がこの法案に反対していることが明らかになったのだから。岸田あるいは自民党は近々日本で開催されるG7を睨んで形だけは賛成しているように見せているが、本音は反対ということが明らかだ。
 LGBT理解増進法案が可決されると「社会が変わる。」とは意味不明だ。既に社会が変わっているので法律をそれに合わせようとしているのであって、言っていることは全く現実が見えていない。また、LGBT理解増進法案の文言に「差別禁止」という文言が入ることに強く反対し、その文言が入ると新たな分断が生じるなどと意味不明な主張をする。そもそも、「理解増進法」とはふざけた法律だ。本来ならば「LGBT差別禁止法」であるべきなのだが。
 岸田や自民党の後押しをしている統一教会やその他の団体は大した歴史も無い差別的慣習をさも長い伝統であるかのようにもてはやし戦前の人権無視の時代を理想としてそれに戻したいらしい。
(2023/02/08)

有害な岸田政権

 売国奴安倍は殺されたが安倍の後を継ぐ菅内閣は独裁的だった。「聞く耳をもつ。」というキャッチフレーズで現れた岸田内閣はどうか‥‥結局「左の耳から聞いて右の耳に抜ける。」独裁政権だった。安倍・菅を超える国会無視をする有害な政権であった。国会休会中に「反撃能力」などと言って専守防衛を超える憲法違反の法律を決め、米国から時代遅れのトマホークや欠陥戦闘機F−35を米国の言い値で大量に買う約束をし、国家財政を浪費する一方で何の対策も講じずに新型コロナ感染症を5類にする、国会の議論もなく、これまでの方針を大転換して40年越えの原子力発電所を60年以上も運用延長するだけでなく原子力発電所の新増設まですると言い出した。更には、少子化対策と称して見当外れのばら撒きをする。本当に少子化を食い止めようとするなら、若い人が将来に希望を持てる子育て環境の構築と教育無償化を進めるべきなのだが、このままでは将来に希望を持てないどころか、自分や自分の子供達が戦争に加担させられるのではないかという不安があり、とても子供を作ろうという気にならないだろう。
(2023/01/29)

馬鹿げたデザインの道具

灯油ポンプが動かなくなった。電池の消耗かどうか調べようとして電池ホルダーの蓋を開けようとしたが、蓋のデザインがおかしなデザインになっていて開かない。

蓋にスジが付いているがスライド方向と並行なので引掛りが無く全く動かない。結局、細いマイナスドライバーを蓋と本体の隙間に差し込んでコジ開けた。結果、蓋と本体にキズがついてしまった。どうしてこんな馬鹿げたデザインにしてしまったのだろう。道具設計者としてのセンスが丸で無い。引っ張る方向と直角にスジを入れるのは当たり前のことだと思うが。 こんな馬鹿げたデザインは他にもあって、ステックのりの蓋も同様だ。




蓋のスジが引っ張る方向と並行に付いているので引掛りが無く蓋を取りにくい。デザイナーはこれが道具であることを忘れているのか、それともバカなのか。
(2023/01/27)

三浦瑠麗

 三浦瑠麗の配偶者の家に10億円に登る詐欺容疑で東京地検特捜部の家宅捜索が入った。三浦瑠麗はテレビの色々な場面に出てきていてコメントをしていたが、的外れのあるいは論点を逸らすようなコメントが多く、しかもそれが「自分は凡人とは違う視点を持っている。」と言いたげなものだった。今回、特捜部がに動いたということはちょっと異常な事態だが、何か政治家が関わっている可能性があるのか。三浦瑠麗に関しては、安倍晋三に可愛がられ菅内閣当時の「成長戦略会議」メンバーに登用され同会議において、配偶者の三浦清志の会社に利益誘導するような発言を何度かしていたらしく、更に、三浦瑠麗の事務所(三浦清志の事務所と同一住所)に自民党の政治家が頻繁に出入りしていたとのこと。更に更に三浦清志の会社の民事訴訟(2021年に訴訟開始)の弁護士は統一教会の弁護士でもあるとの事。多いに匂う状況だ。と言うことで検察は詐欺容疑を手掛かりにして三浦瑠麗の利益誘導とそれに関わる政治家に手を伸ばそうとしているのかもしれない。これも安倍晋三の森加計桜問題と同様の利益供与構造が見え隠れするのが気持ち悪い。
 上記訴訟についてはこれまでマスコミも全く報道してこなかった。やはり、安倍晋三が生きていたら特捜部が動くことも無かったのではないか。「アベのフタ」がとれた効果はここにも及んでいると見える。
(2023/01/25)

 上記の件について、NHKを始めマスコミは全く報じない。菅内閣時代の不祥事なので菅義偉がマスコミに何等かの影響力を行使しているのではないか。
(2023/01/30)

井上義行

 この男は、統一教会の集会で「井上先生は既に食口になりました!」と言われ、統一教会票で比例区で参議院議員になった所謂「ツボ議員」だが、山上容疑者の逮捕について「山上は親の財産問題くらいで‥甘ったれるな、自分だって大根一本で一週間暮らしたことがある。」と発言したとのこと。
 まあ、統一教会信者で統一教会票で議員になれた男としてはありそうな発言だが、統一教会から利益を得た自分と統一教会から甚大な被害を被った人間の違いも理解できない、自分がやってきたことに何の反省もないこんな政治家は要らない
(2023/01/14)

ないものはない

 他人に正確に意図を伝える文章を書くのは難しい。句読点の打ち方で意味が変ってしまう場合については以前にも書いたが、「ないものはない。」はもっと面倒な文だ。この文だけを読むと二通りの解釈が可能で、句読点を打っても状況はほぼ変らない。
 この文は

  1. 二重否定
  2. 強調

の2つの場合があり、これらは前後の文脈によってしかどちらか決定できない。例としては

  1. この店にないものはない。
  2. いくら欲しがってもないものはない。

などだ。1.の場合については「この店にないものは、ない。」とすればよさそうだが、「ないものは、ない。」だけ切り離すとやはり曖昧になるので文脈が必要だ。助詞を入れて

  1. この店にないものは、ない。
  2. この店にないものは、ない。

とすればかなり改善されはする。
 文脈でしか判断できないような文はできれば避けたいが、意識が主観的になっていると無意識に使ってしまう場合があるので、失敗を避けるためには、一度書いてしばらくして客観的な目で読み返してみる必要がある。
(2023/01/11)

山下泰裕

 山下JOC会長は札幌オリンピックの開催が危ぶまれている現在、5日年頭の職員に対する挨拶で「スポーツ、五輪の価値を毀損しかねない事案が明らかになった。JOCも再発防止に向けて、今できることにしっかりと取り組んでいく必要がある」と語った。何を他人事のようなことを言っているのか。その第一に罪に問われなければならないのはJOC会長だった山下自身ではないのか。山下がJOC会長になってJOC理事会を非公開にして汚職の土台を作ったのだから。山下がこんなクズであるということにより「柔道が、あるいはスポーツが人を育てる。」などというのが絵空事で、むしろたちの悪い支配的人間を育てる場合か多いということがまたまた証明された。
(2023/01/09)

和風旅館は寛げるか

 ネットなどで見ると、和風旅館の和室が寛げるとの宣伝文句や記述が多い。筆者にはこれが解らない。和室で床の間があって座卓が置いてあるような部屋では筆者は落ち着けない。居場所がなく寛げずいたたまれず逃げ出したくなる。この手の部屋はむしろ堅苦しく居住いを正さなければならない威圧感を感じる。むしろ、ホテルの個室の方が寛げる。
 これは筆者が子供のころ和室の整った部屋では畏まって居なければならない状況が多かったからだと思う。戦後、引揚げ者の我が家は狭い市営住宅に8人が住んでいた。畳の部屋だったが単に畳というだけで和室というにはほど遠いものだったのできちんとした和室は客として訪れる他所の家の部屋が多かったのだ。
 やはり、最も寛げるのはPCとオーディオと楽器を置いてある自宅の居間だ。
(2023/01/08)

関電の不正閲覧

 新聞によると、関西電力の営業部門の社員らが競争相手の新電力の顧客情報を不正に閲覧していたとのこと。この不正閲覧は家庭向けの電力小売りが自由化された平成16年から続いていたらしい。こうしたことで電力自由化を妨害して来たとしたら悪質だ。関電に限らず他の大手電力会社も同様のことをやっていないのか、公取委にはきちんと調べて厳罰に処して欲しい。
(2023/01/01)

 経済産業省は16日、北海道、東北、北陸、関西、四国、中国、沖縄の大手7電力で、小売り部門の社員が再生可能エネルギー事業者の情報を管理する経産省のシステムにアクセスし、代表者氏名などの情報を不正に閲覧する事案が判明したと発表した。これらの電力会社はこの情報を使って新興電力会社の営業を妨害していた。これは、電力会社の問題というよりも政府の姿勢の問題だ。大手電力会社が新興電力会社の顧客情報を閲覧できる仕組みになっていたのだ。政府は電力不足の現状に乗じて「原発再稼働・増設」に向かって世論誘導をしている。国から手厚い保護を受けながら暴利を貪る大手電力会社と、それからの見返りを貪る政府。多くの国民はいつまで騙され続けるのか。
(2023/02/21)

自分のために音楽をする

 筆者は音楽が可成り好きだ。聴くのも歌うのも演奏するのも。聴くのはベートーヴェン以前のもの、バッハやヘンデルのポリフォニーも好きだ。「第九」も30年ほど年末にプロオケと歌ってきた。近年はオペラの重唱に興味ができて、地元の芸術系大学が開設しているオペラ講座で重唱を練習して、演技付きで発表会に出演したりしている。楽器はクラシックギター、フルート、ピアノ、チェロを持っていて、最近は60歳を過ぎて始めたチェロに専ら触っている。
 筆者が歌ったり、弾いたりするのは基本的に自分のためであり人に聴かせるためではない。人に聴かせる程の技量も無いが‥‥。音楽をする人の多くは人に聴かせることが好きな人が多い。そのため、人に聴かせて感動させることができるように練習に励むようだ。筆者の場合、自分が歌って/弾いて自分が納得して楽しめば良いので、下手でも気にならない場合は下手のまま、ただ、自分が納得するまで練習した結果、端から見て聴けるようになることはある。学生時代はギターを弾いていて、一応、人が聴いて楽しめる程度に弾ける曲について周りの者からの要求で弾いて聴かせることはあった。
 こんな姿勢だし、ほぼマイペースの我流(チェロは少し弾けるようになって一時期先生に習った)なので、上手くはならないが挫折も無い。知人に、フルートを持つていて「持ってるけど2回挫折した。」と言っている人(この人は素晴らしいバリトンでオペラの重唱などをプロと一緒のコンサートで歌ったりするセミプロ)もいるが、多分、その人は筆者よりちゃんと練習したから挫折という言葉が出てくるので、実際は筆者よりずっと上手なのだと推測している。
 趣味で音楽をやるのは基本的に自分のためなので、例え音痴でも自分が楽しければ問題ないし、好きなだけやるのが良い。ただ、それを人に聴かせるとなると問題だ。人に聴かせることを目的にするなら、ちゃんと演奏できないと迷惑になる。
 筆者の場合、一応、音感は平均よりは良いのではないかと思っている。インターネットで音感テストをしてみても可成り微妙な音程差も聴き分けられるし、チェロでも調弦の狂いなどは良く判る。また、簡単なメロディーならメロディーを覚えると楽譜無しでハ長調(イ短調)でそのメロディーを弾くことができる。これは、小学校に入る前からハーモニカで聞き覚えの歌を吹いていたことでその能力が培われたのだろう。一人で部屋に寝転がって1時間くらい色々な歌を吹いていたのを覚えている。そして、そのころから音楽をすることは人に聴かせるためでなく自分のためだった。後期高齢者の今でこそ人との交流に慣れて来たが本来は孤独な性格なのだと思う。合奏や合唱あるいは団体競技のチームなどで集団になるのは必然性があるので解かるがそれ以外の大勢人が集まる所に出向いて盛り上がる群れること自体が目的化している人の気持ちが理解できないどうしてそんなに群れたがるのか
(2022/12/27)

秋葉復興大臣と杉田政務官の更迭

 秋葉復興大臣杉田政務官が更迭されるようだ。まあ、当然そうするべきだったが、世論やの党内の圧力に押されてやっとそうなったようだ。
 岸田首相は任命責任があると思うが、全くそれを感じておらず、首のすげ替えだけですますらしい。岸田の政策を見ていると安倍晋三の国会無視を更に発展させて重要な事柄を全て閣議決定で決めるという独裁国家まっしぐら状態だ。
(2022/12/27)

LINE文における句読点省略

 朝日新聞でLINE文章における句読点省略が話題になっていた。今の若い人達は句読点を毛嫌いしているとも言われている。これについて、肯定的な意見も否定的な意見もあったが、それらは「入力が速い。」とか「句読点で文章のリズムができる。」のようなものばかりで本質的な問題を見落としている。
 コミュニケーションにおける文で最も重要なことは、その文によって書き手の意図が正確に伝わるかどうかだ。その観点からすると、句読点を省略して最も問題になるのは、その文が句読点の位置によって意味が異なってしまう場合である。例えば、
「最も重要な人との絆を大事にする事。」は
  1. 「最も重要な人との絆を、大事にする事。」
  2. 「最も重要な、人との絆を大事にする事。」

1.と2.では意味が異なる。こんな曖昧文の場合に句読点を省略するのは拙いことは明かだ。
 LINEにおける文は殆どが非常に短い単文に類するものなので、恐らく句読点を省いても問題は生じなさそうである。従って上記のような場合のみ句読点を入れるのであれば問題は生じない。しかし、LINEにおける句読点の省略はそのようなことを考慮して行っている訳ではなさそうなので、曖昧文が混入する可能性はあると考えられる。その意味で今の若い人のように句読点を闇雲に毛嫌いするのは拙い状況と思う。
(2022/12/22)

防衛費倍増

 岸田政府は防衛費を倍増することを決定した。その予算の内2000億円でトマホークという巡航ミサイルを米国から購入することになっているとのこと。しかし、トマホークは1980年代に配備された巡航ミサイルなので飛行速度はマッハ1にも届かない。こんな旧式のミサイルでは岸田政府の言う「敵基地攻撃能力」には全くならない。相手国の迎撃ミサイルで簡単に撃ち落されるどころか戦闘機にさえ追いつかれる速度だ。こんなものでは抑止力にもならない。そもそも、仮想敵国とされている中国や北朝鮮と武力衝突して日本が助かると考えている時点で大バカ者の平和ボケと笑われるレベルだ。嘗ての米国と戦争を始めた愚挙の二の舞を演じようというのか。
 また、トラブルが多く米国では使用されなくなって来ているF−35を6兆円あまり(米国の言い値)で買うことにもなっている。防衛費倍増の90%がアメリカからの武器購入に使われるとのこと。
 その財源は増税だけでなく「復興特別税」も流用するとのことで、原発事故の後始末の目途も殆ど立っていない状況でこの税の目的外使用に走るのは全くもって国民をなめた行為だ。
 こんな馬鹿げた金の使い方になったのは安倍晋三がトランプと交わした密約に沿って岸田政府が実行に踏み切ったということらしい。亡国の政府だ
 「敵基地攻撃能力」などという方針に公明党も賛成している。公明党は反戦・平和の党だったはずだが。これは、宗教というものが如何に権力にすり寄って取り入って自分達の勢力を強めようとするものか、という証明になっている。元々、宗教というものは近寄ってはいけない禍々しいものなのだ。
(2022/12/22)

山上容疑者の鑑定留置終了2023/1/10

 山上哲也容疑者の鑑定留置がやっと2023/1/10で終了することとなった。そもそも、あれだけ周到に準備し確実に実行することができた人物の精神鑑定が必要だったのか多いに疑問だったし、留置の長さも通常より長いのも疑問だった。ところが、検察・警察はそれを更に延長しようと画策していたそうだ。これは明かに何等かの政治的力が働いて山上容疑者を世間から隠そうとしていたと考えられる。
 山上容疑者が統一教会や安倍晋三に関して証言するのをできるだけ遅らせて、世間の目を統一教会問題から逸らせて統一教会漬けの政府自民党と宗教政党の公明党へ批判が向くのを避けようとしたのではないか。結局、奈良の検察・警察は政治権力の手先に成り下がっていた。三権分立が崩壊している。
(2022/12/22)

 山上容疑者の鑑定留置が終了した。鑑定医からは統一協会について同じことを何度も聞かれたそうだ。バカバカしい時間の無駄だ。鑑定留置の理由は「安倍晋三の銃撃に至る理由に飛躍がある。」ということだが、家族を崩壊させ、自分の兄を自殺に至らしめ、自分の人生も破壊した統一教会を、自分と思想が近いと共感していた安倍晋三が支援・養護していたという事実を知ったときの驚愕と怒りを考えれば飛躍などどこにも無い山上隠しのための、こじつけの理由にしか見えない。
(2023/01/11)

青木島遊園地の閉鎖問題

 今朝のTVで「青木島遊園地(長野県長野市青木島町大塚1309-1)」の児童公園が1軒の近隣住民の苦情で閉鎖されるという問題をとりあげていた。この住民は静かな環境が気に入ってそこに家を建てたところ、その後、家の前に件の児童公園ができ、そこに周囲にあった市立小学校、市立保育園などの放課後の子供達が集まって騒ぐので市に苦情を申し立てた結果、市が閉鎖を決めたとのこと。
 この市の対応はおかしい。確かに、苦情を申し立てた住民の言い分も解かるし少数意見を無視しないということも大切なことだが、利用の多かった(現在は、苦情によりほとんど利用者が居ない)公園を1軒の苦情で閉鎖するという結論になぜ飛躍するのか。市が「面倒な人」に対して弱腰になったということは無いのか。他の解決法は無かったのか疑問が残る。
  • 騒音のレベルや持続時間をちゃんと測定し受忍限度を越えているという合理的な根拠を得ているのか。他の地域と比較した場合にどうだったのか。
  • 公園を作る前にそこに公園を作ると大勢の子供の利用者が生じで騒音の苦情が出るということが予想できなかったのか。周辺住民の意見を聴いたのか。
  • 苦情が出た時点で、受忍限度を越えているという判断をしたのであれば、その家の公園に面した窓だけでも二重サッシにする費用を補助するなどの施策はできなかったのか。
  • 少子化が問題になっている昨今、こうしたことによる子育て環境の質の低下(道路遊びの増加等)についての考慮はあったのか。
(2022/12/08)

 この件に関して長野市はたった一軒の意見だけ聴いて近隣の他の住民の意見は聴いていないという。ちゃんとした騒音の測定もしていないとのこと。にも拘わらず荻原健司市長(元オリンピック選手)は「子育て支援に力を入れる一方住民の声に耳を傾けるのが行政の役割だ。」として、遊園地廃止の方針は変えないとのこと。「住民の声に耳を傾ける。」と言いながら1軒の声だけを聴いて他の近隣住民の声は聴かないというのでは詭弁の極みだ。
 この人物もスポーツの人気だけで市長になった非民主的市長なのか。日本のスポーツ界に蔓延してきた非民主性に染まった、民主主義を知らない人物のようだ。
(2022/12/09)

イラン風紀警察停止

 イランで「風紀警察」が停止した。ヒジャブを付けない女性が拘束され死亡した事が切っ掛けになって、全国的な反体制デモが活発化した結果らしい。そもそも、イスラム教という差別的な宗教(イスラム教だけでなくキリスト教もだが)に基づいた人権侵害を国家が続けてきたことが問題だ。往々にして宗教の教義は独裁的政権に都合の良い内容になっていることが多い。
 「宗教」という思考・行動規範が既に現代社会に不適合なものになっている。現代のように地球全体の人間が時間的にも距離的にも情報的にも近くなり複雑に絡み合ってしまっては宗教は人の幸福に資するより有害な面が多くなっている。もう、宗教に頼るのは止めた方が良い。独善的な宗教という道具に頼っている限り世界平和を達成する可能性は無い。なぜなら、それぞれの宗教で根本の教義が異なりそれを修正する姿勢が皆無である以上、よって立つ立場が共通に成りえないからだ。また、宗教はその視野がその信者にしか無く、地球的な視野を持たないので現代社会のような地球的な規模で生じる事態に対応できない。共通の基板になりうるものは科学的な立場しか無い。科学的な観点から人類が幸福になるにはどう動けば良いかを考えるしか無い。
 こんな事を書くと直ぐに「科学万能思想だ。」とか「科学で割り切れないことは幾らでもある。」という浅薄な反論が来る。しかし、それなら宗教は万人に当てはまる考え方なのかと考えれば、明かにそうではない。科学が最も万人に当てはまる考え方であること、科学以上に万人に当てはまる考え方が見当たらない以上、科学に頼るしか無いことを理解するべきだ。
 ここで問題になるのは、科学は価値評価をしないことだ。価値評価は評価主体の存在が不可欠だ。その評価主体はこの場合、人間ということになるが物事の価値は価値評価主体により千差万別となる。その意味では科学は無力だ。ただし、如何に価値評価主体である人間が多様であっても恐らく殆どの人間に共通の人間という種に根差す指向や価値はあるはずだ。共通基板としてはそこに立ち返って、それを出発点として科学的に議論を進めて行く以外に多くの納得が得られる方向が見つかる可能性は無いのではないか。少なくとも宗教というバラバラの価値観に基づくよりましなのではないか。
 世界人類が現在のように緊密に影響し合う状況では世界中の政治主導者達が地球の状況の科学的な認識と人間としての基本的な価値基準を認識して、それに基づいて科学的な議論により組み立てた(恐らく宗教家や宗教国家の支配層は好まない)政策で国家を運営して行かなければ、いずれ地球人類は戦争によって滅びるのではないか。
(2022/12/06)

旧統一教会の宗教法人格剥奪

 旧統一教会からの宗教法人格剥奪について、政治学者の河野有理という人が「司法の手続きによって解散させられたとしても、一部の人は地下に潜ってでも活動を続けるでしょう。被害者救済や真相の解明という視点からも、逆にマイナスになってしまうかもしれません。」などと言っている(朝日新聞2022/12/01)。
 これは見当違いの意見だ。宗教法人格を失っても地下に潜る必要はないし宗教活動は幾らでもできる。現に、オウム真理教も分裂はしたものの、名前を変えておおっぴらに活動しているし、法人格剥奪によって真相解明の妨げになったという話は聞かない。この人は旧統一教会あるいは創価学会辺りから何等かの影響を受けているのではないかと疑いたくなる。
(2022/12/01)

 政府がやっと統一教会の法人格取消しを申請した。やっと、一歩前進というところだが、これから実際に取消しになるのは2年程度の時間が掛かる。その間に協会側は財産を韓国に持ち出す可能性が高い。早急に協会の財産保全をする必要があるが、今の無能政権に実効的な施策ができるか甚だ疑わしい。
(2023/10/13)

薗浦健太郎

 もう、聞き飽きたが、又々自民党議員の政治資金問題だ。自民党の薗浦健太郎衆議院議員が4000万円もの政治資金パーティーの収支を収支報告書に記載していなかったことが判明した。本人は「ずさんな処理だった。」と謝罪したが意図的に記入しなかった疑いが濃い。
 こういったデタラメは安倍晋三の影響が大きいのではないか。いくらデタラメをやっても咎められない事例を首相である安倍晋三が示した結果、自民党議員の規範遵守意識が低下したのではないか。アベノウイルスが蔓延している
(2022/12/01)

 薗浦議員が辞任した。当然だろう。検察は同氏を略式起訴する方針らしい。こういった輩は公民権剥奪が相応しい。
(2022/12/03)

電力逼迫

 ロシアのウクライナ侵攻により、エネルギー不足が問題にになっている。政府・電力会社はそれに乗じて電力料金の大幅値上げをちらつかせて国民を脅して「原子力発電再稼働・新規建設!」を叫んでいる。結局、時局に乗じて原子力ムラの利益とプルトニウム保持の継続をしたいのだろう。
 ヨーロッパでは既にこのエネルギー危機を切っ掛けに再生可能エネルギーにシフトして、エネルギーを輸入に頼らずに賄うことがほぼ可能になっている国が幾つかある。
 長期的に見れば当然その方が国の安全からみて合理的
だが政府の姿勢は口では「再エネ推進。」と言いながら原発の運用延長や新規建設などむしろ再エネ普及を妨害する方向に動いている。国賊的政治だ。
 そもそも、エネルギー供給は分散化した方が国防上も災害対策としても安全だ。原発のような集中型のエネルギー供給形式は一つの供給源の停止でも広範な被害を生じるだけでなく、大きなエネルギー源が突然消失するとネットワークで繋がる他の地域にも連鎖的に影響が波及して更に被害が広がる恐れがある。
 再生可能エネルギーによるエネルギー供給の分散化により国の安全性は、外国からの攻撃にも災害にも他国を攻撃するような武器を揃えるよりも遥かに高まる。
(2022/11/30)

秋葉賢也

 この人物は選挙の時に息子が「秋葉賢也」というタスキを掛けて街頭に立った、これは明白な公職選挙法違反だが、本人は、「警察も選管も何も言わなかったから問題ない。」などと「掴まらなければ良い。」との態度だ。更に、自身が代表を務める「自民党宮城県第二選挙区支部」が、去年、旧統一教会の関連団体とみられる「世界平和連合宮城県連合会」に会費として2万4000円を支払っていたことが、11月25日に公表された政治資金収支報告書から判明した。以前に行われた自民党内の調査?には「関係なし」と回答していた。ウソがバレた。それについては「記憶に無い。」を繰り返している。
 更にさらに、選挙ビラの配布に関して正規の手続きを経ずにビラを配布した疑いも浮上しているし、選挙資金を家族に事務所家賃として支払ってもいる。また、会場の収容人員を遥かに越える枚数のパーティー券を売った(会場に入れない分については「寄付」に当たり収支報告書に明記しなければならない)ことも判明している。
 この人物も安倍の類の典型で、当然解任に値する
ここにもアベノウイルス感染者が・・・
(2022/11/26)

男女役割分担

 男女役割分担という考えは保守的な勢力で強い。確かに、男と女には肉体的な違いや、そもそも子供を生めるかどうかなど、大きな違いがある部分もある。しかし、脳の機能などは僅かな違いはあるものの大脳皮質に関しては殆ど同じと言ってよい。
 男女役割分担は原始時代に狩りをして生活していたころや、戦国時代に直接敵と対峙して戦っていた、肉体的優位性が直接効いてくるような時代の名残だろう。
 現代のような、戦争も肉体的なぶつかり合いよりもAIに制御された機械が戦う時代になってしまうと肉体的な優位性はほとんど意味を持たなくなってきた。その他の分野でも男女の機能的違いはほとんど問題にならず、要は殆ど違いの無い脳の機能に基づく知識の有無とその応用力の問題になってきている
 こうした状況では男女の役割分担も非常に限られた部分にしか意味を持たなくなってきている。更に言うと、男の優位性が無くなってきている。政治思想にしろ宗教にしろ、今更、男女の役割分担を世の秩序にしようというのは合理性が無く、現実が見えていない愚か極まりない思想だ
(2022/11/19)

寺田稔

 寺田稔総務大臣が有印私文書偽造と公職選挙法違反の疑いを掛けられている。寺田の政治団体「寺田稔竹原後援会」が、故人を会計責任者とし収支報告を行ってきたことが「週刊文春」の取材でわかった。有印私文書偽造だ。更に去年の衆院選の際、寺田大臣が自身が支出したと報告した選挙費用の一部が、第三者である後援会の口座から支出されていた。本人は公選法違反には当たらないと主張しているが通らない話だ。
 安倍晋三以来、政治家のデタラメ振りはもう常態になっている
ここにもアベノウイルス感染者が・・・。
(2022/11/16)

葉梨康弘

 葉梨法務大臣がパーティーの席で、法務大臣という職について「朝、死刑のはんこを押して、昼のニュースのトップになるのはそういう時だけという地味な役職だ」と発言した。それも、過去の複数のパーティーでも同様の発言をしていたとのこと。
 当然ながら批判の嵐となった。パーティーの席とは言え言って良いことと悪いことの判断もできないクズだ。人の死を左右する行為をこんな風に捉えている人間が法務大臣とは‥この男を含め、山際大志郎や萩生田光一などが大臣を務めるこの政権の劣悪さがあふれ出ている日本の将来は真っ暗だ
(2022/11/11)

山際大志郎

 この男は本当に嘘つきだ。統一教会との関わりについて問われると明確な証拠を突き付けられるまでは「そんな事実はない。」を繰り返し、証拠を突き付けられると「記憶に無い。」で押し通すということを何度も繰り返して反省する様子も全く無い。更に、脱税や大臣規範違反の証拠を出されても筋の通らない言い訳をして平然としている。韓鶴子の隣に立っている写真をみせられても「記憶に無い。」と言ったその舌の根も乾かぬ内にその夜開かれた会合に出席したかと問われると「出席していない。」と明確に答えた。大嘘付きであるか認知症かのどちらかだ。こんなのに大臣は任せられない。逃れようのない証拠を突き付けられても、知らぬ存ぜぬを続ける‥政治家として、いや人間としての誠実さが微塵もない国会で118回も嘘をついた安倍晋三と同類だ。
ここにもアベノウイルス感染者が・・・。
(2022/10/19)

「神」を否定的に教えること

 以前にも書いたが、現代のような情報網も交通網も発達して世界が複雑に絡み合った状況では宗教は害の方が多くなっている。宗教の最大の問題点は「反省」が無いことだ。科学は常に反省している。つまり、常にそれが正しいかどうかという検証にさらされていて、拙い所が発見されればその都度修正される。一方、宗教はそれが殆ど見られない。そもそも、批判を受け入れない基本的構造があるので改善の可能性が無い。特に、全能の神を戴く宗教においてはその傾向が強いので有害だ。そして、これは独裁者にとっては誠に都合の良い利用しやすい道具だ。
 そもそも「神」は人間が都合良く考え出した概念に過ぎない。事が行き詰まったときに「神」のせいにすれは何でも解決がつくお手軽で安易な概念だ。科学が発達していなかった昔ならとりあえず神のせいにして疑問を払拭して心の安寧を得るという効果はあったかもしれないが、安易な解決をしてしまうとちゃんとした解決法を模索する動機を失うのでむしろ有害だ。
 科学的、合理的立場からすれば「神」の存在は証明されていない。そのことは学校教育でちゃんと教えるべきだ。「存在が証明されていないものは存在しないと考えて行動するのが安全だ。」と教えることは真っ当な教育の役割だ。これは「信教の自由」に反しない。「何を信じるかは自由だが神は居ないと考える方が妥当だ。」というのは紛れもない事実を教えることなので全く問題無いばかりかむしろ正しい知識を教えることになるので推奨されるべきだ。教育関連法の中でそのような教育を推進することを謳っても良いくらいだ。もし、世界中でそうすれば互いの理解も進み易くなり、もう少し住みよい世界になるのではないか。もう、まやかしの安心にすがるのは止めたらどうか
 そして、もう一つ、天国も地獄も無い、死ねばただ居なくなるだけ、と言うことも徹底して教えるべきだ。そうすれば、「〜をしなければ地獄に落ちる。」などという脅しに屈することも無くなる。
(2022/10/12)

異常な玉川バッシング

 テレビ朝日の玉川徹が異常なバッシングにさらされている。原因は「羽鳥慎一モーニングショー」で国葬に関して皮肉交じりに「当然、これ電通が入っていますからね。」と発言したことによる。確かにこれは間違いで形式上電通は関わっていない(実際はどうなのだか、裏で関わっていることは多いに考えられるが)。その意味では失言に違いないが、テレビ朝日の反応が異常だ。玉川は失言の次の日に誤りを訂正して謝罪している。これが電通が関わっているということの証拠らしきものを挙げて関連の存在を主張するような論陣を張っていたのであれば大きな問題だが、ちょっとした失言で安倍晋三のような意図的な大嘘を何回もついたわけではないし、他の同局のアナウンサーの失言とのバランスから見ても重すぎる。
 テレビ朝日の反応は10日間の謹慎・出演禁止だとのこと。いくら、電通が放送局の大スポンサーであるとは言え、電通の経営にほとんど影響0の発言にこの処罰は異常だ。更に、自民党の国会議員から玉川更迭論まで出てきた。政治が報道機関に口出しする、しかもそれが汚職疑惑のある議員から出てくるのは、噴飯ものだ。よほと玉川徹が煙たい存在なのだろう。これまで玉川氏の合理的な論陣にぐうの音もでなかった政府与党は、何かちょっとでもミスがあるとここぞとばかり鬼の首でも取ったように騒ぎ立てる。愚劣だし恥ずかしい限りだ
(2022/10/07)

河瀬直美

 NHKがBPOにより、重大な放送倫理違反と判断された。NHK BS1で21年12月26日に放送したBS1スペシャル「河瀬直美が見つめた東京五輪」という番組で「オリンピックに反対する連中は金を貰って反対している。」という趣旨のインタビューを捏造したことに関してである。これも、放送直後から疑問視されて捏造ということが判明していたが、安倍晋三が死んでから急にBPOが具体的な動きを始めた。なぜ、そんなことになったか不思議だったが、実は、河?P直美監督<は安倍昭恵の友人で安倍政権の提灯持ちのような存在だったらしい。それで安倍晋三が生きている内はBPOも動き難かったのだ。こんな所にも安倍の害毒が浸透していた。
 最近、NHKの御用放送化が目立つがこれほどあからさまに政府の世論操作に加担した例はあまり無いのではないか。安倍政権時代に総務大臣だった菅義偉が如何に放送界を強権支配していたかの査証でもある。
 この件に関して河瀬は「公共放送であるという自覚と意識を再確認し、大きな影響力があるテレビ放送というものに携わるあらゆる立場の方々が、より真摯に番組制作をして頂くことを、切に願います」などと他人事、いやむしろ被害者面をしている自分の名を冠した番組なのだから内容については把握していたはずで、その内容の影響の大きさを考えれば情報の信憑性について確認を取るのが普通だ。それをせずにOKを出したということは根拠のないそういった内容の放映をすることを自ら進めたわけで、今になって他人事・被害者面とは、籠池夫婦を切捨てた安倍の仲間らしいやり口だ
(2022/09/12)

山口香

 2022年9月11日の朝日新聞に山口香氏が「『スポーツって何?』本質的な議論が未熟」と題して、今の子供のスポーツ界に蔓延する「勝利至上主義」について批判的なコメントを書いていた。山口氏は東京オリンピックについてもスポーツ界で唯一とも言える、まっとうな意見の持ち主だった。現在のスポーツ界では貴重な存在だ。
 現在のアマチュアスポーツ界は小学校から大学まで全国大会で優勝することが最大・究極の目的になっている。兎に角勝こと以外の価値を認めない。練習も「勝つため」にする。筆者などは「勝つ」ことは自分の技術を磨いて自分を高めるという本来の活動の結果であって、目的ではないと思うのだが、勝利至上主義に染まった輩はそうは思わないようだ。その結果、負けた者を蔑み平気で不当な扱いをしたりし、周りもそれを当然のこととする。スポーツが悪い慣習を植え付ける土壌になっている。
 スポーツ界に山口氏のような健全な思考をする人が増えて欲しいものだ。
(2022/09/11)

信教の自由

 憲法では「信教の自由」ということが挙げられている。これは、政治権力によって個人の信仰を左右されることが無いようにする目的を持つ。ところが、今回、統一教会問題で、議員の統一教会との関係を調査することに信教の自由を盾に取って批判する輩が出てきた。見当違いの屁理屈だ。反社会的行為をしていると最高裁判所が認定した団体との関係は、最早、信教の自由とは別の問題だ。統一教会は宗教法人格をはく奪すれば良いしこれまでの行状からそれに充分該当すると考えられるが、政府・文科省は何もしようとしない。何か弱みを握られているのだろう。
 信教の自由にしても、もちろん個人が何を信じようと自由だ。ところが、多くの宗教は嘘から成り立っている。そもそも、「神」などというものは人間が都合よく作った「概念」に過ぎない。「天国」や「地獄」もそうだ。絵空事を信じるのも自由なのだが、問題は、事実は一つだが、絵空事は無数にありうることだ(もちろん一つの事実も見る立場が異なれば違った認識になるが、嘘よりは共通性が高い)。なので嘘を信じる人が多いほど社会は混乱する。これは、大きな問題になる。できるだけ多くの人が嘘から成り立った宗教から離れ、事実を客観的に見るるようになった方が人々の思考の共通基盤ができて地球は住みやすくなるだろう
(2022/09/06)

近藤誠と宗教

 近藤誠という医師が死んだ。この医師は慶応大学医学部時代から、「癌放置療法」なるものを提唱し、癌の治療に否定的立場から多数の本を書いてベストセラーになった。この人物の本は物事を単純明解に断定するもので悩んでいる人に受けるタイプのものだったらしい。主張は科学的根拠に乏しいものだったが、単純明快な答えを期待する読者に受け、ベストセラーになった。
 その後、近藤説を信じた癌患者が癌で死亡する事例が出て来て、批判が高まり「癌放置治療」は下火になったが、今度はコロナワクチンをとりあげ反コロナワクチン本を出版した。これも「単純明快な答えを好む人々」や「陰謀論的言説を好む人々」に受け、ヒットしてワクチンを受けない人を増やしたようだ。
 さらに、2022年8月2日に「どうせ死ぬなら自宅がいい」を出版したが、直後の8月13日にタクシー乗車中に虚血性心不全を発症し、病院で死亡した。この本の宣伝文句が「わが家で安らかに逝ける」だそうだから皮肉なものだ。
 この手の「物事を単純明快に断定する」タイプの人物は宗教指導者のようなものだ。こうした人物の言説を信じる人は宗教を信じ込みやすいとも考えられる。歯切れ良く断定してくれるものを信じやすい。
 「この薬を飲めば絶対治る。」とか「この株は絶対もうかる。」など自分の好み、思想・信条に関して以外のことで、歯切れよく断定する人の言う事を信じるのは危険だ発展途上の科学の言説は往々にして歯切れが悪く頼りないものではある。「このワクチンで75%の可能性で発症が防げる。」とか「明日の降水確率は60%」など。しかし、こうしたやや頼りなさげだがちゃんと数値(数値に嘘があると問題だが)を挙げている言説は現代社会では最も信頼するに足る言説なのだ
(2022/08/30)

中村格

 中村格警察庁長官が辞職した。辞職理由は言っていないがほぼ間違いなく安倍晋三銃撃死の責任を取ってということだろう。これは皮肉なことだ。中村格は安倍晋三の飼い犬のような存在だった。警視庁刑事部長時代に伊藤詩織さん暴行罪で逮捕状が出てまさに逮捕されようとしていた安倍晋三のお仲間の山口啓之の逮捕を、安倍晋三の意向を組んで差し止めた。権力の乱用を越えた暴挙だ。
 その功績?を買われてその後、警察庁長官に大抜擢されたがこれも異例のことで、通常、警察庁長官は、地方県警の本部長や警視庁公安部の経験を経た者が任命されるものだが、その経験も無いまま任命された。明かに安倍による警察人事の私物化だ。安倍の民主主義破壊はこんな所まで及んでした。
 中村格は結局、権力の犬であることを隠そうともせず、無能振りもさらけ出した挙句、「恩人」!?の安倍晋三が殺されるのを見過ごしてしまうという皮肉な結果を招いた世間からの嘲笑が相応しい
(2022/08/27)

選択的夫婦別姓

 選択的夫婦別姓の導入に関してそれに反対する派の主張は合理性が無い。「別姓にすると家族が壊れる。」と主張しているようだが、夫婦別姓の国は多数どころか、夫婦同姓を強制している国は日本だけであり日本以外の国の家族が日本より壊れていると言えないのは明らかなので夫婦別姓に反対する連中の主張は全く無根拠だ。政府は、それに関するアンケート調査における質問事項に手を加えて反対が多くなるように画策したらしい。統計データの捏造と似た構図だ。要は戦前回帰がしたいのだろう。
 政府与党の右派が選択的夫婦別姓の導入に反対するのは本来的にある戦前回帰指向の他に、政府与党に浸透して来た統一教会の教義に影響されていることもあるようだ。安倍晋三が殺されたお蔭でその辺りの事情がかなり見えてきた。
 そもそも、「選択的」なので夫婦別姓を強制するのではないので、それを導入することに何故そんなに反対するのかを考えると、敗戦前の家族制度に戻すことによって、家庭を国家の支配下に置きやすいからということが推察される。しかし、昨今のネット社会では情報の流通速度・量とも戦前とは桁違いになっていて、夫婦同姓を維持しても国の支配への影響は無い。国民の支配はネットで行う時代なのだ。
 仮に選択的夫婦別姓が導入されても同姓にしたい人は同姓にすればよいし、恐らく、別姓にする人はそれほど多くはならないのではないか。
 現在のようにIT化が進めば、別姓にしても様々な事務処理も煩雑にならないと考えられ、民主主義国家としてはできるだけ国民の自由な選択が可能な方向にするのが妥当と考えられる。とにかく、戦前のような社会はまっぴらだ。
(2022/08/23)

 自民党べったりの経団連も夫婦同姓にこだわると国際取引上の不利益が生じるらしく、最近は盛んに選択的夫婦別姓制導入を図っているようだ。自民党政権は党内及び有権者の極右票を失いたくないというだけで選択的夫婦別姓制導入に反対しているが、そのための国の不利益についてはまるで関心が無い。愛国心など皆無の亡国の政権だ。
(2022/07/21)

清水誠一

 帯広市議の清水誠一(自民会派)は親子で統一教会の信者らしい。「40年余り統一教会のお世話になっている。」「統一教会との関係は続ける。」「『霊感商法』はマスコミの造語だ。」などと公言して憚らない。これは完全に信者だしそれもかなり幹部なのではないか。統一教会の会長を間に挟んで得意げに写真を撮っものを公開している。こんな犯罪集団と関係が深い人物は市議であってはならない。帯広市民は急いでリコール運動を起こして議会から追放した方が良い。呑気に構えていたら市議会が統一教会の下請けになってしまう
(2022/08/21)

杉田水脈

 杉田水脈議員が、自民党の合同会議の場で、「女性はいくらでもウソをつけますから」と発言した。この人物は他にも多数の差別発言を繰り返し追及されてもまともな釈明もしない。こんな差別発言を平気でやって、釈明もしない人物が国会議員として要職についていて、政権はこの人物に「真意が伝わるように発言しなさい。」と注意したと言う。この政権の「真意」とは「虚偽」の同義語なのではないか。この政権もクズ政権のようだ。
(2020/10/03)

 杉田水脈が改造岸田内閣で総務政務官に就任した。岸田の政治的無脳ぷりは初めから目立っていたが、安倍晋三が死んでもなお安倍派に忖度して採用したと思われる。こんな最低の人物を要職に就けるとは呆れる。
 この人物のデタラメ振りは政界でも突出している。「LGBTは生産性が無いのでそのために税金をうのは如何なものか。」とか「統一教会から支援を受けても何の問題も無い。」などの趣旨の発言を公の場でしていたが、そのことについて質問されると「LGBTを批判したことは無い。」とか「信教の自由のことを言ったので支援を受けることについて言ったのではない。」のような意味の嘘と矛盾だらけの発言を平気でしている。こんなのが政府要職に就いていては日本は益々民主主義と反対の方向に行く
(2022/08/19)

 杉田水脈議員がLGBTに関する発言と民族服に関する発言についてのみ撤回を表明した。政権上層部からの指示とのこと。しかし、本人は何の反省もしていないし、岸田も当人を解職にする気は無い。
 杉田水脈は安倍晋三が絶賛して安倍の出身県の山口県の比例区で当選を続けている。
アベノウィルスはまだまだ蔓延を続けるようだ
(2022/12/03)

売国の組織統一教会(世界統一家庭連合)

 統一教会(世界基督教統一神霊協会)の教義の中に「エバ国日本が資金調達しアダム国韓国に捧げなければならない。」という趣旨の下りがある。事実、日本の信者から強奪した数千億円の金が日本から韓国の協会本部に送られていた。まさに、統一教会は売国の組織だ。日本の国益からすればこんな組織は即刻解体するべきだ。しかし、政府はこれまでの深い関係で統一教会から弱みを握られているようで何もしようとせず「信教の自由があるから。」などと戯けたことを言っている。これでは政府も同罪だ。
(2022/08/18)

萩生田光一

 萩生田光一は岸田改造内閣で政調会長になっているが、週刊新潮に「生稲晃子を連れて統一教会を訪れて選挙協力を依頼した。」という記事が掲載された。これは統一教会からの情報提供とのこと。萩生田は統一教会が現在の「世界統一家庭連合」に名称変更する前の2014年に統一教会主催のイベントに来賓として出席したり、関連団体に会費を支払うなどしていたことが明かになっている。この時期は統一教会の霊感商法などが摘発されていた時期なので、これを見ても萩生田がいかに統一教会とズブズブの関係だったか判る。こんなのが政府の重要役職に就いていたのでは日本が滅亡する
(2022/08/17)

日本国憲法第20条

 統一教会と政府要人の関係が次々に明かになっているが、統一教会が犯罪組織であるのに野放しになっているのが問題だ。早急に解体する必要がある。そもそも、仮に、統一教会が犯罪集団でないとしても、政治が宗教を応援するような事は憲法20条に違反している。憲法20条ではまず信教の自由が述べられているが、その事ばかり強調され、その後に政治が宗教的活動をしてはならないことが書かれていることに、マスコミも触れない。これはおかしなことだ。政治家もマスコミも憲法第20条をよく読んでみて欲しいものだ。

憲法第20条
信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない
何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない

(2022/08/15)

核抑止論

 「核抑止論」という考え方がある。核兵器を持った国同士では武力紛争は起こし得ない、という考え方だ。それを主張する人の多くは憲法第9条

第九条 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

を、「平和ボケ。」と揶揄する。しかし、核抑止論の方が平和ボケしているように見える。核抑止論は「互いの国の為政者がまともな判断力がある。」という前提に立っているが、世界を見るとプーチンを始め、金正恩その他まともで無い判断力の為政者がゴロゴロしている。その意味で「核抑止論」は破綻している。ブーチンは頭がおかしくて今にも核兵器を使いそうだし、金正恩は国民のことなどどうでも良く自分は国外に逃げて助かるので核戦争も辞さないと考えているらしい。こうした状況では「核抑止論」は成り立たない。
 核抑止論を主張する連中は原子力発電でプルトニウムを生産・備蓄することを推し進めているが、むしろ外国からの原発への攻撃の可能性の方が注意するべき事柄だ。原発は防衛上の重大なウイークポイントだが、その点についてほとんど有効な施策はされていない。日本を滅ぼすには核ミサイルなど必要なく、通常弾頭のミサイルを原発に打ち込めば事足りる。非常に危険な状況だ。防衛費を増やせという声が大きいが、その対象が「敵基地攻撃能力」や「ミサイル防衛」に使われるなら、「日本国民を守る。」という防衛の本来の目的とはかけ離れたものと言わざるをえない。如何に、日本が武装しても、例えば中国や北朝鮮から飽和ミサイル攻撃を受けたら防御は不可能なことは明白だ。現在、50機余りの原発を持つ我が国で原発が攻撃されたときにどのようにしてそれから国民を守るかを早急に考える必要がある。
 前にも書いたが、日本が生き残るためには巧く立ち回って多くの国を味方に付ける一方で、自国だけで食料、エネルギーなどを賄えるようにすることしか無い。安倍晋三のように事を荒立てるようなバカをやっては日本は生きることはできない。例え心の中で中国や北朝鮮を敵視していても表面は笑顔で巧く立ち回るしかない
(2022/08/11)

 上に原発の危険性を書いたが、現実にロシアがウクライナのザポリージャ原発を占領して非常に危険な状況になっている。図らずも原発を持つことの危険性が証明されてしまった。
(2022/08/14)

二之湯智

 記者会見で、自らは統一教会関連団体開催のイベントで実行委員長を務めたことを問われ「会員でもなく教義もよく知らない」と言い放った。国家公安委員長という立場で統一教会の教義について知らないとは、呆れたボンクラ公安委員長だ。これでは日本は早晩、犯罪集団の手に落ちる
(2022/08/06)

福田達夫

 7月29日の記者会見で、統一教会と自民党は“密接な関係”にあるのではと関心が集まっていることに、「正直に言う。何が問題か、僕はよく分からない」と言い放った。無能な3世議員の名に恥じない発言だ。幾多の問題を起こして裁判で有罪判決を受けた反社会的組織から支援を受けたり支援したりすることの問題が理解できないとは本当のバカなのか
(2022/08/06)

民主主義に無関心な政府

 ミャンマーで軍政府に反対して拘束された人4人が死刑になった。更に、ミャンマーのデモの状況を取材していた日本人記者が拘束された。これに対して日本政府は未だに強い抗議をするでもなく、大使館を通じて記者の開放の働きかけをしているだけ。ミャンマー政府のこの暴挙は許してはいけないものだが、日本政府は未だにミャンマー政府にODAを通じて援助をし、軍の関係者の日本への留学を受け入れている。独裁政府の援助をしているのだ。
 やはり、日本政府は民主主義には関心が無いのだ。関心があるのは、政府の構成員とその仲間の利益のみか。
(2022/08/01)

安倍晋三の罪に問われるべき犯罪

 安倍晋三が銃撃死して自民党を中心とする政治家と売国的犯罪集団の統一教会との関係だけでなく、オリンピック関係者や全日本私立幼稚園連合会の関係者の犯罪などが次々と明るみに出たり、竹中平蔵パソナ会長退任、中村格警察庁長官辞任濃厚など、色々なところで動きが生じている。それらが全て安倍晋三絡みのような匂いがする。そもそも、安倍晋三ほど悪行の多い総理大臣は戦後居なかったのではないか。自民党政権の暗黒政治化の仕上げをした戦後最悪の総理大臣。
 安倍晋三の罪に問われるべき犯罪は目立った事例でも

  1. 放送法の解釈を閣議決定さえもなく当時の総務大臣の高市早苗さえも蚊帳の外にして総理補佐官だった礒崎陽輔とだけ相談して画策し高市早苗を使って実質的な変更をした。議会どころか内閣さえも無視する独裁政治だ。(政治の私物化)
  2. 国会で議論することなく、閣議決定で自衛隊海外派遣、更には集団的自衛権という、99%の憲法学者が憲法違反と判断する事項を決め、その後の国会無視の悪い前例を作った。これではプーチンや金正恩、習近平のやっていることと変わらない(憲法違反,議会制民主主義の破壊)。
  3. 平和憲法の趣旨に明らかに反する「防衛装備移転三原則」という誤魔化しの名称の武器輸出法を国会にも掛けずに閣議決定で決めて武器輸出を可能にした(憲法違反,議会制民主主義の破壊)。
  4. 国会で118回も嘘を平気でつき国政を捻じ曲げ、それが原因で人が死んでも平然としている(虚偽答弁)。
  5. 伊藤詩織さんの事件では当時刑事部長の中村格を動かして、山口啓之の逮捕状の執行を止めた(職権乱用を越える暴挙)。
  6. 森友学園に対して不当に安い価格で土地を売り渡すよう夫婦で働きかけた(利益供与)。
  7. 森友学園問題で公文書改竄をして森友問題の証拠を隠した佐川宣寿理財局長を、手を回して国税庁長官に栄転させて証言封じをした(職権乱用,犯人隠簸)。
  8. 個人的な関係がある加計学園に獣医学部新設を許可させた(利益供与)。
  9. 桜を見る会で公職選挙法違反に当たる行為をしていながら説明も何もしない(公職選挙法違反)。
  10. 衆議院選挙で河合あんり候補に通常の10倍の1億5000万円もの資金を自民党から出させて選挙違反(買収)の原因を作っただけでなく、その半分を自分の懐に入れた(公職選挙法違反,横領)。
  11. 自分への追及を止めさせるために、検事総長の後任に自分の子飼いの黒川弘務検事を据えられるように、黒川の定年延長の画策をした(国政の私物化)。
  12. オーム真理教解体の次に売国組織の統一教会を捜査する予定であった警察を妨害し捜査を止めた(背任罪,外患罪)。
  13. 文科大臣だった下村博文に指示して売国組織である統一教会の名称変更を許可させた(外患罪)。
  14. 460億円もの国費を投じて役に立たない「あべのマスク」を配布した。(背任罪)
  15. 独裁者プーチンと27回も会談し自分の手柄をひけらかすために調子に乗って「君と僕は同じ未来を見ている。」とまで言ってプーチンに媚を売ったが、結局、北方4島全てを失い、無思慮に大金を投入したサハリンの天然ガスプラントまでも失う結果になった(背任罪?)。
  16. 国粋主義的な主張を繰り返す裏で売国組織の統一教会を援助し、また、統一教会の支援を受けるなど憲法20条に反する行為をし何の咎めも受けず悪い前例になった(憲法違反,外患罪)。
  17. 総裁選で党員票に反社会組織の統一教会票を使って勝利した。(不正選挙)
  18. 官僚に圧力を掛けて統計に虚偽数値を計上させてGDP値を偽らせた。(公文書偽造)
  19. アベノミクスで紙幣をじゃぶじゃぶ印刷発行して円安を招き、更に、それを国債の形で日銀に使わせるという不法行為(財政法4条、5条違反)をして日本経済を疲弊・衰退させ国の借金を返済不可能なまでに膨らませ金利を上げることもできない状況にした
  20. 消費者の誤解を招くような「機能性表示食品」などという得体の知れないカテゴリーを作って安全性の検査もしないものにお墨付きを与えるような形にして製造販売できるようにしてしまった結果、紅麹事件のような事態を招いた。
     「機能性表示食品」とは例えば毒があるか不明なキノコに「食物繊維の欠乏に効きます。」などと表示して売らせるような馬鹿げた危険なカテゴリーなのだ。
  21. 「Fukushima is under control.」とか「東京は温暖でオリンピック開催に適している。」「最も金のかからないオリンピック。」などと嘘八百を並べてオリンピックを誘致し、結果として4兆円もの無駄な支出をして日本に損害を与えた(背任罪?)。
  22. IOC委員全員に官房機密費を使って20万円もするアルバムを贈らせた。そして、オリンピック招致をすることにより目前に迫っていた自身に対する公職選挙法違反の捜査を妨害した(贈賄,国家財産の犯罪目的使用,捜査妨害)。
  23. 中国を敵視してミサイル防衛や敵基地攻撃能力などという無効かつ危険な方向に走っている。その上、米国から古くて役に立たないトマホークや欠陥品のF−35を市場の倍近い価格で大量に買い込む密約を議会の決議も閣議にさえも掛けずにした。(背任罪、議会制民主主義破壊)
  24. FMS協定をトランプと結んで米国から市場の倍近い価格で大量に使えない兵器を購入し続けた結果、国内防衛産業に支払う金が無くなりこれまで5年で支払っていたものを10年で支払うよう法律を変え国内防衛産業を疲弊・廃業させた。(背任罪)
  25. トランプと大阪にカジノ(IR)を作る約束をして、そのために大阪万博を誘致して本来カジノ業者がやるべきインフラ整備を税金でするように仕向けた。(背任罪)
  26. 北朝鮮と事を構えるような、一見、勇ましいこと言って国民を煽動し、拉致被害者問題の解決を不可能にした。
  27. 国の継戦能力という最重要機密事項を「継戦能力が3日しか無い。」と公の場で暴露した。(機密漏洩,外患罪)
  28. 2014年、2015年に北朝鮮から、田中実氏、金田龍光氏の生存という重要情報がもたらされたにも拘わらず、それを無視し、公開もしなかった。(不作為の罪)
  29. 戦後、憲法第9条に基づき禁止していた武器輸出を始めた。(憲法違反)
  30. 三浦清志の詐欺疑惑で2021年に訴訟が始まっていて、詐欺の疑いが強かったにも拘わらず、マスコミも地検も動かなかったが、安倍が死んだら急に東京地検、しかも東京地検特捜部が動き出した。これについても裏で三浦瑠麗を重用していた安倍の何等かの妨害があったことが強く疑われる。
  31. 利権まみれのマイナンバー制度を推進し無節操に多くの個人データの紐付けをするように決めた。2023/6/16日現在、マイナンバーを含む社労夢システムにランサムウエアを仕込まれて、マイナンバーが外部に漏れた可能性が濃厚になっていて、マイナンバーシステムを0から組み立て直す必要性に迫られている。
  32. 木原誠二官房副長官(岸田政権)の妻の殺人疑惑について、2018年に追捜査が始まったときに木原を自民党情報調査局長に据えて警察を支配させて捜査を幕引きに導いた疑いが非常に強くなった。
  33. パーティー券の売上から1億円以上もの裏金を含む2億円以上もの政治資金を私人の安倍昭恵のものにした。
  34. 官房機密費を選挙資金として候補者に渡した疑いが強い。2013年7月の参院選で、安倍氏が東日本の選挙区で争う同党公認候補に現金100万円を渡していた疑いがあることが20245月に判明した。(政治資金規制法違反)
  35. 権力を持てば法律違反や憲法違反も司法を支配して罪に問われないでいられることを日本中に広め、これを真似する輩が日本中に広まった。正に「アベノウイルス」を蔓延させた


黒川検事問題の判決
 この件に関しては、神戸学院大学の上脇博之教授が経緯を検証できる文書の開示を国に求めた裁判で、2024年6月27日、大阪地方裁判所は「法解釈の変更は、元検事長の定年延長を目的としたものと考えるほかない」などと指摘し教授が求めた文書のうち、元検事長の定年延長について法務省内で協議や検討した文書の開示を命じた。これについて政府は控訴せず判決が確定した。
など、挙げればきりか無い。「安倍の蓋」が取れて色々な不祥事が一斉に明かに成りつつあるがこれを見ると安倍が如何に権力によって民主的活動を弾圧し日本を歪め、日本にとって害毒であったかが判る。総じて言えば政治権力を自分自身及び自分の仲間の私利私欲のために使い、政治・権力の私物化と民主勢力の弾圧と民主主義の破壊を進めた。  口では「美しい日本を取り戻す。」などと言っていたが、汚い日本を持続・促進した。
(2022/07/26)

 安倍晋三が銃撃死して岸田内閣になってから統一教会問題以外にも政府自民党の不祥事が次から次に発覚して政府要職にある議員が辞任に追い込まれたり裁判で敗訴になったりしている。安倍晋三が如何に権力によって不正の発覚の妨害をして来たか、ということの現れだろう。
(2022/11/17)

 かねてより安倍晋三をクズだと思っていたが、クズより酷い毒物だった。クズならば捨てれば良いが、毒物はむやみに捨てると周りに迷惑が掛かる。まあ、殺されて毒力を失うという結果になったが。戦後最悪の売国奴で民主主義破壊者が「殺人」という最も民主的でない行為によって葬りさられたのは皮肉という他無い
(2023/01/25)

ゾコーバ

 塩野義の新型コロナ感染症薬「ゾコーバ」の緊急承認が厚労省の審議会で見送られた。現在のゾコーバの効能としては
  1. ウイルス量は減少する。
  2. 呼吸器症状は改善する。
  3. 発熱、けん怠感、せきなどでは効果が見られない。
  4. 妊婦に使えない。
  5. 既にある薬と同様のものだから。
ということで承認見送りとなったが、ウイルス量が減少するという効果は重要なのではないか。報道をみるとどうもこの委員会は妙なバイアスが掛かっているようで、これまで緊急承認したモルヌピラビルやパキロビット(販売名)については4の問題はスルーされているのにゾコーバについてだけ問題にするとか、ウイルス量減少という最も重要な効果を無視していたり、5.の事項など意味不明な理由を挙げて、始めから否定的な態度だ。これまでに日本で緊急承認された薬は外国で緊急承認されたものばかりで、日本開発の薬は無い。どうも、厚労省は自分達が責任を持って判断することから逃げているか、何等かの利権が絡んでいるしか見えない。何のための緊急承認制度か!
(2022/07/21)

 ゾコーバはその後2022年11月に緊急承認された。実は、筆者の母は2024年7月に2回目のコロナ感染をしたが、ゾコーバが投与されて軽症で済んだ。2022年に早く承認されていれば、助かった命や重篤な後遺症に悩む人を減らせたのではないか。
(2024/07/28)

スシロー

 スシローという回転寿司チェーン店が3度目の問題を起こした。1度目はキャンペーンの品が無い店舗が多発した。2回目はキャンペーンの開始日の記載が無いチラシを貼り出してトラブルになった。3回目の今回は、キャンペーン中の品が開店直後に品切れになっていたり、そのことを入店時に告知されなかった事例が出てきた。
 どれも悪質だが、2回目などは完全に詐欺だ。チラシにキャンペーンの開始日を明示せずに終了日のみ明示してあった。キャンペーンのチラシで終了日しか明示していないというのは常識では考えられない。客の誤解を招いたというより、客を騙したに等しい
(2022/07/21)

ルネ・デカルト

 デカルトは一般には哲学の分野で有名だが、筆者にはむしろ数学での貢献が大きく見える。哲学は自然科学の発展により強い影響を受けて時代と共に変化する(というより自然科学に反する哲学は通用しなくなる)が、数学は発展はするけれど変化は少ない。それは組み立てが「証明」という論理的に揺るぎないものになっているからだ。
 デカルトが導入した「座標」という概念はそれまで数学上別の分野として扱われてきた代数と幾何を結びつけてその後の広大な数学の発展の基になった。2次元平面上の点は座標(x,y)で表され、直線は式ax+by=cを満たす点(x,y)の集まりとして表される。円はx2+y2=r2を満たす点(x,y)の集まりとして表される、などである。これらは高校の数学で出てくる。こういったことを知ると筆者などは「おお!」となる。数学の面白さは「答えが一つに決まるから。」などと言う人がいるが、それはつまらないことだ。数学の面白さは上記のような驚きにあると思う。あるいは、元々別の由来の定数が不思議な関係で結びついていたりする。数学嫌いの人にこの面白さを感じてもらえたらと思うのだが‥‥。
 数学において別の分野として発展してきた分野が数学者の天才的な発想により結びつけられて飛躍的な発展に繋がることがある。デカルトの座標概念の導入はその最初のものだったと思う。
(2022/07/16)

安倍晋三を国葬!?

 安倍晋三を国葬にするそうだ。自民党は選挙に大勝したので、もうやりたい放題。国会での議論も無く「閣議決定」で決めた。もう、独裁国家だ。この風潮は安倍内閣から顕著になった。これは民主主義の破壊だ。国費を使うのに国会の議論も無く実施するのだから。国を挙げて喪に服するのか‥‥とてもそんな気にならない。嘘だらけでそれが原因で死者さえ出たのに平然としていて、場当たり的な政策しかできず、アベノミクスで国を衰えさせ、自由化と称して低賃金の非正規雇用を溢れさせたばかりでなく、司法まで支配して民主主義を破壊し、挙句に統一教会という売国組織と手を組んで活動した政治家を国葬とは!?驚いた。安倍は売国奴支援首相だったのだ。逆に外患罪に問うべきではないか。
(2022/07/15)
(2022/08/15)


岸田政府は国葬の日には全国民の黙祷と半旗掲揚、公営賭博の自粛を要請しようとしている。正に、戦前の軍国主義への回帰だ。もはや、民主主義政府の体をなしていない。
憲法第20条
信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。
いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない
何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない
国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない

(2022/08/19)

 8月31日の会見で岸田首相は「国葬の警備費用については来日する外国要人の人数もはっきりしないので言えない。葬儀が終わってから発表する。」などと言っている。概算さえも言わないというデタラメ振り。過去の例からすると30億円は下らないと考えられる。それだけの費用を使って「国葬」という形をとりながら「国民に弔意を強制するものではない。」などと支離滅裂なことを言い出した。国を挙げて弔意を示すのでなければ国葬にする必要も意味も無い岸田内閣もクズだ
(2022/08/31)

 岸田首相は安倍晋三の国葬の費用は2.5億円だとか言っていたが、警備費と接遇費を含めると17億円近くになると言い出した。その額も、専門家に言わせると過小評価のようだ。もし、6000人もの外国人要人一行が来たら、警備費・接遇費合わせると100億にもなる可能性があるとのこと。国葬反対の声の方が国民の多数を占めるような売国奴に近い人物の葬儀に国会にも掛けずに数十億の国費を使うなど、何時から日本は独裁国家になったか。
(2022/09/11)

 自民党の村上誠一郎元行政改革担当大臣は、安倍元総理大臣の「国葬」を欠席する意向を表明した。同氏は安倍について「安倍氏の業績が国葬に値するか定かではないうえ、国民の半数以上が反対している以上、国葬を強行したら国民の分断を助長する」「財政、金融、外交をぼろぼろにし、官僚機構まで壊した。国賊だ(時事通信)」とまで言っている。非常にまっとうな見方だ。
(2022/09/22)

宗教法人という暗黒組織

 安倍晋三の銃殺事件で統一教会(現:世界平和統一家庭連合、以下、旧名称「世界基督教統一神霊協会」の略称「統一教会」と表記する)が再び話題になっている。安倍晋三が統一教会の広告塔になっていたことが山上容疑者の恨みを買う原因になったらしい。
 統一教会側は関連を白々しく否定をしているが、色々な証言や証拠から、不安や恐怖を煽って献金をさせて容疑者の母親を破産に導いた統一教会の責任は明かだ。そのような組織に安倍晋三が加担していたのでは恨まれるのも無理はない。
 そもそも、統一教会が以前に霊感商法事件を起こしたときに徹底的に教団を捜査して実態を暴いておけば今回の殺人事件は防げた可能性が高い。それを妨害したのが自民党を始めとする右翼政党の連中だ。安倍晋三、稲田朋美などは公然と統一教会関連団体の広告塔として動いている。憲法第20条には「国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。」とある。政治家が特定の宗教に加担するのは憲法違反だと思うが、司法は政権を怖がって見てみぬ振りを続けてきた
 参考のためジャーナリストの鈴木エイト氏の調査による情報と他から収集した情報による、政府要職にあった自民党議員その他で統一教会及び同会関連の組織と関係があった議員を下に示す。
氏名主な経歴イベント参加、祝電等の実績
安倍晋三首相祝電、会合出席,リモート参加,世界思想表紙肖像写真5回
統一教会の捜査を止める。選挙で統一教会票の振り分け。
統一教会応援のビデオメッセージ

菅義偉首相北米大陸会長一行を官邸に招待
岸田文雄首相広島の教団幹部と岸田首相のツーショット写真
統一教会友好団体トップと自民党本部で面会
麻生太郎首相ワシントン・タイムズ全面意見公告
(「ワシントン・タイムズ」は統一教会が作った新聞
ワシントン・ポストとニューヨーク・タイムズを足して2で割ったような名称で紛らわしい。)
加藤勝信官房長官厚労大臣在任中に秘書がイベント代理出席,
関連団体に複数回会費支払い
細田博之官房長官UPF(宇宙平和連合)主催イベントで講演
(UPFは統一教会教祖夫婦が作った同協会のダミー団体)
高市早苗総務大臣UPFイベントに祝電
田畑裕明総務副大臣統一教会が組織邸に応援
武田良太総務大臣イベント参加、「日韓トンネル」結成大会参加
寺田稔総務大臣関連団体の会合に会費2万円を支払
杉田水脈総務政務官「統一教会の信者にご支援、ご協力いただくのは何の問題もない」
山下貴司法務大臣イベントに祝電
葉梨康弘法務大臣統一教会系雑誌のインタビューを受け記事が掲載された。
林芳正外務大臣「世界日報」の取材を2012年に受けていた
下村博文文科大臣イベントに出席、世界日報社から献金、
2016に政党支部が世界日報社から6万円の寄付受領
安倍晋三と統一教会の意を体して「統一教会(世界基督教統一神霊協会)」
から「世界平和統一家庭連合」への変更承認
中川正春文科大臣イベントに祝電
末松信介文科大臣統一教会によるパーティー券購入
井出庸生文科副大臣選挙支援,会合出席等
萩生田光一経産大臣イベントで来賓祝辞,1014年統一教会時代に同会施設で講演
2022年の参院選中に同会施設訪問
統一教会主催のバーベキュー大会に何度も参加
岸信夫防衛大臣イベントに祝電
山本朋広防衛副大臣イベントで「マザー・ムーン(韓鶴子)に先ほどカーネーションの
花束をプレゼントさせていただきました」
稲田朋美防衛大臣イベントで講演、賓挨拶
中谷元防衛大臣関連団体にインタビュー掲載
豊田俊郎国交副大臣会合出席等
石井浩郎国交・ 閣府・復興副大臣会合出席等
山田美樹環境副大臣会合出席等
野上浩太郎農水大臣イベントに祝電
野中厚農水副大臣選挙支援,会合出席等
細野豪志
(民主党時代)
環境大臣機関誌にインタビュー掲載、献金、
2013年に資金管理団体が世界日報社元社長から3万円の寄付受領
山口壮環境大臣イベントに祝電
小林茂樹環境・内閣府副大臣イベントに祝電
田中和徳復興大臣街頭で統一教会の機関紙「世界日報」を配布
山際大志郎経済再生大臣イベント来賓、祝電
中谷真一経産・内閣府副大臣会合出席等
北村誠吾地創大臣イベントに出席
岡田直樹地創大臣メッセージ,秘書イベントに出席
井上信治万博大臣関連団体に会費支払い
平井卓也デジタル大臣関連イベント実行委員長
大串正樹デジタル・内閣府副大臣政治資金やり取り,祝電等
星野剛士内閣府副大臣選挙支援,会合出席,祝電等
和田義明内閣府副大臣選挙支援,祝電等
山田賢司外務副大臣政治資金やり取り,会合出席等
江崎鉄麻沖縄北方大臣イベントに祝電
衛藤晟一沖縄北方大臣系列総研で講演、議員会館会議室使用の便宜
猪口邦子少子化大臣イベント出席、会報誌に対談記事掲載
野田聖子少子化大臣関連団体に祝電,秘書出席
山谷えり子国家公安委員長機関紙にインタビュー掲載、安倍晋三と統一教会の意を
体して「子供庁」を「子供家庭庁」に変更強いる
二之湯智国家公安委員長関連団体開催のイベントで実行委員長
記者会見で「会員でもなく教義もよく知らない」と言った。
統一教会の教義も知らないとは国家公安委員長失格だ、
こんなボンクラを国家公安委員長にした岸田首相の責任は重い。
船田元経企庁長官UPFイベントに参加
衛藤征士郎防衛庁長官日韓海底トンネル推進議連代表
木原稔首相補佐官関連イベント実行委員
茂木敏充党幹事長関連イベント実行委員
石破茂党幹事長イベントで講演、祝電、機関紙社長から献金
北村経夫党副幹事長イベント参加,後援会員に統一教会及関連団体名あり
統一協会で講演,統一教会による支援,(ビデオ証拠)
小林鷹之経安大臣イベントに祝電
高木毅国対委員長イベントに祝電
逢沢一郎国対委員長イベント出席、来賓挨拶,祝電
その他その他の政務官12名



氏名主な経歴イベント参加、祝電等の実績
御法川信英ワシントン・タイムズのイベントに議員会館を提供し主催した。
井上義行安倍晋三秘書官イベント参加,統一教会信者。
磯崎仁彦関連イベントに参加
高木宏寿15年に政党支部が教団関連団体から25万円分のパーティー券収入
生稲晃子選挙運動中に協会施設で演説
山本朋弘ネパールのUPFのイベントに参加,統一教会教祖夫婦に花束


その他の党
氏名主な経歴イベント参加、祝電等の実績
足立康史維新関連団体で講演
前原誠司外相
国民民主党
ワシントン・タイムズ全面意見広告
玉木雄一郎国民民主党2016年が世界日報社から計3万円の寄付受領
立憲民主党計8名
日本維新の会計13名

 まだまだ、次から次に出てくるのでこれくらいで止めるが、上の表をみると、いつの間にか日本はカルト宗教国家になっていた!!と暗澹たる気持ちにさせられる。

 上記の表にある下村博文は安倍政権時代にそれまで承認されて来なかった統一教会の名称変更を承認した。これに関して、元文科省事務次官で安倍政権を批判して文科省から追い出された前川喜平氏によると、前川氏の在任中にも名称変更の申請はあったが実質的な変りが無いので名称変更は承認しなかったとのことだった。そういったこともあって安倍政権は前川氏が邪魔になったのだろう。前川氏が退任したら下村によって名称変更が承認された。安倍政権の統一教会とのズブズブの関係が浮彫にされる話だ。これによって統一教会(世界基督教統一神霊協会)は「世界平和統一家庭連合」という仮面に付け替えられた結果、世間から「統一協会」という犯罪行為で汚れた名称が消えた。そのため統一教会に取り込まれて破綻する人が未だに増え続けている。
 一方、宗教法人法では宗教法人には税金が掛からないだけでなく会計報告義務も無い。NPO法人などはちゃんと会計報告が義務付けられている。会計報告などは信教の自由と関係ないと思うが合理的な根拠も無く悪法を放置している。このことが、宗教法人を暗黒の組織にしている。宗教法人という暗黒の組織が蔓延り続ける要因になっている。本来ならこのような反社会的な法律は早急に改正するべきなのだが、自民党などの宗教とつながりが強い政党が国会を牛耳っているかぎり改正される可能性は低く日本の民主主義は益々衰退することになる。残念なことだが国民がもう少し賢くなってこういった政党を選ぶことを止めなければ状況の改善は期待できない
(2022/07/14)

 羽鳥慎一モーニングショーで有田芳生氏が「オームの後、次に捜査するのは統一教会だ。」と国家公安委員が言っていたが、その後全く捜査がされなかったのは政治の力だったということを話ていたという旨の告発をした。政治の力とは安倍政権のことだ。そのころから既に宗教政権だったようだ。こんな政治家は国から一掃しなければ日本がおかしな国になるのを止められない。国民もこういった連中に丸め込まれないように充分な注意が必要だが、世相を見るとどうも関心が薄いようだ。
(2022/07/19)

 自民党と統一教会との密接な関係が次々と明かになっているが、「子供庁」が「子供家庭庁」になったのも統一教会の影響を受けている山谷えり子の主張によるという証拠が揚がってきた。更に、自民党岡山第5選挙区支部が、これまでに複数回統一教会系の団体に会費を支払っていたことが選挙資金収支報告書から明かになったとのと。自民党は統一教会の下部組織らしい。自由民主党ではなく自由売国党
(2022/07/19)

 統一教会が日本で弱い人達から搾り取った金の70%が韓国の統一教会本部に流れていて、それが各国の政界に働きかける資金になっていたらしい。
 統一教会の韓国版の教義には「韓国はアダム国家、日本は邪悪なエバ国家であり、エバは幼いころのアダムを育てる義務がある。つまり国と国の関係にすれば(日本を浄化するためには)日本が韓国に貢物をして韓国を助ける立場にある。」という趣旨のことが書いてある。これは日本国民を食い物にするという意味で日本にとっては売国的な教義だ。日本の統一教会の上層部はもう、売国奴の集団としか言いようが無い。売国奴とそれに手を貸した政治家に対して日本の公安警察は何をしているのか
(2022/07/22)

 上記で、「日本の公安警察はなにをしているのか。」と書いたが、良く見たら上表で山谷えり子や二之湯智が国家公安委員長になっていた。道理で、公安警察が動かないはずだ。更に、宗教団体の取り締まりは与党である公明党にとっては自分達に火の粉が降りかかってくる可能性のある問題なので避けたい事で、自民党とも意見が一致し、検察・警察が及び腰になるのは当然とも言える。
(2022/07/23)

 統一教会の教義には先に述べたように「日本は韓国に仕え全てを捧げる義務がある。」という趣旨の下りがある。日本の右翼は日頃から韓国を敵視し蔑んでいるが、日本を蔑視するこの教義に腹が立たないのか。右翼は日頃からリベラルに対して「反日」というが、統一教会のような究極の反日に対してどう考えているのか。右翼からのこのカルト集団やそれとズブズブの関係の政府与党に対する批判が聴こえて来ない。声を潜めている。右翼の連中は思想も支離滅裂なご都合主義者の集まりのようだ。自民党もこんな教義を受け入れているのか、自己矛盾にも気が付かないバカなのか、いや、助けてくれさえすれば犯罪集団とでも手を組むことを公言して憚らない。この傾向も、あからさまにカルト犯罪集団の広告塔になっていた安倍晋三が元凶なのだ。安倍晋三一派は事ある毎に愛国心を教えることが重要とか国を守る気概が必要などと言っていたが、裏で売国組織と手を組んでいた。以前、安倍政権を「クズ内閣」と書いたがクズというより売国内閣だった
(2022/07/27)

 フランスでは「反セクト法(反カルト法)」という法律が50年近く以前に統一教会の事件が元で制定された。これは宗教団体に限らず反社会的行動をした集団を取り締まる法律だ。日本にもフランスのような法律が必要だ。しかし、与党が統一教会などの宗教に取り込まれ宗教政党になっている現状ではその種の法律ができる可能性はほぼ0‥‥絶望的だ
(2022/08/12)

 自民党総裁選で岸田文雄が河野太郎に勝ったのは、統一教会の自民党員の組織票によるらしいことが言われている。確かに総裁選において河野太郎は岸田文雄より優勢と見られていたが蓋を開けてみると何の業績も人望も無い岸田文雄が勝った。これは安倍一派の統一教会票でも無ければ起きない事態だ。
(2022/08/23)

自民党は統一教会との関連のあった議員の調査めいたことをしたが、岸田首相は「調査ではない。」と言っている。つまり調査ではないので本人の申告したままを信じるのだそうだ。要するにヤッタふり
(2022/09/18)

 文化庁は統一教会に対する解散命令を出すにはまだ充分な組織的犯罪の立証ができないとしている。なにを忖度して躊躇しているのか。宗教法人法第八十一条(解散命令)の一には以下のようにある。
一 法令に違反して、著しく公共の福祉を害すると明らかに認められる行為をしたこと。
過去に既に霊感商法等で何件か組織的な犯罪として判決が下っているのだが、文化庁も統一教会に汚染されているのだろうか。
(2022/09/23)

 10月19日、岸田首相はそれまで民事法違反では宗教法人解散の法令違反に当たらないとしていたのを撤回して「民法の不法行為も入りうる。」と答弁した。これは当然のことで、宗教法人法のどこにも、「不法行為は刑法の不法行為に限る。」などとは書いていないこれまで、岸田は公明党や神道などの自党の後ろ盾の宗教勢力に忖度して宗教法人法を捻じ曲げていたのだ。
(2022/10/19)

松山三四六(秦光秀)

 長野県で自民党から立候補した松山三四六にスキャンダルが発覚した。又々、自民党がらみ不祥事だ。
 この人物は、2012年に当時20代の女性と不倫し、女性が妊娠した際には人工妊娠中絶同意書に偽名で署名していたとのこと。有印私文書偽造なので刑法犯だ。更に、過去には900万円もの金を踏み倒そうとして裁判所から支払い命令が出たこともあったとのこと。こんなヤクザのような人物が民主主義を推進できるのか。この人物は不祥事発覚後も立候補を取り下げることもなく、平然と選挙活動を続けている。こんな人物を公認したということは、いかに自民党という集団が下劣な集団かということの査証だ。
(2022/07/09)

安倍晋三の銃撃死

 安倍晋三が元自衛官の男に銃撃され死亡した。日本は銃社会ではないと思っていたが、こんなことが起きるとは衝撃的だ。
 何事によらず暴力はあってはならないことだ。ただ、これによって、政府与党に対する批判に対して過剰な弾圧をするようにならないか心配だ。事実、以前には安倍晋三の演説に批判の看板を掲げただけで逮捕拘束された例など、権力に対する意見表明には過剰な対応が目立っていた。また、オリンピックに関してはオリンピックに反対する人は金で雇われた人であるかのような、根拠なく政府の片棒を担ぐような報道がされたりもした。このような権力に阿る報道や言論の自由に対する弾圧は安倍晋三が政権に就いてから益々目立ってきた。

 今回の事件の問題点は幾つかある。
  • 殺人はもちろん犯罪であり、法律で罰せられるが、と同時に、権力による犯罪も見過ごしてはならない。
  • この事が権力者を批判する言論に対して過剰な弾圧をする口実になる危惧がある。
  • 警備体制に大きな穴があったことが判明したが、対策がどういう方向に進むかしっかり監視する必要がある。往々にして、表現の自由を弾圧する方向になり勝ちだ。
  • この事が安倍晋三という人物の犯罪を免罪する方向に向うならば、お門違いだ。これまでに安倍晋三とその取り巻きがやってきた数々の民主主義破壊行為についての追及が幕引きになる可能性が高い。

 選挙直前のこの事件で自民党に同情票が増えるとしたら、国民の政治に対する意識は低レベルと言わざるをえない。好戦的な言動を繰り返し戦争という最大の暴力に向けて進んできた安倍晋三が暴力によって倒れたのは笑えない皮肉だ
(2022/07/08)

 容疑者の動機が謎だったが、どうやら安倍晋三が統一教会の宣伝紙の表紙に何度も載り、更には同協会のイベントにビデオメッセージを送ったことが原因のようだ。容疑者の父が若くして亡くなった後、母親は収入を得るために苦労したらしいが、そこに統一教会が介入して財産を供出させた結果、破産に至った。生活困窮者が宗教にすがり益々困窮するということはありがちな不幸な状況だが、その発行紙の表紙に安倍晋三が載り、イベントにビデオメッセージを送ったことにより、安倍晋三を恨むようになったらしい。
 一国の首相が特定の宗教の宣伝に加担することは憲法違反のはずだ。宗教を信じることは憲法で保証されているとは言え、宗教の宣伝に加担することは国家の長としてやるべきではない、というより、憲法20条違反だ。個人的には国家の長は無宗教であって欲しい宗教によってなされる政治は合理性を欠き人権を無視する危険性が非常に高い
 安倍晋三だけでなく自民党そのものが統一教会(現:世界平和統一家庭連合)を後押しているようで、これは統一教会の背後にある国際勝共連合との思想的繋がりがあるようだ。統一教会が所謂宗教右翼なので、自民党との融和性が高いのだろう。統一教会が霊感商法問題を起こし一時世間を多いに騒がせたが、急速にマスコミからその話題が消えて行ったのは、自民党からの何等かの働きかけやマスコミの忖度、更には安倍政権による同協会の名称変更許可の結果であろう。
(2022/07/10)

 世間では今回の事件を政治テロとして「暴力による民主主義の破壊」と捉えるむきは多いが、これは政府与党による体のいい誘導なのではないか。政府やマスコミも盛んに同様のことを言っているがどうもきな臭い。今回の事件は容疑者の統一教会への恨みから、統一教会の広告マンに成り下がった安倍晋三を狙った私怨による事件であり、政治的な意味は無い。「民主主義への挑戦。」などと言うのは安倍晋三の死さえも、統一教会に加担してきた事実から国民の眼をそらしたい政府与党の作り出した詭弁だ。
 そもそも、安倍晋三ほど戦後民主主義を破壊した首相は居なかったのではないか。安倍晋三の死により民主主義破壊の元凶の一つが無くなったと見る方が妥当だろう。
(2022/07/17)

 山上容疑者がツイッターに「Silent hill 333」というハンドルネームで1300回以上ものツイートをしていたらしい。それを見ると、同容疑者は安倍晋三の政治思想にむしろ賛同しており、リベラルな意見に対して冷笑的なコメントをしていたことが明かになって来た。つまり、安倍晋三が銃撃されたのは思想的なテロではなく、統一教会絡みの怨恨殺人であるということが確定的になってきた。これまで自分の側だと思っていた安倍晋三が、実は、敵側である統一教会の宣伝マンだったと知った事による強い恨みは想像に難くない。それが原因の怨恨殺人だった訳だ。これは、「政治テロによって安倍晋三は殺された。民主主義に対する挑戦だ。リベラルの連中は反社会的な輩の集まりだから取り締まるべきだ!」という方向に持って行きたい政府にとっては誠に都合の悪い事実そのせいか、このツイッターアカウントは早々と凍結されてしまって今はもうアクセスできない。恐らく、政府からの何等かの働きかけあるいはツイッター社の忖度があったのだろう
(2022/07/21)

 山上容疑者が4か月の鑑定留置になった。「安倍晋三が統一協会の宣伝マンであったことと、安倍晋三の殺害に至ったことには論理の飛躍があるので鑑定が必要である。」とのことだ。この理由は驚きだ。非常に綿密に計画・行動して銃器さえも作っていた事実からは合理的に考えて「論理の飛躍があるから鑑定が必要。」などという結論に至るはずがない。更に、通常、精神鑑定は2,3か月なのだが4か月も掛けるとのこと。これは明かに山上隠しだとりあえず、山上容疑者の供述をしばらく封じて世間からの関心が鎮まるのを待つように自公政権から何等かの働きかけあるいは奈良県検察・裁判所の忖度があったと見て間違いなかろう
(2022/07/23)

 山上容疑者がやったことはまぎれもない殺人だ。過失致死ではなく強固な意志をもって行われた殺人という犯罪だ。これは法律によって正しく公平に裁かれなければならない。その意味で、今の奈良県の検察や裁判所の動きは多いに疑問がある。一方、山上容疑者の犯罪を切っ掛けにして政府や政治家の不都合な事実が次々に明かになってきた。これは恐らく山上容疑者が事件を起こさなければ得られなかった結果だ。物事には色々な側面があり、犯罪にも功の面がある場合がある今回の事件の最大の功は政府や政治家の売国的宗教との結びつきを世間に露わにする切っ掛けを作ったことだ。殺人は大罪だが、その動機については多いに情状酌量の余地がある。一方、安倍晋三とそれを取り巻く輩の罪は情状酌量の余地は無い。日本が統一教会の傀儡国家になりかねないという事態を露わにする切っ掛けを作り、日本を売国奴の手から守ったという点で山上容疑者の犯罪の功罪を比較すると功の方がはるかに大きいのではないか
(2022/07/25)

 安倍晋三が死んで、安倍の権力によって蓋をされていた膿が次々に吹き出してきた。
 オリンピック関連の不正もその一つだ。電通の高橋治之がアオキから4500万円もの賄賂を受け取っていたというのだが、司法の捜査によって更に2億円以上もの金が高橋に渡っていた疑いが出てきた。その他にも更に不正がある可能性が高い。オリンピックは不正の坩堝のようだ。ここまで腐りきったオリンピックを国民の税金でやったことに選手達はどう思っているのだろう。
(2022/08/01)

 結論としては、今回の銃撃死事件の容疑者は殺人という大罪を犯しはしたものの、充分情状酌量の余地がある。一方、殺された安倍晋三のは情状酌量の余地は無い。そして、日本の民主主義の破壊の速度が少しでも低下したという点で、安倍晋三の死は日本の民主主義にとって結果的にプラスになっている。
(2022/08/19)

送電網計画

 日本の電力供給について地域間の条件の違いを平準化するために送電網が必要だが、政府は北海道から首都圏に今までと独立な系統を建設する計画を持っている。それはとても良い計画だがそれに対する予算が4.8兆円とのこと。もっと金を掛けて他地域での別系統の送電網も早く作ればよい。オリンピックに4兆円も出したのであれば、国民の生命に係るに事業にはもっと潤沢に予算を投下して他の地域間の送電網も整備するべきだ。送電網の整備は電力供給の分散化を促進し、供給源の地域や時間による変動に対して強くなり、安定供給が可能になるので、所謂「ベースロード電源」などということを言わなくて済む。改めて書くが、原子力はやめた方が良い。原子力は処理が難しい放射性廃棄物を出すばかりでなく他国からの恰好の攻撃目標になり危険だし、更に、電力需要の変動に対して融通が効かず常に電気を発生し続ける。これが再生可能エネルギーが普及しているヨーロッパのある国では邪魔になっているらしい。政府は「ベースロード電源」などと耳当たりの良い名前で誤魔化しているが、要は融通が効かないことの裏返しだ。洋上風力や地熱を使えば「ベースロード電源」になるし、風力はプロペラのピッチ制御機構を使えば簡単に発電量を調整できるので需要の変動にも対応容易だ。家庭用電源は屋根の太陽光パネルとバッテリーの普及で可成りの程度賄える。これは電力供給の分散化もできて、分散化とネットワーク化が進めば災害などには有利だ。
 太陽光に対しては今後出る太陽光パネルの廃棄物処理を大問題のように喧伝するむきもあるが、原子力発電から出る廃棄物の処理にくらべれば桁違いに容易だ。太陽光パネルの処理は化合物の処理なので分子レベルの問題だが、放射性廃棄物は原子核レベルの問題になり、原子核に手を加えるのは非常に大きなエネルギーを要する。分子結合が核外の電子のやり取りという比較的弱い、電磁相互作用が関わるのに対して、原子核の結びつきは核力という桁違いに強い相互作用が関わっているので、それを変える(核分裂や核融合)には非常に大きなエネルギーのやり取りが必要でかなり難しい太陽光パネルができた当時も「太陽光パネルを作るには青酸化合物を使うので原子力より問題だ。」といったことが流布された(多分、政府・電通と電力会社が加担していた(原発広告:本間龍))が、上記と同じく問題の難しさを無視した利権と妙な思想絡みの愚論だ。青酸の処理など核廃棄物の処理に比べれば桁違いに容易だ。
(2022/07/06)

科学者で構成された参議院

 片山杜秀という人が、参議院を科学者議会にしたらどうか、という意見を新聞で主張していた。これは非常に良い意見だと思う。
 今の参議院は単なる衆議院の二の舞でしか無い。今の政治に最も欠けているのは科学的な視点の政策だ。パンデミック、食料、エネルギー、国防、どれを取っても、科学的合理的視点よりも利権・思想視点がまかり通っていて、大多数の幸福に資する政策が出て来ない。政策は国民の大多数に最も資する可能性があるものでなければならないが、そのために最も可能性と信頼性があるものは科学的な知見に基づくものだ。
 そもそも、人間の持つ知識は不完全なのだが、不完全な知識体系の中で最も信頼度が高いものを選ぶならば科学的知識にならざるを得ない。信頼性の高い知識体系を構築しようとすれば実証的で論理的になってしまう、つまり科学的になる。人間の知識というものは必然的にそうなってしまうものなのだ。そのことを多くの人は解っていない、そこを日本の教育はちゃんと教えなければ、おかしなことを信じて間違った判断をする人が無くならない。
 政治が利権や宗教的思想しか無い政治家の集まりだけで動くようでは国民の幸福はおぼつかない。参議院は科学議院にするべきだ。
(2022/07/03)

競争は進歩に必要か?

 朝日新聞の「教育」欄で猪木武徳と言う人が「競争は弊害もあるが無くてはならない。競争があるから選手は練習に、学生は勉強に励む。人は互いに切磋琢磨してこそ、よいパフォーマンスを発揮し、成長するわけです。」と書いている。本当か?この人は経済学者とのことだが、経済という、人の作る社会という側面しか見て来なかったのではないか。
 人が競争によって進歩するのは確かだが、「競争があると進歩がある。」が真だからといって、その裏、「競争が無ければ進歩が無い。」()は真ではない。人が競争によって進歩するのは、「競争」という事象が「進歩」を必要条件としているだけであって、「競争は無いけれど進歩がある。」という状況も多々ある。例えば科学の進歩は人との競争というより知的好奇心によるものが主だ。偉大な科学的進歩のほとんどは科学者の強烈な好奇心よっている。これは競争ではない。自然は人と競争したりはしない。また、原始人が弓矢や槍などの道具を作り出したりしたのも他人との競争が動機というより如何にしたらより効率的に狩りが出来て楽に生きることができるかということによる。不幸にも弓矢や槍は後に人との争いに利用されたが‥‥。
 筆者が勉強したのは他人に勝ちたいからではなく、自分の興味がある分野に行きたかったからだ。偶々、入試は他人との相対評価で合格が決まる制度になっていたので競争に加担した結果になったが、入試が絶対評価で合格を決める制度であったとしても勉強したと思う。大学時代も誰かに勝ちたいから、という動機で勉強した記憶は無い。
 「進歩には競争が必要。」というのは競争でしか進歩の動機を持たなかった人か競争好きな人、あるいは競争ばかりが目立つ「社会」にしか関心を持っていなかった人の考えだろう筆者には、競争で得る進歩は地球規模で考えた時、人類の発展存続や幸福に益をもたらさないもののように感じられる

()「競争が無ければ進歩が無い。」の対偶、つまり、論理的に同等な命題は「進歩があれば競争がある。」であり、これは「進歩があるところには必ず競争がある。」との主張になる。
(2022/06/23)

大崎事件再審請求棄却

 大崎事件の第4次再審請求が棄却された。被告(受刑者?)は服役後も含めて終始犯行を否認していて、明確な物証が無く、あやふやな共犯者とされる3名の供述と目撃者とされる女性の供述しか無い。裁判所は弁護側の新証拠について「確定判決の事実認定を覆すに足りる蓋然性があるとは言えず、無罪を言い渡すべき明らかな証拠には当たらない」として請求を棄却したのだが、では「被告の犯行を証明する明かな証拠はあったのか?」というとそれも無いようだ。
 こう言った場合、合理的に考えれば「疑わしきは被告人の利益に。」という原則に従って「有罪としない。」はずなのだが、おかしな判決と言わざるをえない。
 裁判所は人の人生を左右する重大な責任を負うので間違ってはならないが、人間のやることなので間違いは避けられない。それは、厳然たる事実であって、このことは誰しも謙虚に認めなければならないしかし、「裁判所は間違いを犯さない。」との前提で司法活動をしているようで、かなり怪しい判決についても再審の壁は異常に厚い。司法のこの傲慢さは改められるべきだ
(2022/06/22)

福島原発訴訟についての最高裁の判決

 福島原発事故について最高裁の判決が出た。判決は「現実の地震・津波は想定よりはるかに大規模で、防潮堤を設置させても事故は防げなかった」として国に責任は無いとした。一方、2002年に国が公表した地震予測「長期評価」に基づき、東電子会社が08年に計算した最大15・7メートルの津波予測は「合理性を有する試算」としている。ということは「想定よりもはるかに大規模」との主張は矛盾している。東日本大震災の津波の波高は最高でも15m未満だった。ならば、15.7mの予測値に対応する防潮堤を作っていれば原発事故は防げた
 かなり前から最高裁が政府の顔色を窺う判決を下すのを見てきたが、今回もそう見える。政府に人事を握られているのでは三権分立は名ばかりだ
(2022/06/17)

座右の銘ではないけれど

 有名人のインタビューでよく出される質問に「座右の銘は?」というのがある。筆者には座右の銘と言えるものは無いが、一時的に心の中で思っていたことはある。
 高校2年になって直ぐに試験があった後に数学の先生から「数学が出来なければ理系に進学できない。」と言われてショックを受けた時だ。中学までは特に勉強しなくても数学はなんとなくできていた。ところが、高校になってもボーッとしていたので数学ができなくなっていた。しかし、文系の科目は好きでなく理科は好きだったので理系に進学したかったのだ。それから人生で初めて「努力」というものをした。まず、自宅での勉強の時間割を作り、数学の参考書を入手して勉強した。また、授業は予習をして真剣に聴いた。そうしたら、急激に成績が上がると共に、数学がとても面白くなった。そのとき心の中で繰り返していたのは「できるかできないかやってみなければわからないじゃないか!」という呪文のようなものだ。
 とりあえず挑戦してみることは、特に若いときには重要だ。いや、年取っても、できないかも知れないと思われることに挑戦してみることは精神的な若さを保つためにも良いのではないかと思う。実際、筆者の女房の実家で風呂を改装したとき、風呂側の壁の内張までは業者がやってくれたが、脱衣スペースの壁は構造体の柱などがむき出しのままだった。それで、女房から「内張をして欲しい。」との要望が出された。家の内張なんぞやったこともないし考えた事も無かったので「そんなのできるのか?」と思ったが、とりあえず業者がはったのと良く似た化粧合板を買ってきて色々と工夫しながらやってみたら結構うまくできて、業者がやったところとほぼ区別がつかない程度の内張ができ、自分でも驚いた。
(2022/06/15)

吉川赳

 自民党の吉川赳衆議院議員が未成年者に飲酒を勧め、未成年者と高級ホテルの一室に滞在し、現金4万円を手渡して“パパ活”に興じたと報じられた。自民党はこんな法律や条例違反を平気でやるような、議員であってはいけない連中の集まりなのか。この人物は選挙で落選して自民党の比例代表により復活した。ということは自民党が通したのだが、自民党総裁の岸田首相は議員辞職勧告も出さずに「本人に任せる」姿勢だ。本人は辞職する気は全く無いようで雲隠れしたまま「調査研究広報滞在費」などを貰い続ける心算らしい。これはもう税金泥棒だ。
 与党の議員の不祥事が絶えないが、本人は早々と離党して雲隠れする一方、それを良いことに与党は幕引きに走っている。これでも検察は動こうとしない。まあ、安倍晋三のように公職選挙法違反の証拠が上がっていても動かない検察なのでむべなるかなだ。検察が与党の顔色を窺って動くようになったら暗黒政治の始まりだが、折しも「侮辱罪」が成立するようで、これを与党の顔色を窺って与党の意向に沿った適用をるようになると、政府批判もできなくなり、本当の暗黒時代になる
(2022/06/14)

芸・技・学

 外国人はよく日本料理の技に感嘆する。料理だけではない。例えば、包丁などもそうだ。日本の職人が作った包丁は世界で人気だ。日本の職人の技術は世界的に見ても優れているようだ。これだけ優れた技術を作り出した日本人だが、経済的な観点からすると大きな経済効果を生み出してはいない。これはどういうことか。
 日本は「芸」や「技」を極めるのは得意だが、それに基づいて「学」を発展させるのがあまり得意ではないように見える。ここでいう「芸」「技」「学」とはどんなものを指すかを定義して置こう。
  • 芸:何等かの目的の行為の結果。英語で言えば「Performance」
  • 技:何等かの目的の結果をもたらす行為のやり方。英語で言えば「Technology」
  • 学:何等かの目的の結果をもたらす行為のやり方の原理。英語で言えば「Science」(*)

 「技」を伝えるにはそれをやって見せて学ばせるという方法がある。これは、昔からある「徒弟制度」である。ここでは、「どうやればその『技』ができるようになるか。」ということは直接的には伝えられない。伝えられる側は自分で獲得しなければならない。これはあまり効率の良い方法ではない。一方、伝えられる側のの観察と解釈という段階が入ることにより、伝えられる側による新しい観点や解釈の可能性があり、より良い「技」に洗練される可能性がある。
 「技」を分析してその原理を体系的にした「学」を構築できるとその伝承は非常に効率的になり、その「技」の大衆化・大規模化が可能になると同時に色々な方向への発展の可能性も出てくる。その意味で「技」を分析して「学」を構築することは重要だ。
 「学」が有効であるためにはその「学」が信頼できるものである必要があり、そのためには実証的かつ体系として論理的に矛盾が無いことが必要となる。これは「科学的方法」そのものだ。つまり、「学」は突き詰めようとすると必然的に「科学的」になる。この点は非常に重要なのだが、世の中には色々な場面で科学的であろうとすると「科学万能主義」と揶揄する人も多い。そういう人は「きちんとした知識を得ようとする」と必然的に科学的になってしまうということが解っていない。ある時点での科学が正しいという補償は無いが、最も正しい可能性が高いものを選ぶならばそれは科学を選ぶということになる。

(*)「学」を「Science」という事に対して恐らく「科学だけが学ではない。」と反論する人も多いと推測されるが、終りの方で書いたように、「学」は必然的に「Science」になる(というのが筆者の考えだ)。
(2022/06/09)

自動車のトグルスイッチ

 先日、自動車を車検に出した。その際、代車を出してもらった。その車は筆者の車と同じメーカーの後継機種だったのだが微妙にユーザーインターフェースが違っていた。
 まず、キーのドアのロック/アンロックスイッチが筆者のものはトグルスイッチ(*)式であったのが、代車はロック/アンロックが別ボタンになっていた。最初、閉まっているドアを開けようとしてボタンを何度押しても開かずとまどった。悪いことに代車のキーのボタンの表示が摩耗して消えていたのでなかなか気が付かなかった。何度か失敗して以前に乗った代車も別ボタンのキーだったことを思い出して大きいボタンの横の小さいボタンを押したら開いた。
 ドアのロック/アンロックのスイッチはトグルスイッチでない方が合理的だ。トグルスイッチはスイッチ操作だけではロックかアンロックかは車外からはドアのロックボタンを見るか、テールランプが1回点滅したか2回点滅したかを目視しなければ判らない。これは不便だ。ロック/アンロックが別ボタンになっていれば目視しなくてもロックかアンロックはボタンにより確定なので「ガチャッ」という動作音だけ聞けばよい。この点は代車の方が改善されている。
 一方、パーキングブレーキは、筆者のものはロックがパーキングペダルを踏む、アンロックがダッシュボード下のアンロックレバーを引くという動作なので何も見なくても操作可能だし走行中アンロックしたか心配ならアンロックレバーを引けば良いので安心だ。ところが、代車はロックもアンロックもパーキングブレーキペダルを踏むという動作だ。これだと走行中に操作するのは危険だし、パーキングブレーキの踏み増しもできない。筆者には改悪に見える。

(*)「トグルスイッチ」とは少なくともソフトウェア業界では「同じ動作でON/OFFをするスイッチ」のことである。つまり、ボタンが一つで現在ONなら押すとOFFになり、現在OFFなら押すとONになる。この主のスイッチは現在の状態が明かに目視できたり体感できる場合に使用するべきものだ。特に、安全に係る対象の操作にはトグルスイッチは使うべきでない。
 世間では、レバーを一方に倒すとONに他方に倒すとOFFになるスイッチもトグルスイッチと呼んでいるが、これは筆者には違和感がある。この種のスイッチは操作だけにより結果が決まる(1変数関数)。一方、トグルスイッチは現在の状態と操作の2つで結果が決まる(2変数関数)ので本質的に異なる。
(2022/06/02)

細田博之

 細田博之衆議院議長が「議長になってもね、毎月もらう歳費は100万円しかない。“しか” というと怒られちゃうけど、そんなにもらっているのかと言うけど、会社の社長は、1億円は必ずもらうんですよ、上場の会社は。」などと発言した。庶民は給与は増えずに物価だけが上がり四苦八苦しているのに全く心を向けることもない。要は、世襲政治家の典型で庶民のことなどまるで関心が無いという事だろう。まあ、ご本人は円安で大儲けしている企業からの高額の献金を貰って何の痛みも無いのだろうが。そんなに金が欲しけりゃ政治家なんぞ即刻辞めて会社でも起こせばよい。その能力も無いと思うが。
 この人物は過去には「福島の原発で大変な事故が起きたために、原発をやめようという議論に結び付ける必要はない。事故に懲りてなますを吹くようなことではいけない。」などと発言している。甚大な被害を受けて原発の危険性と不経済性が明かになった結果、原発廃止に向った事実は無視して、原発利権にどっぷり浸かった思考回路になっている。こんな人物も政治家でいるべきでない
(2022/05/13)

 細田衆議院議長が辞任会見をした。明らかにあった統一教会との関係もセクハラ疑惑もまともな説明もせずに逃げた。
 その会見もそもそも30分で1社1人と制限していて、10月2日のジャニーズ会見よりも酷い、政治家としての正義も誠意も微塵も見られないものだ。こんなことが許されるのが今の自民党政治なのだ。
 本当にクズ以下の人物だが、こんな輩が衆議院議長を長年勤めていられたのは安倍晋三と与党の自民党が後押しをしていたので、安倍晋三を初め自民党も同じくクズの集まりだ。
(2023/10/14)

 細田博之が死亡した。統一教会との繋がりについてもセクハラ問題についても、嘘をついたまま死んでしまった。安倍もそうだが細田も罪の償いもせずに有耶無耶のまま居なくなった。
(2023/11/10)

秀岳館高校サッカー部暴行事件

 秀岳館高校のサッカー部でコーチが、3年生の男子部員に対し殴る蹴るの暴行を加えた。その動画を部員がSNSに投稿したところ、監督が部員に対して「完全な被害者は多分俺だけ。」「ほんと謝って済むような問題じゃない。」「損害賠償請求とかってな、いう話になるだろ?」などと脅して個人名を出してSNS上で謝罪させた。その上、テレビに出て「謝罪のSNSは生徒が自主的にやった。」「自分は今回の暴行動画のようなシーンは見たことがありません。」などと言っていた。ところが、実際はこれらが全て嘘で、暴行は常習的、謝罪SNSは監督の指示だったことが判明した。
 運動部での暴行事例は以前から何度も聞くが、今回のようなのは極めて悪質だ。学校側や監督はコーチだけが暴力行為を行っていたような口ぶりだが、実際は監督も以前から暴力行為を日常的に行っていたらしいにも拘わらず、罪を隠すために生徒を脅して嘘を言わせて平然としている。更に、報道に対する会見でも質問にまともに答えようとせずにただ見当違いの謝罪の言葉で誤魔化そうとする。しかも、保護者への説明会では泣きながら土下座をして謝ったという。卑怯でクズな上に醜悪だ。スポーツマンシップという言葉があるが、この例など一番それから遠いところにある。このような監督の存在を許して来た学校組織にも問題がある。日大アメフト部事件を始めとして、概して運動部に係わる大人は生徒に悪い手本を示しているケースが多いし、教育組織で体育系の教職員が力を持つと組織の民主的な運営が損なわれる傾向があるように思われる。事実、この監督は同校の「校長補佐」とのこと。この学校にも日大と同様の匂いを感じるのは筆者だけだろうか。もう、運動部に監督やコーチなどの大人を係わらせるのは止めにした方が良い。生徒だけで運営させ、トラブルになったときのみ助言や仲裁等の役をする大人を配置しておけば良い。
(2022/05/06)

法律や規則について

 大阪高裁の森友学園問題の裁判で籠池夫婦に有罪判決が下された。確かに、この夫婦のやったことは法律に触れることなので有罪になると思うが、この事件の根本は安倍晋三・昭恵という政治権力者が非常に重要な場面で係わっていたので、少なくともこの二人に何等かの証言をさせるべきところであり、何らかの罪に問われてしかるべきものなのだが、籠池夫婦のみに罪を押し付けた感が強い。
 法律や規則は通常、言語によって「条文」の形で記述される。その運用は実社会で行われるが、そのためには「条文の解釈」と言うことが重要になる。言語で記述されたものの解釈は一意に確定するものではない。数学のような厳密に形式化・記号化された世界では一意の解釈が有り得るが、自然言語による世界では様々な解釈が存在する。そこに種々の問題が生じる。特に権力者が自らに都合の良い解釈をして、それを法律関係者が裏付けるような場合である。これが、権力者が自分達に都合の良いように法律を使うケースの典型だ。「条文」と「運用」の間に「解釈」という操作が入るので、どのように運用するかの自由度が存在する。
 そもそも、法律や規則はそれらを策定した目的・趣旨があるものなので、本来の目的や趣旨に合理的に沿った解釈の下に運用されるべきものなのだが、えてして法律家は条文を合理的に運用することにあまり関心が無いように見える。そのため、本来、合理的に考えれば趣旨や目的に添わない解釈をして権力に都合の良いような運用がまかり通ることになる。数々の合理的に考えれば罰せられるべき権力者・政治家の汚職などが放置されるのもそのようなことが原因になっている可能性が高いように見える。
(2022/04/19)

藤井聡太

 色々なところで若手の活躍が華々しい。スポーツ界なら大谷翔平などはその筆頭だろう。ただ、筆者が本当に凄いと思うのは将棋の藤井壮太だ、彗星のごとく現れたと思ったら数々の記録を打ち立てたばかりでなく、重要な対局で毎回プロもそれまで誰も気が付かなかった新しい手で勝利していることだ。中には既に人間を越えたとされるAIさえも深い探索をしなければ高い評価をしなかった手がある。凄いという他無い。
(2022/04/17)

 藤井壮太と芦田愛菜の対談で芦田愛菜に「二十歳になってお酒が飲めるようになったけれど、どんなお酒を一番飲んでみたいか?」と聞かれて「まだ、お酒を飲んだことがないので色々飲んでどれが良いか決めたい。」のような回答をした。これまでも、藤井壮太の言動の思慮深さや賢さが言われて来たが、この例もまた彼の思慮深さと合理性の現れに見える。経験が無いことについて感覚的な印象で答えるのではなく合理的な根拠をもって答える姿勢は素晴らしい。
(2022/07/20)

 藤井聡太棋士がついに名人位を取って7冠になった。天才と言われた羽生善治九段の7冠より5年早い。次々と繰り出す手が人間も人間を超えたと言われるAIさえも超えるような手であることは、世間に「超人」と言わしめるに相応しい凄さだ。どえらい棋士が現れたものだ。
(2023/06/02)

 藤井聡太名人が棋王戦でまたもAIを超える手で勝利した。終盤5分前までのAIの評価は90%以上相手の勝ちであったが、誰も予想しなかった驚きの一手により状況がひっくり返って勝ちを納めた。本当にすごい。
(2023/06/21)

間の抜けた話

 筆者は、このページで見るようにレンタルサーバによりHPを開設している/してきた。ところが、昨年末にそれまでのレンタルサーバ事業者(実はプロバイダでもあった)が廃業することになり、HPを現在の「さくらインターネット」に移設した。まず、回線を以前の事業者からNTT西日本の「フレッツ光ネクスト」に変えたのだが、その作業は以前のプロバイダ兼レンタルサーバ事業者がそもそもNTT西日本のフレッツ光ネクストとのコラボ回線だったのでCAF番号により事業者変更依頼をするだけで済んだ。そして、前の事業者に解約届を出し、解約も完了した。‥‥で、問題無くネットを使い続けた(使い続けられた?!)のだが、実は、新たなプロバイダの契約をしていなかった。一寸、不思議だったのだが、以前の事業者との契約がプロバイダとレンタルサーバの両方だったので、プロバイダの移管作業も自動的にNTT系統のOCN辺りに変えられたのかな、と気にも留めていなかった。
 ところが、つい先日、偶々WiFiルータの電源を落とした後、再度起動したらONUのPPPランプが点燈しなくなった。インターネットにつながらない!。調べた結果、ONUの接続設定のプロバイダが以前のプロバイダのままになっていた。これでどうしてインターネットにつながっていたのか?NTTの人に聴くと常時接続の場合、何かつながっている限り接続が切れないままになることがあるのだそうだ。それで、WiFiルータがつながっていたので切れずに続いたらしい。
 前のプロバイダとの解約完了した時点で新しいプロバイダと契約をしていなければならなかったのだが、インターネットが使えたので都合の良いように解釈していたのだ。我ながら間の抜けた話だった。早速、新しいプロバイダと契約手続きをしたが稼働開始するまではスマホ(パケット契約量2GB繰越加えても4GB)のテザリングしか使えないので、動画などは見るのは差し控えている。
(2022/04/15)

オペラソリスト

 以前に「その他大勢」で出演した「フィガロの結婚」のDVDを視聴した。このオペラでは筆者の息子の高校の同級生が二期会会員で伯爵夫人役で出演していて、そのご父君とも同じ職場で顔見知りだったりして、思い入れのあるものだった。
 視聴していて思ったのだが、オペラ歌手はよく長時間のオペラの中で歌う歌を覚えられるものだ。筆者も、地元の芸術系大学の「オペラ講座」というものを受講し、そこではオペラの重唱を中心に練習して期末には演技も付けて発表会があったのだが、短い重唱でもイタリア語やドイツ語の歌詞を覚えるのに苦労した。
 比較的長かったのは「椿姫」のヴィオレッタとジェルモンの二重唱の「Un di, quando le veneri」から「Addio! Felice siate Addio!」までと「Cosi fan totte」のドラベッラとグリエルモの二重唱の「Il core vi dono」だった。これでも可成り苦労した。この曲は、ドラベッラのペンダントを掛け替える演技があり、ペンダントがドラベッラの髪に引っ掛かったりするのだが、色々と工夫してスムーズに掛け替えられるようになるまで苦労した。で、調子に乗って、「愛の妙薬」の2幕7場のアディーナとドゥルカマーラの二重唱をレチタティーヴォも含めて通しでやろうと、苦労して覚えたが、残念なことにコロナ騒ぎで講座が中止になった。
 実際のオペラでは実は「プロンプター」という歌の歌い出しなどをリアルタイムで指示してくれる役割の人が居るので、完全に覚えなくても良いようだが。
(2022/04/10)

恥知らずな安倍晋三

 安倍晋三という人物はなんと恥知らずな人物なのだろう。嘗て、27回もプーチンと会談してプーチンに「ウラジーミル、君と僕は同じ未来を見ている。」などと得意げに言って3000億円もの金を吸い取られた上に北方領土返還交渉は2島返還さえもダメになった今、そのことには全く触れずに、今度は「ゼレンスキーが好きだ。」などと言い出した。これまでも嘘ばかりついて来た人物だが、これほどまでに恥知らずとは‥‥。ファーストネームで呼び合うくらいに親しいのなら、ロシアに乗り込んでプーチンに戦争を止めるように説得するくらいのことをするかと思ったが。
 プーチンと同じ未来を見ていたとするとやはり安倍晋三は独裁国家を目指していたに違いない
(2022/03/26)

 このところ、急激な円安傾向が続いている。これは「アベノミスク」の失敗を意味する。外国が金利を上げてきたにも係わらず、乱暴な金利引き下げ政策と国債発行を続けた結果日本経済は破綻に瀕している。アベノミクスが失敗しているのだが、安倍晋三は未だに大きな顔をして政界にのさばっている。安倍晋三にとって、政治は国民のためにするのではなく、自分と仲間の利益のためにするものらしい。森加計桜問題を始めとして、自分が原因で赤城俊夫氏が死んでも平気、籠池夫婦に全ての罪を着せて自分はの大きな顔をしている、挙句、1億5000万もの資金を強引に投入して(それも半分は自分の懐に入れたらしい)自分が強力に押して不正をはたらかせた仲間であったはずの河井案里、俊夫夫婦を破滅させても他人事のごとく何の責任もとらず‥‥。恥知らずの極みだ。国家を食い物にする害虫だ。
(2022/03/29)

 新聞報道によると「桜を見る会の夕食会」に後援会から3000万円もの支出をして「公職選挙法違反を問われると拙い。」という理由で後援会収支報告に記載しなかったとの供述が刑事確定報告書に記載されているとのこと。それでも安倍晋三は罪に問われていない。法律趣旨からすれば、事実を明かにするために、少なくとも安倍晋三の事情聴取くらいはするべきだが検察・警察は何を遠慮しているのだろう。
(2022/05/13)

 桜を見る会の夕食会についてはサントリーからも酒類の無償提供を受けていて隠していたことが判明した。ごれでも検察は動かないのか。
(2022/06/02)

 安倍晋三が岸田内閣の財政政策の提言の「近年、多くの経済政策が実施されてきたが、結果として過去30年間のわが国の経済成長は主要先進国の中で最低レベル」「初任給は30年前とあまり変らず、実質的には人件費で見ても『安い日本』となりつつある」という文言に咬みついて経済担当大臣に電話をして「アベノミクスを批判するのか!」と怒ったとのこと。もう、お話に出てくる我がままな独裁者そのものだ。自分の政策を正しいと考えるならちゃんと根拠を示して説明・反論をすればよい。こんな幼児的なお坊ちゃまがが国を牛耳っていたのでは国がダメになるのも道理だ。
(2022/06/05)

福島第一原発の使用済核燃料冷却水停止

 かねてより、東京電力の原発管理杜撰さは目立っているが、またまたそれが露呈した。3月16日深夜の福島沖地震で福島第一原発の2号機の使用済み核燃料プールの冷却水をためるタンクの水位が低下して、核燃料を冷やす機能が一時停止した。更に、5号機のものも一時停止し、タービン建屋ともう一棟の火災報知器が鳴ったが、これは誤動作(誤動作!?)らしく出火は無かった。
 原発に関しては、2011年3月の東日本大震災での福島第一原発メルトダウンの教訓から追加の安全対策をしたはずだ。それを根拠に「原発再稼働」を推し進めてきたのだが、震度6程度でこの体たらく‥‥東電は、そして原子力規制委員会は何をしていたのか。信用するに値しない
(2022/03/19)

館田教授の新型コロナオミクロン株感染

 3月14日のNHKの「NEWS WEB」で、東邦大学の館田一博教授(61)が新型コロナオミクロン株に感染・発病して重症化していたことが報じられていた。同氏は感染症の専門家で、感染症学会の理事長や政府の新型コロナ対策分科会にも出ていた。
 2月4日に喉の軽い症状があったが、抗原検査で陰性になり回復する兆しもあったので放置した。ところが、2月9日になって咳と熱が出始め、10日には強く乾いた咳がとまらなくなった。PCR検査をすると陽性が判明し、CTで肺炎が判明。即、入院となり人工呼吸器を使った治療を開始。以後、10日間もほぼ意識無しが続いた。3月2日退院するも重い後遺症に苦しんでいる。
 重症化した原因は、アレルギー体質だったのでワクチンを打っていなかったことらしい。その事情は気の毒だが、感染症の専門家として恥ずかしい限りだ。ワクチンを打っていない身で2月4日に症状が出た段階でPCR検査をせずに放置したというのは専門家としてはダメだ。退院した今になって「今、冷静に考えると、なぜもっと早め早めに、PCR検査をやらなかったのかと思う。」などと言っている。感染症学の専門家を名乗る資格は無い。なぜ、そんなことになったか‥‥どうも、下に抜粋する、同氏が2020/4/2に「新型コロナウイルス感染症に対する臨床対応の考え方―医療現場の混乱を回避し、重症例を救命するために―」という報告書に書いたことの手前、PCR検査を受けるのが憚られ、抗原検査という精度の低い検査を二回も受けてなお感染を見逃すという愚かな結果になったのではないか。

新型コロナウイルス感染症に対する臨床対応の考え方
―医療現場の混乱を回避し、重症例を救命するために―


‥‥PCR検査の原則適応は、「入院治療の必要な肺炎患者で、ウイルス性肺炎を強く疑う症例」とする。軽症例には基本的にPCR検査を推奨しない。‥‥

2020年4月2日

一般社団法人日本感染症学会
理事長 館田一博
一般社団法人日本環境感染学会
理事長 吉田正樹

上記の見解は感染症専門家としての科学的な見地からではなく、政府あるいは行政の特定の集団の権益に添ったものだったのではないか。そもそも、「ウイルス性肺炎を強く疑う」状況では抗原検査でもほぼ間違いなく新型コロナであることを確認でき、PCR検査の意義は低下する。無症状や軽症のときにこそPCR検査が力を発揮する。専門家としてその程度のことは解っているはずだ。

 オミクロン株について「季節性インフルエンザと同様の扱いにすべきではないか。」という意見が結構あるが、この例から、それが間違いであることがはっきりした。季節性インフルエンザと同等の扱いにできるのは、
  1. 正確で手軽な感染検査キットがある。
  2. 効果的な治療薬がある。
  3. 後遺症に有効な治療方法が存在する。
という状況になってからだ
(2022/03/16)

 館田一博氏のことを少し調べて見て驚いた。無症状者や軽症者に対するPCR検査に否定的であっただけでなく、ワクチンについては大々的な推進をしていて、「感染・発病・重症化防止に非常に効果があり、若い人も友人や親や祖父母などに感染させないためにも、(社会的責任として)是非接種した方が良い。」といった趣旨の発言をしていたらしい。上記で「アレルギー体質だったのなら未接種はしかたない。」との趣旨のことを書いたが、自分が接種していないのであれば、少なくとも「自分はこれこれの(社会的な責任から逃れる)合理的な理由で接種していない。」ということが説明できるのか。「自分は(リスクがあるから)接種しないけれど、皆さんは(社会的責任として)接種してください。」とは、デタラメにも程がある。こんな人は即刻国民に影響力のある立場から追放するべきだ。
(2022/03/17)

ロシアのウクライナ侵攻

 ロシアがウクライナに侵攻した。ロシア系人民を殺戮から守るため、というでっち上げの理由を主張しているが、本音はロシア帝国を復活したいらしい。独裁者の考えることは、自分の地位を守るために武力に任せて他国を奪取するということに尽きる。危険極まりない。
 案の定、この状況を見て「日本も核武装しなければ。」と言う輩が出てきた。安倍晋三などがその代表だ。バカも休み々々言え、と言いたい。核武装して日本国民を守れると思うのはそれこそ安倍に同調する連中が良く言う「平和ボケ」した単細胞の考えだ。ロシアや中国のような核兵器を持つ強大な国と核戦争になったら、日本は確実に消失する。ロシアや中国は仮に日本からのミサイルが落ちても、広大な国土の多くは無傷で有り得るが、狭い日本では5発も落ちれば国土は壊滅的な被害を受ける。その意味で、核武装は抑止力にもならない。核武装が抑止力になるのは広大な国土を持つ国か、小国なら北朝鮮のような独裁国家で国民がどうなっても良い国だけで、小さな民主主義国家、特に、国民の逃げ場が無い日本のような島国では核武装は攻撃の抑止力にもならない。
 地球規模で見ればこれは不公平な話だが、日本のような小さな島国は弱い国なのだ。この厳然たる事実を認めたがらない保守系の政治家や右翼は勇ましいことを言って核武装を進めたがるが、結局、事実に向き合えない、嘘でも「自分は強い!」と信じ込まなければ生きることができない、合理的な思考ができない愚かな連中だ。
 「弱い日本」を認めたうえで、たとえ「ずる賢い。卑怯。」と言われようとも巧く立ち回って自国を国際的に有利に導くのが小民主主義島国国家に残された道なのだ。それしか日本の政治の進むべき道は無い
(2022/03/02)

 安倍晋三は敵基地攻撃能力を持つことが必要だとし、「(対象を)基地に限定する必要はない。向こうの中枢を攻撃することも含むべきだ。」と主張した。実態を見ない空論だ。合理的な思考ができない単細胞の発想だ。中国やロシアのような広大な国や北朝鮮のような狂国を相手にしてそのような能力が無効だということが理解できないのだろう。安倍晋三の政治的無能さはこれまでの場当たり的、思いつき的施策や幼児的発言で証明されている。
(2022/04/22)

岸田文雄

 岸田文雄首相になってから何か変わったか。当初は「聴く耳を持つ内閣」などと言っていたが‥‥。少なくともコロナ対策に関しては無為無策どころか後退の印象が強い。
 ワクチン政策では早くから3回目接種時期を早めるように医学界から要望が出ていたにも係わらず、2回目から8ヵ月という意味不明な規制に固執して感染増加をもたらした。更に、オミクロン株という感染力が格段に高いウイルスに対しては、多数の検査をして早く感染者を見つけて隔離する、ということが根本的に重要なのだが検査妨害をして感染者を放置し蔓延を助長する方策を取っている。感染が増加しても野戦病院のような隔離施設を準備するでもなく、医療逼迫を招き、挙句、百害あって一利も無い自宅療養を進めて、結果として入院できずに死亡する人が増加し、死亡者数は第5波の数倍に達している。
 岸田首相の「聴く耳」は、「右の耳から入って左の耳から抜ける」耳らしい
(2022/02/22)

 岸田首相が電力逼迫を理由に原発再稼働、使用期間延長、果ては、原発新造まで言い出した。狭い地震国日本にこれ以上危険な原発を造るなどトンデモナイ話だ。
(2022/08/25)

 岸田首相がコロナ隔離期間を終えて会見したが、ほとんど質問に答えていない。「慎重に考える。批判には真摯に対応する。」のような回答のみ。全く話にならない。更に、「閉会中審査で説明する。」などと言っている。そもそも、野党が憲法に基づいて提出した臨時国会開催の要請は無視しており、これは憲法違反なのだが、この憲法無視は菅義偉内閣の時も行われた。安倍内閣以来、憲法違反・議会無視が常態になっている。本来ならば早急に臨時国会を開催するのが憲法に沿った方向だ。これはもう独裁政治と殆ど違いが無い。岸田は無能なばかりでなく、危険な独裁者になってきた
(2022/08/31)

 岸田首相は防衛費倍増するのでその財源の一部は税金で賄うと言い出した。それも「復興特別税」を回すという。岸田首相にとっては震災の復興が遅れる事などどうでも良い。らしい。そしてその金を何に使うかというとアメリカが売る武器をアメリカの言い値で買うために使うことになっている。国民を苦しめて「敵基地攻撃能力」などというものを目指している。大馬鹿ものだ。日本が戦争に向かない国であることを解っていない。しかも、そういったことを国会に掛けずに休会中の閣議決定という手段で決めてしまう。安倍晋三の亡霊だ。
 2023年から5年間、防衛費を43兆円増やすことにした。今、日本はそんな無駄なことをやっている余裕は無い。日本を滅ぼす愚行だ。
 中国や北朝鮮と戦争になって国民を守れると考えているおめでたいボンボンが国を司っていてはまたぞろ戦前の愚行に走りそうで危険極まりない。あるいは岸田首相は国民を守ることなど念頭に無いのではないか
(2022/12/12)

 第2次岸田内閣で閣僚の不祥事による辞任が続いている。木原誠官房副長官を始め山田太郎文部科学政務官(不倫と買春疑惑)、柿沢未途法務副大臣(公職選挙法違反)、神田憲次財務副大臣(常習的税金滞納、差し押さえ)などあきれるばかり。岸田は「適材適所」などと言ったがこれほど「不適材不適所」な内閣は無いのではないか。
(2023/11/20)

 この男の政治を見ていると結局安倍路線を踏襲するばかりか、更に推し進めて議会では何も答えずに独裁的に進める危険なやり方で、ついに、戦闘機の輸出までやりだした。
この男は安倍に劣らない毒物
(2024/03/31)

フィギアスケートにおけるドーピング問題

 北京オリンピックのフィギアスケートでドーピング問題が生じている。15歳のロシア選手(ロシアオリンピック委員会)の選手から違法薬物が検出されたが、CAS(スポーツ仲裁裁判所)は未成年で保護の対象なので責任は問えないとの立場から出場を認めた。確かに、ドーピングに関しては、15歳の選手自身が自分の意志でドーピングをしたというより周りのコーチなどの大人がそうした、あるいはそうするように仕向けた可能性が非常に高い。
 なぜ、このようなことが起きるか。根本はオリンピックを国威発揚の場と考えている国の圧力と、結果によって国家から莫大な金銭的な利益や名誉を得る可能性があるからであるが、もう一つにフィギアという競技が歪な形に変化してきているからでもある。スケートというものは本来氷上を滑るものなのだが、近年のフィギアはジャンプを競う競技になってしまっている。ジャンプで優秀な成績を収めるには当然身軽な方が有利だ。そこで、身軽な低年齢の選手が登用されることになる。IOCは出場年齢を上げる方針らしいが、やるべきは歪んでしまったフィギアをスケート本来の「滑る」という形に戻すことだ。それだと競技にならないと言うならフィギアという競技をやめるがよい
(2022/02/21)

NHKの虚偽報道

 昨年12月にNHKのBS1で放送された番組で虚偽報道があった。この報道の中で、インタビューされた匿名の男性について、「五輪反対デモに参加している」「お金をもらって動員されていると打ち明けた」とテロップで紹介した。ところが、実際には、男性が五輪反対デモに参加した事実は確認できていなかったという。捏造だ。
 どうも最近のNHKは「御用放送」化しているように見える。オリンピックを推進している政府筋辺りから何等かの力が働いて、あるいはその意図を忖度して、オリンピック反対を叫ぶ人々が金目当ての集団だという印象を与えたかったようだ。とても危険な兆候だ。
(2022/02/18)

冷蔵庫のドアポケットに牛乳

 テレビの「ワイドなショー」で「冷蔵庫のドアポケットに牛乳や卵を入れるのは間違い。」というような話題が出ていた。ネットで「牛乳・冷蔵庫・ドアポケット」のキーワードで検索すると「温度が15℃くらいになるからダメ。」という結果が大量に出てくる。しかし、これは大いに疑問だ。
 そもそも、卵については売り場でも冷蔵保存していないし、冷蔵庫の卵入れに入れていれば、1ヵ月くらい経っても問題無い。牛乳についても、成分が殆ど水なので比熱はほぼ1という高い値であり熱しにくく冷めにくい。そんなものが数秒〜数十秒で温度上昇するとは合理的にみて考えにくい。確かにドアを開けると庫内の空気は温度上昇するだろうが、短時間であれば温度上昇は空気のみで水分が多い庫内のものの温度上昇は少ないと考えられる。だれがこんな不合理なことを広めたのだろう。
(2022/02/13)

高梨沙羅選手失格

 スキージャンプの高梨沙羅選手がスーツ規程違反で失格した。この失格には多いに疑問がある。審査のやり方がボクシングその他の審査と異なっているし、そもそもスーツと人体のような伸び縮みしやすい対象に関する規程に厳密な判定は難しい。言い換えれば、恣意的な判定が混入しやすい。今回の失格は女子ばかり5名とのことで、何か異常な力が働いたとの印象を禁じ得ない。
 そもそも、競技に用いる用具類については、公平を期するなら競技主催者側が一律支給してそれを使わせなければおかしい。そうでなければ金のある(金のあるスポンサーが付いた)選手が有利になるのは目に見えている。そんなこともやらないで「勝った!負けた!」などと騒いでいるスポーツ関係者もファンも愚かと言うほか無い。

 それともう一つ非常に違和感があるのが、高梨選手が世間に対して謝罪していることだ。この件に関しては高梨選手に何の責任も無いことは明かだ。にも関わらず高梨選手は謝罪する。オリンピック選手にありがちな行動だが、この精神構造は人間として異常だ。世間も単に高梨選手に同情や激励をするだけで、この異常さに気づいていないように見える。合理的にみて全く責任のないことについて謝罪するこの異常さ。オリンピック選手のこの異常な行動は選手が自分の頭で考えて合理的な判断をする力を失っており、理不尽を無批判に受け入れる精神構造に陥っていることを表しており、世間の、そのような態度を「潔い」とする風潮もそれに加担していることになる。理不尽に鈍感なこのような風潮は筆者にはとても危険な傾向に見える。
(2022/02/10)

中国でのオリンピック

 北京で冬季オリンピックが開催されているが、夏の東京でのオリンピック同様、開催も参加もするべきではなかった。夏の東京でのオリンピックに関しては誘致の段階からウソだらけで始まり、新型コロナ蔓延に関する問題とデタラメな金の使い方と膨れ上がった開催費用、そして、バカバカしい人権問題を生じた組織委員会など問題だらけ。
 今回の北京オリンピックでは、明かな不当判定や報道規制・人権侵害などがあり、運営に独裁国家の影響が濃く表れている。更に、国家ぐるみのドーピング問題も絡んできて、もう、独裁者と守銭奴のためのオリンピックの様相を呈していて公平・公正を謳うスポーツの祭典とはとても言い難い。嘗てヒトラーがやったオリンピックを想起させる。こんなオリンピック憲章に悖るオリンピックは開催も参加もするべきでなかった。こんなオリンピックに加担することは、独裁国家と金の亡者の後押しをしていることになる。今からでもよい、日本選手団は競技をボイコットして帰国するべきだ
(2022/02/09)

Jazzで眠る

 眠るときに音楽を聴く人は多いと思うがどんな音楽で眠る人が多いのだろうか。巷から聴こえてくるのは「クラシックは退屈なので眠くなる。」というのが多いが‥‥。筆者の場合、小編成の静かなJazzが良い。ネットで「Night Jazz」等と銘打っているサイトのジャズだ。
 筆者がこの種のジャズが好きという訳ではない。筆者にとってこの種のジャズは単に楽器(特にベースのビッチカート)が一定のテンポやリズムで刻み音の強弱もほぼ無いのでとても単調に聴こえる。それでいて、思考が色々と発展することを防止してくれるので脳の活動が活発化せず眠り易い。
 クラシックはどうかというと、筆者はクラシックが好きであり、クラシックはテンポや音量の起伏が激しいのに加えて筆者自身クラシックの楽器(クラシックギター、チェロ、フルートなど)を触ったりオペラの合唱・重唱・独唱を歌ったりするのでつい集中して聴いてしまい、段々興奮してきて眠るどころでは無くなってしまう。
(2022/02/07)

政府による検査妨害

 2021年12月31日からコロナ検査の診療報酬が引き下げられた。PCR検査は1350点(委託外)および1800点(委託)だったのが700点に、抗原検査は500点だったものが300点(定性)と500点(定量)になった。
 政府はこれまでも検査体制の強化に消極的(というより否定的)だったが、この期に及んでついに「妨害」に踏み出した。オミクロン株により医療のみならず社会が立ち行かなくなりそうな現状では検査によって陽性/陰性を振り分けて陰性になった人に動いてもらうことが社会の維持に非常に重要になっているにも関わらずのこの施策は愚策どころか凶策だ。
 何か利権がからむのか、検査が増えるのがよほど困る事情があるらしい
(2022/02/01)

 政府による検査妨害は診療報酬引下げだけでない。報道されていないが、診療報酬引下げのような迂遠な方法ではなく、なんとより直接的な検査数抑制の通達が出されていた。「新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金における『検査促進枠』のとりあつかいについて」というのがそれである。その中には「PCR検査件数を1月第二週(1月10日を含む週)における1日当たり平均検査実績の2倍以内とする」とある。
 その理由として検査キットの数が足らないことを挙げているが、「地方創生臨時交付金『検査促進枠』」では3200億円も予算が計上されているので世界中から買い集めれば足らないということは無い。
 検査数を減らした結果、陽性率90%を越える地方も生じて検査の意味が失われている。これで、「毎日の新規感染者数が減った。」と言われても信じる気にならない。このような検査数で「新規感染者数」を発表するのは国民を騙すに等しい‥というより、意図的に国民を騙すために検査数を減らしているのではないかとの疑いが濃い。正に戦時中の「大本営発表」の体。実際の死者数は第5波の数倍になっている。岸田首相はおとなしそうな顔をして民を平気で死地に追いやるタイプか。
(2022/02/18)

老化

 筆者は2022年1月現在76歳、つまり後期高齢者だ。まだまだやりたい事も多く気持ち的には60代と余り変らないが、最近は以下のようなことで老化を感じることがある。

  1. 炬燵などに座った状態から立ち上がる時に何となく不安定になり何かに掴まりたくなる。
  2. エスカレータに乗って上がる時に手摺を持たないと不安になる(なぜか下りは問題無い)。
  3. 一旦行動を起こしたときに状況変化に対してその修正が難しい。
  4. 複数の事の並行動作が難しい。
  5. 急に上り坂を上がると酸欠のようになり立ち眩む(これは元々貧血傾向なので老化と少し違うかもしれない)。

 特に、3.と4.は車の運転時に問題になる。現在のところ年に2万kmくらい運転し、月1回片道550kmの高速道路主体のドライブをするがゴールド免許を維持しており安全運転には可成り留意しているが、運転していて時々「自分はまともな運転をしているのか?正常に走っていると思っているのは錯覚なのではないか?」といった不安が頭の中をよぎることがある。個人的な事情でまだまだ免許返納は難しいが、危険を察知する能力が落ちたり察知したときにそれを避ける行動を起こす反射神経が衰えたことをどうやって自己認識するか、無料でシミュレータなどのテストが受けられれば有難いのだが。
(2022/01/31)

裁判官の合理的思考能力の無さ

 東名あおり運転夫婦死亡事故の差戻審が開かれたが、被告側は無罪を主張したとのこと。そもそも、この裁判は1審の裁判手続きの誤りにより差し戻されたものだ。一審では審理が始まる前の公判前整理手続きで、横浜地裁の裁判官は、「危険運転致死傷罪の成立は認められない」との見解を文書で提出していて、このことが裁判手続き上の違法行為になっていた。
 筆者としては、そもそもの一審裁判官の「危険運転致死罪が成立しない。」という見解に大いに疑問を持つ。危険運転致死罪は 危険運転致死罪第二条には
4.妨害運転致死傷罪
人または車の通行を妨害する目的で、走行中の自動車の直前に進入し、その他通行中の人または車に著しく接近し、かつ、重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為
とあって、裁判官はこの適用が出来ないと判断している。この判断の根拠は事故当時車は動いていなかったので、「重大な交通の危険を生じさせる速度で自動車を運転する行為」に当たらないということらしい。ちょっとマテ!と言いたい。「速度」というのは動いているときだけに定義されるものではないし、高速道路の追越車線で停止させるということが「『重大な交通の危険を生じさせ』ない」という認識が馬鹿げている。高速道路の追越車線で速度0にするということは重大な交通の危険を生じさせる速度だ。正に、裁判官の状況認識・理解能力の欠如を表している。そもそも、高速道路で停止すること、いわんや、追越車線で停止することは道路交通法で禁じられている。なぜ禁じているかは、「重大な交通の危険を生じるから」に他ならない。こんなことも理解できないのは裁判官に成るための教育が法律文の解釈などのみに終始して法律の制定目的・趣旨を理解せず、条文をひねくり回す技術のみ学習して、現象の合理的な認識・理解・判断をするための教育が無い、つまり、HowTo(技術)ばかりでWhy(科学)を教える教育がなされていないことによると考えられる。その弊害が現れたということであろう。裁判官(のみならず、警察、検察などの法律に関わる者)はもっと現象・現状の認識・理解能力・論理的思考能力、言い換えれば科学的・合理的思考・判断の訓練を受け、その習慣をつけるべきだ。
 実は、科学を理解する必要があるのは法律に係わる人のみではなく科学技術で成り立っている現代に生きる全ての人についても言えることなのだが。
(2022/01/28)

バイクアクセルの不合理

 AT車のシフトパタンの不合理性については以前に書いたが、バイクのアクセルの構造も不合理だ。アクセルは右ハンドルの先端側から見て左に回すと加速になる。これは、ライダーから見ると手を手前に引く方向なのだが、これは危険だ。何かの拍子に加速したら慣性により体が後ろに引かれて加速方向にアクセルグリップを回す結果になる。つまり、正帰還になるので益々加速して事故に至る可能性がある。特に初心者でこの事故を起こす場合が多いように思う。実際、初めてバイクに触った人でこの状況に陥った例を見たことがある。逆に回す構造になっていれば、負帰還機能により減速になり事故に至らない可能性が高い。
 ネットを見ると
  1. 前に回したら重心が前にいくので不安定になる。
  2. スポーツバイクで高速ライディングだと伏せて乗るので、前には回しにくい。
  3. ブレーキングの際には、アクセルを戻してブレーキレバーを握るという操作が自然でやり易い。
  4. 上記のような理由を示して「今の仕組みでないと事故が増える。」と主張する。
などとして、危険性をいう主張に「バイクについて無知だ。」とする意見があるが、1.は手首をひねるくらいの動作で重心が移動する可能性は低いし、もしそうならば現行の仕組みで手前に捻った時にも重心の移動が生じて拙いのではないか、との疑問が生じる。2.は普通にバイクに乗る場合とは違う話だ。3.に関しては一応の合理性があるが、ブレーキをかけるとアクセルが戻るような仕掛けを付ければ良い話だ。4.の意見もバイク乗りから出ているようなので、今まで慣れてきた仕組みを肯定したいというバイアスが掛っているように見える。
 なぜ、こんな不合理な構造になったかは、ATのシフトパタンと同様の理由なのではないかと推測している。
(2022/01/26)

キャスター輪に対する加重

 YouTubeのページで、キャスター輪に掛けられる加重について「4個付けているので1個の4倍」というような説明をしていた。これは間違いだ。4個で4倍になるのは、キャスター輪の取付が完全平面でかつ床も平面の場合‥常に4点が床に接地している場合のみだ。そうでない場合は3点支持になったり、場合によっては2点支持になる場合もある。
 上記のような場合を考えれば、4個取付ても2倍として計算した方が安全だ。更に、床を転がす場合には、段差等による衝撃力が加重の数倍になることも考えられ、安全係数を4〜5に採るならば、4個付けた場合も1個分の耐加重程度で考えた方が良いこともある。
 結局、使用状況(加重の性質、床の性質、運用の仕方など)を考慮しなければキャスターの耐荷重は簡単には決められない。
(2022/01/22)

国交省統計データ偽造

 国土交通省が建設工事受注動態統計のデータを偽造していた。提出が遅れたデータについて推計値を使った上に遅れて提出されたデータを加えていたのだ。あきれた話だ。これは公文書偽造にならないのか。政府はあまり追及する気がなさそうだが、野党は徹底的に追及して検察を動かさなければ。
 政府が嘘を発表しだしたらこれは徹底的に咎めなければ、また、戦前の大本営発表のような嘘で国民を誤った方向に導きかねない。いや、既に政府は可成りの程度、嘘によって国民を間違った方向に仕向けつつあるように見える
(2021/12/17)

 国交省のデータ改ざんについて、会計監査員も認識していながら見逃したとのこと。国家の嘘も根深いものがあるようだ。
(2021/12/20)

オミクロン株水際対策

 政府がオミクロン株に対する水際対策として、日本に入国した人の検疫所の施設待機日数を出発国によって10日、6日、3日と区別し、その後は自宅待機という意味不明な規準を設定しているが、案の定「すり抜け」が起きた。
 アメリカテキサス州から帰国した女性がオミクロン株に感染していて、3日の施設隔離の後の自宅待機中に男性と2日に亘って接触し、その男性はその後37.5℃以上の発熱があったにも関わらず、解熱剤をのんでサッカー観戦に行き80名の濃厚接触者を生じた。
 「外国からの入国者は全員14日間の隔離」という対策をしていれば、こんなことには成らなかったはず。政府のバカ対策が招いた事だ。クズ・グズ政府がまだ続いている
(2021/12/17)

 沖縄の米軍基地で大規模なクラスターが発生した。米軍は治外法権なので、日本の水際対策が及ばない。更に、米軍関係者が基地外に出入りするのも「日米地位協定」という不平等協定により簡単に差し止めることができない。日頃から「国を守る気概」「軍隊必要」と国粋主義的な姿勢の自民党政府が、自国が米国の属国であるような協定については何とも思わないようだ。結局、口先だけの愛国心、自国民を守る気も無い、クズ集団でしかない査証だ。
(2021/12/20)

 米軍関係者は日本に入国する際、無検査だったとのこと。米軍は無検査で日本に入って来て自由に市中を出歩く状況だ。日本政府にはそのことは知らされておらず、日本側が問い合わせて初めて判明したらしい。このような国辱的な扱いにも政府は「強い遺憾の意を伝えた」だけ無為・無策に等しい。地位協定の早急な廃止が必要だが、全くその気配もない
(2021/12/23)

ブースター接種

 厚労省はオミクロン株の発生に対してワクチンのブースター接種を進めるらしいが、接種時期は対応が最も遅い自治体に合わせる方針らしい。また、特別に早く接種するのはクラスターが発生した場合とのこと。全くナンセンスな方針だ。既に準備が整った自治体からさっさと始めればよいし、予防接種はクラスターなどの発生前でこそ効果が大きいことは第5波で経験済のはずだが、厚労省は学習能力が無いのか、何等かの利権に左右されているのか‥どうも後者の匂いがプンプンする。
(2021/12/01)

札幌オリンピック

 JOCと札幌市は2030年の冬季オリンピックを札幌に招致するとのこと。900億円経費を削ったなどと言っているが、東京オリンピックが当初7000億円でやると言っておきながら、結局4兆円まで膨れ上がった上、会計報告もあるのか分らない状況である事に眼をつぶって、あたかも無かったことのように札幌招致を言い出す面の皮の厚さはまともではない。どんな利権がこの方向に誘導しているのか良く観察して置く必要がある
(2021/12/01)

 橋本聖子オリンピック担当大臣がついに「札幌オリンピックの開催は難しい。」と言い出した。今頃なにを間の抜けたことを言い出すか。以前から開催反対が多数だったのを無視して進めてきたのが、東京オリンピック疑獄で進められなくなったのだ。
 そもそも、一部の企業の金儲けと政権の宣伝にしかならない商業イベントに国民の税金を投入する愚行はとっくの昔に止めるべきだった
(2022/12/04)

田中英寿

 田中英寿日大理事長が逮捕された。脱税容疑とのこと。この人物については以前から胡散臭い印象が強かった。以前にも申告漏れで追徴になったり、アメフト問題では知らぬふりを決め込んで責任を取らなかった。学内では「ドン」と呼ばれ、逆らう者、従わないもの、上納金?を収めないものは、人事で報復するという独裁者振りは周知の事実だったらしい。同氏は日大相撲部のOBで日大紛争時に体育会系の連中と共に大学中枢職員を守ったとのことで、それをきっかけに日大組織に食い込んでいったらしい。こういった場合、体育会系の部員は権力の用心棒になるケースがあるようだ。
 これでも、裁判で有罪になっても執行猶予になる可能性が高いという。大学に田中一派が残っている限り、独裁体制は変らないのではないか教育現場で体育会系の勢力が力を持つのは、国家で実力組織である軍隊が力を持つのに似て、暴力的で独裁的になる場合が多いように思う。
(2021/11/30)

外国人入国禁止

 新型コロナウイルスのオミクロン株が蔓延する傾向が見えたのに対応して、岸田首相は外国からの入国を1ヵ月間禁止する方針を打ち出した。安倍・菅路線を継承する岸田首相ではあるが、これに関しては前の経験を生かして「正体がまだはっきりしない内は最悪のケースを想定して当たる。」という姿勢を打ち出したという点で評価に値する。
 しかし問題もある。日本人帰国者に対して、出発国により10日、6日、3日の施設留置期間を設定していることだ。意味不明、合理性無しだ。出発国によってウイルスが変るとでも言うのだろうか。何故、こんなバカなやり方をするのか。岸田首相も結局、合理性無視の安倍・菅路線の[正統な]継承者だということか
(2021/11/30)

文書通信交通滞在費

 「文書通信交通滞在費」についてやっと修正がされることになったが、結局、日割り計算で支給するという形で誤魔化すようだ。歳費として支給されたものならばどのように使ったか領収書等の証拠を添付して会計報告するのが当たり前なのだが、会計報告も無しで税金も掛からない、給与よりも緩い条件での支給という状態は残したままだ。そもそも、インターネットが普及した現在、このような目的の歳費は必要なくなっているはずだ。
 政治家のこのような特権は即刻廃止するべきだが、それを決めるのが政治家なのでは改善されるはずがない。このようなことが続けば、支配者が自分に都合の良いように法律を決める独裁国家と変らない国になってしまう政治家に関する規則は政治家でない第三者機関で決めるようにしなければダメだ。
(2021/11/21)

 案の定、文通費の日割り支給でさえお流れになるようだ。議員の歳費等に関することは全会一致でないと決められないそうで、他の案件では反対があっても政府独裁的に決めてきたのだが、呆れた慣習だ。
(2021/12/08)

弓の持ち方

 テレビで長嶋一茂がチェロを弾いていた。武道館で披露するとのことでちゃんと習っているらしいが、弓の持ち方がまるでダメだ。ちゃんとした弓の持ち方にすれば、ずっと上達すると思われるのだが。チェロの先生は持ち方の指導をしていないようだ。想像するに、弓の持ち方がちゃんとしたものになると上達し過ぎてテレビ映像的に面白くなくなるので、テレビ局の方針でわざとそのままにしているのではないか
 チェロ弓の持ち方をネットで調べてみると、内容的には似たようなものがほとんどだが、力学的な観点からの説明が不足しているように思える。特に、親指の位置について、なぜ中指と薬指の間辺りに来るように持つかの合理的な説明が充分でない。
 弓を適切な圧力で弦に当てるには力学的な支点が手の中にある方がコントロールし易い。その時の支点が親指になるので、力点(人差し指)が支点(親指)より弓先側に無いと圧力を加えられない。上記の持ち方にしていないと支点は手首や肘の関節になってしまい微妙なコントロールが困難になる。それと、上記の持ち方にすることにより、弓を大きく引いた時に自然に手の甲が左に捩れる形になるので自動的に弓先に圧力が掛り弓の弦に対する圧力の減少が防げる。
 上記のような力学的なことを踏まえて弓の持ち方を指導すれば、恐らく、初心者も要領が掴み易いのではないか。筆者は始めから上記のような力学的な観察をしていたので弓の持ち方は独学の時から問題無かったようで、後に習い始めても弓の持ち方で注意や指導を受けたことは無い。
(2021/11/19)

国家の枠組みでのグローバル化の矛盾

 このところ、新型コロナウイルス症の蔓延で世界中で様々な物資の生産や流通に不都合が生じている。特に、食料・石油の流通は流通機構の停滞と共に産出国自体の生産減少も加わって、生産国の物資囲い込みも生じ輸入国も困難に陥っている。
 この状況になってみると、食料やエネルギーの国内生産を捨てて、「食料やエネルギーは安価に生産できる国から輸入すれば良い。」として、グローバル化を推し進めて、食料・エネルギーの自給を阻害して来た政府・商社・業会の責任は大きい。
 そもそも、国家という枠組みがある限り、何かあれば自国の利益を優先して、あるいは戦略的に、敵国や他国への産物・資源の輸出を止めることは必ず起きる。国家という枠組みがある限り、生命線である食料・エネルギーを自給できる体制は必ず確保して置かなければ国を守れないそれを怠って目先の利益でグローバル化という他国依存化を推し進めながら「国防々々」などとと叫ぶ政府は矛盾の極み、愚の骨頂だ
(2021/11/14)

「しゃべらなきゃならないけど、のどすっきりしたい」

 何度聞いても気持ち悪い。「けど(けれど,けれども)」は逆接の接続詞なので、これに続く文は否定形または否定的な内容の文のはずだが、そうなっていない。
 多分、「喋らなきゃならないけれども喉がすっきりしないので、喉をすっきりさせたい。」と言いたいのだろうが、中間部分が欠けているので、文の論理的な構造として前半と後半が不整合になっている。気持ち悪い。
(2021/10/20)

水道管崩落

 和歌山市の水道管橋が崩落した。耐用年数の3,4年前の突然の崩落は驚きだ。なぜ、崩落したかはまだはっきりしないが、崩落の動画を見ると、始まりはアーチ構造の中央部の加重が突然消失した

ことのように見える。中央部の加重が消失することにより、周辺部の垂直加重に対する抗力が消失して周辺部分から崩れ落ちている。アーチ構造は加重を全体に均等に掛けることにより、垂直加重をアーチ端のアーチの円周方向の圧力に逃がす力学的構造になっているので、一部でも加重バランスが壊れると全体の破壊を生じる。
(2021/10/06)

「合理化」と「リストラ」

 最近のコロナ禍で多くの非正規雇用の人が解雇される事態が生じた。これが「自由化」の一つの結果だ。少し前、「合理化」と言う言葉が流行ったが、実質的には単なる「首切り」のことだった。「合理化」とは本来、企業活動の中で合理的でない部分を改善して効率を上げることのはずだったが、「とにかく何も考えずに人員削減をすること」になってしまった。本来の意味の合理化には賛成だが、「合理化」に反対、という人は多いだろう。
 同様の意味で最近は「リストラ」という言葉が使われる。これも本来の意味は「構造改革をして効率を上げる」のはずだったが、雇用者側が単に「首切り」をし易くするための誤魔化しのために使われて、「構造改革をせずに単に人員削減する」の意味になってしまった。
 「合理化」も「リストラ」も企業上層部の都合の良いように使われて、そして、企業献金を大量にもらう政治の後押しによって、意味が捻じ曲げられた言葉だ。
(2021/10/02)

「とうもろこし」

 野菜のコーンは日本語では「とうもろこし」というが、以前からこの呼称はおかしな呼称と思っていた。「とう」は中国のこと(昔、古文で習った)だし、「もろこし」も中国のことと思っていた(これも古文で習った)。なので「中国中国」と言っているのと同じだ(と思っていた)。
 ところが、「チコチャンに叱られる」というテレビ番組で「とうもろこし」のひげが話題になったときに調べて見ると、現代語において「もろこし」はイネ科の一年草のコーリャンのことだと判明した。つまり、「中国のモロコシ」という呼び名のことなので同じことを二重に言っているわけではないということだ。これで長年の違和感が払拭された。
(2021/10/02)

危険な高市早苗

 次期自民党総裁候補として安倍一派が高市早苗を大々的に押している。これはとんでもないことだ。高市は日本のネオナチ党の「国家社会主義日本労働者党」の党首と得意げにツーショット写真を撮っていて、ナチを称賛する本に推薦文を書いている。主張も独裁的な極右だ。因みに、ナチス・ドイツの正式名称は「国家社会主義ドイツ労働者党」だ。自民党総裁は首相になるので、もし高市のようなナチス礼讃者が首相になったら、国際社会では世界中の民主主義国家から日本は爪弾きされるのではないか。
(2021/09/07)

大使館員逃亡

 アフガニスタンがタリバンに制圧された。少しづつ人権(特に女性の)が取り戻される方向にあったが、これでまた逆戻りなる。宗教思想が国を牛耳る状況は非常に拙いと思うが、そういった国はまだまだ多い。
 これにより、各国のアフガニスタン在住の人々は国外に退去している。その状況で日本も退去の方向だが、日本の大使館員は在住日本人や日本に強力していたアフガニスタンの人々を置いてさっさと国外に逃げた。まるで、太平洋戦争末期に日本軍が民間人を見捨ててさっさと逃げたのと同じだ。他国の大使館はアフガン空港に残って自国民等を最大限に助けたのと真逆だ。大使館員は一種の特権階級らしいが、酷い話だ。菅政権がコロナ感染者を見捨てたのと機を一にするものだ。
(2021/08/31)

自宅療養

 厚労省が新型コロナ蔓延に対して重症者以外は自宅療養をさせる方針にした。そして、自宅療養に関しての指針をネットに掲載している。
https://www.mhlw.go.jp/content/000657892.pdf

 そもそも、家族がある人が自宅療養したら、デルタ株が蔓延してきた今、ほぼ確実に家族に感染させる。一人住まいの人が自宅療養して容態が急変したら、保険所に連絡しようにもする体力・気力が無い可能性が高い。要は「放置」状態になる。既に、自宅療養中の容態急変により死亡した例がちらほら出てきた
 更に、現状で既に保健所がほぼパンク状態になっていて上記のpdfに書いてあるような対応が困難になってきていて、上記のpdfの内容は机上の空論化している。何の対策にもならないことをしていて「自宅療養」、は最悪の選択だ。既に、病院に入れないで必然的に自宅療養に追い込まれている感染者が何万人も出ている状況で「自宅療養」などと言い出すのは、無策を誤魔化すための単なる現状追認に過ぎない。
 早く、体育館などを使った軽症者収容施設を用意して、感染者を医療の眼の届く所に置くのが最低限の政策だろう。「自宅療養」は最悪の棄民政策だ。
(2021/08/17)

 「自宅療養」の方針が出てから、当然予想されたことだが自宅死が幾つかの県で出ている。特に、東京近県で目立つ。菅義弘政権は日本に地獄をもたらした。
(2021/09/04)

アストラゼネカワクチン

 政府は、ファイザーやモデルナのワクチン供給が不足している現状で、これまで、日本人への接種を控えていたアストラゼネカ製のワクチンを使用する方針を決めた。それはこの状況ではやむを得ない選択かもしれない。しかし非常に奇妙なことにアストラゼネカ製のワクチンは40才未満には使用せず、40才以上に使用するとのことだ。海外の調査結果では、アストラゼネカのワクチンの副反応の血小板減少症候群で死亡した数は40才台が最多、50才台が2番目、60才台が3番目でその後に30以下の死亡数が来る。このデータからすると政府の方針とは逆に40才以上は避けるべき年齢だ政府のやることには全く合理性が無い。バカのやることは理解不可能だ。
(2021/08/06)

オリンピックでの食品大量廃棄

 オリンピックスタジアムで大量の食品が廃棄されている。これは、政府やオリンピック組織委員会が開会直前になって無観客を決めたことが原因だ。無観客か有観客か更には延期か中止かの議論は既に1年前から出ていた。それを考えれば、もし、コロナその他が原因で中止、延期、無観客等になったら不要になる食品が出ることは眼に見えていたはずだ。そうであれば、不要になる食品を廃棄せずにコロナで苦しむ母子家庭(最初に解雇の対象になるパート従業員が多い)に配る計画などが建てられていたはずだ。
 更に酷いことに、食品の発注はスタジアム満席の場合の量がされていて実際に納入されるかどうかに関わらず満額支払う契約とのこと。開会式で160億円というのも呆れた話だが、食品の大量廃棄は更に腹立たしい。
 ぎりぎりまで、決定を伸ばした政府や組織委員会の責任は重大だ。今からでも遅くないので、不要になった食品を困っている人々に配布する組織を構築するのは政府の責任だと思う。それもやれないとしたら、政府は日本に寄生するただの寄生虫でしかない。
(2021/07/27)

 オリンピックに関連して、食料が廃棄されたのに続いて、今度は医療品が大量に廃棄されていたことが、組織委員会の発表で明かになった。組織委員会がこれを発表したのは、週刊文春の暴露記事が出そうになったので慌てて自ら発表したということらしい。週刊文春の記事の件が無ければ恐らくこの事実もほっかむりしていただろう。ということは、文春が掴んでいない他の廃棄事例がまだまだ膨大にあると見て間違いないだろう。オリンピック組織委員会が腐りきった組織だということの査証だ
(2021/09/04)

不快なオリンピック

 オリンピックが始まった。放送は全てオリンピックで埋め尽くされて、通常の放送が無くなった。オリンピックに関心が無い筆者などは多いに迷惑だ。まあ、全ての主要放送局がスポンサーになっているので仕方のないことだが。そもそも、放送局などは国が関わる事のスポンサーになるべきでない。そうでないと御用放送になる危険性が高い。しかも、国の威信を掛けた(本来、オリンピックは選手個人のもののはず)争いを見て、勝てば大賛辞で負ければ罵倒‥‥見ていて誠に不愉快。そもそも、どうしてあれ程争いが楽しいのだろう。争いが嫌いな筆者には最大の謎だ。
(2021/07/25)

オリンピック開会式

 「一月万冊」というYouTubeのサイトで作家で記者の今一生と言う人がオリンピック開会式でやるべきこととして以下のような鋭い指摘をしていた。

 「黙祷。これだけの感染拡大の状況下で五輪を開催しようとしている訳だから、今まで亡くなった国民‥15000人以上います、感染で亡くなった国民が‥その人の名前を一人ずつ読み上げるんだよ、スタジアムで。その犠牲の上に五輪をやってスポーツの力って言いたいんでしょう?だったらメダルを取ってもそれは血塗られたメダルなんだよ‥‥。」

 この見解について、「病気で死んだのはオリンピック選手とは関係無い。」という人がいるかもしれない。しかし、オリンピックは同好の志が金を出し合ってやっている催しではなく、都や国や県の税金を使ってやっているのだから、オリンピックに興味の無い筆者のような者の金も使っているのだ。もし、オリンピックにかけた金(3兆円にも上る)や労力を医療やコロナ対策にかけていたら、救えた命も多数あるはずだ。その金を使って敢えてやっているのだから、選手を始めとしてオリンピックを進めている人全員がそのことを肝に銘じなければならない。その意味で、死者に対して黙祷するべきとの主張は妥当だと思う。
 それにしても、開会式だけで160億円とは「コンパクトオリンピック」が聞いてあきれる。
(2021/07/24)

 オリンピック開会式で、天皇が立って開会宣言をしているときに、菅義偉や小池百合子は始めは座ったままでいて、途中で慌てて起立したとのこと。世間では「昔なら不敬罪だ。」と揶揄されているとのこと。これについて右翼からは何もコメントが無いらしい。
 右翼というのも所詮、権力にすり寄る犬なのか。
(2021/07/24)

小林賢太郎解任

 オリンピック開閉会式演出の小林賢太郎が解任された。過去にナチスのユダヤ人大虐殺を茶化したコントをやっていたらしい。どうもこの組織委員会はそもそものオリンピック憲章を軽視して来たのではないか。人選の時に憲章に添った人物かどうかのチェックがされていなかったのは、その表れだろう。
 更に、組織委員会は、解任の理由として「国際的な問題になるから。」とのこと。これもおかしい。そもそも人選は「オリンピック憲章に照らし合わせて相応しいか。」が第一義的に必要条件とならなければならない。非難をしているのは、アメリカのユダヤ系の人権団体だが、外国の団体から何か言われたのが解雇の理由とは本末転倒だ。
 これまでも、森喜朗、佐々木宏、小山田圭吾など憲章にそぐわないとされて辞めた人が続出してきたが、遂に、国際的な問題になる状況になってしまった。このオリンピックがオリンピック憲章とは「違う地平」で進められてきた証だ。
(2021/07/20)

首都圏道路の渋滞

 首都高速道路がガラガラで、一般道路が渋滞しているそうだ。原因は、首都高速道路がオリンピック期間中は1000円も値上げになると共に、一部のICでオリンピック関係者の車以外の進入を禁止しているからだ。その上、一般道にも「オリンピック関係車両専用レーン」などというものを設定して市民の交通を妨げている。オリンピック選手や大会関係者らのスムーズな移動のためだそうだ。
 これから、コロナだけでなく熱中症などで救急搬送が増加することが予想されるが、道路が込み合って搬送が遅れるという最悪の事態も考えられる。これほど市民を虐げるオリンピックはこれまで無かったのではないか。
 これはもう、戦時中に軍隊を優先して民間には「欲しがりません勝つまでは。」と我慢を強いたのと同じだ。完全に戦時独裁状態だ。
(2021/07/20)

天皇のオリンピック開会式への出席

 天皇がオリンピック開会式に出席することになった。菅義偉政権が引っ張りだしたのだろう。天皇はまだ1回目のワクチンを接種しただけなのでちゃんとした免疫がついていない。この状態の天皇を強引に引っ張り出して良いのか。戦前ならとんでも無い罪になるのではないか。筆者は天皇は一人の人だと思っているので、不敬罪などとは言わないが、上皇や天皇はちゃんとした考えを持った人格者と思っているので特殊な立場にいる人として尊敬はしている。しかし、菅義偉はそれさえも無い、天皇をただの道具としてしか考えていないのではないか。
 さらに、こんな、天皇を蔑ろにする状況でも世の右翼連中からほとんど何も聞こえてこない。所詮、右翼も天皇を利用して時の権力にすり寄る犬のような輩なのだろう。
(2021/07/19)

 オリンピック開会式にトヨタ自動車の社長が欠席することになった。そのとたん、多数の主要なスポンサー企業や経済団体の長の欠席が表明された。その上、安倍晋三もさっさと欠席を表明した。嘘デタラメによってオリンピックを招致した張本人の安倍晋三だが都合が悪くなるとさっさと逃げるこの男の腐った本性が見えた。日頃から皇国史観で天皇崇拝のような言動をしているが、その実、「天皇は利用価値のある権威」としか考えていないのがわかる。自分が欠席するのなら天皇の出席も止めようとするのが筋だろう。
(2021/07/23)

トーマス・バッハ

 IOC会長のこの人物の言動を見ていると、日本人をナメているとしか思えない。まあ、IOCに、いや、自分に金さえ入れば開催国の国民や選手がどうなっても良いということなのだろうが。穴だらけどころかはじけてばかりの「バブル方式」の状況で、曰く「日本人にリスクは与えない」「状況が好転すれば有観客で」「オリンピック選手の夢をかなえるため、すべての対策が講じられている」等々‥‥。どれを取っても現状を無視して、都合の良い事を言いつのっているだけだ。更に、それにへらへらおべっかを使って従っている菅義偉政権、JOC、オリンピック組織委員会も国民をナメているクズ組織だ。
(2021/07/18)

学童のオリンピック観戦

 今回のオリンピックでは学童にオリンピックを観戦させるとのこと。これはコロナ感染や熱中症の可能性があり危険だ。しかも、学校から行く形なので、同調圧力が強く、観戦参加を拒むと差別や非難の対照に成る可能性がある。
 学童の観戦について「一生に一度の感動の経験ができる。」などと言って観戦させることを主張しているようだが、バカも休み々々言ってほしい。予測では各地で35℃を越える。こんな所に児童をさらせば恐らく熱中症で子供がバタバタ倒れる。その対応はコロナとの区別ができないので、非常に大変だ。それに、猛暑の中、遥か彼方のゴマ粒のような選手を見るのでは感動の前に「暑くて暑くて、疲れた〜。」という印象しか残らないだろう涼しい自宅でテレビ観戦した方が、細かい選手の表情も読み取れて遥かに感動が大きいことはまず間違いない
(2021/07/16)

デタラメオリンピック組織委員会

 オリンピック組織委員会は、選手村でコロナ感染者が出た場合、入る病室が足らなくなったら、他の選手も入っている選手村の空き部屋に入ってもらうそうだ。滅茶苦茶だ。せめてフロアでも別にしなければダメだろう。こんなことをやれば、ダイヤモンドプリンセスのように棟全体がクラスタになる。更に、選手村の滞在人数その他の情報を全く公表しない。何を隠そうとしているのか組織委員会がいかに暗黒の組織なのかを如実に表している
(2021/07/13)

 南アフリカ共和国の選手団からコロナウイルス感染者が発覚した。最初、オリンピック組織委員会は国等の情報を隠していた。発覚は南アメリカの組織委員会の発表によるものだった。この日本の組織委員会の隠蔽体質はやはりオリンピック組織委員会が暗黒の組織であることの再証明となった
(2021/07/19)

 オリンピック音楽担当の小山田圭吾氏が過去のいじめ問題の発覚により、辞任した。これが発覚した当初、組織委員会は「過去のことで本人も反省しているので、辞めなくてもよいのでは。」との見解だったが、いじめの実態の酷さとそのことを大人になっても雑誌のインタビューに自慢げに話していることが世間に広まり批判が高まると慌てて辞任をさせる方向に走ったらしい。
 組織委員会の粗雑さ・見識の低さまた露呈した。
(2021/07/20)

 オリンピック開会前日にトンデモナイ事態が発生した。開閉会式の演出責任者の小林賢太郎氏が過去に行ったコントでナチスのユダヤ人大量虐殺を茶化していたことが発覚した。組織委員会は直ちに同氏を解任したが、橋本組織委員長は自分に責任があるとして単に陳謝したのみで、実際には何も責任を取ろうとしないクズ組織の長の面目躍如というところか。
(2021/07/23)

原子力発電の経済性の嘘

 ついに、経済産業省が原子力発電より太陽光発電の方が経済的だと言い出した。もちろん、太陽光発電技術の発展もあるだろうが、以前に「原子力発電は経済的」と言いつのっていたのは、廃棄物処理や安全対策、事故が起きた時の対応、そして政府から落ちる莫大な補助金のことを<無視、いや隠しての嘘の計算に基づくものだったのだ。
 福島の事故以来、上記によって生じる不経済が露呈して、結局「原子発電は不経済」ということを認めざるをえなくなったのだ。それでも今の政府は原子力利権にかじりついて「原子力は重要なベースロード電源」などという誤魔化しのキャッチフレーズで原子力を推し進めようとしているどこまで薄汚い集団なのか
(2021/07/13)

西村康稔

 西村康稔経済再生担当大臣が、緊急事態宣言下で酒類提供を止めない飲食店に「応じてもらえない店舗の情報共有、関係省庁とも共有し、金融機関とも共有し、金融機関からも応じてもらえるよう働き掛けをしてもらうという取り組みを進めたいと考えています」と言った。とんでもない発言だ。金融機関という支配的な組織を使って特定の経済活動に圧力を掛ける。これはもう、独裁政治そのものだ。日本はいつの間に中国や北朝鮮になってしまったのか。さすがに自民党内からも批判が出て撤回するようだが、その撤回も「趣旨を充分に伝えられず反省」とのこと。またまた誤魔化しに走っている。趣旨は充分伝わっている。自分が趣旨を理解していないだけだ。頭の程度が判る
(2021/07/12)

 この件に関して菅義偉は「聞いていない。」と言っていたが、証拠となる文書が明るみになった。嘘を付いていたのだ。安倍・菅内閣は嘘ばかり付いてきた。嘘に塗れた内閣。思いつきでちゃんとした検討もせずに出すゴミのような政策の数々
(2021/07/13)

 西村が「西村やすとし茶話会」と銘打って架空政治資金パーティーを開いていた事が明らかになった。
 パーティー券を買った人は誰も出席せずに、パーティー券を買っていない10人足らずの経産省の役人がサクラとして出席させられていたとのこと。これはもう詐欺だ。それでも当人は平然としている。
 こんな犯罪者は即刻逮捕・投獄しなければ日本が害毒に侵されてしまう
(2021/12/14)

春日良一

 元JOC参事の春日良一が「オリンピックは特別だ。特別だから有事も乗り越えようよっていう方向にいかないかなと思う。」と言った。まあ、確かに、金と政治に塗れた腐ったイベントという意味では特別と言えるかもしれない(他のスポーツイベントは利権は絡むが政治は絡まない)が、こんな泥まみれの腐ったイベントについて「世界の平和を作るっていう理念で行われるもの」などと、もう噴飯ものの絵空事で正当化するのは、まともな思考ができなくなっているか、よほど利権に塗れているかのどちらかだろう。JOCはこんな輩の集まりなのだろう
(2021/07/08)

安倍晋三の発言

 安倍晋三が雑誌で「同じ感動をしたり、同じ体験をしていることは、自分達たちがアイデンティティに向き合ったり、日本人としての誇りを形成していくうえでも欠かすことのできない大変重要な要素です。」とか、今回のオリンピックに反対する人達に対して「極めて政治的な意図を感じざるをえませんね。」「一部で反日的ではないかと批判されているひとたちが、今回の開催に強く反対しています。」などと言っている。
 反吐が出る。筆者はオリンピックなどまるで興味が無い。「同じ感動をする」ことは「アイデンティティに向き合う」ことと関係が無いし、「同じ感動をする」ことは「仲間意識」の形成にはなるかもしれないが、「日本人としての誇り」とは関係ない話だ。こういった情緒的なレトリックは低レベルの国粋主義者のものだ。更に、あたかも、オリンピックを反対する行為を「反日」と捉えるとは、もう滅茶苦茶だ。これはもう思考力を失ったネトウヨのレベルだ。こんなのが権力を握ったのだから日本が変になるのも当然か。
(2021/07/05)

内閣官房の返答

 オリンピック・パラリンピックに出場する選手が、新型コロナウイルスの濃厚接触者に認定された場合の対応について、内閣官房は、14日間の隔離期間中でも、大会に出場できる方向で調整している、との回答をした。もう、呆れてものが言えない。内閣官房はまともな判断力を失っているのか。独裁者菅義偉の奴隷に成り下がってしまったか。
(2021/07/02)

オリンピック選手への批判等

 山下JOC会長が「一部の選手には、私のときと同様に、心ないメッセージが届いている。この場を借りてお願いしたいが、選手たちにそういう働きかけをするのはやめていただきたい。叩くんだったらJOCとその会長の私を、あるいは組織委員会を叩いてほしい。」と言ったそうだ。この話題はワイドショーでも触れられて、全ての意見が「選手へのそういったことははあってはならない。」というものだった。
 何をたわけたことを言っているのか。国費を使って公に活動している以上、何かを言われるのは当然のことでその覚悟が無いのならば、選手を辞退すれば良い。ワクチン接種などは選手の意志で受ける/受けないを決められるのだから責任は選手本人にあり、そういったことを国民から批判されたりしたからといって、それにJOCが責任を負う必要は無い。スポーツ選手はそんなにお子ちゃまか。
(2021/06/29)

 IOCはオリンピック選手に対して「コロナなどの感染症や猛暑などの健康被害にさらされる可能性による大会への参加やパフォーマンスへの影響、重篤な身体的傷害、さらには死を含め、自分自身のリスクと責任で大会に参加することに同意します」という内容の誓約書を出させている。まるで、戦時中の「天皇のために命を捧げる」と同じ人身御供だ。そして、このような要求に選手達は唯々諾々と従っている。やはり選手達はバカなお子ちゃまなのか。
 このような理不尽を許すのは、独裁者や宗教指導者のために自爆をすることを許すのと同じで、非常に危険な傾向だ。
(2021/07/12)

 オリンピックで日本選手の活躍が華々しい。テレビでは手放しの喜びよう。選手も万歳々々で「支えて下さった皆さん、応援してくださった皆さんありがとう!」ばかり。
 しかし、自分が国家予算を使って、応援していない人の金も使わせてもらったという認識がある選手がいるのだろうか、大いに疑問だ。オリンピックに使われた3兆円にも上ると言われる費用で医療施設・設備・人員を整えていたら救えたはずの命の犠牲の上でやっているオリンピック。「犠牲になった人々も含めて、全国民からのお金でオリンピックができメダルを取ることができました。」と言う選手はいない。
(2021/07/28)

ウガンダ選手団の感染判明

 ウガンダの選手団9名の中から1名の新型コロナウイルス感染者が出た。空港検疫での判明だが、陽性の1人を除き残りの8名はそのまま大阪まで移動した。8名については濃厚接触の可能性があるので感染の可能性があり、2週間の隔離をするのが正しいやり方だと考える。ところが、濃厚接触であるかの判断も無しに移動を許してしまった。濃厚接触の判断については、内閣官房は「検疫が判断する。」と言ったが、検疫は「検疫の後の濃厚接触かどうかの判断は検疫ではない。」と冗談のようなやり取りがあり、結局、行った先の地方の保険所が判断するとのこと。オリンピック組織委が主張する「バブル方式」は底抜けだった。これから上記のようなすり抜けが多発するのではないか。
 更に恐ろしいことに、同じ機に乗っていた80名の一般客については全くの野放し状態らしい。もう、話にならない状況だ。
(2021/06/22)

 泉佐野に移動したウガンダ選手団の中から新に感染者が判明した。橋本組織委員会会長は、未だに「バブル方式なので安全」などと馬鹿げたことを言っていたが、心配した通りのことが起きた。オリンピック推進を叫ぶ輩の非合理性があからさまになった。
(2021/06/23)

 ウガンダ選手の一人が選手村から失踪した。まだ、行方不明とのこと。これが「バブル方式」とやらの実態だ。
(2021/07/19)

感染予測

 国立感染症研究所のコロナアドバイザリーボードが発表している感染予測



を見ると恐ろしい。上記はデルタ株(インド変異株)の影響が少ないとしてのものだが、それでも8月には新規感染者数が2000名を越えるという。悪いケースの予測



を見ると、もう、ゾッとする値だ。これでも、オリンピックを有観客で実施する政府の方針はもう気違い沙汰だ
(2021/06/17)

立花孝志

 「コロナはただの風邪」と公言して憚らなかった立花孝志がコロナに感染発病して入院した。コロナ感染発覚後も入院もせずに、講演会などにマスク無しで参加してウイルスをまき散らしていた。あきれる。まあ、「ただの風邪」と言っていた手前、簡単には入院する気にはならなかったのだろうが、迷惑な話だ。更に、症状が酷くなって、苦しくなったらさっさと有名病院に入院とは‥‥。世界中でパンデミックを起こして死者380万人、日本でも、入院できずに自宅待機中に死んだりする人が出てきて死者が14000人に達しようとしている状況を無視して間違った認識をまき散らして来た政治家としての責任をどうとるのか「『ただの風邪』なら家で寝てろ!」と言いたくなる
(2021/06/09)

JOC経理部長自殺

 JOCの経理部長の森谷靖氏が鉄道飛込自殺をしたとのこと。非常にショッキングなニュースだが、奇妙なことに、第一報の後、マスコミの続報が全く無い。さる放送ではそれに関する放送途中に原稿が突然差し替えられ、野生のゾウの話になってしまった。
 もう、中国並みの報道規制でも掛かったような有様だ。こうなると不都合な真実が暴露されるのを止めるために、政府筋から報道機関に相当強い圧力が掛かったと勘繰らざるを得ない
 恐ろしい暗黒政治だ。
(2021/06/09)

 なぜ、政府筋からこの件に関して報道規制が掛かったかということについて、どうも、今回のオリンピック誘致についてフランス警察がJOCからアフリカへ賄賂が送られたことを捜査していて、その賄賂に菅義偉が深く関わっていたことが疑われているのが原因らしい。つまり、JOC経理部長の件をほじくられると菅義偉の悪事がばれる恐れがあり、これが報道規制の理由らしい。もう、オリンピックは暗黒の祭典だ
(2021/06/12)

病床使用率計算式の変更

 厚生労働省が「病床使用率」の算出式を変更した。これまでは、分子に、やむを得ず一般病棟に居る新型コロナ患者や自宅待機になっている感染者の数も含めていたが、これを変更してこれらを含めないことにした。これにより、病床使用率は確実に下がる。今、この算出式を変えるのは混乱を生じるのではないか。自宅待機になっている人などを無視するのは、事態を過小評価して実態を見誤らせることになる。何か、事態を過小評価して誤魔化して、緊急事態宣言解除の口実に使おうという匂いがふんぷんとする。
(2021/06/08)

読売新聞のアンケートについて

 読売新聞がオリンピック開催の是非についてアンケートを取ったところ「オリンピック中止」が48%、「無観客で開催」が26%、「観客数を制限して開催」が24%になったとのこと。オリンピックムードが高まったかに見えるが問題はアンケートの項目だ。「延期」の選択項目が無い。これが無いと「延期」の意見が無視されたり、延期を考えていた人が「無観客で開催」に回る可能性もあるこれは世論を捻じ曲げる意図を持ったアンケートに見える。「延期」を選択項目に入れた場合はまだ80%程度は7月開催に反対だと思う。
(2021/06/07)

ワクチン義務化について

 新型コロナワクチンの接種体制が広まってきて、希望が湧いてきた。しかし、日本ではワクチン接種は個人の意志に任されている。明石家さんまなどは(筆者には意味不明な理由で)「ワクチン接種はしない。」と宣言している。
 筆者としては、ワクチン接種は社会の一構成員として社会を動かして行くための義務ではないかと考える。もちろん、アナフィラキシーなどの危険性が高いような特別の事情がある人を除外するのは当然だが‥‥。個人の自由を重視するアメリカでも「義務」となっているワクチンが幾つかあるのに、日本では「努力義務」でしかない。自分が感染して他人に感染させたり、自分が重症化して家族を含め周りに迷惑を掛ける可能性に考えが及ばないのだろうか。
(2021/06/03)

 ワクチンパスポートについて、「ワクチン差別が起きるかも知れないので好ましくない。」という意見がある。確かに、ワクチンをしていない人に不利益が生じる可能性はあるが、ワクチンをしていない以上できないことが生じるのは自分自身の安全のためにも致し方の無いことだと思う。問題は医学的な事情でワクチン接種ができない人に対する非難や不当な差別だ。
 医学的な事情があってワクチンができない人を非難するのはやってはいけないことだ。それを避けるためにも、ワクチン接種を義務化して医学的な事情で接種していない人以外は全員接種する形になれば、接種していない人は医学的な事情がある人だけなので、非難に当たらないということになり、問題は無くなる。
 医学的に問題がないのにワクチン接種を拒む人が「思想信条の自由の侵害。」を言うのは法定伝染病に罹患して隔離を拒むのと同じで、見当はずれの論拠による我がままでしかない。
(2021/06/18)

新型コロナワクチンの筋肉注射部位

 新型コロナワクチンの2回目の接種をした。ワクチンは筋肉注射であり、1回目は全く問題無かった。しかし、今回は疑問が生じた。前回は針が刺さる時にちょっとチクッとしただけで、ワクチンを注入するときは全く判らなかった。しかし、今回は注入時に「!?」と感じる痛みがあった。後で見てみると、注射位置が非常に肩先近くになっていた。
が前回、が今回。

 日本医師会の
https://www.kyoto.med.or.jp/covid19/pdf/20210226vaccine05.pdf
によると、「注射部位は三角筋の肩峰より3横指下中央の位置です。」とある。今回の筆者の場合、ほぼ「肩峰」の位置だ。
 上記のページの図

で言えば、の上の端つまり「肩峰」辺りだ。注入時の違和感はそれが原因なのではないだろうか。これで「筋肉注射」になっているのか。むしろ、「関節注射」のように見える。医師が「肩峰」を確認した後、「3指位置をずらす」のを忘れたウッカリミスなのではないか。
(2021/05/31)

 接種した接種会場に行って(11:59〜12:05)上記の件を問うてみた。回答は、一応位置が高いことを認めつつも「この部分にも筋肉があるので筋肉注射にはなっている。今の症状も副反応の一つと考えられる。」とのことであった。
(2021/06/01)

 体温は最高37.7℃までなったが、夜には36.4℃の平熱になった。腕の痛みも夕方にはほぼ無くなって来た。多分、ワクチンは有効に効いているのではないか。
(2021/06/02)

 もう少し、調べてみると、
https://www.mhlw.go.jp/content/000764700.pdf

 注射部位は三角筋中央部で、穿刺部位は肩峰から真下に3横指程度下の位置が目安になる。上方過ぎるとワクチン関連肩関節障害を、下方過ぎると橈骨神経障害を起こすリスクがある。

ともあった。今のところ、特別な症状は出ていないがどうなのだろう。
(2021/06/03)

ディック・パウンド発言

 IOCの古参委員のディック・パウンドが「前例のないアルマゲドンに見舞われない限り、東京五輪は計画通りに進むだろう」と言ったそうだ。日本人がどうなってもオリンピックをやるつもりらしい。もう、ヒトラー並みだ。更に、菅首相がやらないと言ったとしても、それは一個人の発言に過ぎないので影響はない。」とも言ったそうだ。菅首相も舐められたものだ。まあ、舐められても仕方のない程度の人物とはいえ、仮にも日本の首相なのだが‥‥
(2021/05/27)

ATのシフトパタン

 筆者はMT車で免許をとって、45万kmあまりMTに乗り、その後、ATに乗り出して既に20万km以上走った。ずっと疑問に思うのは、ATのシフトパタンだ。前の方から、P−R−N−D−Lとなっている。

  1. まず、シフトが一直線になっていることだ。中にはクランクのつなぎ合わせになっているものもあるが、大多数は一直線だなので、RやP,Lに入れるときは付属のボタンを押しながらでなければならない。ところがN→RとR→Pは同じボタンを押しての同じ操作になる。また、L→DとD→Nはなにもしないでレバーを前に押すのみなので、L→Dのシフトが勢い余ってNまで行ってしまうことがある。MTのようなシフトパタンになっていればそういった事故は起こらないし、手の感覚だけで、どのシフト位置にあるか判る。ATの場合は、前方から視線を移してシフトレバーあるいはメーターパネルの表示を目視する必要があり、安全上問題が生じる。なぜこのような不合理な仕組みになっているのか。
  2. 前に押すとRやPになり、後ろに引くとDやLになっている。人間の自然な感覚なら、前に押すと前進し、後ろに引くと後進になる、というのが合理的と思うが。なぜ、こうなってしまったのか。
  3. 最近知ったのだが、プリウスなどのハイブリッド車はシフトレバーがシフト位置に関わらず、センター位置に戻ってしまうらしい。益々、不合理な仕組みに劣化している。なぜ、こんな方向に進んだのか、そもそも、なぜレバーをセンター位置に戻す必要があるのか意味不明だ。「シフトがどの位置にあるかは見やすい位置にディスプレイがあるのでそれを見れば判る。」と言う意見もあるが、人間の視覚の焦点深度は深くないので、ディスプレイを見るときと運転のために前を見るときは眼の焦点調節をしなければならず、眼に負担がかかる。特に、眼の機能が衰えている高齢者には負担が大きい。ユーザーインターフェースとしては最悪の部類に入るのではないか。自動車メーカの技術者は人間と機械のインターフェイスに関するセンスが無い人ばかりなのか。

 これと似た改悪に、カーエアコンの強度調整がレバー式になっているものがある。

  1. 動かすときに支点が無いので、細かい調整がし難い。
  2. レバー位置が目視しないと判らない。

これは、現在乗っている車はダイヤル式なのであまり問題は無いのだが、以前のものはレバー式だった。

 同様な改悪は、台所のガステーブルにもある。点火がボタン一つになっていて危険だったり、火力調整がレバー式になっていて支点が無く細かい調整がし難く、更に何かが引っ掛かって位置がずれる可能性がダイヤル式より高いものがある。

不合理な仕組み
 ATのシフトパタンが直線的で手前に引くと前進になるようになっているのは、恐らく、最初にATを作ったときに油圧や電気回路によるメカニズムが無く、ワイヤー式の伝達機構だったからではないか。ワイヤー式だと張力しか伝えられないので、手前に引く形にした方がワイヤーを支点の下側に張ることができ、メカ的に作りやすかったのではないか。
(2021/05/26)

米国CDCの勧告

 米国CDCが米国から日本への渡航中止を勧告した。これに対して、IOC、JOC、日本政府は「オリンピック開催に影響ない。」と言っている。日本政府は「不必要な渡航を禁止しているだけなので関係無い。」との姿勢だ。オリンピックのどこが「必要な渡航」なのか
(2021/05/25)

IOC

 IOCのコーツ調整委員長が「東京が緊急事態でもオリンピックは開催する。」と断言した。JOCも政府も東京都もこれに同調して開催に突き進んでいる。IOCは日本人がどうなろうと関係なく、自分達の金儲けだけが頭にあるというのは間違いないが、JOCや日本側の連中がそれに同調しているのは、自分達の保身のために平気で国民の命を投げ捨てた戦時中の上層部と同じメンタリティーが透けて見える気がする。
(2021/05/23)

 予告どおり、緊急事態宣言下でのオリンピックが行われているが、IOCのマーク・アダムズ広報担当者は「選手村は最も厳しいロックダウンの制限が敷かれている。(選手村にいる)彼らは異なる目的や意欲を抱きながらパラレルワールドに住んでいて、もし問題が起これば我々が対応する」などと言っている。
 バブルが穴だらけどころか、ザル状態にも関わらずこんなことを言えるのは、日本人や選手が死のうがどうしょうが、開催して放映権料がもらえれば良い、という考えが丸見えだ。こんなのに忖度か何か知らないが、汲々として従っている政府・都・組織委員会・JOCは亡国の民だ。
(2021/07/30)

オリンピック選手へのワクチン優先接種

 丸川五輪担当大臣や橋本五輪組織委員長が4月の時点で「選手へのワクチン優先接種はやらないし、やる予定も検討もしていない。」と名言していたが、オリンピック選手関係者2500人に6月1日からワクチン接種をる実施すると言い出した。丸川大臣は「ワクチンが無くても安全・安心なオリンピックが開ける。」と言っていたのではないか。平気で嘘を付く下衆だ。まだ、高齢者も医療関係者さえもワクチンが打てていない状態であるのに‥‥無料でワクチンが手に入るならば、それを医療従事者や介護施設関係者に回すのが筋だろう。オリンピック選手は特権階級なのか。
(2021/05/21)

明石家さんまのワクチン拒否

 明石家さんまが新型コロナワクチンを打たないと宣言した。理由は「今まで菌にかかったことないから。1回もないんですよ。ここでワクチン打つと、体が変わってしまうんで」だそうだ。もちろん、ワクチンを打つかどうかは個人の自由だが、「体が変ってしまう」というのが理由というのは意味不明だ。ワクチンを打とうが打つまいが、外から入ってくるウイルスなどによって体は日々変っているのにワクチンだけ「からだが変る」というのは合理性が無いトンデモな理由だ。何か、「ホメオパシー」に類するトンデモ情報に毒されているのか
(2021/05/21)

 俳優の千葉真一が新型コロナに感染して死亡した。あまり合理的的でない理由でワクチン接種を拒否していたらしい。ワクチンを拒否していたさんまも、周囲の状況に押されて7月末にはワクチンを打つ方に方向転換をしたらしい。影響力の大きい人物なのでそうした方が良いし、本人にとってもその方が良いと思う。
(2021/05/24)

新型コロナワクチンの接種順位

 新型コロナウイルスワクチンの接種を、色々な自治体の長などが勝手な理由を付けて優先的に行っている。特に、医療関係者枠での接種については「医療関係者の辞退者が有って、余りが出来て、自分はワクチン接種の陣頭指揮をとるので医療関係者に入るので問題ない。」などと言っている者がいる。しかし、余りが出たらどういった順位で接種するという規準も公表にせずにやってるのは頂けない。もし、それが正しいやり方だと思うのなら、堂々と議会で宣言してからやれば良い。コソ泥のようにバレるまで口を噤んでいて発覚すると言い訳がましく正当化する。なんとも貧相な行為だ。
 国の規準では「直接会場で予診や接種等を行う者」が医療関係者であり、「送迎や会場設営等を行う者等は含まない」といことなので、町長などが該当するか疑問が多い。
 そもそも、医療関係者でどの程度の当日での辞退が出るかは予想して計画を立てていて、大量の余りが出るのは変だ。どうも、予想より大幅にワクチンを割当てておいて、故意に余りを出した疑いさえある。
(2021/05/14)

暗黒政治

 安倍晋三が民主党政権時代を「暗黒の時代」などと言っていたが、今の安倍・菅政権の方がよほど暗黒政治だ。代表的な問題は
  • 場当たり的な政策で無駄な金を使う(アベノマスク・オリンピック)
  • 仲間に利益誘導をする(森・加計・桜)
  • 公務員の人事権を使って公務員支配をして不正を隠す(文書改竄・廃棄)
  • 司法の人事に介入して司法の独立性を失わせようとする(黒川検事長問題)
  • 国防を戦争をすることだと勘違いしていて、災害や感染症に対する備えを疎かにする(東日本大震災・原発・コロナ対策)
  • 国会答弁や記者会見で質問にまともに答えず誤魔化しばかりしている(事例多数)
  • 平気で嘘をついたり誤魔化しをして、その結果生じた事態に関して責任をとろうとしない(森友問題・東北新社問題)

まだ色々あるが。
(2021/05/14)

 安倍政治が如何に暗黒政治であったか、安倍晋三が銃撃によって殺されたとたん、統一教会問題やオリンピック疑獄など出るわ出るわ、安倍政権が関わった不祥事が次々に明るみに出ている。アベノフタによって抑え込まれていた検察や警察が一気に動き出した。
(2022/11/28)

高橋洋一

 菅義偉内閣の内閣官房参与の高橋洋一がツイッターでアメリカなど、感染爆発を起こした国の100万人当たりの感染者と日本の感染者数を比較して
日本はこの程度の「さざ波」。これで五輪中止とかいうと笑笑
などと発言した。なるほど、こういった人が内閣官房にいるのでは菅義偉内閣のコロナに対する姿勢が現在のようになるのも無理はないと頷ける。確かに感染爆発をした国と比較すれば日本の感染者は少ないかもしれない。しかし、ニュージーランド、オーストラリア、台湾などと比べれば、人口あたりの死者数は日本のほうが遥かに多い。日本が感染爆発に陥っても良いと考えているのか。また、最近の日本の感染者数はイギリスを上回っている。上記の発言は、自分より酷い悪事を働く者を引き合いに出して、自分の犯罪を正当化するようなものだ。
 菅義偉内閣はこの手の輩の集まりなので、国民の命を守る姿勢が無く利権優先で遮二無二オリンピック開催に突っ走っているのだろう。
(2021/05/11)

 調べて見ると、この人物は過去に窃盗をして起訴猶予になったとのこと。過去にどうあったかでなく現在どうあるかが重要とは言え、少年時代の過ちではなく、大学の教授時代に窃盗を働いている。これは矯正できていない可能性が高い。こんな人物を内閣官房参与に採用するとは、菅義偉内閣が下劣な集団であることがまた浮彫になった。
(2021/05/12)

池江璃花子への要求

 オリンピック代表選手の池江璃花子へSNS上で「代表辞退」「五輪中止表明」を求める声が届いたという。これに対して、日刊スポーツの記事は「開催に賛成するのも反対するのも個人の自由だ。だが匿名で自分に都合がいい意見を、20歳の現役選手に無理強いすることが許されるはずがない。」というものだ。しかし、この見解は妥当なものだろうか。文面を見る限り「無理強い」はしていない。そもそも、SNSで無理強いはできない。匿名であることは確かに無責任な発言ではある。しかし、誹謗中傷や脅迫に類することでなければ、意見を言うことは自由なはずだ。更に、もし、名前を名乗っての要望であったならば、これは、非難されるいわれは全く無い
 少なくともオリンピック代表選手になったということは公的な費用で活動することになる。この場合は、純粋な個人ではなく、ある面、公人となったのだから、一般の人から色々なことを言われるのは覚悟しなければならないし、一般の人が池江選手に対してネットを通じて意見を言うのを封じるようなことは決してやってはならないと考える。
(2021/05/09)

 上記の件について、『SNS上で「代表辞退」「五輪中止表明」を求める声が届いた。』というのはでっち上げではないかという疑いが濃い。池江選手のツイッターにはそのような意見は見られないそれではなぜ上記のような記事が出たのか。オリンピックの利権がらみで、どうしてもやりたい勢力がなんらかの画策をして、でっちあげて、オリンピックに反対する人達の意見を封じようとしたのではないか。最も同情を買いやすく純粋な池江選手は、上記の勢力に体よく利用された可能性が高い。どうも、この件はオリンピック利権勢力の自作自演の匂いがしてならない。
(2021/05/09)

 丸川オリンピック担当大臣は、この状況に乗じて「(オリンピック開催は)コロナ禍で分断された人々の間に絆を取り戻す大きな意義がある」などと言いだした。美辞麗句を並べてこの災厄、いや政府による人災を平然とごまかそうとする。オリンピックはこんな輩が進めているイベントなのだ。
(2021/05/12)

オリンピック選手の声

 オリンピック強化合宿で新型コロナウイルス感染者が出て、合宿が中止になった。もう、今の状況でオリンピック開催は殆どの人が無理と考えている。
 筆者が疑問に思うのは、オリンピック選手あるいは選手に成りうる人からの声が殆ど「私達はとにかくオリンピックに向けて練習に専念するだけだ。」に類するものばかりということだ。「この状況での開催は無理なのではないか。」という人はいないのか。選手も一国民である以上、その立場から中止の声が上がっても不思議は無いのだが。あるいは、そういう声を圧殺するスポーツ界上層部からの圧力でもあるのだろうか。更には、選手達が上層部の意向を忖度して声を上げないのか。スポーツ界に蔓延る「上からの指示には無条件に従う。上の意向を忖度して動く。」性癖の現れなのか。
(2021/05/04)

 やっと、スポーツ選手が、オリンピック開催に関して声を上げ始めた。しかし、まだまだスポーツ界からの意見表明は少ない。逆に、スポーツ選手が意見を述べることに反対する声もある。不思議な事だ。
(2021/05/12)

 錦織圭選手などがオリンピック開催に疑問を呈して議論を呼び起こしている。良い傾向ではある。オリンピック選手は積極的に意見を言うべきだと思う。ところが、世間の論調は「純粋なオリンピック選手に意見を要求するのはお門違い。」のようなものが殆どだ。しかし、これは的外れの見解だ。オリンピック選手は正に当事者なのだから。
 もし、オリンピック選手がスポーツのことしか頭に無い、あるいは開催に関して責任を感じない、自分の立場について口を噤んでいるとしたらそれは単なるスポーツバカ(あるいはもしかしたら自分の利益しか考えていない利己主義者)でしかない。まあ、スポーツ選手だからと言って、その人が人格的に優れている、とは全く思わないが‥‥。むしろ、スポーツ界という特殊な社会の空気に毒されていて、民主主義社会の常識がなかったり、合理的な思考ができない人が多いように感じるのはあながち筆者の偏見ではないのではないかと感じる。
(2021/05/16)

丸川珠代

 丸川珠代オリンピック担当大臣が、東京オリンピック・パラリンピックの期間中に大会組織委員会が500人の看護師の派遣を要請したことについて意見を求められたら「医療現場に負荷を掛けないことが前提だ。」と言ったとのこと。ならば、即、オリンピックを止めれば良い。この看護師不足の状況で上のようなことが言えるのは、無責任、無知、いや、思考がねじ曲がっているか無能クズ内閣の証拠がまた一つ追加された
(2021/04/27)

 丸川オリンピック担当大臣は、11日、閣議後の定例会見で五輪開催の意義を問われ、「(オリンピック開催は)コロナ禍で分断された人々の間に絆を取り戻す大きな意義がある」などと言いだした。美辞麗句を並べてこの災厄、いや政府による人災を平然とごまかそうとする。現政権はこのような国民をなめた輩の集まりのようだ。
(2021/05/12)

 ウガンダの選手団で空港の検査で新型コロナウイルス感染者が判明した。ところが、同行してきた他の選手やスタッフはそのまま大阪の泉佐野市に移動した。この場合、同行した他の選手やスタッフは空港またはその近くに隔離するべきだった。いや、同じ飛行機に乗って来た一般客も隔離対象にするべきだった。この件に関して「自治体に受け入れ場所を作っていただいているのは、まさにバブルを作るため。ウガンダの方も、他の方と接触しない形で移動している。受け入れ待機場所、つまり彼らが過ごす場所で管理され、接触される方にも毎日検査している」などととぼけたことを言っていたが、結局、泉佐野の合宿所で1名の感染者が判明した。ということで、泉佐野市の関係者も隔離されることになった。しかも同乗して来た一般客は全くの野放し状態で市中に拡散してしまった。どこが「バブル方式」か。競技会場での酒類提供の話といい、今回の発言といい、色々な発言をみるとこの人物は、現状をちゃんと認識して合理的な選択をする能力に欠けるのではないか。東大を出たらしいが、答えのある問題を解くHowToばかりに長けただけの机上の空論を平気で振り回すしか能が無い人物らしい。
(2021/06/25)

 オリンピック関係者へのワクチン接種について、もう間に合わないのではないか、との記者の質問に対して丸川は「そもそもワクチン接種を前提としないで大会準備を進めている。より安心な大会のための接種体制」などと言い出した。IOCの「選手の8割がワクチンを接種している。」という現実と完全に矛盾している。本当にワクチン無しでなんとかなると思っているのか。この丸川という人物は本当に絵空事の机上の空論しか出て来ないらしい。
(2021/06/29)

 ボランティアに対するワクチン接種が間に合わないのではないかとの質問に対して丸川は「1回目の接種で一次的な免疫をつけていただくということ」などと言ったそうだが、「一次的な免疫」とは何か‥‥意味不明だ。東大出ということだが、何を勉強してきたのだろう。
(2021/07/01)

カラオケでの感染

 今日の大分県の新型コロナウイルス感染者数は30名と発表された。このところの新規感染者が数名だったのだが、突然の増加だ。内訳を調べてみると、特に目立つのは60才代〜70才代の10名がカラオケでの感染とのこと。若者の無防備な行為がよく問題にされているが、上記の件については70才前後の高齢者だ。筆者も既に後期高齢者なので極力人混みの中には行かないようにしていて、カラオケなどはトンデモナイと思っているのだが。高齢者の上記のような状況を聞くと情けないと思う。自制心が働かないのか、大分の感染者が比較的少なかったので油断しているのか。そういえば、政界で頻繁に起きている「多人数の会食問題」も、殆どが高齢政治家だ。やはり、自制心が働かなくなっているのか
(2021/04/21)

 4月21日にカラオケでのクラスターが発生して、3日後の今日、感染判明者は一挙に76名に膨れ上がった。その内、カラオケ関係者は、29名に及ぶ。その他は、会食・飲食によると考えられるものが15名、家族からが10名とのこと。カラオケクラスターは殆どが60才以上の高齢者だ。暗澹たる状況だ。変異株が広まり出した状況で、なぜ、最も危険なカラオケなんぞに行ったのか。つくづく、浅慮にあきれる。会食・飲食によるものは主に20〜30代の若者だ。これも腹立たしい。
(2021/04/24)

ディジタル化推進法案

 表記法案が衆議院を既に通過しているのだが、その法案には行政機関等が保有する個人情報の目的外での利用又は第三者への提供は、『相当の理由』『特別な理由』があれば可能」との条項がある。「相当な理由」にも「特別な理由」にも具体的な条件が付いていない。恐ろしいことだ。個人情報保護に関してこんな大穴を設けている法案がやすやすと通過する。これでは時の政権によってどんな悪用がされるか分らない。非常に危険だ。実際、ある事案で裁判を起こしたグループの情報が現在は匿名だが権力組織に伝わっていたりする。今後は氏名明記で伝わるのだろう。日本が中国化する兆しだ。
(2021/04/21)

香川政夫強化委員長辞任

 オリンピック空手の香川政夫強化委員長がパワハラ問題で辞任することになった。練習中に剣道の竹刀を振り回して、選手の目に当たって、負傷したとのこと。これは傷害事件だ。少なくとも過失傷害で逮捕されて良い案件だ。
 そもそも、スポーツの練習になぜ竹刀が必要なのか。どうも日本のスポーツ界にはパワハラ暴力体質が染みついているのではないか。こういった体質を払拭できないで、自由・平等を謳うオリンピックへの参加など噴飯ものだ。
(2021/04/07)

厚労省役人の宴会

 厚生労働省の職員23人が深夜に及ぶ宴会をしていた。これについて、加藤勝信官房長官は「「一体、何をやってんだ」と怒りを露わにした。そして、宴会の首謀者の課長を官房付に更迭した。現在の状況では、コロナ対策の根幹を担う部署の責任者としては当然の処分とは思うが、一方、同様のことをやった自民党の政治家に対する処分の曖昧さ・軽さが目立つ。政治家や閣僚の同様の行為については曖昧・緩い処分だが、役人に対しては妙に威勢が良く処分をしているのは非常に不愉快だ。
(2021/04/05)

停止時N−レンジは有害か

 筆者の車はホンダMobilioWTという車種で、駆動系は[CVT+湿式多板クラッチ]になっている。この車の運転では信号停止などの停止時にギアをニュートラルに入れている。これは筆者としては、D−レンジでの停止時の半クラッチ状態を避けることにより、クラッチの寿命を伸ばそうとの意図がある。ところが、ネットでは「AT車の停止時ニュートラルシフトはトランスミッションの故障につながるのでやってはいけない。」と書いてあるものが多い。ただし、良く読んで見ると、これは液体トルコン車についてのものであり、[CVT+湿式多板クラッチ]車には当てはまらないのではないかと考えていた。これは正しいのか。
 ネットで調べて見ると
ホンダのCVTはスタートクラッチシステムという電磁ソレノイドバルブに依る湿式多板クラッチを使用しているので、(停止時−Nレンジの)悪影響は有りません。

という記事があった。少なくとも、メカ的に悪影響はなさそうである。しかし、
「ニュートラルアイドル制御」の導入が近年進んでいる。「ニュートラルアイドル制御」などは手動によるN→D操作より負荷の変動をさせることなくスムーズに発進できる制御もなされているからだ。

という理由で、停止時ニュートラルは必要無いと書いてある。確かに、モビリオでD−レンジに入れたまま停止していると、最初はエンジンの振動が大きいがしばらくするとエンジンの振動が低くなる。これはクラッチの接触圧が下がってエンジンに対する負荷が減ったことによると推測される。ただ、これでも半クラッチ状態は続いているには違いは無い。筆者のように停止前にN−レンジに入れると直ぐにエンジンはアイドリング状態になり、エンジンの振動はほとんど感じなくなる。D−レンジのまま停止していても、N−レンジで停止していても、エンジン回転数は750rpmに保たれたままなので、D−レンジで停止しているときは摩擦に打ち勝って750rpmを保とうとしてガソリンを多く供給しているはずであり、多少なりとも燃費の悪化を招いていると考えられる。筆者の場合、発進は[(N−レンジから)D−レンジシフト<同時>ブレーキ解除→車の動き出しを確認→アクセルを踏む]という手順で発進操作をしていて、発進時は極めて円滑である。
 ATにおけるN−レンジ使用に否定的な意見として
Nにしておくと、発進の際、ついDに戻すのを忘れてアクセルを踏む→発進しないので焦ってさらに踏み込む→エンジン回転が上がった状態でNレンジのままであることに気付き、慌ててDに入れる→急発進して追突

ということがあるので危険という意見もあるが、そんな事故は本当に多いのだろうか。そもそも、筆者のように、[(N−レンジから)D−レンジシフト<同時>ブレーキ解除→車の動き出しを確認→アクセルを踏む]という手順で発進操作をやっている限り上記のようなことはまず発生しないと考えられるし、からぶかしのままDに入れるなどというのはトランスミッションなどに悪影響があるのでやらない。何かの拍子で空ぶかしをしてもアクセルを戻してからシフトする習慣だ。こういった発進操作で発進のタイミングが遅くなり後続車に迷惑が掛かるという意見もあるが、上記の発進の仕方で並走する車に発進で遅れを取ったことは無い。ただし、筆者は急加速はしないので、発進で遅れをとらなくても次第に遅れるということは良くあるが。
 そもそも、発進時に動き出しの方向も確認せずにいきなりアクセルを踏むというような運転は危険
(2021/03/22)

武田良太

 16日の衆院予算委の質疑。東北新社側から外資規制違反の報告をしたと名指しされた鈴木部長が、武田総務大臣の前を通って答弁席に行く際、筆者には「記憶がないじゃろ」と聞こえる声があがった。その後、鈴木氏は「私自身はそのような報告を受けた事実に関する記憶はございません」と力強く答えた。
 どうやらこの「記憶がないじゃろ」という声は武田総務大臣の声らしい。鈴木部長に「記憶が無い」という答弁をさせようとしたようだ。国会では何でも「記憶が無い」で押し通そうとし、明確な証拠が上がると証拠が上がったところだけ認めるというパタンが常套的になっている。武田氏は自身のNTTへの利益供与職疑惑で「国民の疑惑を招くような会食や会合に応じたことはない」と繰り返していたが、証拠が出てくると会食したことだけは認めた。この人物も国民をなめ切った嘘つき内閣の一員だ。
(2021/03/19)

 安倍派がパーティー券問題で追求されていて、岸田首相がパーティー自粛を指示している正にその時に政治資金パーティーを開いて「パーティーは重用な政治活動だ。」と言っている。この男のパーティー券収入は非常に多い。
 盗人猛々しい
(2021/12/14)

赤木ファイル

 森友学園問題で「赤木ファイル」という記録の存在が問題になっていて、政府はその存在さえも口を噤んで明かにしようとしない。ところが、近畿財務局の元上司と赤木さんの妻の会話とされる音声データが3月10日、野党ヒアリングで公開された。内容は「パラッとだけ見たんです。『うわ〜、めっちゃきれいにて整理しあるわ』と。全部書いてあるやんと。どこがどうで、何がどういう本省の指示かっていうこと」などの発言が明かになった。この期に及んでもまだ麻生財務大臣は「裁判の論点になっている。裁判に不当な影響を及ぼす恐れがある」など根拠にならない言い訳をして回答を拒んでいる。腐りきっいる
(2021/03/11)

 政府が「赤木ファイル」の存在をやっと認めた。これまで、理由にならない理由をあげて存在さえも認めて来なかったが、裁判所の請求により、ようやく存在だけは認めた。ただ、内容の公開については「裁判と関係ない個人情報など、一部を黒塗りする処理をしたうえで開示する。」としているので、真っ黒に塗りつぶしたな文書が出てくる可能性があるどんな状態の文書がでてくるか監視が必要だ
(2021/05/09)

平成30年エネルギー基本計画について

 2018年エネルギー基本計画が環境省のホームページに掲載されている。これは、カーボンニュートラルを目指して策定されたらしいが、原子力発電については、未だに、嘘を平気で書いてある。(青字)
 この計画を見ると、カーボンニュートラルは口実で、原子力発電をとにかく推し進めたいという魂胆が見えみえだ。
「2030年度には再生可能エネルギーの導入促進や、原子力規制委員会により世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた原子力発電所の再稼働を通じて、‥‥」
原子力規制委員会の「実用発電用原子炉に係る新規制基準の考え方について」の最初のところで、「原子力規制委員会の独立性・中立性」を謳っているが、これまでの規制委員会の姿勢は、如何にして原子力発電所の再稼働をするかに向っているように見える。
原子力規制委員会の委員の選出には、原子力についてどのような見解を持っているかを明確にして、推進側に偏らない人選が必要だ。
「運転コストが低廉で変動も少なく、運転時には温室効果ガスの排出もないことから、安全性の確保を大前提に、長期的なエネルギー需給構造の安定性に寄与する重要なベースロード電源である。」
まだ、こんな嘘八百を並べ立てている。日本のような狭い国土で原子力発電所を設置するために必要となる費用は、当該自治体に対する莫大な補助金や、安全対策、放射性廃棄物処理そして、福島のような事故が起きたときに必要になる気が遠くなるような費用と時間を考慮すれば、「低廉」どころか「非常に高価」な発電方式だ。更に、「長期的なエネルギー需給構造の安定性」も、原子力発電のような集中的巨大電力供給施設は、一旦、発電所あるいはその周辺施設で事故が起きて送電が急停止すると、電力網への影響が非常に大きく、ドミノ倒しのような連鎖的な発電所の停止を招くことは、北海道の例からも証されている。また、「変動も少なく」は実際は「急な負荷の変化に着いて行けない。」と言う事であり、それを「重要なベースロード電源」などと言う耳当たりの良さそうな言を弄して誤魔化そうとする姿勢は詐欺に近い。むしろ、小規模な分散型の電力供給網の方が安定的な電力供給に向く。

「日本の場合、豊富な海岸線を利用しての風力発電や波力発電、潮力発電に太陽光や地熱発電を組み合わせるのが最良と考えられる。
 我が国の排他的経済水域に豊富に眠ると見られているメタン89ハイドレートや金属鉱物を商業ベースで開発が進められるようにするための技術開発を中長期的な観点から着実に進めていく。」
この方向性は良いが、「中長期的な観点から着実に進めていく」という表現からは、いかにも及び腰で本気で、国防上の緊急事項として進めるという姿勢が感じられないこの分野こそ、中国などに先を越されないように今の内に喫緊の課題として全力で開発を進めるべき分野だ
(2021/03/07)

 日本原子力発電と関西電力が2018〜2021年度に福井県敦賀市に15億円もの提供元が載らない形の寄付をしていたそうだ。日本原子力発電には政府からの税金の投入が東京電力を経由して注ぎ込まれている。関西電力にも国の税金から電源立地地域対策交付金などさまざまな交付金が投じられている。結局、国民の税金を不明朗な形で原子力発電に回していることになる。こういった金を含めると「原発の運転コストは低廉」が嘘八百であることは明白だ。
(2021/03/08)

村上陽一郎

 以前にネット上でツェノンのパラドクス紛いについてある人と議論した際に松野浩一郎氏が現代的な微分の概念を理解していないのではないかとの疑いを持ったが、松野氏の主張の元になっているのが村上陽一郎という東大教授の科学哲学者の主張だと言っていた。思い立って、村上氏の主張を調べて見て仰天した!。村上氏の主張は以下の通りだ。
 瞬間速度という概念が、微分という便宜的な算法を使わずには成り立たない、あるいは概念上の困難がある、ということを前回に述べた。日常的な考えに従えば、速さという概念は、あくまで一定の時間が定義されたとき、その時間内に移動する距離との比によって与えられるものだからであり、「瞬間」である限り、そこには一定の値を持つ「時間」が定義できないからである。
 それを微分を使って切り抜けて、見事に成功をおさめたのが、近代力学であった。しかし、そこに争い難い問題が残ることも確かである。
 それは結局時間幅をゼロに近付ければ移動距離もゼロに近付くはずなのに、移動距離のほうだけはゼロにならない、という微分の言い抜けである。
(村上陽一郎、科学哲学の窓:時間を巡って、『図書』1999年3月号、58-59頁より)
 この人は1次関数計算もできない人なのか!あるいは頭がおかしくなってしまったのか。これでよく東大教授、それも科学哲学の教授になれたものだ。例えば、距離f(t)が、f(t)=ktという場合を考えてみれば簡単に解ることだ。高校数学での微分は

  {f(t+Δt)−f(t)}/Δt

で、Δtを0に近づけた時にどうなるかと言う計算になる。f(t)ktの場合上式は

  kΔtΔt

となり、分母(時間幅)が1/100になれば、分子(移動距離)も1/100になり、分母が1/1010 になれば、分子も1/1010 になって、決して「時間幅をゼロに近付ければ移動距離もゼロに近付くはずなのに、移動距離のほうだけはゼロにならない。」などと言う事にはならないことは中学生でも解る。どこでこんな高校生でも間違いを指摘できるトンデモナイ誤解をしたのだろう。この人は数学を道具として使う技術は習得したが、数学を理解はしていなかったのだろう。
 現代の微分は、0/0などという破綻の無いε−δ論法を使った定義になっている。ε−δ論法は大学の理系の数学で習ったはずなのだが、高校レベルの微分も理解できない村上氏には大学レベルのε−δ論法を使った微分の概念が理解できなかったらしい。同氏が「哲学」に走ったのも、大学レベルの数学や物理学を理解することが出来なかったからではないか。
 村上氏は教育行政に深く関わっているらしい。そして、科学知識を過度に相対化する傾向にあるようだ。こんな人が教育行政に関わっていて、まともな科学教育を推進できるのか
※ 相対主義者は、真理が各社会やそれぞれの方法論的アプローチにとって、また各個人によってすら、異なっているかもしれないし、また事実しばしばそうであるとする。
 真理の相対化の問題点は科学的真理が常に実験その他による検証によって観測との整合性を確認されていることを無視していることである。例えば、病気を怨霊が原因とするか細菌が原因とするか、それぞれが「真」であるとして、病気に対する効果的な治療法はどちらの立場が得られやすいかを考えれば明らかである。「細菌を殺すあるいは細菌の活動を止めることにより治療できた。」という事実を受け入れるならば真理の相対化が間違っていて科学的真理の方が常識的な意味の真理に近いということになる。
(2021/03/04)

イベルメクチンについて

 イベルメクチンの新型コロナウイルス感染症に対する治療効果が世界中から寄せられているが、日本の厚労省はそれをほとんど無視した状況にある。どうも、現在の「有事」にも、厚労省は責任を取る覚悟が無く、「平時」の対応でやろうとしている。保身のなせる業らしい。アビガンにしてもイベルメクチンにしてもDBTのような平時に行う厳密な検査に基づく科学者の意見に委ねて、思い切った政策を取ることなく、責任を科学者に転嫁したい下心が見え透いて仕方が無い。
 折角、日本人が開発した非常に高い有効性が予想されるものを、日本政府が生かすどころか潰して来た例は薬だけではない
(2021/02/28)

福島第一原発3号機地震計故障放置

 福島第一原発3号機の地震計2台が故障したまま放置されていて、2月13日の震度6強の地震のデータを取れていなしことが判明した。昨年には故障していたが放置されていたとのこと。原発建屋の劣化の程度を調べる重要なデータが取れなかったのだ。東京電力の無責任さがまた露呈したこんな会社に原発は任せられない
(2021/02/23)

あるビーガンの意見

 さるビーガン推進のキャンペーンの勧誘に下のようなことが書いてあった。

動物にも、人間と同じように恐れや不安を感じる気持ちがあるのです。動物の命を蔑ろにすることが許される程、人間ってそんなに偉いのでしょうか。

 この人は大きな勘違い/間違いをしている。人間が肉を食べるのは人間が偉い(キリスト教では人間は「偉い」存在らしいが)からではない。人間が雑食性だっただけの話だ。肉食動物が他の動物の肉を食べるのも「偉いから」ではないのと同様だ。この人は「偉い者」は「偉くない者」を殺して良いと考えているふしがあり気持ち悪い考え方のベースに「人間は特別だ」と考えるキリスト教の影響下にあるように感じる。

 世界的な食糧危機に備えて哺乳類食や鳥類食よりも効率の良い昆虫食(筆者にはかなり努力が必要だが)や植物食を進めるのは意味があるとは思うが、上記のような考え方はおかしいと思う。
(2021/02/23)

竹下亘

 自民党の竹下亘が18日、島根県の丸山達也知事が県内の東京五輪聖火リレーを中止する意向を示したことに対して、「知事の発言は不用意だ。注意しようと思っています」などと言った。地方自治に対して政治圧力紛いのことを言う方がよほど不用意だ。いや、不用意というより、大きな考え違い、民主主義を理解していないクズ発言だこんな感覚で国政をやられていては堪らない。この手の議員は早く一掃したい。またまた、クズ議員の「エビデンス」が追加された
(2021/02/19)

白須賀貴樹

 自民党の白須賀貴樹衆院議員が緊急事態宣言中の今月10日夜に、女性と東京都内の高級ラウンジを訪れて午後10時までいたとのこと。週刊文春よると女性同伴の写真も撮られている。知人の店が困っているので助ける心算だったなどと言い訳にならない言い訳をしているが、自民党を離党しただけ。これで責任を取った心算らしい。国民をなめ切った話だ。自民党議員のクズ振りの「エビデンス」がまた追加された
(2021/02/18)

島根県知事の聖火リレー取止め検討

 丸山達也島根県知事が、県の聖火リレーについて臨時実行委員会で中止の可能性を表明した。勇気ある判断だと思う。聖火リレーは県にとって7000万円もの支出になるらしい。過疎県にとっては大きな支出だろう。リレー中止を検討するのも妥当な話だ。多分、政府その他のオリンピック推進派からは強い反発があるだろうが、PCR検査と陽性者の隔離を徹底して、県の感染者0(2月18日現在)を達成している知事の県民の命を守る姿勢は称賛に値する。せっかく達成した素晴らしい状況を「聖火リレー」というお祭り騒ぎで台無しにする可能性もある。それも丸山知事にとっては耐え難いことだろう。世界中で感染が蔓延しているこの状況でオリンピックなどと浮かれている場合ではない
(2021/02/17)

 島根県の隣の鳥取県知事は、「聖火リレーについては準備作業を止めている。」とのコメントを発表した。コロナ下で実施するには財政的に負担が大きいことが理由とのこと。妥当な判断だろう。
(2021/02/17)

 丸山県知事の「聖火リレー中止検討」発言に対して、オリンピック組織委員会が「協定は秘密保持が原則のはず」などといちゃもんを付けたそうだ。これに対し知事は「契約違反と言いたいのだろうが脅しだと思っている。こういう協定を結ばせるなら、ろくでもない組織だ。公益財団の認定を取り消してもらいたいくらい。」と厳しく反論している。その通りだと思う。何でも隠して不透明なまま事を進めようとする組織委員会や今の政府の方が公共的な組織として外道だ。
(2021/02/23)

菅義偉の息子の接待疑惑

 衛星放送を手がける「東北新社」の菅正剛氏が総務省の谷脇康彦総務審議官と会食し、同社は数万円する食事代を支払い、タクシーチケットを渡すなどしたという。「週刊文春」は接待の様子を取材、違法とされる金券授受の瞬間などを撮影しているそうだ。
 菅義偉は「息子は別人格だ。」と言っているが、菅義偉が総務大臣時代に、政治と無縁のミュージシャンであった正剛氏を総務大臣秘書官に登用して霞が関の中で顔を売らさせた過去を見ると、計画的な筋書が見え隠れしていて、「別人格」なのは事実だがそんな事は話をはぐらかしているに過ぎず、政治的な強い繋がりがあることは疑う余地か無い。明かに、菅義偉の威光を利用して政治的に動いている。正剛氏が東北新社の部長職に就いたのもそうした経歴と菅義偉の息子ということが関係していることはほぼ間違いが無い。。
 総務省は、電波法に基づき放送の許認可を行う。その事務次官候補が、衛星放送を手がける会社から接待を受けたことはほぼ確実であり、明らかな国家公務員倫理規程違反にあたる。それでも政府は事実解明に後ろ向きだ。
(2021/02/16)

 この件に関して週刊文春が会食時の会話音声を発表した。多分、政府は「本人の声というエビデンスが無い。」などと誤魔化すのだろうが‥‥。
(2021/02/17)

 週刊文春が出した音声の主が自分達であることを白状した。結局汚職事件ということがはっきりしたが、菅義偉はまだグズグズして、認めようとしない。いつから日本の政治はこんな情けないことになったか。以前からその傾向はあったが、以前と段違いに汚くあからさまになったのは安倍晋三からではないか。森加家桜問題あたりからデタラメな政治の私物化が顕著になってきた。安倍政権が垂れ流した害毒が日本を蝕んでいる。
(2021/02/20)

 接待疑惑で総務省の役人11人が懲戒処分になった。政府はこれで幕引きにする心算らしいが、とんでもないことだ。贈賄側も徹底追及して何があったかを明かにせずして、公正・公平な行政が行われているか分らない。これを拒むということは不公正な行政が行われたと考えるしかない
(2021/02/24)

東電社員の原発制御室不正入室

 東京電力の社員が無断で他人のIDカードを使って原子力発電所の中央制御室に入ったとのこと。そして、その報告を受けた原子力規制庁は四半期ごとの報告事案としていた。
 原子力発電所の中央制御室に簡単に侵入できるとは恐ろしいことだ。他人のIDカードが簡単に手にはいってしまうとは、東電の安全管理体制の杜撰さが浮き出ている。こんな会社が原子力などを扱ってよいのか。危険極まりない。
 更に、原子力規制庁がこの事案を重大視していない。これも、国防上非常に拙い。国防を何と考えているのか。原子力規制庁も東電と同じ穴の貉、杜撰な組織だ
(2021/02/10)

 東電の柏崎刈羽原発のテロ対策が原子力規制委員会で最悪の評価に。なった当然だろう。原子力規制委員会が上記のような杜撰な体制を放置するとしたら、原子力規制委員会は存在意義を失う
(2021/03/18)

軍事政権

 ミャンマーで軍事クーデターが起きて、軍が国を支配するようになった。民主勢力が選挙で圧勝して、軍と富裕層が自らの支配力が危うくなるのを嫌ってのことらしい。
 軍が政治の中で大きな力を持つ国は軍の独裁国家になりやすく、国民は虐げられ何時命を奪われるか判らない酷い状態に置かれる。昔の日本はその典型だが現在でも北朝鮮他多数ある。世界の民主国が協力してそのような国の虐げられている国民に支援をするべきだろう。ミャンマーの場合は独裁国中国がそれに反対していて国連が機能しないので厄介だ。
 今の日本も軍隊が好きで独裁的な内閣が続いていて、若い人たちも独裁を好む人が増えているようで、ちょっとでも油断すると戦前のような軍事国家に戻る可能性があり心配だ
(2021/02/07)

COVID-19ワクチン

 COVID-19ワクチンがかなり有効であることが判ってきて、各国で輸入されている。既に、輸入の争奪戦の体をなしている。ファイザー社のワクチンの製造工場があるベルギーを含むEUはワクチンをEU外に出すことを制限する方向にあるようだ。こうなると菅義偉の言うような日本での迅速なワクチン接種が可能かどうか怪しくなってくる。
 日本は食料やエネルギーなど国民の生命線となるものを輸入に頼っていて、ワクチンも自国生産に力を入れず、輸入に頼ろうとする姿勢は相変わらずだ。
 日本のワクチン開発に掛けた/掛ける予算は2020年度で実質1000億円、2021年度は「ワクチン・治療薬の開発・安全性の確保等」に1606億円つまり実質開発費はおそらく1000億に満たないのではないか。2021年度の防衛費5兆3000億円余りに対してあきれるほど少ない。今、現実にあるコロナ危機に対して予算を投入せずに今すぐ必要ではない防衛費に莫大な予算を投入し、これで国民を守るなどと見当外れをやっている愚かさ。今は、防衛費を削って国産ワクチン開発に力を注ぐことが実質的な防衛になる。そもそも「防衛」を「戦争する」ことと勘違いしている輩が政治をやっているからこんなことになる
 食料にしろエネルギーにしろワクチンにしろ、他国に頼らないで供給できる体制を作らないで「国民の生活と命を守る」などというのは噴飯ものだ
(2021/02/05)

 ワクチンの接種スケジュールは当初の計画よりかなり遅れる見通しだ。既に、ワクチンの取り合いと供給側の調整が始まっている。この状況下で7月までにワクチン接種者が数千万人になるとは考えられない。オリンピックは無理だろう。
(2021/02/19)

 中国が中国産の不活化ワクチンを武器に各国に進出している。正に、ワクチン戦争の体をなしてきている。これに対して日本はどう対処するのか。日本政府は「国防」という意味で非常に無力だ。
 もし、日本が十分な予算を投じてワクチンを開発製造できていれば、各国に提供することにより、世界での有利な地位を獲得できていたはずだ。これこそ「国防」だ。「国防」を武力と勘違いしている愚か者が支配している今の日本政府では絶望的だ
(2021/02/24)

 コロナワクチンの接種が微々たるものではあるが始まった。ところが、既に5件の廃棄があったとのこと。東京八王子では予約者が接種に来ずに2件の廃棄があったとのこと。予約者が状況の変化で来れなくなることは当然考えられることなのだが、なぜ、「補欠候補者」のようなものを指名しておかなかったのだろう。こんなことは誰でも判ることだと思うが。八王子市は「公平性に問題が生じる。」のような言い訳をしているが、補欠候補者を指名することがどのような「公平性の問題を生じる。」というのだろう。不可解な話だ。報道によると八王子市では医療関係者のワクチン接種率(一度でもワクチンを接種した人)が16%とのことで、その状態で高齢者に接種を始めたらしい。結局、政府がワクチン輸入の失敗を糊塗したい余りに、一般人の高齢者への接種を強引に始めさせたというのが実情らしい。どこまで腐った政府なのか。
(2021/04/13)

河井杏里

 公職選挙法違反で有罪判決を受けた参院議員の河井杏里被告(47)が議員を辞職することになった。これは当然の結果と思うが、その原因を作ったと考えられる安倍晋三になにも咎めが無いのはおかしい。同じ自民党の対立候補の10倍の1億5000万円もの選挙資金を与えて選挙違反を誘発して強引に当選させた責任は見過しにしてはならない
(2021/02/04)

森喜朗

 JOC会長の森喜朗が「女性理事を4割というのは、女性がたくさん入っている理事会、理事会は時間がかかります。これもうちの恥を言います。ラグビー協会は倍の時間がかかる。女性がいま5人か。女性は競争意識が強い。誰か1人が手を挙げると、自分もやらなきゃいけないと思うんでしょうね、それでみんな発言されるんです。結局、女性はそういう、あまり私が言うと、これはまた悪口を言ったと書かれるが、必ずしも数で増やす場合は、時間も規制しないとなかなか終わらないと困る。そんなこともあります。」と発言したそうだ。
 この人物の下劣さは色いろな発言でおよそ見当は付いていたが、まあ、あきれてしまう。「女性は競争心が強い」などというのは何を根拠にしての主張なのか。謝罪会見をしたが相変わらず「誤解を招いた」などと言っている。誰が「誤解」をしたというのか。国民を舐めた態度は全く改まっていない。
 国旗損壊より、こういった発言の方がよほど日本を貶める重罪だ。こう言った発言が、国際的に注目される人物から出てくるようでは、日本は世界からの信用を失う

即刻、JOC会長や他の重職から追放するべきだ

(2021/02/04)

 森喜朗を擁護する意見の中に、「上記の部分だけを切り取っているから主張は間違っている。終りの方でオリンピック組織委員会の女性は違うと言っているではないか。」というものがあるが、擁護したいあまり、論理的に破綻した贔屓の引き倒しであることが判らなくなっいるのではないか。前の文は女性全体に対して言っていて、後の取り繕いのような話は組織委員会の中の女性を持ち上げているだけで、特殊な例について言っているので、女性全体に対しての差別的な言動を打ち消していることにはならない。また、「全文を読めば森喜朗の言いたかったことは差別ではない。」というのもあるが、本人が言いたくなくても本音が出てしまっただけの話なので、差別発言をした事実は消えない
 「切取り」は誤りを生じる可能性があるので注意は必要だが、誤りを生じない切取りもあるので、切取り全てを「切取りだからダメ」というのも、粗雑すぎる見方だ

 留任を主張する意見の中心は「余人をもって代えがたい」というものだが、森喜朗が居なければできないようなオリンピックなら止めた方が良い
(2021/02/10)

 森喜朗が組織委員会会長を辞めることになった。当然の結果だと思うが、後任が組織委員会の評議員の川淵三郎氏(84)とのこと。同氏も「オリンピックは絶対にやる。」と言っている。この期に及んでは潔く「中止になった場合の施策」についても言及するべきだが、菅義偉が安倍晋三の意を受け継いだのと同様に、森喜朗を相談役にすると言っている川淵三郎も、森喜朗の意を受け継いで行く気配だ。これでは組織委員会の後進性が改善される可能性は非常に低くなるのではないか。
(2021/02/12

 JOC会長が橋本聖子氏になった。同氏は森喜朗一門の生徒らしいが、発言を聞くと、やはり「オリンピック開催」しか考えていないようだ。コロナワクチンが7月までに行き渡る可能性が低くなった今、まだ開催にしがみついていて、中止の場合の話が出てこないのは無責任だ。
(2021/02/19

 オリンピック疑獄で高橋治之容疑者他に続いてついに森喜朗が検察に事情聴取された。スポンサーとして出版業界を入れるという話のときに、講談社と角川が呼ばれたが、森喜朗が講談社を非常に嫌っていて、高橋は講談社と森喜朗との間を取り持つ意図があったらしいが、森喜朗は「講談社を入れるなら自分は組織委員長を止める。」とまで言って断固として講談社を退けたとのこと。この森喜朗の講談社嫌いは森喜朗が若いときに買春で逮捕された(起訴猶予にはなったが)ことを講談社が「フライデー」で取りあげたことで恨んでいたのだそうだ。自分が犯罪を犯していながら逆恨みもいい所だ
(2022/09/10

 自民党の、パーティー券による裏金問題が大問題になっているが、多額のパーティー券代金が裏金にされるという構造は森が総理になった時かららしい。この男は自民党の裏金問題の元凶のようだ。この男も早く日本から追放されるべき毒物だ
(2022/12/14

 自民党の裏金疑惑で、安倍の死後、裏金の継続を決めたのが森だったらしい。そもそも、政治新規パーティーのキックバックを始めたのが森だったことが状況証拠的にほぼ明らかなので、裏金継続を決めたのが森ということもほぼ確実な話だ。しかし、事情を良く知っているはずの下村博文が政治倫理審査会でも森については口をつぐんだままに終わった。
 森喜朗については、森がトップを務める嘉納治五郎財団の5億円オリンピック買収疑惑で内情に詳しいJOC経理部長が鉄道自殺(したことになっている)事件での関与が疑われている。森は右翼と親しい関係にあり、暴力団とも繋がりがあると推察される。その筋を使って殺したという疑いがある。また、石井紘基衆議院議員の刺殺事件にも何等かの関与が疑われている。
(2024/04/08

政権議員の銀座クラブ夜遊び

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言下で、自民党の松本純、大塚高司、田野瀬太道と公明党の遠山清彦議員が銀座のクラブなどを女性2人を伴ってハシゴしていたことが発覚した。しかも最初、松本議員は「自分一人で陳情を受けていた。」などと言い訳していたが、結局、それが嘘であったことが判明して、自民党の松本、大塚、野田、は離党、公明党の遠山は議員辞職になった。そもそも、陳情を銀座のクラブで受けるなどというバカバカしい言い訳をよくもまあ言えたものだ。本当にバカとしか言いようが無い。自民党の3名は離党で責任を取ったつもりらしいがとんでもない、議員辞職以外に無い。この輩は自分を律する力が皆無なのか、あるいは自分達は選ばれた(には違いないが)特権階級だと思っているのか。どうも、その両方ではないかと推測される。低レベルの話だ。それでよしとしている党幹部も同レベル同罪だ。
 今の政権は自律もできないクズの集まりらしい
(2021/02/02)

愛知県知事リコール運動の不正

 愛知県知事のリコール運動で選挙管理委員会に提出された署名43万5千の内36万余りが不正な署名の疑いが濃いとの報道がなされた。
 民主主義が嫌いらしいトランプ支持者が選挙結果を「不正」だと主張して暴力などの民主主義に悖る行為で覆そうとしたのと、民主主義が嫌いな輩が不正までしてリコールを通そうとしたことは何か共通する匂いを感じる。
 これに関して、16万程度集まった段階で既に不正の疑いが報道されていたが、このリコールの中心的人物である高須クリニックの高須克弥は「陰謀」とか「印象操作」などと言っており、43万の署名が集まり36万余りが不正な署名であったことが選挙管理委員会から発表された今でも「陰謀」だと主張している。同氏は、今の政権を批判する人に「あなたは日本人ですか?選挙で選ばれた政権を批判するのは日本人を批判するのと同じですよ。」などとめちゃくちゃな論理で批判している。政権批判を封じようとするのは民主主義の根幹をなす言論の自由を損なう危険な傾向だ。同氏は民主主義の破壊を目論む輩の一人だ。安倍晋三も「印象操作」を何度も口にしていたが、最近、民主主義が嫌いな輩が反論できなくなると用いる誤魔化しの典型に見える。折しも、ミャンマーで選挙に負けた軍勢力がクーデターを起こした。「選挙で不正があったから。」と主張しているようだ。この手の、民主主義が嫌いな連中は、不利な状況になると「陰謀」とか「印象操作」、「不正があった」とか言い出して誤魔化そうとするだけでなく、不正な手段を用いてでも状況を覆そうとする
(2021/02/01)

 愛知県知事リコール不正に関して、アルバイトを雇うのに800万円もの金が使われたとのこと。これは民衆が主導してやったことと言うより、誰か個人が金を出した可能性が高い。金持ちや権力者が民主主義の破壊行為をするという事例はよくあることだ。
(2021/02/23)

二階派公設秘書コロナ罹患

 緊急事態宣言が1都3県を対象に発令された1月8日。その当夜、二階派の鶴保庸介元沖縄北方相(53)の公設秘書2人と、門博文衆院議員(55)の公設秘書が、和歌山市内のカラオケバーで飲酒を伴う会食を行い、新型コロナウイルスに感染していたことが判明した。しかも、この輩が和歌山でのクラスターの元になった可能性が高いこの件に関して、鶴保議員も門議員も全く反省の色も無く、言い訳と居直りを通り越して批判に対して和歌山県の条例を引き合いに出して威嚇するようなコメントを出している。派閥のトップがトップだから当然か。クズの集まりということを再確認した形だ

和歌山県令和3年1月21日新型コロナウイルス感染症発生状況説明概要
 360の7番は、40代男性、和歌山市、自営業で、360の1番の知人です。1月19日から症状があり、1月20日に医療機関を受診して陽性が判明し、本日、医療機関に入院しています。
 360番関係ですが、365番関係から始まっています。感染経路としては、1月8日に東京からの陽性者を含めた365番関係者が来店され、そこで飲食やカラオケをしてうつり、その後、従業員にうつり、お客さんにうつっていった可能性が高い。こうしたことから、365番、365の1番、360番、360の1番、360の3番、360の4番、360の6番、360の7番の8名で、クラスターに認定いたします
和歌山県新型コロナウイルス感染症に係る誹謗中傷等対策に関する条例
 和歌山県においても、新型コロナウイルスが蔓延し、このことに対する不安やおそれから、新型コロナウイルス感染症の感染者やその家族、医療従事者等に対する誹謗中傷や風評被害、SNS等による感染者等の特定といった被害が発生しています。
 このような状況を踏まえ、誹謗中傷等が行われない社会の実現を目的とする「和歌山県新型コロナウイルス感染症に係る誹謗中傷等対策に関する条例(令和2年和歌山県条例第64号)」を令和2年12月24日に施行しました。
 本条例では、新型コロナウイルス感染症に係る誹謗中傷等を禁止し、誹謗中傷等を行った者に対して、誹謗中傷等を行わないことやインターネット上に投稿された情報を削除することを促すことなどを規定しています。
 県では、誹謗中傷等が行われない社会の実現に向け、教育及び啓発の実施や相談体制の充実、誹謗中傷等を行った者への取組などを行ってまいります。
 県民及び事業者の皆様におかれましても、不確かな情報や根拠のない噂に惑わされることなく、県や市町村などの正しい情報に基づき、誹謗中傷等を行わないよう、人権に配慮した行動をお願いします。
(2021/01/29)

国旗損壊罪

 日本国を侮辱する目的で国旗を損壊し、除去し、又は汚損した者は2年以下の懲役又は20万円以下の罰金に処するとする「国旗損壊罪」を新設するための刑法改正案を国会に提出した。
 こんな法律は必要ないし、むしろ有害だ。今頃こんな法案を持ち出す意図は何だろう。日本国は好きだが国旗は嫌い、という人の存在を許さない狭量な国にしたいのか。「日本国を侮辱する目的で」とあるが、これが恣意的に拡大解釈されかねないという危険性がある。どうやって「目的」と判断するのか、人の心の中が判るのか。更に「日本国を侮辱する」ことは犯罪になるのか。「日本国」という組織を侮辱したところで、誰か個人に害があるとは考えられない
 外国旗に対しての同様の法律があるから法律的なバランス・一貫性を欠くということを理由にしているが、外国旗の場合は外交関係を悪化させ日本の不利益を生ずる可能性があるからであり、日本人が日本国旗を損壊したところで日本国に対して特に不利益は生じない。まあ、一部の人は不快に思うかもしれないが、表現の自由の範囲内の行為だと思う。
 国旗損壊は本来「器物損壊罪」や「窃盗罪」等で対応するべき事案だと思う。これが、「不敬罪」の提出に発展しそうな気配がして気持ち悪い。
(2021/01/28)

アメリカ国民

 アメリカの大統領にジョー・バイデン氏が就任した。とりあえずトランプのようなアブナイ人物が去ったことは良いことには違いない。しかし、未だにトランプ支持者が40%近く居ることには驚かされる。人々が、トランプのように困難な問題を簡単化して歯切れよく言い切る人物を望んでいるようだ。この傾向は世界的な傾向かもしれないが、宗教の影響も大きい気がする。トランプ支持者にはキリスト教福音派が多いのが一つの証拠だ。
 世に起きる困難な問題のほとんどは複雑で色いろな要素が絡み合っている。これを解決するにはその色いろな要素を解きほぐして、それぞれについて対応することが必要で、解きほぐせない部分が残ることもある。思考が簡単化した人々はそれに耐えられない。それで、困難なものごとを簡単化して歯切れよく断ずる発言をする人物に惹かれるのだ。典型的なのが新興宗教の教祖だ。未解明の事項が残ることに耐えられない人々は教祖の単純で歯切れよいご託宣にとびつく。
 キリスト教やイスラム教もこうした傾向は明確に存在する。アメリカに未だに創造論を信奉している人が多数いるのは一つの証拠であろう。「神様の御心」と言えば話は簡単だ。そのキリスト教が国を支配していることは大統領の就任に聖書に手を置いて宣誓することなどから伺える。アメリカ国民の大多数がキリスト教を信じているのだ。
 簡単に答えを得たがる傾向は子供の時から宗教などの、簡単な答えで心の安寧を得る思考形態に慣らされて育った人に多いように思う。宗教の害毒はここにある。簡単に答えが見つからない状態に耐えられず「神様の仕業」という簡単な答えで解決をつけてしまう。これにより、答えが見つからないない問題に苦しむことを防ぐ効果はあるが、一方で、思考停止に導く。何でも「神様」に帰着してしまえば、簡単に答えが得られて精神的には楽ではあるが、本質的な解決の道を閉ざしてしまうし不合理を見逃してしまう。また、複雑な問題を単純化して粗雑な結論に満足してしまう。実は、この傾向は支配者にとっても好都合なのだアメリカ国民が、宗教から脱却して、苦しくても、諦めずに人間の力で解決・解明の努力を続ける「答えが見つからない状態に耐える力」を養うことが重要だ。
(2021/01/22)

二階俊博

 1月19日夜に放送されたNHK番組で「政府の対策は十分なのか、さらに手を打つことがあるとすれば、何が必要でしょうか。」という質問に対して「それじゃ、他の政党が何ができますか。他の政治家が、何ができますか。今、全力を尽くしてやっているんじゃないですか。いちいちそんな、ケチをつけるものじゃないですよ。」と言い放った。何という傲慢な言い草か。独裁の象徴のような発言だ。質問をケチと言い放つメンタリティーは、政治家であってはならないメンタリティーだこの人物は民主主義国家の政界に居てはいけない。早く、国政から駆逐するべきだ。
(2021/01/22)

 4月4日「GoToトラベル」について「経済効果がある」「恐れとったら何もできない」と述べた。全国旅行業協会の会長をやっていて、旅行業協会の利益が第一らしい。コロナの第4波が始まっているのに、日本人の命を預かる政治家としては論外だ。もう、この人物は政治の中心にいてはいけない。
(2021/04/05)

 統一教会問題で自民党の支持率が低下していることについて、「電報を打ってくれって言われりゃ、打つんですよ。『応援してやろう』と言ってくれたら、『よろしくお願いします』っていうのは、もうこれは合言葉ですよ。モノ買いに来てくれたら、『毎度ありがとうございます』って商売人が言うのと、同じなんですよね」「国葬は当たり前だ。やらなかったらばかだ」などと発言した。商売と政治を同一視するデタラメさ。相変わらずの傲慢ぶり。この国民との乖離の酷さは独裁者のものだこんな放射性廃棄物のような老害物は政界から廃棄するべきだ
(2022/08/25)

 「政策活動費」という名目で二階俊博には50億円もの金が渡っていた。そして、その使途は何に使っても報告義務が無いので全く不明だ。法律がザルというより底抜けだ
(2024/01/30)

橋本聖子

 橋本聖子五輪相は15日の記者会見で、今夏の東京五輪開催に世論調査の8割が反対意見を示していることについて問われて「様々なご意見があると承知している。‥‥。」などと答えているが、どこに「様々な意見」があるというのだろう。ほとんどが反対で賛成は16%しか無い。これを「様々な意見」と言って誤魔化す安倍・菅路線に乗ると、人間ここまで腐るのか、あるいは初めから腐っていたから安倍菅路線に乗ったのか
(2021/01/16)

 橋本聖子氏がJOC組織委員長になった。森喜朗の子分のような人らしいが「何がなんでもオリンピック開催」の姿勢は改まるのか。コロナワクチンの先行きが怪しいのだが
(2021/01/19)

 新型コロナウイルス新規感染判明者が879名となり前週の635名に比較して244名増になっている。もう、大阪に続いて東京も医療崩壊の兆しが見えてきた。これでも橋本オリンピック組織委員長はまだ「無観客でもやる。」と言っている。もう、敗戦間近の軍部の「竹槍作戦」の様相だ。異常と言う他ない。
(2021/05/02)

石破茂

 自民党国会議員に会食自粛を求める通達を出した1月8日、石破茂は9名のアルコール付きの会食をしていた。「石破茂、お前もか!」と言いたい。石破茂は自民党の中でもまともな議員と思っていたが、残念だ。そもそも、酒と食事がなければ政治ができない政界というのがまともでない。そんな政界ではちゃんとした政治ができるわけがない。
(2021/01/15)

ノーベル賞学者の提言

 山中伸弥氏、本庶佑氏ら4名のノーベル賞学者が新型コロナ対策について提言をした。

  1. 医療機関と医療従事者への支援を拡充し医療崩壊を防ぐ。
  2. PCR検査能力の大幅な拡充と無症候感染者の隔離を強化する。
  3. ワクチンや治療薬の審査及び承認は独立性と透明性を担保しつつ迅速に行う。
  4. 今後の新たな感染症発生の可能性を考え、ワクチンや治療薬などの開発原理を生み出す生命科学およびその社会実装に不可欠な産学連携の支援を強化する。

2.について羽鳥慎一モーニングショウで、本庶氏は補助金をばらまくより、検査にお金を使うほうがコスト的にも社会的にも有効。と発言されていた。誠にもって正しい意見だと思う。感染症学者の岡田晴恵氏もずっとPCR検査の拡充を言っていた。それによって成功している台湾などの事例があるのに、なぜか政府は検査体制の拡充に後ろ向きだ。このことは、既に、昨年の3月ころからずっと言われていたことだ(もっとも、「検査を拡充すると医療が逼迫するので間違い」などという見当はずれの意見をネットに公開していた人もいたが)。また、コロナ専用病院と通常医療の病院を分ける。コロナ専用病院を作って感染者を隔離するとともに、効率的な治療体制にすることも重要だしこれも以前から言われていたことだ。それにはオリンピック村を使えば良い。森喜朗他政府も未だにオリンピック開催に固執しているが、既にオリンピックが開催できる状況にないことは明らかだ。厚生労働省の上層部には科学的・合理的判断をする能力がある人物が居ないらしい。まさか、文系の科学的思考ができない輩ばかりではないと思うのだか‥‥。
(2021/01/14)

川勝平太

 静岡県の川勝平太知事が年末年始、自宅のある長野・軽井沢に滞在していた。「少人数とはいえ会食などのお誘いがあり、それを避けるため。軽井沢の自宅には高齢者はおらず、家内と2人だけで静かに過ごしていた」などと言っているが、静岡県では昨年12月以降、「不要不急の帰省は我慢して控えてください。」と強く要請していたのだから「お誘い」など「自粛中なので‥‥。」と断ればよいだけの話だ。
 このところ、政治家の、自分が市民に要請したことを破る行為が目立つ。一般市民はダメだが自分達は許されると考えている特権意識を持った政治家が多いのか。
(2021/01/08)

森山裕

 自民党の森山裕国対委員長が、国会議員の会食のあり方におけるガイドラインについて、東京、神奈川、千葉、埼玉の1都4県においては、会食の参加人数は4人までとするなどと言っている。この期に及んでまだこんなことを言っている。医師会では「国会議員から率先して会食を止めて欲しい。」と言っている。そもそも、会食しなければ成り立たない会合がなぜ必要か。ネットを使えばいくらでも会議ができる。これもクズ政権の"エビデンス"だ。
(2021/01/08)

吉川貴盛

 自民党の吉川貴盛元農林水産大臣は、みずからの健康状態を理由に、衆議院議員を辞職することを表明した。同議員については、大手鶏卵生産会社の前代表から現金を受け取ったとされる疑惑(事実だろう)があり、追及を逃れるために病院に逃げ込む何時も通りの筋書だ。これも自民党議員だ。自民党議員の不祥事は日常茶飯事になってきた
(2020/12/22)

愛知県西尾市議員

 愛知県西尾市の自民系最大会派「市民クラブ」に所属する市議会議員14人が、今月18日飲酒を伴う懇親会を開いていた。それも、コンパニオン3名を呼んでいたとのこと。事態が発覚しての言い訳が笑える。曰く「議会の反省会」だと。「反省会」にコンパニオンを呼ぶ必要がどこにある。更に、コンパニオンを呼んだのは議員が酒を注ぎ回ることによる感染を防止するためだそうな。この会には、中村健市長や自民党の青山周平衆院議員(比例東海)も顔を出したとのこと。この二人も同罪だ。本来、この二人はこの会を止めるように言う立場にある。やはりクズの集まりだ。
 昨今の自民党員の調子に乗っての愚行は眼に余るトップが範?を垂れているのでむべなるかなだが‥‥。
(2020/12/22)

竹本直一

 自民党の竹本直一前IT・科学技術担当相が、飲酒を伴う政治資金パーティーを開催し、約80人が参加した。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、政府は感染リスクが高い「5人以上」の会食自粛を国民に呼びかけている中、ホテルに迷惑が掛かるからと実施に踏み切ったとのこと。IT担当大臣として無能なだけでなく、状況認識能力も無いらしい。恐らく政界の中を泳ぎ回るHowtoに習熟しただけの人なのだろう。安倍内閣も菅義偉内閣もこんな役にも立たず有害なだけの金食い虫の閣僚の集まりのようだ。
(2020/12/21)

麻生太郎

 菅義偉首相の会食問題について、「5人以上で会食駄目なら、6人家族は家で飯食えないだろ?」と言った。以前からこの人物の言動には国民をなめ切ったものが多かったが、今回の屁理屈には呆れかえる。こんなのが日本を牛耳っていたのでは、日本の未来は絶望的だ。
 家族が家で一緒に食事をするのを誰も止めていない。家族のような場合を除いて、家族以外の他人と多数集まっての必然的でない食事を控えることを言っている。菅義偉首相の会食のような場合はリモートでもできるし政治的な必然性も無い忘年会と聞く。そんなものと家族とを一緒にした屁理屈を平然と言放つ傲慢さは人間として最低だ。
 この手の、政治的支配層の中で育った民主主義を理解していない輩(安倍晋三も二階俊博もそう)、政界の中を巧く泳ぎ回る技術だけを習得した輩は、早く居なくなって欲しい。
(2020/12/21)

 麻生太郎が3月19日に「マスクいつまでやるんだね。真面目に聞いてるんだよ。あんたら新聞記者だからそれくらい知ってるんだろ」などと言った。呆れかえった話だ。この人物の下劣さも呆れるが問われた記者はどうして「それはあんたが答える話だろ!」と反論しなかったのか。政治記者は骨なしなのか。ともかく、麻生のような放射性廃棄物的政治家は日本にとって老害物だ。早く廃棄しなければ。
(2021/03/22)

原子力発電は日本に向かない

 そもそも、原子力発電は経済的でなく、事故が起きた時の対応が非常に難しいのに加え、
  • プレート境界上にあって、何時、巨大地震が起きてもおかしくない地震国であること。(世界全体に占める日本の地震発生割合は,国土面積は世界の0.25%に対しマグニチュード6以上の地震回数で20.89%)
  • 活断層が多く、どこに隠れた断層があるか分らないので原子炉直下で地震が起きる可能性も高い。
  • 国土が狭いので、立地が難しい上、廃炉になったときに活用できない土地になってしまい、狭い国土を更に狭くしてしまう。因みに福島の壊れた発電所が使える土地になるまでには最短でも100年掛かる(日本原子力学会)ことが試算されている。
  • 放射性廃棄物の廃棄場所が無い。海洋投棄漁業に壊滅的な風評被害を与える。
  • プルトニウムの蓄積はテロの恰好の対象になる上、原発はミサイルの恰好の攻撃目標になる。核弾頭を積んていないミサイルが、核弾頭と同様の効果をもたらすことになり非常に危険だ。

原子力発電は止めるべきだ。一部の政治家は、日本が核兵器を所有するべきと考えていて、そのためのプルトニウム保持を正当化するために原子力発電を推進しているのではないかと疑わせる言動が見られる。しかし、プルトニウムを保持していても他国の核攻撃には直ぐには対応できない。もし、他国からの核攻撃に核兵器で対抗するのであれば、現に核ミサイル等を製造・配備して置かなければ役に立たない。それは非常に危険な施策だ。
(2020/12/20)

このごろ印象に残る女優

 このごろ印象に残る女優に多部未華子と佐々木希がある。多部未華子は10年くらい前に初めて見たような気がするが、当時はアニメのキャラクターをリアル化したような印象で、CG的な整った可愛さの印象だった。印象が変ったのはNHKの「ツバキ文具店鎌倉代書屋物語」「これは経費で落ちません!」と民放の「私の家政夫ナギサさん」で、この辺りから「役にうまくはまっている」ということだけでなく、「可愛い女優」から「魅力的な女優」になった。
 佐々木希はツレアイが問題を起こす前は普通の美人女優という印象だったが、問題後、バラエティー番組で頻繁に顔を見るようになって、バラエティー向きなのではないかとの印象になってきた。指原莉乃が問題報道後、殻を打ち破って芸風を広げたように佐々木希も問題が殻を打ち破るきっかけになったように感じる。
 元々、眼が笑っている感じがあり、バラエティーでは明るく朗らかな印象が強い。「美人で朗らか、取りすました感じが無い」というキャラクターは筆者としては好印象だ。
(2020/12/20)

日本原電のデータ改竄(2)

 ことし2月に日本原電が提出した原発の真下を通る断層のボーリング調査結果などをまとめた資料の中で、過去に示したデータの一部を削除し、最新の結果のみを記載していたとのこと。首長の文書改竄癖がお仲間に伝染したようだ。
 日本原電は「より信頼性の高い内容に書き直そうとした結果で、改竄の意図はない。」と主張しているが、とても信用する気になれない。むしろ、他の原発でも原発推進に都合が良いように、同様の改竄があるのではないかと疑いたくなる。
(2020/12/15)

国を売る人達

 北海道で土地その他の不動産が外国資本によって大量に買い取られている。これは恐ろしい状況だ。政府はこれに何等かの規制をする気は無いのだろうか。今の政府は北方領土のことは声高に言うが、このような事態にはほとんど何も対応しないどころか、推奨しているのではないかと疑われる。
 このような状況を放置して置くと日本の国土がどんどん外国のものになってしまうのではないか。政府は国を売る心算なのかこれを放置しておいて、返ってくる可能性が低い北方領土ばかりに国民の眼を向けさせようとするのは売国的行為に見える
(2020/12/08)

大飯原発3,4号機運転差止め判決

 大飯原発3,4号機運転差止め訴訟の地裁判決が出た。原子力規制委員会はこれまで、起こりうる地震の強さに関して、平均値に基づいて判断して運転許可を出していたらしい。もしそうなら明かに科学的におかしい。原子力規制委員会のメンバーには科学者が多数いるはずだが、こんな非科学的な判断をしてきたのだろうか。これほどまでに曇った眼になってしまった原因は何だったのか。「規制委員会」とは名ばかりで「原子力ムラ」の住民の手先らしい。
(2020/12/05)

 原子力規制委員会は、2011震災の後に民主党政権時代に出来たものらしい。この委員会は政権から独立性の高い「3条(国家行政組織法第3条)委員会」という法律的な地位にある。当時、政権だった民主党がそれより緩い「原子力規制庁」というものを提示したところ、野党だった自民・公明党が「独立性が十分でない」と主張して3条委員会としての「原子力規制委員会」ができた。もし、自民・公明が野党でなかったら、元々、原子力を推進してきた自民・公明が3条委員会にするはずが無かったが、とにかく民主党政権の影響力を減らしたかった自民・公明が現在の形にしてしまった。ところが、今の自民・公明政権にとってはこの委員会が3条委員会であることが非常に不都合になってきている。一時の感情で墓穴を掘ったというか自縄自縛になっているというか、愉快な状況になっている
 このように、自民・公明政権にとって扱いにくい委員会ではあるが、この委員会は、基本的に「原子力発電を進めるための委員会」という性格の委員会であって、「原子力発電を廃止するための委員会」でないことは肝に銘じて注意深く監視して行く必要がある。
(2021/01/17)

COVID-19 と菅義偉政権

 COVID−19の感染が第3波の様相を呈してきた。菅政権は経済振興を理由にGoToキャンペーンを続けるそうだが、相変わらず本末転倒の施策が止まらない。

 経済を動かすには検査をして非感染者と感染者を分離して、非感染者に動いてもらう方向が根本的だが、未だにPCR検査を「誰でも、何時でも、何回でも」の体制を作ろうとしない。

 これから寒くなってくるので、このままでは感染者の急増が心配されるが、対策がまるでなっていない。菅内閣も合理的な施策で国民を守る姿勢が希薄だ。何をグズグズしているのか。
(2020/11/11)

 ついに、菅内閣も「GoTo」を一部停止することにした。遅きに失したし、昨日まで「GoToは止めない」と言っていたのに突然のことだ。感染状況がこうなったらこうするといったことを前もって提示することもなく場当たり的に愚策を突然出してくる。旅行業関係者も大迷惑だろう。「GoTo」によって多くの人の気が緩んだ。この連休でも感染拡大にもかかわらず出歩く人が多数見られる。この期に及んで未だに政府は注意喚起しかせず、個人に責任を押しつけ続けている。そもそも、「GoTo」については「感染拡大が収まったら実施」のはずだったし、実施することばかり考えて、停止する場合の政策が無いのは、重大な欠陥政策、いやむしろ政府による人災と言わざるを得ない
 本質的な何時でも、誰でも、何回でもPCR検査を受けられる体制を作ろうとしない口先だけの実質的に何もしないような状況だ。記者会見でも菅首相は記者の質問に何も答えずに去った。この内閣も前内閣と同様、いや、輪をかけて本当に無能でクズで更に民主主義を破壊する傾向が強く、危険だ。国会でも質問にまるで答えようとしないし、答えても支離滅裂・しどろもどろ。同じ「管」でも「管直人()」だったらもう少し合理的な施策と答弁・説明をしたのではないか。実際、菅義偉首相は国民に注意をお願いするだけで、国のトップとしてはっきりした政策・方針を示すでもなく、国会でボソボソと言い訳と誤魔化しをしているだけ

()菅直人が失敗したのは官僚を掌握できなかったことによると考えられる。しかし、菅義偉は人事という恐怖により官僚を掌握できる状況にあり、これまでもこの武器を使ってきた。それにも関わらず有効な施策が出来ないでいる。菅義偉が政治家としていかに無能かという査証だ。
(2020/11/23)

 政府は「GoToトラベル」期間を延長するそうだ。ここは、一旦休止して感染が収まってから再開するべきだ。遮二無二やることしか考えていない。病院のひっ迫が言われているこの時期、大流行の危険性があるのにこの愚策にあきれる。国民の命などどうでも良いらしい。
(2020/12/03)

 大阪府が「医療緊急事態宣言」を出した。もう、医療崩壊が始まっている。これは日本中に当てはまる事態だ。医療崩壊の原因は病床の不足以上に看護師等のスタッフの不足が問題になっている。コロナ病棟勤務の医師そして特に看護師の離職が目立つようになってきている。勤務が厳しくなって疲弊が進んでいるのに加えて報酬が低下しているのが原因だ。政府はGoToの前にこういったところに金を使うべきだ。看護師の他に介護関係者なども勤務の過酷さ・危険さに値する報酬が支払われていないので、有資格者が介護関係以外の職に就く例が多いという。看護師・介護師など直接人に接触する職業の給与体系の抜本的な改善が必要だし、こういうところこそ政治主導が意味を持つのだが、今の政権は自分達の利益のためにしか政治主導を使ってない
(2020/12/04)

 臨時国会が閉会する。「コロナ対策」や「桜を見る会」など、政府が説明しなければならない事案や、議論するべき重要事案があるにも関わらず、政府与党が菅義偉首相の無能さ加減を隠したい、安倍晋三に対する追及から逃れたい、がために閉会に持ち込んだ彼らには保身しかない。無責任極まりない輩だ
(2020/12/05)

 新型コロナ感染症により各地で医療崩壊が始まっている。この期に及んで政府はほとんど無策だ、というより感染を助長する方策を取っている。無能なだけでなく有害・危険な殺人内閣だ。
(2020/12/10)

 ついに、厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボードの委員からも「若い人の不要不急の外出」も控えるようにとのコメントが出された。新型コロナウイルス対策分科会の尾身会長も最近ではかなり強い言葉で「GoTo」の停止を言い出した。それでも政府は「GoTo」を止める気配は無い。こんな狂った内閣は国民のためにならない、即刻辞めて欲しい
(2020/12/11)

 菅義偉首相がニコニコ動画の冒頭で「コンニチワ、ガースーです。」とへらへら笑いながら出てきた。「勝負の三週間」などと勇ましげなことを言っていたが、勝負らしいことをしていた気配すら見えないこの深刻な事態にこの危機意識の低さ‥呆れかえる。そもそも、国会では質問に全くと言って良いほど答えずに、こんなところにはホイホイ出て来て勝手なことを言う。絶望的だ。
(2020/12/14)

 菅義偉首相が突然「GoTo全国一斉停止」を言い出した。散々「GoTo停止は考えていない。」と言っていたのに、安倍晋三の「学校一斉休校」と同じ、場当たり的無計画さ。遅きに失したし、突然なので関係業者も利用者も大混乱だ。どうも聞くところによると、支持率低下がGoTo停止の理由らしい。結局、国民のことなんぞどうでもよく、保身で動く下劣さ本来ならGoToの実施条件・停止条件をちゃんと設定してそれを公示して実施に踏み切るべきだが、無能独裁内閣にそれを期待しても無駄か‥‥。無能で独裁的な内閣は国民にとって最も迷惑な存在だ
(2020/12/15)

 菅義偉首相らが8人集まって忘年会をしたとのこと。その前にも15人の経営者と会合をしていたらしい。会食は少人数で、と言われているこの時期に呆れた行動だ。国民に言っていることと自分がやっていることがまるで反対だ。権力の座について舞い上がっているようだ。頑張って伸し上がったのが嬉しいのか。こんなのが一国の政治のトップではこの国の行く末は真っ暗だ
 この件について西村康稔経済再生相は「一律で5人以上の会食を否定しているわけではなく、‥‥」などと擁護しているが、西村氏は5人以上の会食や忘年会の自粛を再三要請してきたはずだ。もう、無茶苦茶だ。この内閣はクズというより、クソ内閣だ。
(2020/12/16)

 菅義偉首相はこの件について「国民の誤解を招くという意味において、真摯に反省している」と言っているが「バカにするな!」と言いたい。誰も誤解なんぞしていない。無能無策愚行を人のせいにする
(2020/12/17)

 菅義偉首相が再度緊急事態宣言を出すにあたっての記者会見をした。「今回の世界規模の感染の波は、私たちが想像していたものを超え」などと言っているが、バカも休み休み言って欲しい。こうなることはずっと前から分かっていたことだ。感染蔓延を助長する{GoToキャンペーン」などという愚策感染が収まっていない状況で強引に打って危機的状況を招いておきながら、まるで責任を感じていない、犯罪者だ。
 「私はこの状況は必ず克服できると思っています」などと大言壮語しているが、こんな無策・無能・有害な政府では全く期待できないこの政権は日本国民にとって役に立たないどころか有害だ
(2021/01/07)

 この政権は、政界を巧く泳ぎ回る技術を身に着けただけの政治的に無能な輩が集まっただけの、愚者集団のように見える。
(2021/01/12)

 もう、一部の都市で医療崩壊が起きている。事実上のトリアージ(ちゃんとした基準無しの)が起きている。入院できなくて自宅療養を強いられている人が多数出ていて、「座して死を待つ」ような状況だ。この期に及んで、まだアビガンのような手軽な治療薬が、厳密なDBT(Double Blind Test)治験ができていない、という理由で一般に利用できる状況にない。入院患者にはアビガンが使用されて効果を上げているというのに、入院できていない人は見殺し状態だ。これでも厚労省は緊急承認などの措置を講じる気配が無い。DBTに拘り続けることが事態を悪化させている。何をしているのか、未だに生ぬるい施策と国民に対するお願いしかやっていないこの内閣はクズ内閣を超えて犯罪内閣
(2021/01/15)

 菅義偉首相は「2月7日の時点でステージ3のレベルに収まっていなければどうするのか。」と問われて「仮定のことについて、答えは控える」と答えた。もう、開いた口が塞がらない。可能性のある仮定はその可能性の程度を評価して、対策をするか、放置するかを決めておくのが政治というものだろう。こんな人物が政治家でいること、まして首相でいることは日本にとって害以外のなにものでもない
(2021/01/18)

 新型コロナウイルス対策特別措置法と感染症法の改正が話題になっていて、政府も法案を作ったが、疑問もあり非常にキナ臭い。
  1. 「まん延防止等重点措置」では緊急事態宣言の前段階で、飲食店への休業・営業時間短縮などを要請、命令でき、違反者には30万円以下の過料にする、ということだが、なぜ、緊急事態でもないのにそのような強力な措置をするのか多いに疑問だ。そのような強い措置を実施するのは緊急事態だけにするべきだ。
  2. 感染症法でも、入院拒否や入院先から逃亡した場合に、懲役1年以下または100万円以下の罰金を科せるようにする、ということだが、そのような事例が多発しているのか根拠が薄い。また、「みだりに外出する」といった適用条件がいくらでも恣意的に解釈できるのも危険だ。
  3. 閣議決定で泥縄式に策定している。そんなに急ぐ必要があるのであれば、国会を休会にせずに国会で議論するべきだった。正に独裁政治の状況だ。
  4. 「まん延防止等重点措置」は国会に報告する義務がないため、恣意的に運用されてもそれをチェックできない。

罰則を設けることは有効かもしれないが、その適用条件があいまいでは、時の政府にとって都合の良い解釈が横行しかねない特に今の政府ではその懸念が強い。上のような法案を作るならば、その前に、
  • 検査施設・体制に十分な予算を投入して、誰でもいつでも何回で検査を受けられるようにする。
  • 感染者の隔離・治療専門の施設を、オリンピック村などの不要・不急の施設を活用して全国に作る。
  • 生活困窮者個人に対しての補償の制度を拡充する。

など、やるべきことは多い。
(2021/01/24)

 菅義偉首相は、ファイザー社やモデルナ社からワクチン供給の約束を取り付けたとして、鬼の首でも取ったように言っているが、これだけ世界にウイルスの変異種が出てくると、ワクチンが効かない可能性が出てきた。変異種が出るとそれに対応するワクチンの開発が必要になり、治験などに時間かかかる。治療薬についても同様だこの危機を回避するには、以前から言われている「検査を拡充して感染者と非感染者を分ける。」以外の有効な方法は無い。政府は未だにこれまでのような愚策を続けるのか
(2021/01/25)

 新型コロナウイルス対策特別措置法は、野党の修正案を入れて懲役・罰金から過料に変更され、額も少し減らされた。これほど簡単に修正を受け入れるのなら、初めから懲役・罰金などという不適当な案を出さなければよい。内閣は本当に信念を持って法案を提出したのか不安になってくる。
(2021/01/28)

 政府は延長した2度目の緊急事態宣言を再び延長した。今頃になって、PCR検査を含む積極的疫学調査をすると言い出した。遅きに遅きに遅きに失した。それができる体制が整っているのか甚だ疑問だ。
 早くから予算を投じてPCR検査体制を強化・拡充していたら状況はかなり違っていただろう。ほとんど役に立たなかった、アベノマスクの446億がもったいない
(2021/03/05)

 政府はついに緊急事態宣言を解除するらしい。結局、今のような無策状態では緊急事態宣言を継続しても効果が無い判断したらしい。無策を白状したようなものだ。
(2021/03/18)

 東京の新型コロナ新規感染者が前日より200人増えて、700人を超えた。大阪は既に1000人を超えている。変異ウイルスが主流になってきている。この期に及んでもまだ政府や東京都はオリンピックをする心算らしい。緊急事態宣言を出すのにも躊躇しているが、メンツや財界からの反対が嫌で躊躇しているようだ。今は、緊急事態宣言どころかロックダウン宣言を出すべき状況だ。政府は国民のことなど2の次3の次いや、10の次くらいらしい。
(2021/04/15)

 菅義偉首相がバイデン大統領と会談をしたが、オリンピックについてバイデンが「安全・安心なオリンピック・パラリンピック競技大会を開催するための菅総理の努力を支持する。」と言ったのを「バイデンが「オリンピック開催を支持すると言った。」などと捻じ曲げて宣伝している。この人物は話を都合良いように捻じ曲げて嘘をつくのが得意なようだ。
(2021/04/21)

 東京、大阪、その他の都府県から「緊急事態宣言」を出すように要請が出ているが、未だに政府は「検討中」だ。何故そうなったか。結局、政局・オリンピックをやりたいがために、グズグズしていて更に、緊急事態宣言期間もバッハIOC会長が来るまでに、たった2週間で解除する心算らしい。今から緊急事態宣言を発して、2週間でどうにかなるはずがない。もう、クズもクズ、最低の政権だ。
(2021/04/22)

 もう、感染力が高い変異株が従来株を駆逐する状況になり、毎日の感染者数も高止まりの状態だが、未だに政府はオリンピックを中止しない考えだ。10日の国会で「感染状態がステージ4になってもオリンピックをやるつもりか。」と「イエス/ノー」で答えるべき問いに、菅義偉は「選手や大会関係者の感染対策をしっかり講じ、安心して参加できるようにするとともに、国民の命と健康を守ることが開催にあたっての私の基本的な考え方だ」などとはぐらかしの抽象的な答えを繰り返した。下衆の中でも下衆のやり方だ。
 蓮舫議員に「指定病院に日本の患者と(外国の)選手が来たら、どちらを優先するのか。」と質問をされて「選手と一般国民が交わらないように」「それぞれの場所での動線分離を徹底」「厳格な行動管理実施」するなどと、またまたはぐらかしの答弁をした。ここは、平等を標ぼうするオリンピックなら、「国籍によっては判断しない。そのときの病状によりどちらを受け入れるか判断する。」というべきだが、それも出てこない。むしろ、「国籍によって差別するのはオリンピック憲章に違反する。」と反論するべきところだが、はぐらかすしか脳がないらしい。
(2021/05/11)

 6月23日、遂に東京の新規感染者数が619人になった。第4波はもう始まっている。にもかかわらず、相変わらず政府やJOC、オリンピック組織委員会などはオリンピック開催を叫んでいる。もう、気が狂っているとしか言い様が無い。今の状態は、危機管理の観点からは、既に緊急事態宣言の状況だ金と権力に眼が眩んだバカ共が政権を握ると国民はとんでもない被害を被る
(2021/06/24)

 東京のコロナ新規感染者が1300人を越えた。それでも政府・組織委員会・JOC・東京都・IOCはこの状況を無視してオリンピック開催に突っ走る様相だ。更に、開会式にはまだワクチン接種が完了していない天皇までも引っ張り出そうとしている。これに右翼が怒らないのも奇妙だ(右翼とはその程度のバカの集まりなのだろう)が。
 外国からの選手団も続々入国しているが、オリンピック関係者からコロナ感染者が次々に出ているし、「バブル方式」とやらも穴だらけどころか、次から次にはじけてしまっている。もう、オリンピック開催は害ばかり目立つ、3兆円にも及びそうな公費を掛けてやる意味はない
(2021/07/16)

 7月29日の東京のコロナ新規感染者数が3865人になった。この状況になっても菅義偉は「オリンピックは止めない。」と言っている。「ワクチンによって高齢者の重症者数が非常に減っていることを見て欲しい。」などと都合の良い事を言って楽観ムードを作ろうとしているが、危険極まりない。重症化率が減っても絶対数が急増していることに眼を向けず、国民の眼からそらそうとさえしている「インパール作戦」に例える話もあちこちで出ているが、正にその様相を呈している。日本を滅亡させたいのか
(2021/07/30)

 コロナ第5波は遂に東京の1日当たり新規感染者数が4000人を超えた。オリンピックなどをやって浮かれている場合ではないのに、菅義偉は「オリンピックは止めない。人流は減っている。」などと嘯いて、まともな対策は何も無い。デルタ株は感染力が強力で、今のワクチンも効果が半減する状況だ。
 菅義偉が死神に見えてきた
(2021/08/01)

 上で「菅義偉が死神に見えてきたと書いたが、ついに、本当に死神になった。「医療を守るため重症でない人は入院せずに自宅療養をせよ。」とのこと。要は、見殺しにする心算らしい。
 オリンピックなどやる金があったら、公共施設などの広い部屋をコロナ軽・中等症患者の療養施設にするなどの、患者を医療の眼の届く範囲に置くというような措置を早急に整えるなどの措置を講じるべきだ。菅義偉は、「罹った人はそのまま死んでもらう。」方針らしい。
(2021/08/04)

再生可能エネルギー

 温室効果ガス低減のために世界中で再生可能エネルギーが注目されている。これまでの政権は温室効果ガス低減を口実に強引に原子力発電を進めてきた。そして、太陽光、風力、水力、潮力、地熱などの発展をむしろ妨害してきた。その結果、日本の再生可能エネルギー普及率は世界の主要国から大きく遅れを取ってしまった。
 特に、太陽光パネルについては、かつては世界の55%のシェアを誇っていたが、今はわずか0.7%に落ち込んでしまった。これは政府の後ろ向きの姿勢と妨害があった結果だ。太陽光パネル生産をちゃんと育てる政策を打っていれば、今頃は大きな経済効果を生んでいたはずだ。原爆を作る能力を温存したかった(恐らく)ために原子力発電を推し進めてきた政権の責任は重い。
 今の政権もその姿勢を引き継いでいて原発の稼働率が非常に落ちているにも関わらず原発維持を主張している。愚劣だ。
(2020/11/10)

 菅義偉首相が所信表明で「2050年カーボンニュートラル」目標を掲げた。カーボンを減らすのは良い方向だが、それを原発推進のために利用している、むしろ、原発推進の口実を作るためにカーボンニュートラルを打ち出したのではないかと疑われる。原発は不経済な上、汚いものだ。福島原発事故の処理もまだ五里霧中の状況を放置して、電力固定価格買取制度の効果を蔑ろにし、原発再稼働する方向でカーボンだけ減らせば良いと考えている。未だに、大手電力会社の手先だ
(2021/01/24)

公用車センチュリー>

 知事や議長の車をトヨタのセンチュリーにしたことが物議を醸している。センチュリーにした理由として
  1. 山道をスムーズに走れる。
  2. 安全性が高い。
  3. 信頼性が高い。
  4. ハイブリッドなので環境性能も高い。
などとしているが、これらを満たす車ならプリウスが一番に挙げられると思う。プリウスなら山道もスムーズに走れるし、第一、小さいので狭くてカーブの多い山道でも取り回しがしやすい。センチュリーのような長大な車が山道に相応しいと言うのは噴飯ものだ。安全装備もセンチュリーと基本的に変わらない。信頼性については非常に多く売れているプリウスの方が開発時に見えなかった問題点も解消されているはずであり、滅多に売れないセンチュリーよりも確実に信頼性は高いはずだ。環境性能については、排気量が小さく重量も軽いプリウスの方が良いのは明らかだ。
 知事や議長あるいはその取り巻きの言い訳のバカバカしさが目立つ
(2020/10/14)

池袋暴走事故

この事故の経過は
  1. 運転者は事故現場付近の左カーブに50km/hを越える速度で進入した。[Wikipedia]
  2. 運転者の妻「危ないよ。どうしたの?」
  3. 運転者「あー、どうしたんだろう」
  4. 縁石に接触
  5. 加速(これは事実と考えられるが運転者はアクセルは踏んでいないと主張)
  6. 最終的に120km/h程度

  • 3.のところの運転者の発言が最も気になるところで、正常な運転操作をしているのに車が異常な動きをしたので発した言葉という可能性も無いとは言えない。
  • 2.の、運転者でない妻の言葉は、不安を感じたことが推測される。
  • 高速でカーブに進入した結果、運転は不安定になったと考えられる。この進入直前に運転者は「ええっ!」とか「オオッ!」とか危険を感じた声を発していないようなのが気になる点。
  • 後続車の運転手の、事故直前に事故車が車線変更を繰り返しながら加速し、ブレーキランプは点灯しなかったのを目撃したとの証言があるようだが、これは縁石に接触した後のことのようである。
  • 高速でカーブに侵入した原因が何かが問題になる。
  • アクセル系統の故障とすると、縁石接触前カーブ進入前から起きていた可能性がある。しかし、アクセル系統の異常に運転者が気づいている気配が無いように見える。
  • 運転者は「ブレーキを踏んでも止まらないので足元を見たら、アクセルが床に張り付いていた。」と証言しているが、後続車の運転者のブレーキランプが点いていなかったという証言と矛盾している。
  • メーカーの主張としてはアクセルを踏んだ記録はあるがブレーキを踏んだ記録が無い(多分EDRの記録)、ということだが、それが縁石接触前か後かは問題になる。後なら、車の異常な動きでパニックに陥った結果の可能性があり、最初の原因は何かが問題になる。カーブ前に異常があったかどうかはEDRでは記録されない可能性があり、EDRの記録だけで、車に異常が無かったという証明にはならないのではないか。

 以上の事項を総合してみると、高速でカーブに侵入した直前に運転者の反応が無さそうなところから、車の異常とは考えにくい。車の異常ならその時点でなんらかの反応があるのが自然なように思える。このことからすると、やはり運転者の過失の可能性が高い。普段、スピードメーターで自車の速度を頻繁にチェックする運転をしていたのかどうか。縁石接触後の加速については、パニックに陥ってブレーキの心算でアクセルを踏んだままになったのではないか。
 そもそもの問題として、歩くのがやっとのような脚で、とっさのブレーキを力強く踏めるのか。仮に、「アクセルが床に張り付いていた。」としても、充分な踏力でブレーキを踏めば車は減速する。フルブレーキを踏めないような状態では車の運転をするべきではないと思う。
(2020/10/14)

新型コロナウイルス検査センター(株)

 ソフトバンクグループ株式会社が新型コロナウイルス検査のための会社「新型コロナウイルス検査センター株式会社」を設立した。政府がやらないので結局、民間がやることになった。これが菅氏の言う「自助・共助」なのか。無責任な政権だ。この種の機関が増えれば国民としては安心材料になるが、検査費用が払えない人は見捨てられる。早くニューヨークのように誰でも何回でも無料で検査できる体制に政府がするべきだが。
(2020/10/05)

 『SmartAmp Station“駅前検査”』という新型コロナウイルスのPCR検査をする会社ができた。1980円という格安の費用で、かなり気軽に検査ができるようになってきた。ただし、問題もある。PCR検査は北海道大学の2020/9/29の発表によると
  • 感染後2,3日では陽性検出率は6〜7割。
  • 感染後1週間では陽性検出率は99%。
  • 陰性を陰性と判定する確率は99%。

 なので、1回の検査で安心するのはやや危険がある。数日置いて2回検査をすれば非常に確度が上がる。即ち何時でも何度でも無料で検査を受けられる体制を作ることが感染を防ぐ最良の方法だと考えられる。政府は早くこの体制を整えるべきだ。
(2020/10/11)

菅内閣の独裁性

 菅内閣が学術会議の6人の任命を拒否した。この6人は安倍政権の政策に反対した人達だ。ついに、政権から独立であるべき学術会議まで支配する心算のようだ。学術会議を御用学者や物言わぬ学者で埋め尽くそうとしている。この件について菅内閣は何の説明もしようとしていないこの独裁的な傾向は、安倍政権の官僚支配、司法支配等を引き継いで三権分立をなし崩しにするものであり。非常に危険な兆候だ。
(2020/10/03)

 10月20日に発売された首相著の新書「政治家の覚悟」(文芸春秋)では、2012年版で書かれていた、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」や、東日本大震災の対応で議事録が残されなかったことを批判した「議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」などとした記述を削除していた。都合の悪いことは無かったことにして平然としている。公文書改竄と同じ姿勢だ。これが、菅義偉。政権の姿勢が如実に現れている
(2020/10/25)

 学術会議会員任命問題で、6名を排除したのは杉田和博官房副長官とのことだ。この人物はどうやら戦前の公安警察のような感覚を持っているようで、政権批判をする人達を押しつぶす傾向が見える。菅内閣は民主主義破壊内閣ではないか。
(2020/11/08)

菅義偉首相の演説

 菅義偉首相の演説の言葉「私が目指す社会像、それは、自助・共助・公助、そして絆であります。」‥絆!?なんだか、非常に内面的なプライベートな領域に政治から首を突っ込まれているようで気持ち悪い。そして、自助‥現在のコロナ禍の状況で、国のトップが口にすると非常に気持ち悪い。「あんたが苦境にあるのは自己責任だよ。」と言いたいのか、共助「自分達で勝手にどうにかすれば」‥‥と言われているように聞こえる。
(2020/09/29)

腐った政権中枢

 安倍首相退陣の後の新首相の自民党総裁選挙は党員投票をせずに、議員のみの選挙でやるそうだ。この政権中枢はどこまで腐りきっているのだろう。一般党員では支持が多い石破茂氏が選ばれるのを嫌って「政権の空白を避ける」というでっちあげの理由で党員の意見を切り捨てる心算らしい。この政権中枢部は益々独裁的になってきた。党員の意見さえ都合の悪いものは切り捨てる。民主主義破壊内閣
(2020/09/01)

 自民党新総裁が菅氏に決まった。この選挙で益々政権中枢の独裁的傾向が露わになったように思える。そのため、自民党政治家は選挙後のしっぺ返しが恐ろしいらしく「寄らば大樹の陰」とばかりに、菅陣営に走り、反菅的な石破氏をつぶすために、菅票を岸田氏に回したともいわれている。独裁国家によくある独裁政治の茶番劇に見える。安倍暗黒政治はまだまだ尾を引くようだ。
(2020/09/15)

安倍首相の辞任

 安倍晋三が病気を理由に辞任するそうだ。物事が巧く行かない状況が重なって、結局、放り出した。やはり首相になるべきではなかった。元々首相の器ではなかったのだ。この人物の悪行・愚政で日本の民主主義は大きな傷を負った。政治への国民の信頼は大きく揺らいだ。この負の状況を解消するには政治にかなり大ナタを振るわなければダメだろう。小沢一郎の「安倍政権の最大の問題は、何よりこの国の倫理観・道徳心を破壊したことである。」という批判は、正に的を射た批判だと思う。
 安倍晋三が残した害毒は、ちゃんとした国会審議をせずに閣議決定で憲法を歪める法律を強引に通すやり方の前例を作ったこと、森・加計問題で自分の朋友・仲間への利益供与をやっても罪に問われない前例を作ったこと、国会で質問にまともに答えようとせずに、はぐらかし、詭弁をもって答える風潮を常態化したこと、官僚に対する人事権を自分の都合の良いように行使し、その結果官僚に首相の意向を忖度して情報隠蔽・改竄に走らせ民主的な行政を破壊したこと、自分の罪を隠蔽するために検事総長の人事にまで手を出し政治の独裁化を進めたこと、特定の候補者に異常な額の選挙資金を提供して選挙違反を助長し公平な選挙を阻害したこと、根拠なく「福島は制御されている」などと言って招致するべきでないオリンピックを招致し、結局、莫大な負債を国民に負わせたこと、新感染症の蔓延に対して見当外れで場当たり的政策を打って、税金の無駄遣いをしたこと、‥‥もう、挙げれば限が無い。美しかった日本に有害な汚物を残して消えた
(2020/08/28)

首相の病気

 安倍首相が表に出なくなった。一応、持病の「潰瘍性大腸炎」の悪化ということになっているが、むしろ別の問題があるように見えて仕方が無い。
 前に首相の座を放り出したときも「潰瘍性大腸炎」ということになっているが、そのときも、それは表向きの理由で、実際は政権が巧く行かなくなって放り出したということらしい。今回も、要は、オリンピックも出来ない、憲法改正(改悪)もできない、コロナ対策も批判が多い、ということで、「放り出した感」が強い。二世政治家はメンタル面では脆い感じがする。調子が良いときはやたら威勢が良い(これにダマされる人が多いのが困りものだ)が、苦境に立たされるとたちまちフニャフニャとなって逃げ出す。
(2020/08/25)

天才の特徴

 藤井聡太7段が木村一基王位を破って、棋聖と王位の2冠となった。この若者は天才だと思う。天才の特徴と筆者が考えるのは、これまでの常識に囚われない思考や視点を持つができることも一つだが、もう一つ重要なのが、普通の人がとんでもない苦行と感じることを、平気でむしろ楽しんでやれることもあると思う。師匠の杉本昌隆八段によると、重要な対戦の前でも、面白そうに詰将棋を解いたりしているそうだ。普通の棋士はタイトル戦などの前は頭を休めるために、詰将棋を解こうとしたりはしないそうだ。また、タイトル戦の翌日のインタビューで「自宅に帰ってやりたいことは?」と聞かれ(多分質問者は「ゆっくり休養して‥‥。」のような回答を期待)て「昨日の将棋をじっくり振り返られればと思います。」と答えて、全く飽くことが無い。苦行を楽しめる、とんでもない努力を努力と思わない、それと、「常識に囚われない」ということと関連があると思うが、最も自分に合った努力のやり方(努力の効率が高い)ができるというのは天才の特徴ではないか。
(2020/08/21)

 メジャーリーグでは大谷翔平の活躍が著しい。この青年も天才だろう。他の選手にとっては苦行のような練習その他の努力をほとんど楽しんでいるようにやってしまう。天才だ。
(2023/04/11)

島根クラスター

 松江市にある私立高校のサッカー部の部員など91人が新型コロナウイルスに感染していたことが、9日確認された。このサッカー部は香川の4高校のサッカー部と試合や練習をしたとのこと。その結果、香川の参加者にも感染している模様。
 最初に感染が確認された部員は今月5日に38度台の発熱が確認されている。この段階で、遠征を中止するなどの対応をなぜやらなかったのか。これを無視して遠征などをやった運動部の体質が問題だ。
 この時期、サッカーのような濃厚接触が起こりやすい団体競技を他県まで行って行う神経に呆れる。運動部はこういう事を平気でやるようだ。感染に対してはかなり注意をしていたと言っているが、他県まで行って試合をするなど、根本的に間違っている。更に、監督達は食事会をやっていたらしい。愚かというしかない。
(2020/08/11)

日大ラグビー部の不祥事

 日本大学ラグビー部のヘッドコーチ(HC)だった40代男性が2019年、未成年の部員に対する飲酒の強要や、頭につまようじを刺す暴行などを繰り返していたことがわかった。こうした問題行為は部内調査で認定されたが、処分や明確な謝罪がないまま「父親の体調悪化」を理由に今年3月中旬にHCを辞任したとのこと。
 相変わらず、体育会系の不祥事と隠蔽。それも、アメリカンフットボール部の不祥事があり、体育会の体質を変えると言っていた日大だ。結局、体育会というものが上記のようなハラスメントの温床になっていて、本質的な体質が変わらないということのようだ。体育会系のクラブ自体が上の者は下の者に絶対の力が与えられていて、根本的に民主主義とは相容れない部分があるように見える。
(2020/08/07)

ゼータ関数と素数

 リーマンのゼータ関数というのがある。オイラーの等式の所でも書いたが、数学には不思議で驚くような等式がある。ゼータ関数のオイラー表示もその一つだ。


自然数の逆数のべき乗の和と素数とがこんな形で結びつくとは‥‥見れば見るほど不思議だ。こんなことに気が付くオイラーも、もう、天才というより不思議の域にある。
(2020/08/01)

交通事故における信頼の原則

 「信頼の原則」というのがある。これは「自分の行動は、他人が法律を守って行動することを前提にして法律の範囲内で行動すれば良い。」ということである。この原則は特に交通事故において問題になる。交通事故が起きたときに、自動車同士だと過失割合が問題になるが、そのとき、保険業界の慣習では、一方だけが道路交通法違反をしていても、両方の車が動いていたら保険の過失割合は10:0にはならない。しかし、道路交通法上は信頼の原則により、一方が道路交通法違反をしておらず、他方が違反をしている場合にには、違反していない側は相手が違反をする可能性まで考慮して運転する義務は無く10:0になる可能性があるただし、以下の場合には10:0にならない。

  • 相手方の交通規則に違反した行動を容易に予見できる場合。例えば歩行者が酔っ払っていることが十分認識されていたようなとき。
  • 道路その他の状況から交通事故の発生のおそれが高い場合。例えば雪道で滑りやすい路面であったとき。
  • 相手方が幼児、老人、身体障害者等の場合。これは常識的ではない行動を取ることが前もってわかるため。

 実は筆者も歩行者信号のある広い道路(片側2車線)と信号の無い狭い側道(停止線あり)の交差点で当方が広い道路で信号が青の(当然歩行者は赤)ところを進行していて、細い道路から出てきた車に当方の車の左後部に衝突された経験がある。このとき非常に偶然にも当方の車の右直後を事故処理車が走ってきており、更に交番の前でもあったという状況だった。事故後、間髪を入れずに事故処理担当官が走ってきたのには驚いたが、事故の状況を見ていたらしく、こちらには何のお咎めも無く、ゴールド免許を維持できた。相手側の車は、停止線で一旦停止していたが、筆者の前のワンボックスカーが側道に左折したので、そちらだけに気を取られて右方向を確認せずに進行したらしい。当方も相手の車が停止線で停止しており、前車が左折したので減速して安心して通過していたのだが、相手の車が当方の車の前部横に来たときに突然動き出したので驚いてハンドルを右に切ったのだが間に合わず左後部に当てられた。その状況は当方のドライブレコーダにも記録されていた。この場合、相手の車が停止していたので、それが突然動き出すことを予測する義務は当方には無かった(信頼の原則)。
 道路交通法的にはこちらに何もお咎めが無かったが、保険屋の慣習ではこちらも動いていたということで保険的な過失割合は1:9になった。保険屋に言わせると、押釦式歩行者信号のみの道路は歩行者信号の自動車側が青の場合、自動車に関しては無信号交差点と同じ扱いになり、広い道路側も側道から来る車に注意する義務があるとのことだったが停止している車に対して何を注意するのか、当方としては納得できなかったが、裁判を起こす気力もなくそれを受け入れたのだが。
(2020/07/24)

2021オリンピック

 2020年7月23日は、東京オリンピックが開催されるはずであった。2021年に延期になったので、何か、関連の行事があったことが報道されていた。2021オリンピックは、筆者としては中止が妥当だと考えるし、ほぼ開催は無理であろう。2021年はまだ世界の衛生状態が良くない国々で新型コロナウイルスが蔓延している可能性が非常に高いし、日本が外国からの選手や観客を受け入れられる医療体制が整えられている可能性も、今の政府ではほぼ期待できない。これで開催するとしたら暴挙も甚だしい。
 スポーツ界では「中止になったら人々の希望が無くなる。」などと言う人も居るが、筆者としたら「中止になったら、外国から大量に感染者が入る可能性が減り、希望が出てくる。」である。
 オリンピック中止による損害の全部とは言わないまでも一部は「Fukushima is under control」など嘘までついて誘致した安倍晋三や、会場等の費用を予定の3倍にも膨らませたオリンピック委員会のメンバー、そしてオリンピック誘致に浮かれていたスポーツ界やオリンピックファンの寄付で賄うべきだ。それにより、税金からの支出を少しでも減らして貰わないと、オリンピックに関心が無く誘致に反対だった筆者他多くの人は浮かばれない。
(2020/07/24)

 2021年1月29日現在、政府もJOCもIOCもオリンピック開催を言い張っている。現在の新型コロナウイルスの感染状況を見れば、開催不可能なことは明らかだ。これでもし開催に踏み切るとしたらもうきちがい沙汰だ。外国から入ってくる人をどうやって検疫するのか。政府は、科学者が再三にわたってPCR検査体制の拡充を要請してきたにも関わらずそうしてこなかった。そのまま外国人を入れるとしたら、国民に対する重大な犯罪だ。
 無観客で開催するという話もあるが、今の状況では、特定の国しか参加できず「世界大会」の意味をなさない。それでも開催にこだわるのは、まともな人間の考えることではない。オリンピック開催にこだわる組織委員会や政治は利権に染まり切った金の亡者の集まりだ。
(2021/01/29)

 未だにオリンピック関係者や政府はオリンピックを開催するつもりらしい。オリンピック推進派は「中止になったら経済的損失は4兆円になる。」などと言っているが、今、検査体制も医療体制も不十分な状況(今の政府の姿勢ではこれらが完備する可能性はほぼ0だ)で強硬開催して日本中に感染が蔓延したら、経済損失は4兆では収まらないのではないか。人命の損失も計り知れない
 「オリンピックを中止したらオリンピックのために頑張ってきた選手が可哀想」という意見もあるが、選手のことしか考えていない片手落ちの思考というしかない。オリンピック選手以外の例えば芸能界で頑張ってきた人達、飲食業界で頑張ってきた人達、はコロナで既に窮地に陥っている。コロナで苦しんでいるのはオリンピック選手だけではないオリンピック選手には「甘えるんじゃない!」と言いたい
(2021/02/21)

 もう、聖火リレーが始まってしまったが、コロナウイルス感染の第4波に入っているのに、政府もJOCも止めようとしない。しかし、今回のオリンピックは
  • コロナ対策が出来ていない。医療体制もワクチンも先進国中では、最低に近いので、外国から多数の人が来るのに対応できない。
  • 相次ぐオリンピック関係者のパワハラや暴力・差別発言などオリンピック精神とはかけ離れた不祥事が相次いでいる。
  • もう、初期予算の7000億円から3兆円にも膨れ上がろうとしている。コロナ問題等で得られる利益は赤字が予想されるし、利益があるのは一部の企業や地方に限られる。
  • オリンピック開催が政治利用されている。
など、問題が多すぎるので止めるべきだ。
(2021/04/07)

 全国の大都市で新型コロナウイルスが蔓延していて、変異株が主流になりつつある。この結果、大阪では一日の感染者数が1200人を超えた。吉村知事は聖火リレーの中止を宣言した。この期に及んでもIOC、JOC、政府、都はオリンピック開催を主張し続けている。正気の沙汰とは思えない金と権力の亡者達の集まりだ。
(2021/04/16)

 2021年4月23日、新型コロナ感染症蔓延のため緊急事態宣言が発出された。色々なことが制限されている。罰則もある。この緊急事態宣言も5月11日には解除する心算らしい。今の状況で、医療関係者にすらワクチンが20%にも満たない接種率なのに、11日までに蔓延が収まるとは到底考えられない。ところが、この状況でもまだオリンピックをやる心算らしい。政府やオリンピック委員会は、もう、何が何でもオリンピックをする!!という気違い集団だ。
(2021/04/26)

 東京オリンピック組織委員会が医師200人の募集を始めた。ボランティアとのこと。国民をナメているのか。この医療が大変な時期に医師を200人タダで使おうとする特権意識がガマンならない。逆に、法外な報酬を餌に医師を集めるとなると、これもとんでもない話だ。要は、オリンピックを止めれば良いだけの話
(2021/05/04)

UV−Cの威力

 UV−C紫外線は強力な殺菌作用があるが、それ以外にも色々な物質に対して作用を及ぼす。人間の眼や皮膚には非常に有害だ。その他、プラスチックなども照射によって劣化する。先日、自作のUV−C殺菌ボックスに、配達された新聞を入れて取り出すのを忘れて1時間余り置いておいたら、新聞紙が薄黄色に変色してしまった。10W2灯の紫外線ランプのUV−Cを至近距離(10cm以下)から照射されたらこうなる。恐ろしい威力だ。
(2020/07/16)

河井議員夫妻起訴

 今までの経過を見ると当然と考えられるが、安倍政権からの変な横やりが入らないか心配だ。まあ、検察も起訴したからにはいい加減なことでは済まさないと期待だけはしているが‥‥。
(2020/07/08)

 河井克行議員がついに買収を認めて議員辞職した。後援会の面々が買収だったことを白状したので、どうにもならなくなったのだろう。当然とは思うが、その元凶を作った自民党、特に、安倍晋三一派にお咎めが無いのが非常に不公正の印象が免れない。二階俊博は「‥‥他山の石としなければ‥‥。」などと他人事のようなコメントをしているが、自分達が元凶であることが解らないほど頭が老化してしまっているのか。
(2021/03/24)

一倍とは

 NHKの「チコちゃんに叱られる」という番組で、「『人一倍』はなぜ『人二倍』ではないの?」ということが話題になっていた。江戸時代は「一倍」は×2を表していたらしい。
 子どもの頃、多分小学校低学年の頃、「『倍』が×2なら『1倍』は×2のことじゃないのか。」と言い張って姉から「屁理屈言うんじゃない。」と怒られたことがあるが、筆者の主張もあながち単なる屁理屈ではなかったようだ。ただし、江戸時代は「一倍」は×2、「二倍」は×3、「三倍」は×4のことだったらしい。
 因みにネットで「倍」を調べてみると、
ばい
[倍]
多くする。加える。それに同数・同量を足し加える。また、同じ数を何回か加える。

とあり、「倍」が「×」の意味ではなく、「+」の意味であることが書かれている。なので、「一倍」は「同じものをもう一つ付け加える」ので「×2」となる。つまり「『倍』を『×2』と考えることは誤り」だったということになる。ただし、現代の日本語の用法では「倍」は「×」の意味で使用されることが慣用になっているので「2倍」を「×2」の意味で使用するのが普通である。
(2020/06/06)

アビガンについて

 アビガンが新型コロナウイルスに効きそうだということで試験が行われているが、なかなか承認されない。これは、信頼のおける試験方法である「二重盲検法(DBT:Dowble Blind Test)」による試験が進まないことによるらしい。その原因は、現在のような感染状況とPCR検査の実施状況では、検体が不足して有意な結果を得られるようなDBTの実施が困難なことによると考えられる。現在のところ、「効く」という結論が得られなかったが、同時に、「効かない」という結論も得られていないのではないか。
 DBTは確かに信頼性のある試験方法ではあるが、状況によってはそれに固執することが合理的かどうか考えるべきだ。海外では治療薬として承認されているところもある。
 可成り症状が出ている患者がアビガンを投与した後どの様な時間経過で症状が緩和されたかの症例と、投与しなかった場合の症例を集めて、時間経過を比較すれば、可成りの程度効果を推測できると思われるのだが、現在はそういった観点からの評価はされていないようだ。このような比較でも効果が確認された場合には「仮承認」のような形で使用できるようにするべきではないか。
 偶々、NHKのBS放送で脚気の予防法で、疫学的観点から麦飯を採用して脚気患者が激減した海軍の提言を、当時陸軍の軍医監だった森鴎外らが細菌感染症という考えに固執して病原を科学的に特定することができず、ガンとして海軍の提言を採用しなかった。そして、白米の支給を続けた結果、陸軍では大量の脚気による死者が発生し、それが森鴎外が死ぬまで続いてしまったという話が放映されていた。(フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿「ビタミン×戦争×森鴎外」)

厚生労働省としてはイレッサやサリドマイドの失敗のトラウマがあるのかもしれないが、脚気の轍を踏まないことを期待したい
 因みにロシアはアビガンのジェネリック(アビファビル)を暫定承認したのことだ。
(2020/06/03)

 アビガンは2021年1月現在、まだ承認されていない。アビガンについて富士製薬が試験結果を厚労省に提出したが、DBTでないという理由で却下された。富士製薬の試験が単盲検法(SBT:Single Blind Test)だったのが却下の理由らしい。確かに、DBTは現在のところ最も信頼性の高い試験方法だが、海外で承認され、ある程度の効果を上げている事実があっても特例承認しないというのは合理性を欠くと思う。一方、ワクチンの方は海外の承認に基づき承認するらしいので、一貫性も欠く。
 現在、東京都では感染が判明しているのに入院ができずに自宅待機を強いられている人が1万人に届きそうな状況にある。この人達は実質的に「見殺し」に近い、「座して死を待つ」ような状況だ。アビガンが承認されれば、このような、入院待ちで自宅待機をしている感染者にも投与可能になり、治療されずに死んで行く者を減らす可能性が高い
 厚労省が合理的な判断をしない理由として、なんだか政治的なキナ臭い匂いがする。新型コロナに関しては、どうも政治の非合理的な動きが目立つ政治が合理的判断をしないことが原因で死者が増えているとしたら、これはもう殺人だ
(2020/01/21)

黒川検事長辞任

 黒川検事長が辞任するらしい。外出自粛が要請されているさなかの今月1日と13日の夜、新聞記者の都内の自宅マンションを訪れ、賭けマージャンをしていたとのこと。麻雀は三密の典型的な状況なので、それだけで問題になるが、掛け麻雀となると立場上、辞任せざるを得ないだろう。黒川検事の掛け麻雀は結構よく知られた話らしい。こうなると、このような人物を強引に定年延長した安倍政権の責任は重大だ。これまでも問題を抱えた閣僚が何人も辞任に追い込まれて来たが、閣僚以外にもまた安倍政権の息の掛かった人物が辞任に追い込まれた安倍政権は何か辞任ウイルスみたいなものをまき散らしているのではないか(^_^)
(2020/05/21)

 政府は黒川検事長に対して「訓告」処分とした。賭博行為は常習的だった可能性が高い。しかも、国民に法律を守らせるトップの立場の者が外出自粛・三密自粛のさ中にやった行為だ。こんな軽い処分で良いのか。政権は何とか軽い処分で事を収めて、自分達に影響が及ぶのを防ぎたいらしい。「余人をもって代えがたい。」として強引に定年を引き延ばした政権の責任はどうなるのかまたしても逃げ得か
(2020/05/22)

総務省のページ

 総務省の「特別給付金」の「よくある質問」のページ(https://kyufukin.soumu.go.jp/ja-JP/faq/)に以下の記述がある。


申請方法に関するよくある質問

Q 申請書以外に準備すべき書類はありますか。

A それぞれの申請方式により以下の書類が必要となります。

 【郵送申請方式】
  1. 本人確認書類
    マイナンバーカード、運転免許証、健康保険証等の写し
  2. 振込先口座の確認書類
    金融機関名、口座番号、口座名義人が分かる通帳やキャッシュカード、インターネットバンキングの画面の写し(水道料引落等に使用している受給権者名義の口座である場合には不要)
 【オンライン申請方式】
  ‥‥‥‥‥

「本人確認書類」や「振込先口座の確認書類」の項の書き方は曖昧だ。上記の書き方だと挙げてある書類の全てなのかどれか一つなのかはっきりしない。「以下の書類が必要となります」と上に書いてあるので、むしろ、「全て」と解釈する可能性が高いもちろん、他の情報を総合すれば「どれか一つ」で良いことは想像できるがQAの回答文としては0点だ。この種の文はできるだけその文だけで意味が通じるように論理的に明確に書かなければダメだ。総務省にはこんな書き方しかできない出来の悪い人材しかいないのか。

 ここは、面倒でも例えば「マイナンバーカードまたは運転免許証または健康保険証等の写し」のような書き方にするべきだろう。
(2020/05/11)

豊田真由子

 今日のフジテレビのバラエティー番組「ヴァイキング」において、CiRAの山中教授の「CiRAにも30台のPCR検査装置があり、全国の大学等の検査装置を動員すれば1日当たり10万件の検査が可能」とのコメントに対し、さも「学者の空論」と言いたげに、ニヤニヤしながら「装置がいくらあっても、それをちゃんと使える人が居ないと精度が出ない。」といった趣旨のコメントをしたり顔でしていた。当人としては政権を擁護したい気持ちが先走って、山中教授の発言をちゃんと理解できなかったのだと思うが、見当外れだ。山中教授は現に設置されているPCR検査装置のことを言っているので、当然それを正しく使える人員は十分居るはずだ。そのことが解らないのは、政府を擁護したい余りに、客観的思考ができなくなっているのだろう。番組出席者にはそのことを突っ込む人が居なかった。
(2020/05/07)

感染症数理モデル

 感染症の数理モデルについて「感染症流行の予測:感染症数理モデルにおける定量的課題」という論文がある。その中で例示されている予測式(ケルマックマッケンドリック型モデル)

 S(t):感染可能者割合,I(t):感染者割合,R(t):免疫保持者割合とし、βを感染者が未感染者に感染させる割合、γを感染者の回復割合として
  dS(t)/dt=−βS(t)I(t)     ‥‥(1)
  dI(t)/dt=βS(t)I(t)−γR(t) ‥‥(2)
  dR(t)/dt=γI(t)         ‥‥(3)

で、自然に放置した場合に、免疫保持率がどう変わるかについての予測式が、この論文の(2.1)第3式
  dR(t)/dt=γI(t) ‥‥(3)
である。ただし、t時点での免疫保持者割合をR(t)とし、感染者割合をI(t)とする。これは、以下のようにして導かれる。

t時点での免疫保持者割合をR(t)とすると、Δt後の免疫保持者割合R(t+Δt)は、δを死亡率として、Δt後、感染者割合I(t)の内生き残った量(1−δ)I(t)Δtが免疫保持者割合の増分なので、

  R(t+Δt)=R(t)+(1−δ)I(t)Δ
すなわち、
  R(t+Δt)−R(t)=(1−δ)I(t)Δ
両辺をΔtで割って、
  (R(t+Δt)−R(t))/Δt=(1−δ)I(t)
ここで、
 Δt→0で
  (R(t+Δt)−R(t))/Δt→dR(t)/dt
なので、
  dR(t)/dt=(1−δ)I(t)
となり、γ=(1−δ)と置けば、
  dR(t)/dt=γI(t) ‥‥(3)

 R(t)はロジスティック曲線に似た曲線になる。

(2.1)第1式については
現在の感染可能者割合をS(t)とするとΔt後の感染可能者割合S(t+Δt)は、Δt時間の感染可能者割合増加は現在の感染可能者割合S(t)と現在の感染者割合I(t)に比例すると考えられるので、比例係数をβ(感染力を表す)として感染可能者割合の増分は(感染すると「感染可能者」でなくなるので)
  −βS(t)I(t)Δ
つまり
  S(t+Δt)=S(t)−βS(t)I(t)Δ
よって
  S(t+Δt)−S(t)=−βS(t)I(t)Δ
すなわち
  (S(t+Δt)−S(t))/Δt=−βS(t)I(t)
Δt→0で
  dS(t)/dt=−βS(t)I(t) ‥‥(1)

 S(t)はR(t)をひっくり返した形になる。

(2.1)第2式については
Δtでの感染者割合の増分は、Δtで新に感染する量βS(t)I(t)Δtから回復して免疫保持者になる量γR(t)Δtを差し引いた量なので、
  I(t+Δt)=I(t)+(βS(t)I(t)−γR(t))Δ
  I(t+Δt)−I(t)=(βS(t)I(t)−γR(t))Δ
  (I(t+Δt)−I(t))/Δt=βS(t)I(t)−γR(t)
Δt→0で
  dI(t)/dt=βS(t)I(t)−γR(t) ‥‥(2)

I(t)は一旦増加してピークに達した後減少する。ピークがどんな値になるかは、βによる。
(2020/05/02)

増幅

 PCRの説明で「増幅(amplification)」という用語が出てくる。工学特に電気・電子工学ではこの用語は交流信号の振幅などをトランジスタやオペアンプ(ここで既に「アンプ(amp)」という用語が出ているが)などで大きくすることなどを言う。しかし、PCRでは同じ用語を「コピーして」数を増やすことに使う。微妙に意味が異なるので違和感がある。
(2020/04/17)

高井崇志議員

 立憲民主党の高井崇志衆議院議員が、高井崇志衆議院議員は、東京都などに「緊急事態宣言」が出されている今月9日の夜間に、新宿歌舞伎町にある「セクシーキャバクラ」と呼ばれる店を利用し、性的サービスを受けたとのこと。何を考えているのか。結局、党からは除籍されたが当然だろう。不祥事があっても「議員自身の判断に任せる」という党もあるが‥‥。
(2020/04/16)

半クラッチの不思議

 自動車のMT(マニュアルトランスミッション)における半クラッチとはどういう状態なのか。
 MT車に乗っていたとき、半クラッチでアクセルを踏むと加速度が増加していたように思う。しかし、動摩擦係数は、高校程度の物理では摩擦速度に関係無いということになっている。より厳密なことを言えば、摩擦速度が上がると摩擦係数が下がるらしい。
 速度が低い場合、岩同士の摩擦の場合、V*を規準になる速度、μ*を速度V*における摩擦係数として、速度Vでの摩擦係数μ(V)は

 μ(V)=μ*+αlog(V/V*)

となるらしい。ただし、α<0

これだと、アクセルを踏むとクラッチ板の速度差が増加して、摩擦が減るので加速度は下がりそうに見える。

MTのときに自然に加速できていたのは、加速時には無意識にアクセル開度に合わせてクラッチ圧を上げていたのかも知れない。

静止摩擦と動摩擦の関係も複雑で静止摩擦から動摩擦に移り変わる瞬間はなかなか複雑な現象が起きているらしい。
(2020/04/09)

河井案里議員秘書起訴

 河井案里議員の秘書が公職選挙法違反の疑いで起訴された。同議員とその夫が連座制を適用されるかが重要なポイントだが、当人達は「捜査中なのでコメントできない。」という常套句で説明しようとしない。まあ、正直に言えば確実に逮捕ということになるのでしゃべりたくはないだろうが。これには、河井議員には安倍政権から1億5000万円もの選挙資金の提供があったらしいので、安倍晋三も事が明らかになるのを恐れているだろう。安倍政権から検察へ妨害があるかも知れない。
(2020/03/27)

 4月3日現在、両河井議員は「体調不良」を理由に雲隠れ。その間も議員の給料は出ている。税金泥棒。安芸太田町長が、河井議員の選挙のとき、河井議員から20万円を受け取ったことを明らかにした。もう、真っ黒だが、まだ逃げ回るのか、安倍チルドレンらしい。
(2020/04/03)

 河井議員夫妻が公職選挙法違反で逮捕されるらしい。当人たちはまだ、買収を否定しているようだが、多くの証拠(PCにあった配金のリストなど)や証言(金をもらった人々)があってはもう逃げられないだろう。こうなると、同じ自民党のもう一人の候補者の10倍の1億5000万円もの選挙資金を河井議員に投じた、安倍首相の責任も追及されてしかるべきだろう。
(2020/06/18)

オーバーシュート

 19日の新型コロナウイルス専門家会議の提言の中で「爆発的な感染拡大」のことを「オーバーシュート」と言っていたが、正しい使い方なのだろうか。少なくとも工学畑だとオーバーシュートはある定常値があって、低い値からそれに達する直前に一時的にその定常値を行きすぎる現象オーバーシュートと呼んでいる。「オーバー」にはその意味が含まれていると思うのだが。急激に増加するだけではオーバーシュートとは言わない。

 オペアンプなどの場合に出力電圧の立上がり(増加)速度のことを「スルーレート(slew rate)」と呼ぶ。
(2020/03/20)

近畿財務局職員赤木俊夫氏遺書

 森友学園問題に関連して、故近畿財務局職員赤木俊夫氏の遺書が公開された。そこには、改ざんは佐川局長の指示を受けた理財局幹部が修正箇所を決め、修正した文書を近畿財務局で差し替えたと書かれていた。それでも、政府は「済んだこと。」として再調査などする気がない。元凶の安倍晋三は「改竄は二度とあってはならない。」などと他人事。主犯安倍首相を始めとして、共同正犯の麻生財務大臣、二階幹事長、菅官房長官も下手人佐川元理財局長も何もしない。自分達の保身のため、籠池泰典だけに罪を押し付けて、死人が出ても何の痛痒も感じていない人間のクズども。自分達に都合が悪い人間は、手を回して死に追いやっているのではないかという疑いが杞憂と思えないのが恐ろしい。
(2020/03/19)

再生エネルギー財源の原発事故処理への流用

 政府は、再生可能エネルギー関連の財源を原発事故処理に回す方針のようだ。益々、原発の不経済性が目立ってきた。そもそも、国から莫大な金を交付されている東電が主にまかなうべき費用を更に国が負担しているのも妙だし、金が無ければ原発推進に回している金を回せばよい。これは、再生可能エネルギー普及を邪魔する有害な政策と言わざるをえない。何が何でも再生可能エネルギー普及を遅らせて、原発を促進したい政府には好都合なのかも知れないが、日本の将来を危うくする愚劣な政策だ。
(2020/03/18)

国防とは

 国防に関して、安倍政権などは「武器と兵隊」と考えているようだが、現在の国防は、医療体制の整備、食料時給率の向上、工業生産の自立、エネルギーの自給、災害防御体制の確立がキーであろう。今の状態では、日本を滅ぼすのは武器による攻撃は必要ない。食料とエネルギーの輸入ができないようにすれば、簡単に日本は滅びるだろう。「グローバル化」の推進が叫ばれて久しいが、グローバル化の弊害についても考えなければならない。医療に関しては、現在の交通網の世界的な発達は疾病の伝播速度もそれに比例して速くなっているし、気候変動による自然災害は年毎に熾烈になっている。工業生産も現在のように経済性だけで他国に全面的に頼るようなやり方は、危険だ。特に、食料はもっと自給率を上げなければ非常に危険であり、国防上の大きな弱点になっている。また、エネルギーも大きな弱点であり、日本の場合、国内に豊富な自然エネルギー主体のエネルギー政策に早急に切り替えるのが国防の観点から必要と考える。
 これまでの自民党政治の政策は全てこれらと逆行していて、国を危険な方向に向わせて来た。このままの国防政策では日本は滅びる
(2020/03/16)

 現在、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るっている。これに対する国の政策には疑問が多すぎる。感染症から、国民の命を守るのは「国防」だと思うが、今の政府は国民の命を守る気概がまるで見えない。
(2020/04/24)

豊後水道で地震

 3月9日4時28分豊後水道で地震があった。地震の規模はM4.7で、我が家附近での震度は2とのこと。驚いて眼が覚めたが、震央は豊後水道地下60kmとのことなので、プレート地震と推測される。近くには伊方原発がある。震央が深いので原発への直接的な影響は無いが心配である。伊方原発の下には中央構造線関連の活断層がある可能性が高いのでそれへの影響を無視することはできないはずだが、四国電力や政府は危険性を無視している。無責任だ。
(2020/03/09)

諸田洋之議員のオークション出品

 諸田洋之静岡県議が在庫マスクを大量にオークションに出品して、大儲けをしたらしい。今の時期、議員がこのような形で金儲けをしようとするのは、卑劣な行為と取られても仕方が無い。少なくとも、公職にある人として非難されるべき行為だ。元は維新の会の公認候補だったそうだが、維新の会としてはどう考えるのだろう。既に党員ではなくなっているのではあるが。
(2020/03/09)

オカルティックだけどアルミテープチューン

 筆者は車そのものに工学的な興味はかなりあるが、チューニングなどには殆ど興味が無かった。ところが、さるサイトで「アルミテープチューン」なるものを知った。折しも、前のMobilioが200000km近くになって、不具合も幾つか出てきたので、別の中古のMobilioに変えたところ、前のより1km/Lくらい燃費が悪くなっていてどうにかしたいと考えていたので、半信半疑でやってみた。
 アルミテープチューンというのは、車のプラスチック(不導体)部分にアルミテープを貼ることにより、プラスチックと空気の摩擦で生じる静電気を放電して、境界層の剥がれを防いで乱流を減少させ、気流をスムーズにすることにより、燃費向上などが図れる、というものだ。
 やってみると、晴天時16km/L台だったが、アルミテープチューン後は17km/L台になった。他の色々なサイトも見てみると燃費向上の報告は多い。どうも、効果があるのは本当のようだ。
(2020/03/03)

日本原子力発電のデータ改竄

 日本原子力発電が、敦賀原発2号機の新規制基準に基づく審査で、調査資料の記述を改竄していた。改竄は、原子炉直下の断層が活断層かどうかの判断のためのボーリング結果だ。これを原電に有利になるように改竄していた。重要文書の隠蔽・廃棄・改竄を平気でやる安倍政権と同じ穴の貉というところか。
(2020/02/15)

安倍クズ内閣

 北村地方創生大臣の国会答弁が問題になっている。質問に全く答えられず、右往左往する姿はもう政治家の資質0だ。以前にも質問に答えられない無知な大臣や、バカな大臣を何人も輩出した。嘘をつく・ごまかす・情報を隠す・消す、などは安倍内閣が率先してやっている。 こんな大臣を任命した安倍政権は官房長官が「適材適所」と繰り返している。クズの集まりだ。
(2020/02/12)

 安倍政権が検事の定年の従来の解釈(定年延長はしない)を変えて、黒川検事長の定年延長をした。黒川検事長は安倍政権寄りの人物らしく、又々安倍内閣の「お友達政治・政治の私物化」だ。これに関して、人事院は最初「定年延長は無い。」と答えたのだが、急に「言い間違えた。」として回答を変更した。安倍内閣の意向を汲んだのか、安倍内閣の脅迫に屈したのか、「言い間違え」とは呆れた言い訳けだ。そもそも、法解釈を行政が勝手に変える権限は無い。解釈変更は国会で議論するものだ。更にきちんとした決済も無く口頭での決済などというでたらめをやっている。安倍内閣の害毒は検察人事にも及んでいる
(2020/02/20)

 安倍内閣は今回のコロナウイルス禍に、「熱がある人は(重症化するまで)家で待機してください。」だそうだ。国民を見殺しにする方針だ。韓国や香港のような本当に国民を守る政策や支出を安倍政権は実行する気が無い。傲慢な上に無能だ。
(2020/02/26)

 これまでの政治の進め方・政策を総合して、今後、この内閣を

安倍クズ内閣

呼ぼう。なにが、「日本人の命と暮らしを守る。」だ。
(2020/02/27)

 安倍首相が、大勢集まるイベントの中止、学校の休校を要請した。命令ではない。つまり、最終的判断を現場に委ねたのだ。自分が責任を取る気が無い。しかも、その結果生じる負担に対する緊急対応策がたった153億。シンガポールは5000億、アメリカは2700億、台湾2200億、香港は市民一人当たり14万円支給だそうだ。日本の経済力や人口を考えれば、1兆円でもおかしくない。安倍クズ内閣
(2020/02/28)

 安倍首相が、大勢が集まるイベントの中止、学校の休校を要請する中、秋葉賢也総理大臣補佐官が26日夜、地元・仙台市で政治資金パーティーを開催していた。「東北地方では感染者が出ていないからやった。」などと戯言を言い訳にしているが、PCR検査をほとんどやっていないで「感染者が出ていない。」などとよく言えたものだ。安倍晋三の「Fukushima nuclear disaster is under control」と同じだ。安倍クズ内閣の面目躍如
(2020/02/28)

 秋葉補佐官が「東北地方で感染者が出ていない。」などと嘯いていた東北地方(仙台)で感染者が確認された。更に、新潟でも。当然予想された事だが。どう説明するのか。この人物もクズ内閣一員だ。
 クズはこれだけではなかった。25日に杉田水脈議員も政治資金パーティーを開いていて、それには下村博文・選対委員長、稲田朋美・幹事長代行、西村康稔経済再生相、北村誠吾地方創生相、竹本直一科学技術相らが参加していたことが判明した。クズ内閣のクラスター
(2020/02/29)

 安倍首相は28日の衆議院総務委員会で「『新型インフルエンザ対策特別措置法』を参考に早急に新たな特措法を検討する、そうだ。『新型インフルエンザ対策特別措置法』で対応可能なのに時間を掛けてわざわざ新しい法律を作る。今まで、散々、法律の拡大解釈や解釈変更をしてきた内閣なのだから、上記の法律を拡大適用することくらい簡単なはずだが。あるいはこれに乗じて、対応を遅らせることにより高齢者の死亡を促進して、高齢化に歯止めを掛けようとしているのか。安倍内閣はクズな上にグズか。
 なぜ、適用できる法律を適用しようとしないか、その理由が民主党時代に作られた法律だから、という話がある。要は、自分達が法律を作ったことにして、手柄を自分のものにしたいらしい。もし、本当なら、誠に下劣な思考・行動パタン。クズも極まれり
(2020/03/3)

 河井案里議員の秘書が公職選挙法違反の疑いで逮捕された。河井議員は相変わらず「捜査中なのでコメントできない。」と逃げ回っている。安倍晋三は河井議員の選挙資金として異例の1億5000万円も提供していた。にも拘わらずまるで他人事のように「議員としてそうした疑いを抱かれることのないよう身を処していく必要がある」などと言っている。自分がどれだけ「疑いを抱かれる」ことをして来たかクズ内閣の証の貯蓄が増える。
(2020/03/4)

 羽鳥慎一モーニングショーの中で出演者が「まずは医療機関に配らなきゃ駄目です。皆さん、マスクが欲しいのはごもっともなんですけれど、医療を守らなければ治療ができないから、医療機関、特に呼吸器関係をやっている人に重点的に配っていく必要がある」などの発言をしたのをとりあげて、「厚生労働省では、感染症指定医療機関への医療用マスクの優先供給を行なったほか、都道府県の備蓄用マスクの活用や日本医師会や日本歯科医師会のルートを活用した優先配布の仕組みをお知らせしています」などとツイートしたが、実際に問い合わせてみると担当者は「『「優先供給を行った』」については言い過ぎた表現。『行っている』『開始した』が正しい」とコメントしたという。さらに、医師会のルート」など無いことも判明し、「訂正したい。そんなことは国会でも言っていない」と述べたという。厚生労働省が嘘・デマを流して番組つぶしをする
クズが厚労省にも蔓延している。
(2020/03/6)

 安倍首相は五日、突然、新型コロナウイルス感染症対策本部会合で、感染のさらなる拡大を阻止するため、中国、韓国からの入国者に指定場所で二週間待機し、国内の公共交通機関を使わないことを要請するなどと言い出した。またまた、思いつき場当たり的やり方選挙目当ての受け狙いか。2週間留め置くホテルなどの手当など全くなし。急激にコロナウイルス感染が広がっているイタリアやイランはどうするのだ。小学生並みの低レベル愚策だ
(2020/03/06)

 またまた、クズが発覚した。森法務大臣は、9日の参議院予算委員会で、東京高等検察庁の検事長の定年延長をめぐる質疑のなかで、「東日本大震災の時、福島県いわき市から市民が避難していないなかで、検察官は最初に逃げた。身柄拘束をしている十数人を理由なく釈放した」などと答弁した。野党が11日、この発言内容は事実かと問いただすと、森大臣は、発言内容は事実と主張した。しかし、午後になり、森大臣は「検察の活動について、個人的見解を述べたことは不適切だった」と述べ、9日の答弁を撤回した。
 午前中まで「事実」と言っていたことを午後には撤回する。結局、根拠も無いことを国会で堂々と主張した。検事長定年延長問題が起きたときからそうではないかと思っていたがやはり、法務大臣もクズ内閣の一員だった
 そもそも、検事長定年延長と上記の事柄は合理的な関係が見いだせない。クズな上にバカだ。バカ内閣のすることは計り知れない。
(2020/03/12)

 森法務大臣は黒川元検事長の処分について、最初、内閣が決定したと言っていたが、5月26日になって、法務省と検事総長が決めたと言い出した。もう、支離滅裂。安倍内閣から何等かの指示があったか、内閣を忖度したか‥‥。クズ内閣の申し子か。
(2020/05/29)

 コロナウイルスが感染爆発を起こし始めているこの期に及んで、政府は何をしているのか。早く、軽症者、中症者を隔離施設を用意して、入院病棟から移し、アビガン等の既に認可されている利用可能な薬を使えるようにしないのか。何を忖度してグズグズしているのか。
(2020/04/02)

 政府は200億円以上掛けて全世帯に2枚ずつ布マスクを配布するそうだ。国民の不安払拭のためらしい。もう、あきれ果てて言葉が無い。情けなさに泣けてくる。200億円以上も掛けるなら首都圏などの、病院がひっ迫している地域に発熱外来等を仮設するとか、軽症者隔離施設の確保の方に使うべきだ。結局、466億円もかかるらしい。既に国民の殆どがマスクをしている状況でマスク2枚とは。クズ内閣から出てくるクズ政策
(2020/04/03)

 新型コロナウイルス対策として「緊急事態宣言」が出されたが、東京都が予定していた休業要請対象から政府の強い意向により、美容・理容店が外された。当初パチンコ店も外そうとしたらしい。美容・理容は濃厚接触の典型だし、パチンコ店に行くのは「不要不急」の外出に当たる。どうも、東京都が特措法25条に基づいてやろうとしていることに安倍内閣は特措法45条を持ち出して妨害したらしい。滅茶苦茶。バカもほどほどにして欲しいが、クズ内閣に期待しても始まらないようだ。
(2020/04/10)

 安倍晋三の「自宅待機」のYoutube動画が話題になっている。自宅待機を強いられて大変な状況に追い込まれている人々を尻目に自宅で優雅に寛ぐ姿は、この人物の政治感覚の欠如・無自覚を如実に物語っている
(2020/04/13)

 内閣ではないが‥‥週刊文春によると、世界中がコロナ騒ぎで外出制限をしている中で、3月15日、安倍昭恵夫人は宇佐神宮への団体旅行に途中から加わっていたらしい。神宮では、マスクもせずに団体の先頭を歩いていたとのこと。「コロナで予定が全部なくなっちゃったので、どこかへ行こうと思っていたんです」と言ったそうだ。開いた口が塞がらない。いくら法的には私人と言っても‥‥。やはり、この二人は日本のトップに立つべきではなかった
(2020/04/15)

 466億円も掛けて配布する布マスクだが、サイズが小さすぎて、使い物にならない場合が多いらしい。テレビに映る巷の人は、もうマスクをしていない人はほとんどいない。皆、なんとか工夫をしてマスクをしている状況で今更サイズの合わないマスクを配る。更に、配布されたマスクに不良品が混じっていて、回収しているとのこと。466億円がもったいない。もう笑うしかない。
(2020/04/17)

 安倍内閣は「外出を8割へらすようにお願いする。」などと言っているが、お願いではダメだ。「補償は政府がするから〇〇以外の用での外出を禁止する。」でないと実現不可能だ。そんなこともわからない、危機感が見えない‥‥。
(2020/04/20)

  安倍晋三首相が7日の緊急事態宣言を発令した会見で「人と人との接触機会を最低7割、極力8割削減することができれば、2週間後には感染者の増加をピークアウトさせることが出来る」と言っていたが、厚労省クラスター対策班で北海道大の西浦博教授が19日のツイッターで「こ7割は政治側が勝手に言っていることで、私は一切言及したことがありません」とツイートしたそうだ。またまた安倍クズ内閣の嘘・誤魔化しが発覚した。
(2020/04/25)

 コロナ対策のため政府が出した補正予算だが、医療機関へのマスクなどの優先配布、アビガンの増産支援、国内のワクチン開発支援に当てられた額が1192億円に対して新型コロナウイルス収束後の観光、飲食キャンペーンに1兆6794億円も当てている。これは逆ではないか。まず、コロナを収束させることに予算をつぎ込むべきだろう。政策がクズだ
(2020/04/26)

 政府はコロナウイルスで国中が混乱に陥っているこの時に国家公務員法案の改正を強引に推し進めようとしている。狙いは黒川検事長の定年延長の正当化と共に政府による検事の人事権掌握にあることがほぼ明白だ。憲法に謳われている「三権分立」を破壊する改悪法案だ。クズ内閣どころか犯罪的内閣だ。
(2020/05/12)

 コロナ対策特別給付金のオンライン申請で市町村に混乱が生じているらしい。住民基本台帳との情報統合・連携ができていないので、照合を人手でやらなければならないそうだ。そのため、郵送申請よりオンライン申請の方が支給が遅くなる可能性があるという。内閣府は「市区町村に負担はかけるが、利用者の利便性を考えた。」と言っているらしい。またまた、末端に責任転嫁をするクズ政策だ。
(2020/05/14)

 黒川検事長が辞任した。賭博行為それも外出自粛・三密自粛のさ中4回も掛麻雀をしていたらしい。安倍政権は「余人をもって代えがたい。」として強引に当人の定年を延長した。その責任を取る気は全くないようだ。この常習的賭博に対して「訓告」処分という軽い処分で事をうやむやにしたいらしい。クズらしいやり方だ
(2020/05/22)

 新型コロナウイルス対策専門家会議の議事録が作られていないことが判明した。安倍首相は「適切に、検証可能なように文書を作成、保存していると認識している。今後さらなる徹底を指示する」などと言っていたが、森・加計問題や防衛省問題で都合の悪い記録が出てきて懲りたのか、今度は始めから記録を作らないことにしたらしい。クズ内閣らしいデタラメな話だ。
(2020/06/01)

 新型コロナウイルス流行に関して、中小企業向けに最大200万円を支払う経済産業省の「持続化給付金」の事業費769億円が一旦「一般社団法人サービスデザイン推進協議会」という実体が怪しい会社に一旦委託され、それが749億円で業務の大部分が電通に再委託された。更に、それは電通から別の複数の会社に再々委託されている。20億円の内訳について、政府は明かにしていない。またまた、安倍内閣がらみで、きな臭い話が出てきた
(2020/06/01)

 「持続化給付金」の手続き業務で、申請の相談に応じる会場が、有料で多数借りられている。約500カ所の運営費は全体で約405億円とされているが、借りる費用や人件費などの内訳を、国や電通などは非公表と。している。何故、隠す必要があるのか。税金の使途は公表が原則であろう。安倍内閣のこれまでの行状から何か後ろ暗い所があるとの疑いを抱かざるを得ない。
(2020/06/08)

 コロナ対策に関して、政府は専門家会議の見解から「無症状の人も感染させている」といった文言を「パニックが起きかねない」という理由で削除したとのことが、専門家会議のメンバーからの取材で判明した。こういった、情報の隠蔽は安倍内閣においては今回に限ったことではないが、こんな重要な情報を国民から隠して国民を間違った行動に導いた安倍内閣は犯罪的だ‥‥安倍晋三は北朝鮮や中国、ロシアのような独裁国家が羨ましいのではなかろうか。
(2020/06/24)

 安倍内閣がなぜ河井元法務大臣・河井参議院議員に1億5000万もの選挙資金を与えたかについて、広島では、安倍首相に批判的な溝手顯正氏を落としたかったのだという噂が広がっているらしい。これが事実ならば、いや、これまでの安倍内閣の行状から事実なのではないかと見えるところが、安倍内閣のクズ振りを物語っている。
(2020/06/28)

 「GoTo キャンペーン」について小池知事が「他県への不要不急の移動は控えて」との呼びかけをしたら、西村経済再生担当大臣は「国の方針はこれまで通り、都道府県をまたぐ移動は自由に行えるが、熱や何らかの違和感がある人には、外出や移動を控えてもらうということだ」と言っている。何をバカなことを言うのか。無症状の感染者が人に感染させる力が強いことが既に判明しているのにまるでナンセンスなことを言う。そもそも、「GoTo キャンペーン」は「コロナが収まってから」では無かったのか。やはりクズ内閣だ
(2020/07/08)

 政府は「GoTo キャンペーン」について東京を外すとか、高齢者の団体は外すとか、若者の団体は外すとか、言い出した。更に、東京を外した場合のキャンセル料の補償はしないと言っていたが、補償をすると言い出した。もう、キャンペーン目前なのに迷走ぶりは眼を覆うばかりだ。コロナが収まっていないのに「GoTo キャンペーン」を前倒ししたことがそもそも間違いだったのだ。安倍内閣はクズを通り越して日本のガンだ。
(2020/07/21)

 政府は「アベノマスク」を8000万枚発注したそうだ。既に、マスクは市中に出回っている上に、既に配布された寸足らずの「アベノマスク」は使わずに放置されているものが多いという現実が見えないのか。そんな金があるのなら、逼迫している医療機関や自動PCR検査装置購入に金を出せばよい。もう、正気の沙汰とは思えない
(2020/07/28)

 政府は「アベノマスク」の配布を希望者のみにすると言い出した。残りは備蓄だそうだ。備蓄して使い道があるのだろうか。とにかく、巷の評判を気にしてコロコロと政策を変える。そもそも、ちゃんと考えて政策を打っていなかった証拠だ。6月の発注前に利用状況を見て発注を止めるべきだったのではないか。
(2020/07/30)

 この新型コロナウイルスの感染の広がりの中で、政府はコロナ対策を検討する国会を開こうとしない。憲法53条は、衆参いずれかの総議員の4分の1以上が要求すれば、内閣は臨時国会の召集を決定しなければならないと規定してあり、野党が招集の要求を出しているにも拘わらず、国会を開こうとしない。政府は国会での追及を恐れて雲隠れだ。国民を守ろうという気がまるで無い。クズ内閣
(2020/08/02)

 菅義偉官房長官は3日の記者会見で、沖縄県が新型コロナウイルス感染者用のホテルを十分確保できていないことについて、「政府から沖縄県に何回となく確保すべきであると促している、と報告を受けている」と言ったそうだ。GoToキャンペーンや米軍基地が原因のコロナ蔓延に何も手を打って来なかった政府が言うに事欠いて何を言うのか。無責任の極みクズども
 嘘をつく、誤魔化す、はぐらかす、無責任、無能、重要文書を勝手に廃棄する・改竄する、重要会議の議事録を作らない、重要会議を議事録を作らない会議に改組する、お仲間に利益誘導をする、自分の罪を隠すために検察人事に手を加える、重要検討事項があるのに国会を開こうとしない、‥‥戦後最悪の暗黒政治内閣
(2020/08/04)

 安倍晋三が首相を辞任するそうだ。結局、巧く行かなくなったら放り出すのは第一次安倍内閣のときと同じ。クズのままで逃げ出した
(2020/08/28)

羽田への新進入路

 国土交通省は羽田空港への進入新ルートとして、都心上空を通過するルート設定し、騒音を避けるためとして進入角度を通常の3度ではなく、他にほとんど例のない3.5度に設定するとした。オリンピックに向けての増便を考えてのことと思うが、非常に危険だ。

 急角度で進入するということは降下率が高いということで、滑走路近くになって降下率を低くする(そうしなければ滑走路に激突することになる)タイミングやフラップやスポイラーのコントロールが難しくなる。下手をすると、失速ということにもなりかねない。それを都心上空でさせるということなのだ。もし、都心で事故が起きたらとんでもないことになる。

 なぜ、こんなことをしようとするかというと、東京周辺の大部分が米軍の管制空域になっていて民間機が使えないからだ。米軍の管制空域になっているのは、日米安保条約の屈辱的な日米地位協定」によるものなのだ。同じ敗戦国で米軍基地があるドイツやイタリアでは、こんなアメリカの属国のような取り決めは無い。日本は独立国のはずなのだが、日本政府はそんな状態を改善しようという気は全くなく、アメリカのために日本国民の安全を犠牲して上記のような危険な運用を推し進めようとしている。国民の安全を何と思っているのだろうか。
(2020/02/06)

逆転写PCR法

 テレビでコロナウイルスの感染の検査で使われる逆転写(RT: Reverse Transcription)PCR(PCR:Polymerase Chain Reaction)法についてコメンテーターに専門家が説明していたが、どうも要領を得ない。「逆転写」とは何か、「なぜ逆転写をするのか」などの説明が出来ていないので、コメンテーターは納得した表情をしていなかった。筆者の理解は以下である。

  • コロナウイルスの遺伝子はRNAという物質でできている。
  • ウイルスを調べるにはある程度の量の遺伝子が無ければ難しい。
  • 転写とは歯形を採るのと似ている。転写結果は、遺伝子配列そのものではないが、遺伝子配列を復元できる情報を保持している。
  • 通常はDNAからRNAに転写するが、RNAからDNAに転写するので、「逆転写」となる。
  • 逆転写をするのは、RNAよりDNAの方が安定に増やすことができるからだ。
  • DNAに転写した遺伝子を増やしてその遺伝子を染色するなどして元のRNA遺伝子を同定する。

以上のような要点を説明しなければ、理解してもらえないのではないか。
(2020/02/05)

新型コロナウイルス

 新型コロナウィルスによる肺炎が猛威を振るっている。これに対する政府の対応は、国民を守ろうという気が希薄な、なまぬるくて遅い対応だ。

  • 他国では中国からの観光客の受け入れを停止した、あるいは停止する方向にある。それに対して、日本政府は未だにその方向にない。これは国家の緊急事態だ。トランプ政権に阿って役に立たない武器は買うが、こういった危機に対する国民を守る姿勢が全くダメである。
  • 武漢からの日本人帰国者達は帰国後の自分の隔離を望んでいるにも関わらず、政府は自宅に戻すなどという愚挙を進めている。帰国後の滞在施設(ホテルなど)を国の権限で手配するべきだ。「桜を見る会」では政府の意向を汲んで格安で色々と請け負ったホテルがあるということなので、今こそ、そんなホテルを使えばよい。
  • 日本人バス運転手が感染したことが明らかになったが、そのバスの運行経路を公表していない。公表による混乱を心配しているのかもしれないが、そんな考慮ができるのは感染拡大を防ぐ対策がある場合の話で、今回のような発病していない感染者まで他人に対して感染力があるような、感染拡大の防御が難しい場合は状況が異なる。早急に情報公開して関係地域の住民自身が行動を起こせるようにするべきだ。
(2020/01/29)

 政府は、武漢からの帰国者を隔離収容するホテルを用意したということだが、200人帰国したにも関わらず140室しか用意がなく、相部屋になった人が居たそうだ。厚生労働省、延いては政府のやることは誠にいい加減だ。隔離収容するのに相部屋とは!?結果的に相部屋になった人が感染者であったことが判明した。こんな、小学生でも判るような間抜けを何故厚労省のエリートがやってしまうか。更に、チャーター便の搭乗料金を一人当たり8万円取る方針だったとのこと。くだらないことに大金を出すのに、国の方針で帰国する国民から金を搾り取る。まるで時代劇の悪代官のやり口だ。安倍政権の害毒のなせる業だろう。
(2020/01/30)

 日本に寄港する大型クルーズ船で感染者が発生した。政府は初め症状が無い人を下船させるなどと言っていた。船のような閉鎖空間では濃厚接触者は多数居るはずで、今、症状が無くても感染者は多数いるはずだ。それを下船させるなどと言うのはもはや国民を見殺しにするに等しい。2月5日現在で、症状がある人31人を検査したら10人が感染者だったとのこと。この数は、船内に感染者が多数いることを如実に表している。無症状の人だからといって下船させることがいかに馬鹿げた事かがはっきりした。安倍政権の低レベルさがここでも露見した。自衛隊を中東に派遣するなどというトランプへのお追従をする金があるなら、感染症防御や災害対策に回すべきだ。呆れるほど、国民を守ろうという意識が希薄な政権だ
(2020/02/05)

 新型コロナウイルスは既に中国全土に蔓延している。この状況なのに、政府は未だにPCR検査をする条件を

37.5℃以上の発熱かつ呼吸器症状があり、
  • 発症前14日以内に湖北省に渡航または居住していた人、
  • 発症前14日以内に湖北省に渡航または居住していた人と濃厚接触歴がある人

などと言っている。2番目の条件など、どうやって確認できるのだろう。京都や大阪では厚労省の規準を満たしていない患者に対しても疑わしければ検査する方針とのこと。政府の対応の遅れ、愚劣さが目立つ
(2020/02/11)

 ダイヤモンドプリンセスの新型コロナウイルス感染者が2月12日で174人になった。益々、感染の拡大が進んでいる。日本国内でも潜在的な感染者は既に大量にいる可能性が高い。それでも政府はぐずぐずして、PCR検査を大々的に実施する気配が無い。何をしているのだろう。
(2020/02/12)

 政府が、PCR検査について上記のような縛りを掛けた結果ついに、日本人にコロナウイルスによる死者が出た。更に、この人の義理の息子が感染者になっている。早めにPCR検査をやれていれば、対応も変わってきたはずだ。PCR検査ができる装置や技術を持っている民間の施設は国内に多数あるにも関わらず、政府の愚策で「座して死を待つ」ような状況になっているこんな状況になっても、厚生労働大臣は「国内で流行している状況にない。」などと口を濁している。何を護ろうとしているだろうのか。
(2020/02/14)

 厚生労働大臣が「国内で流行している状況にない。」などと無責任な気休めを言っている間に、もう、パンデミック寸前の状況になってきた。感染経路が不明な感染例が幾つも出て来て「水際作戦」はもう意味が無い状況であり、重症者対応の施策が必要な状況になっている。にも関わらず政府は具体的な策ができていない。全て、後手々々、いや、間違った策で時間を無駄にしている。
(2020/02/17)

 厚生労働省は「帰国者・接触者相談センターに相談する目安」として
  • かぜの症状や37度5分以上の発熱が4日以上続いている人や、解熱剤を飲み続けなければならない人。
  • 強いだるさや息苦しさがある人。
を提示した。これをクリアして相談した結果によって、「帰国者・接触者外来」への受診できるかが決まる。これは、有効なのだろうか?こんなことで感染の拡大を防げるのだろうか。そもそも、「帰国者・接触者相談センター」だけの対応で間に合うのか。もっと、多くの医療機関で対応できるようにしなければ、感染経路が不明な感染者が出てきている現状からして、感染拡大を防げないと推測される。上記のような条件を付けて、対応機関を限定する策は愚策に見える。
(2020/02/19)

 新型コロナウイルス感染症がパンデミックの様相を呈して来た。この時期、できるだけ多くの人がPCR検査を受けられるようにするべきだが、厚生労働省は民間医療機関が民間検査機関にPCR検査を依頼することを妨害する施策をしている。何を考えているのか。
(2020/02/20)

 なぜ、PCR検査をもっと早く多数の対象に対してやらなかったのか。政府はPCR検査をできる機関の数が少なくて物理的に出来なかったとの説明をしているが、実際には民間機関を使えば遥かに多数の検査が素早くできたと聞く。要は、政府が国民を守るためのお金を出し惜しみしたということのようだ。桜を見る会のようなくだらないことには金を使うが、国民の命を守ることには出し惜しみをする。更に、クルーズ船関係の事務処理をしていた厚労省の役人2名の感染が確認された。ところが、一緒に仕事をしていたもう一人の役人は「濃厚接触者に当たらないのでPCR検査対象にならない。」として、まだ業務につかされているとのこと。呆れかえって言葉も無い。現場役人に新型コロナウイルスをまき散らさせているのも同然だ。70歳も半ばの筆者としては政府の施策によって命を落とすかもしれず、恐ろしくて仕方が無い。政府は、「重症化しやすいのは高齢者なので高齢者が死ぬのは日本の高齢化の歯止めになりむしろ好都合」と考えているのではないか、などと邪推までしてしまいそうになる。国民見殺し内閣だ。
(2020/02/21)

 総社市長は、この状況の中で「そうじゃ吉備路マラソン」を開催するという。大丈夫か。「人が多く集まる行事が全てNGという風潮はいかがなものか」だそうだ。昭和天皇崩御の際、色々なことが自粛ムードで取止めになったが、これこそ「いかがなものか」であった。昭和天皇は立派な人だとは思うが、もっと立派な人は沢山いると思う。その人が死んだからといって色々なことが自粛になることは無い。しかし、今回のような、国民の生命に関わることで自粛するのが何が「いかがなもの」なのだろう。
(2020/02/21)

 総社市長は「そうじゃ吉備路マラソン」の開催を取止めた。現状を見れば当然のことだ。最初の判断は何だったのだろう。
(2020/02/22)

 上記の、同僚2名が感染していた厚労省のもう一人の役人の感染が明らかになった。倦怠感を訴えたので検査をしたら、陽性だったとのこと。ほぼ100%予想できたことだ。それでも厚労省は、この役人を「濃厚接触者ではない」としてPCR検査をしなかったのは適切だった、と言っている。もう、滅茶苦茶だ。厚労省はこんなクズの集まりだったのか。嘘も不合理も平気で押し通す安倍内閣の害毒がここにも及んでいるようだ。
(2020/02/24)

 新型コロナウイルス感染症に関して、韓国の対応は文大統領が旗を振って、金銭的な配慮も凄い。文大統領は他の面ではあまり評判は良くないが、国民の生命を守ろうという姿勢は称賛に値する
 政府は公式見解で「国内の複数地域で感染経路が明らかではない患者が散発的に発生し、一部地域には小規模な集団感染が把握されている状態だ」などと呑気なことを言って「熱があるときは自宅待機してください。」とのこと。つまり、重症になるまで放っておく方針だ。重症になってからではもう遅いのだが。安倍晋三は厚労省任せで陣頭に立とうとする姿勢が全く見えない。本当にクズだ
(2020/02/26)

 安倍晋三は突然「全国の小中学高校を休校にする。」と言い出した。それも、専門家会議等の検討も経ずに、独断での決定だ。なので、その結果による様々な影響など全く考慮されていない。ただ、「何もしていない。」という批判ら逃れたい一心のようだ。場当たり的思いつきの典型だ
(2020/03/02)

 政府は、政府が備蓄しているマスク743万枚の供給を検討していると言う。是非、早急に医療機関や介護関連機関に対して供給を実行するべきだ。また、新しい法律制定で無駄な時間を浪費するより、そのまま適用できる「新型インフルエンザ等特別措置法」をただちに適用するべきだ。誰が妨害しているのか。日本政府の対応は、台湾などの対応に比べてグズでクズだ。
(2020/03/05)

 「林修の今でしょ!講座」で感染症の堀という専門家が「健康な人はマスクをする必要が無い。」と言っていた。確かに「健康な人」に関してはそうかも知れないが、今、潜伏期間も長く、発症していなくても人に移す可能性がある感染症に関して、こんなことを言って良いのだろうか。自分が感染していないとどうして判るのか。現在のところ、感染していないことが確認できない以上、健康そうでもマスクをした方が良いのではないか。この人は論理的思考が苦手なのか。
(2020/03/10)

 新型コロナウイルス感染症の感染拡大に関して、これまでの政府の対応を見ていると、如何にも手ぬるい。見ていてイライラを通り越して、腹立たしくて仕方がない。自分達が責任を取って、国民の命を守ろうという気概がまるで感じられない。言い訳・その場しのぎばかりが目立つ。専門家会議の発表も何か奥歯にものが挟まった感じなのは、どうやら、政府の圧力があったのではないかと疑われる。専門家会議内部では、もっと緊張感のある文言での結論があったらしい。
(2020/03/26)

 ついに、専門家会議や医師会が、早急に強力な手を打たないと感染爆発になる危機的状態、との警告を出した。このままでは「医療崩壊」→「感染爆発」という事態になることは目に見えている。それでも政府は「事態を見守る」ような態度を取っている。馬鹿者共。早く、隔離施設を用意して、重症者対応ができるベッド数を確保しなければ既に医療崩壊が始まっている。
 政府はCiRAの山中伸也教授の提言
  1. 今すぐ強力な対策を開始する
  2. 感染者の症状に応じた受け入れ体制の整備
  3. 徹底的な検査
  4. 国民への協力要請
  5. 適切な補償
を早急に実行に移すべきだ。
(2020/04/02)

 やっと、政府は「緊急事態宣言」を出した。これにより、地方自治体も動きやすくなった、と思ったが、東京都が強い自粛要請を出そうとしたら、政府が反対して出来なかったとのこと。東京の現状を見たら、相当強い措置を取らないと、オーバーシュートを起こす。まだ、「経済が‥‥。」と国民の命が脅かされているのに、金の事を言って、対応を遅らせる。自粛要請の業種から理髪店・美容店を外せと言っているそうだ。これらは「濃厚接触」の典型だ。東京だけ理髪店・美容店が閉まると、人が他県に行ってウイルスが拡散する可能性があるというのが理由らしいが、レストランとどう違うのか。また、衛生に気を配っている理髪店でクラスターが発生した例が無いというが、衛生に気を配っている病院で幾つもクラスターが発生していることを無視するのだろうか。安倍政権は頭がおかしいのではないか
(2020/04/07)

 愛知県や京都府が緊急事態宣言の地域から外れている。名古屋も京都も大都会で、感染判明者が急増している。愛知県を外す理由は「トヨタ自動車」という巨大企業のことを忖度しているのではないか、という噂もある。命より経済が重要なのか。経済が行き詰まると自殺者が出るという向きもあるが、それは金の補償で済むことだ。
 人との接触を8割り減らすことを要請しているが、補償無しに「要請」するようでは達成は困難だろう。補償は個人にする必要があるが、「世帯主」だけとのこと、考え方がクズだ。
(2020/04/08)

 東京都の感染判明者数が181名となった。それでも、政府はなぜかグズグズしている。
 このところ、専門家会議の副座長の顔をテレビで見ることが多くなった。どうも、政府による間接的な発表では自分達の真意が捻じ曲げられていると感じてきたのではないか。
(2020/04/09)

 やっと政府と都の自粛要請についての折り合いがついた。政府が強く主張して、理容・美容店は休業要請から外すことになったらしいが、理由の合理性が無い。3密を避けるという観点から当然休業するものと思っていたが、理解不能だ。パチンコ店も外そうとした。パチンコ店は「不要不急」でないのか。
 国がそんなバカをやっている間についに福岡で美容室によるクラスター感染が判明した恐れていたことが現実になった
(2020/04/10)

 PCR検査件数が増加しない原因は厚労省の付けた条件が間違っていたかららしい。軽症舎や無症状者を入院させなければならないこと、PCR検査の許可権限を保険所だけに限っていること、判断を帰国者・接触者外来のみに委ねていることなどがネックになっているらしい。
 医師の団体が、屋外での発熱外来・ドライブスルー検査、閉校になった学校利用の隔離施設設置等の提案・要望をした。安倍首相もやっとドライブスルー検査を口にしだした。もう、巷ではずっと前から言われていたことだが‥‥とにかく、早く、検査と治療を分離して、効率を上げて崩壊の始まっている医療を立て直さなければ、大変なことになる。
(2020/04/13)

新型コロナウイルスの猛威に対しては、政府は以下のことに大量の資金をつぎ込むべきと考える。
  • 医療機関、介護施設のためのマスク、防護服の確保
  • 人工呼吸器の増設・関連人材の確保
  • 検査体制の整備
    • ドライブスルー検査体制の整備
    • 発熱外来の増設
    • PCR検査機器・人材の準備
    • 簡易検査キットの開発
  • アビガン等の生産・増産(罹患者全員に投薬可能な程度)
  • ワクチンの開発促進
  • 個人への補償

 特に、ワクチンがすぐにはできない今の状況では、この極度に感染力が強いウイルスに対しては(素人の個人的な考えだが)、PCR等の検査を増やして、感染確認者全員へのアビガン等の早期投与により、回復者(免疫保持者)を増やして行く方法が最も妥当な方法と考えられる。
(2020/04/14)

 東京都医師会が協力してでPCR検査センターを作るようだ。以前から何度も何度も言われている「PCR検査数を増やせ」ということを政府はなぜかやろうとしないので、医師会が医療崩壊を防ぐために始めたとのこと。既に、東京は感染経路不明が80%に達して、感染経路調査をやれる状況に無いのに政府はまだ感染経路に拘って、保険所はもうパンク状態らしい。
 政府はアビガンの使用について新型インフルエンザの時にやった様に、特例でただちに許可するべきだし、アベノマスクの466億は、医療機関を護るために使うべきだった。
 政府はようやく、一人当り10万円の給付の方向で検討を始めたらしい。遅きに失した。もっと早く表明していれば、生活困窮者も無理をして働く人が減ったはず。
(2020/04/15)

 政府は、やっと、「緊急事態宣言」を全国に出すらしい。一部の地域だけに出しても県を超えての交流を停止しない限り効果が薄いのは始めから判っていたことだ。とにかくやることがグズい。
(2020/04/16)

 女優の岡江久美子が新型コロナウイルスに感染して死亡した。発熱したが高熱でなかったため自宅療養にさせられたそうだ。ただし、彼女は乳癌の手術後で抗癌剤を使用していたとのこと。このことからすると、基礎疾患がある患者なので、できるだけ早くPCR検査して陽性ならアビガン等の薬を投与するべきだったのではないか。そうずれば、死に至ることも無かったのではないか。初期対応に多いに疑問が残る。残念だ。
 このケースは政府の無策あるいは愚策によって殺されたと言っても過言ではない
(2020/04/23)

 沖縄の米軍関係者で新型コロナウイルスの集団感染が起きている。米軍が米国から運んで来たらしい。沖縄に来る米兵について、全員のPCR検査をしていない。これは、民間航空を使っての米国からの入国と違い、基地への入国は日米地位協定より、日本は手を出せないらしい。韓国での米軍については全員PCR検査を行っているとのこと。こんな情けない状況にも、日本政府は何もしていない。国民を守る姿勢が見られない
(2020/07/14)

 日本でのPCR検査数がニューヨークなどに比べて圧倒的に少ない。ニューヨークでは市民全員にPCR検査をする方針で、検査費用は無料とのこと。これにより、死者0の日もあり一桁台が続いている。ニューヨークでは検査と同時に濃厚接触者の追跡も十分に行っている。
 日本でなぜ同様のことができないのか。「PCR検査を増やせ」という主張に対して、「PCR検査は30%の偽陰性と1%の擬陽性(最近は0.01%と言われている(8月20日現在)が出るので、陽性者を見逃し擬陽性者で病院がパンクするのでやるべきでない。」という意見がある。しかし、これは1回の検査だけで済ませた場合の問題で、複数回検査すれば精度は格段に上がる。自由に検査ができれば、定期的に検査できて感染拡大が飛躍的に少なくなることはニューヨークその他の都市で証明されているPCR検査拡充に反対する理由として1回の検査を前提にした上記のような誤った説に惑わされてはいけない
 政府は本質的でないキャンペーンなどに金を掛けるのではなく、無料でPCR検査や抗原検査を受けられるようにして、誰でも何時でも検査を受けられるような体制作りと医療関係および隔離施設への補助に金を掛けるべきだ。むしろ、そうすることにより、医療の逼迫の危険性が下がり、人々の安心感も得られて、結果として経済も巧く回ることになる。
 日本でPCR検査/抗原検査が広まらないのは、何かそれを妨害する力が働いているのだろうか。
(2020/07/21)

 コロナウイルス感染の第2波がやってきているように見えるが、政府は「第2波とは認識していない」と言っている。「認識していない」などという曖昧な言葉で後で突っ込まれたときに逃げ道を作っている心算らしい。専門家委員会の後継組織である「諮問委員会」は、議事録も取らない会議で、非常に怪しい組織なっている。会議でどの立場の人がどんな意見を持ち、政府がそれをどう判断して政策を打っているのかがさっぱり分からない。更に、諮問委員会の会長が尾身茂であるのも変だ。感染症学の学者の立場でものを言えなくなった。結果として、尾身会長の発言はなんだか意味不明な感じになってきた。ちゃんとした学術的な発言をして欲しいのだが。
(2020/07/23)

 全国的に感染者数が増加していて、自宅待機者も増加している。自宅待機は最も愚劣なやり方だ。家族が居れば家族に感染させる危険性があるし、一人暮らしなら病状の急変に対応できない。
 なぜ、体育館などの管理がし易い施設を使って隔離をしないのか。特に、東京はオリンピックのために巨大な施設を多数作って何の役にも立っていないこれらの施設をコロナ感染者隔離のために利用しないのは税金の無駄使い以外の何物でもない
(2020/08/14)

ディジタルアンプ

 現在、我が家には6台のディジタルアンプ(D級PWMアンプ)が動いている。3台はLP−2020A+、1台はLP−2024A+、もう1台はYAMAHAのYDA−138を使ったキットを組立てたもの。更に1台はYDA−138を用いた完成基板で製作したもの。効率が良くて、音が良い(一部のマニアはあまり良く言わないが、ブラインドテストで良さは証明されている)ので、我が家で増殖を続け、置き換えられたアナログアンプが5台も転がっている。特に、LP−2020A+の音は低域から高域まで、「エ!これが3000円のアンプか?」と驚くほどクリアで力強い。
 少し、問題があるとすれば、中華製品の信頼性の低さと、電源が12Vなので、パワーが10W×2チャンネルしか出ないことだが、我が家のメインスピーカーは比較的高能率(93db/w(m))なので、16畳の洋間でとりあえず十分な音量で再生できている。
 信頼性に関しては、やはり、残念ながら低い。4台のLepaiアンプの内LP−2020A+1台と1台あるLP−2024A+が不具合を生じている(使用中に「ブツッ、ブツッ」と言い出した)。とりあえず、ケミコンの劣化の可能性を考えて、交換用のケミコンを購入したがこれで治るかは判らない。
 寝室で使っているのはTDA7297というMOS−FETのアナログICアンプ基板を使ったアンプである。これには、10cm口径のユニット(88db/W(m))で作ったバックロードホーンスピーカーをつないでいるので、10cmとしては比較的能率が高く、寝室には十分というより過大な音量が出せる。昔はアンプに大金を掛けたものだが、良い音が本当に廉く手に入る時代になった。
(2020/01/28)

 ブツブツノイズが出だしたディジタルアンプだが、電源のケミコンを交換したら正常動作するようになった。
(2020/03/30)

床の色と抜け毛

 家を改装するときに居間の床をこんな■■■■色にした。壁も天井も白っぽい色にした。おかげで、部屋が明るくなり、明るい部屋が好きな筆者としては満足なのだが‥‥驚いたのは床のゴミの目立つこと目立つこと!。特に、毛髪や体毛は物凄く目立つ。
 よく、刑事もののドラマで「体毛が発見され証拠になった。」といった話が出てくる。以前は、「そんなに都合よく体毛が発見されるものか。」と思っていたが、いやいや、人間(人間だけじゃない)という生き物は何と頻繁に体毛(毛髪も含めて)を落とすものか。確かに、以前、猫を飼っていたときはもう部屋中毛だらけで、空中にも猫の毛が舞っているらしく、湯飲みなどには蓋が必須であった。お蔭で、充電式のハンディークリーナーを2台購入することになった。気が付く都度、吸い込んでいるが、それでもちょっと油断するともう体毛を発見する。これは、部屋の明るさを満喫する代償として受け入れざるを得ないことのようだ。
(2020/01/28)

国のトップの責任

 「国のトップの責任」と言うと、その国民に対しての責任と考えるのは当然ではあるが、国(特に大国)のトップは地球全体にも責任があることを忘れている。
 最近、気候変動による洪水や大火災などが頻発している。ドナルド・トランプや習近平、などの自国の経済的繁栄(延いては自分の政権維持)ばかりに汲々とする「自国第一主義」者達は、地球温暖化などの気候変動に無関心あるいは眼をつぶっており、彼らの地球に対する無責任ぶりが目立つ。安倍政権はトランプの腰巾着に成り下がって、トランプのやることにお追従を述べるしか能が無い。
 現代のように、人間の活動が地球全体に大きな影響を及ぼす時代には、大国の首脳は地球全体にも責任があることを自覚するべきだ。自国のあり方が地球全体に影響を及ぼすことにもっと意識を向けなければ、地球が滅びることになりかねない。
(2020/01/19)

長距離走用靴

 世界陸連は長距離走用のナイキの靴を禁止する方向にあるとのこと。公平性のためだそうだが、陸連はバカだ。公平性を望むなら、一つのメーカーの靴を禁止するのではなく、出場者全てに同じ靴を支給するか、靴の統一規格を決めればよい。こう言うと「選手の特性に合った靴の種類を選ぶ自由が無くなる」などとお間抜けを言う人が出てくると思うが、与えられた同じ環境で力を競うということでは、高地の選手も低地の選手も同じ酸素量の開催地で競うことに文句を言った人がいるだろうか。
 そもそも、今のスポーツ界の状況は、道具の進歩で記録が伸びたのか選手の能力向上で記録が伸びたのか判らない。合理的に考えれば、一つ決めた道具をずっと変えないで記録を測るのでなければ本当に能力が伸びたことを証明できない。記録を伸ばせる道具を開発できたことを開発者が喜ぶのは解るが、進歩した道具で記録が伸びたことを選手やスポーツ関係者が喜ぶのは馬鹿げた話だ。
(2020/01/16)

統合型リゾート疑惑

 IR(統合型リゾート施設)誘致に関して元内閣府副大臣の秋元司が逮捕された。IR担当副大臣だった秋元は中国企業の「500ドットコム」から300万円の賄賂をもらって、同社に対して便宜を図った疑いとのこと。更に、中国の同社の本社訪問に際し秋元容疑者の政治団体から同社顧問が関係する会社に旅費名目で256万円が支出されたとのことなのだが、政治団体の政治資金収支報告書の記載額と、香港の会社が発行した領収書の金額が異なり、支払いの一部が確認できない状態になっていて、一部は同社側が負担した疑いがあるとのこと。
 更に、秋元司容疑者が、2018年2月に北海道留寿都村を訪れた際、旅費の一部を札幌市の観光会社が負担していたらしい。汚職は明らかだ。安倍内閣の内部から逮捕者が出たのだが、安倍内閣は責任を取る気がなさそうだ。
 またまた、安倍内閣がらみの汚職疑惑だ。どこまで腐りきった内閣なのだろう。
(2019/12/28)

 この件については益々広がりを見せているようで、自民党4人、日本維新の会1人。北海道を含むIR誘致を検討していた自治体出身の議員や超党派でつくる「国際観光産業振興議員連盟(IR議連)」の幹部らで、閣僚経験者や現職の政務官も含まれるとのこと。やはり安倍内閣がらみのようだ。腐臭に群がる糞蝿か‥‥。
(2020/01/02)

安倍晋三の暗躍の疑い

 またまた、安倍晋三の「お友達」への利益供与の疑いが発覚した。
 ジャーナリストの伊藤詩織さんが、元TBSワシントン支局長でジャーナリストの山口敬之氏から性的暴行を受けたとされる問題で、裁判所が逮捕状を発行したにも関わらず、警察上層部の命令で、突然、その執行が停止された。当時の警視庁刑事部長・中村格氏は菅義偉官房長官の秘書官をつとめ、官邸人脈との太いパイプを持っているとのこと。また、山口氏は安倍晋三と親しい間柄とのこと。森・加計問題、桜を見る会の問題における安倍晋三の行状からして、安倍晋三が何等かの関与をして、警察幹部がそれに忖度した疑いが非常に濃い。これは警察組織の私物化だ。もう完全に独裁者の行動だ。徹底的に調査し事実を明らかにするべきだが、できるかどうか。
(2019/12/19)

覆面パトによる事故

 兵庫県警の覆面パトカーが注意義務を怠り進路変更をした結果、バスが事故を起こした。パトカーは何もせずに走り去り、事故の原因を作った車が兵庫県警の覆面パトカーであったことがバス側に知らされたのは5時間後だった。

  1. 事故から5時間、警察は何をしていたのか。そもそも、件のパトカーから兵庫県警に事態の報告が入ったのは15分後だそうだ。警察は「高速道路上で止めることができなかった。」などと言い分けしているが、パトカーは二人乗車しているはずで、助手席の警官が即時に連絡できるはずだ。そして、その後5時間も何をしていたのか。なんとかごまかす手を相談していたと疑われて当然だ。
  2. 事故を起こしたら救護義務があるが、無視して走り去ったことについて警察は「けが人も無かったので救護義務は無い」などどふざけたことを言っている。走り去っていて「けが人が無い」などとどうして判断できるのか。
  3. 警察はこの事故を自損事故扱いにするようだ。合理的に見て覆面パトによる幅寄せ事故であり自損事故ではない。警察は身内の犯罪を隠すためには平気で冤罪を作る(高知白バイ事故など)
(2019/11/19)

桜を見る会

 またまた、安倍首相の国政私物化が発覚した。国家予算を使って首相が毎年4月に開く「桜を見る会」に首相の地元後援会関係者も含め政治家の支援者らや家族が多数出席した。本来の趣旨は「各界の功労者」を招くことになっているので、全国から万遍なく招待があるはずなのだが‥‥。こんな国家の私物化をして安倍首相は全く罪悪感も無いようだ。これに関して、安倍首相は「自分は関与していない」とシラを切っていたが、次々と安倍晋三事務所の関与の証拠が出てきた。安倍政権は突然来年の「桜を見る会」を中止として事態をうやむやの内にもみ消そうとして、説明も何もない。このメンタリティーはもはや独裁者のそれと同じだ。日本は北朝鮮のようになるのか。安倍首相は知らぬ存ぜぬで押し通しているが、森友・加計問題以来、自分の仲間や支援者に対する利益供与が度重なって、これほど嘘・ごまかし・はぐらかしばかりの汚辱にまみれた首相・内閣は戦後無いのではないか。しかも、憲法無視を何度も繰り返し説明もしない。質問ははぐらかして答えようとしない。司法も政府に諂ってこの件については「触らぬ神に祟り無し」の体でちゃんと調べようともしない。三権分立はどこに行ったのか、日本の民主主義も崩壊状態だ。
(2019/11/14)

 桜を見る会の招待者に昭恵夫人の推薦よるものがあったことが判明した。明かに「私人」が内閣の決定に関わったことになる。しかも招待者には自民党関係者が6000人も入っていたことが明らかになった。更に、出席者名簿の提出を要求されたら、その1時間後にに名簿をシュレッダーに掛けたという。もう、滅茶苦茶遣り放題だ。正に独裁者だ。司法は何をしているのか
(2019/11/21)

 桜を見る会に反社会的勢力の人物や詐欺商法の会社の人物が招待されていたことが判明した。「桜を見る会」の本来の趣旨の真逆をやっている。恐らくお金でも貰っているのだろう。慌てて招待者名簿を廃棄したのも頷ける。それでも安倍一派は調べる権限が無いとか調べられないとか言って国会会期が終わるまで時間稼ぎをしている。こんな人物が国を牛耳っているのだ。しかも 司法が行政に遠慮して何もしない。政治を私物化して平然としている安倍一派は独裁者となって国を私物化してしまっている。暗黒政治はもう始まっている
(2019/11/30)

 「桜を見る会」の招待者名簿のバックアップがあったのに資料請求に応じなかった理由を菅官房長官は「バックアップは公文書ではないので資料要求に応じる必要がない」と言った。屁理屈にもならない理屈が通ってしまう。国民をなめきった姿勢は正に独裁政治だ。今の政権中枢部の連中は人間としても外道の輩だ。北朝鮮や中国のように、こんなことを書いていただけで投獄されて抹殺される国になるのもそう遠くなさそうで恐ろしい。
(2019/12/05)

 安倍政権が「反社会的勢力を定義するのは困難」との閣議決定をした。政府が2007年にまとめた指針では、反社会的勢力を「暴力、威力と詐欺的手法を駆使して経済的利益を追求する集団または個人」と定めていたのだが、自分達が定めたことを臆面もなくひっくり返す。自分達の犯罪を隠すためには何でもあり‥‥どこまで下衆の集団なのか。
 これにより、様々な契約書などで使われている「反社会的勢力」が意味不明な用語になってしまった。滅茶苦茶な話だ。独裁政権のやりそうなことではある
(2019/12/11)

 安倍首相は、記者から「桜を見る会」前日に開かれた夕食会をめぐる国会答弁とホテルの説明が食い違っていることについて質問され「すでに国会で答弁した通りだ」との答えを繰り返した。その答弁が「ホテル側に確認した結果、その回答はあくまで一般論で、個別の案件は『営業の秘密に関わるため』当てはまらない。」ということだったが、改めてホテルに問い合わせたところ、ホテル側は「営業の秘密に関わる」との説明はしていなかったことが判明した。つまり、安倍首相は嘘の答弁をしたことになるそれでも、本人は平然と上記のような発言をしている。これほど、公衆の面前で嘘がばれても平然としている、言説の矛盾が露呈しても平然としている首相はこれまで居なかったのではないか。矛盾を指摘されても、ヘラヘラ笑っている、正しいか正しくないかなど全く念頭に無い態度だ。人間としてクズなのか虚言症なのか。
(2020/2/19)

 安倍晋三前首相の政治団体が主催した「桜を見る会前夜祭」を巡り、東京地検特捜部が、安倍氏の公設第一秘書らを任意で事情聴取していたとのこと。徹底的に事実を明らかにして欲しい。森加家問題では検察は不発だったが、これらについても改めて捜査して欲しいものだ。利益誘導や不法な行為があったことは状況証拠的にはほぼ間違いないのだから。
(2020/11/24)

算数の問題と答え

 小学校の算数の問題で小学生の答えが話題になっている。
問題文は
ゆきこさんの 家から えきまで 30分 かかります。
8時50分に えきに つくには、 家を 何時何分に
出ると よいでしょう? りゆうも かんかえましょう。


である。小学生の答えは

家を[8時15分]に 出ると よい。 8時20だとぎりぎりであせるとあぶないから。
 算数としては×とするのもやむを得ないかもしれないが、上記のような問い方なら正解としても良い答えだ。先生も「この答えは普通の算数の答えとしては×になるけれどもこの問い方の答えとしては正しい。」ということを他の生徒の前ではっきり評価して説明するべきであろう。ただ、「なぜ正しいか」をちゃんと説明できる先生がどれくらいいるか‥‥。

 上記の問題文の問題点。

  1. 問い方が「何時何分にでるとよいでしょう?」となっている。
    これは「良い/悪い」という価値評価を算数の中に持ちこんでしまっている。そのため、件の小学生は「良い/悪い」の評価を含んだ上記のような答えにしてしまったのであろう。このように、価値評価を含んだ問いにしてしまったため、上記のような生徒の答えも正解になってしまう算数や科学に価値評価を持ち込むのは根本的に間違っているのだ。これは「何時に出ればぴったり8時50分につくでしょう。」のような問い方にするべきだ。上記の問題文の問い方だと、「5分くらい遅れても大丈夫と思うから8時25分でよい。」という答えが出てくる可能性さえある
  2. 更に、「りゆうも かんがえましょう。」は多いに余計だ。問題としては単に引き算の問題なので「理由」も何も無い。にも関わらず上記のような問いかけをされると、「良い/悪い」という価値評価を含む問いなので大人でも上記の小学生のような価値評価を含んだ理由を付けた答えをする可能性がある

 こう言った、出題意図が歪んで伝わってしまう問題文が作られることを防ぐためにも「国語教育の改革」が必要だろう。
(2019/11/06)

恩赦

 政府は新天皇即位を理由に「恩赦」を実施するそうだ。
時の政権の宣伝にしか利用されない

こんなバカげた制度は即刻廃止するべきだ!!

 民主主義や法治国家が嫌いな安倍政権らしい政策だが。
(2019/10/20)

国語教育

 高校の国語が論理国語と文学国語になるらしい。このやり方が妥当かどうかは別として、筆者は、これまでの「国語」が文学作品の鑑賞に偏っていたことには不満を持っていた。
 小学校のころから国語に関して(というより言語に関して)「いぬ」はどうして「いぬ」なんだろう。「意味」って何だろう。「(日本語の)単語の意味を(日本語で)書けたら本当に意味が解っていることになるのか?」。「文法とは?」など、言語そのものに関する興味があったが、国語の授業では文学小説の感想などばかりが重視されて面白くなかった。その意味で「国語教育の改革」は必要と感じている。
 高校の国語なら言語学や意味論、論理学などの分野の話題ももっと取り上げるべきだし、その方が遥かに好奇心を刺激するし、将来的にも役に立ちそうに思える。文学小説などから何を受け取るかは文学理論の「受容理論」でも指摘されているように、読者の自由に委ねられるものなので、学校の授業になじみ難いのではないか。それに対し、上記のような言語学的観点は普遍性のある議論が可能であり授業にも適している。
(2019/10/18)

 askomaという国語教員の方のサイトで

 「僕たちは論理だけでは説得されない」ということだ。実際、人を説得する文脈でよく用いられるのは、論理の組み立てというよりも、印象的なレトリックや物語(エピソード)の力なのだ。

と書かれていた。
 これは事実であろう‥‥が、むしろレトリックなどに惑わされずに、その文章が述べている論理を正確に読み取る能力を養うことが重要なのではないか。ネットで比喩(レトリックの一つ)ばかりを持ち出して議論する人と論争したことがあるが、比喩は論証とは似て非なるものであり、比喩で説得されるととんでもない結論に誘導される可能性があり、とても危険なことなのだ。人の説得にレトリックや物語(エピソード)を使用するのは後のトラブルを考えるとかなり慎重でなければならない。レトリックや物語(エピソード)による納得は本当に主張の正しさを理解した上での納得ではないことに注意しなければならない。
 同ページに「論理的文章は『論理的』ではない?」という見出しで、同ページの筆者が考えるらしい「論理的文章」が論理的でないと書いてあるが、その記事での「論理的文章」がレトリックや物語(エピソード)で出来ているとしたら、その様な文章を「論理的」と考えることが、学会の論文の査読や若い人の論文のチェックをしてきた筆者には驚きである。
 「説得力のある文章」よりも「論理的に筋の通った文章」を書ける教育が重要なのではないか。政治家?や詐欺師には説得力のある文章作成能力が必要かもしれないが、正確なコミュニケーションには論理的にきちんとした文章を書ける能力の方が重要であろう。

 国語教育が「論理の組み立てというよりも、印象的なレトリックや物語(エピソード)」の文章作成能力の育成に偏ったものであるとしたら、正確なコミュニケーション能力の学習を阻害することにならないか。
 「論理国語」が筆者の期待する効果を発揮するかは判らないが、現状の国語教育が上記のような内容だとしたら改革は必要であろう。
(2019/10/19)

引き算のやり方

 普通、小学校で例えば(33−7)をするやり方として「1の位では引き算ができないので、10の位から10借りて来て、(10−7)=3,3+23=26」のような計算をするように指導される。
 筆者は小学校時代から「借りて来て‥‥」というのがなんだか気持ち悪くて、「3から7を引くと4引き足らないので30から4引いて26」のような考え方で計算して来た。「4引き足らない」というのは(−4)という負の数を実質的に使ってきたことになる。もし、子供がそんな計算の考え方を披露したら小学校の先生はどう評価するのだろう。
 ネットで見ると(33−7)のような計算は「10の位から10借りてきて(10+3)=13にして(13−7)=6。そして6+20=26」というような説明をしている。しかし、このやり方だと「1の位で引き算ができない」という状況は回避できていないので、合理的な説明とは思えない。この場合は「(10〜19まで引く一桁)の九九」のようなものを覚えておく必要があるように思える。
(2019/10/08)

 繰り下がりのある引き算についてネットで調べてみたら、筆者のやり方はほぼ「減減法」というやり方らしいことが判明した。33−7=30+(3−7)=30−(7−3)と式変形して計算しているのと同等であり2回引き算をする形になるのでこの名称が付いたらしい。「減減法」でやっている人は全体の1割くらいらしい。ただし、減減法では上記の計算で「(7−3)をしてその結果の4を30から引く」となるが、筆者の場合(7−3)をやっている感覚は無く、あくまで「(3−7)で4引き足りない」と考えていた。実質的に同じことなのだろうが、感覚的には違う感じがする。標準的な減減法においては(3−7)をするのに引く数7と引かれる数3をひっくり返して(7−3)をするので、これを「筆算で躓く誤りのパタン」として減減法の欠点としているものがある。確かに(3−7)を(7−3)にしてしまうと混乱を招く可能性があるかもしれない。しかし、筆者は(7−3)ははやっておらず、感覚的には(3−7=−4)をやっていた。なので、「減減法は筆算で躓く」というのは「4引き足りないから」という考え方には当てはまらないのではないか。実際、筆者は筆算で困ったことはない。(3−7)を(7−3)にするような教え方をするから拙いのではないか。「4引き足りないから」という考え方を子供がしていたらそれはそのまま生かしてやる方が良いと思う。また、上記のような理由から「4引き足りないから」という考え方は標準的な減減法とは根本的に異なる考え方なのではないかと考える。
(2019/11/16)

関西電力幹部の原発汚職

 ほとほと呆れてしまう。この人達の行為は高浜町の住民だけでなく、国民全体に対する重大な犯罪だ。原発マネーは国民の税金や電気料金から出ている。

 このような不正は許しがたいが、そもそも、このような不正が生じる原因を作ったのは政府の「補助金漬け政策」による自治体支配であろう。このような手段で強引に原発を推進してきた政府の責任の追及が無いとしたら片手落ちである。
(2019/10/04)

東京電力元幹部に対する東京地裁の判決

 福島験発事故の東電元役員3人の責任に関する東京地方裁判所の判決を見て呆れた。
判決文結論
自然現象に起因する重大事故の可能性が一応の科学的根拠をもって示された以上、安全性確保を最優先し、事故発生の可能性がゼロないし限りなくゼロに近くなるように、必要な結果回避措置を直ちに講じるということも社会の選択肢として考えられないわけではない。しかし、本件事故発生前までの時点で当時の法令上の規制や国の指針、審査基準は絶対的安全性の確保までを前提にしていなかった。3人は東電の取締役という責任を伴う立場だったが、規制の枠組みを超えて刑事責任を負うことにはならない。
 当時国が設置した地震調査研究推進本部は「福島県沖を含む三陸沖北部から房総沖の間でマグニチュード8前後の地震がどこでも発生する恐れがあるとし確率を『今後30年以内に20%程度』」と予測している。これは無視しえない科学的根拠であり、「一応の科学的根拠」などと言えるものではない。また、「事故の可能性がゼロないし限りなくゼロに近くなるよう」などと、20%の問題を0%にすり替えるというごまかしをしている。10mを超える津波が20%の確率で襲えば10m想定の対策では当然事故が起きる。つまり、20%の確率で事故になるということだ。それを「0%‥‥」などとして無視する。よくこんな恥ずかしいごまかしをするものだ。20%は事の重大性を鑑みれば非常に高い確率と考えるのが合理的であり、それを無視した結果10mを超える津波が原発を襲った。
 判決文を見ると、どうも、「無罪ありき」の屁理屈に見えてしかたがない。裁判官の合理性・客観性に対する感覚の低さと謙虚さの欠如、そして自己保身が如実に現れている。裁判官としての正義はどこに捨てたのか、恥ずかしいと思わないのか。
(2019/09/21)

放射能汚染水の海洋投棄

 原田環境大臣が福島第一原発から出た汚染水について「海洋投棄するしかない」と言ったようだ。とんでもない無責任な発言だ。そもそも、一応処理済とは言え、トリチウムは除去できていないし、それ以外の放射性物質も基準値を大幅に超える量が残っていることが判明している。それを海洋投棄したら実質的な海洋汚染以外にも「風評被害」が生じることはほぼ100%確実だ。「国があらゆる努力をすることも極めて大切だ」などと呑気なことを言っているが、国が努力しても風評被害を止めることは不可能なことは全数検査して放射能が基準値以下であることが証明されている福島の海産物が輸入禁止になったりしている国が数々あることからも明かだ。「バカも休み休み言え。」と言いたい。
(2019/09/11)

 政府は原発処理水の海洋放出を正式決定した。漁業者の反対に耳を貸すことなし。「地元の理解なしにはいかなる海洋放出もしない。」との約束を平気で破っての決定だ。兎に角、権力をもって強引に推し進めるようだ。海洋投棄によって生じる風評被害に対して全く具体的な対策も無しだ。更に、最近、これまで知られていなかった放射性廃棄物のコンテナが4000個も出てきて、この処分についても全く考慮されていない。こんなことで安全性が保てるのか多いに疑問だ。
(2021/04/13)

 海洋投棄しようとしている汚染処理水の70%はトリチウム以外の核子を取り除けていないとのこと。トリチウムだけになった処理水はともかく、残りの70%はどうするのか。そもそも、タンクを設置するスペースが無いというが、実際は福島第二発電所などに土地はある。要は、遮二無二海洋放出という一番安易な方向に進んで、今後も原発を続ける体制を作りたいのだ。
(2021/04/18)

押釦式歩行者信号と優先道路

 優先道路とそうでない道路の交差点において、優先道路に設置した押しボタン式歩行者信号は、優先道路側は通常青信号になっていて歩行者が押しボタンを押した時のみ「黄信号→赤信号」となる。

 このような信号は、自動車にとっては法律的には信号の無い交差点と同等のものとして扱われるが、これは以下の理由から合理性を欠くと考える。

  1. 青信号で走行中の優先道路側が、非優先側に車両を見た場合、減速などの、無信号交差点と同等の運転行動を採ることは優先側の円滑な交通を妨げる危険性がある。
  2. 青信号が点灯している道路を走行中の自動車にとって「信号無し交差点」(と同等な交差点)であるか、単なる横断歩道用の信号であるかを徐行せずに識別することは実用上難しい。
  3. 通常、特に夜間は地上の視認性低下により、運転者は青信号を視野の端に認識しながら地上の周囲の交通状況に主要な注意を向けるので、目前の信号が「押しボタン信号」であることを認識しようとして信号を注視すると、他の車両等に対する注意がおろそかになり返って交通事故を誘発する危険性がある。
  4. そもそも、「無信号交差点と同じ扱い」とするなら、歩行者が押釦を押していないときは「信号消灯=無信号」とするのが論理的に一貫性がある。歩行者が押釦を押していないときに青信号にするのでは論理的に一貫性が無い。

 上記のことを考慮すると、優先道路と非優先道路の交差点において無信号交差点と同等の注意義務を優先道路側に要求するのであれば、「押しボタン信号」の優先道路側の点灯制御は「通常消灯⇔赤点灯」にするか、「通常黄点滅⇔赤点灯」にするべきではないか。
(2019/08/26)

表現の不自由

 「表現の不自由」展が脅迫等を理由に中止させられた。正に「表現の不自由」を象徴する事態だ。表現の自由を侵害するような行為があったらそれから表現を護るのが行政や司法の仕事だと思うのだが、河村市長は攻撃の急先鋒だし、大村知事は脅迫を理由に中止させたし、菅官房長官は「税金を使わせない」というような口ぶりだし、表現の自由を侵害する姿勢が目立つ。戦前の暗黒時代が戻って来ている。
(2019/08/05)

 この展覧会に関して、文化庁が理由にならない理由で一旦決めた補助金の交付の審査結果を覆して不交付とした。益々、表現の自由に対する妨害が目立ってきている。
(2019/10/04)

3D映像の問題点

 最近、3D映像が普及してきた。テレビ、映画などやVRなどで、3D映像が与えるインパクトは絶大だ。しかし、現在一般に普及している3D映像には問題がある。
 現在普及している3D映像は、人間の両眼視の「視差距離」を再現する方式だが、人間が距離感を得るには他に「焦点距離」、「輻輳距離」がある。
 「視差距離」は二つの眼から1点を見た時に対象の見える面の差異に基づく距離知覚であり、「焦点距離」は眼のレンズ(水晶体)の厚みを変えて網膜に焦点を結ばせる眼の筋肉の感覚に基づく距離知覚である。「輻輳距離」は二つの眼が対照の1点を見るときにできる2つの視線の角度を、眼球を動かす筋肉の感覚として知覚する距離知覚である。
 現在の3D映像が視差距離しか再現できていないということは、焦点距離と輻輳距離は固定されたまま視差距離だけが変化するということになり、焦点距離・輻輳距離との矛盾が生じる。現実世界では人間の視覚は3種の距離感覚を総合してそれらの感覚に矛盾を生じない形で距離知覚を行っているので、総合が巧く行かないのである。そのため、3D映像を見ると眩暈のような症状が出たり、眼の疲労を生じたりする。
(2019/06/27)

色空間と一般相対性理論

 色空間には「RGB」、「HSV」、「L***」その他幾つかあるが、人間の感覚に近いのは「L***」と言われている。「人間の感覚に近い」とは「人間が感じる色の差がその空間における距離と大体一致する」という意味である。その意味では例えばRGB空間は人間から見ると「歪んだ空間」ということになる。RGB空間において人間の感覚と同じような距離を考えるには歪んだ空間の幾何学である「リーマン幾何学」が必要になる。
 非常に直観的な表現をすれば、リーマン幾何学とは空間の各点に空間の密度のような値(これを「リーマン計量」と言う)が与えられていて、これに基づいて距離を計算するということになる。密度の高いところでは速度が低下し実質的な距離が長くなる。
 実は、リーマン幾何学はアインシュタインの一般相対性理論を記述するのに使われる数学である。一般相対性理論では空間は質量の存在によって歪む。これを記述するためにリーマン幾何学が必要になった。
 色空間のことを調べていて色空間の変換を考えるときにリーマン幾何学が出てきて、匂いを嗅ぐ程度にリーマン幾何学(とっても難しい)を勉強したら、一般相対性理論の言っていることが何となく(非常に浅くだが)解った。RGB空間におけるリーマン計量は実験的に「マカダムの楕円」という形で有限の点について得られているので、これを適当な方法で補間して空間の任意の点に与えることにより、RGB空間での測地線が決定されその長さ、つまり、知覚的色距離を定義することができる。
(2019/06/26)

「執行猶予」という用語

 法律用語で「執行猶予」という言葉がある。これは奇妙だ。「猶予」という用語を辞書で索いて見ると、
--------
実行の日時を延ばすこと。(goo辞書)
--------
となっていて、「実行をやめる」とはどこにも書いていない。ところが、「執行猶予」は猶予期間が過ぎると執行が消失することを言う。こんな誤用がまかり通るのが法律なのが不思議である。
(2019/06/25)

イージスアショア

 イージスアショアが山口県萩市と秋田県秋田市に設置されようとしている。ところが、この設置場所は、日本のためではなく、ハワイとグァムのためらしい。呆れた話だ。アメリカのために、日本が費用と場所を提供するということだ。
 この設置により、萩市と秋田市が北朝鮮やその他の敵対する国/組織からの攻撃目標になることは明らかだ。その上、自衛隊幹部の多くは、イージスアショアよりもイージス艦の方が有効であると言っている。防衛省の説明もGoogleアースを誤用した出鱈目な説明でごまかそうとしている。国の重要な事項を検討するのに国土地理院の資料を使わないのが根本的におかしいし、地形資料の見方も分からないのも、防衛省や政府がいかにいい加減な説明で、とにかく説明したというアリバイ的なやり方で話を進めようとしているかが判る。
 安倍政権は税金を無駄遣いした上、米国のために国民を犠牲にすることに何の痛痒も感じていないようだ。
(2019/06/13)

 また新たな事実が判明した。防衛省が説明に示した資料では上記候補地の秋田市の津波の項目が白紙になっていた。他の不適合と判断された地域では津波による冠水の危険があるとされていたが、秋田市の候補地は津波危険地域の指定があるのに防衛大臣はそれを隠蔽して「かさ上げにより問題が無いと判断した。」などと後付けの理由でごまかそうとしている。米国のために日本国民を犠牲にして「秋田市と萩市ありき」で強引に進めるつもりらしい。
(2019/06/17)

 政府はイージスアショアの設置を見送るらしい。結局、アメリカに阿ってデタラメな計画で無駄金を使おうとしていたが、色々とアラが目立って止めざるを得ない状況になったのだろう。
(2019/06/20)

丸山穂高

 丸山穂高衆議院議員が北方四島のビザなし交流の場で、北方領土問題について「戦争をしないとどうしようもなくないか」「(戦争をしないと)取り返せない」などと発言した。とんでもない浅慮だ。「戦争する」などということは政治家として軽々しく言うべき言葉では断じて無い。戦争になったらどんなことが起きるか、特に、ロシアのような国と戦争を始めたら日本がどんなことになるかを想像できないようでは、政治家をやる資格は無い。そもそも、日本は憲法で紛争解決のための戦争を放棄している。憲法無視であり、即刻政治家を辞めるべきだが、本人は事の重大さを理解する能力も無いようで、維新の会から除名処分になってもまだ議員を続けるつもりらしい。更に「言論の自由の侵害だ。」などと言っているようだが、呆れた話だ。政治家のしかも衆議院の代表として出席している公の場での発言には重大な責任が伴う。「言論の自由」を言いたいのであれば、政治家を辞めてからにすればよい。
 本当に最近の政治家は質が落ちたが、そんな政治家を選んだ人々にも責任があるし、選挙制度にも問題がある。
(2019/05/14)

その後の調査によって次のようなことが明らかになった。
--------------
[朝日新聞]
 ▼宿舎に戻った後、外出を強く希望し、職員が強い力で制止した▼コップで机をたたき、大声を張り上げた▼北方領土は「戦争で取り返せばいい」と発言した▼「おっぱいもみに行きたい」などと発言した
--------------
こんなことが明るみに出る前は、「国会で弁明する機会をくれれば徹底的に反論する」などと息巻いていたが、今は、病院に逃げ込んでだんまりを決め込んでいる。下劣だ。
(2019/06/02)

丸山議員から弁明書が出されたようだが、見ると弁明というより、国会に対する不満をぶちまけたような内容だ。間違いを認め(認めざるをえない状況なので)ながら反省らしきことを書いてはあるが、全体を見ると国会議員として、そして、衆議院の代表としてとんでもない間違いを犯していながら、全く反省の色も無い。
(2019/06/04)

外国人の介護への登用

 政府は介護等の分野で人手不足なので外国人を入れてそれを補おうとしている。これは根本的に間違っている。そもそも、介護分野で人手不足なのは、給与水準が低すぎるからで、介護士の資格を持っていながら介護では生活できないのでやむを得ず他の職業についている人が多数いる、という現状を改善しようとせず、これを外国人を今の給与水準あるいはそれ以下の給与で雇って補おうとするのが今のやり方だ。本末転倒以外の何物でもない。
(2019/04/13)

塚田国土交通副大臣

 塚田国土交通副大臣が「下関北九州道路」が本年度から事業化に向け国直轄調査に移行する決定をしたことについて「総理とか副総理が言えないので、私が忖度した」と発言して、問題になっている。本人は慌てて「事実でないことを言ってしまった」として言い逃れようとしているが、これまでの安倍・麻生体制のやり方や幾つかの資料からして、ほぼ「事実」と考えられる。安倍一派の行政の私物化はどこまで国を蝕んでいるのだろう。それでも平然として白を切る。安倍一派の面目躍如という所か。
(2019/04/04)

令和

 新元号が「令和」になった。筆者としては元号そのものには興味が無い、というより迷惑なだけだが、世間の騒ぎ様を見ると世の多くの人にはとても関心があることのようだ。
 迷惑は特に公官庁が元号の使用を強制してくることだ。面倒なことだ。こればかりは、外国由来であろうと西暦が便利である。ある事象があって何年経ったかを考えるのに元号ではさっぱり判らない。なんでこんな不便なものを使わせようとするのか。
 今回の「令和」も安倍晋三はなんだかんだと理屈を付けて良い意味だと説明しているが、筆者には独裁政権の「命令には和して従え」という内心が透けて見える気がしてならない。政権に異を唱える者を悪者にしたいのではないか。戦前の暗黒が見えて気持ち悪い。
(2019/04/03)

 平成から令和に変わるここ数日はどのメディアもその事一色になっていて、しかも令和に変わってからは全国民が令和を祝っているような論調になっている。誠に気持ち悪い。また、多くの浮かれ騒ぐ人々の報道を見ると、何をそんなに浮かれ騒いでいるのか、と思う。
 世の中には元号や皇室に関心が無い、あるいは天皇制に批判的な人もかなり居ると考えられるが、そういった人の話が少なくともテレビで放映されるのを見たことがないこれは不自然な状態だ。またまた戦時中の御用放送や翼賛政治が復活しているように見える。特に、NHKという不偏不党であるべき公共放送がそのような姿勢なのは非常に気持ち悪い。
(2019/05/02)

桜田義孝五輪相

 桜田義孝五輪相の無能ぶりはもう、笑うしかない。こんな人を大臣に据えていて良いのか。自分の職務に対する責任感も無し。職務内容についての勉強も無し。国会答弁では支離滅裂。低能ぶりをさらけ出して平然としている。こんな人が大臣でいることも不思議だが、さらに法律を作る国会議員であることも不思議。まあ、安倍総理を始めとして最近そんな例は多いが。
(2019/02/15)

 無能ぶりと失言で恥をさらしてきた桜田大臣がついに辞任した。「復興以上に大事なのは、高橋さん(高橋比奈子議員)です。」などと発言した。もう、バカとしか言いようがない。こんなのを大臣に起用し、かばい続けてきた安倍総理一派も日本の癌だ。
(2019/04/11)

虐待殺人

 今回はちょっと感情的な文になってしまった。
 小学生が父親の虐待によって死んだ。筆者にはこのようなことをする父親の心理は理解不能だ。どんなメンタリティーなのだろう。この父親は妻に対しても暴力を奮っていたらしい。DVにより妻を支配し、子供を死に追いやる‥‥。この父親は子供が保護施設に保護されて子供から引き離されることに非常に強い不満を持って、教育委員会や学校、児童相談所などに圧力を掛けていた。それも、かなり巧妙なやり方で。
 子供が嫌いで放置したりするのとはかなり違っている。子供に愛情とは別の非常に強い執着心があったようだ。妻に対しても愛情ではない強い執着があったらしい。
 暴力によって支配する対象が欲しかったのであろうか。こうした性癖の人間は結構いるような気はするが、それを家庭内で子供や妻に対して発散する‥‥外道の下だ。支配されるのも支配するのも暴力も大嫌いな筆者としては、冷静になれない「即刻、死刑にしていまえ!」と叫びたくなる。
 教育委員会の言い分も腹立たしい。「父親の恫喝に精神的に追い詰められて、アンケートの写しを父親に渡した」‥‥何をたわけたことを言っているか。裁判にする、とか言われて自分の保身に走って違法行為(守秘義務違反)をしたことは明白だ。自分達の行為を恥じて・責任を取って即刻辞職するべきだ。それまでに貰った給料も返上しろと言いたい。辞めるときにも退職金など貰うのはもっての外。児童相談所の言うこともめちゃくちゃだ。父親に無理やり書かされた文と認識しながら、父親の「告訴する」の恫喝に負けて保身に走って子供を家に帰してしまった。業務放棄だ。ちゃんと働くべき大人達が保身や自己防衛に走ってやるべきことをやらなかった結果、一人の子供の命が失われてしまった。
(2019/02/05)

母親の供述を聞くにつけ、父親の行為に吐き気を催す。これは、死刑に値する(法的にはそうでないかも知れないが)。これで求刑が傷害致死なのは納得できない。未必の故意による殺人だ。
(2019/05/16)

 上記の事件の後、2件の幼児虐待死事件があった。どちらの場合も、児相や警察がちゃんとした行動をしていないように見える。11月7日に報道された事件では親が子供をエアガンの標的にしたらしい。何を考えているのだろう。乳幼児に対する親の虐待についてはもっと重い罪に問うべきと思われる。
(2019/11/07)

うどん、おにぎり

 世間では、「うどんはコシ」「おにぎりはホロリ」というのが主流?のようだが、筆者は違うと考えている。
 うどんは麺類なのだ。ツルツルッとすすりこめなければ麺類の醍醐味が無い。コシがあり過ぎてガシガシ噛まなければ呑み込めないようなものはダメであり、「コシ命」のようなうどんは邪道と思う。ちょっと柔らかめで、しかし、ブツブツ切れてしまわないでツルツルッとすすりこめるうどんが良い。
 おにぎりは「食べたときにホロリとお米が崩れるのが良い」とされているが、それではおにぎりにする意味がない。単に茶碗についだご飯に具と海苔を添えているのを手で持ちやすくしただけになってしまう。おにぎりはギュっとにぎって、お米がやや潰れかげんになっているから、「おにぎり」であり、それがおにぎりの醍醐味である、と筆者は考えている。なので、最近流行りのすぐに崩れてしまうおにぎりはおにぎりを食べた気がせず、つまらない。
(2019/01/06)

猫と犬

 世の中には猫派と犬派がいると言われている。筆者は犬も猫も飼ったことがあるが、どちらかというと猫派だと思う。最近の猫ブームでも分るが、飼って面白いのは圧倒的に猫である。
 猫と犬の最大の違いは、猫が単独生活動物なのに対し犬は集団生活動物であり、集団の中での上位/下位の関係が明確であるということである。そのため犬は仲間か仲間でないか、上位者であるか下位者であるかで態度がまるで異なる。「飼う」ということになると、犬は常に上位者である飼い主の存在を意識し、飼い主の意に沿うことが第一なので、飼い主との駆け引きということはほとんど生じない。それが、犬の面白みを減じている原因であろう。
 猫にとっては飼い主は仲間ではないけれど敵でもない、何等かの利益を与えてくれる存在とは感じているようであるが。それが、一緒に生活している。そこに、飼い主と猫との「駆け引き」という事態が生じる。これが、飼い主にとってはスリリングで面白い。猫の面白みは、飼い主の存在を意識しない行動を見せてくれる点と猫との駆け引きで生じる愉快なできごととにあると思われる。
 筆者が猫の方が好きなのにはもう一つ、筆者が人に支配されるのも人を支配するのも嫌いなことも理由としてある。組織・集団不適合的な性格で、趣味の音楽においてはいわゆる合唱団というようなものには属さないでやってきた。犬を飼うとなると支配/被支配関係になる、それが嫌なのだ。猫はその点気分が良い関係で居られる。犬派の人は、支配/被支配の関係が気持ち悪くないのだろうか。
(2018/12/17)

カルロス・ゴーン

 日産自動車・ルノー・三菱自動車の社長のカルロス・ゴーン氏が逮捕された。名目の10億の他に10億の報酬があったのを隠したという疑いがあるとのこと。
 同氏は、ほぼ倒産状態の日産自動車をV字回復させた立役者として有名であり、本人はその業績があるので20億の報酬があっても妥当だと考えているらしい。
 貧乏年金生活者の筆者には20億の年収というのは想像を絶するものだ。いったい、10億ももらっていて更に10億も欲しがる心理が理解できない。筆者なら5億でも法外な報酬に感じる。いや、1億あれば夢の領域であり、1000万あれば十分と感じる。10億あれば、半分はは自分のものにしても、残りは世界中の貧困に苦しむ人に配るくらいのことをしても良さそうに思う。
 ゴーン氏が日産を立て直した手腕を高く評価する向きもあるが筆者にはそれほど高い手腕とは見えない。要は、日本人経営者が逃れることのできなかったしがらみが無かったので容赦なく社員の解雇や子会社・下請けの切り捨てができただけのように見える。もし、ゴーン氏が社員解雇や子会社・下請けの切り捨てをせずに日産を立て直したとしたら、それは高い評価に値すると思うが。
(2018/12/04)

 保釈中のゴーン氏が国外逃亡をした。荷物検査が無い自家用機に楽器ボックスに隠れて乗り込んでの逃亡とのこと。
  1. 金があれば法律の網もすり抜けられるという悪い事例。そもそも、金を払えば保釈されるというのが変。
  2. オリンピックもあるというのに、こんな抜け穴があって日本の安全は大丈夫なのか。
(2020/01/18)

水道の民営化

 安倍政権は本当に国民の命を守る気があるのだろうか、国を守ろうという気があるのだろうか。とてもそうは思えない。エネルギー政策では、断層だらけの地震国かつ国土が狭い日本には全く適さず不経済な原発を「ベースロード電源」などというキャッチコピーで国民の眼を眩ませて続けようとしているし、イージスアショアなどというほとんど役に立たないものを米国から高い金をかけて購入する一方で、次々に起きる自然災害の根本的な対策には手を付ける気はなく、その場しのぎしかしていない。
 そして、こんどは「水道民営化」である。どさくさに紛れて、何の議論も無いままこの法案を強引に通してしまった。水道のような国民の生命に直接かかわるものこそ、利益を度外視して国がやらなければならない。税収はそのために投入するべきでであって、武器や原発などの無駄なものにつかうのは最低の政策でである。
 水道民営化により外国資本が日本の水道を支配する事態になったら、もう日本人の命を握られたも同然であることに眼をつぶっている安倍政権は亡国の政権である。民営化によりそうなる可能性はかなり高い。事実、既に、日本の水源などが外国資本によって買い取られるという事態がどんどん進行している。また、民営化により利益の少ない地方や地域の水道に瞬く内に廃止や質の低下をきたすことは色々な民営化の事例で目に見えている。水道の民営化法は国民を見殺しにする悪法と思う。水道民営化を推進することは売国的な行為だ。
(2018/12/03)

タモリ

 タモリは不思議な人気のタレントであるが、筆者と学年が同じである。そのためか、考え方も似ていて共感する部分が多い。
 タモリが幼稚園を見学に行って歌に合わせて遊戯をするのを見て「あんな恥ずかしくバカバカしいことはしたくない」と、幼稚園に行くのを拒絶したそうだが、筆者は学校でのいわゆる「お遊戯」がいかにも幼稚に感じて嫌たまらなかった。また、「小学生時代は、学校から帰ると暇でテレビゲームもなければ、習いごともなく、人を見ているか、坂道を見たり、船を見たり、(祖母の料理支度の見学は)暇つぶしにはもってこいだった」と言っているようだが、筆者もあまり友達もおらず、近くの川の橋の建設工事を学校の帰りに1時間以上も眺めていたり、小学校に入る前から家でハーモニカを延々と吹いたりていた。「組織には属さない」というのも、筆者自身は組織とは言えいわゆる会社ではない比較的自由な組織に属して来たし、趣味の音楽でも特定の合唱団には属さず、合唱団のエキストラやオペラなどで合唱団の募集があるとそれに参加する、といったやり方で来た。さらに、「他人に期待などしなければ、つまらないことで感情的にならずにすむ。そうすれば人間関係に波風も立たなくなり、円満にだれとでも付き合える」とも言っているようだが、同感である。
(2018/12/01)

 2022年12月28日の「徹子の部屋」で黒柳徹子に「来年はどんな年になりますかね?」と聞かれると、「誰も予測できないですよね。でも、なんていうかな、新しい戦前になるんじゃないですかね。」とつぶやいた。筆者もタモリとほとんど同年代なのでこのタモリの発言に多いに共感する。今の岸田内閣の軍拡路線を見ていると正にその方向に進んでいるように感じる。
(2023/01/03)

オイラーの等式

 数学には不思議なそして驚くべき事実が潜んでいる。表記の「オイラーの等式(Euler's identity)」などはその代表例であろう。この式は数学に興味がある人ならまず知らない人はいない式ではあるが、見れば見るほど不思議の念にかられる。
 数の体系は自然数(1,2,3,‥‥)から始まり、整数(‥‥,−2,−1,0,1,2,‥‥)、有理数(整数の分数で表される数)、実数(有理数と無理数(有理数に根号が掛かった数および超越数)を含めた数)そして複素数(実数と虚数単位×実数の和の形の数)のように拡張されてきた。
 無理数は有理係数の代数方程式の解として出てくる「代数的数」と「超越数」に分かれる。代数的数は√(2)=1.41421‥‥などで、いくらでも思いつくことができるが、超越数は我々がよく目にするπ=3.14159‥‥以外では、e=2.71828‥‥くらいしか思いつかない。この2つの数は、片や円周率という名で良く知られているし、もう一つは自然対数の底として数学や自然科学、工学で非常に重要な数である。そして、虚数単位iは√(−1)であらゆる虚数の元になる数である。この3つの数は不思議なことに次のような驚くほど単純な関係が成り立つ。
  eiπ=−1
これが、オイラーの等式である。e、π、iはそれぞれ別の数学分野から出てきた数であり、かつ、eもπも超越数である。超越数のの超越純虚数乗が整数−1になる!?これらの数がこんな形で結び付くことは不思議かつ驚きである。このようなことになるのは、人間の物事の認識・理解のやり方が深く関わっているように思える。
 この等式はオイラーの公式
  eiθcos(θ)+isin(θ)
において、θ=πとすると
  eiπcos(π)+isin(π)=−1+0=−1
として求められる。
(2018/11/29)

単語の意味

 小学生のころ、国語の時間は好きでなかった。国語のテストでは漢字テスト(これが一番嫌だった)と共に単語の意味を書かせる問題も良くあったが、当時の筆者は、「単語の意味として辞書に書かれていることが書けても意味が解ったことにはならない。単語の意味が解るとは、その単語を適切な場面で適切に使えることだ。」と考えて、出題に反発を感じていた。
 また、先生がやたらと文学小説をありがたがって、感想などを要求するのが面白くなかった。筆者はむしろ、「いぬ」ってどうして「いぬ」という名詞になったんだろう、といった語源や単語の意味の意味などに興味があったので、それを扱ってくれない授業はつまらなかった。この疑問に初めて触れてくれたのは、大学に入って英語の講義の一つで「The tyranny of words」という意味論に関するテキストを扱ったものだった。正に、子供の時からの自分の疑問に関わる内容だったので、面白くて夏休みの間にテキストを全て訳した。おかげで、その講義の成績は優であった。
(2018/11/28)

小学生の哲学?

 人は自分がこの世から消えてなくなりたいと思ったとき、どのように考えて、それから逃れるのだろう。
 筆者は、小学生低学年のころ色々なことで自信が無く、孤独であった。学校や家庭などで逃げ出したいことが結構あったが、次のような内容の考えをして諦めていた。
自分が居なくなったとしても、必ず、自分と同じ顔をした子供がどこかに現れて、その子が今の自分と同じ境遇になっていて、自分と同じように考える、それは実は自分なのだ。
これも幼い考えではあるが、一種の哲学?かもしれない。
(2018/11/28)

個人の存在意義

 世の中では「人は誰でも天から与えられた存在意義を持つ」というようなことが言われる。障害を持った人達に対してこのようなことを言うことが多いように感じられる。これは「障碍者は社会の邪魔者」というような考えに対する反論として出てくるようだ。しかしこれはおかしいと思う。まず「意義」という概念は価値評価に関する概念なので、価値評価主体が居なければ存在しないし、その評価主体によって価値は変わるので「意義」も変ってしまい、上記のような場合に想定している「生まれながら」の「意義」は存在しない。個人の存在意義は個人の行動により自分に付与する、あるいは付与されるものである。つまり、「『個人の存在意義』は、生まれた後にその個人が造り出すもの」なのだ。「個人が作り出す」ものなので、どのような人も自分にとってあるいは他人にとっての何等かの「価値」を造り出すことができるという意味で、障害者であろうと健常者であろうと「存在意義」を持ち得るということになる。
 民主主義では個々人の価値評価を認め、それに基づく意義を互いに尊重(人に直接的害を与えない限り)しよう、という姿勢なので、どのような人にも「存在意義」が認められることになる。そうでない社会は民主主義社会ではない。
(2018/11/02)

目の構造

 「進化」という用語は奇妙なものだ。「進化」というと何か良い方向に変化したような語感だが、必ずしもそうではない。例えば、人間の眼とタコの眼を比べてみると、タコの眼の方が合理的に思える。
 人間の眼の網膜は不思議なことに、視細胞の前に神経線維がある。そのため、神経線維を脳につなげるために、網膜の一部に穴を開けて眼球の後ろに引き出す構造になっている。その引き出した穴の部分は視野の欠損となる。これが「盲点」である。ところが、タコの眼球は神経線維が視細胞の後ろにあるので、網膜に穴を開けずに脳につなぐことができている。
 視細胞の前に神経線維があるのは視細胞の受光のじゃまにならないのであろうか。少なくとも、じゃまにならないような神経線維になる必要があったはずで、なぜ、そのような面倒な形に進化したのか不思議である。
 どうして人間の眼は上記のような構造で固まってしまったのだろう。盲点があることが、あまり生存に不利にならなかったのだろうが、進化といっても結構そんな不合理に見える特性を残している場合がある。
(2018/10/11)

鳥肌が立つ

 最近、「鳥肌もの」とか「感動して鳥肌が立った。」といった言い回しがよく使われる。つまり、「鳥肌が立つ」を良い意味で使っている。ところが、これを「『鳥肌が立つ』は、悪い意味で使うものなので誤用だ。」と主張する人がいる。確かに辞書を牽くと
鳥肌が立つ(Weblio辞書)
強い寒さや悪寒、あるいはそれに似た感情を覚えることにより、腕などの肌の毛穴が収縮した様子を指す表現。さながら羽を毟った鳥のようになる。
などとある。しかし、これはおかしい。感動で鳥肌が立つことは事実としてあるので、誤用もなにも単に事実を述べているだけである。表現の問題ではない。むしろ、「鳥肌が立つ」の意味として上記のような意味しか載せていない辞書の方が間違っているのであって、それを基に「誤用」などと言うのは無知でしかない。辞書の記述はその単語あるいは言葉の最大公約数的な意味を(辞書編纂者が)要約して書いてあるに過ぎないし、それまでの代表的な慣習をとりあげて書いたものにすぎない。例えば、「風邪」は昔、「悪霊が取り付いて起きる病」と考えていたが、今はそのような意味と考える人はいない。無知がもたらした誤った認識に基づく「意味」は改めるべきものであってそれに固執するのは愚かである。
 筆者は、毎年「第九」をプロオケとやっているが、第3楽章の変奏が始まるところや、第4楽章の「歓喜」のテーマが弦楽合奏になるところで毎回余りの美しさに鳥肌が立つ。
 これは以前に触れた「収納スペース」や「収納庫」の意味で「収納」という用語を用いるのとは別の問題(*)だ。辞書編纂者の無知がもたらした弊害だ。
 このことに関しては最近は
ディジタル大辞泉(小学館)
寒さや恐怖などによって、皮膚に鳥肌があらわれる。鳥肌立?(だ)?つ。「怪談に―・つ」
[補説]近年、「名演奏に―・つ」のように、深い感動の表現としても用いられることがある。
のように記述があるものもあるが、これも少しおかしい。「感動表現としても用いられる」のではなく、単に事実を記述しているのであり、「表現云々」という問題ではない事実を述べることを妨げるような規範や慣習は改めるべきである
 オックスフォード大学で
感情が湧き上がった結果、肉体的変化(鳥肌)があった被験者は、「聴覚野と感情を処理する領域をつなぐ神経線維の密度が、普通より高い」ことが判明した。
という研究結果が掲載された。
https://academic.oup.com/scan/article/11/6/884/2223400
この論文を見て解ったのだが、世の中のかなりの人が、感動で鳥肌が立たない脳の構造をしているということである。とすると、そのタイプの脳の人にとっては「感動で鳥肌が立った。」は比喩的表現でしかなく、「『鳥肌が立つ』という表現の使い方の間違い」といった話になるのも頷ける。一方、感動で鳥肌が立つタイプの脳の人にとっては「感動で鳥肌が立った。」は事実をそのまま記述しただけで、表現の問題とは関係の無い話なので、なぜ「誤用」などと言われるのか理解できない。
 筆者も、ある程度以上の感動があると誰でも鳥肌が立つものと思っていたので、誤用だという人が理解できなかったが、脳の構造が原因で誤用と感じる人が一定数以上いる以上「感動で鳥肌が立った。」と書くのは少し慎重になった方が良いのかも知れない。

(*)「収納庫」「収納スペース」と「収納」の問題は「物」を表す名詞と「事」を表す名詞の混乱の問題であり、「鳥肌」は名詞そのものの意味記述の不備の問題
(2018/09/22)

収納?

 最近、住宅の設備の説明で「収納」という言葉を頻繁に聞く。筆者にはこれが気持ち悪くてしかたがない。住宅設備の説明等で使われる「収納」はほとんど「収納庫」あるいは「収納(戸)棚」、「収納スペース」のことである。しかし、「収納」は本来、
  1. 中に入れて、しまっておくこと。「たんすに衣類を収納する」「収納家具」
  2. 現金や品物などを受け取っておさめること。国または地方公共団体の会計では、現金を受領することをいう。「国庫に収納する」
  3. 農作物などを取り入れること。
などの意味で使われ、「収納庫」のような意味は無い。つまり、「収納」は「事」を表す語であって「物」を表す語ではなかった。更に、「物」の意味では「収納庫」「収納家具」などの用語が既にあるのにどうして上記のような用法が広まってしまったのだろう。
(2018/09/13)

ε−δ論法

 極限の概念の定義に「ε−δ論法」というものがある。この考え方を初めて知ったのは高校の時に読んだ「数学序説」(吉田洋一・赤攝也著、培風館)であったが、大学に入って明確な形で教わった。その時は「なるほどそういう風に考えることもできるな。」程度の印象だったが、後に哲学好きと議論する機会があったことや認知科学に関わったりしたことで、この定義の巧妙さに気づかされた。著名な科学哲学者にもこの論理が理解できていない人がいるようだ。
 ガリレイ−ニュートン流の関数f(t)による微分は、

  {f(t+Δt)−f(t)}/Δtで、Δtが0になったときの値

としていたが、このニュートン流の定義は0/0というような数学的な不都合を生じるので、既に1800年代前半にコーシによって棄てられ、現在では「Δtが0になったとき」即ち「長さ0の時間で割る」というような不都合を生じないようになっている。その考え方が「ε−δ論法」というものである。
ε−δ論法による微分の定義は下のようになる。
あるg(to) があって、どんな(に小さな)ε>0に対しても適当なδ>0を採れば、
     |{f(to+δ)f(to)}/δ−g(to)|<ε
とできるときg(to)f(t)o における微分という。
 この定義の巧妙な点は、δを0にしてしまう必要はないということと、関数の変化量ε(即ち速度の話の場合について言えば移動距離(=位置の差))を先に提示する形になっていることである。つまりこれを認知的な見方を絡めて言えば、「どんなに小さな位置の差でも『その差εが知覚できる限り』、それに対してδを定めることができて、{f(to+δ)f(to)}/δとg(to) の差をε以下にできる」ときに「g(to)f(t)o における微分という」ということでである。つまり、δが0でないときの「状況」しか使っていないので「長さ0の時間間隔で割る」などという不都合を避けられ人間が直感的に知覚する微分と非常によくマッチする。
(2018/08/11)

運動部の害悪

 日大のアメフト部員の試合中の反則行為について話題になっている。どうも監督やコーチによる反則行為の教唆があったようだ。大学の部活は教育の一環と考えられて(いや、そういう建前になって)いるようだが、現状はどうもそうではないようだ。運動部での活躍が選手の将来に大きく影響するようである。大卒の学生を求人する企業の側も運動部出身者を好むようである。運動部出身者は上の言うことを素直に聴き集団行動によくなじむということが好まれるようである。これは、運動部の構造に由来するようだ。
 大学の運動部には監督という絶対者がいてその下にコーチそして上級生というピラミッド構造の支配構造がある。下の者は上の者に絶対服従で、上の者の言うことは無条件に自己の善悪の判断を挟まずに実行する。これは企業という組織の中では便利な性質の場合がある。送り出す大学側もそれに迎合してそのような学生をつくる部活を称揚するので、監督などは益々増長して横暴に振舞うようになる。そして、部員はそれを学習する。
 監督の絶対支配という構造は民主主義とは全く相容れない構造である。上の言うことはどんな非道なことも無批判にやってしまい、それに従わない者を排斥する。自分で考え自分で判断する、ということができない、そんな若者を育てる構造は教育の名に値しない。そういった意味で今の運動部のほとんどは民主主義を蔑ろにする害悪である。
 大学だけでなく高校の運動部などがこのような有害なものになってしまった大きな原因は「監督」という大人の絶対支配者がいることであろう。運動部から「監督」を廃止したらどうだろう。運動部は基本的に学生のみにより運営し問題が発生したときのみ調整役として大人が関わるようにする。「そんなことをしたら強い部にならない」と言う人が多いと思うが、そもそも、「勝たなければ意味が無い」などという活動が「教育の一環」ではありえない。勝ちたければ皆で協議して最善と考えられる方法を模索する方がよほど良い教育になると思う。
 日大アメリカンフットボール部やレスリング協会に続いて今度は、日本ボクシング協会の不祥事が話題になっている。これも、会長が独裁者になってその下の支配構造が元凶のようだ。そもそも、会長が「終身会長」になった時点でもう民主的な組織としての体をなさない。どうも、格闘技あるいはそれに近いスポーツ団体は本質的に強権支配構造を生みやすい体質があるような印象がある。相撲界の不祥事もその例に見える。そこには、森・加計問題で話題になった「忖度」の精神構造が大きな要因としてあるようだ。いわゆる「奈良判定」にしても、ホテルで特別に用意された果物やお菓子についても、ボクシング協会の会長は、自分はそんなことをするように要求したことは無い、と言っている。確かに直接そのような要求をしたことは無いかもしれない。しかし、それをしなかった場合に生じる様々な不利益や不当な扱いを恐れて、次第に変な忖度が常態化したのではないか。それは、一人の人間が独裁的な権力を持ったときに必然的に起きる事態である。
 またまた、スポーツ界の不祥事が発覚した。体操選手に対するコーチの暴力的指導が問題になりコーチが追放されたようだが、それに関して選手側が暴力を認めるような発言をし、体操協会の上層部は、「(選手側がそのような主張をするなら)お金を使ってでも勝つまで争う。」「選手の言っていることは全部嘘。」などと発言している。
 暴力を認める選手もおかしいし、上記のょうな発言をする上層部も人間として低レベルに感じる。「スポーツは人間形成に役立つ。」と主張する人は多いが、筆者にはこれらの人々がスポーツによって人間形成されたとは見えない。むしろ、おかしな人間に育っているように見える。
 どうも、日本のアマチュアスポーツ界には、独裁国家的体質があるように見える。独裁者的支配者がいて、それを頂点とする支配構造があり、支配に逆らうと自分の身が危ない。
(2018/05/22,08/03,08/31,09/13追加)

 尼崎高校バレーボール部でまたコーチの暴力事件が起きた。コーチ、監督、学校、教育委員会一丸となってこの件を隠蔽する方向で行動したが、結局事実が暴露されて問題になっている。この体育系の団体の体質はなかなかなくならない。やはり、学校スポーツから「監督」や「コーチ」などの大人の支配を失くすべきだと思う。大人は生徒間のいざこざが起きたときのみに関与して、生徒にちゃんとした理非曲直に基づいて解決したり、公平な裁定を下す手助けをする、という形にするのが良い。これができない原因はスポーツを競技スポーツにしてしまっていることであろう。勝つことばかりにこだわって大人がしゃしゃり出できた結果スポーツがおかしなものになってしまっている。
(2019/05/21)

患者の経験に対する医師の姿勢

 昨年末辺りから右腕を持ち上げて弓先を使ってチェロ奏くことが三角筋・上腕三頭筋・肩甲骨辺りが痛くてできなくなっていた。それと並行して、背中の脊髄右側にある粉瘤が大きくなってきていた。筆者はこれが原因ではないかと推測したので、整形外科に行ってそのことを伝えたが、それはあり得ないという反応だった。実は以前に同じ所の粉瘤が化膿して右腕が上がらなくなったとき粉瘤の治療をしたら良くなった経験があった。そのことを整形外科医に伝えたが無視された。別の日に皮膚科で診てもらったが同じ反応だった。
 今回、以前に粉瘤の治療をしてもらった皮膚科に行って粉瘤除去を依頼して、以前の経験から、肩・腕・肩甲骨付近の痛みが粉瘤から来るのではないかとの推測を伝えたがあまり肯定的な感じではなかった。
 とりあえず、粉瘤の摘出手術をしてもらって、化膿止めの処方をしてもらったが、薬局で薬をもらうために待っているときに試みに腕を上げてみたら、まだ、痛みはあるものの激痛は無くなっていた。やはり粉瘤が肩・上腕・肩甲骨の痛みの原因だったようだ。その後も肩・上腕の痛みはどんどん軽くなってきている。
 筆者のような症例は少ないのかもしれないが、整形外科医や皮膚科医も自分のそれまでの教科書や経験だけを信じて、新しい症例が出てきたときに、それを謙虚に見る眼にやや欠けているように見える。もう少し、患者の訴えに謙虚になっても良いのではなかろうか。
(2018/03/24)

数学のすごさと不思議

 微分という演算がある。関数の傾きなどを計算する方法なのだが、たとえば、関数f(x)における微分f'(x)は、



だが、Δx→0とすると、結局0/0という状況になる。これでは微分は計算できないことになる。ところが、例えば、f(x)=x2の場合

 
={(Δx)22}/Δx
=(2+2ΔxΔx22)/Δx
(2ΔxΔx2)/Δx
分子を因数分解
Δx(2Δx)/Δx
Δx

となり、Δx→0としても、ちゃんと値2が得られる。
 ここで使われた「因数分解」は、中学のときに習って、その意義がよく解らないままでいたが、それがこんな所で力を発揮し、計算できなさそうな計算ができてしまう。直感的にも、滑らかな曲線には接線が存在すると考えられるが、その直感通り極限値が計算できて接線が求められ、微分という方法の有効性が確認される。
 因数分解が数学上で発明(発見?)された時代は微分が発明された時代より遥かに昔だったので、それが微分に使われて極限値が求まるなどということは予想だにしなかったに違いない。それが、予定調和のように巧く使われる‥‥高校のときはこの事実にあまり驚かなかったが年を経るにつれ段々驚きと不思議の念に駆られるようになった。数学にはそんな事柄が沢山あり、数学の異なる分野の定理などが予想外のところで繋がりがあったり精密に絡み合っていたりして、数学を揺るぎないシステムにしている。
(2018/02/14)

科学に基づかない哲学

 科学知識なしに哲学をやることは危険である。例えば、以前に書いたネット上の議論の相手のI氏のように数学知識なしに考えてしまうと「アキレスと亀」のような詭弁に簡単に騙されてしまったりする例がある。
 科学哲学をやっている有名人でもちゃんと科学を理解せずにやっている人がいるし、以前に以下のような例に出くわした。

LCCワークショップのまとめ(〜2002/11/31)

 「共約不可能性」について少し調べて書いているが、以前個人的な興味からI.ラカトシュ&A.マスグレイブ著森博他共訳「批判と知識の成長(原題:Criticism and the Growth of Knowledge)」を原書と対照しながら読んだのが役に立っている。これはいわゆる「科学哲学」書である。日本語訳を読みながら妙なところを原書で確認すると、どうもこの訳者達は物理学の知識に欠けるところがあるようだった。例えば「ふくれあがる惑星」という訳があって、そんな妙な惑星は聞いたことがないと思って原書を見ると「赤道が膨らんだ(bulging)の惑星(典型的な例は木星や土星、地球もそうであるが)」のことだったり、「諸々の惑星は本質的には、ほぼ球形をしていて重力に引かれて動くスピニング・トップである。」という訳があり、「spinning top」がカタカナのままにしてあったりする。これは、訳者が「spinning top」の意味が解らなかったからだろうと思われる。原文は「the planets are essentially gravitating spinning-tops of roughly spherical shape」である。文脈からして、「重力に引かれている回転する独楽」と訳すのが正しい。哲学者が科学について論じるときに科学を理解せずに論じている例が、特にポストモダンという思想に毒された人々において、かなりあるようだ。そんな例は、「知」の欺瞞という本に沢山引用されている。
 「bulging planet」についてWebで検索していたら、ニュートンが「地球は赤道半径の方が極半径より大きいはずだ。」と推測した経緯の説明があった。

ニュートンの主張
            
 ...if our earth were not a little higher around the equator 
    than at the poles, the seas would subside at the poles and,
    by ascending in the region of the equator, would flood
    everything there.
            
    もし仮に我々の地球の極半径より赤道半径が少し大きくないとすると、
    海は、極のところでへこみ、赤道のところで上昇するはずで、赤道で
  はすべてが洪水に飲み込まれるはずだ。

[解説]
            
The implication is that the Earth's surface must be (very nearly) 
an equi-potential surface, because otherwise the waters would slide
sideways in the direction of the lower potential.
            
この意味は、地球の表面は(ほぼ)等ポテンシャル面になっていなければ
ならない、なぜなら、そうでなければ水は低いポテンシャルの方向に滑
っていってしまうことになる、という意味である。
(藤田注:赤道付近では遠心力によって等ポテンシャル面が少し高くなる。)
「遠心力で赤道が膨れた。」というのではなくて「液体(海水)が作る面は等ポテンシャル面だ。」ということから根拠づけているところが偉い。地球のような複雑な個体が遠心力で均等に膨らむのは結構複雑な過程になると考えられるが、海水という比較的力学的に純粋なものに着目し、矛盾を提示することで論証したところがすごい。
(2017/09/25)

日本鋸

 日本の鋸は引いて切るように刃がついている。一方、洋鋸は、押して切るように刃がついている。筆者には、日本の方式の方が合理的に思える。
 鋸は薄い鋼板でてきている。なので、押した場合「座屈」という現象が起きやすい。洋鋸はそれを防ぐためにぶ厚い鋼板で出来ているが、そうすると、鋸跡の幅が大きくなり、おが屑も多くなる。また、高精度の工作もしにくくなる。何故、不合理な鋸が西洋では使い続けられているのか不思議である。
(2017/08/10)

 ネットを検索すると押切の方が切るときに体重を掛けやすいし切る対象が台に押し付けられて動きにくいという主張がある。確かに鋸を対象の上の向こう側から切り始める場合には押し付けられる形にはなるが、多くの場合その程度の下方分力では対象の台との摩擦は小さく対象は動いてしまう。そもそも、体重は体重以上の力は発生できないので、結局筋力がものを言うことになるが、斜め上から押して切る場合は筋力が体重を上回ってしまうことになり体が浮いて力が掛けられなくなる。この場合は押すよりも引く方が脚で抑えて支点にできるので強い力が得られる。また、通常はクランプやバイスなどで対象を固定する場合も多く、その場合、切断は引く方が力の方向が安定する。これは、棒を使って物を動かす場合に、力点が対象の手前にある場合、押すよりも(引っ掛けることができれば)引く方が安定して動かせることからも明らかだ。
 金切鋸の場合、数センチ径の鉄棒を切る際に体重を掛けられる方が切削が速いという主張もあるが、本当にそうなのか疑問だ。鋸の刃をフレームに付けて切る限り、圧力をどの程度書けられるかは押す場合も引く場合も大きく変わらないと考えられる。
 金属の場合、通常は対象を手で固定して切ることはまず無く、ほとんどの場合バイスやクランプで固定して切るので、鋸のフレームと柄の両方を持って使うことが多く、押す引くで対象の安定性も変わらない。また、金鋸はフレームに取り付けて使うのが基本だが、筆者の場合、フレームが邪魔になる場合があり、刃に包丁のような簡単な柄を付けて使うことも多い。このときは引く方向に持つ方が遥かに切りやすい。
 金切鋸も慣習や伝統を鵜呑みにせず、合理的に考えて状況に合った使い方を選ぶ方が良い
(2024/03/23)

松岡茉優

 「やすらぎの郷」というテレビドラマがある。このドラマはfactとfictionが混然としたドラマで、物語も、先に役者を決めてそのキャラクターに沿って物語を作ったような構成になっている。なので、主役の石坂浩二、主要な脇役の加賀まりこ、浅丘ルリ子、野際陽子、八千草薫、ミッキーカーチス、山本圭、草刈民代など、どの役者を取っても妙にはまっている。
 このドラマの中で最も若い「ハッピー」役の松岡茉優は、若手ながら、なかなかの役者だと思う。バーテンダーの役なので、動きが少ない分、表現が難しいと思うが、とても巧く表現している。特に89話で菊村から特攻隊志願の話を聞いた時の演技は素晴らしい。殆ど動きが無い演技(菊村の方をじっと見て、大きく目を見開き、ほんの少し唇を動かし、マヤの方をちらっと見る、その後、視線を落としてゆっくりお辞儀をして奥に引っ込む)なのだが、話にショックを受けた心情をよく表現していると思う。
(2017/08/03)

 「やすらぎの郷」に出演していた野際陽子と八千草薫が亡くなった。どちらも素晴らしい女優だった。事実とフィクションが混然一体となって、奇妙な感覚に襲われる。
(2020/02/15)

野球はトラウマ

 筆者は野球が嫌いである。何故嫌いになったか。筆者は小学生のころ野球を知らなかった。見たこともないし、もちろんルールも知らない。バットでボールを打つ、程度のことしか知らなかった。ある日、体育の時間に野球をすることになった。授業なので筆者も加わらざるを得なかったが、守備ではただエラーばかり、打席では三振、で皆から邪魔者扱いされた。
 学校の体育の時間で野球を教えてくれたことは無かった。学校で教えないことをやらせるというのはおかしいのではないか。しかも、野球は団体競技なので、できないことができない本人だけの問題でなくなる。習ってもいないことができないことで、皆から非難され蔑まれる、まことに理不尽なことである。算数や国語で悪い点を取ってもそれはその本人だけの問題だが、団体競技はそうではないのだ。
 その結果、野球は筆者にとってトラウマになった。そして、団体競技も嫌いになった。
(2017/08/02)

稲田朋美その他

 防衛大臣の稲田朋美の失言が止まらない。都議選で「防衛省・自衛隊、防衛相、自民党としても、お願いしたいと思っているところだ」などと言ったそうだ。自衛隊法さえも理解していない防衛大臣‥‥。この人物の度重なる失言は、防衛大臣としての資質はおろか、政治家としても失格である。まあ、色々な発言や答弁からして人間としても低劣な人物との印象もあるが、司法試験に通ったが弁護士としての思考力や判断力が無くて、政治家になったのではないか。墓穴を掘るようなことを度々やるこの人物の言動を見ていると、もう、「この人はバカなのではないか」と思ってしまう。即刻、政治家を辞めるべきだ。日本の為にならない。
 そもそも、この人物は日本のネオナチ団体「国家社会主義日本労働者党」の代表と嬉々として一緒に写真を撮ったりしている危険人物なのだ。
 自分たちが作ろうとしている法律も理解していない法務大臣がいたり、日本の政治はもうボロボロだ。一党独裁状態がもたらした弊害だろう。
 またまた稲田大臣の大失態。熊本、大分の豪雨で自衛隊5000人が救助活動をしているときに防衛省を離れ、支持者との会合に出席してお食事会。公務放棄である。もう空いた口がふさがらない。
 これでも、安倍政権は稲田氏を擁護するようだ。全く国民をなめきった話だ。お友達政権も極まれりだ。
 どうも、安倍内閣の閣僚は安倍氏を含めて低劣な人物が多いようだ。稲田朋美防衛相だけでなく、金田勝年法務大臣の支離滅裂答弁・無能ぶり、山本幸三地方創生相の利益供与隠しの疑惑、今村復興相の暴言、務台俊介内閣府政務官の行動と失言、中川俊直経済産業政務官の重婚疑惑・ストーカーなど枚挙に暇がない。
(2017/06/28)

朴槿恵と安倍晋三

 朴槿恵と安倍晋三は似ている。
  1. どちらも権力の中枢で育ってきた。
  2. チェ・スンシルやその他の大企業と朴槿恵政権、森友学園や加計学園、原子力業界と安倍晋三など「お友達政治」をしている。
  3. 権力を握れば公正・平等などどうでもよい。」と考えている節がある。

安倍晋三にとって国民は主権者ではなく、支配対象に見えているのではないか。国会での答弁など、国民をなめてかかっている最悪の首相だ。いずれ国民を平気で戦場に送り出すように思えて仕方が無い。独裁的な姿勢や共謀罪法案を見ていると、戦前の日本や、金正恩の国、ヒトラーの国のような、物が言えない国にならないか心配だ。(こんなことを書いていると投獄される世の中になるのではないかと心配になる)。
 加計学園獣医学部園問題で、安倍晋三は「全国に2つでも3つでも獣医学部を作る」などと言い出した。「特区として一つ獣医学部を作ってうまくゆけば他にも作る」というのが「特区」なのだが「お友達政治」の批判から逃れるために、「特区」の結果も出ていないのにめちゃくちゃなことを言い出したものだ。これまで、散々みえすいだ言い訳をしてきたが、もう、支離滅裂である。こんな人物に日本を引っ掻き回されてはたまらない。
(2017/06/27)

 森友問題で公文書改竄が明らかになった。安倍昭恵夫人の関与を示す部分他が削られていた。「私や妻が関与していれば議員を辞職する」と豪語していたが、多分、詭弁を弄して辞めないだろう。公文書改竄は法律違反であるが「権力を握れば法律などどうでもなる」と考えている安倍氏にとっては「どおってことない」のだろう。
(2018/03/12)

 加計学園問題、森友学園問題で未だに安倍晋三が関係している可能性が非常に高いことを表す証拠書類が出続けているが、当人は、文科省に責任を押し付けて平然としている。国家を私物化してそれに何の罪悪感も無いが、その当人が道徳教育を説く‥‥噴飯ものだ。色々な矛盾を突き付けられてもそれにまともに答えようとしない。人間としての誠実さなど微塵も持ち合わせていない。
(2018/04/10)

 安倍晋三が首相になってから、日本の政治は戦後最悪の出鱈目政治になっている。森・加計問題やPKO報告問題でのウソに加えて、今度は、毎月勤労統計の不正問題が発覚した。どうも、安倍内閣の意向を忖度して不正なデータを出すために現場が動いた可能性が高い。そして、問題を早く終息させるために第三者による調査委員会と名打って厚労省の幹部を参加させた調査で「第三者委員会で調査した」ことにした。今回も安倍晋三は知らぬ存ぜぬだ。出鱈目も極まれりだ。
 安倍晋三が民主党時代を「暗黒の時代」と言っているようだが、今の安倍政治の方が民主主義にとってはよほど暗黒の時代だ。党内の多様な意見を封じ込めて、お友達政治をやり、憲法を無視し、国民から事実を隠し平気で嘘をつき責任を取ろうとしない。よく、ここまで出鱈目ができるものだ。日本の民主主義の破壊者だ。
(2019/02/13)

 安倍晋三が立憲民主党の党首の枝野氏のことを「民主党の枝野氏」と何度も言ったようだ。本人は「党名が何度も変わるので言い間違った」と言っているようだが、状況からみてわざと言っているとみて間違いない。こんな下劣なことをやってヘラヘラしている人間が一国の首相とは‥‥。
(2019/07/16)

 安倍改造内閣で既に2名(菅原一秀前経済産業相と河井克行前法相)が不祥事により辞任した。安倍首相は「任命責任は私にある」と言っただけで何の責任も取ろうとしない。言うだけならいくらでも言える。国民をなめきっている。
(2019/11/08)

 安倍晋三の暗黒振りがまた発覚した。公職選挙法違反に問われている河井案里議員の選挙に際し、同氏に1億5000万もの選挙資金を投じたのに対し、対立候補の溝手顕正議員には1500万円しか出していなかった。
 要は自分の側の人間のエコひいきだ。これまでの森・加計問題その他でも、自分に都合の良い者に対しては利益誘導や利益供与、公的資金提供をやり、都合の悪い者には不利益を与える、正に暗黒政治そのもの、やりたい放題だ。そして、国会では質問にまともに答えようともせず、嘘、誤魔化し、はぐらかし、隠蔽しかやらない。こんな下劣な人間が国を牛耳っているのだ。
(2020/01/27)

-->総長を安倍寄りの人物にしようとしている。これで、安倍晋三を罪に問う可能性がますます低くなってくる。今の与党の中にこれを止めようとする政治家が出てくる気配が無い。日本の今後は暗い。
(2020/02/05)

 安倍晋三が辻本議員の質問に「意味の無い質問だよ。」とやじをとばした。最近の安倍晋三は益々増長が目立ってきた。これまで、意味のある質問に無意味な返答を繰り返してきたことを棚に上げて、平気でこんなことが言える。下劣な人間が権力を握ったときの行く先の典型だ。
(2020/02/13)

指原莉乃−壮大な戦略?

 最近、テレビで大人気の指原莉乃。スキャンダル後、益々、その活躍の場を広げている。歌はともかく、バラエティータレントとしての才能は素晴らしい。人気を構成している要素を見ると、
  1. 特に美人ではないが、愛嬌がある。
  2. 気取らない。スター的なオーラ?を感じさせない分親しみやすい。
  3. 状況認識能力が高く、状況に柔軟に対応できる。
  4. 頭の回転が速い。色々な場面で上手でかつ用心深い突っ込みやコメントができる。
  5. 上昇志向が目立たない。
  6. 強い性格に見えない。優しそうでなんとなく「フワッ」とした印象。
  7. ややネガティブ志向の印象があり、自虐ネタが巧くはまる。
  8. 自信なさそうに見えて、一本芯がある(ように見える)。
など。そして、スキャンダルがむしろ芸風の幅を広げている。スキャンダルのお蔭で下ネタ的な突っ込みに柔軟に対応してもイメージダウンにつながらない。
 今の人気を見ると、当人の才能を見抜いたバックアップ陣が、むしろスキャンダルも含めた壮大な売り出し戦略展開をしたのではないかとさえ感じられる。政治家に向いているのではないか
(2017/04/29)

オリンピックは有害

 

オリンピックはもう止めたらどうか。

  1. 無駄な金が掛かる。多くの施設等、建設して後利用されない可能性が高く、維持費も含めて負の遺産になる。税金の無駄遣い。
  2. 商業主義と国家が関わることでスポーツ精神が歪められて、勝ことのみに汲々としてしまう。その結果、ドーピングなどということにもなる。しかも、国がそれを後押ししたりする。
  3. 「技の難易度」などという評価で、益々危険な技を取り入れて、怪我や事故が増え、選手の体は故障だらけ。
  4. 国や金の重圧のあまり、過酷な練習で選手の体はボロボロ。

こんな、問題が多い行事なのに、スポーツ界は「やれ新しい施設を!」「我々は国の代表なのだ!」「施設が遠すぎるのはダメ!」などと言っている。新しい施設が欲しければ、寄付でも募って作ればよい。スポーツ選手に国を代表して欲しいとは思わない人も沢山いるに違いない。遠くても施設があるだけありがたいと思うべきだ。住むところを奪われて困っている人々が多数あるというのに。スポーツ界はオリンピックということで驕り高ぶっているように見える。一時のお祭り騒ぎに騙されてはいけない。
(2016/11/30)

 東京オリンピックのスケジュールが発表された。これを見ると、主催者や政府の言う「復興五輪」はウソだと思える。被災地での開催はお為ごかしのアリバイ造りのような開催だ。被災地をナメている。「復興五輪」はオリンピック誘致のための「ダシ」だったようだ。
(2019/04/17)

 国際オリンピック委員会のバッハ会長が東京オリンピックのマラソンと競歩を北海道でやるとの方針を発表した。選手の健康を考えれば当然のことだが、なぜ、この期に及んで突然の変更になったか。初めから暑さの問題は明らかだったのだが‥‥。
 そもそも、東京オリンピック誘致のときに「東京はこの時期温暖で最適」とか福島原発はUnder control」などと大嘘をついていた、森喜朗や安倍晋三、猪瀬元東京都知事の責任はどうなのだろう。当人達は平然と「IOCに従う」などと言っているが‥‥無責任な話だ。
 最近、立て続けに起きている自然災害を見ると「史上最もイノベーティブで、世界にポジティブな改革をもたらす大会」(大会ビジョン)などと浮かれている場合ではないと思うが。
(2019/10/18)

 猪瀬元知事は10月30日朝の「大下容子『ワイドスクランブル』」において、招致プレゼンテーションで「東京はこの時期温暖で最適」と事実と違う事(はっきり言って)を言ったことについて問われて、プレゼンテーションでは普通の事いう趣旨の反論をした挙句話をそらして国立競技場の問題にすり替えようとした。人間として恥ずかしくないのか。
(2019/10/30)

 アテネで聖火の採火式があり、ランナーとして参加した野口みずき氏が「皆さんが期待しているオリンピックを‥‥。」と言っていたが、皆さんと言って欲しくない。筆者は期待していない。オリンピックに期待していない人々は多数いると思う。福島もその他の自然災害の復旧も不十分な中、更に、新型コロナウイルスが蔓延している今、オリンピックをするのは政府の悪行の目くらまし作戦に乗せられているだけだろう。
(2020/03/13)

 2020年3月23日現在、新型コロナウイルス症はパンデミックを起こしている。にもかかわらず、IOC会長、安倍晋三らは、まだオリンピックをやると言っている。もはや、選手達からもオリンピック開催に反対の声が上がってきており、開催しようにもできない状況になってきている。これでもやめようとしないのは、彼らが利権がらみの欲望に塗れているからであろう。改めてオリンピックは有害だ。
(2020/03/23)

 延期された東京オリンピックの開催予定時期が来年の7月になったそうだ。せっかく、延期になったのだから、もっと季節的に良い時期にすればよいのだが、「アスリートファースト」を謳っているオリンピックはどこに行ったのか。結局「マネーファースト」なのだろう。こんなものは止めてしまえばよい。
(2020/04/03)

 COVID-19の感染がで国内で急増して、GoToキャンペーンも実施が困難になってきた中で、政府やオリンピック委員会は未だに開催すると言っている。頭がおかしいのではないか。
 現状を見ると、検査体制、ワクチン、治療薬、医療体制のどの面から見ても不十分であり、ちゃんとした見通しも無い。中止しかないのではないか。上記の点についての見通しも無しに開催を主張するのは暴挙と言わざるをえない。
(2020/11/29)

死ねば天国/極楽/神/仏

 「死んだら天国/極楽に行ける、あるいは神様/仏様になる。」といった類の教えの宗教は有害だ。その宗教思想に沿った行為で死ぬことを推奨する結果になる。今、各所で起きている自爆テロは正にその典型だろう。戦時中に兵隊を死地に赴かせるときに使われた考えもこれに通じる。「死んだら何もなくなる。」とか「死んだら地獄におちる。」と説かれたら、少なくともその宗教思想のために命を粗末にすることは少なくなるだろう。
 また、「神」は多くの場合、殺人を正当化する。ISにしても、旧日本軍にしても、かつての十字軍にしてもそうである。「神」などという概念は早急に棄てるべきだ。「神」は人間に都合の良いように創り上げられた「概念」に過ぎない。
(2016/07/05,0217/01/31追記)

嫌な言葉

 「実るほど頭を垂れる稲穂かな」「情けは人の為ならず」
 前者は、さる辞書によると「学問や徳が深まるにつれ謙虚になり、小人物ほど尊大に振る舞うものだということ。」とのことだが、その謙虚さの裏に優越感が垣間見える感じがする。そもそも、「学問や徳」が深まったからといって態度を変えるということがなんだか気持ち悪い。「学問や徳」が深まっても、そのことに関わらず一貫した態度でありたい。
 後者は「情けは他人の為ではなく、巡り巡って自分のところに返ってくる(から親切にした方がいい)」ということらしいが、見返りがあるから他人に親切にしなさい、というのではいかにもさもしい。 親切をして感謝されるとは限らない。場合によっては逆恨みされることもあるかもしれない。結果的に不幸が巡ってくるかも知れない。それでも、親切にするべきときには親切にする。他人への親切は「捨てる」ものだ。「情けは人の為である」に変えたい。
(2016/07/05)

耐震補強

 熊本、大分で地震が続いている。震度7が2回あると多くの家は倒壊するようだ。我が家は、2012年に改装増築した際、耐震補強もした。その効果は確かにあったと思われる。以前に震度4程度の揺れがあった時は、家全体からギシギシ音が出た。今回は、かなり揺れたが音があまりしなかったので不思議な感じだった。
 二階の揺れもあまり大きくなかったようで、押入れの物が少し落ちたのと、立てかけていた板が倒れたのと、積んでいたレコードなどが少し落ちた程度であった。二階の箪笥、一階の食器棚などは固定してあったので、全く問題なかった。耐震補強は有効だ。
(2016/05/02)

小選挙区制

 小選挙区制をやめるべきだ。原理的に民主主義に反する。国民の51%しか支持しない党が100%の議席を得ることが可能な制度は民意を反映しないという意味で根本的に民主主義に悖る。いろいろの屁理屈を付けて小選挙区制を押す人は結構いるが、原理的におかしい制度が民主主義を達成するはずがない。現実に、国民の支持が30%に満たない政党が議席の2/3以上を占めているのが現状である。そのため、独裁政治に近い状態がもたらされ、憲法違反の法律が易々と国会を通過する。
日本の民主主義を歪めた最も大きな要因が小選挙区制の採用だ。
 かつては、コミュニケーション手段が貧弱で、選挙運動などは候補者自ら、あるいは運動員が各地を回って演説等するしかなかったが、現在はインターネットなどコミュニケーション手段が発達して、個人が簡単に世界に向けて考えを発信できるようになってきていて、選挙区を小さくする意味は無くなった。むしろ、全国一区も可能になっているし、全国一区の方が国全体を考える政治家が出やすい。にもかかわらず、>相変わらず小選挙区制にかじりついている。大政党の党利党略・民意無視以外の何物でもない。
(2016/04/11)

 小選挙区制の害悪は選挙が民意を反映しないということだけでなく、世襲政治家ばかりになることだ。多くの世襲政治家は収入のために政治家なっていることがほとんどだ。最も重要な「国民のため」という動機が全く見えない自分の収入を増やすための政治しかやらない。それが政治を劣化させる大きな要因だ
(2024/01/31)

取調べ可視化

 2016年4月8日、栃木女児殺害事件の判決が下りた。この判決に、取調べの映像が大きな影響を与えたらしい。しかし、この判決には大きな疑問がある。

  1. 映像は約80時間あるらしいが、裁判員が見ることができたのはその1/10に満たない7時間分しか無かった。これでは、公平、客観的な判断は無理である。結局、検察側に都合の良い部分を上手く編集して判決の誘導があったとの疑いを拭えない。
  2. 80時間の映像も、取調べの全てではないとのこと。取調べの可視化制度において、少なくとも、事実を明らかにしようとするなら、取調べの全過程を可視化することが必須であることは明らかであるにもかかわらず、現在のような形にしてしまった。これではむしろ有害な制度だ。
  3. 裁判官が、これで、自分が正しい判断をしたと考えているとしたら、その裁判官はもはや人を裁く資格は無い。非常に危険である。

こういうやり方を見ていると、我々、一般人は何時なんどき無実の罪で、死刑や無期懲役にされるかわからない。恐ろしいことである。

そもそも、裁判における判決を下す過程は大きく分けて3段階になると考える。
  1. 事実を明らかにする。
  2. 明らかにされた事実を法律に照らして有罪/無罪を決定する。
  3. 有罪の場合、量刑を行う。

第1段階は本質的には科学的領域である。この領域においいては観測事実を正確・厳密に見ることが不可欠である。現在の可視化制度はこの観点からは全くもって不十分どころかむしろ有害な構造になっている。ついでに言うならば、第3段階は法律知識を十分に持つ法律の専門家が行うべきで、裁判員にも行わせる現在の裁判員制度は問題である。

 今回の判決においては立命館大学人間科学研究所インクルーシブ研究7「取調べと可視化―新しい時代の取調べ技法・記録化と人間科学―Transparency of Interrogation: Innovative Data Recording and Analysis by the Human Science 報告2:日本における取調べ可視化の現状と課題」において渕野貴生教授が述べられていた懸念
結局、録画をしていない取り調べのところで被疑者に圧力をかけて、被疑者を完全に屈服させて、自白させたあとにそれから録画をスタートさせて、再演させるということになります。そこでスラスラと供述をするというところだけを録画するというのでは、かえって違法な取り調べを隠蔽する効果をもたらさないか懸念されています。
がそのまま現実となっているのではないか。
(2016/04/10)

 香川県警が女子大生を誤認逮捕した。その際の取り調べのやり方は「取り調べ完全可視化」がいかに重要かを示している。この女子大生に対する取り調べは恫喝・脅迫以外の何物でもない。薄弱な根拠しかないのに、初めから女子大生を犯人と決めつけて女子大生の言い分を何も聞こうとしない。そこにいるどの刑事もである。恐ろしい話である。この女子大生はよくそれに耐えた。もし、精神的耐えられなくなって嘘の自白でもしていたらそのまま裁判で有罪になる可能性は非常に高かった。このような取り調べをした刑事たちの情報は公開されない。公務としてやったことはどんな酷いことをしても護られる一方女子大生のプライバシーは保護されていない。誠に片手落ちというか、警察に都合の良いことになっている。むしろ公務としてやったことなら、公開してしかるべきだ。もちろん、個人としての責任は問えないにしても公人としての責任はある。警察・検察が「取り調べ完全可視化」に反対するのはこのような取り調べを続けたいからではないか。
 それにしても、警察官、検察官、裁判官のどれを取っても科学的・合理的思考力の欠如が目立つ捜査、起訴、裁判のどれを取っても科学的に合理的な観察とそれに基づく推論と判断がまずあってその上で法律的な判断ができるはずのものだが、基礎になる事実認識の能力や技能の欠如の問題が多すぎる。これらの人々に対しての科学教育(科学的な観察力、科学的な推論力、科学的な評価力を付ける教育)は法律の勉強以前の基礎として絶対に欠かせないものと思うのだが。
(2019/08/23)

 NHKの番組の「逆転人生」で警察によるでっちあげ冤罪事件のドキュメンタリーを見た。検察・裁判官が警察官の言い分だけを聞いて目撃者の証言などの客観的事実を無視した結果、冤罪を作ってしまった。この場合も上記の三者の科学的・合理的思考力の欠如が目立つがそれに加え公務中の事件にも拘わらず「警察官のプライバシー」を主張して証言記録を不開示とし続けた検察の保身が見え隠れして不快だ。
(2019/11/13)

人間ピラミッド

 学校の体育で大きな人間ピラミッドを作ろうとして失敗しけが人が出ることが年に8000件もあるらしい。ニュースでも昨年失敗してけが人が出ているにもかかわらず今年もやってけが人を出した学校の校長が出ていたが、「安全に対する配慮が足りなかった」などと間の抜けたことを言っていた。こういうことをする教師には力学的思考力が無いに等しい者が多いように思う。
 一番下の段について考えると、2段の場合、2人で1人を支える、つまり1人当たり1/2人を支える。3段の場合、3人で3人を支える、つまり、1人当たり1人を支える。4段の場合、4人で6人を支える、つまり1人当たり3/2人を支える、というように段を増やすと一人当たりに掛かる重量が増加する。これを下の段が2次元的な広がりを持つような形にしても、1人当たりの加重が、段を重ねるにつれて大きくなることに変りはない。しかも、人間は剛体ではないので、実際には下の者は、自分の上段数分の人数に近い力を受けることになる。さらに、中段の者は不安定な人間の上で自分を支えることになり、段を重ねるということが力学的に非常に不安定な状況を作り出す。このことが解っていないのではないか。
 人間ピラミッドをやりたがる教師は「みんなで一致協力することの大切さを学ぶ機会になる。」「うまくできたときの達成感と感動を経験することは教育的な意義がある。」などと言っているが、そもそも「一致協力」は単に目的達成のために効果的な手段でしかないいうことを忘れている、いや、解っていない。多くの体育教師は競技スポーツで無批判に「一致協力」をしてきたのでそのことの意味を知らないのであろう。
 「一致協力」はそれに相応しい「目的」があって初めて意義を持つ。早い話が、「一致協力して泥棒」をしたり、「一致協力して殺人」をしたりするのを是とする人は少ないであろう。先の大戦で闇雲に「一致協力をする/させられる」ことの危険性を身にしみて経験しているはずなのだが‥‥。「一致協力」そのものを「良いこと」と勘違いしている人が多いように思う。
 学校で無批判に「一致協力」を教え込むことは止めた方が良い無批判に「一致協力」を是とする教育は、集団の中で大勢の方向に同調しない者を「悪者」とみなす生徒を作り出すもっと、「一致協力」の危険性も教えるべきだし、「何が一致協力するに相応しいことなのか。」を考える力を養う教育をするべきである。
 また、「達成感」や「感動」は「危険」を伴うことでなくても様々な事柄で経験できる。
 結局、「大きな人間ピラミッド」は教師の見栄、競争心と愚かな親の満足感のためにやっているとしか見えない。
(2015/10/10)

「関係」と「関係性」

 このところ、「関係性」という用語を色々なところで聞く。筆者の印象では、「関係」で良い場合でも「関係性」と言っている場合が多いようである。では、「関係性」と「関係」は同じなのか?筆者は異なると考えている。
 「関係」は数学的には部分集合を規定する概念である。関係には2項関係、3項関係、‥‥、n項関係などがあるが、ここでは2項関係を考える。
 一般にxとyにRという関係があるときxRyのように表す。例えば、数xと数yに大小関係「<」があるときx<yのように表される。そして、このような関係にある(x,y)の対の集合は{(x,y)|x<y}であるがこれは図的に表せば、(x,y)平面上の点の集合の内、直線y=xを境界としてその左上の半平面の中の点の集合すなわち(x,y)平面の点の部分集合と対応する。つまり「関係は部分集合を規定する。」ということになる。他の例としてはx2+y2≦1などは、点(x,y)が半径1の円周または円内にあるという関係であるし、2+y2=1は、点(x,y)が半径1の円周上にあるという関係である。関係はこの他にも無数にある。
 話を「関係性」にもどすと、上記のような議論の中で「関係性」という用語を使用して違和感が無い場合があるであろうか?例えば「数xと数yの関係性は‥‥。」といったような場合、何を思い浮かべるか。筆者は、「数xと数yに何か関係があるのか、あるとすればどのような関係か。」といった議論を思い浮かべる。つまり、「関係性」という用語は明確な関係がある場合に用いるのではなく、「関係があるかもしれない。」という状況で、「あるとしたらどんな関係か。」といったことについて議論するとき、あるいは「複数の事象における『関係』という側面」を表すときに用いるのではないかと考える。
 最近では、明確で具体的な関係について言う場合にも「関係性」という言葉を使っているように感じる。例えば、
日本語/英語の単語をノードに見立てて,それぞれの言語の各単語関係性を平面グラフに描いたとしたとき
http://www.hcn.zaq.ne.jp/___/WEB/
一般に感情や情動といった概念は、西欧形而上学の歴史のなかで、魂の自己感受といった意味あいで、世界へのわたしたちの受動的な関係性を規定するものであった。
http://heideggerforum.main.jp/ej8data/kobayashi.pdf
本論では「けれども」や「が」の前で述べられている文を「前件」、後で述べられている文を「後件」とし、前件と後件の関係性の観点から両用法を分析する。
http://www.pu-kumamoto.ac.jp/‾h-hando/kumade/shouron.htm
地域によって、また相手との関係性よって、さまざまな表現を用いることがあります。
http://whitebear0930.net/archives/3660
などは、単に「関係」だと思うがどうだろう。
(2015/10)

原子力発電

 2011年3月11日の大地震により、福島の原子力発電所が破壊された。その結果、これまで、「安全経済的」等と宣伝してきたことが全くの嘘であることが露呈した。
 そもそも、日本には原子力発電は向かないと思う。狭い国土は断層だらけで地震が多い。地球上で起きる地震の1割がこの狭い日本で起きているという。日本のような狭い国土に原子力発電所を作って、数十年で廃炉にして使えない跡地を増やして、国土を狭くするというのはいただけない。原子力を推進してきた自民党の人々は、北方4島や尖閣諸島のことを声高に言うが、自分から国土を捨てようとしているのに等しい行為をして、矛盾も極まれりだ。更に、将来の日本を放射性廃棄物だらけにして、住むところを減らす結果になるのも問題である。
 「原子力は経済的」という論も全くの虚構であった。税金を使っての膨大な補助金や廃炉処理、各種補償費、事故処理費、宣伝費、その他を含めると「原子力だから必要となる経費」は膨大なものになる。このような施設を、貧乏な自治体の頬を札束ではたくようなやり方で、補助金という麻薬づけにしてやってきたのが「原子力発電」である。しかも、原子力を推進してきた輩は何の責任もとっていないし、取ろうともしない。あまつさえ、「再稼動、再稼動、そうでなければ電気が足りない」と、2011年以降、ほとんど原子力に頼らずに電力供給できた事実を無視して叫び続ける。恥ずかしくないのか。
(2011)

 経済的に成り立たないことが証明された原子力発電だが、安倍政権は2019年4月現在も原子力発電を推し進めようとしている。どうしても原子力発電を続けたいようだ。どうも電力業界からの献金が欲しいだけではなく、プルトニウムを持ち続けたいからではないかと思われる。つまり、本心は、将来、核兵器を作りたいからではないか。プルトニウムの保持はテロ組織から狙われる可能性があり、とても危険な馬鹿げた行為だ。
(2019/04/27)

不合理な体操競技

 体操競技は変である。体操競技の着地はひざや体全体のばねを駆使してできるだけ衝撃が少なくなるような着地とは正反対に、衝撃がまともに体に伝わるようなものを高評価とする。そのため、体操選手は鼠径ヘルニア(脱腸)になるのだそうだ。こんな体をダメにするような演技を高評価にするのでは、体操は病気の原因となる「不健康なスポーツ」ということになる。
 ついでに言えば、フィギアスケートも変である。スケートは滑る道具なのに、やたら「ジャンプ」を評価する。そのため、事故や怪我が多い。まあ、そんなことを言い出したら、競技スポーツは皆不健康なものになる。勝ち負けに拘るあまり、無理な練習をして選手の多くは怪我・故障だらけである。一番の問題はスポーツを「競技」にしてしまったことかもしれない。

原子炉の構造

 東北電力や東京電力で過去に臨界事故が発生し、それを隠蔽していたことが発覚し、問題になっている。もちろん、事故の隠蔽は非常に問題ではある。しかし、解せないのは、「制御棒が抜け落ちて臨界に達したという点である。原子炉の制御棒は、当然、抜け落ちたら燃料の中に落ちて、反応が止まるようになっているものと思っていた。原子炉のような危険な装置は、フェイルセイフ、すなわち、故障は安全側に起きるようになっているものと思っていた。PWRは、そのようになっていたようだが、BWRは、制御棒が抜け落ちると、制御棒は炉心の外になるらしい。なぜ、こんなバカげた構造にしてしまったのであろうか。理解に苦しむ。

日本人PMC人質

 イラクで日本人PMCが人質になって、政府は救出に苦慮しているようだ。
 しかし、現在、イラクにいる軍人の中で、民間軍事会社の人がアメリカ軍の次に多いというのは驚きである。しかも、アメリカ軍さえこれらの民間軍事会社に護られているという。戦争の商業化、下請け化が進んでいるようだ。
 ところで、前回の人質事件のとき、「自己責任」と声高に叫んだ人、特に政治家から今回については全くその声は聞こえてこない。彼らの基準からすると、好んで武器をもって戦争をしに行った今回のケースは「自己責任」を問うにふさわしいのではないかと思うが、不思議である。
(2005/05/15)

人質解放

 イラクで人質になっていた日本人が解放された。この3人に対して、小泉首相やその周りの人たちは「迷惑云々」と言っているが、これはとんでもない思い上がりである。
 今、自衛隊が比較的安全にイラクに駐留できるのは、ボランティアを含めた日本の民間人が作ってきた、日本人に対する好印象があるからで、それがなかったら自衛隊はアメリカの手先の軍隊と見られて、まともに攻撃対象になる可能性が高い。小泉首相はむしろ彼等に感謝すべきである。
 実状は、自衛隊が民間人(の過去・現在の貢献)によって守られているようなものである。377億円もの税金を使って行った自衛隊にできたことは微々たるもので、しかもイラクの日本に対する印象を悪化させるという重大な副作用があっただけ。これこそ、大きな迷惑だ。税金返せと言いたい。
 どうも、小泉首相やその周りの人達は、人道的ボランティアが邪魔なのではなかろうか。自衛隊を派遣するときには、ボランティア達が作った日本人への好印象を利用したが、行ってしまえば、今度は、ボランティアの活躍が自衛隊の(微々たる)活躍?を霞ませる。これが気に入らないのではないか。更に、現地の正確な状況を国民に知られるのがいやなのか、マスコミに対してさえ「行くなら何があってもしらん。」と脅している。
(2004/04/21)

重量級回転ドア

 東京の有名ビルで回転ドアに子供が挟まれて死亡する事故が発生した。この種の事故は、最近あちこちの大きなビルで起きているらしい。これについて、マスコミその他では、相変わらず「安全基準ができていない。」「センサの設定が間違っていた。」等の見解を言いたてている。しかし、私には、もっと別の根本問題があるように思える。
 そもそも、人がしょっちゅう出入りし開け閉めするドアが1.5tもある、そのこと自体の不合理性を問題にしないことがおかしいと思われる。このドアの設計者の力学的センスが問題である。巨大な城門などは何トンもあるものもあるであろう。しかし、この種の門は、人が通る度に開け閉めするものではない。普段は閉まっていて、いったん開けたらしばらくは開けておく。更に、通常、人が通るのは「通用門」という小さな門である。
 軽いドアならば、人が挟まれそうになったりした場合、人力で簡単に止めることができる。しかし、1.5tもあるドアは、動かすのにもなんらかの動力が必要であるし、何かあったときに人手で瞬時に止めることは不可能である。そのことの異常さを感じない技術者は、技術者として失格であろう。
(2004/04/08)

「らしさ」とは

 「男らしさ」「女らしさ」「学生らしさ」といった「らしさ」を言う人が結構いる。しかし、この「らしさ」という概念はかなり胡散臭い。そもそも、「〜らしさ」という言葉で表そうとしている事柄は何か不明である。もし、「男らしさ」などというものが「男」に本来的に備わっているのであれば、改めて言う必要はないものであろう。また、「男」が平均的に持っている性質であるとすると、「男らしさを持て。」と「男」に言うことは、「平均的になれ。」と言っていることになり、そんなことは個人の問題であり、他人からとやかく言われるような問題ではないはずだ。もちろん「平均的でなければ生き難い。」という問題があるかもしれないが、それは個人がそれを受忍するかどうかの問題である。さらに、「男らしさ」を「男が守るべき規範」と考えるならば、それは「らしさ」などという曖昧な言葉で言うべきことではないであろう。しかも、「守るべき規範」というならば、それは「人間として」であり、「男が守るべき規範」と「女が守るべき規範」に大きな違いがあるとも思えない。とすると、「男らしさ」と「女らしさ」という言い方は無意味になる。結局、「らしさ」というものはそれを説く人にとっての都合による非常に恣意的なものでしかない。
 どうも、「らしさ」を説く人は、自分のもっている(多くの場合古い)イメージに人を押し込み、ものごとを単純化したいのではないか、としか思えない。この「単純化」の傾向は、最近の若い人に特に強いが、社会全体にも蔓延する傾向にあるようだ。 しかし、現代は、「らしさ」などという、単純な枠で人を支配することが(個々の人の人権や個人の自由という観点から)合理的でないから止めよう、という基盤に立っている社会なのだ。
(2003/12/20)

人間の頭髪の不思議

 朝通勤途中で信号待ちをしていると、筆者の前をストレートヘアが腰近くまである女性が自転車に乗ってゆっくりと横切って行った。それで、ふと考えたのであるが、人間というのは妙な動物である。頭以外にはほとんど毛が無いのに、頭の毛だけはやたらと長い。この長さは、ものに引っかるなど生存には多分有害なのではなかろうか。頭髪もある程度の長さまでは、頭部を外傷から守るという機能があるであろうが、腰まである必要はなさそうである。とすると、なぜこんなものが遺伝的に残ってしまったのか。
 筆者は次のように考えるのだが、妄想をたくましくしすぎであろうか。人以外の動物の場合、生存に不利な形質を持つ個体は淘汰されて次第に消滅するであろう。しかし、人間は巨大な脳のおかげでこの無用の長物をうまく処理(例えば短く切る、適当に折り畳んでまとめるなど)して、不利を克服する方法を考案することができた結果、長い頭髪が生存にほとんど影響しなくなったのではないか、と。あと、人間が樹上生活から平原へ生活の場を移したことも関係ありそうである。樹上では長い頭髪は木の枝等に引っかかって危険であるが、平原ならばそんなに問題にならない。
(2003/08/29)

正々堂々と暴力的喧嘩をする/させるバカ

 よく、ドラマなどで男同士が殴りあいの喧嘩をして、それが終わったらなんだか納得したような顔をして、肩を組んで去ってゆくシーンがある。これは、筆者には全く理解できない。
 学校の先生などが、喧嘩をしている生徒同士を殴り合わせて、それで決着がついたものとしてしまい、それを素直に受け入れる生徒を潔しとし、納得しない生徒を叱る。さらに、「卑怯な手を使うな、正々堂々とやれ」などと言う。筆者の偏見かもしれないが、特に体育系の熱血教師にそんなバカ者が多いように思う。
 そもそも、暴力の行使でものごとの決着がつくはずがない。争いが起きた原因をよく調べてそれぞれの正当/不当な点をちゃんと認識させて、お互いに納得させることが無ければ、必ず遺恨を残すことになる。もし、暴力による決着をよしとするならば、生徒に「争いは暴力で勝ったものが正しい」という、ものごとの理非曲直を無視した暴力主義を教えることになる。また、暴力による喧嘩において「卑怯」とか「正々堂々」とか言うのも噴飯ものだ。暴力による喧嘩に卑怯もへったくれもない。喧嘩はスポーツではないのだから。暴力をふるい始めた時点で、物事の理非曲直を棄ててしまっているのだから。
 このての教育を喜ぶ親も結構いるようだが、そんな親は、暴力によって服従させることが教育だと思っているふしがある。そして、上記のような決着を「男らしい、潔い」ともてはやす。こんな下らない「男らしさ、潔さ」などドブに棄てるべきだ。こんな教育をやっている親がいる限り、物事の理非曲直でなく暴力で勝ったものが正しいと思う子供は無くならないだろう。
(2003/08/24)

進化問答

進化についてのある人との議論。
(2003/07/21)

短絡思考/指向

 中学生が幼児を殺害したとして補導された。これを聞いた鴻池祥肇青少年育成推進本部副本部長が「犯罪者の親を市中引き回しの上、打ち首にすればいい。」などと発言した。
 このごろの少年の凶悪犯罪は、自分の行為の結果がどんな事態を引き起こすか、ということに思い及ばず、短絡的に行動に走ってしまっているように見える。いろいろな状況を考えて行動することができず、一つの側面だけの判断で行動する。この傾向は子供だけではないようだ。上記の鴻池氏など、最も多面的な思考が必要な立場にあるのに、単純に上記のような短絡的な発言をするのでは、凶悪犯罪を犯す少年と大して違わない同氏のような人間が青少年育成推進本部副本部長などという役についているのでは、現在の複雑な状況を多面的に考慮して行動できるような、まともな青少年の育成ができるとは考えられない
 どうも、最近の傾向として、複雑な状況を強引にぶった切って単純化してしまおうとすることが多いように見える。一見、歯切れが良くて気持ちが良いが、これでは、昔、無知ゆえに物事を大雑把にぶった切って判断してきた愚を反省し、より正確な状況認識の下に木目細かい対応をしようという現在の社会の方向とは逆行することになる。
 このことについては、最近の朝日新聞で推理作家の高村薫氏も「粗雑な言葉、粗雑な思考は、中間の複雑な条件を全部取っ払いますから結論しか残らない。それが、極端な考えを生む大きな原因だ。みんな別に戦争は好きじゃないけれども、途中の複雑な条件を勘案することができないから、ぱっと結論のところへ行く。朝鮮半島情勢が緊迫しているから北朝鮮はけしからんという単純な結論になる」「要するに、言葉に行きつく。複雑なことを考える思考能力が危機に瀕している。だから感情論にしかならない。鴻池さんだって12歳の少年が事件を起こして、感情でけしからん、と思ったのでしょう。これを言ったらどうなるかということが考えられない。これを言うことが大変に教育的配慮を欠いたひどく極端な意見であるといった自制が働かない」と述べている。
 筆者もかってインターネットのとある掲示板で、ある若い(と推察される)人と論争したことがあるが、「水も氷もどちらもH2Oだから同じだ。」という主張をするので、「それは分子組成として同じだけれども、物理的性質はまるで違う。1kgの氷で殴るのはたやすいけれど、1kgの水で殴るのは難しい。ものごとを一面だけでみるのは拙い。」と言ったら、反論に窮したのか、おふざけで誤魔化し始めてしまった。複雑なものもある面では単純であるけれども、その面だけで単純にぶった切ってしまい、複雑な面を受け入れる力が無くなっているのか。
(2003/07/12)

宗教についての議論

 筆者の宗教についての視点
筆者としては宗教は「嘘も方便もっと言えば「麻薬」と同類のものと思っている。
(2003/07/05)

玉ちゃん騒動と一部の動物愛護?団体

 アメリカが今にもイラクを武力攻撃しそうな状況で、やや些細に過ぎる話題とは思うが、東京の川に紛れ込んだアゴヒゲアザラシを捕獲して海に放そうとする一部の(動物愛護?/自然保護?)団体と地元の争いが報道されていた。筆者には、どうも上記の団体の独りよがり、あるいは正義面」が気持ち悪い。今、アメリカがやっていることと似ている。「自分は絶対正しい。」「正しいことのためには何をやってもよい。」というような考えがにじみ出ているように感じられる。たかがアザラシ一匹に大騒ぎをして住民登録までするのもばかげているが、希少種()にも入っていないアゴヒゲアザラシ一匹が偶々紛れ込んだ川で仮に飢えて死んだとしてもそれこそ「自然の摂理」であって、川を汚して(ホタテ貝を放り込んでいた)まで人為的に手を加える必要もないであろう。それに、実際、テレビなどで見る限り当のアザラシはそんなに弱っているという印象は無いし。この動物愛護?団体のやっていることは、ばかげているのを通り越して不愉快である。

()「種」に関しては、「絶滅種」「絶滅危惧種」「危急種」「希少種」そして「(普通の)種」の段階がある。
(2003/03/17)

ツェノンの詭弁

 ツェノンが昔提出した「アキレスと亀」の詭弁を未だに「パラドクス」と思い込んでいる人が結構有名な哲学者や、科学者にもいるようである。下のページは「アキレスと亀」について、あるMLで論争した記録である。
アキレスと亀というパラドクシカルな命題について
(2002/11/9)

日本代表

 スポーツする人達はどうして勝手に人の代表になりたがるのだろう。ワールドカップから少中学校のスポーツ部まで、何かというとその所属集団の代表を名乗る。しかし、私は、例えば、ワールドカップ日本代表と名乗る人たちに私の代表になってくれと頼んだ覚えは無い。ワールドカップ日本代表選手団が代表しているのは、高々彼等を応援している人達であろう。もし厳密に考るならば、彼等選手が代表するのは彼等を輩出したプロサッカーチームの構成員の集団でしかない。ましてや、私のような、サッカーに興味の無い人間の代表であるはずがない。むしろ、「勝手に代表してくれるな」と言いたい。にも関わらず、彼等とその取り巻きの人々は、彼等が「日本国民全体の代表」であるかのように振舞っていた。
 中学のとき、野球やその他のスポーツクラブの選手が、母校を代表しているのだから他の在校生が自分たちを応援するのは当然という顔をし、周りの人たちも応援しない連中を敵を見るような目で見ていた。
 国籍や所属には依らず、スポーツ選手の人間技とは思えないプレイや精神力には感動し応援もするが、勝手に私の代表になって欲しくない。
(2002/7/6)

地球規模の視点からの宗教

 最近、いろいろな地域での宗教が絡んだ争いを見るにつけ、宗教は人類の幸福に役立っているのか?という疑問がわく。昔、情報の伝わり方も人の移動も非常に緩慢で量的にも少なかった時代にできた宗教という思考・信念の形態は、そのような時代において、他の集団との接触が少ない状態では、その集団に属する個々人の幸福には役立ったかもしれない。しかし現代のような何もかもが地球規模で瞬時に動く時代には、宗教はむしろ害の方が多いようにも思える。
 宗教の特性の一つはものごとの「善悪」あるいは「正邪」を言うことである。これが問題である。(科学でも「正しい/正しくない」という言い方はするが、科学での「正しい」とは宗教上で言うそれとは異なり単に「現象と合い、論理的に他と整合性がある。」という意味であるので、「科学も正しいかどうかを言うではないか」との反論は的外れである。)。  「善悪」は、価値観に基づく。価値観は価値評価主体の存在が前提であり、評価主体により「善悪」は全く逆になったりする。そんなものが世界共通の規準になりようがないのは明らかだ。もう一つの特性は、多くの宗教が、不可知なものを出発点としていることである。「不可知」であるということは、「検証」を受け付けないということであり、これがそれぞれの宗教間の歩み寄りや理解を阻害し、「自分の信じる宗教だけが正しく他は間違いである。」という思い込みからの脱却を困難にしている。特に、「唯一全能絶対の神」を持つ宗教は教義に現実にそぐわない点があっても、教義自体を疑うことを拒否するので害が多い
 上記、二つの特性が組み合わさることにより、現代において宗教同士が他を否定するという構図を作り上げ、宗教的な争いの原因を作っている。少なくとも大部分の宗教についてはその「使い方の問題」というよりも、地球規模で見た場合に根本的に不都合な部分があると思われる。「宗教」は「人間」が生きやすくなるためるに「人間」が造り出した「考え方」の一つに過ぎない。
 地球規模の総体的な幸福を考えるとき、そろそろ、宗教に頼るのは止めた方が良いのではないか。
(2002/4/9)

科学は人を苦しめる?

 昨日、女房が見ているテレビの中で、武田鉄也が科学好きの生徒に「科学も良いが、人間に非常に役に立ったのも科学だが、人間を最も苦しめたものも科学だということを認識しないといけない。」というようなことを言っていた。こういう見当はずれの認識をさも正しいかのように放送するのは困ったものだ。科学は人間が得た力の一つに過ぎない。科学が人間を苦しめたのではない。人間を苦しめたのは人間である。特に、自己の利益あるいは自分の属する狭い集団だけのために動くような一部の政治家や軍の支配者あるいは宗教家、企業家達ではないか。そのような輩が科学という力を振りかざすとき人々にはかり知れない苦しみを与えてきたのではないのか。
 一部の政治家が政治権力という力を悪用して数え切れない人々を苦しめてきたからといって、政治権力自体を非難しても始まらない。科学が強力であることを非難するなら、政治権力が人を殺す法律をも作れることを非難することにもなる。力があることとそれをどう行使するかの問題を混同してはいけない
 それともう一つ、非常に重要なことであるにも拘わらずあまり認識されてないことは、科学を何か不自然なもののように考えている人が多いようだが、科学は人間の脳の構造に根ざした、人間にとって極めて自然な、言うならば「非常に(こういう言い方は好きではないが)人間的な」ものなのだ
(2002/3/29)

力学的感覚

 先日、本学で「ものづくりシンポジウム」というものが開催された。そこで講師の先生がある装置をわざと故障状態にして学生にその故障を見つけさせるということを実際にやらせていた。
 こういった場面で問題になるのは、最近の若者の力学的・物理学的感覚である。ものの動きや装置の力学的性質について抽象的には理解していても感覚的に理解していない。こんなことがあった。自動車好きの学生に「車のドライブシャフトはものすごく丈夫だね、よくねじ切れないもんだ。」と言ったら「ねじ切れないように設計してあるんでしょう。」と答えた。そんなことは分かりきったことである。普通の乗用車のドライブシャフトは高々直径4cm程度のものである。これで、直径60cmくらいのタイヤ回すわけで、ギヤをロウに入れてグッとアクセルを踏むと普通の乗用車でもタイヤをスリップさせることができる。このときにどんなすごいねじり応力(せん断力)がドライブシャフトにかかるか思い浮かばなくてはだめである。60cmの円盤に4cmの軸を付けて、子供に円盤を持たせて、自分が軸をねじってみる場合を想像してみればそんな細い軸で円盤を回すのがいかに大変か。まして、タイヤには200kgw以上の荷重が掛かっていて、ゴムと地面の摩擦は相当なものであろう。こういったことが実感として感じられないような技術者は心配である。
(2002/3/25)

代理母(代理出産)

 代理母(ここでは、厳密に言うと「代理出産(妻の卵子と夫の精子の受精卵を別の女性の子宮内に着床させて育ててもらうこと)」を指す)の事実を担当医師が発表して問題になっている。多くの論調は、代理母について批判的である。曰く「女性を道具にしている。」、曰く「生まれてきた子供にどう説明する?」など。さらにはクローンに対する反応と同様の「生命を弄んでいる。」。
 代理母が「女性を道具にしている」のは事実である。しかし、それを批判するならば、次のような場合はどうであろうか。仮にある夫婦がいて、夫は子供が欲しいと考えており、妻は欲しくないと考えていたとする。夫が妻に「子供を産んでくれ。」と要求するとしたらこれは「妻を子供を産む道具として考えている」ことにならないのか。「妻」ならばそれが妥当だとすることに疑問は無いのだろうか?子供が欲しいならば「養子」という手もあるはずである。自分の遺伝子を残したいのであれば、クローンと言う手も近い将来可能になるであろう。夫と妻だけの話ではなく、いわゆる「跡取りを生んでくれ。」と言った類の話はゴマンとある。これらは、今回の代理母ほどの非難はされていない。これは片手落ちではないだろうか。
 むしろ、「代理母まで頼んで自分の遺伝子を残す」ことに固執する精神構造あるいは社会にこそ、問題があると思う。
 現在のところ、「子供を生む。」ということは女性にしかできないことなので、代理母であろうと普通の母であろうと、必然的に「女性は子供を生む道具」という一面をもたざるをえない。これは、いかに美辞麗句を並べても覆い隠すことができない事実なのだ。だから、「女性を道具にしている。」という批判は筋が通っていない。「女性を道具にしている。」と批判する人達は人工子宮ができて女性に頼らずに子供を作れるようになったら、よしとするのだろうか、そうは思えない。
 もちろん、人類という種を存続するために、生まれつき「子供を生む」という役目を担わされた性をいかに支援するかという問題は重要であるが。
 「生まれた子供にどう説明するか。」と言う問題は、高々、「養子に自分の出生をどう説明するか。」と言う問題と本質的に変らないと思う。これもクローンの場合と同様で、むしろ、「代理母から生まれた人は異常だ。」という偏見やそれに起因する差別の方が問題であろう。「どのような生まれ方であろうと、人間の遺伝子をもって、人間としてのコミュニケーションができる者は人間だ。」ということは平等を謳う社会の基本であろう。
 「生命を弄んでいる。」という批判は、全くの見当はずれだと思う。上記の医師はごく真面目に子供が欲しい夫婦のことを考えているので、「弄ぶ」などという概念とは無関係である。

 最後に残る問題は、「生みの母」と「遺伝子の母」との関係および心の問題であろう。しかし、この問題は通常の養子の場合よりも深刻ではない。なぜならば、代理母と子の間には遺伝子的なつながりはないという認識が双方にあり、養子の場合のような「生みの母との血のつながり」ほどの関係の強さはないと当事者は感じると予想されるからである。したがって、もし問題が起きたとしても「代理母」を依頼した/引受けた者同士、当初の合意・約束に従うのが当然であろう。ただし、代理母になる/依頼することによる結果がどのような事態を生む可能性があるかについては充分なコンセンサスが必要である。逆に言えば、代理母よりもむしろ、養子をもらう場合や子供を持っている者が再婚する場合などに起こってくる事態に対して、現在、充分なコンセンサスを確立する手順を踏んでいるのか・・・、よく聞く、再婚相手の連れ子の虐待などを考えると疑問が多い
(もちろん、「代理母」に金が絡んでくると、いろいろな弊害が出てくる可能性はある。しかし、金が絡んで弊害が出るのは「代理母」に限ったことではない。また、医学的な危険性については現段階ではあるかもしれないが、いずれ克服されるであろう。)
(2001/5/30)

原子力潜水艦と練習船の衝突(追)

 13日に「民間人に一部操船をやらせたのではないかとの疑いもある。書いたが、疑いが的中したようだ。また、「訓練」ではなかったことも明らかになった。それでも、米軍関係者は「事故原因ではない。」と言いはっているようである。
 おまけに、国際問題になるような重大事故の知らせを聞いてもレストハウスで待機するという最低限のこともせずゴルフプレーを続けた上、「何が問題なの?私は職務を全うしましたよ。」と豪語したご人のゴルフ会員券は、他人に費用を払わせて自分名義にしていたものだそうだ。こんな人間が日本の代表なのか・・・。
(2001/2/16)

原子力潜水艦と練習船の衝突

 ハワイで起こった原子力潜水艦と練習船の事故の報道が盛んにされている。その中で気になるのは、報道の中心が潜水艦の乗組員が救助活動をしなかったことと、それに対する潜水艦の専門家のコメントと、「注意が足りなかった。」という視点ばかりが多いことだ。
 確かにそのことも重要であるが、もっと問題は、なぜ、民間の船舶が多数航行しているあの海域で緊急浮上という危険なことをやったかである。潜水艦長によれば、「緊急浮上訓練をしたとのことであるが、これは嘘だと思う。聞くところによると、民間人が乗っていたという。通常、民間人を乗せた状況で、「訓練」ということをやるだろうか?多くの軍事評論家も、「デモンストレーションではないか?」といっている。もっと疑えば、民間人に一部操船をやらせたのではないかとの疑いもある。このことは、つい数日前に大分県での米軍の演習で、米軍が、見学にきた日本の民間人に榴弾砲の引き金を引かせて問題になっていることからもあながち根拠の無い疑いとは言えないと思う。
 さらに意地悪な見方をすれば、現在、大々的に海面の捜査活動が行われているが、これとて、「最大限の努力をして救助活動をやっているのだ。」というジェスチャーに見える。練習船の船長によれば、船は数分の内に沈没したとのことであり、行方不明者が船内に閉じ込められている可能性は非常に高いはずだ。したがってあれだけ海面を捜査しても漂流者が見つからない以上、かなりの困難が伴うとしても早急に沈没した船を引き上げることに全力を尽くすのが合理的な判断だと思う。そのことを、総理や外務大臣も強く米国に要求するべきだと思うが、知らせを受けても安穏と友人とのゴルフを楽しみ「私がばたばたしてもしょうがないから官邸に駆けつけなかった。」と言い分けをするような総理では期待薄である。(こんな首相が、一方で、国民に愛国心を説くのだから、国民をそうとうナメた話である。)
(2001/2/13)

読書

 テレビのある番組で、読書について取り上げていた。その中で、飯島愛が「私は図鑑や辞典が好きで、読み始めると1日中読んでいることがある。」と言ったところ、渡辺正行が図鑑や辞書を読むのは読書とは言えないというような態度をとった。なるほどそうか!と思った。私も子供のころ、理科の図鑑が好きで図鑑を読みふけっていたが、国語の時間に「図鑑や辞書を読むのは読書ではない。」と言われ先生に反感をもったのを思い出した。そう言った種類の読書を読書として認めない風潮も私を国語嫌いにした一因である。
 小学校にしても中学校にしても読書というのは、「読んで感動の涙を流すようなもの」という固定観念が先生にあったように思う。しかし、私が図鑑を見ているとき、「ヘーッ、この機械はこんな仕組みになっているのか!」とか「体の中はこんなになっているのか!」といった、「分かること、知ることの感動」を体験していたと思う。国語教育が、その種の読書を読書として認めないものであるらば、国語教育は偏狭な固定観念に毒されているといわざるをえない。
(2000/11/26)

人の命は重い?

 NHK教育テレビで「10代に聞く・少年犯罪をどう思いますか?」という番組が放送されていたが、その中で、「なぜ、殺人・自殺はいけないか。」という話題があった。そして、識者達が、「人の命はなによりも重いものだから・・・。」というような理由を根拠に文学的とも言える意見を述べていたが、どうも的外れに思えてしかたがない。「人の命の重さ」などということは一つの価値判断であり、ものごとの価値判断ほど、あやふやで立場によってどうにでもなるものは無い。そんなものを根拠に「殺人・自殺」を否定してみても、ほとんど説得力は無いと思う。
 そもそも、「殺人・自殺」をしてはならないのは、それが」という生命について決定的に不可逆的な事態を引き起こすからである。この厳然たる事実に根拠を置かなければ、説得力のある説明はできないであろう。
 もし、「死」が可逆的な現象ならば、「死」の重大さは無くなるし、縁者の悲しみも無くなるであろう。「死」が重大なのは正にこの「不可逆」という一点にある。それが、殺人・自殺の重大さの根本にある。生きることに何らかの文学的理由付けをしたがる人達から「そんな単純なことか?」とバカにされそうだが、人が生きることそのものに「理由」は無いのだ。では、「なぜ生きるのか?」といえば、「生きるようにできてしまったのが生物だ。」としか言い様が無い。もちろん、ある個人が死ぬことによって、悲しむ人々や困る人々が居るかもしれない。しかし、それも「死が不可逆である」ことの裏返しでしかない。
 「殺人・自殺」をしてはならないということの説得・教育は徹底してこの「死の不可逆性」を教え込むことから始めなければ効果が無いと思う。人が、生きているとき、喜び、悲しみ、笑い、そしていろいろなことに興味を持ち、いろいろな行為をし、いろいろな人間との関係をつくり、いろいろなものを創造し、・・・といった生きているときに行なう/行なうであろう、あらゆることが、「殺人・自殺」によって不可逆的に断たれることになる。そのことの認識なくしては説得力のある議論は成り立たない。
(2000/11/25)

叙勲

 秋の叙勲のシーズンがやってきた。今年も、政治家や公務員の男性が主な叙勲の対象になっている。いいかげんにこんなものはやめたらどうかと思う。自民党の亀井議員(あまり好きな人物ではないが)でさえも、「人の人生に順位をつけるようなことは好ましくない。」と言っている。ところが、どこかの電力会社か何かの社長だった人が「安易に止めるのはどうかと思う。順位をつけるのは徒競走などで順位を付けるのと同じで問題ない。」というような発言をしていた。あきれた話しである。この人はスポーツ競技と個人が社会に対して行った貢献とを同じと考えているらしい。ばかげた話である。スポーツ競技は初めからある一つの尺度で順位を付けることを前提にしたものであり、社会に対する貢献は順位を付けるためにやっているのではない。そんなことも分からないのだろうか。
(2000/11/8)

スポーツは不健康かつ不健全

 オリンピックを見ていて感じるのだが、スポーツは健康的かつ健全なように言われているのが不思議である。少なくとも「競技スポーツ」は肉体的にも不健康(怪我や故障だらけ、果ては、薬物使用など)そして精神的にも不健全(勝負に拘るあまり、姑息な手段や不自然なルール変更など)に見える。もちろん、選手の人間技とは思えない技術などに驚きはするが、ハイテクを駆使した水着やランニングシューズなど、そんなもので記録が上がったとして、(科学的な意味を除いては)少なくとも「記録」という意味では、意味が無いように思う。
 おまけに、「国を代表し国を背負った選手」は重圧に歪んだ顔をしていて健康や健全とは程遠い。応援する方も変である。選手の美技や超絶した技巧に驚き賞賛するという楽しみだけでは満足しない。勝つことに拘りすぎ、負けると悪いことをしたかのように責める。スポーツをもっと選手個人の手に返すべきだ。この意味では、高校野球も「監督」という大人がしゃしゃり出てきて、選手をロボットのごとく支配する。「高校野球」を生徒だけの工夫と協調によってのみやるようにしたら良いと思うが、「そんなことをしたら勝てない」と言う。ここにも「勝つことにしか価値を見出せない」不健全な精神が見え隠れする。こんなことをやっているから、稚拙でも良いから、自分達なりの創意・工夫で少しでもチームの力を向上できたという喜びを感知する能力を圧殺しまい、「偉い人の言うことを聞いていれば良い。」という精神構造を作ってしまうのではなかろうか。
(2000/10/1)

「マニュアル」と受験勉強

 雪印乳業のいろいろな問題点が話題になっている。昨日も、同社のある工場で停電があり、その間放置された牛乳に黄色ブドウ球菌が発生したものをそのまま製品にしてしまい、毒素が残ってしまった件について報道していた。
 ある新聞には、そうした(停電などが起きた)ときのマニュアルが無かったことを非常に大きい問題として取り上げていた。しかし、これは違うのではないか。確かに、いろいろな事態に対処するマニュアルは必要である。しかし、事故というものは往々にしてマニュアルが無いところで起きる。あらゆる場合を想定したマニュアルなど作れない。重要なことは不測の事態に陥ったときに、起きている状況を正しく把握して原理原則に基づき最悪の事態を予測できることである。上記の例でも、牛乳を3時間も細菌の繁殖し易い温度で放置すればどんなことが起き、どうしなければならないかは、ちょっと考えれば解ったはずである。マニュアルに頼りすぎると、こういったマニュアルにない状況に陥った場合に思考停止してしまう。これは、以前にあった核燃料会社の事故の場合にもあてはまる。まず、「核燃料混合装置がどうしてあんな形になっているか」といった原理的なことを理解していれば、ばかげた「裏マニュアル」などできることはなかったであろうし、また、「裏マニュアル」に盲目的に従って事故に至ることもなかったはずである。
 これらは、どうも受験勉強が原因のように思われる。小学校の、いや、幼稚園のころから、「問題の解き方=マニュアル」と「それに盲目的に従って解く」ことばかりを教え、根本原理に立ち戻って「なぜか」を考える姿勢を失わせている。これでは、「マニュアルが無ければなにもできない/マニュアルがあれは何でもしてしまう」人間を作ってしまう。
(2000/8/25)

「厚い視線」?!

 かなり以前から気になっているが、最近の若い人は「熱い」と「厚い」のイントネーションが同じになっているようだ。つまり、両方とも「あ/つ ̄い」(「あ」と「つ」の間は音程上昇「つ」と「い」の間は音程一定)と発音する。このイントネーションは「厚い」の方であって「熱い」の方は「あ/つ\い」のはずであり、NHKのアクセント辞典にもそのように書いてある。とろこが、当のNHKアナウンサーでさえ、「熱い視線」を「厚い視線」のイントネーションでしゃべるので、聞いていて気持ち悪い。つい「何センチの視線や?」と突っ込みを入れたくなる。
(2000/3/13)

太田大阪府知事の土俵立ち入り

 太田房江大阪府知事が大相撲の土俵に上がることを相撲協会が「伝統文化」という理由で拒否した。府知事も「今回は」との条件付きではあるがそれを受け入れたようだが、愚かなことだ。これまでに、「文化」の名の下にいかに多くの差別がまかり通ってきたか。このことを考えれば、多少無理をしてでも土俵に上がることを実行して欲しかった。今回の譲歩により、「文化」という理由での差別を少しでも減らすよい機会を逃し、逆に「『文化』なら差別も通る」前例をまた作ってしまった。往々にして差別は文化として我々の前に現れるのだから、「文化だから」などとという言い訳で差別の温床を許してはいけない。
(2000/3/1)

再び臨界超過事故について

 東海村の核燃料工場での事故については、10月2日以降のニュースを聞くにつけ、あきれかえってしまう。安全性を無視した「ウラマニュアル」などというものがどうして存在し得たのか。また、科学技術庁等の関係者の発言で「原子力発電所以外のところで臨界量に達する可能性については想定していなかった。」などと言っているがどこからそんな結論が出てくるのだろう。核燃料工場においても当然人間はミスをするし、もし、悪意を持った者が、核燃料を勝手に操作したらどんな事になるか等を考えなかったのだろうか。核燃料を重油と同じように考えているのだろうか。既に書いたように、核燃料工場などでは、臨界量を超えさせようとしてもできない仕組みになっていなければならない。そうでない施設を認可した科学技術庁の責任は重い。さらには、しゃにむに原子力発電を押し進めるため、原子力発電所の安全性だけに金を掛け安全性を宣伝してきた政府の責任も重大だ。そのため、付帯する施設の安全性が無視され、こんな事態を招いた。
(1999/10/4)

臨界量超過

 茨城県東海村の核燃料工場で全く信じられないような事故が起きた。核燃料が臨界量に達して制御不能の連鎖反応が起きたのだ。幸い、液体だったのでネガティブフィードバックが掛かって大爆発には至らなかったが、ぞっとする話だ。核燃料を原子炉以外のところで臨界量以上に集積してはならないということは、核燃料を扱う上で基本中の基本、鉄則の中の鉄則のはずだ。だから、そういった工場では、仮に人間がミスを犯しても、あるいは故意に臨界量以上を集積しようとしても、そうならないようにしてあるべきだし、そうなっているものと思っていた。ところが全くそのような仕組みはなかったようである。恐ろしい話だ。核燃料を瞬間的に臨界量以上に集積して連鎖反応を起こし巨大なエネルギーを発生させるのが原子爆弾なのだから。
 それと、この事態を報道するマスコミなどが「放射能漏れ事故」と呼んでいるが、止めてもらいたい。事態を矮小化することになってしまう。事態は「放射能漏れ」といったなまやさしい言葉でよばれるようなことではなく、ミニ核爆発事故とも言えるような、もっと、根本的に深刻な事態なのだ。
 科学技術庁長官の「(事故を起こした当事者は)技術者としてのモラルに問題があった」とのコメントはいただけない。むしろ、当事者の根本的な認識の間違いとシステムの設計ミスの問題だろう。認識やシステムの設計ミスの問題をモラルの問題にすりかえてはならない。上に述べたように、「臨界量超過は起こそうとしても起きないシステム」になっていなければならない。
(1999/10/1)

クローン

 ドリーというクローン羊以来、クローンについて、いろいろと問題になっている。特に、農水省が、クローン技術による肉類をそれと明示せずに売ることを許している。これは、なぜだろう。なぜ、個々の消費者の選択の自由を奪うのだろう。何を好むかは個人の自由だと思うのだが。情報公開が叫ばれている昨今、なぜこんなことがまかり通るのであろうか?ちゃんと公開して消費者の選択の自由に任せればよいと思うのだが。
 上記のようなことを書くと、クローン反対のような印象を持つ人もいるかもしれないが、私自身は、なぜクローン技術がこんなにも忌み嫌われるのかも分からない。妙に怖がる人もいるが、これまで、動物や植物で無数の掛け合わせが行われて、新種の動植物が作られてきた。これには何の疑問も抱かずに、クローンを恐がるのでは、支離滅裂といわざるをえない。掛け合わせの場合、できてくるものはもとになった二つの親とは異なる遺伝子を持つ訳で、これこそどんな危険な生き物ができるか分からない。クローンの場合、既に存在する親の遺伝子をそのまま持った生き物であるから、むしろ得体が知れている訳であり、それをどうして怖がるのであろうか?確かに、まだ、技術的に未熟な面があるが、これはクローンそのものの問題ではない。
 人間のクローンにしても、もし技術が確立すればそれほど問題があるとも思えない。避妊をしたり人工受精をしたりするのとどこがそんなに違うというのだろう。ただの、年の違う双子にすぎないのに。もちろん、同じ遺伝子を持った人ばかりになるといろいろと問題が出てくるが、そうでなければなにがそんなに問題なのであろうか?
 クローン人間を嫌がる人は「クローン人間は正常な人間でない」と考えているふしがある。ここが根本的に間違っているのではなかろうか。どういった手段で生まれてこようとも人間の遺伝子をもち人間とコミュニケーションができれば人間だ、とは思わないのだろうか?これは、人種差別と同根の問題を含んでいるように思える。そして、農水省のお役人も「クローンは正常でない」と思っていて、「国民には隠しておかなければ」と考えているのだろうか。
(1999/9/22)

「こうかーっ!?」と「でしょ?でしょ?」

 またまたコマーシャルの話題だが、「ごんぶと」のコマーシャルで、最後に岩下志麻が「こうかーっ!?」と叫んでうどんをすするシーンは岩下志麻の爬虫類的な表情がとにかく可笑しい。見るたびに吹き出してしまう。これが可笑しいのは一つには、通常、麺類をすするときにはうつむいてすするのだが、このコマーシャルでは真正面を向いている。これが普段みることができない状態なので非常に奇妙に見える。
 話は変わるが、化粧品のコマーシャルで「でしょ?でしょ?」と言っている「近づいても奇麗!」なお嬢さんが最後に目を開けるときに一瞬右の瞼が開くのが遅れる。気になりだすとそればかりに意識が行ってしまう。
(1999/9/20)

奇跡人間の都合

 先日、増水で川の中州でキャンプをしていた人が流された。そのとき、ある赤ちゃんを川の近くの住人が命懸けで助けることができたことが報道された。この報道で、記者かアナウンサーかがしきりに「奇跡がおこり」を連発していた。例えば宗教的な話で「奇跡」がよく出てくる。非常に都合よく希なことが起こったらさも神秘的なことが起きたように「奇跡」言い立てる。しかし、これは単に「自分に都合がよい」と言っているに過ぎない。事象に対する非常に身勝手な人間の解釈でしかない。不都合なことが起こったら神秘的とは思わないのか、「奇跡」とは言わない・・・それが「奇跡」と呼ばれる事象と同程度に希と考えられることであっても。
 実は世の中に起きるどんな事象も同程度に希で奇跡的なものだということに気が付いていないのではないか。
(1999/8/18)

野球放送

 高校野球のシーズンやプロ野球のシーズンは野球に興味の無い人間にとって不愉快な季節である。大分のような地方都市では、例えばAM放送はNHK1,2+民放1の3波しかない。これでNHK1と民放の両方が野球放送をしている。NHKはそんなに野球ファンに媚びる必要があるのだろうか?それだけならまだしも試合が長引いたからといって勝手に放送時間を延長する。TV放送でも、野球放送が勝手に延長されてVTRの設定時刻が合わなくなって尻切れとんぼの録画ができてしまう。これは、視聴者の権利侵害ではなかろうか。民放でも、妥当性を欠くやり方と思うし、NHKには「受信料を返せ」と言いたくなる。
(1999/8/18)

原子力発電のCM

 これもTVCMの話だが、「原子力発電の全電力に占める割合が40%あるから、(そのおかげで電力が安定供給されて文化的な生活を享受しているのだから)原子力発電に反対するのは不合理だ。絶対安全と言えないから、原子力発電に係わっている人々は真剣にその安全に取り組んでいる。(彼らも、我々と同じ血のかよった人間なのだ)」(丸括弧内は藤田の、勘繰りかもしれない)といった内容のものがある。これはちょっとおかしいのではないか。現在そうだからそれを認めろというならば物事の改善ということはありえない。そもそも、原子力発電がこれだけ増加したのは政府の方針があったからで、国民の大部分がそれを望んだかどうか怪しい。(政府が原子力発電を推進した目的は、資源の少ない日本に合うというより、原子爆弾を製造する技術と施設を温存したいということがあったのではないか)そして、その方針が、むしろ、他の様々なクリーンエネルギーの開発を遅らせる原因になったのではないか。
 「原子力発電に係わっている人々(特に現場の人々)が真剣にその安全に取り組んでいる」ことは事実であろう。しかし、それだから安全、とは言えないことは、先日の1次冷却水漏水事故やそれ以前に起きた事故からも明らかである。
 上記のCMは、原子力発電所の安全性の証明の問題を、そこで働く人々の人間性の問題ですりかえようとしているように見え、詭弁臭い感じがしてしかたがない。
(1999/7/18)

CM

 最近のテレビCMについて、天野祐吉氏はトライという家庭教師派遣会社のCMを巧いCMとしてあげていた。私も、このCMは印象に残っている。しかし、これが、家庭教師派遣会社のCMとして適切かどうかについてはよく分からない。むしろ、超ショートドラマとしてのできの良さに印象がある。特に母親と娘の配役が良いのと、母親に「(ガールフレンドは)いないと思う」と答えてその理由を聞かれたときの少女の「だって子供だもん!」という返事の演技は、母親に対して見せるちょっと生意気な少女の態度の感じが出て出色ものだし、その後の、うわさの家庭教師の到着に対する子供じみたはしゃぎ方のギャップも面白い。
 最近のCMで面白いのは、トヨタの「可愛いフリしてあのこ・・・」の市原悦子出演のものと、もう一つ、新車でガールフレンドとドライブの青年が、ガールフレンドが「恋しちゃうカモー」と言ったとたんに「ガーリ・ガーリ」とこすって「ママに買ってもらったのにー」とマザコンの馬脚を現して、「やっぱ、だめカモー!」と言われてしまうもの。前者は市原悦子ともう一人(若い女性)の表情が面白いし、後者は、ちょっと皮肉が利いていてこっけいである。この「やっぱ、だめカモー」は、ちょっとした我が家の流行語になってしまい、先日、上の息子が帰省して久しぶりに家族麻雀をした折り、「(いい牌が)入るカモー」とか「やっぱ、だめカモー」などと言い合いながらやってしまった。
(1999/3/23)

ホッとするとは

 出張のついでに息子の受験の合格発表を見に行った。大学の合格発表を見に行くのは、私自身の入試以来である。長男の時は郵送を待った。私自身の時を思い出すと、都会に出たことのない私には発表会場に行くまでの道がなかなか分かり難く(入試は発表会場と別の場所だった)、「やれやれやっと着いた」という気持ちが強くて、かなり平静な気持ちで見ることができたように思うが、自分の受験番号を探している時は息を止めていたような気がする。今回は、自分自身の時よりストレスが強かった。客観的データからは合格の可能性の方がずっと高かったのであるが、それだけに、「これでもし落ちたら息子はどんなに落胆するだろう、立ち直らせるのは非常に難しいのでは・・・」ということでかなりのストレスになった。そして、やはり番号を探す時は息を止めていたように思う。幸い、息子の番号と氏名を見つけることができてホッとしたのだが・・・。人間、緊張して何かをするときには息を止めることが多いので、その緊張が解けると自然と「ホッ」と息をする。「ホッとする」とはこのことなのだと悟った。もう、あんな気持ちは経験したくないものだ。
(1999/3/15)

理由の呪縛

 宮部みゆきの「理由」という推理小説が直木賞を取ったが、まだ、読んでいない。「理由」という言葉で思うのは、人は何と「理由」を知りたがる生き物であるか!ということである。何か(特に不都合なことが)起きるととにかく「理由」を知って納得したがる。もちろん、この性癖が、人間をこれほどまでに発展させた要因ではあるのだが。あるがままの事態をとりあえず受け入れるということができず、とにかく「なぜ?」を問う。しかも、性急に答えを要求する。「なぜ?」と考えることは、人間の発展にとって非常に有用であることは確かであるが、その答えを性急に得ようとするのは問題が多い。これが高じると、理由が解らないときに強引にそれをでっち上げる。全能/万能の神様を持つ宗教などはこの例だろう。その時点で理由が解らないことが起きると神様のせいにして納得する。この意味で、この種の宗教の役割は、「簡単に理由が分からないことの理由を探し続けて苦しむのを円満に終了させ、より生産的な方向に向かわせる」ということにある。しかし、今解からないことに安易な解決を付けず将来解決するべき問題として保持しつづけるということが無ければ進歩・発展は望めない。
(1999/2/26)

眼から鱗(ローレンンツ力の仕事)

 やや自慢めいた話であるが、数日前、高校生の息子が、「ローレンツ力の磁界は仕事をせんよなあ?」と言い出した。ローレンツ力とは磁界中を運動する荷電粒子が受ける力のことである。例えば磁界中を電子が走ると軌道が曲がることは、テレビのブラウン管の偏向コイルなどで利用されている。私は、そんなことを頭に浮かべ、電子の軌道が曲がるということは電子に何らかの仕事をしてるので、磁界は仕事をしていると答えたが、息子は「磁界が荷電粒子に及ぼす力は、荷電粒子の運動方向に直角だから、仕事をしていないはず」と反論する。考えてみれば確かにそうなのである。たいていの場合、物体が力を受けながら動くと仕事をされたことになるが、その先入観で判断してしまっていた。(実は、息子の学校の物理の先生もそのようである)
 これは実に虚を衝かれた感じであるというのは、私自身は30年以上も昔ではあるが、工学部の電気工学科出身で、学生時代マクセルの電磁界の微分方程式を何度も解き、ローレンツの法則も知っていたはずで、電磁気学については高校生などより遥かに良く解っている積もりであった。ところが、ローレンツ力についてエネルギー的に考えた記憶が無いのである。上記の事実は考えてみれば全く当たり前のことで(下の解説参照)あるが、「眼から鱗が落ちたような」を実感した。つまり、ローレンツ力とは、摩擦の無い束縛なのである。

[解説] ローレンツ力を、粒子の電荷をq、速度を磁界の磁束密度をとし、ベクトルの内積を「・」、外積を「×」で表すと、

  =(q×)/ζ

の形になる。つまり、力は速度にも磁界にも直交する。仕事は速度と力の内積

  
 =・(q×)/ζ
 =0(この場合直交するので0になる)

を時間で積分したものであるので、積分結果も0となる訳である。

[荒唐無稽な想像] もし2次元の世界があったらローレンツ力はどうなるのだろう?速度にも磁界にも直交する第3の方向は存在しないのだから。点電荷による電界は、(1/r)に比例することになるのだろうか?すると、点電荷から有限の距離のポテンシャルエネルギーは無限大になりそうである。
(1999/2/17)


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